JP2011116043A - データ記憶装置の筐体の構造、および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱効果の高いデータ記憶装置、印刷装置を提供する。
【解決手段】少なくとも、情報を記憶するメモリー81,82を含む電子部品と、情報の伝達を行う接続端子43と、を備えるデータ記憶装置300の筐体31の構造であって、前記筐体31は、前記接続端子43が露出する開口部36,37および/または複数の第1通気孔35が形成された筐体外面33bと、前記筐体外面33bと所定の間隙nを空けて前記筐体31の内部に配設されるとともに複数の第2通気孔40が形成された内壁39とを有し、前記第1通気孔35と前記第2通気孔40とは、互い違いに配置されている。
【選択図】図7
【解決手段】少なくとも、情報を記憶するメモリー81,82を含む電子部品と、情報の伝達を行う接続端子43と、を備えるデータ記憶装置300の筐体31の構造であって、前記筐体31は、前記接続端子43が露出する開口部36,37および/または複数の第1通気孔35が形成された筐体外面33bと、前記筐体外面33bと所定の間隙nを空けて前記筐体31の内部に配設されるとともに複数の第2通気孔40が形成された内壁39とを有し、前記第1通気孔35と前記第2通気孔40とは、互い違いに配置されている。
【選択図】図7
Description
本発明は、物品販売における会計処理に伴うデータを記憶するデータ記憶装置の筐体の構造、および、そのデータ記憶装置を備えた印刷装置に関する。
販売、物流、商流の業界においては、会計情報を処理する各種システム(POSシステム等)が用いられている。このようなシステムにおいて、会計情報を記録して発行するために印刷装置としてのプリンターが用いられる。この種のプリンターとしては、フィスカルプリンターと呼ばれるものがある。フィスカルプリンターは、会計情報を記録して発行する印刷部と記録した会計情報を記憶するデータ記憶装置とを備えている。
このデータ記憶装置に記憶されるデータは、例えば、徴税を確実なものとするために用いられる。そのため、データ記憶装置は、会計情報に基づくデータが改ざんできないような構造であることが望まれる。データの改ざんを目的とした外部からの機械的アクセスを防止するために、データを記憶するメモリー(ROM)等の電子部品を実装した基板を、接続端子部分のみを露出させ、その他の部分を密閉状態で筐体に収納している(例えば、特許文献1参照)。近年、この種のデータ記憶装置は、法律(フィスカル法:例えば、ブラジルのConventions法)よりメモリー部品以外にプリンターの駆動回路や制御回路を収容することが求められている。
上述のデータ記憶装置においては、自己発熱する電子部品が実装された基板が、密閉状態の筐体に収納される。このような場合、電子部品の発熱により筐体内部の温度が上昇する。そのため、発熱電子部品は、過度な温度上昇によって特性が変動する虞があり、極端な場合は熱破壊する危険性を有する。また、その他の電子部品も、雰囲気温度の上昇により特性が変動する虞がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)少なくとも、情報を記憶するメモリーを含む電子部品と、情報の伝達を行う接続端子と、を備えるデータ記憶装置の筐体の構造であって、前記筐体は、前記接続端子が露出する開口部および/または複数の第1通気孔が形成された筐体外面と、前記筐体外面と所定の間隙を空けて前記筐体の内部に配設されるとともに複数の第2通気孔が形成された内壁と、を有し、前記第1通気孔と前記第2通気孔とは、互い違いに配置されていることを特徴とするデータ記憶装置の筐体の構造。
この構成によれば、データ記憶装置の筐体は、筐体外面に複数の第1通気孔が設けられ、筐体の内部に筐体外面と所定の間隙を空けて複数の第2通気孔が設けられた内壁を有する。そして、第1通気孔と第2通気孔とは、互い違い、すなわち、第1通気孔および第2通気孔の開口部分が一致しないように配置されている。そのため、ピン等による筐体の外部から機械的なアクセスを防止することができる。また、自己発熱する電子部品が収納される筐体の内部空間は、筐体外面の第1通気孔と内壁の第2通気孔とを介して屈曲した通気経路によって外部空間とつながっている。そのため、温度上昇した内部の空気を外部に放出することができ、筐体内部の過度な温度上昇を防止することができる。
(適用例2)前記筐体外面の前記第1通気孔と、前記内壁の前記第2通気孔とは、同一ピッチで形成され、配列方向に1ピッチずれて配置されていることを特徴とする上記のデータ記憶装置の筐体の構造。
この構成によれば、外面の第1通気孔と内壁の第2通気孔との開口部分が一致しないように配置することができる。
(適用例3)前記筐体は、少なくとも、前記第1通気孔が形成された前記筐体外面を有する第1筐体と、前記第2通気孔が形成された前記内壁を有する第2筐体から構成されることを特徴とする上記のデータ記憶装置の筐体の構造。
この構成によれば、第1通気孔と第2通気孔を有する筐体に、基板等の内容物を収納した後、容易に組み込むことができる。
