JP2014051112A - 車両用シートの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リフトアップシートの振出又は格納動作について、ユーザの好みに応じたシート移動態様の設定、記憶及び再生を簡単な操作で実現可能とした車両用シート制御システムを提供する。
【解決手段】車室3内の格納位置と車室3外の振出位置の間での車両用シート2の移動を制御する制御システム6は、格納位置から振出位置への振出動作又は振出位置から格納位置への格納動作のいずれかを示す第1の情報と、振出動作及び格納動作の動作態様を示すユーザ設定可能な第2の情報に従って車両用シート2の駆動を制御する制御部30と、第2の情報を記憶するとともに第1の情報及び第2の情報を制御部30と通信する可搬のリモートコントローラ10とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は車両用シートの制御システムに関し、特に、リフトアップシートの制御システムに関する。
従来から、乗降時にユーザの身体的負荷を軽減するリフトアップシートが知られている。例えば、特許文献1は、リフトアップシート装置において、車両の床に旋回可能に旋回ベースが取り付けられ、旋回ベースに平行リンクが取り付けられ、平行リンクに支持フレームを介してシートが取り付けられ、旋回ベースが駆動機構によって旋回されて車室内のシートが車室外まで振り出される構成を開示する。そして、同文献は、平行リンク、旋回ベース等の位置関係を工夫することにより、シートが最終的に振り出される位置をフロントピラーからより遠く、かつ地面により近くすることができることを開示する。
また、特許文献2は、単独で使用可能な車椅子とリフトアップ機構を備えた福祉車両用のリフトアップシートを開示する。ここで、車椅子は、リフトアップ機構により車両室内に格納されると車両室内用の座席として利用可能であり、一方、リフトアップ機構により車両室外に振り出されると、リフトアップ機構から切り離し可能な構成が開示される。
特開2001−199265号公報 特開平11−309175号公報
特許文献1及び2等の構成によると、振出動作及び格納動作においてシートは駆動機構によって一定速度で作動され、予め定められた振出位置で停止するよう作動される。しかし、このような構成においては、振出又は格納動作におけるシートの移動速度がユーザにとって必ずしも好ましいものとは限らず、同じ移動速度でも、あるユーザはそれを速いと感じ、他のユーザはそれを遅いと感じる場合がある。従って、ユーザの想定より速いシートの移動はユーザに恐怖感を与え、想定より遅いシートの移動はユーザにストレスを与えることになる。
また、特許文献1においては、振出停止位置がユーザにとって最適なものとなるとは限らない。一般に、特許文献1のようなリフトアップシートにおいては、乗員の乗降時の安全を考慮して、駆動機構の動作は原則として操作ボタンの長押し操作によって行われる構成が採用される。即ち、ユーザが振出用の操作ボタンを押している間は振出動作が継続し、ユーザがボタンを離すと振出動作が停止する。従って、各振出動作の振出停止位置は、ユーザが操作ボタンを押し続けた場合に到達する最下位置、又はシートが最下位置に到達する前にユーザが操作ボタンを離した時の位置となる。このように、ユーザは振出停止位置を、最下位置までの高さにおいて所望の高さに決定し得るものではあるが、振出動作毎にシートを最適な高さで停止させるのは必ずしも容易ではない。そのような面倒な操作を車両利用の度に行うのはユーザにおいて煩わしいものとなる。
そこで、本発明は、リフトアップシートの振出動作又は格納動作について、ユーザの好みに応じたシート移動態様の設定、記憶及び再生を簡単なリモコン操作で実現可能とした車両用シート制御システムを提供することを課題とする。
本発明の車両用シートの制御システムは、車室内の格納位置と車室外の振出位置の間での車両用シートの移動を制御する制御システムであって、格納位置から振出位置への振出動作又は振出位置から格納位置への格納動作のいずれかを示す第1の情報と、振出動作及び格納動作の動作態様を示すユーザ設定可能な第2の情報に従って車両用シートの駆動を制御する制御部と、第2の情報を記憶するとともに第1の情報及び第2の情報を制御部と通信する可搬のリモートコントローラとを備える。
上記構成によると、シートの振出動作又は格納動作における移動態様をユーザが好みに応じて設定、記憶及び再生でき、しかも、設定された情報をユーザが持ち運べるリモートコントローラに記憶させることができる。従って、ユーザは、リモートコントローラを携帯することによって、同様のシートを備える他の車両を利用する場合にも、一度設定及び記憶した動作態様を享受することができ、利便性が高まる。
ここで、第2の情報が、振出動作及び格納動作の少なくとも一方における車両用シートの移動速度の設定値を含むようにしてもよい。また、第2の情報が振出動作における車両用シートの振出停止位置の設定値を含むようにしてもよい。
上記構成によると、リモートコントローラによって操作可能な複数の車両において、ユーザは所望の振出動作又は格納動作を各動作で再現させることができ、快適な乗降を行うことができる。
また、リモートコントローラが、制御部と無線通信可能なワイヤレススイッチからなる構成とした。
上記構成によると、リモートコントローラをワイヤレススイッチとしたので、ユーザ個別情報の携帯性をより高めることができる。
