JP2014052848A - フィスカルプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリーに記憶されたレシートへの印刷情報やフィスカル情報を改竄する改竄行為の痕跡を残すことが可能なフィスカルプリンターを提案する。
【解決手段】このフィスカルプリンターは、レシートへの印刷情報およびフィスカル情報の少なくともいずれか一方が記憶されるメモリー32、33と、ホールIC34と、メモリー32、33およびホールIC34が実装される回路基板10と、開口部40aを有し回路基板10が収容されるケース体40と、ケース体40の開口部40aを塞ぐようにケース体40に固定されるカバー部材41と、カバー部材41に取り付けられる磁性体43とを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、フィスカルプリンターに関する。
従来、販売取引に関する印刷情報をレシートに印刷して印刷後のレシートを発行する機
能と、販売取引に関するフィスカル情報を記憶する機能とを備えるフィスカルプリンター
が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のフィスカルプリンタ
ーは、レシートへの印刷情報が記憶されるEJ(電子ジャーナル)メモリーと、フィスカ
ル情報が記憶されるフィスカルメモリーとを備えている。一般に、EJメモリーおよびフ
ィスカルメモリーは、EJメモリーやフィスカルメモリーに記憶されている情報の改竄を
防止するため、黒色のエポキシ樹脂によって覆われている。
特開2010−134580号公報
上述のように、EJメモリーおよびフィスカルメモリーは、記憶されている情報の改竄
を防止するため、黒色のエポキシ樹脂によって覆われている。しかしながら、エポキシ樹
脂を削ってEJメモリーやフィスカルメモリーを露出させ、EJメモリーやフィスカルメ
モリーにアクセスすれば、EJメモリーやフィスカルメモリーに記憶されている情報を改
竄することが可能である。また、黒色のエポキシ樹脂やこれに類する材料は、比較的容易
に入手することが可能であるため、情報が改竄された後のEJメモリーやフィスカルメモ
リーを黒色のエポキシ樹脂等によって再び覆えば、改竄行為が行われたことの痕跡は残ら
ない。また、改竄行為が行われたことの痕跡が残らなければ、改竄行為が行われたことを
知ることができない。
そこで、本発明の課題は、メモリーに記憶されたレシートへの印刷情報やフィスカル情
報を改竄する改竄行為の痕跡を残すことが可能なフィスカルプリンターを提案することに
ある。
上記の課題を解決するため、本発明のフィスカルプリンターは、レシートへの印刷情報
およびフィスカル情報の少なくともいずれか一方が記憶されるメモリーと、ホールICと
、前記メモリーおよび前記ホールICが実装される回路基板と、開口部を有し前記回路基
板が収容されるケース体と、前記ケース体に固定され、前記ケース体の前記開口部を塞ぐ
カバー部材と、前記カバー部材に取り付けられる磁性体と、を備えることを特徴とする。
本発明のフィスカルプリンターでは、ケース体に収容される回路基板にホールICが実
装され、ケース体の開口部を塞ぐようにケース体に固定されるカバー部材に磁性体が取り
付けられている。そのため、犯罪者がメモリーに記憶されたレシートへの印刷情報やフィ
スカル情報を改竄しようとして、ケース体からカバー部材を取り外すと、ホールICの出
力信号のレベルが変化する。したがって、本発明では、ホールICの出力信号のレベルの
変化を記録することで、メモリーに記憶された印刷情報やフィスカル情報を改竄するため
にケース体からカバー部材が取り外されたことを記録することが可能になる。すなわち、
本発明では、ホールICの出力信号のレベルの変化を記録することで、メモリーに記憶さ
れた印刷情報やフィスカル情報に対する改竄行為の痕跡を残すことが可能になる。その結
果、本発明では、メモリーに記憶された印刷情報やフィスカル情報に対する改竄行為が行
われたことを知ることが可能になる。
本発明において、前記回路基板は、平板状に形成されるとともに、前記カバー部材に前
記回路基板の一方の面が対向するように前記ケース体に収容され、前記ホールICは、前
記回路基板の前記一方の面に実装されていることが好ましい。このように構成すると、回
路基板の他方の面にホールICが実装されている場合と比較して、ケース体からカバー部
材が取り外されたときのホールICの出力信号のレベル変化を大きくすることが可能にな
る。したがって、ケース体からカバー部材が取り外されたことを検知しやすくなる。
本発明において、フィスカルプリンターは、前記回路基板に実装され、前記印刷情報お
よび前記フィスカル情報の少なくともいずれか一方を前記メモリーへ書き込む書込み制御
