JP2011183722A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的接続の信頼性を向上させた印刷装置を提供する。
【解決手段】少なくとも用紙に会計情報を含む情報を印刷する印刷部70を収容する第1筐体200を有する印刷装置本体部180と、少なくとも前記情報の一部を不揮発的に記憶するメモリー回路80および前記印刷装置本体部180を制御する制御回路78を収容する第2筐体31を有するコントロール部300とを備え、前記コントロール部300は、前記印刷装置本体部180を制御する信号および前記情報を伝達する接続端子43を有し、前記印刷装置本体部180は、前記接続端子43と接続される受け端子91を有し、前記接続端子43および/または前記受け端子91は、前記接続端子43と前記受け端子91との接続方向と略直交する方向に揺動自在に設けられていることを特徴とする印刷装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、会計処理等に伴うデータを記憶するデータ記憶部を備えた印刷装置に関する。
販売、物流、商流の業界においては、会計情報を処理する各種システム(POSシステム等)が用いられている。このようなシステムにおいて、会計情報を記録して発行するために印刷装置としてのプリンターが用いられる。この種のプリンターとして、フィスカルプリンターと呼ばれるものがある。フィスカルプリンターは、会計情報を記録して発行するプリンター本体部と記録した会計情報を記憶するデータ記憶部とを備えている。
このデータ記憶部に記憶されるデータは、例えば、徴税を確実なものとするために用いられる。そのため、データ記憶部は、会計情報に基づくデータが改ざんできないような構造であることが望まれる。データの改ざんを目的とした外部からの機械的アクセスを防止するために、データを記憶するメモリー(ROM)等の電子部品を実装した基板を、接続端子部分のみを露出させ、その他の部分を密閉状態で箱型の筐体に収納している。データ記憶部は、筐体内部にメモリー部品以外にプリンターの駆動回路等を収容しているものがある。そして、データ記憶部は、プリンター本体部に1つの接続端子により接続されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO2007/102121A2号パンフレット
上述のデータ記憶部は、プリンター本体部に挿入構造になっているものが多い。そのため、データ記憶部の接続端子を筐体の挿入方向側に設け、この接続端子と接続される受け端子をプリンター本体部の収容部の奥側に設け、データ記憶部の挿入動作によってデータ記憶部とプリンター本体部とを接続する構造が一般的である。データ記憶部は、メモリー部品以外にプリンターの駆動回路等を収容しているため重くなるとともに大型になってしまう。従って、接続動作において接続端子の接続部を目視しにくくなる。また、データ記憶装置はそれなりの重量があるため、挿入動作においてずれが生じやすくなってしまう。その結果、接続端子と受け端子との位置ずれが発生し接続しにくくなるとともに、接続したとき接続端子と受け端子とに過負荷が生じ、著しい場合は接続端子や受け端子もしくはそれらの基板との接続部が損傷する虞がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)少なくとも、用紙に会計情報を含む情報を印刷する印刷部を収容する第1筐体を有する印刷装置本体部と、少なくとも前記情報の一部を不揮発的に記憶するメモリー回路および前記印刷装置本体部を制御する制御回路を収容する第2筐体を有するコントロール部と、を備え、前記コントロール部は、前記印刷装置本体部を制御する信号および前記情報を伝達する接続端子を有し、前記印刷装置本体部は、前記接続端子と接続される受け端子を有し、前記接続端子および/または前記受け端子は、前記接続端子と前記受け端子との接続方向と略直交する方向に揺動自在に設けられていることを特徴とする印刷装置。
この構成によれば、印刷装置の印刷装置本体部とコントロール部とは、接続方向と略直交する方向に揺動自在な接続端子と受け端子とを介して接続されることができる。そのため、接続動作において接続方向と略直交する方向のずれが発生したとしても接続端子と受け端子とを確実に接続させることができる。そのため、接続端子と受け端子とに過負荷が生ずることを低減させることができる。従って、接続端子や受け端子もしくはそれらと基板との接続部の損傷を防止することができ、接続の信頼性を向上させることができる。
(適用例2)前記印刷装置本体部は、前記第1筐体に前記コントロール部が挿入される収容部を有し、前記受け端子は、前記収容部の前記コントロール部の挿入方向に相対する部位に設けられ、前記接続端子は、前記コントロール部の前記第2筐体の前記挿入方向側の面に設けられていることを特徴とする上記の印刷装置。
この構成によれば、コントロール部が印刷装置本体部の収容部に挿入され、収容部の奥で接続される形態であっても、接続端子と受け端子とに過負荷が生ずることを低減させることができる。そのため、接続端子や受け端子もしくはそれらと基板との接続部の損傷を防止することができ、接続の信頼性を向上させることができる。
(適用例3)前記接続端子は、前記受け端子との接続方向以外の方向に移動可能な接続端子取付け板を介して前記部位に取り付けられていることを特徴とする上記の印刷装置。
