JP2014049226A - 二次電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】電池セルの電気特性、安全性、及び信頼性を維持するとともに、重量エネルギー密度などの二次電池モジュールの電気特性を維持し、かつ安全性を向上することができる二次電池モジュールを提供する。
【解決手段】本発明による二次電池モジュールは、複数の電池セル1と、消火剤を内包した消火剤容器とを内部に備えることを特徴とする。好ましくは、二次電池モジュールは、消火剤容器を複数備え、複数の消火剤容器が二次電池モジュールの内部に散在している。より好ましくは、消火剤容器は、電池セル1の全てを内包する最小の直方体で表される領域の中に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による二次電池モジュールは、複数の電池セル1と、消火剤を内包した消火剤容器とを内部に備えることを特徴とする。好ましくは、二次電池モジュールは、消火剤容器を複数備え、複数の消火剤容器が二次電池モジュールの内部に散在している。より好ましくは、消火剤容器は、電池セル1の全てを内包する最小の直方体で表される領域の中に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の電池セルを備える二次電池モジュールに関する。
二次電池、例えばリチウムイオン二次電池は、出力密度が高いために従来からパソコンや携帯電話等の小型機器に用いられてきたが、近年になってHEV(ハイブリッド自動車)やEV(電気自動車)にも用いられ始めている。さらに、太陽光発電や風力発電等の出力の不安定な発電設備での、電力平準化用蓄電池としての用途を期待されている。用途の一つである電力平準化用蓄電池においては、数kWから数百kWの容量を必要とするものまである。それぞれの用途に必要な容量を得るために、所定の容量を有する二次電池(電池セル)を複数個直列または並列に電気的に接続した二次電池モジュールを用いる方式が一般的である。リチウムイオン二次電池を二次電池モジュールに適用するためには、高い安全性を確保することが重要である。リチウムイオン二次電池には可燃性の電解液を用いる場合が多いので、高い安全性を確保するためには、リチウムイオン二次電池や二次電池モジュールが発火したり燃焼したりするのを防止する必要がある。
特許文献1と特許文献2には、難燃性が高く安全な非水電解液を用いた非水電解液二次電池が開示されている。特許文献3と特許文献4には、二次電池モジュールの安全性を高める技術が開示されている。特許文献3には、複数の非水電解質電池を収納した外装ケースに消火薬液を充填し、この消火薬液に非水電解質電池を浸漬する電源装置が開示されている。特許文献4には、蓄電デバイス本体を封入するラミネート外装の接合端面を撥水性及び難燃性の流動性材料で封止する非水系蓄電デバイスが開示されている。この接合端面は、流動性材料に浸漬されることにより、封止される。
特許文献1と特許文献2に記載の技術には、電解液を難燃化することにより、電池セルの安全性を向上できるという利点があるが、電池セルの電気特性(初期特性、保存特性、またはサイクル特性等)が低下するという課題がある。加えて、電池セルを繰り返し充放電すると、電池セルの中で化学反応が生じ、電解液の難燃性が低下し、その結果、電池セルの稼働時間に応じて電池セルの安全性が低下するという懸念がある。一方、特許文献3と特許文献4に記載の技術では、電池セルが液体(消火薬液や流動性材料)に浸漬されているため、腐食等による電池セルの故障が懸念され、信頼性に課題が残る。加えて、二次電池モジュールの内部の空間が液体で満たされているため、重量エネルギー密度が低下し、モジュールの電気特性が低下するという課題があった。
本発明は、電池セルの電気特性、安全性、及び信頼性を維持するとともに、重量エネルギー密度などの二次電池モジュールの電気特性を維持し、かつ安全性を向上することができる二次電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明による二次電池モジュールは、複数の電池セルと、消火剤を内包した消火剤容器とを内部に備えることを特徴とする。
