JP2014050019A - 撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法、撮像装置、撮像システム - Google Patents

撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法、撮像装置、撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の撮像装置では、複数の画素から信号が出力される都度、ノイズ信号と光電変換信号とをそれぞれAD変換していた。そのため、複数の画素が出力する画素信号のAD変換期間が長くなってしまっていた。
【解決手段】 比較回路のオフセット成分に基づくデジタル信号を生成する動作の回数が、複数行の画素の出力する光電変換信号に基づくデジタル信号を生成する動作の回数よりも少ない撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法、撮像装置、撮像システムである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部を有する撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法、撮像装置、撮像システムに関する。
撮像装置の一例として、光電変換を行い、入射光に基づく信号を出力する画素と、画素が行列状に配された画素アレイの各列にアナログデジタル変換部(以下、AD変換部と表記する)を有する列並列型のAD変換部(以下、列ADC(Analog Digital Converter)と表記する)と、を有する撮像装置が知られている。列ADCにおいては、各列のAD変換部が画素から出力されるアナログ信号(以下、画素信号と表記する)をデジタル信号に変換する。
特許文献1には、画素が出力するノイズ信号と、入射光に基づく光電変換信号とをそれぞれAD変換する撮像装置が記載されている。以下、ノイズ信号と光電変換信号とを合わせて示す場合には画素信号と表記する。ノイズ信号に基づくデジタル信号と、光電変換信号に基づくデジタル信号はそれぞれAD変換部のオフセット成分を含んでいる。特許文献1の撮像装置では、光電変換信号に基づくデジタル信号に含まれるAD変換部のオフセット成分を低減するため、光電変換信号に基づくデジタル信号と、ノイズ信号に基づくデジタル信号と、の差を得ることが開示されている。これにより、特許文献1の撮像装置は、AD変換部のオフセット成分の少ないデジタル信号を生成する。
特開2008−136042号公報
特許文献1の撮像装置では、光電変換信号に基づくデジタル信号からAD変換部のオフセット成分を低減するために、垂直走査部が行の走査を行って各画素から画素信号を出力させる都度、AD変換部のオフセット成分の信号をAD変換していた。そのため、複数の画素の画素信号のAD変換期間が長くなってしまっていた。
本発明は上記の課題を解決するために為されたものであり、一の態様は、入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素と、前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有するアナログデジタル変換部と、を有する撮像装置の駆動方法であって、前記アナログデジタル変換部が、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行う工程と、前記アナログデジタル変換部が、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を複数行って、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成する工程と、前記撮像装置が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれとの差を得る工程と、を有し、前記第1のAD変換を行う回数が、前記第2のAD変換を行う回数よりも少ないことを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
また、別の態様は、撮像装置と、信号処理部と、アナログデジタル変換部と、を有する撮像システムの駆動方法であって、前記撮像装置は、入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素を備え、前記アナログデジタル変換部は、前記複数の画素の各々が出力する前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有し、前記駆動方法は、前記アナログデジタル変換部が、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行う工程と、前記アナログデジタル変換部が、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を複数行って、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成する工程と、前記撮像装置が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号と、をそれぞれ前記信号処理部に出力する工程と、前記信号処理部が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、の差を得る工程と、を有し、前記アナログデジタル変換部が行う前記第1のAD変換が、前記第2のAD変換を行う回数よりも少ないことを特徴とする撮像システムの駆動方法である。
また、別の態様は、入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素と、前記複数の画素の各々が出力する前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有するアナログデジタル変換部と、を有する撮像装置であって、前記撮像装置はさらに制御部と、差分信号生成部と、を有し、前記制御部は、前記アナログデジタル変換部に、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行わせ、さらに、前記アナログデジタル変換部に、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換の複数を行わせ、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成させる制御部であり、前記差分信号生成部が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれとの差をそれぞれ得る差分信号生成部であり、さらに前記制御部が、前記アナログデジタル変換部に前記第1のAD変換を、前記第2のAD変換よりも回数を少なく行わせる制御部であることを特徴とする撮像装置である。
また、別の態様は、撮像装置と、信号処理部と、制御部と、を有する撮像システムであって、前記撮像装置は、入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素と、アナログデジタル変換部と、を備え、前記アナログデジタル変換部は、前記複数の画素の各々が出力する前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有し、前記制御部は、前記アナログデジタル変換部に、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行わせ、さらに、前記アナログデジタル変換部に、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を複数行わせ、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成させる制御部であり、前記信号処理部が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれとの差をそれぞれ得る信号処理部であり、さらに前記制御部が、前記アナログデジタル変換部に前記第1のAD変換を、前記第2のAD変換よりも回数を少なく行わせる制御部であることを特徴とする撮像システムである。
