JP2014051188A - 台車用の連結装置 - Google Patents

台車用の連結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014051188A
JP2014051188A JP2012197096A JP2012197096A JP2014051188A JP 2014051188 A JP2014051188 A JP 2014051188A JP 2012197096 A JP2012197096 A JP 2012197096A JP 2012197096 A JP2012197096 A JP 2012197096A JP 2014051188 A JP2014051188 A JP 2014051188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
main body
hook
case body
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012197096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5947166B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Ono
善久 大野
Yuichi Asada
裕一 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYOUMACHI SANGYO SHARYO KK
Original Assignee
KIYOUMACHI SANGYO SHARYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KIYOUMACHI SANGYO SHARYO KK filed Critical KIYOUMACHI SANGYO SHARYO KK
Priority to JP2012197096A priority Critical patent/JP5947166B2/ja
Publication of JP2014051188A publication Critical patent/JP2014051188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5947166B2 publication Critical patent/JP5947166B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】使い勝手を改善する。
【解決手段】本体10に搭載する連結ユニット20と、台車30側に設置する連結体40とを組み合わせ、連結ユニット20は、本体10上に水平旋回可能に搭載するケース体21と、ケース体21の上方に配置する水平の係合部材22と、ケース体21の下部に固定するガイド部材23と、ケース体21に上下に揺動可能に組み付ける拘束部材24とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、工場や物流センタ、大形店舗などにおいて、荷物の搬送用の台車を容易に移動させるために、バッテリ駆動の本体と台車とを簡便に連結することができる台車用の連結装置に関する。
荷物の搬送用に使用される手押し形の台車は、荷物が重量物であると、移動操作に多大の労力を要することが少なくない。そこで、バッテリ駆動の本体を必要に応じて台車に連結し、搬送作業の省力化を図る移動補助装置が知られている(たとえば特許文献1)。
従来の移動補助装置は、本体側に設ける連結板と、台車側に設ける連結ユニットとを組み合わせ、連結板の先端部を連結ユニットに差し込んだ上、足踏みペダルを介して操作する連結ユニット内の昇降板を連結板上に下降させ、昇降板の下面のロックピンを連結板に貫通させることにより、本体と台車との連結を完了させる。なお、連結板は、台車の重量を本体側に伝達することができるので、本体側の駆動輪の接地圧を十分に大きくし、駆動輪が空転したり、駆動力が不足したりするような不都合がない上、必要十分な連結強度が容易に得られるという利点がある。
特開2009−12603号公報
かかる従来技術によるときは、連結ユニットの足踏みペダルは、本体側から離れているため、本体を操作中の作業員が一旦台車側に移動して足踏み操作をしなければならず、使い勝手がややよくないという問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、本体側に搭載する連結ユニットと、台車側の連結体とを組み合わせることによって、台車の重量を本体側に有効に伝達することができる上、使い勝手を大幅に改善することができる台車用の連結装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、バッテリ駆動の本体に搭載する連結ユニットと、台車側に設置する連結体とを組み合わせてなり、連結ユニットは、本体上に水平旋回可能に搭載するケース体と、ケース体の上方に配置する水平の係合部材と、ケース体の下部に固定し、係合部材の直下に位置するガイド部材と、ケース体に上下に揺動可能に組み付け、ケース体の前方に突出する上向きのフックを有する拘束部材とを備え、連結体は、係合部材に対応する左右の下向きのフック部と、各フック部の下方に連続する左右のガイド部と、ガイド部の奥側に位置し、拘束部材のフックに対応する水平のロックバーとを備えることをその要旨とする。