本発明による二次電池モジュールでは、電池セルの電気特性、安全性、及び信頼性を維持するとともに、重量エネルギー密度などの二次電池モジュールの電気特性を維持し、かつ安全性を向上することができる。
本発明による二次電池モジュールは、複数の電池セルを備え、消火剤を内包した消火剤容器をモジュールの内部に備える。二次電池モジュールの外部に消火剤容器を備えると、二次電池モジュールは体積が増加して体積エネルギー密度が低下し、モジュールの電気特性が低下する。本発明による二次電池モジュールは、消火剤容器をモジュールの内部に備えるので、体積エネルギー密度を増やすことなく、安全性を向上することができる。消火剤は、消火剤容器の中に格納する。従って、電池セルは消火薬液に浸漬されず、腐食等による電池セルの故障が起こらない。また、電解液を難燃化しなくてもよいので、電池セルの電気特性や安全性が低下することがない。
消火剤を内包した消火剤容器の数は、1つでもよいが、複数だとより好ましい。二次電池モジュールが複数の消火剤容器を備える場合は、二次電池モジュールの内部で散在するように配置する。複数の消火剤容器をこのように配置することで、モジュールの重量の過度な増加を防いで重量エネルギー密度の低下を抑制するとともに、モジュールの全体に渡って安全性を向上することができる。消火剤容器を二次電池モジュールの内部で散在させる場合には、二次電池モジュールの中心に対して対称となるように消火剤容器を配置すると、二次電池モジュールの安全性が局所的に低下することを防止することができる。
消火剤容器は、発熱体ではなく、二次電池モジュールの内部の温度が異常な温度に達したときに、その全体または一部が溶解する。消火剤容器の一部が溶解する場合には、溶解する箇所の数は1つでも複数でもよい。また、溶解する箇所の形状は任意であり、例えば、円形、長円形、またはスリット状にすることができる。また、消火剤容器は、互いに接着した複数の部分から構成されており、これらの接着部が溶解するようにしてもよい。
消火剤容器に内包されている消火剤は、消火剤容器の全体または一部が溶解すると、消火剤容器の外部に出て電池セルの周辺に拡散する。消火剤容器の外部に出た消火剤は、電池セルを覆い、電池セルを燃焼させる酸素の供給を遮断したり、電池セルが発火した場合には電池セルを消火したりする。このような機構により、本発明による二次電池モジュールは、電池セルや二次電池モジュールが発火したり燃焼したりするのを防止できる。このような観点から、消火剤容器の溶解する部分(消火剤容器の全体または一部)は、二次電池モジュールを定常状態で使用したときに到達する最高温度よりも高い温度の融点を持つ材料で作製するのが望ましい。
例えば、二次電池モジュールを定常状態で使用したときに到達する最高温度が50℃である場合には、消火剤容器の溶解する部分は、60℃程度で溶解する材料で作製するのが望ましい。このような材料の例としてプラスチックを挙げることができ、より具体的には、例えば、低密度PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、無延伸PET(ポリエチレンテレフタレート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、及びポリ塩化ビニリデンが挙げられる。このような材料を用いると、電池セルの電気特性が低下する60℃程度の温度で、電池セルの発火を予防することができる。
また、消火剤容器は、二次電池モジュールが熱暴走したときに、その全体または一部が溶解するように設計してもよい。この場合には、消火剤容器の溶解する部分(消火剤容器の全体または一部)は、120℃程度の融点を持つ材料、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、またはポリエチレンテレフタレートで作製する。このような材料を用いると、セパレータが溶解し正極と負極がショートしても、電池セルが発火、燃焼するのを防ぐことができ、たとえ電池セルが発火してもすぐに消火することができる。
このように、消火剤容器の溶解する部分(消火剤容器の全体または一部)は、60℃以上120℃以下の範囲の温度で溶解する材料で作製するのが望ましい。