また、リモートコントローラが、振出動作を指示するための振出スイッチ及び格納動作を指示するための格納スイッチを有し、振出スイッチ及び格納スイッチが同時に押下された後の振出スイッチ又は格納スイッチの押下操作に基づいて第2の情報が決定及び記憶される構成とした。
上記構成によると、簡素な構成のリモートコントローラを用いて、かつシンプルな操作で振出動作又は格納動作の動作態様の設定をリモートコントローラに記憶させることができる。また、既存のリモートコントローラの構成を大きく変更せずに本発明を導入でき、使い勝手、汎用性、コストの面から有利となる。
さらに、ユーザに情報伝達可能な報知手段を備え、報知手段が第2の情報に関連する情報をユーザに報知するように構成した。報知手段は車両に取り付けられたブザーとすることができる。
上記構成によると、ユーザは、記憶された振出動作又は格納動作の動作態様の設定を報知手段からの報知によって確実に認識することができ、ユーザにおける高い操作性が確保される。また、報知手段をブザーとしたので、簡素な構成で識別容易な報知をユーザに対して行うことができる。
本発明によると、リフトアップシートの振出動作又は格納動作について、ユーザの好みに応じたシート移動態様を可搬のリモートコントローラに設定及び記憶させる構成としたので、一度設定及び記憶されたユーザ個別情報をユーザが携帯することが可能となった。これにより、ユーザは同じリモートコントローラを用いて他の車両のリフトアップシートを所望の動作態様で作動させることができる。従って、同一のユーザが複数の福祉車両を使用し得る状況、又はそれぞれ個人用のリモートコントローラを持つ複数のユーザが福祉車両を共有する状況においても、各ユーザによるユーザ個別情報の設定及び記憶操作は一度で済み、ユーザにおける利便性が大幅に向上する。
本発明の実施例におけるリフトアップシートの格納状態を説明する図である。 本発明の実施例におけるリフトアップシートの振出状態を説明する図である。 本発明の実施例で用いるリモートコントローラを示す図である。 本発明の実施例における車両用シート制御システムのブロック図である。 本発明の実施例による振出再生動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例による格納再生動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例によるシート移動速度の記憶モードを示すフローチャートである。 本発明の実施例による振出停止位置の記憶モードを示すフローチャートである。 本発明の実施例による車両用シート制御システムの使用態様を説明する図である。 本発明の変形例におけるリモートコントローラを示す図である。
図1及び図2はリフトアップシートを備えた車両1(例えば、福祉車両)を示す概略図である。図1は、シート2が車室3内に格納された状態を示し、図2は、シート2が車室3外に振り出された状態を示す。なお、車両1が走行を停止し、スライドドア4が開放された状態で振出動作及び格納動作が行われるものとする。シート2の振出動作においては、図1の格納状態から図2の振出状態となるまで、シート2はシート駆動機構5によって一連の動作で振り出される。より具体的には、シート駆動機構5は不図示の前後スライドモータ、リクライニングモータ、回転モータ、外スライドモータ及び昇降モータを有し、振出動作が開始されると、前後スライドモータによってシート2が回転開始位置までスライドされるとともにリクライニングモータによって背もたれ角度が調節され、回転モータ、外スライドモータ及び昇降モータによってシート2が車室3外を向くように回転されつつ車室3外の振出停止位置まで振り出される。また、シート2の格納動作においては、上記と逆の動作が行われ、図2の振出状態から図1の格納状態となるまでシート2が一連の動作で移動する。
図3に本実施例で用いるリモートコントローラ10(以下、「リモコン10」という)を示す。リモコン10はワイヤレススイッチからなり、格納スイッチ11、振出スイッチ12及び電源スイッチ13を備える。例えば、ユーザが振出スイッチ12を押下すると、押下されている間は図2の振出位置に向けてシート2の振出動作が行われ、振出スイッチを離すとシート2の移動は停止する。一方、ユーザが格納スイッチ11を押下すると、押下されている間は図1の格納位置に向けてシート2の格納動作が行われ、振出スイッチを離すとシート2の移動は停止する。なお、リモコン10の構成及び表記は、福祉車両対応であることも考慮してシンプルなデザインとすることが好ましい。また、図1及び図2に示すように、シート2において格納位置よりも振出位置の方が下方にあるので、格納スイッチ11は「上」を示唆する形状若しくは表記又はその組合せ、振出スイッチ12は「下」を示唆する形状若しくは表記又はその組合せであることが好ましい。
図4に本実施例による車両用シートの制御システム6のブロック図を示す。制御システム6は、車両1側に装備されてシート駆動機構5を制御する制御部30、及び制御部30と通信可能な上記のリモコン10を含む。制御部30は車両1の制御系統となるECUの一部であればよい。
本発明では、シート駆動機構5の動作が、振出動作又は格納動作を示す移動方向情報(第1の情報)と、振出動作及び格納動作の動作態様を示すユーザ設定可能なユーザ個別情報(第2の情報)によって決定される。リモコン10がユーザ個別情報を記憶するように構成され、制御部30が、リモコン10から送信される移動方向情報及びユーザ個別情報に従ってシート駆動機構5を制御する。本実施例では、ユーザ個別情報は、振出動作又は格納動作におけるシート2の移動速度の設定値及び振出停止位置の設定値を含む。