本発明により、複数の画素の画素信号のAD変換期間を短縮することができる。
撮像装置の一例の模式図 画素の一例の模式図 比較回路の一例の模式図 撮像装置の動作の一例を示したタイミング図 撮像装置の複数のフレーム期間の動作の説明を示したタイミング図 撮像装置の他の一例の模式図 撮像装置の動作の他の一例を示したタイミング図 撮像装置の他の一例を示した模式図 メモリの一例を示した模式図 撮像装置の動作の他の一例を示したタイミング図 撮像システムの一例を示した模式図
[実施例1]
以下、図面を参照しながら本実施例の撮像装置について説明する。
図1は本実施例の撮像装置の一例を示した模式図である。本実施例の撮像装置は、画素部1、垂直出力電流源2、垂直出力線3、比較回路4、ランプ信号出力回路5、メモリ6、カウンタ回路7、水平走査回路8、垂直走査回路9、信号処理回路10を含んで構成されている。画素部1には画素100が複数行、複数列設けられている。すなわち、画素部1には複数の画素100が行列状に設けられている。また、比較回路4、メモリ6を含んだAD変換部12が複数設けられている。
まず、画素部1と垂直走査回路9について図2を参照しながら説明する。
図2は画素部1の一部の領域である2行2列の画素100と、垂直走査回路9、垂直出力線3を部分的に示したものである。画素部1に含まれる画素100の具体的な構成を1つの画素100aに示した。画素100は、光電変換部のフォトダイオード20、リセットMOSトランジスタ21、転送MOSトランジスタ22、増幅MOSトランジスタ23、選択MOSトランジスタ24を有している。フォトダイオード20は入射光を電荷に変換する。転送MOSトランジスタ22は、フォトダイオード20に蓄積された電荷を増幅MOSトランジスタ23のゲートに転送する。転送MOSトランジスタ22のゲートに、垂直走査回路9から転送信号PTXが与えられる。
増幅MOSトランジスタ23は、増幅MOSトランジスタ23のゲートに転送された電荷に基づいて信号を増幅して出力する。増幅MOSトランジスタ23には電源電圧SVDDが与えられ、また、選択MOSトランジスタ24に電気的に接続されている。選択MOSトランジスタ24は、増幅MOSトランジスタ23と垂直出力線3の間の電気的経路に設けられており、ゲートに垂直走査回路9から選択信号PSELが与えられる。垂直走査回路9は画素100の行ごとに選択信号PSELの信号値をHighレベル(以下、Hレベルと表記する。同様にLowレベルをLレベルと表記する。)とし、画素の行の走査を行う。
リセットMOSトランジスタ21の一方の主電極は増幅MOSトランジスタ23のゲートと電気的に接続されており、他方の主電極は増幅MOSトランジスタ23と共通の電源電圧SVDDが与えられる。また、リセットMOSトランジスタ21のゲートに垂直走査回路9からリセット信号PRESが与えられる。リセットMOSトランジスタ21は、垂直走査回路9がリセット信号PRESをHレベルとすると、増幅MOSトランジスタ23のゲートの電位がリセットされる。増幅MOSトランジスタ23が出力した信号は、選択MOSトランジスタ24を介して垂直出力線3に画素信号PIXOUTとして出力される。増幅MOSトランジスタ23のゲートのリセットされた電位に基づいて出力される画素信号PIXOUTをノイズ信号と表記する。また、増幅MOSトランジスタ23のゲートにフォトダイオード20で生成した電荷が転送されることによって出力される画素信号PIXOUTを光電変換信号と表記する。
垂直走査回路9は画素100を行ごとに順次走査し、画素100から画素信号PIXOUTを順次出力させる。
再び、図1を参照しながら本実施例の撮像装置について説明する。垂直出力電流源2は、垂直出力線3に電気的に接続され、垂直出力線3に電流を与える。
比較回路4は画素部1から与えられる画素信号PIXOUTと、ランプ信号出力回路5から与えられる参照信号VRAMPとを比較する。ここでの比較に用いられる参照信号VRAMPは、時間に依存して電位が変化するランプ信号である。比較回路4は、画素信号PIXOUTと参照信号VRAMPの大小関係が逆転した時に、ラッチ信号LATCHをラッチ信号出力線16を介してメモリ6に出力する。
カウンタ回路7は、不図示のタイミングジェネレータがランプ信号出力回路5の参照信号VRAMPの時間に依存した変化を開始させた時から、不図示のクロック信号供給部から与えられるクロック信号CLKを計数したカウント信号CNTを出力する。即ち、カウンタ回路7はクロック信号CLKを参照信号VRAMPの電位の変化と並行して計数し、カウント信号CNTを生成して出力する。カウント信号CNTは、各列のメモリ6に共通して与えられる。
メモリ6は、カウンタ回路7からカウント信号CNTが与えられている。また、メモリ6は各列の比較回路4に対応して各列に設けられている。メモリ6は、比較回路4から与えられるラッチ信号LATCHの信号値が変化した時にカウンタ回路7から与えられたカウント信号CNTを保持する。
メモリ6は、比較回路4が有するオフセット成分に基づく信号をAD変換して得られるデジタル信号を保持するNメモリと、光電変換信号をAD変換して得られるデジタル信号を保持するSメモリとをそれぞれ有する。メモリ6には不図示のタイミングジェネレータからメモリ動作信号PMN,PMSが与えられる。タイミングジェネレータがメモリ動作信号PMNをHレベルとしている期間に、比較回路4が出力するラッチ信号LATCHの信号値がHレベルとなるとNメモリがカウント信号CNTを保持する。同様に、タイミングジェネレータがメモリ動作信号PMSをHレベルとしている期間に、比較回路4が出力するラッチ信号LATCHの信号値がHレベルとなると、Sメモリがカウント信号CNTを保持する。不図示のタイミングジェネレータはAD変換部12のAD変換動作を制御する制御部である。
水平走査回路8は、各列のメモリ6を順に走査する。各列のメモリ6はNメモリ、Sメモリのそれぞれが保持したカウント信号CNTを信号処理回路10に順次転送する。
信号処理回路10は水平走査回路8によってメモリ6の各列から転送された信号を処理し、出力信号PICOUTを出力する。出力信号PICOUTが、画像を形成するために本実施例の撮像装置から出力される信号である。信号処理回路10は差分信号生成部である。
次に、図3(a)〜(c)を参照しながら、図1で例示した比較回路4について説明する。
図3(a)は、比較回路4の等価回路図である。比較回路4は、差動増幅器30、比較回路リセットスイッチ31、32、比較回路入力容量素子33、34、信号反転検出回路35を含んで構成される。画素信号PIXOUTは、比較回路入力容量素子34を介して差動増幅器30の入力端子INNに与えられる。入力端子INNの電位をV−INNと表記する。入力端子INNは本実施例のAD変換部12の入力部である。参照信号VRAMPは、比較回路入力容量素子33を介して差動増幅器30の入力端子INPに与えられる。入力端子INPの電位を電位V−INPと表記する。入力端子INPは参照信号入力端子である。
