JP2014051517A - デフェラシロックス(icl670a)の多形形態 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bの製造方法には、(a)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを、その融点約261℃以上に加熱する;(b)段階(a)の融解物を、ほぼ室温またはそれ以下まで冷却して、非晶形を得る;(c)段階(b)の非晶形を、95℃以上の温度に、好ましくは190℃以上に加熱して、結晶形Bへと再結晶化させる;(d)室温まで冷却することにより、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bを単離することが含まれる。
【選択図】なし
Description
薬物4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸は、輸血依存性貧血、特に重症型サラセミア、中間型サラセミアでの、また鎌状赤血球病での鉄過剰負荷の処置において、鉄関連罹患率および死亡率を減少させるのに必要とされる経口活性鉄キレート剤である。4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸はまた、ヘモクロマトーシスの処置においても使用され得る。一般に、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の製造は、当業界で知られている。しかしながら、同じ薬物の異なる結晶形が、ある薬学的に重要な特性において実質的差異を有し得ることもまた知られている。従って、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の新たな固体形および新たな製造方法に関して継続的な必要性がある。
一態様により、本発明は、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを提供する。好ましくは、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aは、図1に示す通り、10.0°、10.5°、14.1°、16.6°、23.1°、25.1°、25.7°、26.2°±0.2°の屈折角2シータ(θ)でピークをもつX線回折パターンを有する。好ましくは、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aは、図3に示す通り、顕著なバンド 3083、1623、1609、1517、1458、1352、991cm−1±0.3cm−1をもつラマンスペクトルを有する。
(a)プロトン性または非プロトン性溶媒のいずれかの中、例えば、非晶形での、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の溶液を提供する;
(b)その溶液を冷却して、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを形成させる;そして
(c)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを単離する;
ことが含まれる方法を提供する。種々の態様および変更態様を提供する。
(a)その非晶質を、ガラス転移温度以上、例えば、95℃以上、例えば、95℃以上または105℃程度の温度まで加熱する;
(b)例えば、150℃の温度で、約190℃程度、例えば、190℃程度の温度までさらに加熱することにより、結晶化を開始させる;
(c)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bの結晶を単離する;
ことが含まれる方法に関する。
(a)例えば、変態Aまたは変態Bの結晶形を、例えば、変態Aの結晶形に関するその融点261℃以上に加熱する;
(b)約20−25℃またはそれ以下の温度まで急速にクエンチして、非晶形を得る;
ことを含んでなる方法に関する。
(a)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の変態Aまたは変態Bの結晶形を、溶媒、例えば、水性溶媒(例えば、水)、または50% 有機溶媒/50% 水性媒体の混合物(例えば、50% 水/50% メチルブチルエーテル、または50% 水/50% ジエチルエーテル)、または有機溶媒の混合物(例えば、50% 3 ペンタノン/50% メチルブチルエーテル、50% 1−オクタノール/50% トルエン、または50% ジオキサン/50% トルエン、または50% トルエン/50% ジイソプロピルエーテル、または50% n−ヘキサン/50% アセトニトリル)に溶解する;
(b)例えば、窒素流下で、溶媒を高速蒸発させる;
(c)非晶固体を単離する;
ことを含んでなる方法にも関する。
(a)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸をTHF/水/エタノール、例えば、(2:4:4)に溶解する;
(b)例えば、室温にて窒素でフラッシュすることにより、段階(b)の溶液を乾かしておく;
(c)段階(d)の乾燥沈殿物を、溶媒1、例えば、アセトニトリル、メタノールまたはジクロロメタンと、溶媒2、例えば、n−ヘキサン、トルエンまたはシクロヘキサンとの混合物V/Vのいずれかで再懸濁させる;
(d)高速ボルテクサーを使用して、段階(c)の懸濁液または溶液を、例えば、約30℃、例えば、30℃で、例えば、約2時間、例えば、2時間撹拌する;
(e)段階(d)の溶液を、例えば、室温で、例えば、窒素流下に蒸発させる;
(f)段階(f)の変態Cを単離する;
ことが含まれる方法を提供する。
(a)変態A物質を、溶媒、例えば、ジエチルアミン/シクロヘキサン v/v(1/1)の混合物に懸濁させる;
(b)段階(a)の懸濁液を、例えば、30℃で、例えば、2時間混合する;
(c)段階(b)の混合物を、例えば、標準セルロース膜の、例えば、0.2mmのフィルターで濾過する;
(d)段階(c)の溶液を、例えば、N2流下に蒸発させる;
(e)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Dの結晶を単離する;
ことが含まれる方法に関する。
特に定義しない限り、本明細書中で使用する技術および科学用語は全て、本発明が属する分野での当業者により一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書中に記載するものと類似または同等の方法および物質はいずれも、本発明の実施または試験において使用され得るが、好ましい方法および物質を記載する。
本発明の目的で、次の用語を以下に定義する。