消火剤容器の一部が溶解する場合には、消火剤容器の溶解しない部分は、二次電池モジュールの内部の温度が異常な温度に達したときに溶解しない限り、任意の材料で作製することができる。二次電池モジュールの重量エネルギー密度の増加を防ぐために、軽い材料で作製することが望ましく、例えば、フッ素樹脂などの樹脂を用いて作製することができる。
消火剤容器の溶解する部分の厚さは、溶解すべき温度に到達した時点で速やかに溶解するように、できるだけ薄くすることが望ましい。一方で、内包した消火剤の流動により消火剤容器が伸びて破れるなどの、消火剤容器の破損を防ぐために、ある程度の厚さも必要である。従って、材質にもよるが、消火剤容器の溶解する部分の厚さは、100μm以上、3mm以下が好ましい。
消火剤容器の形状は、任意であり、カプセル状、円筒状、直方体状、角柱状、球状など、二次電池モジュールの設計に応じて選択することができる。
消火剤容器に内包される消火剤には、電解液に添加して難燃性を確保するのに用いられている公知の物質、例えばリン酸エステルを用いることができる。また、二次電池モジュールの不活性ガス消火設備に用いられている気体、例えば、二酸化炭素、窒素ガス、IG−541(窒素、アルゴン、及び二酸化炭素の混合ガス)、IG55(窒素、及びアルゴンの混合ガス)でもよい。また、ハロゲン化物消火設備に用いられている消火剤、例えば、ハロン1301(ブロモトリフルオロメタン)、HFC−23(トリフルオロメタン)、HFC−227ea(ヘプタフルオロプロパン)、FK−5−1−12(ドデカフルオロ−2−メチルペンタン−3オン)でもよい。
ここに記載した消火剤は一例であり、リチウムイオン電池の消火剤として効果があるものであれば、任意の消火剤を用いることができる。上記の例に示したように、消火剤は、液体でも気体でもよい。二次電池モジュールの性能の一つである重量エネルギー密度を考慮すると、消火剤に気体を用いる方が、重量エネルギー密度の低下を抑制することができるので、好ましい。
消火剤を内包した消火剤容器は、二次電池モジュールの内部に、散在するように配置する。具体的には、例えば、電池セルと電池セルの隙間、電池セルの上、電池セルの側面等に配置する。
さらに、消火剤容器は、電池セル配置領域の内部に配置するのが好ましい。電池セル配置領域とは、二次電池モジュールを構成する電池セルの全てを内包する最小の直方体(立方体も含む)で表される領域である。
図7は、電池セル配置領域の一例を示す図である。図7に示した二次電池モジュールは、20個の電池セル1で構成されている。電池セル配置領域70は、20個の電池セル1の全てを内包する最小の直方体で表される領域である。
消火剤容器を電池セル配置領域の内部に配置すると、電池セルを格納する筐体と電池セル配置領域との間に消火剤容器を配置するための領域を必要としない。このため、消火剤容器を配置することによる筐体の体積の増加を防ぐことができ、二次電池モジュールの体積エネルギー密度の低下を防止できるという利点を有する。
さらに、消火剤容器は、電池セル配置領域から、電池セルの周囲にある、電池セルの放熱に必要な空間を除いた領域に配置するのが好ましい。電池セル配置領域から、電池セルの放熱に必要な空間を除いた領域は、電池セルの放熱に必要ない領域(放熱に寄与しない領域)である。消火剤容器を電池セルの放熱に寄与しない領域に配置することにより、二次電池モジュールの放熱性能を低下させることなく、消火剤を内包した消火剤容器を二次電池モジュールの内部に配置することが可能となる。
以上の構成により、本発明による二次電池モジュールでは、電池セルの電気特性、安全性、及び信頼性を維持するとともに、二次電池モジュールの電気特性を維持し、かつ安全性を向上することができる。
以下、図面を用いて、本発明による二次電池モジュールの実施例を説明する。以下の実施例では、外観形状が円筒形の電池セルを備える二次電池モジュールを例に挙げているが、電池セルの形状は円筒形に限らない。円筒形以外の形状の電池セルを用いる場合については、実施例の中で説明する。
