JP2014049175A - 不揮発性半導体記憶装置、及びそのフォーミング方法 - Google Patents

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康弘 野尻
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Abstract

【課題】フォーミング電圧を低減することができ、消費電力を抑制する。
【解決手段】この実施の形態に係る不揮発性半導体装置は、複数層のメモリ層を含むメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに印加される電圧を制御する制御部とを備える。そのメモリ層の各々は、第1配線及び第2配線を備え、更に前記第1配線と前記第2配線のと間に配置され可変抵抗素子を含むメモリセルを含む。制御部は、メモリセルアレイに対しフォーミング動作を実行する場合において、複数層のメモリ層に対し順々にフォーミング動作を実行するように構成される。フォーミング動作は、フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順に実行される。
【選択図】図4

Description

この明細書に記載の実施の形態は、不揮発性半導体記憶装置、及びそのフォーミング方法に関する。
従来知られており、市場にも投入されているDRAM、SRAM、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、いずれもMOSFETをメモリセルに使用している。このため、パターンの微細化に伴い、微細化の比率を上回る比率での寸法精度の向上が要請されている。このため、これらのパターンを形成するリソグラフィー技術にも、大きな負荷が課せられており、製品コストの上昇要因となっている。
近年、このようなMOSFETをメモリセルとして用いる半導体記憶装置の後継候補として、抵抗変化メモリが注目されている。このような抵抗変化メモリでは、交差するビット線とワード線の交点にメモリセルを形成するクロスポイント型セル構造を採用することができ、従来のメモリセルに比べ微細化が容易であり、また縦方向に積層構造とすることもできるので、メモリセルアレイの集積度の向上が容易であるという利点がある。
いわゆるバイポーラ型の抵抗変化メモリに対するデータの書き込み動作(セット動作)は、可変抵抗素子に第1の極性のセット電圧を印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子が高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。一方、データの消去動作(リセット動作)は、セット動作後の低抵抗状態の可変抵抗素子に対し、セット動作時の第1の極性とは逆の第2の極性のリセット電圧を印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子が低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。
このようなセット動作やフォーミング動作(メモリセルを高抵抗状態と低抵抗状態との間で遷移可能な状態とする動作)を行う場合に、無用な回り込み電流を抑制することが重要である。回り込み電流が大きいと、必要なフォーミング電圧の値が増加し、フォーミング動作に支障が生じたり、消費電力が大きくなるなどの問題が生じるからである。
特開2011−198445号公報
以下に記載の実施の形態は、フォーミング電圧を低減することができ、消費電力を抑制することができる不揮発性半導体記憶装置を提供するものである。
以下に説明する実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリ層を含むメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに印加される電圧を制御する制御部とを備える。そのメモリ層の各々は、第1配線及び第2配線を備え、更に前記第1配線と前記第2配線との間に配置され可変抵抗素子を含むメモリセルを含む。制御部は、メモリセルアレイに対しフォーミング動作を実行する場合において、複数層のメモリ層に対し順々にフォーミング動作を実行するように構成される。フォーミング動作は、フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順に実行される。
実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 メモリセルアレイ1の一部の斜視図である。 1つのメモリセルの構造を示す断面図である。 実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のフォーミング動作の手順を示すフローチャートである。 図4のフローチャートのステップS1における動作を示す。 フォーミング動作の手順とフォーミング電圧との関係を示すグラフである。 フォーミング動作の手順とフォーミング動作時に流れる非選択電流Insとの関係を示すグラフである。 フォーミング動作の手順とフォーミング動作時に流れる非選択電流Insとの関係を示すグラフである。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る不揮発性メモリのブロック図である。