リモコン10は、上述の格納スイッチ11、振出スイッチ12及び電源スイッチ13に加えて、操作検出部15−17、バッテリ18、CPU21、メモリ22、通信部23、モード決定部24、速度決定部25、及びタイマ26を備え、各部はコントロールバス26によって相互に接続される。なお、バッテリ18は電池であればよく、リモコン10を構成する各部はバッテリ18により適宜給電されるものとする。
電源スイッチ13の操作により、制御部30(即ち、制御システム6)の活性化/非活性化が切り換えられる。制御部30が非活性の状態で、電源スイッチ13が押下されると、操作検出部17が給電信号を生成し、CPU21が給電信号を制御部30に送信し、給電信号を受けた制御部30が活性化された状態となる。なお、以降において、特に断りがない限り、制御部30を含む制御システム6は活性化された状態であるものとして説明を行う。
操作検出部15は格納スイッチ11が押下されている期間に格納信号を出力し、操作検出部16は振出スイッチ12が押下されている期間に振出信号を出力する。上記の移動方向情報は格納信号又は振出信号のいずれか一方に基づく。なお、以降の説明において、制御部30を含む制御システム6が活性化され、かつリモコン10から振出信号も格納信号も出力されない状態をスタンバイ状態というものとする。
CPU21は各部間の信号のやりとりを制御するプロセッサであり、メモリ22はプログラム及びデータ、特に、ユーザ個別情報を記憶する不揮発性メモリである。通信部23は後述する制御部30の通信部33と信号を送受信する近距離通信用の無線通信部である。ここで、無線通信とは広義の無線通信を意味し、例えば赤外線通信も含む趣旨である。
モード決定部24は、スタンバイ状態において振出信号又は格納信号のいずれか一方を検出すると、再生モードを適用する。ユーザからみると、再生モードは、リモコン10に記憶させたユーザ個別情報に従ってシート2を振出又は格納させるための動作モードである。再生モードにおいては、格納スイッチ11又は振出スイッチ12の押下により決定される移動方向情報とともにメモリ22に記憶されたユーザ個別情報が制御部30へ送信される。ユーザ個別情報がユーザにより設定されていない場合は、ユーザ個別情報としてデフォルトの設定が適用されるものとする。再生モードの詳細は後述する。
モード決定部24は、スタンバイ状態において格納スイッチ11及び振出スイッチ12が同時に押下(二重押し)されたこと、即ち、操作検出部15及び16から同一の期間内に格納信号及び振出信号の双方が出力されたことを検出すると、記憶モードを適用する。記憶モードにおいては、後述するリモコン10の操作により、ユーザの設定操作によってユーザ個別情報がメモリ22に記憶される。記憶モードの詳細については後述する。
速度決定部25は、後述する移動速度の記憶モードにおいて、操作検出部15から格納信号が出力されると、メモリ22に記憶されているユーザ個別情報の移動速度の設定値を1段階高い値に変更する。逆に、速度決定部25は、操作検出部16から振出信号が出力されると、メモリ22に記憶されているユーザ個別情報の移動速度の設定値を1段階低い値に変更する。
タイマ26は、モード決定部24が記憶モードを適用している期間中に、格納信号又は振出信号が最後に出力されてからの経過時間をカウントする。モード決定部24は、カウントされた経過時間が所定値を超えた場合に記憶モードを解除してスタンバイ状態を適用する。言い換えると、記憶モードにおいて、最後に行われたスイッチ押下操作から所定時間が経過すると記憶モードが終了し、制御システム6はスタンバイ状態となる。
制御部30は、CPU31、メモリ32、通信部33、作動指令部34、位置検出部35、及び報知部36(報知手段)を備え、各部はコントロールバス39によって相互に接続される。
CPU31は各部間の信号のやりとりを制御し、メモリ32はプログラム及びデータを記憶する。通信部33は、上述した通信部23と同様に、リモコン10の通信部23と信号を送受信する近距離通信用の無線通信部である。
作動指令部34は、リモコン10から通信部33を介して受信される移動方向情報及びユーザ個別情報に従ってシート駆動機構5の各モータの駆動を制御する。上述したように、シート駆動機構5は、シート2を車室3内で前後方向にスライドさせる前後スライドモータ51、シート2の背もたれ部分の角度を調整するリクライニングモータ52、シート2を床面に対して回転させる回転モータ53、シート2を車室3内と車室3外との間で移動させる外スライドモータ54、及びシート2を車室3外で昇降させる昇降モータ55を備える。
位置検出部35は、CPU31からの指令に応じて、シート駆動機構5を介してシート2の現在位置を検出する。例えば、現在シート2が格納位置にあるのか、振出位置にあるのか、振出位置の最下位置に対してどのような位置にあるのか等を検出することができる。
報知部36は、リモコン10に記憶されたユーザ個別情報又は記憶モードの終了をユーザに報知する。例えば、報知部36は車両1に設けたブザーからなり、シート2の移動速度の記憶モード終了時に、ユーザによって選択された(即ち、記憶された)移動速度に応じたビープ音を発生するようにしてもよい。例えば、シート2の移動速度が5段階の移動速度から選択される構成の場合に、報知部36は、最も遅い速度が記憶された場合には1回のビープ音を生成し、遅い方から2番目の速度が記憶された場合には2回のビープ音を生成し、同様にして、最も高い速度が記憶された場合には5回のビープ音を発生させる等する構成とすることができる。