なお、係合部材は、ケース体に組み込む支持ロッドの上端に固定し、支持ロッドは、ばねを介して上向きに付勢することができる。
また、拘束部材は、ばねを介し、フックがロックバーに下側から係合する拘束位置に保持してもよく、各ガイド部の下端には、ガイド部材に対応するシート部を形成してもよい。
さらに、係合部材には、各ガイド部、フック部に対応する係合溝を形成してもよく、ガイド部材には、各ガイド部に対応する係合溝を形成してもよい。
かかる発明の構成によるときは、本体に搭載する連結ユニットは、拘束部材を拘束位置にしたままで台車側の連結体に正対させた上、連結体との距離や角度が適切になるように本体を操作するだけで、上部の係合部材を連結体のフック部に係合させ、下部のガイド部材をガイド部に当接させるとともに、拘束部材のフックをロックバーに係合させることにより、本体と台車との連結を容易に完了させることができる。また、本体を台車から切り離すときは、拘束部材を拘束位置から解放位置にして拘束部材のフックをロックバーから外し、本体を後退させて連結ユニットを連結体から分離させる。そこで、本体と台車との連結時、切離し時の操作性を向上させ、使い勝手を大幅に改善することができる。なお、本体は、前後に傾けて連結ユニットと連結体との相対角度を任意に調節設定するために、1輪の駆動輪を設けるものとし、駆動輪の他に、自立用の補助輪を設けてもよい。
なお、連結ユニットにおいて、拘束部材のフックは、ケース体の上方の係合部材と下部のガイド部材との中間の高さ位置にある。そこで、連結ユニットを連結体に連結すると、係合部材、ガイド部材が連結体のガイド部に沿う位置にあり、拘束部材のフックは、ガイド部の奥側のロックバーに係合し、したがって、連結ユニットは、連結体に対し、前後方向に相対移動不能に連結することができる。また、このとき、台車の重量は、連結体のフック部、連結ユニットの係合部材を介して本体側に有効に伝達される。ただし、連結ユニットの係合部材、ガイド部材は、連結体の左右のガイド部に同時に当接するように、互いに平行に配置するものとする。
係合部材は、連結体の下向きのフック部に係合し、台車の重量を本体側に伝達する。そこで、ばねを介して上向きに付勢する支持ロッドの上端に係合部材を固定すれば、係合部材は、ばね付きの支持ロッドを介し、台車に対して上下方向のクッション効果を発揮することができる。
ばねを介して拘束部材を拘束位置に保持すれば、本体を台車に連結するに際し、あらかじめ拘束部材を拘束位置にしておけばよく、それ以外の操作をする必要がない。本体側の連結ユニットを台車側の連結体に連結すると同時に、拘束位置の拘束部材は、ロックバーに係合するフックを介して連結ユニットと連結体との連結状態を安定に維持することができるからである。
各ガイド部の下端に形成するシート部は、連結ユニットを連結体に連結するに際し、ガイド部材を着座させて適位置に位置決めし、連結動作を一層円滑にする。
係合部材の係合溝は、連結体のガイド部、フック部を収容し、ガイド部材の係合溝は、連結体のガイド部を収容することにより、それぞれ連結体に対する連結ユニットの左右の相対移動を確実に阻止することができる。
使用状態を示す全体側面図 本体の要部斜視図(1) 本体の要部斜視図(2) 台車の車輪の構成説明図 連結ユニットの要部構成図 連結体の全体斜視図 動作説明図(1) 動作説明図(2) 動作説明図(3) 動作説明図(4) 動作説明図(5) 動作説明図(6)
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
台車用の連結装置は、本体10に搭載する連結ユニット20と、台車30側の連結体40とを組み合わせてなる(図1)。
本体10は、下部の箱形のボデー11と、ボデー11の上面後部に積載する縦長の補助箱12と、補助箱12の上面に立設する操作ハンドル13とを備えている(図1、図2)。ボデー11内には、モータ14、1輪の駆動輪15が上下に組み込まれ、補助箱12の片側には、可搬形のバッテリケース16が着脱自在に搭載されている。また、操作ハンドル13は、補助箱12上において、斜め後方に滑らかに湾曲しながら立ち上がり、操作ハンドル13の上端には、左右の把手13a、13a、左右のスロットル摘み13b、13bが装着されている。ただし、図1には、片側の把手13a、スロットル摘み13bのみが図示されており、バッテリケース16の図示が省略されている。
ボデー11の後面下端部には、左右の補助輪17、17が装着されている(図1、図3)。なお、図3には、駆動輪15の車軸を回転自在に支承する左右のベアリング15a、15aが併せて図示されている。
駆動輪15は、図示しない駆動チェーンを介してモータ14に連結されている。モータ14は、バッテリケース16内のバッテリによって給電され、スロットル摘み13b、13bの一方を正逆に回転させることにより、正逆に回転して回転速度を任意に調節設定することができ、本体10は、バッテリ駆動に形成されている。なお、バッテリケース16は、本体10から取り外し、図示しない別置きの充電器に装着してバッテリを充電する。