図1は、本発明の実施例による二次電池モジュールの分解斜視図である。二次電池モジュール100は、複数の電池セル1と、電池セル1を収納する筐体110とを備える。電池セル1の外観形状は筒状であり、本実施例では円筒形状である。図1において、上下方向を「鉛直方向」と呼ぶ。電池セル1は、水平に、すなわち、電池セル1の長さ方向が鉛直方向と垂直になるように、配置される。電池セル1の長さ方向を「軸方向」と呼び、鉛直方向と軸方向に垂直な方向を「奥行方向」と呼ぶ。
図1に示すように、筐体110は、鉛直方向の下方に配置された底板4と、鉛直方向の上方に配置された天板5と、奥行方向に配置された一対の側壁3と、軸方向に配置された一対の端板6と、電池セル1間に配置された仕切壁2とを備える。仕切壁2は、電池セル1を区分けする。底板4と天板5には、それぞれ複数の通気口40、50が形成されている。端板6には、複数の開口部61が形成されている。また、底板4の外面(筐体110の底面)には、桟41が複数設けられている。筐体110には、合成樹脂材等の電気的絶縁性の材料、金属材料の表面に樹脂等の絶縁性材料をコーチングしたもの、または金属板を樹脂モールドしたものなどを用いることができる。
仕切壁2は、筒状部20と梁部22を備える。側壁3は、筒状部30と梁部32を備える。仕切壁2と側壁3については、それぞれ図3と図4を用いて、後で詳述する。筐体110の内部空間は、仕切壁2によって、複数のセル室111に区画される。セル室111については、図5を用いて後述する。
図1に示す例では、電池セル1は、筐体110内に、鉛直方向に4個並んだ電池セル1のグループが、奥行方向に5列配設されている。電池セル1には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、またはニッカド電池等が使用される。電池セル1の両端には、それぞれ端子10が設けられている。
図2は、バスバーによる電池セルの接続方法の一例を示す図である。図1では図示を省略したが、必要な容量と電圧を確保するために、二次電池モジュール100内の複数の電池セル1は、直列または並列にバスバー8で接続される。図2には、6個の電池セル1a〜1fを直列に接続した場合を示している。電池セル1a〜1fは、図2に実線で示したバスバー8によって、図2に示した軸方向の一端にある端子10が上下方向に接続されており、図2に点線で示したバスバー8によって、軸方向の他端にある端子10(図示せず)が左右方向に接続されている。このように接続すると、6個の電池セル1a〜1fは、1a→1b→1c→1d→1e→1fと直列に接続される。
図1に戻って、二次電池モジュール100の説明を続ける。
底板4及び天板5に形成された通気口40、50は、空気の流入及び排出のための開口部である。筐体110内の空気は電池セル1によって暖められ、天板5の通気口50から筐体110の外部へ流出する。この空気の流れにより、底板4の通気口40からは、筐体110の外部から冷たい空気が流入する。このように、電池セル1は、主に空気の対流によって冷却される。なお、ファン等による冷却風や車両走行時の走行風などを、底板4の下側から強制的に供給して電池セル1を冷却する場合もある。
図1に示すように、電池セル1は鉛直方向に4個並んだグループに分けられ、隣り合うこのグループの間には、仕切壁2が設けられている。図1に示した二次電池モジュール100は、このグループを5つ有するので、4つの仕切壁2を備える。
図3は、仕切壁2の斜視図である。仕切壁2は、平板部23と、筒状部20と、梁部22とを備える。
筒状部20は、内部が中空であり、二次電池モジュール100の軸方向に沿って延伸し、軸方向に垂直な部分(円弧部分)が平板部23の両面から突出している。図1に示したように、電池セル1は鉛直方向に4個配設されているので、筒状部20は、仕切壁2の平板部23に、鉛直方向に5つ配設されている。この5つの筒状部20のうち、鉛直方向の最上段と最下段に位置するものは半円筒状であり、これらの間に位置するものは円筒状である。鉛直方向の最上段に位置する筒状部20は、半円筒状の円弧部分が鉛直方向の下側に位置する。鉛直方向の最下段に位置する筒状部20は、半円筒状の円弧部分が鉛直方向の上側に位置する。円筒状の筒状部20の周面には、中空の内部と連通する穴21が複数形成されている。