また、報知部36を車両1に設けたLED、液晶等のインジケータとすることもできる。LEDインジケータが用いられる場合、報知部36はシート2の移動速度の記憶モード中に、ユーザによって選択されている移動速度に応じてLEDの発光状態を変化させるようにしてもよい。なお、発光状態は、1つのLEDの点滅状態によって決定されてもよいし、複数のLEDのうちの点灯数によって決定されてもよい。また、報知部36を車両1に設けられたスピーカとして、スピーカから「シート速度をレベル2に設定しました」等の音声案内を発生する構成としてもよい。
次に、図5から図8を参照して、制御システム6における再生モード及び記憶モードの各動作について説明する。
<再生モード(振出動作)>
図5は再生モード(振出動作)の処理を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、破線より左はリモコン10における処理を、破線より右は制御部30における処理を示す。処理のスタートの時点において、制御システム6(即ち、リモコン10及び制御部30)はスタンバイ状態であるものとする。
ステップS10において、振出スイッチ12が押下されたか否かが検出される。即ち、CPU21が、操作検出部16から振出信号が出力されたか否かを検出する。振出スイッチ12が押下されたことが検出された場合(ステップS10、Yes)、処理はステップS11に進み、それ以外の場合(ステップS10、No)、スタンバイ状態が継続される。なお、前述したように、シート2上のユーザの安全を考慮して、ユーザが振出スイッチ12を押している間は振出動作が継続し、ユーザが振出スイッチ12を離すと振出動作が停止するものとする。これに関連して、ステップS11以降の処理においては、ユーザの降車の意思に従って振出スイッチ12の押下が継続されるものとする。
ステップS11において、リモコン10は制御部30にシート2の位置情報を要求する。具体的には、リモコン10のCPU21はシート位置情報要求を通信部23によって制御部30に送信する。
ステップS20において、制御部30は通信部33によってシート位置情報要求を受信する。
ステップS21において、シート位置検出部35がシート位置を検出し、CPU31がシート位置情報を通信部33によってリモコン10に送信する。
ステップS30において、リモコン10は通信部23によってシート位置情報を受信し、ステップS31において、CPU21はシート位置情報に基づいてシート2が格納位置にあるか否かを判定する。シート2が格納位置にある場合(ステップS31、Yes)、処理はステップS32に進み、それ以外の場合(ステップS31、No)、処理はステップS34に進む。
ステップS32において、CPU21はメモリ22にユーザ個別情報が設定されているか否かを判定する。ユーザ個別情報が設定されている場合(ステップS32、Yes)、処理はステップS33に進み、それ以外の場合(ステップS32、No)、処理はステップS34に進む。
ステップS33では、CPU21はメモリ22に記憶されたユーザ個別情報を読み出し、ステップS34では、CPU21はユーザ個別情報としてデフォルト値を読み出す。
ステップS35において、CPU21は(振出動作を示す)移動方向情報及びユーザ個別情報を通信部23によって制御部30に送信する。この移動方向情報及びユーザ個別情報の送信が、リモコン10から制御部30への作動要求となる。
ステップS40において、制御部30は通信部33を介して作動要求を受信する。ステップS41において、受信作動要求に含まれる移動方向情報及びユーザ個別情報に従って、作動指令部34がシート駆動機構5を制御する。これにより、ユーザが振出スイッチ12を押している間に、シート2はユーザ個別情報として設定された移動速度で動作し、ユーザ個別情報として設定された振出停止位置で停止する。
なお、振出停止位置が振出最下位置ではない(停止位置が最下位置よりも高い)場合において、シート2が振出停止位置に停止した後に、さらに振出スイッチ12が押下された場合の動作は通常の振出動作と同様である、即ち、リモコン10から制御部30に振出を示す移動方向情報が送信され、制御部30の作動指令部34はさらにシート駆動機構5を制御してシート2を降下させる。
<再生モード(格納動作)>
図6は再生モード(格納動作)の処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、破線より左はリモコン10における処理を、破線より右は制御部30における処理を示す。処理のスタートの時点において、制御システム6(即ち、リモコン10及び制御部30)はスタンバイ状態であるものとする。
ステップS50において、格納スイッチ11が押下されたか否かが検出される。即ち、CPU21が、操作検出部16から格納信号が出力されたか否かを検出する。格納スイッチ11が押下されたことが検出された場合(ステップS50、Yes)、処理はステップS53に進み、それ以外の場合(ステップS50、No)、スタンバイ状態が継続される。なお、振出動作の場合と同様に、ユーザが格納スイッチ11を押している間は格納動作が継続し、ユーザが格納スイッチ11を離すと格納動作が停止するものとする。これに関連して、ステップS51以降の処理においては、ユーザの乗車の意思に従って格納スイッチ11の押下が継続されるものとする。
