JP2014049618A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化した半導体装置の特性バラつきを抑制する。
【解決手段】ゲート絶縁層200上に、ダミーゲート電極30を形成する。ダミーゲート電極30は、少なくとも表層がシリサイドを形成しない材料からなるマスク層360を有し、ポリシリコンを含んでいる。ソース領域110およびドレイン領域120の表層に、第1金属を含むシリサイド領域150を形成する。次いで、半導体基板100上およびダミーゲート電極300上に、マスク層360と異なる材料からなる第1層間絶縁層520を形成し、当該第1層間絶縁層520を平坦化して、マスク層360を露出させる。次いで、ダミーゲート電極30を選択的にエッチングする条件で、ダミーゲート電極30を除去することにより、ゲート絶縁層200を露出させる。次いで、ゲート絶縁層200上に、ダミーゲート電極30と異なる材料からなるゲート電極を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
近年、FET(Field Effect Transistor)のうちゲート電極およびゲート絶縁層の電気的特性を向上させるため、様々な方法が提案されている。
非特許文献1(S.C.Song,et al)には、n型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)と、p型MOSFETとにおいて、それぞれの金属ゲート電極およびHigh−kゲート絶縁膜が異なる材料により形成されている半導体装置が記載されている。
また、非特許文献2(H.Mistry,et al)には、以下のような半導体装置の製造方法が記載されている。まず、ゲート絶縁膜上に、後工程で除去されるポリシリコン膜を形成する。次いで、当該ポリシリコン膜をダミーゲート電極としてパターニングする。次いで、ゲート絶縁膜およびポリシリコン膜の側壁に、側壁絶縁膜を形成する。次いで、イオン注入により、ソース、ドレイン領域を形成する。次いで、半導体基板上およびゲート電極上に、層間絶縁膜を形成する。次いで、層間絶縁膜を平坦化して、ポリシリコン膜の上面を露出させる。次いで、ポリシリコン膜を選択的に除去する。次いで、p型MOSFET用ゲート電極膜を成膜した後、n型MOSFET領域における当該p型MOSFET用ゲート電極膜を選択的に除去する。同様にして、n型MOSFET用ゲート電極膜を形成する。次いで、層間絶縁膜上を平坦化することにより、余分なゲート電極膜を除去する。このようにして、n型MOSFETおよびp型MOSFETにおいて、それぞれのゲート電極が異なる材料により形成することが記載されている。
また、特許文献1(特開2005−353655号公報)には、以下のような半導体装置の製造方法が記載されている。まず、ダミーゲート電極およびゲート絶縁膜をマスクとして、拡散層を形成する。次いで、ダミーゲート電極を所定の膜厚だけ除去して、ゲート溝の底部に、残存ダミーゲート電極を形成する。次いで、残存ダミーゲート電極をシリサイド化して、当該部分に金属シリサイドを形成する。さらに、金属シリサイド上に、金属膜を形成し、ゲート電極を形成する。これにより、金属膜をゲート電極として用いるFETにおいて、ゲート絶縁膜の信頼性や電気特性を劣化させることがないとされている。
また、特許文献2(特開2005−228759号公報)には、以下のような半導体装置の製造方法が記載されている。まず、ゲート電極として、上部ダミーシリコン膜と中間絶縁膜と下部シリコン膜とからなる3層構造を形成する。次いで、中間絶縁膜をエッチングストップ膜として用い、上部ダミーシリコン膜を除去する。次いで、中間絶縁膜も除去する。次いで、ゲートパターン溝に、金属膜を形成する。次いで、下部シリコン膜を金属膜とシリサイド反応させる。次いで、未反応の金属膜を除去し、ゲート絶縁膜上にシリサイド電極を形成する。これにより、ゲート絶縁膜にダメージを与えることなく、当該ゲート絶縁膜上に金属ゲート電極を形成することができるとされている。
また、特許文献3(特開2009−152342号公報)の特に第2の実施形態には、以下のような半導体装置の製造方法が記載されている。高誘電率のゲート絶縁膜上に、当該ゲート絶縁膜およびダミーゲート電極に対してエッチングレートがそれぞれ異なるキャップ層を形成する。次いで、当該キャップ層上に、ダミーゲート電極を形成する。次いで、ダミーゲート電極を選択的に除去する。このとき、ダミーゲート電極をエッチングする際、キャップ層のエッチングレートはダミーゲート電極よりも小さい。次いで、キャップ層を選択的に除去する。以降の工程は、特許文献2等と同様である。特許文献3によれば、ダミーゲート電極を除去する際に、高誘電率のゲート絶縁膜のエッチングを抑制することができるとされている。
特開2005−353655号公報 特開2005−228759号公報 特開2009−152342号公報
非特許文献1に記載の技術では、ゲート絶縁膜とゲート電極を形成した後に高温アニール処理が加わる。このため、ゲート絶縁膜とゲート電極の界面に不要な界面層(電荷、電気双極子、欠陥、相互拡散層など)が形成されてしまう。このような界面層は、トランジスタの特性を劣化させたり閾値電圧を変動させたりする。