台車30は、荷物を積載するための車体31の下面に前後二軸の4輪の車輪32、32…を装着して構成されている(図1)。各車輪32は、円形のホイール板32bの外周に2列に配列する樽形のローラ32a、32a…を有し(図4)、各ローラ32aは、ホイール板32bの両面に等ピッチにねじ止めするブラケット32c、32c…を介して装着されている。なお、ホイール板32bの中心には、ハブ32dが固定され、ハブ32dには、車軸32f用のベアリング32e、32eが内装されている。ただし、図4(A)、(B)は、それぞれ車輪32の全体斜視図、中央縦断面模式図である。
車輪32は、各列のローラ32a、32a…が交互に接地することにより、車軸32fのまわりに回転して車軸32fと直交する方向に進行することができ、接地中のローラ32aがブラケット32c上の軸まわりに回転することにより、車軸32fの軸方向に進行することができる。なお、各列のローラ32a、32a…は、互いに1/2ピッチずつ位置ずれしていることにより、全体として滑らかな円形の包絡線を描くものとする。ただし、ローラ32a、32a…は、図示に拘らず、ハブ32d上のホイール板32bを2枚以上にして3列以上としてもよく、1列当り6〜18個程度を等ピッチに配列してもよい。一方、図1において、台車30の前後の車輪32、32…は、一般的な固定軸形、キャスタ形の車輪を使用してもよい。
本体10上の連結ユニット20は、ケース体21の上方の係合部材22、下部のガイド部材23の他、ケース体21の外面に上下に揺動可能に組み付ける拘束部材24を備えている(図2、図5)。なお、ケース体21は、後向きの斜めの角筒状の連結部21aを介し、本体10のボデー11上の回転円筒25の周側面に連結されている。
係合部材22は、両端部に係合溝22a、22aを形成する丸棒材である。係合部材22は、ケース体21の上面から突出する支持ロッド22bの上端に水平に固定されている。支持ロッド22bは、ケース体21の頂板を上から下に貫通してケース体21内に垂下し、ケース体21の下部の仕切板21cを上から下に貫通している。なお、支持ロッド22bの中間部のワッシャ22cと仕切板21cとの間には圧縮性のばね22dが介装されており、ワッシャ22cの上方には、抜け止め用の止めねじ22fが支持ロッド22bにねじ込まれている。そこで、支持ロッド22bは、ばね22dを介して上向きに付勢されている。
支持ロッド22bは、上半部が断面正方形の角棒状に形成され、下半部は、角棒状の上半部の一辺と同径の丸棒状に形成されており、ワッシャ22cは、丸棒状の下半部の上端に位置している。そこで、支持ロッド22bは、ケース体21の頂板の角孔21d、仕切板21cの丸孔21eを介し、ケース体21に対して昇降可能に組み込まれている。ただし、図2には、ワッシャ22c、止めねじ22fの図示が省略されている。
ガイド部材23は、ケース体21の下端に固定されている。ガイド部材23は、両端部に係合溝23a、23aを形成する丸棒材であり、係合部材22の直下に位置し、係合部材22と平行に配置されている。なお、ガイド部材23は、基本的に係合部材22と同形同大である。
拘束部材24は、上端を一体に連結するとともに上向きに鈍角に屈曲する左右一対の板材をフォーク状に形成し、屈曲部に位置する左右の固定ねじ24a、24aを介し、ケース体21の両側面に上下に揺動可能に組み付けられている。なお、左右の固定ねじ24a、24aは、ケース体21の内部を水平に横切るスペーサロッド24bの両端にねじ込まれている。ケース体21の前方に突出する拘束部材24の前端には、一対の上向きのフック24c、24cが形成され、フック24c、24cの下側は、補強ロッド24dを介して連結されている。ただし、図2において、固定ねじ24a、24aは、片側の1本のみが図示されている。
拘束部材24の斜め上向きの後部上端には、操作レバー24eが付設されている。また、ケース体21の一方の側面には、拘束部材24の上下の揺動限を規定するストッパピン21f、21fが立設されており、拘束部材24は、操作レバー24eを介し、前端のフック24c、24cが上昇して直立する拘束位置(図2、図5の実線)と、フック24c、24cが斜めに下降する解放位置(図5の二点鎖線)とに揺動操作することができる。なお、拘束部材24は、後端部の水平の係合ボルトと、ケース体21の連結部21a上のブラケットとの間に引張形のばね24fを装着することにより、ばね24fを介して拘束位置に保持されている。
連結部21aを介してケース体21を支持する回転円筒25は、上下のラジアルベアリング25a、スラストベアリング25bを介し、本体10のボデー11上の垂直軸25cのまわりに回転自在に装着されている。なお、垂直軸25cの上端は、本体10の補助箱12の前面にねじ止めするブラケット25dを介して固定されている。回転円筒25の下面には、径方向のV溝25eが1箇所に形成され、V溝25eには、上向きのボールプランジャ25fのボールが弾発的に係合している。そこで、回転円筒25と一体の連結ユニット20は、V溝25e、ボールプランジャ25fを介し、本体10の前方に正しく突出する正規位置に軽くロックすることができ、ボールプランジャ25fのボールがV溝25eを外れることにより、左右に水平旋回させることができる。
連結体40は、台車30の後端の所定の高さ位置に固定する後向きの縦長の箱体である(図1、図6)。連結体40の背面側には、左右の取付板40a、40aが付設されている。