比較回路リセットスイッチ31はフィードバック端子FBPから入力端子INPへの帰還経路の導通、非導通を比較回路リセット信号COMPRSTによって切り替える。比較回路リセットスイッチ32はフィードバック端子FBNから入力端子INNへの帰還経路の導通、非導通を同じ比較回路リセット信号COMPRSTによって切り替える。比較回路リセット信号COMPRSTをHレベルとすると、フィードバック端子FBPから入力端子INPへの帰還経路と、フィードバック端子FBNから入力端子INNとへの帰還経路が導通状態となる。差動増幅器30は比較結果信号COMPOUTを信号反転検出回路35に出力する。比較結果信号COMPOUTの信号値が変化した時に、信号反転検出回路35から出力されるラッチ信号LATCHの信号値が変化する。
図3(b)は差動増幅器30の等価回路図である。第1電流源40、差動入力段PMOSトランジスタ42、43、負荷NMOSトランジスタ44、45を有する差動部47と、第2電流源41、NMOSトランジスタ46を含む比較結果信号出力部48の2段増幅器で構成されている。入力端子INPに与えられる参照信号VRAMPに基づく電位V−INPが、入力端子INNに与えられる画素信号PIXOUTに基づく電位V−INNよりも小さい時、NMOSトランジスタ46はオンであり、比較結果信号COMPOUTはLレベルである。電位V−INPが電位V−INNよりも大きくなった時、NMOSトランジスタ46がオフとなり、比較結果信号COMPOUTはHレベルとなる。この比較結果信号COMPOUTがLレベルからHレベルに遷移する時にHレベルのラッチ信号LATCHがメモリ6に出力される。
他の比較回路4の形態を図3(c)に示す。図3(c)では、図3(a)と同じ機能を有する部材については、図3(a)で付した符号と同じ符号を付している。図3(a)で示した比較回路4は、比較回路リセットスイッチ31,32が設けられていた。一方、図3(c)の比較回路4は、比較回路入力容量素子33、34のそれぞれの差動増幅器30に電気的に接続される電極同士の接続、非接続を切り替える比較回路リセットスイッチ31−2が設けられている。この比較回路リセットスイッチ31−2が導通状態となる事で、比較回路入力容量素子33、34の電荷がリセットされる。比較回路リセットスイッチ31−2は比較回路リセット信号COMPRSTがHレベルの時に導通状態、Lレベルの時に非導通状態となる。
図4に、本実施例の撮像装置の動作の一例を表した動作タイミング図を示す。図4に示した動作タイミング図は、2行の画素100が画素信号PIXOUTを出力する動作と、AD変換部12の動作を表したものである。
時刻t1に比較回路リセット信号COMPRSTをHレベルとし、比較回路入力容量素子33,34の電荷をリセットする。その後、時刻t2に比較回路リセット信号COMPRSTをLレベルとする。
時刻t3にタイミングジェネレータはメモリ動作信号PMNをHレベルとする。これにより、Nメモリがカウント信号CNTを保持可能な状態となる。同時に、ランプ信号出力回路5は参照信号VRAMPの電位を電位Vrefから電位Vstにオフセットさせる。そして電位Vstから時間に依存した電位の変化を開始する。この参照信号VRAMPの電位が時間に依存して変化する方向は、電位Vrefから電位Vstに遷移させる方向とは反対の方向である。
例えば時刻t4に比較回路4はラッチ信号LATCHを出力する。Nメモリはこの時のカウント信号CNTを保持する。このNメモリが保持したカウント信号CNTをデジタルC_off信号と表記する。このデジタルC_off信号は、複数の比較回路4のそれぞれが有するオフセット成分に基づくデジタル信号である。デジタルC_off信号は本実施例の第1のデジタル信号である。
時刻t5にタイミングジェネレータはメモリ動作信号PMNをLレベルとする。同時に、ランプ信号出力回路5は、参照信号VRAMPの時間に依存した電位の変化を終了するとともに、参照信号VRAMPの電位をVrefに戻す。
時刻t6に垂直走査回路9は、1行目の画素100に与える選択信号PSEL(1)をHレベルとする。これにより、1行目の画素100が垂直出力線3に画素信号PIXOUTを出力する。
時刻t7に、1行目の画素100に与えるリセット信号PRES(1)をHレベルとし、増幅MOSトランジスタ23のゲートの電位をリセットする。その後、リセット信号PRES(1)をLレベルとする。
時刻t8に比較回路リセット信号COMPRSTをHレベルとし、比較回路入力容量素子33,34の電荷をリセットする。その後、時刻t9に比較回路リセット信号COMPRSTをLレベルとする。比較回路入力容量素子34は、この時刻t9に垂直出力線3の電位に基づく電荷を保持する。この比較回路入力容量素子34が保持した信号は、画素100が出力するノイズ信号である。また、比較回路入力容量素子33も同様に、時刻t9の参照信号VRAMPの電位に基づく電荷を保持する。
時刻t10に、1行目の画素100に与える転送信号PTX(1)をHレベルとした後、Lレベルとする。これにより、フォトダイオード20が生成した電荷が増幅MOSトランジスタ23のゲートに転送され、画素100は光電変換信号を垂直出力線3に出力する。比較回路入力容量素子34にはノイズ信号が保持されている。よって、差動増幅器30の入力端子INNには、光電変換信号からノイズ信号を差し引いた信号(以下、S信号と表記する)が与えられる。
時刻t11にタイミングジェネレータはメモリ動作信号PMSをHレベルとする。これにより、Sメモリがカウント信号CNTを保持可能な状態となる。同時に、ランプ信号出力回路5は参照信号VRAMPの電位を電位Vrefから電位Vstにオフセットさせる。そして電位Vstから時間に依存した電位の変化を開始する。
例えば時刻t12に比較回路4はラッチ信号LATCHを出力する。Sメモリはこの時のカウント信号CNTを保持する。このSメモリが保持したカウント信号CNTはS信号と複数の比較回路4のそれぞれが有するオフセット成分とが重畳された信号に基づくデジタル信号である。このデジタル信号をデジタルS+C_off信号と表記する。デジタルS+C_off信号は第2のデジタル信号である。
時刻t13にタイミングジェネレータはメモリ動作信号PMSをLレベルとする。同時に、ランプ信号出力回路5は、参照信号VRAMPの時間に依存した電位の変化を終了するとともに、参照信号VRAMPの電位をVrefに戻す。
時刻t14に垂直走査回路は1行目の画素100を選択する選択信号PSEL(1)をLレベルとする。また、時刻t14から時刻t15の期間、水平走査回路8は各列のメモリ6から順次メモリ保持信号を出力させる。
時刻t1から時刻t6までの期間をデジタルC_off信号生成期間と表記する。このデジタルC_off信号生成期間に行うAD変換が、第1のAD変換である。時刻t6から時刻t15までの期間を1水平期間と表記する。1水平期間に行うAD変換が、第2のAD変換である。
複数の比較回路4は比較回路4ごとにオフセット成分の信号値のばらつきがある場合がある。デジタルS+C_off信号からデジタルC_off信号を差し引くことにより、この比較回路4ごとのオフセット成分の信号値のばらつきを除いた信号(以下、デジタルS信号と表記する)を得ることができる。このデジタルS信号は、S信号に基づくデジタル信号である。
本実施例の撮像装置は、比較回路入力容量素子34により、光電変換信号からノイズ信号を差し引くことができる。さらに、デジタルS+C_off信号からデジタルC_off信号を差し引くことにより、デジタルS信号を得る。これにより、画素100のノイズ成分と比較回路4のオフセット成分の少ないデジタル信号を得ることができる。