(適用例4)前記受け端子は、前記接続端子との接続方向以外の方向に移動可能な受け端子取付け板を介して前記第2筐体の前記面に取り付けられていることを特徴とする上記の印刷装置。
これらの構成によれば、接続端子および/または受け端子は接続方向以外の方向に移動することができる。そのため、接続端子と受け端子との接続動作において接続方向と略直交する方向のずれが発生したとしても接続端子と受け端子とを確実に接続させることができる。
サーマルプリンターの外観構成を示す斜視図。 カバーフレームが開いた状態のプリンター機構部の斜視図。 カバーフレームが閉じた状態のプリンター機構部の斜視図。 サーマルプリンターの概略側断面図。 サーマルヘッドの外観斜視図。 サーマルプリンターの構成を示すブロック図。 コントロール部の外観を示す図。 接続端子の揺動機構を説明する図。 コントロール部とプリンター本体部との関係を示す斜視図。 第2実施例の受け端子の揺動機構を説明する図。
以下、本実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。
(印刷装置の全体構成について)
本実施形態の印刷装置として、サーマルプリンターを例にとり図1〜4を参照して説明する。図1は、サーマルプリンターの外観構成を示す斜視図である。図2および図3は、プリンター機構部の外観を示す斜視図であり、詳しくは、図2は、カバーフレームが開いた状態のプリンター機構部の斜視図であり、図3は、カバーフレームが閉じた状態のプリンター機構部の斜視図である。図4は、サーマルプリンターの側断面図である。
このサーマルプリンターは、フィスカルプリンターとして用いられ、レシート等に会計情報を印刷して発行することや、この会計情報をデータとして記憶することに適用される。サーマルプリンターは、記録用紙としてロール状の感熱紙を使用して、この感熱紙に会計情報を印刷して発行する。また、会計情報の中の、例えば税金に関する情報をフィスカルデータとしてフィスカルメモリーに記憶する。なお、図1〜図4に示すX方向は、印刷される感熱紙の幅方向を示し、Z方向は、印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド部での感熱紙の紙送り方向を示し、Y方向は、X方向およびZ方向と直交する方向を示す。
図4に示すように、サーマルプリンター100は、印刷装置本体部としてのプリンター本体部180とコントロール部300とから構成される。プリンター本体部180は、プリンター機構部150と、第1筐体としての外装ケース200とから構成される。後述するコントロール部300は、プリンター本体部180に装着自在に接続される。
図2〜4に示すプリンター機構部150は、図1に示す外装ケース200に収容される。詳しくは、プリンター機構部150は、樹脂等からなる下ケース205の上部に固定され、側面部および後方部は、上ケース210に覆われており、そのY方向の前方部分は、パネル215により覆われている。プリンター機構部150の上面は上部カバー220に覆われている。後述するように、コントロール部300は、下ケース205の下部に設けられた収容部207に配置される。
図1に示すように、上ケース210の上面のX方向の一方の側には、オープンボタン230が設けられている。オープンボタン230は、図1中矢印B方向に押し下げられることによって、図3に示すプリンター機構部150に設けられたカバーオープンレバー235を、支点240を中心に回転させることができる。カバーオープンレバー235は、図2に示すカバーフレーム12のロック機構と係合しており、時計方向に回転されることにより、ロック機構が解除される。さらに、カバーフレーム12は、上部カバー220と結合されている。そのため、上部カバー220が矢印C方向に開き、ロール紙ホルダー16が露出する。すなわち、この状態が、図2に示すプリンター機構部150のカバーフレーム12が開いた状態である。このようにすることにより、ロール状の感熱紙Sのセットもしくは取り出しができる。
なお、本実施形態で使用する感熱紙Sは、発色剤がバインダー等により保持されている発色層からなる印刷面を有し、この印刷面を外面に順次積層され構成されているロール状の感熱紙Sである。以降、このロール状の感熱紙をロール紙Rと呼ぶ。
(プリンター機構部の全体構成について)
ここで、プリンター機構部の詳細を図2〜5を参照して説明する。図5はサーマルヘッドの外観斜視図である。なお、図5に示すX方向およびZ方向は、図1〜4に示すX方向およびZ方向と同一方向である。図2〜4に示すように、プリンター機構部150は、本体フレーム60と、カバーフレーム12と、ロール紙ホルダー16と、カッター部20と、印刷部70と、を備えている。
図2に示すように、本体フレーム60は、板金等からなり、Z方向上方およびY方向前方に開口を有する略箱型に形成されている。カバーフレーム12は、本体フレーム60の上部後方に設けられている。カバーフレーム12は、本体フレーム60の後部両側の上端部に設けられた支軸68を中心として開閉自在に取り付けられている。カバーフレーム12には、カバーフレーム12を閉じた際にロール紙Rとの接触を避けるための円弧状の覆い15が設けられている。また、サーマルプリンター100の設置角度を変える場合、すなわち、例えば縦置きにする場合、この覆い15は、ロール紙Rを受ける保持部材としても機能する。