連結体40は、左右の両側面の開放側の端縁に沿って、上部の下向きのフック部41、41、上下方向のガイド部42、42、下部の上向きのシート部43、43が形成されている。なお、ガイド部42、42は、フック部41、41の下方に連続しており、シート部43、43は、ガイド部42、42の下端に位置している。また、左右の両側面の間には、水平のロックバー44が固定されており、ロックバー44は、ガイド部42、42の奥側にあって、連結体40の上下方向の中央よりやや低く位置している。
本体10を台車30に連結するとき、本体10側の連結ユニット20は、操作レバー24eを除く前部がほぼ完全に台車30側の連結体40に収容される(図1)。なお、このとき、連結ユニット20の上部の係合部材22は、係合溝22a、22aを介して連結体40の上部のフック部41、41に係合し、下部のガイド部材23は、係合溝23a、23aを介してガイド部42、42上に位置決めされ、拘束位置の拘束部材24のフック24c、24cは、ロックバー44に下側から係合する。すなわち、係合部材22は、フック部41、41、ガイド部42、42に対応し、ガイド部材23は、ガイド部42、42、シート部43、43に対応し、拘束部材24のフック24c、24cは、ロックバー44に対応している。なお、ガイド部材23は、係合溝23a、23aを介してシート部43、43上に着座することにより、連結体40に対する連結ユニット20の相対的な下降限を規定する。
連結ユニット20、連結体40による本体10、台車30の連結手順は、たとえば以下のとおりである。
まず、台車30から切り離された状態の本体10は、駆動輪15を接地させながら後方に僅かに傾けて左右の補助輪17、17を接地させると、補助輪17、17、駆動輪15を介して地上に自立させ、待機させることができる(図7)。なお、このときの連結ユニット20は、ばね24fを介して拘束部材24を拘束位置に保持するとともに、係合部材22は、ケース体21内のばね22d、支持ロッド22bを介し、ケース体21の上方の上昇限に突き上げられている。また、このようにして上昇限にある係合部材22の係合溝22a、22aと、ガイド部材23の係合溝23a、23aとの間の上下方向の距離は、フック部41、41、シート部43、43の上下方向の間隔にほぼ等しい。
そこで、本体10を移動操作して、連結ユニット20を台車30側の連結体40に正対させる(図8)。このとき、直立状態の本体10上の連結ユニット20は、台車30上の連結体40に対し、係合部材22、ガイド部材23がそれぞれフック部41、41、シート部43、43より僅かに高く、拘束部材24のフック24c、24cの底部がロックバー44の外周の下側にほぼ一致するものとする。なお、図8以降の各図において、実線の拘束部材24、操作レバー24eは、本体10を台車30に連結させる際の状態を示し、二点鎖線は、本体10を台車30から切り離す際の状態を示す。
つづいて、本体10を前方に大きく傾けて連結ユニット20を連結体40内に斜めに進入させる(図9)。このとき、連結ユニット20の係合部材22は、連結体40の左右のフック部41、41の直近下方において、左右の係合溝22a、22aを介して左右のガイド部42、42に係合し、拘束部材24は、フック24c、24cの先端がロックバー44の下側に接触し、ガイド部材23は、シート部43、43の近傍に位置するものとする。
次に、本体10を僅かに前進させるとともに(図10の矢印K1 方向)、操作ハンドル13を介して本体10を僅かに後向きに引き起こすと(同図の矢印K2 方向)、拘束部材24のフック24c、24cの先端がロックバー44の下側に沿ってロックバー44の奥側に相対移動し、係合部材22は、左右の係合溝22a、22aを介してフック部41、41に係合する。また、ガイド部材23は、左右の係合溝23a、23aを介してシート部43、43に乗り上げる。なお、このときの拘束部材24は、フック24c、24cがロックバー44の下側を通り抜けるに際し、ばね24fに抗して拘束位置から解放位置側に僅かに揺動する。
そこで、そのまま本体10を正立させると(図11)、拘束部材24は、ばね24fを介して拘束位置に戻り、フック24c、24cがロックバー44に対して下側から係合する。また、係合部材22は、係合溝22a、22aを介してフック部41、41に係合し、ガイド部材23は、左右の係合溝23a、23aを介してシート部43、43に着座する。このとき、係合部材22、ガイド部材23は、それぞれ係合溝22a、22a、23a、23aを介して左右方向(図11の紙面に垂直の方向)に拘束され、同時に、拘束部材24のフック24c、24cがロックバー44に係合していることにより、ガイド部42、42の位置に拘束されている。したがって、連結ユニット20は、連結体40に対し、左右方向、前後方向の双方について相対移動不能であり、本体10、台車30の連結を完成することができる。
なお、図11において、連結体40は、フック部41、41に係合する係合部材22によって押し上げられ、その分だけ元の図8の高さ位置より高くなっている。したがって、台車30の後側(連結体40側)の車輪32、32は、地上から浮き上がり、台車30の重量は、連結体40、連結ユニット20を介して本体10側に伝達される。そこで、台車30は、本体10を移動操作することにより、任意に円滑に移動させることができる。また、連結ユニット20は、本体10上の回転円筒25を介して左右に水平旋回可能であるため、台車30は、本体10を介し、前進中、後退中のいずれにおいても任意に方向転換可能である。
