JP2014050549A - カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用チューブ内の血液や造影剤等が凝着することを抑制し、医療用チューブ内をスムーズに移動させることができる、カテーテルを提供する。
【解決手段】このカテーテル10は、フッ素系樹脂からなるチューブ状の内層20と、該内層20の外周に配置された編組材からなる補強材層30と、該補強材層30の外周に配置されたポリアミド系樹脂又はウレタン系樹脂からなるチューブ状の接着層40と、該接着層40の外周に配置された、フッ素系樹脂からなり、外周に凹凸を有するチューブ状の外層50とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、血管、尿管、胆管、気管等の管状器官に造影剤等を注入したり、ステント等を留置したりするために用いるカテーテルに関する。
従来、血管、尿管、胆管、気管等の管状器官に、チューブ状のカテーテルを挿入し、このカテーテルを通して、造影剤や制癌剤、栄養剤等の薬液を注入したり、ガイドワイヤ等を併用して、ステントや血管閉塞具等を留置したりすることが行われている。
上記カテーテルは、それよりも太径の親カテーテルやシース等の医療用チューブを用いて、管状器官の目的位置に留置されることがある。
例えば、周知のセルディンガー法により、鞘状のシースを皮膚を通して管状器官内に挿入し、該シースにガイドワイヤを挿入し、このガイドワイヤを介して、親カテーテルを管状器官の目的位置近傍まで移動させる。その後、親カテーテルからガイドワイヤを引き抜き、この親カテーテル内に、前記とは別のガイドワイヤが内装されたカテーテルを挿入して、親カテーテル内を移動させていくと共に、ガイドワイヤを介してカテーテル先端を目的位置にまで移動させることで、カテーテルが管状器官の目的位置に留置される。
従来のこの種のカテーテルとして、例えば、下記特許文献1には、内層管と、該内層管上に配置される補強材層と、該補強材層を覆う外層とを備え、前記外層の外側表面が、セルロース系高分子物質や、ポリエチレンオキサイド系高分子物質等の親水性樹脂がコーティングされた、医療用カテーテルチューブが記載されている。
特開2007−29510号公報
上記のように、カテーテル先端を管状器官の目的位置まで移動させる際に、親カテーテル等の医療用チューブを用いる場合には、次のような問題が生じることがあった。
すなわち、上記医療用チューブは、カテーテルの挿入に先だって、管状器官内に留置されるため、その内周に凝固した血液や造影剤の一部が付着することがあり、この状態で医療用チューブ内にカテーテルを挿入して移動させていくと、カテーテルの外周に、上記の血液や造影剤が接触して凝着してしまって、カテーテルをスムーズに移動させることができない場合があった。
特に上記特許文献1の医療用カテーテルチューブでは、外層の外側表面が親水性樹脂でコーティングされているので、血液や造影剤等が外層表面に凝着しやすいという問題があった。
したがって、本発明の目的は、医療用チューブ内の血液や造影剤等が凝着することを抑制して、医療用チューブ内をスムーズに移動させることができる、カテーテルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のカテーテルは、フッ素系樹脂からなるチューブ状の内層と、該内層の外周に配置された補強材層と、該補強材層の外周に配置されたポリアミド系樹脂又はウレタン系樹脂からなるチューブ状の接着層と、該接着層の外周に配置された、フッ素系樹脂からなり、外周に凹凸を有するチューブ状の外層とを備えることを特徴とする。
本発明のカテーテルにおいては、前記カテーテルの先端部の外周には、前記外層が配置されておらず、前記接着層の外周に親水性樹脂がコーティングされていることが好ましい。
本発明のカテーテルにおいては、前記接着層の、カテーテル先端部における硬さは、先端部以外の部分よりも柔らかく形成されていることが好ましい。
本発明のカテーテルにおいては、前記外層は、カテーテルの軸方向に沿って部分的に設けられていることが好ましい。
本発明のカテーテルにおいては、前記外層は、熱収縮チューブで形成されていることが好ましい。
本発明によれば、カテーテルの外層がフッ素系樹脂からなるので、親カテーテルやシース等の医療用チューブ内に挿入して移動させていく際に、医療用チューブ内の血液や造影剤に接触しても、これらがカテーテルの外周に凝着することを抑制することができ、カテーテルの滑り性を向上させて、医療用チューブ内をスムーズに移動させることができると共に、外層の外周に凹凸が形成されているので、医療用チューブ内周との接触面積を低減して摺動抵抗を軽減することができ、医療用チューブ内においてカテーテルをよりスムーズに移動させることができる。また、カテーテルの内層もフッ素系樹脂からなるので、カテーテル内で血液や造影剤が凝集することを防止でき、カテーテル内にガイドワイヤを挿入する際に、ガイドワイヤをスムーズに挿入させることができる。