梁部22は、電池セル1を支持するための円弧状の面220を有し、平板部23の両面に複数個設けられる。具体的には、梁部22は、筒状部20の周面(円弧部分)に、筒状部20の軸方向に沿って間隔を空けて複数個設けられる。電池セル1は、梁部22の円弧状の面220の上に載置される。図3に示す例では、1つの筒状部20に対して5つの梁部22が設けられており、梁部22で挟まれた4つの区間に穴21が形成されている。この4つの区間のうち、軸方向の中央部の2つの区間に形成された穴21の大きさは、これらの外側の区間(軸方向の端部)に形成された穴21の大きさよりも大きい。
筒状部20の内部は、一端から他端まで連通している中空領域となっている。円筒状の筒状部20(鉛直方向の最上段と最下段以外に位置する筒状部20)には、この中空領域に、消火剤を内包した消火剤容器(図示せず)を配置する。二次電池モジュール100のいずれかの電池セル1が異常状態となり、定常状態で想定される温度以上に達すると、筒状部20の内部に配置された消火剤容器の全体または一部が溶解する。消火剤容器が溶解すると、消火剤容器に内包されている消火剤は、図3の矢印で示すように、筒状部20の中空領域と連通する穴21から電池セル1が配置されている領域に拡散し、発火や燃焼の防止機能や消火機能を発現する。
消火剤が不活性ガス等の気体の場合は、電池セル1が発火した場合の消火作用が特に有効に機能する。不活性ガスは窒息効果による消火作用を有するため、電池セル1が発火した場合に消火剤容器の全体または一部が溶解して不活性ガスで電池セル1を覆うように設計することで、電池セル1への酸素の供給を遮断して消火することができる。一例として、消火剤容器を120℃程度で溶解する材料を用いて作製すると、このような消火作用を実現することができる。
消火剤が液体の場合には、消火作用に加えて、冷却効果によって発火前の電池セル1の異常な温度上昇を防ぐことで、後続すると考えられる発火や燃焼の予防が可能である。この場合、一例として、消火剤容器を60℃程度で溶解する材料を用いて作製すると、このような発火や燃焼の防止機能を実現することができる。
筒状部20の軸方向の中央部の区間に形成された穴21の大きさは、これらの外側の区間(軸方向の端部)に形成された穴21の大きさよりも大きく設定されている。このように穴21の大きさを変えるのは、電池セル1の温度は軸方向の端部よりも中央部の方が上昇し易いこと、消火剤を二次電池モジュール100の中心部から外側に向けて拡散させたいことを考慮し、より消火性能を高めるためである。
図4は、筐体110の側壁3の斜視図である。図4に示す側壁3も、図3に示した仕切壁2と同様に、平板部33と、筒状部30と、梁部32とを備える。側壁3の平板部33、筒状部30及び梁部32は、仕切壁2の平板部23、筒状部20及び梁部22と同様の構成を備える。従って、梁部32は、電池セル1を支持するための円弧状の面320を有する。しかし、側壁3の筒状部30及び梁部32は、仕切壁2の筒状部20及び梁部22と異なり、二次電池モジュール100の内部のみに(すなわち、側壁3の、二次電池モジュール100の内部側の面のみに)設けられている。従って、側壁3の、二次電池モジュール100の外部側の面は、平坦になっている。
筒状部30は、仕切壁2の筒状部20と同様に、内部が中空であり、周面には複数の穴31が形成されている。ただし、図4に示した筒状部30の中空領域には、消火剤容器が配置されない。筒状部30に形成した穴31は、放熱のために、二次電池モジュール100の外部から外気を取り入れるための穴である。
図5は、筐体の部分断面図であり、電池セルと消火剤容器の収納状態を説明する図である。なお、図5は、筐体110の、電池セル1の軸方向に垂直な断面を示しているが、電池セル1については断面ではなく端面を示している。また、筐体110の構造を分かりやすく示すために、最上段の右端の電池セル(図5の「A」で示す領域にある電池セル)は図示していない。
筐体110の内部空間は、1つまたは複数の仕切壁2によって仕切られることにより、複数のセル室111に区画される。図1に示した例では、筐体110の内部空間は、4つの仕切壁2によって、5つのセル室111に区画されている。各セル室111内には、鉛直方向に4個並んだ電池セル1のグループが配置される。