ステップS51において、リモコン10は制御部30にシート2の位置情報を要求する。具体的には、リモコン10のCPU21はシート位置情報要求を、通信部23を介して制御部30に送信する。
ステップS60において、制御部30は通信部33によってシート位置情報要求を受信する。ステップS61において、シート位置検出部35がシート位置を検出し、CPU31がシート位置情報を、通信部33を介してリモコン10に送信する。
ステップS70において、リモコン10は通信部23によってシート位置情報を受信し、ステップS71において、CPU21はシート位置情報に基づいてシート2が振出位置にあるか否かを判定する。シート2が振出位置にある場合(ステップS71、Yes)、処理はステップS72に進み、それ以外の場合(ステップS71、No)、処理はステップS74に進む。
ステップS72において、CPU21はメモリ22にユーザ個別情報が設定されているか否かを判定する。ユーザ個別情報が設定されている場合(ステップS72、Yes)、処理はステップS73に進み、それ以外の場合(ステップS72、No)、処理はステップS74に進む。
ステップS73では、CPU21はメモリ22に記憶されたユーザ個別情報を読み出し、ステップS74では、CPU21はユーザ個別情報としてデフォルト値を読み出す。
ステップS75において、CPU21は(格納動作を示す)移動方向情報及びユーザ個別情報を通信部23によって制御部30に送信する。
ステップS80において、制御部30は通信部33を介して作動要求を受信する。ステップS81において、受信作動要求に含まれる移動方向情報及びユーザ個別情報に従って、作動指令部34がシート駆動機構5を制御する。これにより、ユーザが格納スイッチ12を押している間に、シート2はユーザ個別情報として設定された移動速度で動作し、格納位置に到達する。
<記憶モード(移動速度)>
図7はシート2の移動速度の記憶モードの処理を示すフローチャートである。なお、移動速度の設定及び記憶は、シート2を作動させることなく行われる。図7のフローチャートにおいて、破線より左はリモコン10における処理を、破線より右は制御部30における処理を示す。処理のスタートの時点において、制御システム6(即ち、リモコン10及び制御部30)はスタンバイ状態であるものとする。
ステップS100において、格納スイッチ11及び振出スイッチ12が同時に押下されたか否か(即ち、二重押しされたか否か)が検出される。具体的には、モード決定部24が、操作検出部15からの格納信号及び操作検出部16からの振出信号の双方が同じ期間に出力されるか否かを判定する。二重押しが検出された場合(ステップS100、Yes)、処理はステップS101に進み、それ以外の場合(ステップS100、No)、スタンバイ状態が継続される。
ステップS101において、ステップS100後の所定期間内に再度二重押しされたか否かが検出される。二重押しが検出された場合(ステップS101、Yes)、処理は後述の振出停止位置の記憶モードの処理に移行する。二重押しが検出されない場合(ステップS101、No)、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、格納スイッチ11が押下されたか否かが判定される。具体的には、速度決定部25が、操作検出部15から格納信号が出力されたか否かを判定する。格納スイッチ11が押下された場合(ステップS102、Yes)、処理はステップS103に進み、速度決定部25はメモリ22に記憶されているユーザ個別情報の移動速度の設定値を1段階上昇させる。格納スイッチ11が押下されない場合(ステップS102、No)、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、振出スイッチ12が押下されたか否かが判定される。具体的には、速度決定部25が、操作検出部16から振出信号が出力されたか否かを判定する。振出スイッチ12が押下された場合(ステップS104、Yes)、処理はステップS105に進み、速度決定部25はメモリ22に記憶されているユーザ個別情報の移動速度の設定値を1段階減少させる。
ステップS103若しくはS105の実行後、又はステップS104(No)の後、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、モード決定部24は、タイマ26によってカウントされた経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。タイマ26は、最後に格納スイッチ11又は振出スイッチ12が操作された時、即ち、最後に二重押しされた時(ステップS100、Yes)、最後に格納スイッチ11が押下された時(ステップS102、Yes)、又は最後に振出スイッチ12が押下された時(スイッチS104、Yes)の最も遅い時からの経過時間をカウントする。経過時間が所定時間に達したと判定された場合(ステップS107、Yes)、処理はステップS107に進む。経過時間が所定時間に達していないと場合(ステップS107、No)、処理はステップS102に戻る。
ステップS107において、リモコン10のCPU21はその時点での移動速度の設定値をメモリ22に記憶し、ステップS108において、記憶された移動速度の設定を通信部23によって制御部30に送信する。
