JP2014049388A - 蓄電装置 - Google Patents

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Manabu Miyoshi
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Abstract

【課題】活物質と集電体との密着性が高い蓄電装置を提供する。
【解決手段】二次電池100は、ケース10と、ケース10内に収容された電極組立体20とを備える。電極組立体20は、正極30と、負極40と、正極30と負極40との間に配置されたセパレータ50とを備える。正極30及び負極40のうち少なくとも1つは、経糸14aと緯糸14bとを有し、複数の開口部14cを備える導電性の網14を備えた集電体12と、網14に担持された活物質16とを備える。複数の開口部14cのそれぞれの面積の平均値は9500μm以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
金属網からなる集電体を備える二次電池が知られている(例えば特許文献1参照)。この金属網の金属線同士の間隔の平均は100μm〜500μmである。
特開平11−144738号公報
上記集電体では、非水電解液の浸透速度を低下させないように、金属線同士の間隔の平均を上記範囲としている。しかしながら、上記集電体では、金属線同士の間隔の平均が大き過ぎるため、活物質と集電体との密着性が低い。その結果、活物質が金属網の開口部から脱落するおそれがある。
本発明は、活物質と集電体との密着性が高い蓄電装置を提供する。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、ケースと、前記ケース内に収容された電極組立体と、を備え、前記電極組立体は、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、を備え、前記正極及び前記負極のうち少なくとも1つは、経糸と緯糸とを有し、複数の開口部を備える導電性の網を備えた集電体と、前記網に担持された活物質と、を備え、前記複数の開口部のそれぞれの面積の平均値が9500μm以下である。
この蓄電装置では、各開口部の面積が9500μm以下と小さいので、活物質と集電体との密着性が高い。そのため、活物質が開口部から脱落し難い。その結果、蓄電装置のサイクル特性が向上する。
さらに、開口部の面積が小さいと、集電体の電気抵抗が小さくなるため、集電効率が向上する。また、開口部の面積が小さいと、活物質を集電体に塗工する際に、塗工の均一性が向上する。
前記集電体が、前記活物質が担持されていない活物質非担持部分を有し、前記集電体における中央部よりも前記活物質非担持部分側の領域においてのみ、少なくとも一部の前記経糸と前記緯糸とが接合されていてもよい。
この場合、電流の集中し易い活物質非担持部分側の領域において、経糸と緯糸との接触抵抗を低減することができる。また、接合箇所を最小限にすることができる。
前記蓄電装置が二次電池であってもよい。
本発明によれば、活物質と集電体との密着性が高い蓄電装置が提供され得る。
一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 一実施形態に係る蓄電装置の電極を模式的に示す平面図である。 別の実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。 集電体の製造方法の一例を示す図である。 活物質の脱落量とワイヤ間隔との関係の一例を示すグラフである。 放電容量維持率とサイクル数との関係の一例を示すグラフである。 放電容量維持率とサイクル数の正の平方根との関係の一例を示すグラフである。 放電容量維持率とレートとの関係の一例を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
図1は、一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置としての二次電池100は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。
二次電池100は、ケース10と、ケース10内に収容された電極組立体20とを備える。電極組立体20は、正極30と、負極40と、正極30と負極40との間に配置されたセパレータ50とを備える。正極30、負極40及びセパレータ50は、例えばシート状である。複数の正極30及び複数の負極40が、セパレータ50を介して交互に積層されてもよい。ケース10内には電解液60が充填され得る。
正極30は、縁に形成されたタブ30aを有してもよい。タブ30aには、正極活物質が担持されていない。正極30は、タブ30aを介して導電部材32に接続され得る。導電部材32は、正極端子34に接続され得る。正極端子34は、絶縁リング36を介してケース10に取り付けられてもよい。
負極40は、縁に形成されたタブ40aを有してもよい。タブ40aには、負極活物質が担持されていない。負極40は、タブ40aを介して導電部材42に接続され得る。導電部材42は、負極端子44に接続され得る。負極端子44は、絶縁リング46を介してケース10に取り付けられてもよい。
セパレータ50としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。