(適用例4)前記第1筐体の前記筐体外面と前記第2筐体の前記内壁は、前記筐体の側面から見て、重なるように組み合わされ、前記第1通気孔は前記内壁の壁面に対向し、前記第2通気孔は前記筐体外面の壁面に対向し、前記第1通気孔と前記第2通気孔は互いに貫通しないようにそれぞれ配置されていることを特徴とする上記のデータ記憶装置の筐体の構造。
この構成によれば、第1通気孔と第2通気孔を有する筐体に、基板等の内容物を容易に組み込み、さらに第1通気孔と第2通気孔により貫通孔を形成されることがないため、筐体の外部からの異物の侵入や、機械的なアクセスを防止することができる。
(適用例5)記録用紙に情報を印刷する印刷部と、少なくとも前記印刷部を備える印刷装置本体部と、上記の筐体の構造を有するとともに、前記情報を記憶する記憶部を含む電子部品と、前記情報の伝達を行う接続端子とを有するデータ記憶装置と、を備え、前記印刷装置本体部と前記データ記憶装置とは、前記接続端子によって着脱可能に接続されていることを特徴とする印刷装置。
この構成によれば、印刷装置は、情報(会計情報)を印刷できるとともに、必要な情報をメモリーなどの記憶部に記憶することができる。また、データ記憶装置は、ピン等による機械的なアクセスを防止する構造でありながら、温度上昇した内部の空気を外部に放出することができ、データ記憶装置内部の過度な温度上昇を防止することができる。
(適用例6)前記データ記憶装置は、前記筐体内部に前記印刷装置本体部の動作を制御する制御部を備えていることを特徴とする上記の印刷装置。
これらの構成によれば、データ記憶装置は、メモリーおよび印刷装置本体部の制御部を有している。すなわち、メモリーを外した状態では印刷できない。そのため、レシートとして発行する会計情報の内の必要情報を確かにメモリーに記憶することができる。
(適用例7)設置面に対し、前記データ記憶装置は前記印刷部より近距離に配置されていることを特徴とする上記の印刷装置。
熱等が発生する印刷部を上方へ配置することにより、データ記憶装置は印刷部の発生する熱の影響を避けることができる。
以下、本実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
(印刷装置の全体構成について)
本実施形態の印刷装置として、サーマルプリンターを例にとり図1〜4を参照して説明する。図1は、サーマルプリンターの外観構成を示す斜視図である。図2および図3は、プリンター機構部の外観を示す斜視図であり、詳しくは、図2は、カバーフレームが開いた状態のプリンター機構部の斜視図であり、図3は、カバーフレームが閉じた状態のプリンター機構部の斜視図である。図4は、サーマルプリンターの側断面図である。
本実施形態の印刷装置として、サーマルプリンターを例にとり図1〜4を参照して説明する。図1は、サーマルプリンターの外観構成を示す斜視図である。図2および図3は、プリンター機構部の外観を示す斜視図であり、詳しくは、図2は、カバーフレームが開いた状態のプリンター機構部の斜視図であり、図3は、カバーフレームが閉じた状態のプリンター機構部の斜視図である。図4は、サーマルプリンターの側断面図である。
このサーマルプリンターは、フィスカルプリンターとして用いられ、レシート等に会計情報を印刷して発行することや、この会計情報をデータとして記憶することに適用される。サーマルプリンターは、記録用紙としてロール状の感熱紙を使用して、この感熱紙に会計情報を印刷して発行する。また、会計情報の中の、例えば税金に関する情報をフィスカルデータとしてフィスカルメモリーに記憶する。なお、図1〜図4に示すX方向は、印刷される感熱紙の幅方向を示し、Z方向は、印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド部での感熱紙の紙送り方向を示し、Y方向は、X方向およびZ方向と直交する方向を示す。
図4に示すように、サーマルプリンター100は、印刷装置本体部としてのプリンター本体部180とデータ記憶装置300とから構成される。プリンター本体部180は、プリンター機構部150と、外装ケース200とから構成される。後述するデータ記憶装置300は、プリンター本体部180に装着可能に接続される。
図2〜4に示すプリンター機構部150は、図1に示す外装ケース200に収容される。詳しくは、プリンター機構部150は、樹脂等からなる下ケース205の上部に固定され、側面部および後方部は、上ケース210に覆われており、そのY方向の前方部分は、パネル215により覆われている。プリンター機構部150の上面は上部カバー220に覆われている。データ記憶装置300は、下ケース205の下部に内部接続端子43およびコネクター91を介して配置される。
図1に示すように、上ケース210の上面のX方向の一方の側には、オープンボタン230が設けられている。オープンボタン230は、図1中矢印B方向に押し下げられることによって、プリンター機構部150に設けられたカバーオープンレバー235を、支点240を中心に回転させることができる。カバーオープンレバー235は、図2に示すカバーフレーム12のロック機構と係合しており、時計方向に回転されることにより、ロック機構が解除される。さらに、カバーフレーム12は、上部カバー220と結合されている。そのため、上部カバー220が矢印C方向に開き、ロール紙ホルダー50が露出する。すなわち、この状態が、図2に示すプリンター機構部150のカバーフレーム12が開いた状態である。このようにすることにより、ロール状の感熱紙Sのセットもしくは取り出しができる。