本実施例の撮像装置は、1度のデジタルC_off信号生成期間の後、画素100が出力する画素信号PIXOUTのデジタル信号への変換する1水平期間を複数回繰り返す動作を行う。デジタルC_off信号は比較回路4が有するオフセット成分に基づくデジタル信号であるため、信号値の変動が少ない信号である。よって、同一の比較回路4によって生成した複数のデジタルS+C_off信号から、このデジタルS+C_off信号を生成した同じ比較回路4の生成した同一のデジタルC_off信号を減算しても、デジタルS信号の精度は低下しにくい。これにより、画素100が画素信号PIXOUTを出力する都度、デジタルC_off信号生成期間を設けずとも、比較回路4のオフセット成分を低減したデジタルS信号を得ることができる。また、画素100が出力するノイズ信号は、比較回路入力容量素子34が保持するため、入力端子INNに与えられる信号はノイズ信号を差し引いた信号とすることができる。本実施例の撮像装置は、比較回路入力容量素子34がノイズ信号を保持し、さらに、デジタルS+C_off信号からデジタルC_off信号を差し引くことにより、ノイズ成分の少ないデジタルS信号を得ることができる。
本実施例の撮像装置は、1つのデジタルC_off信号生成期間に対し、複数の水平期間を設けている。この複数の水平期間は、垂直走査回路9が画素100の全行を順次走査する期間である1フレーム期間としても良い。つまり本実施例の撮像装置では、1フレーム期間に1度のデジタルC_off信号生成期間を設ける形態であっても良い。本実施例の制御部であるタイミングジェネレータは、AD変換部12に第1のAD変換を第2のAD変換を行う回数よりも少なく行わせる制御部である。
また、複数のフレーム期間でデジタルC_off信号生成期間を1回とする形態としても良い。図5(a)にこの形態を示す。まず時刻t20に各画素100のフォトダイオード20が入射光に基づく信号電荷の蓄積動作を開始する。撮像装置は、時刻t20から時刻t21のデジタルC_off信号生成期間にデジタルC_off信号を生成する。その後、時刻t21から時刻t22の期間にデジタルS信号を得る動作を、各行の画素100についてそれぞれ行う。この動作によって撮像装置は、1枚の画像に必要なデジタル信号を得ることができる。時刻t22から時刻t23の期間は非動作期間とし、1枚目の画像と次の1フレーム期間で得られる2枚目の画像とのフォトダイオード20の信号電荷の蓄積時間を合わせる。1枚目の画像は第1の画像、2枚目の画像は第2の画像である。この非動作期間は、時刻t20から時刻t21のデジタルC_off信号生成期間と同じ長さであることが好ましい。時刻t23から時刻t24の期間、撮像装置は先の時刻t21から時刻t22の期間と同様に各行の画素100に基づくデジタルS信号を得る動作を行う。これにより2枚目の画像に必要なデジタル信号を得ることができる。非動作期間では、AD変換部12の電源をOFFにする。これにより、撮像装置の消費電力を低減することができる。
従来の撮像装置では、デジタルC_off信号生成期間をn行それぞれについて行う。従って、デジタルC_off信号生成期間に要する期間をX(nsec)とすると、n行のデジタルC_off信号生成期間はn×X=nX(nsec)となる。1垂直走査期間は、1水平期間がY(nsec)とすると、n行の画素100に基づくデジタルS信号を得る期間は、n×Y=nY(nsec)となる。よって、従来の撮像装置の動作で1枚の画像に必要なデジタルS信号を得るのに必要な期間は、nX+nY(nsec)である。nX+nY(nsec)は従来の撮像装置の1フレーム期間である。また、2枚目の画像に必要なデジタルS信号を得るのに必要な期間までを含めると、2nX+2nY(nsec)となる。一方、本実施例の撮像装置では、デジタルC_off信号生成期間は1度のみとすることができるのでX(nsec)である。n行の画素100に基づくデジタルS信号を得る期間は、従来の撮像装置と同様、nY(nsec)である。非動作期間はZ(nsec)とする。非動作期間のZ(nsec)は、デジタルC_off信号生成期間と同じX(nsec)とすることができる。
以下、説明を簡易にするために、非動作期間がデジタルC_off信号生成期間と同じX(nsec)である場合について説明する。本実施例の1フレーム期間は、1垂直走査期間のnY(nsec)と非動作期間のZ=X(nsec)を合わせたX+nY(nsec)である。つまり、1フレーム期間は複数の画素の順次走査を開始してから、複数の画素の順次走査を終了し、次に複数の画素の順次走査を開始するまでの期間である。1枚目の画像に必要なデジタルS信号を得るのに必要な期間は、この1フレーム期間とデジタルC_off信号生成期間の和なので、X+nY+X=2X+nY(nsec)である。よって、本実施例の撮像装置はn>2の場合に、1枚目の画像に必要なデジタルS信号を得るのに必要な期間を従来の撮像装置よりも短くすることができる。さらに、本実施例の撮像装置は2枚目以降の画像に必要なデジタルS信号を得る場合には、デジタルC_off信号変換期間を省略することができる。1枚目および2枚目の画像に必要なデジタルS信号を得るには本実施例の撮像装置では、先の2X+nY(nsec)の期間に、nY(nsec)と非動作期間のX(nsec)を足した期間の3X+2nY(nsec)となる。本実施例の撮像装置はn>1.5、すなわち複数行の画素を有する形態であれば、従来の撮像装置に対し、複数行の画素100の画素信号のAD変換期間を短縮することができる。
なお、図5(a)で述べた形態では、1枚目の画像と2枚目の画像で、フォトダイオード20が電荷を蓄積する期間(以下、蓄積期間と表す)を合わせるため、非動作期間を設けていた。次の動作とすることで非動作期間を設けない構成とすることができる。図4に示したタイミング図で、時刻t7から時刻t8の期間、転送信号PTX(1)をHレベルとすれば良い。これにより、1行目の画素100の蓄積期間は時刻t8から時刻t10までの期間となる。この動作を含む時刻t7から時刻t15の1水平期間を各行の画素100について行う。これにより、各行の画素100を同じ蓄積期間とすることができる。他にも、図4に示したタイミング図で1行目の画素が時刻t14以降に信号PTX(1)と信号PRES(1)をともにHレベルとする期間を設ける形態であっても良い。つまり、1水平期間の長さ以下の長さの蓄積期間であれば、非動作期間を設けなくても良い。よって、図5(a)の時刻t22から時刻t23の非動作期間を設けずとも、1枚目の画像と2枚目の画像で蓄積期間を合わせることができる。この形態の場合、図5(b)に示したように時刻t30から時刻t31のデジタルC_off信号生成期間を図5(a)と同様に設ける。その後、時刻t31から時刻t32までの1枚目の画像のためのフレーム期間と、時刻t32から時刻t33までの2枚目の画像のためのフレーム期間とを連続させる。1枚目の画像に必要なデジタルS信号を得るのに必要な期間は、X+nY(nsec)である。従って、図5(b)に示した形態の撮像装置ではn>1の場合、すなわち撮像装置が複数行の画素を有すれば、1枚目の画像に必要な複数行の画素100の画素信号のAD変換期間を従来の撮像装置よりも短くすることができる。図5(b)の形態の撮像装置では、1枚目および2枚目の画像に必要な複数行の画素100の画素信号のAD変換期間は、2X+2nY(nsec)となる。よって、n>1、すなわち撮像装置が複数行の画素を有する形態であれば、図5(b)の形態の撮像装置は従来の撮像装置よりも複数枚の画像に必要な複数行の画素100の画素信号のAD変換期間を短くすることができる。