電解液60としては、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液等が挙げられる。有機溶媒系の電解液は、有機溶媒と電解質とを含む。非水系の電解液は、ポリマー電解質を含む。電解液60に含まれる有機溶媒は、鎖状エステルを含んでもよい。これにより、負荷特性が向上する。鎖状エステルとしては、例えば、鎖状のカーボネート、酢酸エチル若しくはプロピロン酸メチル等の有機溶媒、又はこれらの混合液等が挙げられる。鎖状のカーボネートとしては、例えばエチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等が挙げられる。
電解液60は、電極組立体20に所定の電流が流れた場合に、水素を発生する材料を含んでもよい。水素を発生する材料としては、芳香族系のモノマーが例示される。芳香族系のモノマーは、電極組立体20に所定値以上の電流が流れた場合に重合反応を起こして水素を発生する。芳香族系のモノマーとしては、チオフェン、3−ハロゲン化チオフェン等のチオフェン類、1,2−メトキシベンゼン等のアルキルベンゼン類、1−メチル−3−(ピロル−1−イルメチル)ピリジニウムテトラフルオロボレート等の複素環式化合物、ビフェニル、フラン等が例示される。
図3は、一実施形態に係る蓄電装置の電極を模式的に示す平面図である。図3に示される電極1は、正極30及び負極40のうち少なくとも1つとして用いられる。電極1は、集電体12と、集電体12に担持された活物質16とを備える。集電体12は、経糸14aと緯糸14bとを有する導電性の網14を備える。網14は複数の開口部14cを備える。網14は織物構造を有する。活物質16は、網14の経糸14aと緯糸14bと複数の開口部14cに担持される。
開口部14cは、経糸14a及び緯糸14bによって形成される。各開口部14cの面積の平均値は、9500μm以下であり、7000μm以下であってもよいし、0μm超であってもよいし、10μm以上であってもよい。開口部14cの形状は、例えば正方形等の矩形状であってもよい。開口部14cの形状が例えば一辺82μmの正方形の場合、開口部14cの面積は6724μmである。矩形状の開口部14cの一辺は、90μm以下であってもよい。
網14の開口率は、20%以上50%以下であってもよい。開口率が20%以上であると、電極1の体積当たりの容量及び1000mAh放電時の高率放電性能の値が大きくなる傾向にある。開口率が50%以下であると、電池の内部抵抗を低減することで電極1の体積当たりの出力の値が大きくでき、また電極1を圧縮成形する際に、電極1の損傷が抑制される傾向にある。
経糸14a及び緯糸14bは、例えば導電性ワイヤである。導電性ワイヤとしては、例えば銅ワイヤ又はアルミニウムワイヤ等の金属ワイヤ、カーボンワイヤ等が挙げられる。経糸14a及び緯糸14bの径は、10〜20μmであってもよい。緯糸14bは、例えば特開2002−115152号公報に記載されたレピア織機の緯入れ装置におけるレピアヘッドを用いて経糸14aに織り込まれる。経糸14aの端部が折り返されて、経糸14aの端部同士が接続されてもよい。同様に、緯糸14bの端部が折り返されて、緯糸14bの端部同士が接続されてもよい。
集電体12は、活物質16が担持されている活物質担持部分12aと、活物質16が担持されていない活物質非担持部分12bとを有してもよい。活物質非担持部分12bは、集電体12の縁に形成され、例えばタブ30a又はタブ40aに相当する。集電体12における中央部よりも活物質非担持部分12b側の領域18においてのみ、少なくとも一部の経糸14aと緯糸14bとが接合されてもよい。経糸14aと緯糸14bとは、例えば超音波、スポット溶接等を用いて接合可能である。経糸14aと緯糸14bとが接合されていると、経糸14a及び緯糸14bのずれが抑制される。
活物質16は、例えば活物質粒子である。活物質16は、例えばポリアミドイミド、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のバインダによって集電体12に担持され得る。バインダは、網14の両面及び開口部14c内に設けられてもよい。バインダには、例えばカーボンブラック、黒鉛、アセチレンブラック、ケッチェンブラック等の導電助剤が添加されてもよい。
活物質16が正極活物質である場合、活物質16の構成材料としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物は、マンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとを含む。複合酸化物としては、例えばLiNiO、LiCoO、LiNi0.33Co0.33Mn0.33、LiNi0.8Co0.15Al0.05、LiMnO、LiMn、LiNi0.5Mn0.5等が挙げられる。
活物質16が負極活物質である場合、活物質16の構成材料としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiO(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。負極活物質は、炭素系粒子を更に含んでもよい。炭素系粒子の構成材料としては、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス、メソフェーズ炭素、気相成長炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、PAN系炭素繊維等が例示される。黒鉛は緩衝性能に優れる。Li吸蔵粒子としてSiO粒子が用いられる場合、炭素系粒子の平均粒子径D50は例えば1〜10μmである。平均粒子径D50は、レーザー回折法による粒度分布測定における積算値が50%に相当する粒子径である。
活物質16が負極活物質である場合、負極40としての電極1には、リチウムがプリドーピングされてもよい。負極40にリチウムをドープするには、例えば対極に金属リチウムを用いて半電池を組み、電気化学的にリチウムをドープする電極化成法などを利用することができる。リチウムのドープ量は特に制約されない。