を行う書込み制御回路を備え、前記メモリーおよび前記書込み制御回路は、前記回路基板
の他方の面に実装されていることが好ましい。磁性体が磁石である場合、磁石が発生させ
る磁気の影響で書込み制御回路が誤動作するおそれがある。しかし、このように構成する
と、回路基板の一方の面に書込み制御回路が実装されている場合と比較して、磁石が発生
させる磁気に起因する書込み制御回路の誤動作の発生確率を低減することが可能になる。
本発明において、フィスカルプリンターは、前記ホールICに電力を供給する電源を備
え、前記電源は、前記回路基板と別個に設けられた第2回路基板に実装されていることが
好ましい。また、本発明において、フィスカルプリンターは、前記ホールICからの出力
信号が入力されるとともに、前記ホールICからの出力信号のレベルが変化したときの日
時を記録するリアルタイムクロックを備え、前記リアルタイムクロックは、前記回路基板
と別個に設けられた第2回路基板に実装されていることが好ましい。このように構成する
と、電源やリアルタイムクロックが回路基板に実装される場合と比較して、回路基板を小
型化してケース体およびカバー部材を小型化することが可能になる。また、ケース体を小
型化することが可能になるため、ケース体の内部に、たとえば、黒色のエポキシ樹脂が充
填される場合には、充填されるエポキシ樹脂の量を低減することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるフィスカルプリンターの外観斜視図。 図1のフィスカルプリンターを異なる角度から示す外観斜視図。 図1のフィスカルプリンターのブロック図。 EJフィスカルメモリー基板の構成を説明するためのブロック図。 EJフィスカルメモリー基板、ケース体およびカバー部材の構成を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、本発明を適用したフィスカルプリンターを説明する。
(フィスカルプリンターの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるフィスカルプリンター1の外観斜視図である。図
2は、図1のフィスカルプリンター1を異なる角度から示す外観斜視図である。図3は、
図1のフィスカルプリンター1のブロック図である。
本形態のフィスカルプリンター1(以下、「プリンター1」とする。)は、POS端末
等に接続される会計用のプリンターである。プリンター1は、販売取引に関する印刷情報
をレシートに印刷して印刷後のレシートを発行する機能と、販売取引に関するフィスカル
情報を記憶して保持する機能とを備えている。このプリンター1は、プリンター本体2と
、プリンター本体2の底部に固定されるフィスカルモジュール3とを備えている。
プリンター本体2の内部には、図示を省略する記録紙の収容部、記録紙搬送機構および
印刷ヘッド等が搭載されている。また、プリンター本体2は、プリンター本体2の上面の
前側に配置される開閉蓋4と、プリンター本体2の上面の後側に配置される開閉蓋5とを
備えている。開閉蓋4と開閉蓋5との間には、記録紙の幅方向に延びるレシート排出口6
が形成されている。レシート排出口6の側方には、スライドボタン7が配置されている。
スライドボタン7を操作すると、開閉蓋5のロックが外れて、開閉蓋5を開けることが可
能になる。また、開閉蓋5を開けると、記録紙の収納部が露出し、記録紙の交換等を行う
ことが可能になる。また、開閉蓋4を開けると、インクリボンの交換等を行うことが可能
になる。
フィスカルモジュール3は、回路基板としてのEJフィスカルメモリー基板10と、プ
リンター制御基板12と、第2回路基板としてのフィスカル制御基板13とを備えている
。EJフィスカルメモリー基板10、プリンター制御基板12およびフィスカル制御基板
13は、金属製の筺体14の内部に配置されている。筺体14は、ケース体15と、ケー
ス体15の開口部を覆うカバー部材16とから構成されている。また、フィスカルモジュ
ール3には、図示を省略するホストコンピューター等にフィスカルモジュール3を電気的
に接続するための各種のコネクター17が取り付けられている。
EJフィスカルメモリー基板10には、フィスカル情報およびレシートへの印刷情報が
記憶される後述のフラッシュメモリー32、33が実装されている。EJフィスカルメモ
リー基板10の詳細な構成については後述する。プリンター制御基板12には、プリンタ
ー本体2の各機構を制御するためのプリンター制御用CPU18が実装されている。フィ
スカル制御基板13には、フィスカル制御用CPU21と、プログラム改竄確認用CPU
23と、RTC(リアルタイムクロック)25と、バックアップ用の一次電池27とが実
装されている。
フィスカル制御用CPU21は、EJフィスカルメモリー基板10に実装されるフラッ