図2に示すように、ロール紙ホルダー16は、本体フレーム60の箱状に形成された内部の後方に、上記カバーフレーム12に覆われて設けられている。ロール紙ホルダー16は、樹脂等により形成され、中央部にロール紙Rの最大径に相当する略円弧状のくぼみを有し、本体フレーム60の底部に、円弧状のくぼみの側面開口が本体フレーム60の両側面側に向くように取り付けられている。本体フレーム60の内側の両側面部分は、ロール紙Rの側面ガイド部として機能する。そのため、ロール紙Rは、側面を本体フレーム60の内側の両側面部分に幅方向の動きを規制され、ロール紙ホルダー16の略円弧状のくぼみに回転自在に保持される。また、ロール紙ホルダー16には、ロール紙Rの残量を検出する図示しないロール紙ニアエンドセンサーが設けられている。
(カッター部について)
図4に示すように、カッター部20は、本体フレーム60の前方すなわちカバーフレーム12の支軸68とは相対する位置であって紙出口Gの近傍に設けられている。カッター部20は、可動刃21とその駆動手段22と固定刃27とを備えている。可動刃21とその駆動手段22とは、第1カッターカバー24内に収容され本体フレーム60側に配置されている。可動刃21は、駆動手段22により図中矢印E方向に往復移動する。固定刃27は、第2カッターカバー29内に収容されカバーフレーム12側、すなわち、感熱紙Sが通過する搬送経路を挟んで対向する側に配置されている。そのため、カバーフレーム12を閉じた状態では、駆動手段22により往復移動される可動刃21の刃部と固定刃27の刃部とが当接状態で摺動する。このことによって、感熱紙Sは紙出口G近傍で切断される。
(印刷部について)
図4に示すように、印刷部70は、ロール紙ホルダー16を始点として、カッター部20の紙出口Gを終点とする感熱紙Sの搬送経路D上の出口近傍に設けられている。印刷部70は、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とプラテン71とを有している。なお、サーマルヘッド10とヘッド保持機構77とは本体フレーム60側に、プラテン71はカバーフレーム12側に分離可能な状態で配設されている。
図5に示すように、サーマルヘッド10は、放熱板106とヘッド支持軸102と基板としてのヘッド基板110とドライバーIC120とFPC108とを有している。ヘッド基板110は、長矩形形状を呈しており、複数の発熱素子145からなる発熱素子列145aが長手方向に沿って図中Z方向上方に形成されている。また、発熱素子列145aと平行して、発熱素子145を駆動する複数のドライバーIC120が配設されている。放熱板106は、アルミニウム等の引き抜き材で形成され、ヘッド基板110が放熱板106の係止面106aに両面粘着テープ等で貼り付けられている。
放熱板106のヘッド基板110のZ方向上方には、案内斜面部104が放熱板106の長手方向にわたって形成されている。この案内斜面部104は、図4に示すカバーフレーム12を閉じる際に、プラテン71を滑動させて所定の位置まで案内する。この際、案内斜面部104の傾斜は、プラテン71がヘッド基板110と衝突しないような所定の角度を有している。また、案内斜面部104の斜面は、この案内斜面部104に近接して付設されたヘッド基板110と略同じ高さになるように設定されている。ヘッド支持軸102は円柱状の丸ピンであり、放熱板106の左右の側面部に設けられた穴部に圧入されている。
FPC108は、一端をヘッド基板110に設けられた図示しない接続端子に接続され、他端は図4に示す受け端子としてのコネクター91に接続されている。なお、このコネクター91は、コントロール部300と内部接続端子43を介して接続する機能を有し、プリンター本体部180の配線等が集約されている。
図4に示すヘッド保持機構77は、本体フレーム60に形成された溝部としての切り欠き部62とヘッド押圧板72とヘッド押圧板72に取り付けられるバネ75とから構成されている。切り欠き部62は、本体フレーム60の上方に開口を有するとともに複数の溝部が形成されている。サーマルヘッド10は、ヘッド支持軸102が本体フレーム60の切り欠き部62の一部に挿入されることによって、本体フレーム60に取り付けられる。ヘッド押圧板72は、上下に曲げ部が形成され、圧縮コイルバネであるバネ75が固定されている。このヘッド押圧板72は、切り欠き部62に挿入され、曲げ部がそれぞれ切り欠き部62の一部に係合することによって本体フレーム60に取り付けられる。
このようにすることによって、サーマルヘッド10とヘッド押圧板72とは、切り欠き部62の両側に、互いに略平行状態で支持される。ヘッド押圧板72に固定されるバネ75は、サーマルヘッド10の背面に当接する。このバネ75によりサーマルヘッド10はプラテン71方向に付勢される。このヘッド保持機構77は、ヘッド押圧板72に固定されたバネ75をサーマルヘッド10の背面からずらすことによって、切り欠き部62から取り外すことができる。サーマルヘッド10もバネ75からの付勢力がなくなることによって、切り欠き部62から取り外すことができる。このようにして、サーマルヘッド10は本体フレーム60に対して、着脱可能に支持される。
図2および図4に示すように、プラテン71は、ゴム等の弾性部材により円筒形のローラー状に形成され、プラテン軸受73を介してカバーフレーム12に回転可能に支持されている。プラテン71の一方の軸には、プラテン歯車74が圧入されている。本体フレーム60には、溝部64が設けられており、カバーフレーム12を閉じると、プラテン71が、サーマルヘッド10の案内斜面部104(図5参照)に案内された後、プラテン軸受73が溝部64と当接する。さらに、サーマルヘッド10によるプラテン71への加圧力で、カバーフレーム12には下向きの力が作用し、プラテン71の位置が定められる。