ステップS110において、制御部30は通信部33を介して移動速度の設定値を受信し、ステップS111において、報知部36(例えば、ブザー)によって移動速度の設定値をユーザに報知する。
<記憶モード(振出停止位置)>
図8はシート2の振出停止位置の記憶モードの処理を示すフローチャートである。なお、振出停止位置の設定及び記憶処理は、ユーザがシート2を実際に作動させて行うように構成される。シート2の実際の作動においては、ユーザが実際にシート2に着座して地面からの高さを体感しながら振出停止位置の設定を行ってもよいし、ユーザがシート2から離れた状態で目視により振出停止位置の設定を行うようにしてもよい。なお、ここでいうユーザとは、乗員に限らず乗員の介護者も含む趣旨である。図8のフローチャートにおいて、破線より左はリモコン10における処理を、破線より右は制御部30における処理を示す。処理のスタートの時点において、制御システム6(即ち、リモコン10及び制御部30)はスタンバイ状態であるものとする。
図7のステップS101において、格納スイッチ11及び振出スイッチ12が二重押しされたと判定されると(ステップS101、Yes)、処理はステップS120に進む。
ステップS120において、リモコン10のCPU21は、現在メモリ22に記憶されている振出停止位置までシート2を移動させて停止させるシート移動指令を制御部30に送信する。メモリ22に振出停止位置が記憶されていない場合は、デフォルトの振出停止位置(例えば、最下停止位置)をシート移動指令とすればよい。
ステップS125において、制御部30はシート移動指令を受信すると、作動指令部34がシート駆動機構5を制御して、受信されたシート移動指令によって指示される振出停止位置までシート2を移動させて停止させる。
ステップS130において、格納スイッチ11が押下されているか否かが判定される。具体的には、CPU21が、操作検出部15から格納信号が出力されているか否かを判定する。格納スイッチ11が押下されている場合(ステップS130、Yes)、処理はステップS131に進む。格納スイッチ11が押下されない場合(ステップS130、No)、処理はステップS140に進む。
ステップS131において、リモコン10はシート上昇指令を制御部30に送信し、ステップS135に進む。
ステップS135において、制御部30がシート上昇指令を受けると、作動指令部34がシート駆動部5を制御してシート2の位置を上昇させる。これにより、ユーザが格納スイッチ11を押している間はシート2が上昇し、ユーザが格納スイッチ11を離すとシート2の上昇は停止する。
ステップS140において、振出スイッチ12が押下されているか否かが判定される。具体的には、CPU21が、操作検出部16から振出信号が出力されているか否かを判定する。振出スイッチ12が押下されている場合(ステップS140、Yes)、処理はステップS141に進む。振出スイッチ12が押下されない場合(ステップS140、No)、処理はステップS150に進む。
ステップS141において、リモコン10はシート降下指令を制御部30に送信し、ステップS145に進む。
ステップS145において、制御部30がシート降下指令を受けると、作動指令部34がシート駆動部5を制御してシート2の位置を降下させる。これにより、ユーザが振出スイッチ12を押している間はシート2が降下し、ユーザが振出スイッチ12を離すとシート2の降下は停止する。
ステップS150において、モード決定部24は、タイマ26によってカウントされた経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。タイマ26は、最後に格納スイッチ11又は振出スイッチ12が操作された時、即ち、最後に二重押しされた時(ステップS101、Yes)、最後に格納スイッチ11が押下された時(ステップS130、Yes)、又は最後に振出スイッチ12が押下された時(スイッチS140、Yes)の最も遅い時からの経過時間をカウントする。経過時間が所定時間に達したと判定された場合(ステップS150、Yes)、処理はステップS151に進む。経過時間が所定時間に達していないと場合(ステップS150、No)、処理はステップS130戻る。
ステップS151において、リモコン10のCPU21はその時点でのシート2の停止位置を取得するために停止位置要求を制御部30に送信する。
ステップS155において、制御部30は通信部33を介して停止位置要求を受信する。
ステップS156において、位置検出部35はシート駆動機構5を介してシート2のその時点の停止位置を検出し、CPU31は検出された停止位置を、通信部33を介してリモコン10に送信する。
ステップS160において、リモコン10は通信部23を介して停止位置を受信する。
ステップS161において、リモコン10のCPU21は受信した停止位置を振出停止位置の設定値としてメモリ22に記憶する。ステップS162において、リモコン10は設定及び記憶憶完了を示すACKを制御部30に送信する。
ステップS165において、制御部30は通信部33を介してACKを受信し、ステップS166において、報知部36(例えば、ブザー)によって振出停止位置の設定及び(リモコン10のメモリ22への)記憶の完了をユーザに報知し、処理は終了する(即ち、スタンバイ状態となる)。