この不揮発性メモリは、後述する可変抵抗素子を使用したメモリセルをマトリクス状に配置したメモリセルアレイ1を備える。メモリセルアレイ1は、後述するように複数のメモリ層を積層して構成されている。
メモリセルアレイ1のビット線BL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のビット線BLを制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するカラム制御回路2が設けられている。
また、メモリセルアレイ1のワード線WL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加するロウ制御回路3が設けられている。
データ入出力バッファ4は、外部のホスト9にI/O線を介して接続され、書き込みデータの受け取り、消去命令の受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。
データ入出力バッファ4は、受け取った書き込みデータをカラム制御回路2に送り、カラム制御回路2から読み出したデータを受け取って外部に出力する。外部からデータ入出力バッファ4に供給されたアドレスは、アドレスレジスタ5を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。
また、ホスト9からデータ入出力バッファ4に供給されたコマンドは、コマンド・インターフェイス6に送られる。コマンド・インターフェイス6は、ホスト9からの外部制御信号を受け、データ入出力バッファ4に入力されたデータが書き込みデータかコマンドかアドレスかを判断し、コマンドであれば受け取りコマンド信号としてステートマシン7に転送する。
ステートマシン7は、この不揮発性メモリ全体の管理を行う制御回路であり、ホスト9からのコマンドをコマンド・インターフェース6を介して受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。また、外部のホスト9は、ステートマシン7が管理するステータス情報を受け取り、動作結果を判断することも可能である。また、このステータス情報は書き込み、消去の制御にも利用される。また、ステートマシン7によってパルスジェネレータ9が制御される。この制御により、パルスジェネレータ9は任意の電圧、任意のタイミングのパルスを出力することが可能となる。
ステートマシン7は、メモリセルアレイ1に対しフォーミング動作を実行する。この場合においてステートマシン7は、複数層のメモリ層に対し順々にフォーミング動作を実行する。フォーミング動作は、フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順に実行される。詳しくは後述する。
パルスジェネレータ9で形成されたパルスはカラム制御回路2及びロウ制御回路3で選択された任意の配線へ転送することが可能である。なお、メモリセルアレイ1以外の周辺回路素子は配線層に形成されたメモリアレイ1の直下のSi基板に形成可能であり、これにより、この不揮発性メモリのチップ面積はほぼ、メモリセルアレイ1の面積に等しくすることも可能である。
図2は、メモリセルアレイ1の一部の斜視図、図3は、図2におけるメモリセル1つ分の断面図である。この例でのメモリセルアレイ1は、一例として2つのメモリ層MA0、MA1を備える。ただし、本実施の形態はこれに限定されるものではなく、3層以上のメモリ層を備えたメモリセルアレイにも拡張される。
この図2のメモリセルアレイ1では、複数本の第1の配線としてワード線WL0〜WL0、WL1〜WL1が平行に配設され、これと交差して複数本の第2の配線としてビット線BL0〜BL0が平行に配設される。これらの各交差部に挟まれるようにメモリセルMCが配置される。ワード線WL0〜WL0、とビット線BL0〜BL0の交差部に複数のメモリセルMCがマトリクス状に配置されてメモリ層MA0が形成される。また、ワード線WL1〜WL1とビット線BL0〜BL0の交差部に複数のメモリセルMCがマトリクス状に配置されてメモリ層MA1が形成される。メモリ層MA0とMA1は積層方向(上下方向)に積層され、ビット線BL0を共有している。ビット線BLを共有する代りに、ワード線WLを共有することも可能である。なお、ビット線BL及びワード線WLは、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えばW、WSi、NiSi、CoSi等を用いることができる。ここでは一例としてWが用いられる場合を説明する。