なお、本実施形態で使用する感熱紙Sは、発色剤がバインダー等により保持されている発色層からなる印刷面を有し、この印刷面を外面に順次積層され構成されているロール状の感熱紙Sである。以降、このロール状の感熱紙をロール紙Rと呼ぶ。
(プリンター機構部の全体構成について)
ここで、プリンター機構部の詳細を図2〜5を参照して説明する。図5はサーマルヘッドの外観斜視図である。なお、図5に示すX方向およびZ方向は、図1〜4に示すX方向およびZ方向と同一方向である。図2〜4に示すように、プリンター機構部150は、本体フレーム60と、カバーフレーム12と、ロール紙ホルダー50と、カッター部20と、印刷部70と、を備えている。
ここで、プリンター機構部の詳細を図2〜5を参照して説明する。図5はサーマルヘッドの外観斜視図である。なお、図5に示すX方向およびZ方向は、図1〜4に示すX方向およびZ方向と同一方向である。図2〜4に示すように、プリンター機構部150は、本体フレーム60と、カバーフレーム12と、ロール紙ホルダー50と、カッター部20と、印刷部70と、を備えている。
図2に示すように、本体フレーム60は、板金等からなり、Z方向上方およびY方向前方に開口を有する略箱型に形成されている。カバーフレーム12は、本体フレーム60の上部後方に設けられている。カバーフレーム12は、本体フレーム60の後部両側の上端部に設けられた支軸68を中心として開閉自在に取り付けられている。カバーフレーム12には、カバーフレーム12を閉じた際にロール紙Rとの接触を避けるための円弧状の覆い15が設けられている。また、サーマルプリンター100の設置角度を変える場合、すなわち、例えば縦置きにする場合、この覆い15は、ロール紙Rを受ける保持部材としても機能する。
図2に示すように、ロール紙ホルダー50は、本体フレーム60の箱状に形成された内部の後方に、上記カバーフレーム12に覆われて設けられている。ロール紙ホルダー50は、樹脂等により形成され、中央部にロール紙Rの最大径に相当する略円弧状のくぼみを有し、本体フレーム60の底部に、円弧状のくぼみの側面開口が本体フレーム60の両側面側に向くように取り付けられている。本体フレーム60の内側の両側面部分は、ロール紙Rの側面ガイド部として機能する。そのため、ロール紙Rは、側面を本体フレーム60の内側の両側面部分に幅方向の動きを規制され、ロール紙ホルダー50の略円弧状のくぼみに回転自在に保持される。
(カッター部について)
図4に示すように、カッター部20は、本体フレーム60の前方すなわちカバーフレーム12の支軸68とは相対する位置であって紙出口Gの近傍に設けられている。カッター部20は、可動刃21とその駆動手段22と固定刃27とを備えている。可動刃21とその駆動手段22とは、第1カッターカバー24内に収容され本体フレーム60側に配置されている。可動刃21は、駆動手段22により図中矢印E方向に往復移動する。固定刃27は、第2カッターカバー29内に収容されカバーフレーム12側、すなわち、感熱紙Sが通過する搬送経路を挟んで対向する側に配置されている。そのため、カバーフレーム12を閉じた状態では、駆動手段22により往復移動される可動刃21の刃部と固定刃27の刃部とが当接状態で摺動する。このことによって、感熱紙Sは紙出口G近傍で切断される。
図4に示すように、カッター部20は、本体フレーム60の前方すなわちカバーフレーム12の支軸68とは相対する位置であって紙出口Gの近傍に設けられている。カッター部20は、可動刃21とその駆動手段22と固定刃27とを備えている。可動刃21とその駆動手段22とは、第1カッターカバー24内に収容され本体フレーム60側に配置されている。可動刃21は、駆動手段22により図中矢印E方向に往復移動する。固定刃27は、第2カッターカバー29内に収容されカバーフレーム12側、すなわち、感熱紙Sが通過する搬送経路を挟んで対向する側に配置されている。そのため、カバーフレーム12を閉じた状態では、駆動手段22により往復移動される可動刃21の刃部と固定刃27の刃部とが当接状態で摺動する。このことによって、感熱紙Sは紙出口G近傍で切断される。
(印刷部について)
図4に示すように、印刷部70は、ロール紙ホルダー50を始点として、カッター部20の紙出口Gを終点とする感熱紙Sの搬送経路D上の出口近傍に設けられている。印刷部70は、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とプラテン71とを有している。なお、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とは本体フレーム60側に、プラテン71はカバーフレーム12側に分離可能な状態で配設されている。