また非特許文献2に記載の技術では、ダミーゲート電極を除去する際に、ゲート絶縁膜にダメージが加わる。具体的には、ダミーゲート電極を除去する際にプラズマからゲート絶縁膜に電荷が流れてくることに起因してゲート絶縁膜に電気的なダメージが加わったり、イオン粒子によってゲート絶縁膜に物理的にダメージが加わる。このようなダメージは、トランジスタの特性を劣化させたり閾値電圧を変動させたりする。
一方、特許文献1に記載の技術では、ゲート絶縁膜にダメージが加わることを抑制できる。しかし、残存ダミーゲート電極の厚みの制御が困難であるため、特許文献1に記載の技術では、残存ダミー電極をシリサイド化したときに、シリサイドの組成にばらつきが生じてしまう。この場合、トランジスタの特性にばらつきが生じてしまう。
また特許文献2に記載の技術でも、ゲート絶縁膜にダメージが加わることを抑制できる。しかし、犠牲ゲート電極の表面をシリサイド化しているため、以下に説明するように、トランジスタの特性に変動が生じることがある。
シリサイド化反応は、反応する金属により、金属がシリコンに主に拡散してシリサイドが形成される場合と、シリコンが金属に拡散してシリサイドが形成あれる場合とに大別される。
前者(例えばNi)の場合、形成されたシリサイドは、シリサイド化前のシリコンより体積が膨張してしまうため、トランジスタの特性に変動が生じることがある。また、シリサイド化反応を均一化させることは困難なため、犠牲ゲート電極除去のためのエッチング条件の選択性を上げないと、ゲート絶縁膜へのダメージが抑制できない。
後者(例えばTi)の場合、シリサイドの膜厚を均一にすることは難しい。このため、犠牲ゲート電極除去のためのエッチング条件の選択性を上げないと、ゲート絶縁膜へのダメージが抑制できない。
このように、半導体の製造プロセスがトランジスタの特性に影響を与えることを抑制することは難しかった。
本発明によれば、
半導体基板上にゲート絶縁層を形成する工程と、
前記ゲート絶縁層上に、エッチングストッパ層、及び少なくとも表層にポリシリコンを含むダミーゲート電極をこの順に形成し、かつ、前記ダミーゲート電極上に、少なくとも表層がシリサイドを形成しない材料からなるマスク層を形成するダミーゲート電極形成工程と、
前記ゲート絶縁層および前記ダミーゲート電極をマスクとして、第1導電型の不純物を注入してソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
前記ソース領域および前記ドレイン領域の表層に、第1金属を含むシリサイド領域を形成するシリサイド工程と、
前記半導体基板上および前記ダミーゲート電極上に層間絶縁層を形成し、当該層間絶縁層を平坦化して、前記マスク層を露出させる工程と、
前記エッチングストッパ層をエッチングストッパとして前記ダミーゲート電極を選択的に除去し、さらに前記エッチングストッパ層を除去することにより、前記ゲート絶縁層を露出させるダミーゲート電極除去工程と、
前記ゲート絶縁層上に、前記ダミーゲート電極と異なる材料からなるゲート電極を形成する工程と、
を備える半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、ゲート絶縁層上に、少なくとも表層がシリサイドを形成しない材料からなるマスク層を有し、ポリシリコンを含むダミーゲート電極を形成する。これにより、ダミーゲート電極がシリサイド化することを抑制することができる。したがって、微細化した半導体装置の特性バラつきを抑制することができる。
本発明によれば、微細化した半導体装置の特性バラつきを抑制することができる。
第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1を用い、第1の実施形態に係る半導体装置10について説明する。図1は、第1の実施形態に係る半導体装置10の構成を示す断面図である。以下、詳細を説明する。
ここで、以下で言う「第1導電型」とは、たとえば、n型であるとする。また、「第2導電型」とは、第1導電型とは逆の導電型であるものをいう。ここでは、「第2導電型」は、たとえば、p型である。
図1のように、半導体基板100には、開口部(符号不図示)を有する素子分離領域180が形成されている。当該開口部には、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)が形成されている。素子分離領域180は、たとえば、SiOである。素子分離領域180は、たとえば、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により形成されている。または素子分離領域180は、STI(Shallow Trench Isolation)法により形成されていてもよい。
半導体基板100の表面近傍には、n型のソース領域110およびドレイン領域120が設けられている。平面視でソース領域110およびドレイン領域120の間に位置する領域には、ソース領域110およびドレイン領域120のそれぞれに接するとともに互いに離間するように、エクステンション領域140が設けられている。