二次電池100では、各開口部14cの面積が9500μm以下と小さいので、活物質16と集電体12との密着性が高い。そのため、例えば充放電に伴って活物質16の体積が膨張又は収縮しても、活物質16が開口部14cから脱落し難い。その結果、二次電池100のサイクル特性が向上する。さらに、開口部14cの面積が小さいと、集電体12の電気抵抗が小さくなるため、集電効率が向上する。また、開口部14cの面積が小さいと、活物質16を集電体12に塗工する際に、塗工の均一性が向上する。
また、開口部14c内に活物質16が担持されていると、体積エネルギー密度が向上する。さらに、網14の両面及び開口部14c内にバインダが設けられていると、活物質16が集電体12により強固に保持される。
また、集電体12における中央部よりも活物質非担持部分12b側の領域18において、少なくとも一部の経糸14aと緯糸14bとが接合されていると、電流の集中し易い活物質非担持部分12b側の領域18において、経糸14aと緯糸14bとの接触抵抗を低減することができる。その結果、網14における面内方向の電気抵抗が低減されるので、二次電池100のハイレート特性が向上する。また、活物質非担持部分12b側の領域18においてのみ、少なくとも一部の経糸14aと緯糸14bとが接合されていると、接合箇所を最小限にすることができる。
図4は、別の実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図4に示される蓄電装置としての二次電池100aは、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。
二次電池100aでは、正極30、負極40及びセパレータ50が軸Lの周りに巻回されている。正極30は、正極活物質が塗工されている塗工部30bと、正極活物質が塗工されていない未塗工部30cとを備え得る。負極40は、負極活物質が塗工されている塗工部40bと、負極活物質が塗工されていない未塗工部40cとを備え得る。図3に示される電極1は、正極30及び負極40のうち少なくとも1つとして用いられる。二次電池100aでは、少なくとも二次電池100と同様の作用効果が得られる。
図5は、集電体の製造方法の一例を示す図である。図3に示される集電体12は、例えば以下の方法により製造される。
まず、図5(a)に示されるように、経糸14aに対して緯糸14bを例えば45°に傾斜させながら経糸14a及び緯糸14bを織ることにより、経糸14a、緯糸14b及び開口部14cの全体積に対する経糸14a及び緯糸14bの占める体積割合(Vf)を高くする。すなわち、網14の開口率を低くする。これにより、軟らかい経糸14a及び緯糸14bであっても、経糸14a及び緯糸14bが折れ曲がり難くなると共に、経糸14a及び緯糸14bのずれが抑制される。したがって、経糸14a及び緯糸14bのハンドリング性が向上する。
次に、図5(b)に示されるように、緯糸14bが経糸14aと直交するように経糸14a及び緯糸14bをずらす。その結果、隣接する経糸14a同士及び隣接する緯糸14b同士の間隔が√2倍になるので、Vfが半分(開口率が2倍)になる。これにより、開口部14cに担持される活物質16の量を増やすことができる。このようにして製造された集電体12に活物質16を塗工することにより、電極1が製造される。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、電極1を備える蓄電装置として、二次電池100,100aの他に、例えば電気二重層キャパシタ等が挙げられる。
また、例えば二次電池100,100a等の蓄電装置は、車両に搭載されてもよい。車両としては、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、電気車椅子、電動アシスト自転車、電動二輪車等が挙げられる。
(実施例)
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明がより具体的に説明されるが、本発明は以下の実施例に限定されない。
(実施例1)
直径18μmのアルミニウムワイヤを経糸及び緯糸として、レピア織機を用いてアルミニウム織物を作製した。ワイヤ間隔は7μmである。すなわち、開口部の形状は、一辺7μmの正方形である。よって、開口部の面積は49μmである。続いて、正極活物質とバインダとを開口部内に充填した。このようにして、図3に示される電極1と同様の構成を有する電極を作製した。この電極を30mm×25mm角に裁断し、正極とした。
また、直径18μmの銅ワイヤを経糸及び緯糸として、レピア織機を用いて銅織物を作製した。ワイヤ間隔は7μmである。すなわち、開口部の形状は、一辺7μmの正方形である。よって、開口部の面積は49μmである。続いて、負極活物質とバインダとを開口部内に充填した。このようにして、図3に示される電極1と同様の構成を有する電極を作製した。この電極を31mm×26mm角に裁断し、負極とした。
正極と負極との間に、ポリプロピレン樹脂からなる矩形状シート(40mm×40mm角、厚さ30μm)をセパレータとして介在させて極板群を作製した。この極板群を2枚のラミネートフィルムで挟み、ラミネートフィルムの三辺をシールした。その後、袋状のラミネートフィルム内に電解液を注入した。電解液としては、FEC(フルオロエチレンカーボネート):EC(エチレンカーボネート):MEC(メチルエチルカーボネート):DMC(ジメチルカーボネート)=0.4:2.6:3:4(体積比)の混合溶液に、濃度が1モル/dmとなるようにLiPFを溶解したものを用いた。