図4に示すように、印刷部70は、ロール紙ホルダー50を始点として、カッター部20の紙出口Gを終点とする感熱紙Sの搬送経路D上の出口近傍に設けられている。印刷部70は、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とプラテン71とを有している。なお、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とは本体フレーム60側に、プラテン71はカバーフレーム12側に分離可能な状態で配設されている。
図5に示すように、サーマルヘッド10は、放熱板106とヘッド支持軸102と基板としてのヘッド基板110とドライバーIC120とFPC108とを有している。ヘッド基板110は、長矩形形状を呈しており、複数の発熱素子145からなる発熱素子列145aが長手方向に沿って図中Z方向上方に形成されている。また、発熱素子列145aと平行して、発熱素子145を駆動する複数のドライバーIC120が配設されている。放熱板106は、アルミニウム等の引き抜き材で形成され、ヘッド基板110が放熱板106の係止面106aに両面粘着テープ等で貼り付けられている。
放熱板106のヘッド基板110のZ方向上方には、案内斜面部104が放熱板106の長手方向にわたって形成されている。この案内斜面部104は、図4に示すカバーフレーム12を閉じる際に、プラテン71を滑動させて所定の位置まで案内する。この際、案内斜面部104の傾斜は、プラテン71がヘッド基板110と衝突しないような所定の角度を有している。また、案内斜面部104の斜面は、この案内斜面部104に近接して付設されたヘッド基板110と略同じ高さになるように設定されている。ヘッド支持軸102は円柱状の丸ピンであり、放熱板106の左右の側面部に設けられた穴部に圧入されている。FPC108は、一端をヘッド基板110に設けられた図示しない接続端子に接続され、他端は図4に示す中継部95に接続されている。なお、この中継部95が、データ記憶装置300と内部接続端子43およびコネクター91を介して接続する機能を有し、プリンター本体部180の配線等が集約されている。
図4に示すヘッド保持機構77は、本体フレーム60に形成された溝部としての切り欠き部62とヘッド押圧板72とヘッド押圧板72に取り付けられるバネ75とから構成されている。切り欠き部62は、本体フレーム60の上方に開口を有するとともに複数の溝部が形成されている。サーマルヘッド10は、ヘッド支持軸102が本体フレーム60の切り欠き部62の一部に挿入されることによって、本体フレーム60に取り付けられる。ヘッド押圧板72は、上下に曲げ部が形成され、圧縮コイルバネであるバネ75が固定されている。このヘッド押圧板72は、切り欠き部62に挿入され、曲げ部がそれぞれ切り欠き部62の一部に係合することによって本体フレーム60に取り付けられる。
このようにすることによって、サーマルヘッド10とヘッド押圧板72とは、切り欠き部62の両側に、互いに略平行状態で支持される。ヘッド押圧板72に固定されるバネ75は、サーマルヘッド10の背面に当接する。このバネ75によりサーマルヘッド10はプラテン71方向に付勢される。このヘッド保持機構77は、ヘッド押圧板72に固定されたバネ75をサーマルヘッド10の背面からずらすことによって、切り欠き部62から取り外すことができる。サーマルヘッド10もバネ75からの付勢力がなくなることによって、切り欠き部62から取り外すことができる。このようにして、サーマルヘッド10は本体フレーム60に対して、着脱可能に支持される。
図2および図4に示すように、プラテン71は、ゴム等の弾性部材により円筒形のローラー状に形成され、プラテン軸受73を介してカバーフレーム12に回転可能に支持されている。プラテン71の一方の軸には、プラテン歯車74が圧入されている。本体フレーム60には、溝部64が設けられており、カバーフレーム12を閉じると、プラテン71が、サーマルヘッド10の案内斜面部104(図5参照)に案内された後、プラテン軸受73が溝部64と当接する。さらに、サーマルヘッド10によるプラテン71への加圧力で、カバーフレーム12には下向きの力が作用し、プラテン71の位置が定められる。
以上の構成により、図4に示すように、プラテン71は、感熱紙Sの内面S2の側から感熱紙Sをサーマルヘッド10の方向に押圧し、プラテン71と対向するサーマルヘッド10は、感熱紙Sの外面S1の側から感熱紙Sをプラテン71の方向に押圧して、感熱紙Sを挟持する。なお、このとき感熱紙Sの外面S1の表面に、前述の発色層が形成されている。また、図2に示すように、本体フレーム60の側面には、プラテン71を回転駆動させるための紙送りモーター66と紙送り伝達歯車67とが設けられている。上述のように、プラテン71が本体フレーム60の溝部64に位置決めされることによって、プラテン歯車74と紙送り伝達歯車67とが噛み合い、紙送りモーター66からの動力がプラテン71へ伝達される。