以上説明したように、本発明によると、リフトアップシートの振出動作又は格納動作について、ユーザの好みに応じたシートの移動態様を可搬のリモートコントローラに設定及び記憶させる構成としたので、一度設定及び記憶されたユーザ個別情報をユーザが携帯することが可能となった。これにより、複数のユーザが車両を共有する場合に、それぞれのユーザが各自の好みの動作態様の設定を記憶させた個人用のリモートコントローラを所有する構成とすることができる。また、ユーザは同じリモートコントローラを用いて他の車両のリフトアップシートを所望の動作態様で作動させることができる。従って、福祉施設等で複数のユーザが複数の福祉車両を使用し得る状況においても、各ユーザがリモートコントローラに対して行う設定及び記憶操作は一度で済み、ユーザにおける利便性が大幅に向上する。
例えば、図9に示すように、車両1a及び1bをユーザA、B及びCが共有する場合、各ユーザは各自のリモコン10a、10b及び10cを所有するとともに、各リモコンにユーザ個別情報X、Y及びZをそれぞれ記憶させるようにすればよい。具体的には、ユーザAはリモコン10aにおいて移動速度(レベル4)を設定及び記憶させるとともに、車両1a又は1bを用いて振出停止位置(位置22)を設定し、リモコン10aにそのユーザ個別情報Xを記憶させる。ユーザB及びCについても同様にしてリモコン10b及び10cにそれぞれユーザ個別情報Y及びZを記憶させるものとする。その後、ユーザAは車両1aでも車両1bでも、リモコン10aに記憶させた設定(ユーザ個別情報X)でシートを利用することができる。ユーザB及びCについても同様に、車両1aでも車両1bでも、それぞれリモコン10b及び10cに記憶させた設定(ユーザ個別情報Y及びZ)でシートを利用することができる。このように、各ユーザは、一旦リモコンにユーザ個別情報を記憶させておけば、いずれの車両の乗降時においても再生モードを適用するだけで好みのシード動作を享受することができ、利便性が高まる。
また、本発明の構成によると、ユーザは、簡素な構成のリモートコントローラを用いて、シンプルかつ直感的な操作で振出動作又は格納動作の動作態様を設定、記憶及び再生することができ、ユーザの利便性が向上する。また、既存のリモートコントローラの構成を大きく変更せずに本発明を導入でき、使い勝手、汎用性、コストの面から有利となる。
また、本発明の構成によると、ユーザは、記憶された振出動作又は格納動作の動作態様の設定を報知手段からの報知によって確実に認識することができ、ユーザにおける高い操作性が確保される。また、報知手段をブザーとしたので、簡素な構成で識別容易な報知をユーザに対して行うことができる。
<変形例>
上記に本発明の好適な実施例を示したが、本発明は以下のように種々の変形が可能である。
・シート移動態様に関する変形
上記実施例においては、シート2の動作態様として、振出動作又は格納動作におけるシート移動速度及び振出動作における振出停止位置を例示したが、動作態様はこれに限られない。例えば、動作態様として、振出動作又は格納動作におけるシート2のリクライニング角度を設定できるようにしてもよい。例えば、座高の高いユーザは、頭部と車室3の天井とが近い状態で振出動作又は格納動作が行われると、頭部を天井にぶつけるのではないかという恐怖感を覚える場合がある。このような場合を考慮して、シート2が車室3内を移動する期間におけるリクライニング角度を大きくした(より倒した)設定をユーザ個別情報として設定及び記憶するようにしてもよい。なお、上記のようにリクライニング角度を大きくした設定の場合であっても、シート2が車室3外にある場合(特に、振出停止位置)においては、ユーザが楽な姿勢での乗降できるようにリクライニング角度は小さくすることが好ましい。
・リモートコントローラの通信方式の変形
上記実施例においては、リモコン10をワイヤレススイッチからなる構成としたが、車両1に対して着脱可能な有線スイッチからなる構成としてもよい。例えば、車両1に接続された有線ケーブル(例えばUSBケーブル)に対して、リモコン10がコネクタ(例えばUSBコネクタ)によって着脱される構成としてもよい。このように、リモコン10は制御部30との通信方式にかかわらず、車両1から切り離されて可搬であれば、上述した本発明の効果が得られる。
・リモートコントローラの構成の変形
上記実施例においては、リモコン10が格納スイッチ11、振出スイッチ12及び電源スイッチ13の3個のスイッチからなる構成を示したが、4個以上のスイッチからなる構成としてもよい。例えば、図10に示すように、リモコン10´が格納スイッチ11、振出スイッチ12及び電源スイッチ13に加えて、記憶モード用のスイッチ14を備えるようにしてもよい。例えば、スタンバイ状態からスイッチ14が押下されずに格納スイッチ11又は振出スイッチ12が押された場合には再生モードが起動され、スタンバイ状態からスイッチ14が押された場合には記憶モードが起動されるようにすればよい。またさらに、スイッチ14の押下態様(一度押し、長押し、所定時間内での二度押し等)によって、移動速度の記憶モード、振出停止位置の記憶モードへの移行を決定するようにしてもよい。またさらに、スイッチ14の押下態様に基づいて各記憶モードの終了が決定されるようにしてもよい。
・移動速度記憶モードの変形