続いて、ラミネートフィルムの残りの一辺をシールすることにより、ラミネートフィルムの四辺を気密にシールした。このようにして、極板群及び電解液がラミネートフィルムによって密封されたラミネートセルを得た。正極及び負極は、外部と電気的に接続可能なタブを備える。タブの一部はラミネートセルの外側に突出している。このようにして、単層ラミネートセルのリチウムイオン二次電池を得た。
(実施例2)
アルミニウムワイヤ及び銅ワイヤのワイヤ間隔を32μmとしたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を得た。正極及び負極における開口部の面積は1024μmである。
(実施例3)
アルミニウムワイヤ及び銅ワイヤのワイヤ間隔を57μmとしたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を得た。正極及び負極における開口部の面積は3249μmである。
(実施例4)
アルミニウムワイヤ及び銅ワイヤのワイヤ間隔を82μmとしたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を得た。正極及び負極における開口部の面積は6724μmである。
(比較例1)
アルミニウムワイヤ及び銅ワイヤのワイヤ間隔を107μmとしたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を得た。正極及び負極における開口部の面積は11449μmである。
(比較例2)
アルミニウムワイヤ及び銅ワイヤのワイヤ間隔を132μmとしたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を得た。正極及び負極における開口部の面積は17424μmである。
(評価結果1)
超音波洗浄機を用いて、実施例1〜4及び比較例1〜2のリチウムイオン二次電池を純水中で加振した。加振条件は以下の通りである。
加振周波数:28kHz
加振時間:10分間
温度:20℃
リチウムイオン二次電池の加振前の電極の重量と、加振後にリチウムイオン二次電池を分解し、取り出し乾燥した電極の重量との差を求め、単位面積、単位時間当たりの脱落量を算出した。サンプル数(n)は3とした。結果を図6に示す。図6に示されるように、実施例1〜4では、比較例1〜2に比べて活物質の脱落量が顕著に少ないことが分かる。
また、実施例2,4及び比較例1のリチウムイオン二次電池について、測定温度25℃、1CのCCCV充電(定電流定電圧充電)の条件下において4.2Vで充電し、1/3CのCC放電の条件下において3.0Vで放電させるサイクル試験を行った。そのときの放電容量維持率を測定した。結果を図7に示す。放電容量維持率は、Nサイクル目の放電容量を初回の放電容量で除した値の百分率((Nサイクル目の放電容量)/(1サイクル目の放電容量)×100)で求められる値である。図7に示されるように、実施例2,4では、比較例1に比べてサイクル特性が顕著に優れていることが分かる。これは、実施例2,4では、比較例1に比べて活物質と集電体との密着性が高いからと考えられる。
(比較例3)
アルミニウムワイヤに代えてアルミニウム箔を用い、銅ワイヤに代えて銅箔を用いたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を得た。
(評価結果2)
実施例4及び比較例3のリチウムイオン二次電池について、測定温度25℃、0.2CのCCCV充電(定電流定電圧充電)の条件下において4.2Vで充電し、0.2CのCC放電の条件下において3.0Vで放電させるサイクル試験を行った。そのときの放電容量維持率を測定した。結果を図8に示す。図8に示されるように、実施例4では、比較例3に比べてサイクル特性が顕著に優れていることが分かる。これは、実施例4では、比較例3に比べて活物質と集電体との密着性が高いからと考えられる。
また、実施例4及び比較例3のリチウムイオン二次電池について、放電レートを0.2Cから3Cまで変化させた時の放電容量維持率を測定した。定電流0.2Cでの放電容量維持率を100%とし、各レートでの放電容量維持率を算出した。結果を図9に示す。図9に示されるように、実施例4では、比較例3に比べてハイレート特性が顕著に優れていることが分かる。これは、実施例4では、比較例3に比べて活物質と集電体との密着性が高いからと考えられる。
10…ケース、12…集電体、12b…活物質非担持部分、14…網、14a…経糸、14b…緯糸、14c…開口部、16…活物質、18…活物質非担持部分側の領域、20…電極組立体、30…正極、40…負極、50…セパレータ、100,100a…二次電池。

Claims (3)

  1. ケースと、
    前記ケース内に収容された電極組立体と、
    を備え、
    前記電極組立体は、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータと、を備え、
    前記正極及び前記負極のうち少なくとも1つは、経糸と緯糸とを有し、複数の開口部を備える導電性の網を備えた集電体と、前記網に担持された活物質と、を備え、
    前記複数の開口部のそれぞれの面積の平均値が9500μm以下である、蓄電装置。
  2. 前記集電体が、前記活物質が担持されていない活物質非担持部分を有し、
    前記集電体における中央部よりも前記活物質非担持部分側の領域においてのみ、少なくとも一部の前記経糸と前記緯糸とが接合されている、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電装置が二次電池である、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
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