本発明に係るカテーテルの一実施形態を示す斜視図である。 同カテーテルの側面図である。 同カテーテルの断面図である。 本発明に係るカテーテルの他の実施形態を示しており、その側面図である。 同カテーテルの断面図である。 本発明に係るカテーテルの、更に他の実施形態を示しており、その側面図である。 同カテーテルの断面図である。
以下、図1〜3を参照して、本発明のカテーテルの一実施形態について説明する。
図3に示すように、この実施形態におけるカテーテル10は、チューブ状の内層20と、この内層20の外周に配置された補強材層30と、該補強材層30の外周に配置されたチューブ状の接着層40と、該接着層40の外周に配置されたチューブ状の外層50とからなり、4つの層が積層された多層構造をなしている。
前記内層20は、円筒のチューブ状をなしており、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂から形成されている。
また、上記内層20の外周に配置される補強材層30としては、例えば、Wや、Auメッキを施したW、ステンレス、Ni−Ti合金等の金属からなる金属線材、又は、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂や、ポリエチレンテレフタート(PET)、ポリブチレンテレフタート(PBT)等のポリエステル系樹脂などの合成樹脂からなる線材を、編み及び/又は組んで形成した編組材が好ましく採用される。ただし、上記のような線材をコイル状に巻付けたりしたものであってもよい。
更に、前記内層20の外周であって、カテーテル10の先端部側には、X線不透過性の環状のマーカー60が配置されている。このマーカー60は、例えば、Pt、Ti、Pd、Rh、Au、W、Ag、Bi、Ta及びこれらの合金や、BaSO、Bi、W等の粉末を含有した合成樹脂や、ステンレスなどから形成されている。
また、上記補強材層30の外周に配置される接着層40は、この実施形態の場合、円筒状の複数のチューブが、カテーテル10の軸方向に沿って同軸的に配置されて構成されている。
すなわち、図3に示すように、前記内層20の外周には、カテーテル10の先端部側から基端部側に向けて、第1チューブ41、第2チューブ42、第3チューブ43、第4チューブ44、第5チューブ45が、隣接する端面どうしを互いに当接させた状態で配置されている。
また、この実施形態の場合、接着層40を構成する各チューブ41〜45が、編組材からなる補強材層30の線材どうしの間に入り込んで、補強材層30が接着層40に埋設された状態となるように、接着層40が補強材層30の外周に配置されている(図3参照)。
更に、各チューブ41〜45は、カテーテル10の基端部側から先端部側に向けて、段階的に柔らかく形成されている。すなわち、カテーテル10の基端部に配置された第5チューブ45が最も硬く形成され、カテーテル10の先端部に配置された第1チューブ41が最も柔らかく形成されている。
各チューブ41〜45は、例えば、ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612等のポリアミド系樹脂、又は、ポリウレタン等のウレタン系樹脂からなる。また、各チューブ41〜45は、JIS K 6253に規定されるタイプDデュロメータ(ショアD)で計測したショア硬さが20〜90であることが好ましく、40〜70であることがより好ましい。
なお、各チューブ41〜45は、水酸基やアミン基などの官能基を有する活性水素化合物や、イソシアネート化合物の種類、分子量、両者の混合割合等を調整することで、その硬さを適宜調整することができる。また、この実施形態では、5つのチューブ41〜45を軸方向に配置して接着層40を構成したが、これらのチューブの個数は特に限定されるものではない。
上記接着層40の外周に配置される外層50は、この実施形態の場合、円筒状の熱収縮性チューブからなり、その外周に螺旋状の凸部51が突設されて、凹凸が設けられた構造となっており、医療用チューブ内周に対するカテーテル10の接触面積を低減して、その摺動抵抗を軽減できるようになっている。
図3に示すように、凹凸の深さD(凸部51の上端から外層50の外周面までの距離)は、0.01〜0.10mmであることが好ましく、0.02〜0.03mmであることがより好ましい。また、隣接する凸部51,51間のピッチPは、2〜10mmであることが好ましく、3〜5mmであることがより好ましい。
また、この実施形態における凸部51,51間のピッチPは、カテーテル10の先端部から基端部に至るまで一定であるが、このピッチPを、カテーテル10の基端部側に向けて大きくするようにしてもよい。
更に、この実施形態における外層50の凹凸形状は、螺旋状の凸部51を設けることで形成されているが、これに限定されず、例えば、外層50の外周に、環状の凸部を軸方向に沿って所定間隔で設けたり、外層50の外周に、カテーテル10の軸方向に沿って長く伸びる突条を、所定間隔で突設させたりして、凹凸形状を形成してもよい。