仕切壁2は、前述したように、平板部23と筒状部20と梁部22とを備え、円筒状の筒状部20(図3を参照。鉛直方向の最上段と最下段以外に位置する筒状部20)の内部の中空領域に、消火剤を内包した消火剤容器200を備える。
図5に示すように、セル室111内では、各電池セル1は、4つの梁部22によって、または2つの梁部22と2つの梁部32とによって、4箇所から囲まれて所定の間隔で支持されている。このため、電池セル1を安定して支持できるように、電池セル1を載置する面である梁部22の面220と梁部32の面320は、ともに円弧状である。
電池セル1の発熱により暖められた空気は、図5中の破線矢印で示すように、電池セル1と仕切壁2との隙間を上昇して、天板5に形成された通気口50から筐体110の外部へ流出する。これに伴って、底板4の通気口40(図1参照)から、筐体110の外部の空気が筐体110の内部に流入する。この空気の流れにより、電池セル1の発熱を放熱することができる。電池セル1の放熱に必要な空間は、梁部22と梁部32の大きさにより任意に変えることができる。放熱に必要な空間は、電池セル1の発熱量等に鑑みて決める必要がある。十分な放熱性能を得るためには、仕切壁2の筒状部20及び平板部23と側壁3の筒状部30及び平板部33とが放熱に必要な空間に含まれないようにし、筒状部20、30と平板部23、33により空気の流れが遮断されない構造とすることが必要である。
仕切壁2の筒状部20に収納された消火剤容器200は、本実施例では筒状のカプセルとし、長さ方向が軸方向と平行になるように配置した。以下、消火剤容器200の長さ方向に垂直な断面を「消火剤容器200の横断面」と、筒状部20の長さ方向に垂直な断面を「筒状部20の横断面」と、電池セル1の長さ方向に垂直な断面を「電池セル1の横断面」と称する。筒状の消火剤容器200の横断面の形状は円であり、この円の直径Dcは、筒状部20の横断面の内側の直径Dcyよりも小さくする必要がある。以下、図6を用いて、消火剤容器200の横断面の直径Dcを定める方法を説明する。
図6は、消火剤容器200の横断面の直径Dcを定める方法を説明する図である。図6は、図5と同一の、筐体110の部分断面図である。ただし、説明の便宜上、図5に示した3つの電池セル1を区別して表す必要がある場合は、これらを異なる符号1A、1B及び1Cで示した。また、消火剤容器200の図示を省略した。
筒状部20の横断面の内側の直径Dcyは、電池セル1の横断面の直径DB、平板部23を挟んで隣り合う電池セル1の中心間の距離LPB1、筒状部20を挟んで隣り合う電池セル1の中心間の距離LPB2、筒状部20と平板部23の板厚DP、電池セル1の放熱に必要な距離Dhを用いて定めることができる。電池セル1の放熱に必要な距離Dhは、電池セル1や二次電池モジュール100の仕様に従い、予め定めることができる値である。
平板部23を挟んで隣り合う電池セル1Bと電池セル1Cの中心間の距離LPB1は、電池セル1の直径DB、平板部23の板厚DP、及び放熱に必要な距離Dhを用いて、式(1)で表わされる。
筒状部20を挟んで隣り合う電池セル1Aと電池セル1Cの中心間の距離LPB2は、電池セル1の横断面の直径DB、筒状部20の板厚DP、放熱に必要な距離Dh、及び筒状部20の横断面の内側の直径Dcyを用いて、式(2)で表わされる。
ここで、図6に示すように、平板部23を挟んで隣り合う電池セル1Bと電池セル1Cの中心を結ぶ線分(長さはLPB1)と、筒状部20を挟んで隣り合う電池セル1Aと電池セル1Cの中心を結ぶ線分(長さはLPB2)を2辺とする三角形は直角二等辺三角形であることから、LPB1とLPB2には、式(3)に示す関係がある。
式(1)〜(3)を用いて、筒状部20の横断面の内側の直径Dcyを求めると、式(4)のようになる。
従って、消火剤容器200の横断面の直径Dcは、式(4)で求められる筒状部20の横断面の内側の直径Dcyよりも小さくすればよい。消火剤容器200の横断面の直径Dcの下限値は、消火剤容器200が内包する消火剤の量を考慮して求めた消火剤容器200の体積に応じて、定めることができる。このようにして、消火剤容器200の横断面の直径Dcを定める。