ソース領域110、ドレイン領域120およびエクステンション領域140には、n型の不純物が注入されている。エクステンション領域140の深さは、ソース領域110およびドレイン領域120よりも浅い。また、エクステンション領域140の不純物濃度は、ソース領域110およびドレイン領域120よりも薄い。
ソース領域110およびドレイン領域120の表層には、シリサイド領域150が形成されている。シリサイド領域150とは、第1金属が半導体基板100に拡散することにより金属シリサイドが形成された領域のことである。これにより、ソース電極440およびソース領域110の間、またはドレイン電極460およびドレイン領域120の間の接触抵抗を下げることができる。
平面視でエクステンション領域140に挟まれた領域は、チャネル領域130である。当該チャネル領域130上には、ゲート絶縁層200が設けられている。ゲート絶縁層200の誘電率は、たとえば、SiOよりも高い。ゲート絶縁層200の誘電率は、たとえば、HfOよりも高いことがさらに好ましい。具体的には、ゲート絶縁層200は、たとえば、希土類金属の酸化物、またはHfおよび希土類金属の酸化物を含んでいる。または、ゲート絶縁層200は、たとえば、酸化ランタンまたは酸化マグネシウムを含んでいる。これにより、ゲート絶縁膜200におけるリーク電流を抑制することができる。なお、ゲート絶縁層200は複数層により形成されていてもよい。
ゲート電極420は、ゲート絶縁層200上に設けられている。ゲート電極420は、少なくとも平面視でチャネル領域130と重なるように設けられている。ゲート電極420は、たとえば、TiNやTaNのような遷移金属の窒化物が利用できる。また、RuやPtのような貴金属も可能である。
ゲート絶縁層200およびゲート電極420の側壁には、側壁絶縁膜240が設けられている。側壁絶縁膜240は、ゲート絶縁層200と異なる材料により形成されている。具体的には、側壁絶縁膜240は、たとえば、SiNである。
半導体基板100、ゲート電極420および側壁絶縁膜240上には、第1層間絶縁層520が設けられている。第1層間絶縁層520の上面は、ゲート電極420の上面と同一面を形成している。第1層間絶縁層520上およびゲート電極420上には、第2層間絶縁層540が設けられている。第1層間絶縁層520及び第2層間絶縁層540としては、プラズマCVDで形成する酸化シリコン膜や、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との積層膜などを適用する。
第1層間絶縁層520および第2層間絶縁層540は、たとえば、同一の材料により形成されている。または、第1層間絶縁層520および第2層間絶縁層540は、異なる材料により形成されていてもよい。
第1層間絶縁層520および第2層間絶縁層540には、ソース電極440およびドレイン電極460のビア(符号不図示)および配線(符号不図示)が設けられている。ソース電極440は、ソース領域110に接している。またドレイン電極460は、ドレイン領域120に接している。ソース電極440およびドレイン電極460は、たとえば、WまたはCuである。ソース電極440およびドレイン電極460の側面および底面には、バリアメタル層(不図示)が設けられていてもよい。なお、ソース電極440およびドレイン電極460は、Alであってもよい。
第2層間絶縁層540上には、さらに多層配線層(不図示)が設けられていてもよい。さらに、多層配線層の最上層に、電極パッド(不図示)が形成されていてもよい。
次に、図2〜図8を用い、第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法について説明する。図2〜図8は、第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明するための断面図である。第1の実施形態に係る半導体装置10の製造方法は、以下の工程を備えている。まず、半導体基板100上に、ゲート絶縁層200を形成する。次いで、ゲート絶縁層200上に、エッチングストッパ層320、ダミーゲート電極30、及びマスク層360をこの順に形成する。マスク層360は、少なくとも表層がシリサイドを形成しない材料からなる。またダミーゲート電極30は、ポリシリコンを含んでいる。次いで、ゲート絶縁層200およびダミーゲート電極30をマスクとして、第1導電型の不純物を注入してソース領域110およびドレイン領域120を形成する(不純物領域形成工程)。次いで、ソース領域110およびドレイン領域120の表層に、第1金属を含むシリサイド領域150を形成する(シリサイド工程)。次いで、半導体基板100上およびダミーゲート電極300上に、層間絶縁層(第1層間絶縁層520)を形成し、当該層間絶縁層(第1層間絶縁層520)を平坦化して、マスク層360を露出させる。次いで、エッチングストッパ層320をエッチングストッパとしてダミーゲート電極30を選択的に除去し、さらにエッチングストッパ層320を除去することにより、ゲート絶縁層200を露出させる(ダミーゲート電極除去工程)。次いで、ゲート絶縁層200上に、ダミーゲート電極30と異なる材料からなるゲート電極を形成する。以下、詳細を説明する。