上記実施例においては、シート2の振出速度と格納速度をまとめて設定及び記憶する構成、即ち、振出速度と格納速度が同じであっても異なっていてもよいが双方が一対一で決まる構成を示したが、振出速度と格納速度を個別に設定及び記憶する構成としてもよい。上記実施例では、リモコン10の1回目の二重押しで記憶モードが起動され、2回目の二重押しの有無によって移動速度の記憶モードと振出停止位置の記憶モードに分岐する構成としたが(図7及び図8参照)、移動速度の記憶モードが記憶されてからさらに二重押しの有無によって振出速度記憶モードと格納速度記憶モードに分岐するようにしてもよい。また、上記図10のリモコン10´においても、記憶モード起動後のスイッチ14の再操作により振出速度記憶モードと格納速度記憶モードに分岐するようにしてもよい。
・シートタイプの変形
上記実施例においては、特許文献1と同様に、シート2が車両1に対して着脱されない構成を示したが、特許文献2と同様に、シート2の下部に車輪が設けられ、シート2が車両1から切り離されて車椅子として使用される構成に対しても本発明は適用可能である。但し、この場合、振出停止位置は車輪が地面に接触したときのシートの高さで決まる。
・報知部配置の変形
上記実施例においては、報知部36を車両1側に設けたが、リモコン10側に設けてもよい。この場合も、報知部36はブザー、LED、液晶等のインジケータとすることができ、あるいは振動により報知を行うバイブレータとすることもできる。報知部36がリモコン10側に設けられる場合は、図7の移動速度の記憶モードのフローにおけるステップS108及びS110は省略され、ステップS107の直後にステップS111が続くようにすればよい。この場合、移動速度の記憶モードのフローはリモコン10側の処理だけで完結するので、ユーザは車両1とは離れて移動速度を設定することができる。また、報知部36がリモコン10側に設けられる場合、図8の振出停止位置の記憶モードのフローにおけるステップS162及びS165は省略され、ステップS161の直後にステップS166が続くようにすればよい。
・報知タイミングの変形
上記実施例においては、基本的に記憶モードの終了時に報知動作が行われる構成を示したが、記憶モード中に、格納スイッチ11又は振出スイッチ12が押下される毎に報知動作が行われる構成としてもよい。
1、1a、1b 車両
2 シート
3 車室
5 シート駆動機構
6 制御システム
10、10a、10b、10c リモートコントローラ(リモコン)
11 格納スイッチ
12 振出スイッチ
13 電源スイッチ
15、16、17 操作検出部
21 CPU
22 メモリ
23 通信部
24 モード決定部
25 速度決定部
26 タイマ
30 制御部
31 CPU
32 メモリ
33 通信部
34 作動指令部
35 位置検出部
36 報知部

Claims (7)

  1. 車室内の格納位置と車室外の振出位置の間での車両用シートの移動を制御する制御システムであって、
    前記格納位置から前記振出位置への振出動作又は該振出位置から該格納位置への格納動作のいずれかを示す第1の情報と、該振出動作及び該格納動作の動作態様を示すユーザ設定可能な第2の情報に従って前記車両用シートの駆動を制御する制御部と、
    前記第2の情報を記憶するとともに前記第1の情報及び該第2の情報を前記制御部と通信する可搬のリモートコントローラと
    を備えた制御システム。
  2. 請求項1に記載の制御システムにおいて、前記第2の情報が、前記振出動作及び前記格納動作の少なくとも一方における前記車両用シートの移動速度の設定値を含む、制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の制御システムにおいて、前記第2の情報が前記振出動作における前記車両用シートの振出停止位置の設定値を含む、制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の制御システムであって、前記リモートコントローラが、前記制御部と無線通信可能なワイヤレススイッチからなる制御システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の制御システムにおいて、前記リモートコントローラが、前記振出動作を指示するための振出スイッチ及び前記格納動作を指示するための格納スイッチを有し、該振出スイッチ及び該格納スイッチが同時に押下された後の該振出スイッチ又は該格納スイッチの押下操作に基づいて前記第2の情報が決定及び記憶される、制御システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の制御システムであって、さらに、ユーザに情報伝達可能な報知手段を備え、該報知手段が前記第2の情報に関連する情報をユーザに報知するように構成された、制御システム。
  7. 請求項6に記載の制御システムにおいて、前記報知手段が前記車両に取り付けられたブザーである、制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014141178A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Toyota Industries Corp 共有車両管理システム
JP2018149893A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 本田技研工業株式会社 シート装置

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