シュメモリー32、33へのフィスカル情報の書込みおよび印刷情報の書込みを行うため
のフィスカル制御等を行う。プログラム改竄確認用CPU23は、フィスカル制御を行う
ためのフィスカル制御プログラムが改竄されていないことを確認するための改竄確認制御
を行う。具体的には、プログラム改竄確認用CPU23は、プリンター1が起動するたび
に、図示を省略するフラッシュメモリーに記憶されているフィスカル制御プログラムと、
基本フィスカル制御プログラムとを比較する。また、プログラム改竄確認用CPU23は
、2つの制御プログラムの内容が一致しなければ、プリンター1を停止させ、2つの制御
プログラムの内容が一致すれば、プリンター1を動作可能な状態にする。
RTC25は、記憶されているフィスカル情報およびレシートへの印刷情報に対する改
竄行為の発生日時を記録するための機能を備えている。RTC25の機能の詳細について
は後述する。一次電池27には、RTC25やSRAM(スタティックランダムアクセス
メモリー)等のバックアップ電力の供給が必要な各種の電子部品が接続されている。また
、一次電池27には、EJフィスカルメモリー基板10に実装される後述のホールIC3
4が接続されている。
(EJフィスカルメモリー基板、ケース体およびカバー部材の構成)
図4は、EJフィスカルメモリー基板10の構成を説明するためのブロック図である。
図5は、EJフィスカルメモリー基板10、ケース体40およびカバー部材41の構成を
説明するための図である。
EJフィスカルメモリー基板10は、略長方形の平板状に形成されている。EJフィス
カルメモリー基板10には、書込み制御回路としてのMPU(マイクロプロセッサーユニ
ット)31と、メモリーとしてのフラッシュメモリー32、33と、ホールIC34とが
実装されている。このEJフィスカルメモリー基板10は、FFC(フレキシブルフラッ
トケーブル)等の配線35を介して、フィスカル制御基板13に電気的に接続されている
。配線35の一端は、フィスカル制御基板13に実装されるコネクター36に接続され、
配線35の他端は、EJフィスカルメモリー基板10に実装されるコネクター37に接続
されている。
MPU31は、フィスカル制御用CPU21からの制御指令に基づいて、フィスカル情
報およびレシートへの印刷情報をフラッシュメモリー32、33へ書き込むための書込み
制御を行う。フラッシュメモリー32は、たとえば、NAND型フラッシュメモリーであ
る。フラッシュメモリー33は、たとえば、シリアルフラッシュメモリーである。ホール
IC34は、ホール素子と、ホール素子からの出力信号をデジタル信号に変換するICと
を備えている。ホールIC34は、一次電池27に接続されており、ホールIC34には
、一次電池27から電力が供給されている。また、ホールIC34は、RTC25に接続
されており、ホールIC34からの出力信号は、RTC25に入力される。なお、RTC
25は、EJフィスカルメモリー基板10に設けられたグランドパターン38に接続され
ている。
図5に示すように、ホールIC34は、平板状に形成されるEJフィスカルメモリー基
板10の一方の面10aに実装されている。一方の面10aには、コネクター37も実装
されている。MPU31およびフラッシュメモリー32、33は、EJフィスカルメモリ
ー基板10の他方の面10bに実装されている。
また、EJフィスカルメモリー基板10は、ケース体40とカバー部材41とから構成
される収容ケース42の中に収容されている。ケース体40およびカバー部材41は、樹
脂で形成されている。ケース体40は、たとえば、略直方体の箱状に形成されている。ケ
ース体40の1つの側面には、開口部40aが形成されている。カバー部材41は、開口
部40aを塞ぐ略長方形の平板状に形成されている。カバー部材41は、開口部40aを
塞ぐようにケース体40に固定されている。本形態では、カバー部材41は、ケース体4
0から比較的容易に取り外せるようにケース体40に固定されている。
カバー部材41には、磁性体43が取り付けられている。本形態では、カバー部材41
と同色をした磁性体43がカバー部材41の表面に塗布されることで、磁性体43がカバ
ー部材41に取り付けられている。なお、平板状等に形成された磁性体43がカバー部材
41に埋め込まれても良い。また、磁性体43は、永久磁石等の硬磁性体であっても良い
し、鋼板等の軟磁性体であっても良い。
EJフィスカルメモリー基板10は、一方の面10aがカバー部材41に対向するよう
にケース体40に収容されている。また、EJフィスカルメモリー基板10は、たとえば
、EJフィスカルメモリー基板10の厚さ方向から見たときに、ホールIC34の少なく
とも一部と磁性体43の少なくとも一部が重なるように、ケース体40に収容されている