本明細書中で“結晶形C”と称され、また以下に4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Cと呼ばれる結晶化合物は、既知の多形とは異なる4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の新たな結晶多形である。それをX線粉末回折によって特徴付ける。それを以下にさらに記載する。
(a)例えば、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の非晶形を使用して、プロトン性または非プロトン性溶媒のいずれかの中の4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の溶液を提供する;
(b)その溶液を冷却して、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを形成させる;そして
(c)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを単離する;
ことが含まれる。
(a)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aを、その融点約261℃以上に加熱する;
(b)段階(a)の4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の融解物を、ほぼ室温またはそれ以下まで冷却して、非晶形を得る;
(c)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の非晶形を、95℃以上の温度に、好ましくは190℃以上に加熱して、結晶形Bへと再結晶化させる;
(d)室温まで冷却することにより、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bを単離し得る;
ことが含まれる。
(a)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の変態Aまたは変態Bの結晶形を、溶媒、例えば、水性溶媒(例えば、水)、または50% 有機溶媒/50% 水性媒体の混合物(例えば、50% 水/50% メチルブチルエーテル、または50% 水/50% ジエチルエーテル)、または有機溶媒の混合物(例えば、50% トルエン/50% アセトニトリル、50% n−ヘキサン/50% トルエン、または50% n−ヘキサン/50% アセトニトリル)に溶解する;
(b)例えば、窒素流下で、溶媒溶媒を高速蒸発させる;
(c)非晶固体を単離する;
ことを含んでなる。
(a)例えば、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の非晶形を使用して、プロトン性および/または非プロトン性溶媒の混合物(例えば、THF/水/エタノール、例えば、(2:4:4))中の4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の溶液を提供する;
(b)段階(a)の溶液を乾燥させる;
(c)例えば、高速ボルテクサーを、例えば、約30℃、例えば、30℃で、例えば、約2時間、例えば、2時間使用して、段階(b)で得られた乾燥沈殿物を、例えば、溶媒の混合物、例えば、溶媒1、例えば、アセトニトリル、メタノールまたはジクロロメタンと、溶媒2、例えば、n−ヘキサン、トルエンまたはシクロヘキサンを含んでなる混合物v/vに懸濁させる;
(d)例えば、段階(c)の溶液を、例えば、室温で、例えば、窒素流下に蒸発させることにより、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Cを単離する;
ことが含まれる。
(a)変態A物質を、溶媒、例えば、ジエチルアミン/シクロヘキサン v/v(1/1)の混合物に懸濁させる;
(b)段階(a)の懸濁液を、例えば、30℃で、例えば、2時間混合する;
(c)段階(b)の混合物を、例えば、標準セルロース膜の、例えば、0.2mmのフィルターで濾過する;
(d)段階(c)の溶液を、例えば、N2流下に蒸発させる;
(e)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Dの結晶を単離する;
ことが含まれる。
(a)4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の変態Aの結晶形を、溶媒に、例えば、DMFに懸濁させる;
(b)段階(a)の懸濁液を、例えば、約15分間、例えば、15分間超音波処理して、例えば、0.2umの標準セルロース膜で濾過する;
(c)段階(b)の溶液を水に加える;
(d)段階(c)で得られた沈殿物を濾過して、例えば、N2下に乾燥させる;
(e)結晶形SBを単離する;
ことを含んでなる。
実施例1
THF/エタノールおよびHXFを使用しての、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aの製造。
トルエンおよびTHFを使用しての、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aの製造。
メタノール/THFを使用しての、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aの製造。
ギ酸およびエタノールを使用しての、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aの製造。
メタノール/THFおよび水を使用しての、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aの製造。
メタノール/THFおよびHXFを使用しての、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Aの製造。
100℃以上の温度での非晶形の再結晶化からの、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bの製造。
140℃以上の温度での非晶形の再結晶化からの、4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bの製造。
結晶形Cの製造
4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸をTHF/水/エタノール、例えば、(2:4:4)に溶解する。該溶液を96ウェルのブロックへと分注して、薬物物質総量を1ウェルにつき2mgとする。次いで、その溶液を室温にて窒素でフラッシュすることにより乾燥させる。その乾燥沈殿物を、125マイクロLの溶媒1、例えば、アセトニトリル、メタノールまたはジクロロメタンと、125マイクロLの溶媒2、例えば、n−ヘキサン、トルエンまたはシクロヘキサンとの混合物のいずれかで再懸濁させる。高速ボルテクサーを使用して、その懸濁液または溶液を、例えば、約30℃、例えば、30℃で、例えば、約2時間、例えば、2時間撹拌する。その溶液を、例えば、室温で、例えば、窒素流下に蒸発させる。変態Cを単離する。