図2(a)のように、たとえばLOCOS法により、半導体基板100に素子分離領域180を形成する。FETを形成する領域に開口部(符号不図示)を有するように、素子分離領域180を形成する。なお、STI法により、素子分離領域180を形成してもよい。
図2(b)のように、たとえばスパッタにより、半導体基板100上に、ゲート絶縁層200を形成する。上述のように、ゲート絶縁層200の誘電率は、たとえば、SiOよりも高い。具体的には、ゲート絶縁層200は、たとえば、希土類金属の酸化物、またはHfおよび希土類金属の酸化物を含んでいる。または、ゲート絶縁層200は、たとえば、酸化ランタンまたは酸化マグネシウムを含んでいる。ここで、ゲート絶縁膜の成膜方法は、ALDやCVD法でもよい。また、ゲート絶縁膜は、酸化シリコン膜の上に金属膜を成膜した後、この積層膜を加熱処理することで酸化シリコン膜及び金属膜を相互拡散したものであってもよい。
また、ゲート絶縁層200は、後述する第2除去工程において、エッチングストッパ層320よりもエッチングレートが小さい。具体的には、エッチングストッパ層320がSiOである場合、ゲート絶縁層200は、フッ酸を含む溶液に対してエッチング耐性を有することが好ましい。これにより、エッチングストッパ層320を除去する第2除去工程において、ゲート絶縁層200がダメージを受けることがない。言い換えれば、ゲート絶縁層200の表面が粗くなることを抑制することができる。
次いで、ゲート絶縁層200上に、以下のようにして、エッチングストッパ層320、ダミーゲート電極30、及びマスク層360を形成する(ダミーゲート電極形成工程)。ここで、「ダミーゲート電極30」とは、後工程において除去される一時的なゲート電極のことである。
まず、たとえばプラズマCVDにより、ゲート絶縁層200上に、エッチングストッパ層320を形成する。このとき、エッチングストッパ層320は、ゲート絶縁層200上に接するように形成される。エッチングストッパ層320は、ゲート絶縁層200、後述するマスク層360、およびポリシリコンと異なる材料からなる。エッチングストッパ層320は、ゲート絶縁層200、マスク層360およびポリシリコンに対してエッチング選択性を有している。エッチングストッパ層320は、後述する第1除去工程において、マスク層360およびポリシリコンよりもエッチングレートが小さい。具体的には、エッチングストッパ層320は、たとえば、SiOである。これにより、後述するダミーゲート電極除去工程において、段階的にゲート絶縁層200を露出させることができる。したがって、ゲート絶縁層200がダメージを受けることを抑制することができる。
ここで、エッチングストッパ層320の膜厚は、たとえば5nm以上30nm以下である。エッチングストッパ層320の膜厚が上記した下限値以上であることにより、エッチングストッパ層320が露出した後に当該エッチングストッパ層320がエッチングされても、ゲート絶縁層200までに至ることを防止することができる。一方、エッチングストッパ層320の膜厚が上記した上限値以下であることにより、エッチングストッパ層320を形成する工程、およびエッチングストッパ層320を除去する第2除去工程を短くすることができる。
次いで、たとえばプラズマCVDにより、エッチングストッパ層320上に、ポリシリコンからなるダミーゲート電極30を形成する。ポリシリコンは、金属と比べて酸素や窒素の拡散が抑制されるため、その後の熱処理工程における外方からの酸素や窒素の拡散によるゲート絶縁膜の変質とそれによるゲート絶縁膜の絶縁耐性や誘電率の変動を抑制することができる。
ここで、ダミーゲート電極30の膜厚は、たとえば50nm以上100nm以下である。
次いで、たとえばプラズマCVDにより、ダミーゲート電極30上に、マスク層360を形成する。上述のように、マスク層360は、シリサイドを形成しない材料からなる。言い換えれば、マスク層360は、シリコンに比較して、後述する第1金属が拡散しにくい材料で形成されている。また、第1金属がシリコン中に拡散する拡散長に比較して、第1金属がマスク層360中に拡散する拡散長は短い。具体的には、マスク層360は、たとえば、SiNである。これにより、後述するシリサイド工程において、マスク層360の下層にあるポリシリコン(ここではダミーゲート電極30)がシリサイド化することを抑制することができる。
ここで、マスク層360の膜厚は、たとえば10nm以上100nm以下である。マスク層360の膜厚が上記した下限値以上であることにより、側壁絶縁膜280のエッチバック工程において当該マスク層360がエッチングされても、下の層までに至ることを防止することができる。一方、マスク層360の膜厚が上記した上限値以下であることにより、マスク層360を形成する工程、およびマスク層360を除去する第1除去工程を短くすることができる。
次いで、マスク層360上に、フォトレジスト層(不図示)を形成する。露光および現像により、少なくとも平面視でチャネル領域130と重なる位置に残存するように、フォトレジスト層をパターニングする。次いで、このフォトレジスト層をマスクとして、RIE(Reactive Ion Etching)により、ゲート絶縁層200、エッチングストッパ層320、ダミーゲート電極30およびマスク層360をエッチングする。このとき、平面視でゲート絶縁層200、エッチングストッパ層320、ダミーゲート電極30およびマスク層360が重なるように、エッチングを行う。次いで、アッシングにより、フォトレジスト層を除去する。このようにして、ゲート絶縁層200上に、エッチングストッパ層320、ダミーゲート電極30およびマスク層360を有するダミーゲート電極30を形成する。