上記外層50は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂からなる。なお、外層50は、フッ素系樹脂からなるので、ポリアミド系樹脂又はウレタン系樹脂からなる接着層40に対して、ガラス転移温度が高く設定されるようになっている。
また、上記のような螺旋状の凸部51は、例えば、次のような方法で外層50に設けることができる。すなわち、図示しない成形機を用いて、互いに熱収縮率の異なる2種類の上記フッ素系樹脂を、回転する円筒状の口金から同時に押し出して、2種類のフッ素系樹脂が軸方向に交互に並んで螺旋状をなす、チューブ状の外層50を形成する。そして、このチューブ状の外層50を前記接着層40の外周に配置し、熱風等を吹き付けて熱収縮させることで、接着層40の外周に外層50が被着されると共に、熱収縮率の違いにより、熱収縮率の大きい樹脂が熱収縮率の小さい樹脂よりも縮み、その結果、外層50の外周に凸部51が螺旋状に突設するようになっている。また、2種類のフッ素系樹脂の色や明るさを変えることにより、螺旋状の模様を形成することができる。なお、チューブを形成した後、その外周に別の樹脂を塗布し固化させたり、或いは、チューブを形成した後、その外周を適宜加工したりすることで、凹凸を有する外層50を形成してもよい。
更に、上記構造をなしたカテーテル10の先端部外周には、先端に向かって次第に縮径したテーパ面55が形成されており、管状器官内への挿入性が高められている。また、カテーテル10の基端部外周には、ガイドワイヤ挿入用のインサータを接続したり、カテーテル10を把持したりするための、ハブ70が装着されている。このハブ70には、カテーテル先端側に向けてテーパ状に縮径した連通路71が形成されており、該連通路71は前記内層20の内腔に連通するようになっている。
以上説明したカテーテル10は、例えば、次のようにして製造することができる。
すなわち、チューブ状の内層20の外周に、編組状の補強材層30を配置すると共に、内層20の先端側外周にマーカー60を配置する。その後、補強材層30の外周の先端側から、第1チューブ41、第2チューブ42、第3チューブ43、第4チューブ44、第5チューブ45を、端面どうしを当接させた状態で順次配置する。
そして、各チューブ41〜45の外周に、チューブ状の外層50を配置し、その状態で外層50の外周に熱風等によって、外層50のガラス転移温度以上の熱を付加する。すると、外層50が熱収縮して、接着層40を構成する各チューブ41〜45に被着すると共に、外層50よりもガラス転移温度が低い各チューブ41〜45が軟化溶融して、編組状の補強材層30の線材間に入り込んで、補強材層30が接着層40に埋設された状態となり、更にカテーテル10の基端部にハブ70を装着することにより、図1〜3に示すカテーテル10を製造することができる。
このように、この実施形態では、外層50が熱収縮チューブで形成されているので、接着層40の外周に外層50を配置した状態で加熱することにより、外層50を収縮させて接着層40に被着させることができるので、接着層40と外層50との密着性を高めることができ、接着層40に対する外層50の位置ずれを防止することができる。
また、外層50の加熱に伴って、接着層40が軟化溶融して、編組状の補強材層30の線材間に入り込むようになっているので、接着層40を補強材層30にしっかりと固定することができ、補強材層30に対する接着層40の位置ずれを効果的に防止することができる。
次に上記構造からなるカテーテル10の使用方法の一例について説明する。
まず、周知のセルディンガー法により、鞘状のシースを皮膚を通して、血管等の管状器官内に挿入して、このシース内にガイドワイヤを挿入し、その先端を管状器官の目的位置近傍まで移動させ、このガイドワイヤに沿って親カテーテルを移動させて、その先端部を管状器官の目的位置近傍まで移動させる。その後、親カテーテルからガイドワイヤを引き抜いて、造影剤を注入して所定の管状器官を造影する。なお、親カテーテル導入前に、造影用カテーテルを用いて、管状器官を造影してもよい。
一方、ハブ70の連通路71に図示しないインサータを接続して、インサータ及びハブ70を介して、図示しないガイドワイヤをカテーテル10の内部に挿入配置しておく。そして、この状態のカテーテル10を、管状器官内に留置した親カテーテルの基端側から挿入していき、親カテーテル内を移動させていく。
このとき、このカテーテル10においては、内層20及び外層50がフッ素系樹脂からなるので、親カテーテル内周に付着した血液や体液、造影剤等が接触しても、これらがカテーテル10の内周や外周に凝着することを抑制することができ、カテーテル10の滑り性を向上させて、親カテーテル内をスムーズに移動させることができると共に、外層50に設けた螺旋状の凸部51によって、外層50の外周が凹凸形状に形成されているので、親カテーテル内周との接触面積を低減して、カテーテル10の摺動抵抗を軽減することができ、カテーテル10をよりスムーズに移動させることができる。また、カテーテル10内にガイドワイヤを挿入する際も、ガイドワイヤがカテーテル10の内周で凝着しにくくなるので、ガイドワイヤをスムーズに挿入することができる。