本実施例の撮像装置では、デジタルC_off信号生成期間にデジタルC_off信号を得る動作を1度行う形態を示した。他の形態として、図4に示した時刻t1から時刻t6のデジタルC_off信号生成期間に、デジタルC_off信号を得るAD変換を複数回行い、複数のデジタルC_off信号の平均をデジタルS+C_off信号から差し引く形態であっても良い。この複数回のデジタルC_off信号を得るAD変換を行う場合の画素100の選択動作は、同じ行の画素100を複数回選択するようにしても良いし、複数行の画素100を垂直走査しても良い。これによって得た複数のデジタルC_off信号の平均の信号を得る。この複数のデジタルC_off信号の平均の信号は、複数の第1のデジタル信号に基づくデジタル信号である。この複数のデジタルC_off信号の平均の信号をデジタルS+C_off信号から差し引くデジタルC_off信号とする。この複数のデジタルC_off信号の平均の信号を得ることにより、デジタルS+C_off信号が含む比較回路4のランダムノイズの成分を減少させることができる場合がある。
また、別の形態として、画素部1を行単位で複数のブロックに分割し、ブロックごとにデジタルC_off信号生成期間を設ける形態であっても良い。つまり、Z行の画素を有する画素部1を1行目からY行目(Z>Yの関係式を満たす)、Y行目からZ行目の2つのブロックに分割したとする。この1行目からY行目までの第1ブロックに対して、デジタルC_off信号生成期間を設ける。その後、1行目からY行目までそれぞれの行で1水平期間を設ける。その後、Y+1行目からZ行目の第2ブロックに対して、デジタルC_off信号生成期間を設ける。その後、Y+1行目からZ行目までそれぞれの行で1水平期間を設ける。この形態であっても、各行の画素100から画素信号が出力される度にノイズ信号もAD変換していた従来の撮像装置に比して、複数行の画素100の画素信号のAD変換に要する期間を短縮することができる。
本実施例の撮像装置ではAD変換部の一例として、時間に依存して電位が変化する参照信号と画素信号とを比較する、ランプ型のAD変換部を例として説明した。他の形式のAD変換部として、逐次比較型やデルタシグマ型などのAD変換部であっても良い。これらの形態でもAD変換部は、入力部のリセットされた電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行う。そして、複数のアナログデジタル変換部の各々が、複数の画素の各々から画素信号が与えられた入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を行う。そして、複数のアナログデジタル変換部の各々が第1のAD変換を行う回数が第2のAD変換を行う回数よりも少ない形態であれば良い。
本実施例の撮像装置では、各列にAD変換部が設けられた列ADCの形態を基に説明した。しかし、本実施例はこの形態に限定されるものではなく、画素の複数列に共通してAD変換部が設けられた形態であっても良い。例えば、画素が配された各列に画素信号を保持する容量素子を有し、各列の容量素子を水平走査して出力されたアナログ信号を順次デジタル信号に変換するAD変換部の形態であっても良い。このような形態であっても、入力部のリセットされた電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行う。そして、画素信号が与えられた入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を行う回数よりも、第1のAD変換を少なく行う。このような形態であっても、メモリから画素信号が出力される都度、第1のAD変換を行う構成に比して、複数の画素の出力する画素信号のAD変換に要する期間を短縮することができる。
本実施例の撮像装置では、AD変換部12のオフセット成分の信号のAD変換回数を従来の撮像装置に比して減らすことができるので、AD変換期間を短縮することができる。また、本実施例の撮像装置は、AD変換部12のオフセット成分の少ないデジタルS信号を得ることができる。
本実施例では、複数のデジタルS+C_off信号と、同一のデジタルC_off信号と、の差を得る形態について説明した。デジタルC_off信号は、同一の第1のAD変換に基づいて生成したデジタル信号であれば良い。つまり同一の第1のAD変換によって得たデジタルC_off信号を適宜補正し、複数のデジタルS+C_off信号から減算するデジタルC_off信号の信号値を異ならせても良い。このデジタルC_off信号の補正は、例えば撮像装置の温度変化に基づいて適宜補正するような形態であっても良い。この補正したデジタルC_off信号は第1のデジタル信号を補正したデジタル信号である。
また、本実施例の図5(a)では、デジタルC_off信号作成期間は、1フレーム期間とは異なる期間とした。本実施例はこの形態のみに限定されるものではない。他の形態の一例を説明する。1枚目の画像を生成する1フレーム期間に、各行の画素から画素信号が出力される都度、デジタルC_off信号とデジタルS+C_off信号と、を生成する。次に、生成した複数のデジタルC_off信号のいずれかを選択するか、あるいは平均化した信号を得る。この選択された、あるいは平均化された信号を、次の2枚目の画像を生成する1フレーム期間で得たデジタルS+C_off信号から差し引くデジタルC_off信号とする。次の2枚目の画像の1フレーム期間では、デジタルC_off信号の生成は行わず、デジタルS+C_off信号の生成を行う形態とする。これにより、2枚目の画像の1フレーム期間は、1枚目の画像の1フレーム期間より短縮される。よって、複数のフレーム期間の合計期間を従来の撮像装置に比して減らすことができる。
本実施例の図4に示したタイミング図では、1水平期間毎にNメモリからデジタルC_off信号を出力させる形態を説明した。本実施例はこの形態に限定されるものではなく、例えばデジタルC_off信号生成期間中にNメモリからデジタルC_off信号をNメモリから信号処理回路10に出力させても良い。信号処理回路10は、このデジタルC_off信号を保持する。信号処理回路10は保持したとデジタルC_off信号と、1水平期間毎に出力されるデジタルS+C_off信号との差を出力することができる。
[実施例2]
本実施例の撮像装置について、実施例1の撮像装置と異なる点を中心に説明する。
図6(a)は本実施例の撮像装置の一例を示したブロック図である。本実施例の撮像装置は、画素信号PIXOUTを反転増幅して比較回路4に出力する増幅部13を有する。増幅部13は不図示のタイミングジェネレータから増幅部リセット信号PC0Rが与えられる。
図6(b)は増幅部13の構成の一例を示したブロック図である。画素信号PIXOUTは入力容量素子C0を介して反転増幅器14の反転入力端子に与えられる。反転増幅器14の非反転入力端子には参照電圧VC0Rが与えられる。反転増幅器14の出力端子と入力端子とを電気的に接続する帰還経路には帰還容量素子Cfbが設けられている。また、入力容量素子C0と帰還容量素子Cfbの電荷をリセットする増幅部リセットスイッチ15が設けられている。反転増幅器14は帰還容量素子Cfbと入力容量素子C0の容量比に基づいて、画素信号PIXOUTを反転増幅した信号Ampoutを比較回路4に出力する。本実施例では、入力容量素子C0は画素100の出力するノイズ信号を保持する容量素子である。また、比較回路入力容量素子34は本実施例では、増幅部13のオフセット成分を保持する第2の容量素子である。
図7に図6(a)に例示した撮像装置の動作の一例を示す。図6(a)の撮像装置の比較回路4は、画素信号PIXOUTを反転増幅した信号Ampoutと参照信号VRAMPを比較する。よって、図4の撮像装置の動作では参照信号VRAMPの電位を時間に依存した単調減少をさせていたが、図7の撮像装置の動作では参照信号VRAMPの電位を時間に依存した単調増加とさせる。