次いで、図3(a)のように、ゲート絶縁層200およびダミーゲート電極30をマスクとして、n型の不純物をイオン注入することにより、半導体基板100のうち平面視で当該ゲート絶縁層200およびダミーゲート電極30の両側に、エクステンション領域140を形成する。このとき、まだ不純物を活性化させるためのアニール処理は行わない。なお、この段階で当該アニール処理を行ってもよい。
次いで、図3(b)のように、ダミーゲート電極形成工程の後に、以下のようにして、側壁絶縁膜240を形成する。半導体基板100上およびダミーゲート電極30上を覆うように、側壁絶縁膜240を形成する薄膜(不図示)を形成する。ここでは、たとえばプラズマCVDにより、側壁絶縁膜240として、SiN膜を形成する。次いで、このSiN膜をエッチバックすることにより、ゲート絶縁層200およびダミーゲート電極30の側壁に接するように、側壁絶縁膜240を形成する。このとき、マスク層360より下の層を露出させない範囲において、マスク層360の一部をエッチングしてもよい。
ここで、側壁絶縁膜240は、少なくともエッチングストッパ層320と異なる材料からなる。これにより、後述するようにエッチングストッパ層320を選択的に除去する第2除去工程において、側壁絶縁膜240がエッチングされることを抑制することができる。また、ここでの側壁絶縁膜240は、たとえば、マスク層360と同一の材料により形成からなる。
次いで、図4(a)のように、側壁絶縁膜240およびダミーゲート電極30をマスクとして、n型の不純物をイオン注入することにより、半導体基板100のうち平面視で当該側壁絶縁膜240およびダミーゲート電極30の両側に、ソース領域110およびドレイン領域120を形成する。このとき、エクステンション領域140よりも深く、且つ高濃度となるように、ソース領域110およびドレイン領域120を形成する。具体的には、エクステンション領域140を形成する工程よりも、ソース領域110およびドレイン領域120を形成する工程において、イオン注入における加速電圧を高くするとともに、ドーズ量を多くする。次いで、不純物を活性化させるために、アニール処理を行う。これにより、エクステンション領域140、ソース領域110およびドレイン領域120における不純物を活性化させる。
次いで、図4(b)のように、半導体基板100上、側壁絶縁膜240およびダミーゲート電極30上を覆うように、第1金属からなる第1金属層380を形成する。ここでいう「第1金属」とは、シリコンとシリサイドを形成することが可能な金属である。言い換えれば、「第1金属」とは、シリコンに対して熱拡散する金属である。ここでは、たとえばスパッタにより、膜厚が5nm以上20nm以下である第1金属層380を形成する。具体的には、第1金属は、Ni、CoまたはTiを含む。第1金属がこのような材料であることにより、安定的にシリサイドを形成することができる。
次いで、図5(a)のように、第1金属層380が形成された半導体基板100に対して、アニール処理を行う。このとき、アニール処理の温度は、400℃以上800℃以下である。これにより、ソース領域110およびドレイン領域120の表層に、第1金属が拡散する。したがって、当該領域に、第1金属を含むシリサイド領域150を形成する。
一方で、マスク層360には、シリサイド領域が形成されない。これにより、シリサイド工程において、マスク層360の下層にあるポリシリコン(ここではダミーゲート電極30)がシリサイド化することを抑制することができる。すなわち、ダミーゲート電極30の形状が変化することを抑制することができる。
次いで、ウエットエッチングにより、シリサイド領域150を形成しなかった未反応の第1金属を除去する(以上、シリサイド工程)。
次いで、図5(b)のように、たとえばプラズマCVDにより、半導体基板100上、側壁絶縁膜240上およびダミーゲート電極30上を覆うように、第1層間絶縁層520を形成する。ここで、第1層間絶縁層520は、少なくともマスク層360と異なる材料からなる。第1層間絶縁層520は、少なくともマスク層360に対してエッチング選択性を有している。
次いで、図6(a)のように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、第1層間絶縁層520を平坦化して、ダミーゲート電極30のうちマスク層360を露出させる。このとき、マスク層360より下の層を露出させない範囲において、マスク層360の一部を除去してもよい。
次いで、以下のようにして、マスク膜360、ダミーゲート電極30、及びエッチングストッパ層320を除去する。これにより、ゲート絶縁層200を露出させる(ダミーゲート電極除去工程)。