以上の構成により、図4に示すように、プラテン71は、感熱紙Sの内面S2の側から感熱紙Sをサーマルヘッド10の方向に押圧し、プラテン71と対向するサーマルヘッド10は、感熱紙Sの外面S1の側から感熱紙Sをプラテン71の方向に押圧して、感熱紙Sを挟持する。なお、このとき感熱紙Sの外面S1の表面に、前述の発色層が形成されている。また、図2に示すように、本体フレーム60の側面には、プラテン71を回転駆動させるための紙送りモーター66と紙送り伝達歯車67とが設けられている。上述のように、プラテン71が本体フレーム60の溝部64に位置決めされることによって、プラテン歯車74と紙送り伝達歯車67とが噛み合い、紙送りモーター66からの動力がプラテン71へ伝達される。
上述の構成を有するサーマルプリンター100は、上部カバー220と連結するカバーフレーム12を開き感熱紙Sからなるロール紙Rをセットして、感熱紙Sを紙出口Gまで引き出し、上部カバー220と連結するカバーフレーム12を閉じることによって、感熱紙Sはプラテン71とサーマルヘッド10との間、および可動刃21と固定刃27との間にセットされる。そして、紙送りモーター66を起動しプラテン71を回転させて感熱紙Sを送りながら、サーマルヘッド10の直線状に配置された発熱素子145を選択的に通電して発熱させることによって、感熱紙Sに所定の情報を印刷することができる。また、カッター部20を駆動して固定刃27に対して可動刃21を往復移動させることにより、情報が印刷された感熱紙Sを所定の長さに切断してレシート等の単票として発行することができる。
なお、サーマルプリンター100は、カバーフレーム12が確実に閉じられ、サーマルヘッド10とプラテン71とが加圧状態で接しているかを検出する図示しないカーバーオープンセンサーが設けられている。また、サーマルヘッド10の放熱板106には、サーマルヘッド10の温度を検出する図示しないヘッド温度センサーが設けられている。
(第1実施例)
(コントロール部について)
ここで、コントロール部について、図6〜8を参照して説明する。図6は、サーマルプリンターの構成を示すブロック図である。図7は、コントロール部の外観を示す図であり、(a)は、外部接続端子側から見た斜視図、(b)は、接続端子としての内部接続端子側から見た斜視図である。図8は、接続端子揺動機構を説明する図であり、(a)は接続面から接続端子取付板を見た斜視図、(b)は、(a)を裏面から見た斜視図、(c)は、接続端子揺動機構の構成を示す図である。なお、図7および図8に示すX方向、Y方向およびZ方向は、図1〜4に示すX方向、Y方向およびZ方向と同一方向である。
本実施形態におけるコントロール部300は、上述のサーマルプリンター100の駆動回路や会計情報をデータとして記憶するフィスカルメモリー等の電子部品が実装された基板を有している。サーマルプリンター100(フィスカルプリンターともいう)は、販売等の商取引に際し顧客に渡すレシートや、業者用にレシートの内訳、売り上げの合計金額および商品品目ごとの合計金額等の会計情報を記録したジャーナルを個別に印刷して発行する。なお、サーマルプリンター100は、駆動回路によって駆動制御される。
フィスカルメモリーは、これらの会計情報のうち税金に関する情報(以降、フィスカルデータという)を記憶する。このフィスカルデータは、例えば、徴税を確実なものとするために用いられ、必要に応じ政府の調査官がフィスカルデータを読み出し調査する。フィスカルメモリーに記憶されるフィスカルデータは改ざんできないようにする必要がある。そのため、コントロール部300の仕様に関しては、法律(フィスカル法)で厳しく規制されている。このフィスカル法の内容やフィスカルデータの定義はそれぞれの国によって異なっている。
まず、コントロール部300の構成について、コントロール部およびプリンター本体部の構成を示すブロック図である図6を参照して説明する。図6に示すように、コントロール部300は、プリンター制御部78とメモリー回路を含むフィスカルデータ処理部80と外部接続端子42と接続端子としての内部接続端子43とから構成されている。プリンター制御部78とフィスカルデータ処理部80と外部接続端子42とはメイン基板32に実装される。内部接続端子43は、例えばリード線を介してメイン基板32に接続実装される。プリンター制御部78は、プリンター制御用CPU(Central Processing Unit)79と、図示しない情報処理部と、サーマルヘッドや各種モーターを駆動する図示しないドライバー等を備えている。プリンター制御用CPU79は、図示しない操作系や検出系からの入力信号処理、印刷処理等の各種処理を実行し、プリンター本体部180(サーマルプリンター100)を統括制御する。
フィスカルデータ処理部80は、フィスカルメモリー81と、EJ(Electric Journal)メモリー82と、フィスカル制御部83と、プロテクト回路84と、RTC(Real Time Clock)87と、SRAM(Static Random Access Memory)88と、バッテリー89とを備える。フィスカルメモリー81は、ワンタイムROM(Read Only Memory)と呼ばれる1つのアドレスに1度しか書き込みできないタイプのメモリーを使用し、売り上げの集計値等の税金に関するフィスカルデータを不揮発的に記憶する。EJメモリー82は、電子ジャーナルメモリーであり、NAND型フラッシュメモリー等の不揮発性記憶素子が適用され個々の売り上げデータ等を記憶する。