時刻t1−2に増幅部リセット信号PC0RをHレベルとする。その他の時刻t1の動作は図4に示した時刻t1の動作と同様とすることができる。
時刻t2−2に増幅部リセット信号PC0RをLレベルとする。その他の時刻t2の動作は図4に示した時刻t2の動作と同様とすることができる。
時刻t3から時刻t7のそれぞれでの動作は、図4に示した時刻t3から時刻t7のそれぞれの動作と同様とすることができる。つまり、第1のスイッチの増幅部リセットスイッチ15と、第2のスイッチの比較回路リセットスイッチ31あるいは31−2が導通状態から非導通状態となってから、AD変換部12が第1のAD変換を行う。
時刻t7−2に増幅部リセット信号PC0RをHレベルとする。これにより、増幅部リセットスイッチ15が導通状態となって、入力容量素子C0、帰還容量素子Cfbの電荷がリセットされる。その後、増幅部リセット信号PC0RをLレベルとし、入力容量素子C0、帰還容量素子Cfbの電荷のリセットを解除する。
時刻t8から時刻t15でのそれぞれの動作は、図4に示した時刻t8から時刻t15のそれぞれの動作と同様とすることができる。
本実施例の撮像装置においても実施例1と同様に、図5(a)、図5(b)で示したように複数行の画素100の画素信号PIXOUTのデジタル信号の変換は、デジタルC_off信号生成期間を1度設けた後、1水平期間を複数設けることによって行う。
本実施例の撮像装置においても実施例1と同様に、複数行の画素100を垂直走査する期間で、デジタルC_off信号生成期間を1回としている。また、複数行の画素100の垂直走査を複数回行う期間に対して、デジタルC_off信号生成期間を1度設ける形態とすることができる。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
本実施例では、増幅部13として画素信号PIXOUTを反転増幅して比較回路4に出力する形態とした。他の形態として、増幅部13が画素信号PIXOUTを非反転増幅して比較回路4に出力する形態であっても良い。
本実施例では時刻t7−2の増幅部リセット信号PC0RをHレベルとするタイミングと、時刻t8の比較回路リセット信号COMPRSTをHレベルとするタイミングとを異ならせていた。他の形態として、時刻t7−2あるいは時刻t8に同時に増幅部リセット信号PC0Rと比較回路リセット信号COMPRSTをHレベルとした後、同時にHレベルからLレベルに遷移する形態としても良い。
[実施例3]
本実施例の撮像装置について実施例2と異なる点を中心に説明する。
実施例2の撮像装置は、カウンタ回路7が各列のメモリ6に対し、カウント信号CNTを出力する構成としていた。図8に本実施例の撮像装置の一例のブロック図を示す。本実施例の撮像装置は、比較回路4に対応して列カウンタ回路26が設けられている形態である。それぞれの列カウンタ回路26にはクロック信号供給部36からクロック信号CLKが与えられる。また、列カウンタ回路26には不図示のタイミングジェネレータから信号TXNとカウントリセット信号CNT_RESが与えられる。
図9に本実施例の列カウンタ回路26の詳細を示したブロック図を示す。図9に示した列カウンタ回路26は図8に示した撮像装置の2つの列カウンタ回路26を抜き出して示したものである。それぞれの列カウンタ回路26は、カウント部27、Nメモリ28を有している。カウント部27には不図示のタイミングジェネレータからカウントリセット信号CNT_RESが与えられる。また、カウント部27にはクロック信号供給部36からクロック信号CLKが与えられる。また、カウント部27には、比較回路4からラッチ信号LATCHが与えられる。Nメモリ28には不図示のタイミングジェネレータから信号TXNが与えられる。信号TXNがHレベルの時、Nメモリ28はカウント部27の保持したカウント信号CTNを保持する。水平走査回路8はそれぞれの列カウンタ回路26を順次走査する。選択された列カウンタ回路26は、カウント部27とNメモリ28のそれぞれが保持するカウント信号CNTを信号処理回路10に出力する。
図10に本実施例の撮像装置の動作の一例を示す。図中のCNTはカウント部27が生成するカウント信号CNTを表している。
時刻t41では、信号TXN、カウントリセット信号CNT_RESはLレベルである。その他の動作については、実施例2で述べた時刻t1−2と同様とすることができる。
時刻t42での動作は、実施例2で述べた時刻t2−2での動作と同様とすることができる。
時刻t43に、ランプ信号出力回路5は参照信号VRAMPの時間に依存した電位の変化を開始する。カウント部27は比較回路4の参照信号VRAMPと信号Ampoutとの比較開始に対応して、カウント部27はクロック信号CLKの計数を開始する。その他の動作については、実施例2で述べた時刻t3での動作と同様とすることができる。
時刻t44にラッチ信号LATCHがHレベルとなる。これにより、カウント部27はクロック信号CLKの計数を終了し、この時点のカウント信号CNTを保持する。このカウント信号CNTはデジタルC_off信号である。
時刻t45に、ランプ信号出力回路5は参照信号VRAMPの時間に依存した電位の変化を終了する。また、信号TXNをHレベルとする。これにより、カウント部27が保持したデジタルC_off信号をNメモリ28が保持する。
時刻t46から時刻t48までの動作はそれぞれ、実施例2で述べた時刻t6、時刻t7、時刻t7−2での動作と同様とすることができる。
時刻t49にカウントリセット信号CNT_RESをHレベルとする。これにより、カウント部27のカウント信号CNTがリセットされる。その他の動作については、実施例2で述べた時刻t8での動作と同様とすることができる。
時刻t50、時刻t51でのそれぞれの動作は、実施例2で述べた時刻t9、時刻t10でのそれぞれの動作と同様とすることができる。
時刻t52に、ランプ信号出力回路5は参照信号VRAMPの時間に依存した電位の変化を開始する。また、カウント部27は比較回路4の参照信号VRAMPと信号Ampoutとの比較開始に対応してクロック信号CLKの計数を開始する。
時刻t53にラッチ信号LATCHがHレベルとなる。これにより、カウント部27はクロック信号CLKの計数を終了し、この時点のカウント信号CNTを保持する。このカウント信号CNTはデジタルS+C_off信号である。
時刻t54にランプ信号出力回路5は参照信号VRAMPの時間に依存した電位の変化を終了する。
時刻t55から時刻t56の期間、水平走査回路は列カウンタ回路26を順次選択してそれぞれの列カウンタ回路26からデジタルC_off信号、デジタルS+C_off信号を信号処理回路10に出力させる。
このようにして、本実施例の撮像装置でもデジタルC_off信号とデジタルS+C_off信号とを得ることができる。
本実施例の撮像装置においても実施例1、実施例2と同様の効果を得ることができる。
[実施例4]
これまで実施例1〜3で述べた撮像装置を撮像システムに適用した場合の実施例について述べる。撮像システムとして、デジタルスチルカメラやデジタルカムコーダーや監視カメラなどがあげられる。図11に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラに撮像装置を適用した場合のブロック図を示す。図11において、撮像システムは被写体の光学像を撮像装置154に結像させるレンズ152、レンズ152の保護のためのバリア151、レンズ152を通った光量を可変にするための絞り153を有する。また、撮像システムは撮像装置154より出力される出力信号の処理を行う信号処理部155を有する。