本実施例では、電池セル1は、外観形状が円筒形であり、直径DBが70mm、長さが400mmのリチウムイオン電池を用いた。各々の電池セル1の放熱に必要な距離Dhは、5mmとした。また、筒状部20と平板部23の板厚DPは、3mmとした。従って、式(4)より、筒状部20の横断面の内側の直径Dcyは、31.3mmと求められる。このため、本実施例では、消火剤容器200の横断面の直径Dcを25mmとした。また、消火剤容器200の長さは、電池セル1の長さと同一の400mmとした。
本実施例では、消火剤容器200として、横断面の形状が円である筒状のカプセルを用いている。このような形状の消火剤容器200を用いると、二次電池モジュール100の組立時に、消火剤容器200を筒状部20へ収納するのが容易である。
消火剤容器200は、筒状部20に固定せずに設置してもよい。固定せずに設置することで、二次電池モジュール100に揺れや衝撃等の外力が加わった場合でも、消火剤容器200に局所的に強い力が加わることを防止できる。この結果、外力により消火剤容器200が開裂するのを防ぎ、正常時に消火剤が電池セルの周辺に拡散するという誤作動を防止することが可能となる。
また、消火剤容器200は、発熱体ではなく、かつ、電池セル1の放熱に必要ない領域(放熱に寄与しない領域)に配置している。このため、消火剤容器200を設置したことによって電池セル1の温度が上昇することはなく、温度の上昇による電池セル1の電気特性の低下は起こらない。
本実施例による二次電池モジュール100では、消火剤を内包した消火剤容器200を、モジュール100の内部で散在するように配置している。このため、本実施例による二次電池モジュール100は、電池セル1の電気特性、安全性、及び信頼性を確保するだけでなく、モジュール100の体積エネルギー密度の低下を防止し、重量エネルギー密度の低下を極力少なくして電気特性を維持し、かつ安全性を向上することができる。
消火剤容器200は、二次電池モジュール100の内部に配置する。好ましくは、消火剤容器200は、二次電池モジュール100を構成する電池セル1の全てを内包する最小の直方体(立方体も含む)で表される電池セル配置領域の内部に配置する。さらに好ましくは、消火剤容器200は、電池セル配置領域から、電池セル1の放熱に必要な空間を除いた領域、すなわち、電池セル配置領域の内部で電池セル1の放熱に寄与しない領域に配置する。このように消火剤容器200を配置することで、消火剤容器200を配置するための新たな領域が不要となるため、消火剤容器200を配置したことによる二次電池モジュール100の体積エネルギー密度の低下を招かない。
本実施例においては、消火剤容器200は、仕切壁2の円筒状の筒状部20(図3を参照。鉛直方向の最上段と最下段以外に位置する筒状部20)の内部の中空領域に配置される。図3より、1つの仕切壁2は3つの円筒状の筒状部20を有し、図1より、二次電池モジュール100は4つの仕切壁2を備える。従って、二次電池モジュール100には、12個の消火剤容器が配置される。しかし、二次電池モジュール100の重量エネルギー密度の増加を防ぐために、消火剤容器200を全ての円筒状の筒状部20の中空領域に配置せず、間引いて配置してもよい。この場合には、二次電池モジュール100の中心に対して対称となるように消火剤容器200を配置することで、二次電池モジュール100の安全性が局所的に低下することを防止することができる。
消火剤容器200は、二次電池モジュール100の内部に配置すればよく、二次電池モジュール100を構成する電池セル1の全てを内包する最小の直方体(立方体も含む)で表される電池セル配置領域の内部に配置すれば、より好ましい。本実施例のように、複数の電池セル1の間にある、電池セル1の放熱に寄与しない領域に消火剤容器200を配置すると、さらに好ましい。
本実施例においては、消火剤容器200と電池セル1の長さ(軸方向の長さ)を同じとしたが、消火剤容器200の長さは、電池セル1の長さより短くてもよい。例えば、消火剤容器200の長さを電池セル1の長さの半分未満とし、軸方向に複数の消火剤容器200を点在させても、同様の効果を得ることができる。