上述の構成を有するサーマルプリンター100は、上部カバー220と連結するカバーフレーム12を開き感熱紙Sからなるロール紙Rをセットして、感熱紙Sを紙出口Gまで引き出し、上部カバー220と連結するカバーフレーム12を閉じることによって、感熱紙Sはプラテン71とサーマルヘッド10との間、および可動刃21と固定刃27との間にセットされる。そして、紙送りモーター66を起動しプラテン71を回転させて感熱紙Sを送りながら、サーマルヘッド10の直線状に配置された発熱素子145を選択的に通電して発熱させることによって、感熱紙Sに所定の情報を印刷することができる。また、カッター部20を駆動して固定刃27に対して可動刃21を往復移動させることにより、情報が印刷された感熱紙Sを所定の長さに切断してレシート等の単票として発行することができる。
(データ記憶装置について)
ここで、データ記憶装置について、図6〜9を参照して説明する。図6は、データ記憶装置の外観を示す図であり、(a)は、外部接続端子側から見た斜視図、(b)は、内部接続端子側から見た斜視図である。図7は、データ記憶装置の筐体の構造を説明する図であり、図8は、データ記憶装置およびプリンター本体部の構成を示すブロック図である。図9は、データ記憶装置とプリンター本体部との関係を示す斜視図である。なお、図6、図7および図9に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1〜4に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一方向である。
ここで、データ記憶装置について、図6〜9を参照して説明する。図6は、データ記憶装置の外観を示す図であり、(a)は、外部接続端子側から見た斜視図、(b)は、内部接続端子側から見た斜視図である。図7は、データ記憶装置の筐体の構造を説明する図であり、図8は、データ記憶装置およびプリンター本体部の構成を示すブロック図である。図9は、データ記憶装置とプリンター本体部との関係を示す斜視図である。なお、図6、図7および図9に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1〜4に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一方向である。
本実施形態におけるデータ記憶装置300は、上述のサーマルプリンター100の駆動回路や会計情報をデータとして記憶するフィスカルメモリー等の電子部品が実装された基板を有している。サーマルプリンター100(フィスカルプリンターともいう)は、販売等の商取引に際し顧客に渡すレシートや、業者用にレシートの内訳、売り上げの合計金額および商品品目ごとの合計金額等の会計情報を記録したジャーナルを個別に印刷して発行する。なお、サーマルプリンター100は、駆動回路によって駆動制御される。
フィスカルメモリーは、これらの会計情報のうち税金に関する情報(以降、フィスカルデータという)を記憶する。このフィスカルデータは、例えば、徴税を確実なものとするために用いられ、必要に応じ政府の調査官がフィスカルデータを読み出し調査する。フィスカルメモリーに記憶されるフィスカルデータは改ざんできないようにする必要がある。そのため、データ記憶装置300の仕様に関しては、法律(フィスカル法)で厳しく規制されている。このフィスカル法の内容やフィスカルデータの定義はそれぞれの国によって異なっている。
図6(a),(b)に示すように、データ記憶装置300は、本体ケース31とメイン基板32と外部接続端子42と内部接続端子43とを備える。図7に示すように、本体ケース31は、第1筐体としての第1ケース33と第2筐体としての第2ケース34とから構成されている。第1ケース33は、底面側が開放された略長方形の箱状に形成され、左側面33aには内部接続端子43用の切り欠き部36が形成され、外面としての前面33bおよび後面33cには複数の四角形の孔からなる第1通気孔35が形成されている。図7(b)に示すように、第1通気孔35は、一辺の長さmの四角形の孔がY方向およびZ方向に一定のピッチp1,p2で市松模様状に形成されている。
第2ケース34は、底面34aと底面34aの左辺から立ち上がった左壁34bと底面34aの右辺から立ち上がった右壁34cとを有する。左壁34bには内部接続端子43用の切り欠き部37が形成され、右壁34cには外部接続端子42用の穴部38が形成されている。また、前面側および後面側には端面より一定の距離nをおいて、底面34aから直角に立ち上がる長方形の内壁39がそれぞれ形成されている。内壁39には複数の四角形の孔からなる第2通気孔40が形成されている。図7(c)に示すように、第2通気孔40は、一辺の長さmの四角形の孔がY方向およびZ方向に一定のピッチp1,p2で市松模様状に形成されている。また、第2ケース34の底面34aには、図示しない基板取り付け部が設けられ、この基板取り付け部に後述するメイン基板32が取り付けられる。
第1ケース33と第2ケース34とは、組み合わされることによって、図6に示す本体ケース31を形成する。第1ケース33と第2ケース34とが組み合わされたとき、第1ケース33の外面としての前面33bおよび後面33cに形成された第1通気孔35の範囲に、第2ケース34の内壁39が配置される。第1ケース33の前面33bおよび後面33cの内方向の面と第2ケース34の内壁39の外方向の面とは、わずかな距離nだけの間隔を隔てて配設される。