フィスカル制御部83は、フィスカル制御用CPU85とプログラマブルROM86とを備える。フィスカル制御用CPU85は、フィスカルデータ処理部80を統括制御し、会計情報等のデータを処理する。プログラマブルROM86は、プログラム可能な論理回路を書き込んだデバイスであり、フィスカルメモリー81への書き込みや読み出しその他を制御する。プロテクト回路84は、フィスカルメモリー81やEJメモリー82に記憶されるデータへの不正アクセスや改ざんの防止の機能を持っている。
RTC87は、リアルタイムクロックであり、年月日時間をカウントするICである。SRAM88は、ワーキングメモリーとして機能してフィスカルデータ等の各種データを一時的に格納したり、フィスカル制御用CPU85によって実行されるデータ処理等のプログラムを一時的に展開したりする。また、SRAM88は、バッテリーバックアップ機能を有しており、バッテリー89を電源としている。また、バッテリー89は、RTC87にも電気を供給し、メイン電源が遮断された状態でも時間をカウントしている。
外部接続端子42は、複数のポートを有しており、ホストコンピューター90と、プリンター制御部78およびフィスカルデータ処理部80とを接続し、ホストコンピューター90とコマンドやデータの送受信を行う。また、外部接続端子42は、フィスカルポートを有しており、政府の調査官がフィスカルメモリー81のフィスカルデータを読み出すときのみに使われる。
内部接続端子43は、1つのコネクターからなり、プリンター本体部180に設けられた受け端子としてのコネクター91と接続され印刷データや各種機構への駆動信号を送信する。なお、内部接続端子43には図示しない電子スイッチが内包されている。電子スイッチは、コントロール部300がプリンター本体部180から取り外されたことを電気的に検知して、信号をRTC87に送る。RTC87は、信号を受信した時間を求め、その結果をフィスカルメモリー81もしくはEJメモリー82のいずれかのメモリーに送り記憶させる。内部接続端子43およびその取付方法は後述する。
プリンター本体部180のコネクター91には、図4に示す下ケース205下部の中継部95に設けられ、カッター部20の駆動源であるモーターの配線、印刷部70のサーマルヘッド10のFPC108や上述の各種センサー、例えば、前述のロール紙ニアエンドセンサー、カーバーオープンセンサーやヘッド温度センサー等の信号線が集約され接続されている。各種センサーの信号は、コネクター91および内部接続端子43を介して、コントロール部300のプリンター制御用CPU79に送られる。プリンター制御用CPU79では、プリンター本体部180に送られた印刷データが確実に印刷されたか否かを判定して、印刷されていない場合は再印刷の指示をだす。この結果は、フィスカルデータ処理部80に送られ、フィスカルメモリー81もしくはEJメモリー82のいずれかのメモリーに記憶される。コネクター91およびその取付方法は後述する。
図7(a),(b)に示すように、コントロール部300は、略長方形の箱状の第2筐体としての本体ケース31を備え、上述のメイン基板32が本体ケース31にほぼ密閉状態で収容される。そして、本体ケース31の1つの側面31aには、上述の外部接続端子42が設けられている。また、本体ケース31の側面31aと対向する側面31bには、内部接続端子43が、側面31bに設けられた四角形状の開口部35から接続部43aが突出するように後述する揺動機構50を介して設けられている。なお、内部接続端子43の接続部43aは、この揺動機構50によってこの四角形状の開口部35の開口範囲内でXおよびZ方向に移動自在となっている。
(揺動機構について)
以下、揺動機構について図8を参照して説明する。図8(c)に示すように、揺動機構50は、接続端子取付板48と、対向する2つの取付板ガイド55と、付勢手段としての第1バネ51と第2バネ52とを備え、本体ケース31の側面31bの内面31b´の開口部35周辺に設置される。接続端子取付板48は、図8(a),(b)に示すように、例えば、金属板で長方形の平板状に形成され略中央部に四角形の穴部48aが設けられている。接続端子取付板48には、内部接続端子43が、四角形の穴部48aから内部接続端子43の接続部43aを突出した状態で固定される。
取付板ガイド55は、図8(c)に示すように、断面L字状に形成され、図中Z方向に開口部35を挟んで所定の間隔を空け、図中X方向に延びるように内面31b´に設けられている。接続端子取付板48は、内部接続端子43の接続部43aが本体ケース31の側面31bの開口部35から突出した状態で2つの長辺を取付板ガイド55にガイドされ、X方向に移動自在に配置される。なお、このとき取付板ガイド55のZ方向の間隔は接続端子取付板48のZ方向の長さと比較して若干大きく設定されている。
そして、接続端子取付板48の長辺と取付板ガイド55のガイド面との隙間には、Z方向、すなわち取付板ガイド55の間隔の中央方向に付勢力を有する第1バネ51がそれぞれ配置されている。第1バネ51の種類は特に限定しないが、接続端子取付板48のX方向の動きをスムーズにするため取付板ガイド55の中央方向に湾曲する板バネもしくは棒バネが好ましい。このような構造にすることによって、接続端子取付板48は第1バネ51の撓み可能量だけZ方向に移動(揺動)することができる。