本実施例においては、円筒形の電池セル1を用いた。円筒形の他に、最密充填した際に充填率が100%とならない形状を有する電池セル1を用いた場合でも、電池セル配置領域の内部に放熱に必要ない領域(放熱に寄与しない領域)が存在することから、本実施例と同様に、消火剤容器200を配置したことによる体積エネルギー密度の低下を招かない二次電池モジュール100の構造を得ることができる。
具体的には、電池セル1が、本実施例で示した円筒形の他に、長さ方向に垂直な断面の形状が楕円形や八角形の場合、または角の丸い多角形(角丸三角形、角丸四角形、及び角丸六角形など)の場合には、最密充填した際に充填率が100%とならないため、本実施例のように消火剤を内包した消火剤容器200を配置することが可能である。長さ方向に垂直な断面の形状が、三角形、四角形、または正六角形の場合には、最密充填した際に充填率が100%となるため、本実施例のように消火剤容器200を配置するのには適さない。円筒形以外の形状の電池セル1を用いた場合も、消火剤容器200を、放熱に寄与しない領域の中に配置することにより、円筒形の電池セル1を用いた場合と同様の効果を得ることができる。
電池セル1が円筒形ではなく横断面の形状が円でない場合には、消火剤容器200の横断面の直径Dcは、電池セル1の横断面に外接する円の直径をDBとして式(4)を用いて筒状部20の横断面の内側の直径Dcyを求めることで、定めることができる。
本実施例においては、消火剤容器200として筒状のカプセルを用いた。消火剤容器200の形状は任意である。例えば、二次電池モジュール100に配置したときの軸方向に垂直な断面(横断面)の形状が円形、楕円形、八角形、角の丸い多角形(角丸三角形、角丸四角形、及び角丸六角形など)、三角形、四角形、及び正六角形の場合でも、本実施例と同様の効果を得ることができる。消火剤容器200の横断面の形状が円でない場合には、消火剤容器200の横断面に外接する円の直径をDcとして、直径Dcが筒状部20の横断面の内側の直径Dcyよりも小さくなるように、直径Dcを定めればよい。
1,1a〜1f…電池セル、2…仕切壁、3…側壁、4…底板、5…天板、6…端板、8…バスバー、20…仕切壁の筒状部、21…筒状部の穴、22…仕切壁の梁部、23…仕切壁の平板部、30…側壁の筒状部、31…筒状部の穴、32…側壁の梁部、33…側壁の平板部、40,50…通気口、41…桟、61…端板の開口部、70…電池セル配置領域、100…二次電池モジュール、110…筐体、111…セル室、200…消火剤容器、220…仕切壁の梁部の円弧状の面、320…側壁の梁部の円弧状の面。
Claims (8)
- 複数の電池セルと、消火剤を内包した消火剤容器とを内部に備えることを特徴とする二次電池モジュール。
- 請求項1記載の二次電池モジュールにおいて、
前記消火剤容器を複数備え、複数の前記消火剤容器が内部に散在している二次電池モジュール。 - 請求項2記載の二次電池モジュールにおいて、
前記消火剤容器は、前記電池セルの全てを内包する最小の直方体で表される領域の中に配置される二次電池モジュール。 - 請求項3記載の二次電池モジュールにおいて、
前記二次電池モジュールは、前記電池セルの間に仕切壁を備え、
前記消火剤容器は、前記仕切壁に備えられる二次電池モジュール。 - 請求項4記載の二次電池モジュールにおいて、
前記仕切壁は、筒状部を備え、
前記消火剤容器は、前記筒状部の内部に配置される二次電池モジュール。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の二次電池モジュールにおいて、
前記消火剤容器は、少なくとも一部が60℃以上120℃以下の範囲の温度で溶解する二次電池モジュール。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の二次電池モジュールにおいて、
前記電池セルは筒状であり、前記電池セルの長さ方向を軸方向とすると、
前記消火剤容器は、前記軸方向の長さが、前記電池セルの前記軸方向の長さの半分未満である二次電池モジュール。
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