。EJフィスカルメモリー基板10が収容された収容ケース42の内部には、黒色のエポ
キシ樹脂が充填されている。
(RTCの機能)
フィスカルモジュール3では、EJフィスカルメモリー基板10またはフィスカル制御
基板13から配線35が外されて、配線35を介してフィスカル制御基板13に電気的に
接続されているEJフィスカルメモリー基板10がフィスカル制御基板13から分離され
ると、EJフィスカルメモリー基板10のグランドパターン38に接続されていたRTC
25がグランドパターン38から分離される。RTC25は、RTC25がグランドパタ
ーン38から分離されたときの日時を記録する。
また、ケース体40に固定されているカバー部材41が取り外されると、カバー部材4
1に取り付けられている磁性体43とホールIC34との距離が変動するため、ホールI
C34の出力信号のレベルが変化する。ホールIC34からの出力信号が入力されるRT
C25は、ホールIC34の出力信号のレベルが変化したときの日時を記録する。
(本実施の形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ケース体40に収容されるEJフィスカルメモリー
基板10にホールIC34が実装され、カバー部材41に磁性体43が取り付けられてい
る。そのため、本形態では、犯罪者がフラッシュメモリー32、33に記憶されたレシー
トへの印刷情報やフィスカル情報を改竄しようとして、ケース体40からカバー部材41
を取り外すと、ホールIC34の出力信号のレベルが変化する。また、ホールIC34の
出力信号のレベルが変化すると、RTC25が、ホールIC34の出力信号のレベルが変
化したときの日時を記録する。すなわち、RTC25は、ホールIC34の出力信号のレ
ベルが変化したときの日時を、フラッシュメモリー32、33に記憶された印刷情報およ
びフィスカル情報に対する改竄行為の発生日時として記録する。したがって、本形態では
、フラッシュメモリー32、33に記憶された印刷情報やフィスカル情報に対する改竄行
為の痕跡を残すことが可能になる。その結果、本形態では、フラッシュメモリー32、3
3に記憶された印刷情報やフィスカル情報に対する改竄行為が行われたことを知ることが
可能になる。
なお、ホールIC34の消費電力は比較的低いため、EJフィスカルメモリー基板10
に実装されるホールIC34に一次電池27から電力が供給されても、一次電池27の寿
命に大きな影響を及ぼすことはない。すなわち、ホールIC34に一次電池27から電力
が供給されても、プリンター1の製品仕様にはそれほど影響はない。
また、本形態では、犯罪者がフラッシュメモリー32、33に記憶された印刷情報やフ
ィスカル情報を改竄しようとして、フィスカル制御基板13に電気的に接続されているE
Jフィスカルメモリー基板10をフィスカル制御基板13から分離すると、グランドパタ
ーン38に接続されていたRTC25がグランドパターン38から分離され、RTC25
は、RTC25がグランドパターン38から分離されたときの日時を記録する。すなわち
、RTC25は、RTC25がグランドパターン38から分離されたときの日時を、フラ
ッシュメモリー32、33に記憶された印刷情報およびフィスカル情報に対する改竄行為
の発生日時として記録する。したがって、本形態では、フラッシュメモリー32、33に
記憶された印刷情報やフィスカル情報に対する改竄行為の痕跡を残すことが可能になり、
その結果、フラッシュメモリー32、33に記憶された印刷情報やフィスカル情報に対す
る改竄行為が行われたことを知ることが可能になる。
本形態では、カバー部材41に対向するEJフィスカルメモリー基板10の一方の面1
0aにホールIC34が実装されている。そのため、本形態では、EJフィスカルメモリ
ー基板10の他方の面10bにホールIC34が実装されている場合と比較して、ケース
体40からカバー部材41が取り外されたときのホールIC34の出力信号のレベル変化
を大きくすることが可能になる。したがって、本形態では、ケース体40からカバー部材
41が取り外されたことを検知しやすくなる。すなわち、本形態では、フラッシュメモリ
ー32、33に記憶されたレシートへの印刷情報やフィスカル情報に対する改竄行為の痕
跡を残しやすくなる。
本形態では、MPU31は、EJフィスカルメモリー基板10の他方の面10bに実装
されている。そのため、本形態では、磁性体43が永久磁石であっても、MPU31が一
方の面10aに実装されている場合と比較して、磁性体43が発生させる磁気に起因する
MPU31の誤動作の発生確率を低減することが可能になる。
本形態では、ホールIC34からの出力信号が入力されるRTC25と、ホールIC3
4に電力を供給する一次電池27とがフィスカル制御基板13に実装されている。そのた