一方、図11において、係合部材22は、ケース体21内のばね22d、支持ロッド22bを介して上向きに付勢されている。そこで、台車30の車体31に大重量が負荷されると(図12の矢印K方向)、連結体40のフック部41、41、係合部材22、支持ロッド22bを介してばね22dが押し縮められる。すなわち、ばね22dは、台車30に対してクッション効果を付与することができる。
本体10を台車30から切り離すときは、たとえば図12において、操作レバー24eを前方に起立させて拘束部材24を解放位置に操作する(同図の二点鎖線)。これにより、拘束部材24の前端のフック24c、24cは、連結体40のロックバー44の下方に斜めに下降する。そこで、そのまま本体10を後退させながら前方側に倒すと(図10)、拘束部材24のフック24c、24cは、ロックバー44の下方に完全に外れ(同図の二点鎖線)、同時に、ガイド部材23の係合溝23a、23aがガイド部42、42から離れてシート部43、43の後方に外れるから、以後、係合部材22をフック部41、41から下方に抜き取るように本体10を操作して連結ユニット20を連結体40から分離させ(図8の二点鎖線)、本体10を台車30から切り離すことができる。
なお、図12の二点鎖線の係合溝23aの位置は、図10の係合溝23aの位置に一致しており、係合部材22をフック部41、41から抜き取る際に、ばね22dを介して係合部材22が上昇限に押し上げられた状態で、ガイド部材23の係合溝23a、23aがシート部43、43を後方に乗り越えるときの途中経過を示している。
以上の説明において、本体10は、バッテリケース16を搭載するに代えて、バッテリと充電器とを搭載し、商用電源により直接充電可能としてもよい。また、本体10は、1人の作業員が円滑に運転操作し得る限り、その具体的な形状を任意に変更することができる。たとえば、操作ハンドル13は、上方に直線的に形成してもよく、左右の把手13a、13aは、単なる水平の棒状に形成してもよく、スロットル摘み13b、13bは、棒状の把手に組み付けてもよい。また、拘束部材24の操作レバー24eも、本体10の後方側から操作し得る限り、任意に変形可能である。さらに、連結体40は、左右のフック部41、41、ガイド部42、42、ロックバー44に相当する部位を備えていれば、全体形状を必ずしも縦長の箱体に形成する必要がない。
この発明は、使い勝手がよいため、工場や、部流センタ、大形店舗などの台車を使用するあらゆる荷扱い場所において、広く好適に利用することができる。
10…本体
20…連結ユニット
21…ケース体
22…係合部材
22a…係合溝
22b…支持ロッド
22d…ばね
23…ガイド部材
23a…係合溝
24…拘束部材
24c…フック
24e…操作レバー
24f…ばね
30…台車
40…連結体
41…フック部
42…ガイド部
43…シート部
44…ロックバー

特許出願人 京町産業車輌株式会社

Claims (6)

  1. バッテリ駆動の本体に搭載する連結ユニットと、台車側に設置する連結体とを組み合わせてなり、前記連結ユニットは、本体上に水平旋回可能に搭載するケース体と、該ケース体の上方に配置する水平の係合部材と、前記ケース体の下部に固定し、前記係合部材の直下に位置するガイド部材と、前記ケース体に上下に揺動可能に組み付け、前記ケース体の前方に突出する上向きのフックを有する拘束部材とを備え、前記連結体は、前記係合部材に対応する左右の下向きのフック部と、前記各フック部の下方に連続する左右のガイド部と、該ガイド部の奥側に位置し、前記拘束部材のフックに対応する水平のロックバーとを備えることを特徴とする台車用の連結装置。
  2. 前記係合部材は、前記ケース体に組み込む支持ロッドの上端に固定し、前記支持ロッドは、ばねを介して上向きに付勢することを特徴とする請求項1記載の台車用の連結装置。
  3. 前記拘束部材は、ばねを介し、前記フックが前記ロックバーに下側から係合する拘束位置に保持することを特徴とする請求項1または請求項2記載の台車用の連結装置。
  4. 前記各ガイド部の下端には、前記ガイド部材に対応するシート部を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の台車用の連結装置。
  5. 前記係合部材には、前記各ガイド部、フック部に対応する係合溝を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の台車用の連結装置。
  6. 前記ガイド部材には、前記各ガイド部に対応する係合溝を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載の台車用の連結装置。