第1ケース33の前面33bおよび後面33cに設けられた第1通気孔35と第2ケース34の内壁39に設けられた第2通気孔40とは、図7(b),(c)に示すように、孔部のサイズはほぼ同一であるが、形成される位置がY方向にピッチp1、Z方向にピッチp2ずれている。そのため、外方向から本体ケース31の内部をみたとき、第1通気孔35と第2通気孔40とは、わずかな距離nを隔てて、いわゆる互い違いに配置されているため、内部を窺うことができない。すなわち、本体ケース31の内部空間は、外面の第1通気孔35と内壁の第2通気孔40とを介して屈曲した通気経路によって外部空間とつながっている。
なお、法律(フィスカル法)によって、本体ケース31は容易に分解できない構造であること、また、許可なく分解したときはその履歴が残ることが要求されている。本実施形態では特に限定しないが、第1ケース33と第2ケース34とは、例えば、特殊工具を用いて締結したり、不可逆構造のフックを用いて固着したり、シール材や接着材で固定したりして組み立てることが好ましい。
次いで、メイン基板について、図8を参照して説明する。図8に示すように、メイン基板32は、プリンター制御部78とフィスカルデータ処理部80と外部接続端子42と内部接続端子43とから構成されている。プリンター制御部78は、プリンター制御用CPU(Central Processing Unit)79と、図示しない情報処理部と、サーマルヘッドや各種モーターを駆動する図示しないドライバー等を備えている。プリンター制御用CPU79は、図示しない操作系や検出系からの入力信号処理、印刷処理等の各種処理を実行し、プリンター本体部180(サーマルプリンター100)を統括制御する。
フィスカルデータ処理部80は、フィスカルメモリー81と、EJ(Electorical Journal)メモリー82と、フィスカル制御部83と、プロテクト回路84と、RTC(Real Time Clock)87と、SRAM(Static Random Access Memory)88と、バッテリー89とを備える。フィスカルメモリー81は、ワンタイムROM(Read Only Memory)と呼ばれる1つのアドレスに1度しか書き込みできないタイプのメモリーを使用し、売り上げの集計値等の税金に関するフィスカルデータを記憶する。EJメモリー82は、電子ジャーナルメモリーであり、NAND型フラッシュメモリー等の不揮発性記憶素子が適用され個々の売り上げデータ等を記憶する。
フィスカル制御部83は、フィスカル制御用CPU85とプログラマブルROM86とを備える。フィスカル制御用CPU85は、フィスカルデータ処理部80を統括制御し、会計情報等のデータを処理する。プログラマブルROM86は、プログラム可能な論理回路を書き込んだデバイスであり、フィスカルメモリー81への書き込みや読み出しその他を制御する。プロテクト回路84は、フィスカルメモリー81やEJメモリー82に記憶されるデータへの不正アクセスや改ざんの防止の機能を持っている。
RTC87は、リアルタイムクロックであり、年月日時間をカウントするICである。SRAM88は、ワーキングメモリーとして機能してフィスカルデータ等の各種データを一時的に格納したり、フィスカル制御用CPU85によって実行されるデータ処理等のプログラムを一時的に展開したりする。また、SRAM88は、バッテリーバックアップ機能を有しており、バッテリー89を電源としている。また、バッテリー89は、RTC87にも電気を供給し、メイン電源が遮断された状態でも時間をカウントしている。
外部接続端子42は、複数のポートを有しており、ホストコンピューター90とプリンター制御部78およびフィスカルデータ処理部80とを接続し、ホストコンピューター90とコマンドやデータの送受信を行う。また、外部接続端子42は、フィスカルポートを有しており、政府の調査官がフィスカルメモリー81のフィスカルデータを読み出すときのみに使われる。内部接続端子43は、1つのコネクターで構成され、プリンター機構部150を含むプリンター本体部180に設けられたコネクター91と接続し、印刷データや各種機構への駆動信号を送信したり、プリンター本体部180からのセンサー検出信号を受信したりする。なお、内部接続端子43には図示しない電子スイッチが内包されている。電子スイッチは、データ記憶装置300がプリンター本体部180から取り外されたことを電気的に検知して、信号をRTC87に送る。RTC87では、信号を受信した時間を求め、その結果をいずれかのメモリーに送り記憶させる。
上述の構成を有するデータ記憶装置300は、ホストコンピューター90から送られるコマンドと会計情報を含む印刷データを、プリンター制御部78で処理してプリンター本体部180で感熱紙Sに印刷してレシートとして発行する。また、データ記憶装置300は、印刷データをフィスカルデータ処理部80で処理して印刷データの中から必要データを抜き出し、EJメモリー82に順次記憶させる。EJメモリー82には、レシートごとにこのようなデータが蓄積される。さらには、印刷データやSRAM88に一時格納されたデータの中から、税金に関係するフィスカルデータを選択してフィスカルメモリー81に記憶させる。このとき必要に応じ、RTC87による時間情報等も付与される。この選択および処理は、主にプログラマブルROM86に格納されるプログラムを用いフィスカル制御用CPU85で制御される。
