JP2014051849A - 舗装材料及びそれを用いた舗装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平均粒子径が1.0〜10.0μm、平均ペリクレース結晶子径が330〜430Åの酸化マグネシウムと、土壌とを予め混合した混合物であることを特徴とする舗装材料である。また、舗装材料を地面に敷き均す舗装材料敷均工程と、舗装材料が敷き均された地面に散水を行い、舗装材料を固化させる固化工程と、を有することを特徴とする舗装方法である。
【選択図】なし
Description
しかし、路線敷地内は幅が狭いうえ電線等のケーブルや保線設備等の構造物が設置されているため、作業性が悪い。このため、設備の破損や作業員が怪我をするなどの事故が発生することがあった。更に、草刈作業は列車通行時には中断されるため実作業時間が短く、コスト的にかなり高いことが問題となっている。
雑草の繁茂を抑えるために、市販の土壌固化材を用いて地面を固める方法が開発されている。例えば、特許文献1には、酸化マグネシウムと増量剤を含み水と反応して硬化する雑草繁殖防止剤と、同剤を地面に供給し土壌と撹拌し散水する雑草繁殖防止層を施工する方法が開示されている。
酸化マグネシウム粉末をエタノールに投入し、超音波分散処理を2分間行った後、レーザー回析粒度分布測定装置(日機装株式会社製マイクロトラックHRA)を用いて粒度分布を測定した。
X線回析装置を用いて、管電圧40kV、管電流40mAの条件で酸化マグネシウムの(200)面のX線回析パターンを測定して、半値幅よりScherrerの式を用いて平均ペリクレース結晶子径を求めた。標準試料にはX線回折用標準シリコン粉末を使用した。
BET比表面積測定装置(QUANTACHROME社製 monosorb)の試料充填セルに、試料の酸化マグネシウム粉末を約0.3g入れ、200℃の温度で15分間加熱して、酸化マグネシウム粉末の付着水を除去した後、BET1点法により測定した。
作業性の評価については、以下の様にして行った。
JIS A 1101コンクリートのスランプ試験法に準じ、真砂土100質量部に酸化マグネシウム5質量部を添加して作成した舗装材料(合計105質量部)に対して、25質量部の水を添加して調製した試料をスランプコーン(上端内径100mm、下端内径200mm、高さ300mm)に詰め、その後にスランプコーンを引き上げ、中央部分での下がりを測定してスランプ値とする。
スランプコーンに充填して直ちに測定したスランプ値(S0)と、スランプコーンに充填して3時間経過した後に測定したスランプ値(S3)の比S3/S0、スランプコーンに充填して6時間経過した後に測定したスランプ値(S6)の比S6/S0を求め、スランプ値の減少割合を作業性の評価指標とした。
水分率はJIS K 0067に準じて加熱乾燥温度105℃にて測定を行った。
実施例1、比較例1及び2は、海水法による水酸化マグネシウムをロータリーキルンで温度を変えて焼成したものを用いた。
比較例3は、中国産マグネサイトを焼成した市販の酸化マグネシウム、参考例1は、比較例3の酸化マグネシウムをボールミルで30分間粉砕したものを用いた。
目開き4mmの篩いを通過した、乾燥した真砂土(水分率:0.34%)100質量部に対して、平均粒子径2.9μm、平均ペリクレース結晶子径366Å、BET比表面積6.8m2/gの酸化マグネシウム5質量部を混合することで、舗装材料を作製した。上記舗装材料105質量部に、水12質量部を加えて、一軸圧縮強度試験用の供試体を作製した。供試体作製方法は、上記舗装材料と水をソイルミキサーにて4分間混合し、直径5cm、高さ10cmのモールド(円柱状容器)と、1.5kgのランマー(分銅)を使用して作製した。得られた混合物をモールド(円柱状容器)に4層に分割して投入し、1層目10回、2層目20回、3層目20回、4層目40回の合計90回、ランマー(分銅)を30cmの高さから繰り返し落として、混合物を円柱状に成形した。
成形した円柱状成形体をモールドから抜き出して、ポリエチレンフィルムで覆い密閉した後、7日間気中養生させ供試体とした。供試体は、JISA 1216「土の一軸圧縮試験方法」に準拠した方法により一軸圧縮強度を測定した。
その結果、一軸圧縮強度は1.937N/mm2であった。また、作業性を示すS3/S0は0.93で良好であった。
酸化マグネシウムを、平均粒子径3.1μm、平均ペリクレース結晶子径445Å、BET比表面積5.7m2/gの酸化マグネシウムに変えた他は、実施例1と同様にして一軸圧縮強度試験を行なった。
その結果、一軸圧縮強度は1.209N/mm2であった。また、作業性を示すS3/S0は0.91で良好であった。
酸化マグネシウムを、平均粒子径3.5μm、平均ペリクレース結晶子径302Å、BET比表面積19.8m2/gの酸化マグネシウムに変えた他は、実施例1と同様にして一軸圧縮強度試験を行なった。
その結果、一軸圧縮強度は2.946N/mm2であった。また、作業性を示すS3/S0は0.56で不良であった。
酸化マグネシウムを、平均粒子径20.1μm、平均ペリクレース結晶子径473Å、BET比表面積17.5m2/gの酸化マグネシウムに変えた他は、実施例1と同様にして一軸圧縮強度試験を行なった。
その結果、一軸圧縮強度は0.815N/mm2であった。また、作業性を示すS3/S0は1.00で良好であった。
酸化マグネシウムを、平均粒子径3.2μm、平均ペリクレース結晶子径401Å、BET比表面積20.8m2/gの酸化マグネシウムに変えた他は、実施例1と同様にして一軸圧縮強度試験を行なった。
その結果、一軸圧縮強度は1.401N/mm2であった。また、作業性を示すS3/S0は1.00で良好であった。
舗装する場所の雑草を除草しさらに除根を行い施工面とした。その後、施工面に実施例1で作製したものと同じ舗装材料を30mmの厚さになるように敷均し、ジョウロを使って施工面1m2あたり20Lの水を散布した。施工から1ヶ月経過した後に観察を行ったが、施工面に草は生えていなかった。
Claims (5)
- 平均粒子径が1.0〜10.0μm、平均ペリクレース結晶子径が330〜430Åの酸化マグネシウムと、土壌とを予め混合した混合物であることを特徴とする舗装材料。
- 土壌が真砂土であることを特徴とする請求項1記載の舗装材料。
- 水分率が0.01〜2%の土壌と前記酸化マグネシウムとが混合されたことを特徴とする請求項1又は2記載の舗装材料。
- 請求項1乃至3いずれか記載の舗装材料を地面に敷き均す舗装材料敷均工程と、
前記舗装材料が敷き均された前記地面に散水を行い、前記舗装材料を固化させる固化工程と、
を有することを特徴とする舗装方法。 - 前記舗装材料敷均工程の前に、前記地面に繁殖する雑草の除根を行う除根工程を有することを特徴とする請求項4記載の舗装方法。
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