図6(b)のように、第1層間絶縁層520上およびマスク層360上に、フォトレジスト層600を形成する。露光および現像により、少なくとも平面視でダミーゲート電極30と重なる位置に、フォトレジスト層600の開口部を形成する。ここで、マスク層360および側壁絶縁膜240が同一の材料からなる場合、平面視でゲート絶縁層200よりも小さい面積で当該開口部を形成する。この開口部により、ダミーゲート電極30を除去する。これにより、ダミーゲート電極除去工程において、平面視でゲート絶縁層200の外側までエッチングされることを防止することができる。
少なくともマスク層360を選択的にエッチングする条件で、マスク層360を除去する。これにより、エッチングストッパ層320を露出させる(第1除去工程)。このとき、エッチングストッパ層320は、当該第1除去工程のエッチング条件において、マスク層360およびポリシリコンよりもエッチングレートが小さい。これにより、第1除去工程では、エッチングストッパ層320は全てエッチングされることはなく、ゲート絶縁層200が露出することはない。したがって、ゲート絶縁層200がダメージを受けることを抑制することができる。
ここで、マスク層360を除去するとともに、ポリシリコン(ダミーゲート電極30)を除去してもよい。第1除去工程において、たとえば、ドライエッチングによりマスク層360およびポリシリコン(ダミーゲート電極30)を除去する。エッチングガスは、SFが好ましい。このエッチングガスにより、マスク層360およびダミーゲート電極30を同一工程でエッチングストッパー膜に対して選択的に除去することができる。
ここで、ドライエッチング工程は、エッチングレートまたは異方性を制御することができる。一方で、ドライエッチング工程は、プラズマによりエッチングされる膜にダメージを与える可能性がある。たとえば、ゲート絶縁層200がプラズマによるダメージを受けた場合、半導体装置10の特性がバラついたり、半導体装置10の経時的信頼性が劣化したりする可能性がある。第1の実施形態では、ゲート絶縁層200上にエッチングストッパ層320を形成する。これにより、第1除去工程において、ゲート絶縁層200が直接プラズマにさらされることがない。また、ゲート絶縁層200上に、第1除去工程のドライエッチング条件に対してエッチング耐性のあるエッチングストッパ層320を形成する。これにより、ゲート絶縁層200がプラズマによってダメージを受けることを確実に抑制することができる。
一方で、マスク層360を選択的にエッチングする条件で、マスク層360を除去した際に、ダミーゲート電極30が残存した場合、別途ダミーゲート電極30を除去する工程を行ってもよい。このとき、ダミーゲート電極30を選択的にエッチングする条件で、ダミーゲート電極30を除去する。
以上の第1除去工程により、ダミーゲート電極30およびマスク層360が除去された領域には、ゲート溝32が形成されている。
また、ポリシリコンのダミーゲート電極30は、TMAH(Trimethylphenylammonium hydroxide)溶液を用いることによってもエッチングストッパー膜に対して高い選択性を持って除去することができる。この方法によりプラズマによるゲート絶縁膜へのダメージも、より抑制できる。
次いで、図7(a)のように、エッチングストッパ層320を選択的にエッチングする条件で、エッチングストッパ層320を除去する。これにより、ゲート絶縁層200を露出させる(第2除去工程)。このとき、第2除去工程において、ウエットエッチングによりエッチングストッパ層320を除去する。これにより、ゲート絶縁層200にダメージが加わることを抑制でき、滑らかなエッチング表面を得ることができる。
エッチングストッパ層320がたとえばSiOである場合、当該第2除去工程において、フッ酸を含む溶液によりウエットエッチングを行う。フッ酸を含む溶液は、たとえば、BHF(Buffered Hydrofuluoric Acid)またはDHF(Diluted Hydrofuluoric Acid)などである。
また、上述のように、ゲート絶縁層200は、当該第2除去工程において、エッチングストッパ層320よりもエッチングレートが小さい。具体的には、エッチングストッパ層320がSiOである場合、ゲート絶縁層200は、フッ酸を含む溶液に対してエッチング耐性を有している。これにより、エッチングストッパ層320を除去する第2除去工程において、ゲート絶縁層200がダメージを受けることがない。言い換えれば、ゲート絶縁層200の表面が粗くなることを抑制することができる。
次いで、アッシングにより、フォトレジスト層600を除去する。以上の第2除去工程により、ゲート溝32に、ゲート絶縁層200の表面を露出させる。なお、第1除去工程の後で第2除去工程の前に、フォトレジスト層600を除去してもよい。
次いで、図7(b)のように、たとえばスパッタにより、第1層間絶縁層520上およびゲート絶縁層200上に、ゲート電極420となる金属層(符号不図示)を形成する。ゲート電極420として、たとえば、金属または金属窒化物からなる金属層を形成する。具体的には、TiNやTaNのような遷移金属の窒化物、また、RuやPtのような貴金属を成膜する。
次いで、CMPにより、第1層間絶縁層520上および金属層上を平坦化することにより、余剰な金属層を除去する。これにより、ゲート電極420を形成する。