法律(フィスカル法)では、フィスカルメモリー81やEJメモリー82に容易にアクセスできないことと、許可なくアクセスした場合はその履歴が残ることが要求されている。そのため、フィスカルメモリー81およびEJメモリー82の前段にはプロテクト回路84が設けられ、例えば、フィスカル制御用CPU85から発せられる許可信号に基づいてのみアクセスが許可される。なお、このプロテクト回路84の仕様については、特に限定しない。マイコンであってもよいし、CPLD(Complex Programmable Logic Device)であってもよい。
政府の調査官が、調査のためにフィスカルメモリー81のフィスカルデータを読み出すときは、例えば、秘密のID情報を使用して専用のフィスカルポートを用いる。フィスカル制御用CPU85では、ID情報を認識してプロテクト回路84の読み取り許可信号を発してフィスカルメモリー81へのアクセスを許可する。なお、必要に応じEJメモリー82へのアクセスも許可する。なお、このアクセス履歴は、RTC87による時間情報が付与され、フィスカルメモリー81に記憶される。
図4および図9に示すように、データ記憶装置300は、サーマルプリンター100のプリンター本体部180にドッキングされる。詳しくは、図9に示す外装ケース200の下ケース205の後部に形成された挿入口205aから挿入され、図4に示す中継部95に配置された1つのコネクター91にデータ記憶装置300の1つの内部接続端子43が接続される。法律(フィスカル法)では、データ記憶装置300がプリンター本体部180から容易に取り外しできない構造であること、また、許可なく取り外したときはその履歴が残ることが要求されている。そのため、データ記憶装置300は、プリンター本体部180から容易に取り外しできないようにロックされる。本実施形態では、ロック構造について特に限定しないが、データ記憶装置300とプリンター本体部180とをワイヤー等で固定し、ワイヤーの接合部にタグを固着してもよい。
上述の構造を有するデータ記憶装置300に対して、フィスカルメモリー81に記憶されるフィスカルデータへの不正アクセスや改ざんを目的として、例えば、外部接続端子42から電気的アクセスを試みる場合は、図8に示すプロテクト回路84によって阻止される。また、例えば、データ記憶装置300を取り外そうとする場合は、上記ロック構造により阻止される。取り外す場合は、ワイヤーの切断もしくはタグを破壊しなければならないため履歴が残る。さらには、取り外した場合は、内部接続端子43に内包される電子スイッチが、データ記憶装置300がプリンター本体部180から取り外されたことを電気的に検知して、RTC87の時間情報を付加していずれかのメモリーに記憶する。
例えば、データ記憶装置300の本体ケース31の分解を試みる場合は、本体ケース31は、特殊工具を用いて締結したり、不可逆構造のフックを用いて固着したり、シール材や接着材で固定されている。そのため、容易に分解できないとともに分解履歴が残る。このようにして、データ記憶装置300のフィスカルメモリー81に記憶されるフィスカルデータの不正アクセスや改ざんは防止される。
以下、実施形態の効果を記載する。
(1)法律(フィスカル法)で、データ記憶装置300内部への機械的アクセスを防止するために、外部から極細のピン(例えば、Φ0.4程度)がデータ記憶装置300の内部に侵入できないことが要求されている。上述のデータ記憶装置300は、第1ケース33に設けられた第1通気孔35と第2ケース34の内壁39に設けられた第2通気孔40とは、わずかな距離nを隔てて互い違いに配置されている。そのため、内部を窺うことができない構造、すなわち、極細のピンが進入できない構造でありながら、本体ケース31の内部空間と外部空間とは、第1通気孔35と第2通気孔40とを介して屈曲した通気経路によってつながっている。そのため、電子部品の発熱によって温度上昇した内部の空気を外部に放出することができる。その結果、データ記憶装置300内部の過度な温度上昇を防止することができ、過度な温度の上昇による電子部品の特性変動を低減することができる。従って、信頼性の高いサーマルプリンター100を提供することができる。
(1)法律(フィスカル法)で、データ記憶装置300内部への機械的アクセスを防止するために、外部から極細のピン(例えば、Φ0.4程度)がデータ記憶装置300の内部に侵入できないことが要求されている。上述のデータ記憶装置300は、第1ケース33に設けられた第1通気孔35と第2ケース34の内壁39に設けられた第2通気孔40とは、わずかな距離nを隔てて互い違いに配置されている。そのため、内部を窺うことができない構造、すなわち、極細のピンが進入できない構造でありながら、本体ケース31の内部空間と外部空間とは、第1通気孔35と第2通気孔40とを介して屈曲した通気経路によってつながっている。そのため、電子部品の発熱によって温度上昇した内部の空気を外部に放出することができる。その結果、データ記憶装置300内部の過度な温度上昇を防止することができ、過度な温度の上昇による電子部品の特性変動を低減することができる。従って、信頼性の高いサーマルプリンター100を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば上記実施形態以外の変形例は、以下の通りである。