結晶形Dの製造
4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の変態A約50mgをジエチルアミン/シクロヘキサン v/v(1/1)の混合物5mlに懸濁させる。次いで、その懸濁液を30℃で2時間混合して、標準セルロース膜での0.2μmのフィルターで濾過する。次いで、その溶液をN2流下に蒸発させる。固体沈殿物を単離し、Bruker D8 Gadds 回折計を使用してXRPDにより分析する。
Claims (28)
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Bである化合物。
- X線回折にて6.5°および7.4°±0.2°度の屈折角2シータ(θ)でピークを示す、請求項1に記載の化合物。
- 6.5°、7.4°、10.8°、13.4°、14.8°、19.2°、21.7°、26.1°±0.2°度でのピーク群から選択される5つまたはそれ以上のピークが含まれる、2θ角を用いて表されるX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
- 実質的には図4に示すものと同じX線回折パターンを有する、請求項1、2または3のいずれかに記載の化合物。
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸を固体として含んでなる組成物であって、該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも80重量%が請求項2〜4のいずれかに記載のその結晶形Bである組成物。
- 該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも90重量%が結晶形Bである、請求項5に記載の組成物。
- 該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも95重量%が結晶形Bである、請求項6に記載の組成物。
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Dである化合物であって、X線回折にて7.0°および9.4°±0.2°度の屈折角2シータ(θ)でピークを示す化合物。
- 7.0°、9.4°、10.6°、11.3°、13.9°、15.0°、20.4°、21.4°±0.2°度でのピーク群から選択される5つまたはそれ以上のピークが含まれる、2θ角を用いて表されるX線回折パターンを有する、請求項8に記載の化合物。
- 実質的には図11に示すものと同じX線回折パターンを有する、請求項8または9に記載の化合物。
- 基本的には純粋な形で存在する、請求項8〜11のいずれかに記載の4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形。
- 図11に示すタイプのX線回折図を示す4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形であって、各々のピークの相対ピーク強度が図11に示す図での相対ピーク強度から10%以上逸脱しない結晶形。
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸を固体として含んでなる組成物であって、該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも80重量%が請求項8〜12のいずれかに記載のその結晶形Dである組成物。
- 該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも90重量%が結晶形Dである、請求項13に記載の組成物。
- 該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも95重量%が結晶形Dである、請求項13に記載の組成物。
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形Cである化合物であって、X線回折にて25.1°±0.2°度の屈折角2シータ(θ)でピークを示す化合物。
- 9.2°、12.4°、13.2°、16.3°、18.3°、21.3°、22.2°、24.2°、25.1°±0.2°度でのピーク群から選択される5つまたはそれ以上のピークが含まれる、2θ角を用いて表されるX線回折パターンを有する、請求項16に記載の化合物。
- 実質的には図9に示すものと同じX線回折パターンを有する、請求項16または17に記載の化合物。
- 基本的には純粋な形で存在する、請求項16〜18のいずれかに記載の4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形。
- 図9に示すタイプのX線回折図を示す4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形であって、各々のピークの相対ピーク強度が図9に示す図での相対ピーク強度から10%以上逸脱しない結晶形。
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸を固体として含んでなる組成物であって、該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも80重量%が請求項16〜18のいずれかに記載のその結晶形Cである組成物。
- 該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも90重量%が結晶形Cである、請求項21に記載の組成物。
- 該固体4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の少なくとも95重量%が結晶形Cである、請求項21に記載の組成物。
- 4−[3,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−イル]安息香酸の結晶形SBであって、X線回折にて10.0°±0.2°度の屈折角2シータ(θ)でピークを示す結晶形SB。
- 医薬組成物であって、
(a)請求項1〜24のいずれかに記載の化合物;および
(b)薬学的に許容され得る担体または希釈剤
を含んでなる医薬組成物。 - 経口投与に適当な剤形である、請求項25に記載の医薬組成物。
- 人体もしくは動物体における鉄分過剰および/または鉄分過剰に関連する障害を処置するための薬理学的物質の製造に関する、請求項1〜24のいずれかに記載の化合物の使用。
- 鉄分過剰に関連する障害を予防または処置するための、請求項1〜24のいずれかに記載の化合物の有効量を含んでなる医薬品製剤。
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