次いで、図8(a)のように、第1層間絶縁層520およびゲート電極420上に、第2層間絶縁層540を形成する。たとえば、第2層間絶縁層540を、第1層間絶縁層520と同様にして形成する。
次いで、図8(b)のように、たとえばダマシン法により、ソース電極440およびドレイン電極460を形成する。このとき、ソース領域110に接するように、ソース電極440を形成する。また、ドレイン領域120に接するように、ドレイン電極460を形成する。さらに、図示されていない領域において、ゲート電極420に接続するコンタクト(不図示)を形成する。
次いで、第2層間絶縁層540上に、さらに多層配線層(不図示)を形成してもよい。さらに、多層配線層の最上層に、電極パッド(不図示)を形成してもよい。以上により、第1の実施形態の半導体装置10を形成することができる。
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
第1の実施形態では、ポリシリコンを含むダミーゲート電極30を、一時的なゲート電極としてFETを形成する。その後、ダミーゲート電極30を最適な仕事関数を有するゲート電極420に置換する。これにより、微細化した半導体装置10において、ゲート電極420の空乏化を抑制することができる。
ここで、第1の実施形態と異なり、ダミーゲート電極30をポリシリコンのみで形成する比較例の半導体装置10の製造方法について考える。ダミーゲート電極30がポリシリコンである点を除いて、図4(b)までの工程を同様に行う。なお、図4(b)は、半導体基板100上、側壁絶縁膜240およびダミーゲート電極30上を覆うように、第1金属からなる第1金属層380を形成した状態である。
次いで、図5(a)と同様にして、第1金属層380が形成された半導体基板100に対して、アニール処理を行う。ソース領域110およびドレイン領域120の表層に、第1金属を含むシリサイド領域150を形成する。このとき、ポリシリコンからなるダミーゲート電極30の表層にも、シリサイド領域(不図示)が形成される。
ここで、ダミーゲート電極30におけるシリサイド化反応が、半導体基板100の面内で均一に起こるとは限らない。たとえば、当該シリサイド領域の深さ、当該シリサイド領域における第1金属の濃度などがバラつく。その場合、ダミーゲート電極除去工程において、ダミーゲート電極30のエッチングレートがバラつく可能性がある。このため、ゲート絶縁層200が露出されるタイミングが各々のダミーゲート電極30において異なってしまう。したがって、当該工程において、ゲート絶縁層200のダメージにバラつきが生じる可能性がある。
また、ダミーゲート電極30の表層に形成されたシリサイド領域は、シリサイド化前のダミーゲート電極30よりも膨張する可能性がある。上記と同様にして、当該膨張量は、半導体基板100の面内でバラついてしまう。この場合、当該ダミーゲート電極30を、第1の実施形態と同様にゲート電極420に置換したとき、半導体基板100の面内におけるゲート電極420の大きさがバラついてしまう。したがって、ダミーゲート電極30がシリサイド化して膨張することによって、ゲート電極420の抵抗がバラつく可能性がある。
以上のように、比較例では、ダミーゲート電極30を形成した後に、ソース領域110およびドレイン領域120の表層をシリサイド化する工程を行う際、半導体装置10の特性がバラつく可能性がある。
これに対して、第1の実施形態によれば、ゲート絶縁層200上に、少なくとも表層がシリサイドを形成しない材料からなるマスク層360を有し、ポリシリコンを含むダミーゲート電極30を形成する。これにより、その後のシリサイド工程において、ダミーゲート電極30がシリサイド化することを抑制することができる。したがって、ダミーゲート電極除去工程において、半導体基板100の面内で均一にダミーゲート電極30をエッチングすることができる。また、ダミーゲート電極30が膨張することを抑制することができる。また、ゲート絶縁層200の上にエッチングストッパ層320を形成しているため、ダミーゲート電極30を除去する際に、ゲート絶縁層200にダメージが加わることを抑制できる。
以上により、第1の実施形態によれば、微細化した半導体装置10の特性バラつきを抑制することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る半導体装置10の構成を示す断面図である。第2の実施形態は、同一の半導体基板100内に導電型の異なるFETを形成する点を除いて、第1の実施形態と同様である。以下、詳細を説明する
図9のように、第2の実施形態の半導体装置10は、n型MISFET22およびp型MISFET24を備えている。当該半導体装置10は、たとえばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)回路を含んでいる。n型MISFET22のうちソース領域110等の不純物領域には、n型の不純物が注入されている。p型MISFET24のうちソース領域110等の不純物領域には、p型の不純物が注入されている。
さらに、n型MISFET22およびp型MISFET24は、それぞれ異なるゲート電極(ゲート電極422およびゲート電極424)を有しているのが好ましい。