また、接続端子取付板48は、取付板ガイド55にZ方向をガイドされた状態で、接続端子取付板48の2つの短辺それぞれが第2バネ52によって中央方向(X方向)に付勢され配置されている。第2バネ52の種類は特に限定しない。X方向中央側に湾曲する板バネもしくは棒バネであってもよいし、圧縮コイルバネであってもよい。このような構造にすることによって、接続端子取付板48は、第2バネ52の撓み可能量だけX方向に移動(揺動)することができる。
すなわち、接続端子取付板48は、内部接続端子43の接続方向(Y方向)以外の方向(X方向およびZ方向)に所定の範囲だけ移動(揺動)可能に取り付けられる。そのため、接続端子取付板48に固定された内部接続端子43も、内部接続端子43とコネクター91との接続方向(Y方向)以外の方向(X方向およびZ方向)に所定の範囲だけ移動(揺動)することができる。なお、内部接続端子43のX方向およびZ方向の移動(揺動)可能範囲は、内部接続端子43の接続部43aが嵌合される本体ケース31の開口部35の大きさ、接続端子取付板48の長辺と取付板ガイド55のガイド面との隙間、または第1バネ51と第2バネ52とのバネ力によって任意に設定することができる。
なお、コントロール部300は、本体ケース31が容易に分解できない構造であること、また、許可なく分解したときはその履歴が残ることが、法律(フィスカル法)によって要求されている。本実施形態では特に限定しないが、本体ケース31は、例えば、特殊工具、不可逆構造のフックやシール材や接着材で組み立てることが好ましい。
上述の構成を有するサーマルプリンター100は、ホストコンピューター90を介して送られるコマンドと会計情報を含む印刷データを、コントロール部300のプリンター制御部78で処理してプリンター本体部180で感熱紙Sに印刷してレシートとして発行する。また、コントロール部300は、印刷データをフィスカルデータ処理部80で処理して印刷データの中から必要データを抜き出し、EJメモリー82に順次記憶させる。EJメモリー82には、レシートごとにこのようなデータが蓄積される。さらには、印刷データやSRAM88に一時格納されたデータの中から、税金に関係するフィスカルデータを選択してフィスカルメモリー81に記憶させる。このとき必要に応じ、RTC87による時間情報等も付与される。この選択および処理は、主にプログラマブルROM86に格納されるプログラムを用いフィスカル制御用CPU85で制御される。
法律(フィスカル法)では、フィスカルメモリー81やEJメモリー82に容易にアクセスできないことと、許可なくアクセスした場合はその履歴が残ることが要求されている。そのため、フィスカルメモリー81およびEJメモリー82の前段にはプロテクト回路84が設けられ、例えば、フィスカル制御用CPU85から発せられる許可信号に基づいてのみアクセスが許可される。なお、このプロテクト回路84の仕様については、特に限定しない。マイコンであってもよいし、CPLD(Complex Programmable Logic Device)であってもよい。
政府の調査官が、調査のためにフィスカルメモリー81のフィスカルデータを読み出すときは、例えば、秘密のID情報を使用して専用のフィスカルポートを用いる。フィスカル制御用CPU85では、ID情報を認識してプロテクト回路84の読み取り許可信号を発してフィスカルメモリー81へのアクセスを許可する。なお、必要に応じEJメモリー82へのアクセスも許可する。なお、このアクセス履歴は、RTC87による時間情報が付与され、フィスカルメモリー81に記憶される。
図4および図9に示すように、サーマルプリンター100は、別体であるコントロール部300とプリンター本体部180とがドッキングされ構成される。コントロール部300は、図9に示すプリンター本体部180の下ケース205下部に形成された収容部207に挿入口205aから挿入される。そして、コントロール部300の本体ケース31の挿入方向の側面31bに設けられた上述の内部接続端子43が、図4に示す下ケース205の収容部207の中継部95に配置された1つのコネクター91に接続される。
サーマルプリンター100(フィスカルプリンター)は、コントロール部300がプリンター本体部180から容易に取り外しできない構造であること、また、許可なく取り外したときはその履歴が残ること等が法律(フィスカル法)で要求されている。そのため、コントロール部300は、プリンター本体部180から容易に取り外しできないようにロックされる。本実施形態では、ロック構造について特に限定しないが、コントロール部300とプリンター本体部180とをワイヤー等で固定し、ワイヤーの接合部にタグを固着してもよい。
上述の構造を有するコントロール部300に対して、フィスカルメモリー81に記憶されるフィスカルデータへの不正アクセスや改ざんを目的として、例えば、外部接続端子42から電気的アクセスを試みる場合は、図6に示すプロテクト回路84によって阻止される。また、例えば、コントロール部300を取り外そうとする場合は、上記ロック構造により阻止される。取り外す場合は、ワイヤーの切断もしくはタグを破壊しなければならないため履歴が残る。さらには、取り外した場合は、内部接続端子43に内包される電子スイッチが、コントロール部300がプリンター本体部180から取り外されたことを電気的に検知して、RTC87の時間情報を付加していずれかのメモリーに記憶する。