信号処理部155はデジタル信号処理部を有し、撮像装置154から出力される信号を、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って信号を出力する動作を行う。実施例1〜3では、差分信号生成部として信号処理回路10がデジタルC_off信号とデジタルS+C_Off信号との差を得る処理を行っていた。この形態の場合には信号処理部155にはデジタルS信号が与えられる。他に、撮像装置154からデジタルC_off信号とデジタルS+C_off信号がそれぞれ信号処理部155に出力される形態としても良い。この形態の場合には、差分信号生成部として信号処理部155がデジタルC_off信号とデジタルS+C_Off信号との差を得る処理を行う。また、AD変換部12が撮像装置154の外部に設けられた形態であっても良い。例えば、信号処理部155が撮像装置154から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部12を有する形態であっても良い。
また、撮像システムは、画像データを一時的に記憶する為のバッファメモリ部156、記録媒体に記録または読み出しを行うための記憶媒体制御インターフェース部158を有する。さらに撮像システムは、撮像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体159を有する。さらに、撮像システムは、外部コンピュータ等と通信する為の外部インターフェース部157、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1510、撮像装置154を有する。実施例1〜3の形態では撮像装置154が有する不図示のタイミングジェネレータが各列のAD変換部12の動作を制御していた。他の形態として、撮像システムの有する全体制御・演算部1510が、AD変換部12に、第1のAD変換と、第2のAD変換と、を行わせる。さらに全体制御・演算部1510が、AD変換部12に第1のAD変換を第2のAD変換を行う回数よりも少なく行わせる制御部であってもよい。さらに撮像システムは、信号処理部155に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1511を有する。ここで、タイミング信号などは外部から与えられてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置154と、撮像装置154から出力された出力信号を処理する信号処理部155とを有すればよい。
以上のように、本実施例の撮像システムは、撮像装置154を適用して撮像動作を行うことが可能である。
1 画素部
2 垂直出力電流源
3 垂直出力線
4 比較回路
5 ランプ信号出力回路
6 メモリ
7 カウンタ回路
8 水平走査回路
9 垂直走査回路
10 信号処理回路
12 AD変換部

Claims (17)

  1. 入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素と、
    前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有するアナログデジタル変換部と、
    を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記アナログデジタル変換部が、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行う工程と、
    前記アナログデジタル変換部が、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を複数行って、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成する工程と、
    前記撮像装置が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれとの差を得る工程と、
    を有し、
    前記第1のAD変換を行う回数が、前記第2のAD変換を行う回数よりも少ないことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  2. 第1の画像を形成するための前記光電変換信号を前記複数の画素の各々に出力させ、
    前記アナログデジタル変換部が、前記第1の画像を形成するための前記光電変換信号の各々を前記第2のAD変換によって前記第2のデジタル信号に変換し、
    前記第1の画像とは別の第2の画像を形成するための前記光電変換信号を前記複数の画素の各々に出力させ、
    前記アナログデジタル変換部が、前記第2の画像を形成するための前記光電変換信号の各々を前記第2のAD変換によって前記第2のデジタル信号に変換し、
    前記第1の画像を形成するための前記第2のデジタル信号と、前記第2の画像を形成するための前記光電変換信号から生成した前記第2のデジタル信号とのそれぞれと、同一の前記第1のデジタル信号との差をそれぞれ得ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の駆動方法。
  3. 1フレーム期間に前記アナログデジタル変換部が生成した前記複数の第2のデジタル信号と、前記1フレーム期間とは別の1フレーム期間に前記アナログデジタル変換部が生成した前記複数の第2のデジタル信号とのそれぞれと、同一の前記第1のデジタル信号との差をそれぞれ得ることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置の駆動方法。
  4. 前記複数の画素は、前記画素が複数行に設けられたものであり、
    前記撮像装置はさらに前記複数の画素を行ごとに走査する垂直走査回路を有し、
    前記1フレーム期間は、前記垂直走査回路が前記複数の画素の行ごとの順次走査を開始してから、前記複数の画素の行ごとの順次走査を終了し、次に前記垂直走査回路が前記複数の画素の行ごとの順次走査を開始するまでの期間であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の駆動方法。
  5. 前記撮像装置はさらに垂直走査回路を有し、
    前記複数の画素は、前記画素が複数行に設けられたものであり、
    前記アナログデジタル変換部が、前記第1のAD変換を行った後、
    前記垂直走査回路が前記複数の画素を行ごとに順次走査して前記光電変換信号を前記複数の画素の各々から順次出力させ、
    前記アナログデジタル変換部が、前記複数の画素のそれぞれが順次出力する前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のAD変換を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  6. 前記アナログデジタル変換部は、参照信号入力端子を有する比較回路を有し、
    前記参照信号入力端子に、時間に依存して電位が変化する参照信号が与えられ、
    前記比較回路は、前記入力部と前記参照信号入力端子に与えられる電位と、を比較した結果を示す比較結果信号を出力し、
    前記アナログデジタル変換部は、前記第1のデジタル信号と前記第2のデジタル信号を前記比較結果信号に基づいて生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  7. 前記撮像装置は前記画素と前記入力部との間の電気的経路に容量素子を有し、
    前記画素はさらにノイズ信号を出力し、前記容量素子が前記ノイズ信号を保持することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  8. 前記容量素子と前記入力部との間の電気的経路に増幅部が設けられ、