JP2012197096A 2012-09-07 2012-09-07 台車用の連結装置 Active JP5947166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197096A JP5947166B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 台車用の連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012197096A JP5947166B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 台車用の連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014051188A true JP2014051188A (ja) 2014-03-20
JP5947166B2 JP5947166B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=50610093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012197096A Active JP5947166B2 (ja) 2012-09-07 2012-09-07 台車用の連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5947166B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157307A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 カヤバ工業株式会社 台車の駆動アシストユニット
KR101934392B1 (ko) * 2017-06-26 2019-01-02 삼성중공업 주식회사 분리형운반대차

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578561U (ja) * 1978-11-25 1980-05-30
JP2008280021A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Meiden Eco Drive Kk 電動アシスト式駆動輪と台車の連結構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578561U (ja) * 1978-11-25 1980-05-30
JP2008280021A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Meiden Eco Drive Kk 電動アシスト式駆動輪と台車の連結構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157307A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 カヤバ工業株式会社 台車の駆動アシストユニット
KR101934392B1 (ko) * 2017-06-26 2019-01-02 삼성중공업 주식회사 분리형운반대차

Also Published As

Publication number Publication date
JP5947166B2 (ja) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2319751B1 (en) Conveying vehicle and connecting mechanism
CN106573566A (zh) 用于操纵停放的摩托车和小型摩托车的改进装置
US20070261905A1 (en) Electrically operated three-wheeled pushcart
JP3159376U (ja) 運搬用台車および運搬用台車用のアタッチメント
TWI656056B (zh) 電動車的電池盒防護蓋
JP5947166B2 (ja) 台車用の連結装置
JP2014131901A (ja) 台車の制動構造
KR101287591B1 (ko) 탑승 가능한 손수레 이송용 전동카트
JP2013067361A (ja) ミートワゴン用電動カート
KR101504724B1 (ko) 운반용 카트
JP2014189071A (ja) 台車の駆動アシストユニット
KR101324679B1 (ko) 탑승 가능한 손수레 이송용 전륜구동 및 후륜조향 전동카트
CN107207067B (zh) 脚控电动车
CN106672037A (zh) 线棒式拣选小车
KR101328422B1 (ko) 전기 운반차
CN105620524B (zh) 物料转运车
JP2003118306A (ja) 搬送用台車
JP3189269U (ja) 柵付き台車
KR101287563B1 (ko) 지지수단이 구비된 핸드카
JP6055247B2 (ja) 運搬台車
JP3197342U (ja) 電動2輪荷車
JP7343231B1 (ja) 牽引装置、及び、自走ガイド機構
JP5628216B2 (ja) 搬送台車
JP2017159735A (ja) 搬送台車
TWM481175U (zh) 具可動支撐輪之搬運車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5947166

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250