例えば、コントロール部300の本体ケース31の分解を試みる場合は、本体ケース31は、特殊工具を用いて締結したり、不可逆構造のフックを用いて固着したり、シール材や接着材で固定されている。そのため、容易に分解できないとともに分解履歴が残る。このようにして、コントロール部300のフィスカルメモリー81に記憶されるフィスカルデータの不正アクセスや改ざんは防止される。
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)上述のサーマルプリンター100は、プリンター本体部180と、プリンター制御部78およびフィスカルデータ処理部80を含むコントロール部300とから構成されている。コントロール部300は、プリンター本体部180の収容部207に挿入され、収容部207内の奥において、コントロール部300の内部接続端子43とプリンター本体部180のコネクター91とが接続される。このとき、内部接続端子43は、揺動機構50によりコネクター91の接続方向とは略直交する方向に移動(揺動)可能になっている。そのため、コントロール部300の挿入において内部接続端子43とコネクター91との接続方向とは略直交する方向の位置ずれが発生したとしても、内部接続端子43が接続方向とは略直交する方向にずれ分だけ移動して、過負荷を生じさせることなく確実に接続されることができる。その結果、内部接続端子43、コネクター91およびそれらのメイン基板32との接続部の損傷を防止し接続の信頼性を向上させることができる。
(第2実施例)
第2実施例にかかるサーマルプリンターを図4および図10を参照して説明する。図10は、第2実施例の受け端子の揺動機構を説明する図である。図10に示すX方向、Y方向、Z方向は、図1〜4に示すX方向、Y方向、Z方向と同一な方向を示す。なお、第2実施例は、揺動機構をプリンター本体部の受け端子のみに設けた例である。また、第1実施例と共通する構造および部品については、番号を共通とし説明を省略する。
図4に示すように、サーマルプリンター100は、プリンター本体部180の下ケース205に、コントロール部300が挿入される収容部207が設けられている。収容部207の奥側に配置される中継部95には、受け端子としてのコネクター91が、接続部91aをコントロール部300が挿入される方向に向け、揺動機構50aを介して設けられている。
図10に示すように、揺動機構50aは、受け端子取付板54と、対向する2つの取付板ガイド55と、付勢手段としての第1バネ51と第2バネ52とを備え、中継部95の内面95b´の開口部97周辺に設置される。受け端子取付板54は、図10(a),(b)に示すように、例えば、金属板で長方形の平板状に形成され略中央部に四角形の穴部54aが設けられている。受け端子取付板54には、コネクター91が、四角形の穴部54aからコネクター91の接続部91aを突出した状態で固定される。
取付板ガイド55は、図10(b)に示すように、断面L字状に形成され、図中Z方向に開口部97を挟んで所定の間隔を空け、図中X方向に延びるように内面95b´に設けられている。受け端子取付板54は、コネクター91の接続部91aが中継部95の面91bの開口部97から突出した状態で2つの長辺を取付板ガイド55にガイドされ、X方向に移動自在に配置される。なお、このとき取付板ガイド55のZ方向の間隔は受け端子取付板54のZ方向の長さと比較して若干大きく設定されている。
そして、受け端子取付板54の長辺と取付板ガイド55のガイド面との隙間には、Z方向、すなわち取付板ガイド55の間隔の中央方向に付勢力を有する第1バネ51がそれぞれ配置されている。第1バネ51の種類は特に限定しないが、受け端子取付板54のX方向の動きをスムーズにするため取付板ガイド55の中央方向に湾曲する板バネもしくは棒バネが好ましい。このような構造にすることによって、受け端子取付板54は、X方向に移動自在であるとともに、第1バネ51の撓み可能量だけZ方向に移動(揺動)することができる。
また、受け端子取付板54は、取付板ガイド55にZ方向をガイドされた状態で、受け端子取付板54の2つの短辺それぞれが第2バネ52によって中央方向(X方向)に付勢され配置されている。第2バネ52の種類は特に限定しない。X方向中央側に湾曲する板バネもしくは棒バネであってもよいし、圧縮コイルバネであってもよい。このような構造にすることによって、受け端子取付板54はX方向に第2バネ52の撓み可能量だけ移動(揺動)することができる。
すなわち、受け端子取付板54は、コネクター91の接続方向(Y方向)以外の方向(X方向およびZ方向)に所定の範囲だけ移動(揺動)可能に取り付けられる。そのため、受け端子取付板54に固定されたコネクター91も、コネクター91と内部接続端子43との接続方向(Y方向)以外の方向(X方向およびZ方向)に所定の範囲だけ移動(揺動)することができる。なお、コネクター91のX方向およびZ方向の移動(揺動)可能範囲は、コネクター91の接続部91aが嵌合される中継部95の開口部97の大きさ、受け端子取付板54の長辺と取付板ガイド55のガイド面との隙間、または第1バネ51と第2バネ52とのバネ力のよって任意に設定することができる。
以下、実施形態の効果を記載する。