    前記増幅部と前記アナログデジタル変換部との間の電気的経路に前記容量素子とは別の第2の容量素子が設けられ、
    前記増幅部は前記光電変換信号を増幅した信号を前記第2の容量素子を介して前記入力部に出力することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の駆動方法。
  9. 前記容量素子と前記第2の容量素子のそれぞれの電荷のリセットを行い、前記容量素子と前記第2の容量素子とのそれぞれの前記リセットを解除した後、前記第1のAD変換を行うことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置の駆動方法。
  10. 前記第1のAD変換を複数回行うことによって複数の前記第1のデジタル信号を生成し、前記複数の第1のデジタル信号の平均の信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、の差をそれぞれ得ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  11. 同一の前記画素が複数の前記ノイズ信号を出力し、前記同一の画素が前記複数のノイズ信号のそれぞれを出力する都度、前記アナログデジタル変換部が前記第1のAD変換をそれぞれ行って複数の前記第1のデジタル信号を生成し、前記複数の第1のデジタル信号の平均の信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、の差をそれぞれ得ることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  12. 前記複数の画素の一部の前記画素が前記ノイズ信号を出力するのに応じて前記第1のAD変換を行い、さらに前記複数の画素の他の一部の前記画素が前記ノイズ信号を出力するのに応じて前記第1のAD変換を行うことで複数の前記第1のデジタル信号を生成し、前記複数の第1のデジタル信号の平均の信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、の差をそれぞれ得ることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  13. 前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、の差のそれぞれを、前記第1のデジタル信号の代わりに前記第1のデジタル信号を補正したデジタル信号を用いて得ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  14. 前記撮像装置は複数の前記アナログデジタル変換部を有し、
    前記複数の画素が行列状に設けられ、
    各列の前記複数の画素が、前記複数のアナログデジタル変換部の各々に、前記光電変換信号を出力し、
    同一の前記アナログデジタル変換部が生成した前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、前記第1のデジタル信号と、の差をそれぞれ得ることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  15. 撮像装置と、信号処理部と、アナログデジタル変換部と、を有する撮像システムの駆動方法であって、
    前記撮像装置は、入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素を備え、
    前記アナログデジタル変換部は、前記複数の画素の各々が出力する前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有し、
    前記駆動方法は、
    前記アナログデジタル変換部が、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行う工程と、
    前記アナログデジタル変換部が、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を複数行って、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成する工程と、
    前記撮像装置が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号と、をそれぞれ前記信号処理部に出力する工程と、
    前記信号処理部が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれと、の差を得る工程と、を有し、
    前記アナログデジタル変換部が行う前記第1のAD変換が、前記第2のAD変換を行う回数よりも少ないことを特徴とする撮像システムの駆動方法。
  16. 入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素と、
    前記複数の画素の各々が出力する前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有するアナログデジタル変換部と、を有する撮像装置であって、
    前記撮像装置はさらに制御部と、差分信号生成部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記アナログデジタル変換部に、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行わせ、さらに、前記アナログデジタル変換部に、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換の複数を行わせ、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成させる制御部であり、
    前記差分信号生成部が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれとの差をそれぞれ得る差分信号生成部であり、
    さらに前記制御部が、前記アナログデジタル変換部に前記第1のAD変換を、前記第2のAD変換よりも回数を少なく行わせる制御部であることを特徴とする撮像装置。
  17. 撮像装置と、信号処理部と、制御部と、を有する撮像システムであって、
    前記撮像装置は、入射光に基づく光電変換信号を各々が出力する複数の画素と、
    アナログデジタル変換部と、を備え、
    前記アナログデジタル変換部は、前記複数の画素の各々が出力する前記光電変換信号に基づく電位が与えられる入力部を有し、
    前記制御部は、
    前記アナログデジタル変換部に、リセットされた前記入力部の電位に基づいて第1のデジタル信号を生成する第1のAD変換を行わせ、さらに、
    前記アナログデジタル変換部に、前記光電変換信号に基づく電位が与えられた前記入力部の電位に基づいて第2のデジタル信号を生成する第2のAD変換を複数行わせ、前記複数の画素のそれぞれの前記光電変換信号に各々が基づく複数の前記第2のデジタル信号を生成させる制御部であり、
    前記信号処理部が、前記第1のデジタル信号と、前記複数の第2のデジタル信号のそれぞれとの差をそれぞれ得る信号処理部であり、
    さらに前記制御部が、前記アナログデジタル変換部に前記第1のAD変換を、前記第2のAD変換よりも回数を少なく行わせる制御部であることを特徴とする撮像システム。
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