め、本形態では、RTC25や一次電池27がEJフィスカルメモリー基板10に実装さ
れる場合と比較して、EJフィスカルメモリー基板10を小型化して収容ケース42を小
型化することが可能になる。また、収容ケース42を小型化することが可能になるため、
収容ケース42に充填されるエポキシ樹脂の量を低減することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、EJフィスカルメモリー基板10に実装されるフラッシュメモリー
32、33にレシートへの印刷情報およびフィスカル情報が記憶されているが、レシート
への印刷情報が記憶されるフラッシュメモリー等のメモリーが実装されるEJメモリー基
板と、フィスカル情報が記憶されるフラッシュメモリー等のメモリーが実装されるフィス
カルメモリー基板とが別個に設けられても良い。この場合には、たとえば、EJメモリー
基板が収容されるケース体40およびカバー部材41と、フィスカルメモリー基板が収容
されるケース体40およびカバー部材41とが別個に設けられるとともに、EJメモリー
基板およびフィスカルメモリー基板のそれぞれにホールIC34が実装される。
上述した形態では、ホールIC34は、EJフィスカルメモリー基板10の一方の面1
0aに実装されているが、ホールIC34は、EJフィスカルメモリー基板10の他方の
面10bに実装されても良い。また、上述した形態では、MPU31およびフラッシュメ
モリー32、33は、EJフィスカルメモリー基板10の他方の面10bに実装されてい
るが、MPU31およびフラッシュメモリー32、33は、EJフィスカルメモリー基板
10の一方の面10aに実装されても良い。
なお、上述した形態において、フィスカル制御基板13にホールIC34を実装すると
ともに、収容ケース42の中に磁性体43を配置して、フィスカル制御基板13に対して
収容ケース42が相対移動したときの日時をRTC25が記録しても良い。この場合であ
っても、フラッシュメモリー32、33に記憶されたレシートへの印刷情報やフィスカル
情報に対する改竄行為の痕跡を残すことが可能である。
1・・・フィスカルプリンター、10・・・EJフィスカルメモリー基板(回路基板)
、10a・・・回路基板の一方の面、10b・・・回路基板の他方の面、13・・・フィ
スカル制御基板(第2回路基板)、25・・・RTC(リアルタイムクロック)、27・
・・一次電池(電源)、31・・・MPU(書込み制御回路)、32、33・・・フラッ
シュメモリー(メモリー)、34・・・ホールIC、40・・・ケース体、40a・・・
開口部、41・・・カバー部材、43・・・磁性体

Claims (5)

  1. レシートへの印刷情報およびフィスカル情報の少なくともいずれか一方が記憶されるメ
    モリーと、
    ホールICと、
    前記メモリーおよび前記ホールICが実装される回路基板と、
    開口部を有し前記回路基板が収容されるケース体と、
    前記ケース体に固定され、前記ケース体の前記開口部を塞ぐカバー部材と、
    前記カバー部材に取り付けられる磁性体と、を備えることを特徴とするフィスカルプリ
    ンター。
  2. 前記回路基板は、平板状に形成されるとともに、前記カバー部材に前記回路基板の一方
    の面が対向するように前記ケース体に収容され、
    前記ホールICは、前記回路基板の前記一方の面に実装されていることを特徴とする請
    求項1に記載のフィスカルプリンター。
  3. 前記回路基板に実装され、前記印刷情報および前記フィスカル情報の少なくともいずれ
    か一方を前記メモリーへ書き込む書込み制御を行う書込み制御回路を備え、
    前記メモリーおよび前記書込み制御回路は、前記回路基板の他方の面に実装されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィスカルプリンター。
  4. 前記ホールICに電力を供給する電源を備え、
    前記電源は、前記回路基板と別個に設けられた第2回路基板に実装されていることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のフィスカルプリンター。
  5. 前記ホールICからの出力信号が入力されるとともに、前記ホールICからの出力信号
    のレベルが変化したときの日時を記録するリアルタイムクロックを備え、
    前記リアルタイムクロックは、前記回路基板と別個に設けられた第2回路基板に実装さ
    れていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のフィスカルプリンター。
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