なお、n型MISFET22およびp型MISFET24は、それぞれ異なるゲート絶縁層200を有していてもよい。
第2の実施形態に係る半導体装置10の製造方法は、以下の工程を備えている。
第2の実施形態の不純物領域形成工程において、半導体基板100に、n型のエクステンション領域140、ソース領域110およびドレイン領域120を形成する。さらに、平面視で当該n型の不純物領域と異なる領域に、p型のエクステンション領域140、ソース領域110およびドレイン領域120を形成する。
また、第2の実施形態のゲート電極形成工程において、n型MISFETのゲート電極422およびp型MISFETのゲート電極424を、隣接するソース領域110およびドレイン領域120の導電型によって、それぞれ異なる材料により形成する。
それ以外の工程は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2の実施形態によれば、n型MISFETのゲート電極422およびp型MISFETのゲート電極424を、隣接するソース領域110およびドレイン領域120の導電型によって、それぞれ異なる材料により形成する。これにより、それぞれのFETにおけるチャネル領域130の導電型に適したゲート電極を形成することができる。したがって、n型およびp型のMISFETのそれぞれにおいて、ゲートの空乏化を抑制することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 半導体装置
22 n型MISFET
24 p型MISFET
30 ダミーゲート電極
32 ゲート溝
100 半導体基板
110 ソース領域
120 ドレイン領域
130 チャネル領域
140 エクステンション領域
150 シリサイド領域
180 素子分離領域
200 ゲート絶縁層
240 側壁絶縁膜
320 エッチングストッパ層
360 マスク層
380 第1金属層
420 ゲート電極
422 ゲート電極
424 ゲート電極
440 ソース電極
460 ドレイン電極
520 第1層間絶縁層
540 第2層間絶縁層
600 フォトレジスト層

Claims (9)

  1. 半導体基板上にゲート絶縁層を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁層上に、エッチングストッパ層、及び少なくとも表層にポリシリコンを含むダミーゲート電極をこの順に形成し、かつ、前記ダミーゲート電極上に、少なくとも表層がシリサイドを形成しない材料からなるマスク層を形成するダミーゲート電極形成工程と、
    前記ゲート絶縁層および前記ダミーゲート電極をマスクとして、第1導電型の不純物を注入してソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記ソース領域および前記ドレイン領域の表層に、第1金属を含むシリサイド領域を形成するシリサイド工程と、
    前記半導体基板上および前記ダミーゲート電極上に層間絶縁層を形成し、当該層間絶縁層を平坦化して、前記マスク層を露出させる工程と、
    前記エッチングストッパ層をエッチングストッパとして前記ダミーゲート電極を選択的に除去し、さらに前記エッチングストッパ層を除去することにより、前記ゲート絶縁層を露出させるダミーゲート電極除去工程と、
    前記ゲート絶縁層上に、前記ダミーゲート電極と異なる材料からなるゲート電極を形成する工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ダミーゲート電極は、全てがポリシリコンからなる半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    ウエットエッチングにより前記エッチングストッパ層を除去する半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    ドライエッチングにより前記マスク層およびポリシリコンを除去する半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ダミーゲート電極形成工程の後に、前記ダミーゲート電極の側壁に接するように、少なくとも前記エッチングストッパ層と異なる材料からなる側壁絶縁膜を形成する工程をさらに備える半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ゲート絶縁層の誘電率は、SiOよりも高い半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ゲート絶縁層は、希土類金属の酸化物、またはHfおよび希土類金属の酸化物を含む半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ゲート絶縁層は、酸化ランタンまたは酸化マグネシウムを含む半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1金属は、Ni、CoまたはTiを含む半導体装置の製造方法。
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