(1)上述のサーマルプリンター100は、プリンター本体部180と、プリンター制御部78およびフィスカルデータ処理部80を含むコントロール部300とから構成されている。コントロール部300は、プリンター本体部180の収容部207に挿入され、収容部207内の奥において、コントロール部300の内部接続端子43とプリンター本体部180のコネクター91とが接続される。このとき、コネクター91は、揺動機構50aにより内部接続端子43の接続方向とは略直交する方向に移動(揺動)可能になっている。そのため、コントロール部300の挿入において内部接続端子43とコネクター91との接続方向とは略直交する方向の位置ずれが発生したとしても、コネクター91が接続方向とは略直交する方向にずれ分だけ移動して、過負荷を生じさせることなく確実に接続されことができる。その結果、内部接続端子43、コネクター91およびそれらのメイン基板32との接続部の損傷を防止し接続の信頼性を向上させることができる。
(第3実施例)
次いで、第3実施例にかかるサーマルプリンターを説明する。第1実施例として揺動機構50をコントロール部300の内部接続端子43側にのみ設けた場合を、第2実施例として揺動機構50aをプリンター本体部180の収容部207側にのみ設けた場合を例にとり説明したがこれに限定されない。揺動機構50,50aは双方に設けてもよい。すなわち、サーマルプリンター100は、揺動機構50をコントロール部300の内部接続端子43側に、揺動機構50aをプリンター本体部180の収容部207側に設けてもよい。このような構成にすることによって、コントロール部300の挿入において内部接続端子43とコネクター91との接続方向とは略直交する方向の位置ずれが発生したとしても、内部接続端子43およびコネクター91の双方が接続方向とは略直交する方向にずれ分だけ移動して、過負荷を生じさせることなく確実に接続されることができる。その結果、内部接続端子43、コネクター91およびそれらのメイン基板32との接続部の損傷を防止し接続の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。例えば上記実施例以外の変形例は、以下の通りである。
(変形例)上記実施例では、揺動機構50,50aとして、接続端子取付板48および受け端子取付板54が取付板ガイド55にガイドされるとともに第1バネ51および第2バネ52により付勢されている場合について説明したが、これは一実施例であり、様々なバリエーションがある。例えば、接続端子取付板48および受け端子取付板54をL字状に曲げ、その曲げ部に揺動中心としての回動中心を設け振り子状に揺動してもよい。また、上記実施例では、揺動機構50,50aが同一な機構で構成されている場合について説明したが、内部接続端子43とコネクター91との揺動機構50,50aを異なる形式としてもよい。
10…サーマルヘッド、20…カッター部、31…第2筐体としての本体ケース、32…メイン基板、35…開口部、42…外部接続端子、43…接続端子としての内部接続端子、48…接続端子取付板、50,50a…揺動機構、51…第1バネ、52…第2バネ、54…受け端子取付板、55…取付板ガイド、60…本体フレーム、78…プリンター制御部、79…プリンター制御用CPU、80…フィスカルデータ処理部、81…フィスカルメモリー、82…EJメモリー、83…フィスカル制御部、84…プロテクト回路、85…フィスカル制御用CPU、90…ホストコンピューター、91…受け端子としてのコネクター、95…中継部、100…サーマルプリンター、150…プリンター機構部、180…プリンター本体部、200…第1筐体としての外装ケース、207…収容部、300…コントロール部。

Claims (4)

  1. 少なくとも用紙に会計情報を含む情報を印刷する印刷部を収容する第1筐体を有する印刷装置本体部と、
    少なくとも前記情報の一部を不揮発的に記憶するメモリー回路および前記印刷装置本体部を制御する制御回路を収容する第2筐体を有するコントロール部と、を備え、
    前記コントロール部は、前記印刷装置本体部を制御する信号および前記情報を伝達する接続端子を有し、
    前記印刷装置本体部は、前記接続端子と接続される受け端子を有し、
    前記接続端子および/または前記受け端子は、前記接続端子と前記受け端子との接続方向と略直交する方向に揺動自在に設けられていることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷装置本体部は、前記第1筐体に前記コントロール部が挿入される収容部を有し、
    前記受け端子は、前記収容部の前記コントロール部の挿入方向に相対する部位に設けられ、
    前記接続端子は、前記コントロール部の前記第2筐体の前記挿入方向側の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記接続端子は、前記受け端子との接続方向以外の方向に移動可能な接続端子取付け板を介して前記部位に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記受け端子は、前記接続端子との接続方向以外の方向に移動可能な受け端子取付け板を介して前記第2筐体の前記面に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019126920A (ja) * 2018-01-22 2019-08-01 東芝テック株式会社 処理端末及びプログラム

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