(変形例1)上記実施形態では、第1通気孔35と第2通気孔40とがほぼ同一形状で同一サイズの場合について説明したがこれは一実施例であり、様々なバリエーションがある。第1通気孔35および第2通気孔40の形状は丸であってもよいし長孔であってもよいし、互いに異なっていてもよい。第1通気孔35側からデータ記憶装置300の内部を窺ったとき内部が見えない形状、サイズであればよい。
(変形例2)上記実施形態では、データ記憶装置300が、サーマルプリンター100の駆動制御回路とフィスカルメモリー等の記憶部分とが同一の本体ケース31内に収容されている場合を例に説明したがこれに限定されない。サーマルプリンター100の駆動制御回路とフィスカルメモリー等の記憶部分とが別のケースに収容されていてもよい。各々のケースに上記の構造の通気孔を設けてもよい。
10…サーマルヘッド、20…カッター部、31…筐体としての本体ケース、32…メイン基板、33…第1筐体としての第1ケース、34…第2筐体としての第2ケース、35…第1通気孔、39…内壁、40…第2通気孔、42…外部接続端子、43…内部接続端子、60…本体フレーム、78…プリンター制御部、79…プリンター制御用CPU、80…フィスカルデータ処理部、81…フィスカルメモリー、82…EJメモリー、83…フィスカル制御部、84…プロテクト回路、85…フィスカル制御用CPU、90…ホストコンピューター、95…中継部、100…サーマルプリンター、150…プリンター機構部、180…プリンター本体部、200…外装ケース、300…データ記憶装置。
Claims (7)
- 少なくとも、情報を記憶するメモリーを含む電子部品と、情報の伝達を行う接続端子と、を備えるデータ記憶装置の筐体の構造であって、
前記筐体は、前記接続端子が露出する開口部および/または複数の第1通気孔が形成された筐体外面と、前記筐体外面と所定の間隙を空けて前記筐体の内部に配設されるとともに複数の第2通気孔が形成された内壁と、を有し、
前記第1通気孔と前記第2通気孔とは、互い違いに配置されていることを特徴とするデータ記憶装置の筐体の構造。 - 前記筐体外面の前記第1通気孔と、前記内壁の前記第2通気孔とは、同一ピッチで形成され、配列方向に1ピッチずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置の筐体の構造。
- 前記筐体は、少なくとも、前記第1通気孔が形成された前記筐体外面を有する第1筐体と、前記第2通気孔が形成された前記内壁を有する第2筐体から構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ記憶装置の筐体の構造。
- 前記第1筐体の前記筐体外面と前記第2筐体の前記内壁は、前記筐体の側面から見て、重なるように組み合わされ、
前記第1通気孔は前記内壁の壁面に対向し、前記第2通気孔は前記筐体外面の壁面に対向し、
前記第1通気孔と前記第2通気孔は互いに貫通しないようにそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項3に記載のデータ記憶装置の筐体の構造。 - 記録用紙に情報を印刷する印刷部と、
少なくとも、前記印刷部を備える印刷装置本体部と、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の筐体の構造を有するとともに、前記情報を記憶する記憶部を含む電子部品と、前記情報の伝達を行う接続端子とを有するデータ記憶装置と、を備え、
前記印刷装置本体部と前記データ記憶装置とは、前記接続端子によって着脱可能に接続されていることを特徴とする印刷装置。 - 前記データ記憶装置は、前記筐体内部に前記印刷装置本体部の動作を制御する制御部を備えていることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
- 設置面に対し、前記データ記憶装置は前記印刷部より近距離に配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の印刷装置。
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JP2009276146A JP2011116043A (ja) | 2009-12-04 | 2009-12-04 | データ記憶装置の筐体の構造、および印刷装置 |
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-
2009
- 2009-12-04 JP JP2009276146A patent/JP2011116043A/ja not_active Withdrawn
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