また、この実施形態においては、接着層40を構成するチューブ41〜45の中でも、カテーテル10の先端部側に配置された第1チューブ41は、先端部以外に配置された第2チューブ42〜45よりも柔らかく形成されているので、カテーテル10の先端部での柔軟性をより高めることができ、管状器官内を傷付けにくくすることができる。特に、カテーテル10の基端部側から先端部側に向けて、段階的に柔らかく形成されているので、カテーテル10に対するプッシュアビリティやトルク伝達性を維持しつつ、先端部側に向けて柔軟性を徐々に高めることができ、使い勝手のよいカテーテル10を提供することができる。
なお、上記実施形態におけるカテーテルは、親カテーテル内を移動させる態様について説明したが、これに限定されるものではなく、シース内を移動させたり、或いは、内視鏡のルーメン内を移動させたりしてもよく、これらの親カテーテル、シース、内視鏡等が、本発明における医療用チューブを意味する。
図4及び図5には、本発明のカテーテルの、他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態におけるカテーテル10aは、その先端部外周に、外層50が配置されておらず、その代わりに接着層40の外周に、親水性樹脂がコーティングされてなる親水性樹脂層80が被覆された構造となっている。この実施形態では、接着層40のうち、第1チューブ41の先端から基端に至る範囲、及び、第2チューブ42の先端から軸方向途中の範囲に、外層50が配置されておらず、その外周に親水性樹脂層80が被覆されている。
また、カテーテル10aの先端部における、外層50が配置されておらず、親水性樹脂層80が被覆された部分の長さは、50〜500mmが好ましく、100〜300mmがより好ましい。
前記親水性樹脂としては、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体等を採用することができる。
この実施形態によれば、カテーテル10aの先端部に外層50が配置されていないので、柔軟性を高めることができ、また、カテーテル10aの先端部外周には親水性樹脂がコーティングされているので、親カテーテルやシース等の医療用チューブの先端から、カテーテル10aを挿出して、管状器官内を移動させていく際に、すべり性を向上させてスムーズに移動させることができる。
図6及び図7には、本発明のカテーテルの、更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態におけるカテーテル10bは、外層50がカテーテル10bの軸方向に沿って部分的に設けられた構造をなしている。具体的には、カテーテル10bの軸方向中間部のみに外層50が配置されており、カテーテル10bの先端部においては、前記カテーテル10aと同様に、接着層40の外周に親水性樹脂層80が配置され、カテーテル10bの基端部外周には、接着層40を構成する肉厚の第5チューブ45が配置された構造となっている。
この実施形態によれば、外層50が部分的に設けられていることにより、外層50を設けた部分で滑り性を向上させる一方、外層50が存在しない部分で柔軟性を向上させることができるので、カテーテル10bの滑り性や柔軟性を適宜調整することができ、また、高価なフッ素系樹脂からなる外層50が存在しない部分を有するため、カテーテル10bの製造コストを低減することができる。
10,10a,10b カテーテル
20 内層
30 補強材層
40 接着層
50 外層
80 親水性樹脂層

Claims (5)

  1. フッ素系樹脂からなるチューブ状の内層と、
    該内層の外周に配置された補強材層と、
    該補強材層の外周に配置されたポリアミド系樹脂又はウレタン系樹脂からなるチューブ状の接着層と、
    該接着層の外周に配置された、フッ素系樹脂からなり、外周に凹凸を有するチューブ状の外層とを備えることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記カテーテルの先端部の外周には、前記外層が配置されておらず、前記接着層の外周に親水性樹脂がコーティングされている請求項1記載のカテーテル。
  3. 前記接着層の、カテーテル先端部における硬さは、先端部以外の部分よりも柔らかく形成されている請求項1又は2記載のカテーテル。
  4. 前記外層は、カテーテルの軸方向に沿って部分的に設けられている請求項1〜3のいずれか1つに記載のカテーテル。
  5. 前記外層は、熱収縮チューブで形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のカテーテル。
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