メモリセルMCは、図3に示すように、可変抵抗素子VRとダイオードDI(双方向ダイオード)の直列接続回路からなる。ダイオードDIは一例として、図3に示すように、p+型層D1、n−型層D2、及びn+型層D3を備えたPINダイオードからなる。ここで、「+」「−」の符号は、不純物濃度の大小を示している。ダイオードDIは、この図3の例ではビット線BLからワード線WLに向かう方向を順方向として形成されている。すなわち、メモリ層MA0とMA1とでは、ダイオードの極性が反対向きになっている。
可変抵抗素子VRは、例えば遷移金属の酸化物(例えば酸化ハフニウム(HfOx))の薄膜から構成される。ハフニウム以外の他の遷移金属(クロム(Cr)、タングステン(W)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、トリウム(Tr)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、錫(Sn)、鉛(Pb)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi))の酸化物を用いることも可能である。またランタン(La)からルテチウム(Lu)までの希土類元素の酸化物を用いることも可能である。ただし、酸化ハフニウムを可変抵抗素子VRの材料とした場合、例えば酸化チタン(TiOx)や酸化アルミニウム(Al2O3)を可変抵抗素子VRの材料とした場合と比べ、フォーミング電圧Vformやセット電圧Vsetの値を小さくすることができる。また、酸化ハフニウムの中に窒素(N)が含有されていると、更にフォーミング電圧Vformやセット電圧Vsetの値を小さくすることができる。
メモリセルMA0とMA1は、いずれも可変抵抗素子VRとダイオードDI、その他同様の電極等を備えているが、積層の順序が互いに異なっている。
メモリ層MA1においては、可変抵抗素子VRとビット線BL0jとの間には、上から順に、第1電極EL1、N+型ポリシリコン層P1、及びシリコン窒化膜R1(SiN層)が形成されている。また、ダイオードDIの上下面には、第2電極EL2、第3電極EL3が形成されている。第1電極EL1、第2電極EL2及び第3電極EL3は、例えば窒化チタン(TiN)により形成されている。
一方、メモリ層MA0においては、可変抵抗素子VRとワード線線WL0jとの間には、金属電極EL1が形成されている。また、ダイオードDIと可変抵抗素子VRとの間には、シリコン窒化膜R1、N+型ポリシリコン層P1、及び第2電極EL2が形成されている。ダイオードD1とビット線BL0との間には、第3電極EL3が形成されている。このように、メモリ層MA0とMA1の積層構造が異なるのは、各層間でのメモリセルの特性を均一化するためである。なお、図3の構造はあくまでも一例である。また、3層以上のメモリ層が形成される場合、少なくとも隣接するメモリ層が互いに異なる積層構造を有するのが好ましい。
本出願の発明者は、このような構造を有する不揮発性半導体記憶装置においてフォーミング動作を行う場合において、複数メモリチップ間においてフォーミング動作の完了までの時間にバラつきが大きく、また消費電力のバラツキも大きいという問題に着目し、この問題の解決を図るための研究を進めた。その結果、発明者らは、積層された複数のメモリ層の積層構造が異なる場合、フォーミング動作前の状態においては複数のメモリ層間で電気抵抗特性が大きく異なる傾向にあることを突き止めた。電気抵抗が大きく異なる理由は、複数のメモリ層における積層順序の違いに起因するものと推定されている。
そこで本発明者らは、複数のメモリ層に順にフォーミング動作を実行する場合において、フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順に実行した。その結果、フォーミング動作の完了までの時間は短縮されると共に、非選択電流及びフォーミング動作に要するフォーミング電圧も低減することができ、結果として消費電力を低減することが可能となった。非選択電流が大きいメモリセルは、電気抵抗が少ないメモリセルであるので、本実施形態は、電気抵抗が大きいメモリ層から順にフォーミング動作を行うものであると言うこともできる。
本実施の形態のフォーミング動作の手順を、図4に示す。最初に、複数のメモリ層MAの各々の非選択電流Insのデータを、シミュレーション又はその他の手法により取得する(S1)。シミュレーションは、例えば図5に示すように、複数のメモリ層MA0、MA1と同一の構造のメモリセルアレイを想定して行う。ただし、メモリ層MA0又はMA1のいずれかの可変抵抗素子に、酸化シリコン膜(SiO2)を挿入して想定を行う。これにより、メモリ層MA0又はMA1のいずれか一方の非選択メモリセルにのみに流れる非選択電流Insを計算する。各メモリ層の非選択電流Insのデータが得られたら、ステートマシン7はこのデータを図示しない記憶部に記憶する。ステートマシン7は、この非選択電流Insのデータに基づき、非選択電流Insが小さいメモリ層MAから順にフォーミング動作を実行する(S2)。
一例として、図3のような構造のメモリセルアレイの場合、図5に示す如く、メモリ層MA0の非選択電流Insが、メモリ層MA1の非選択電流の比べ小さいことが特定される。この場合、本実施の形態では、メモリ層MA0に対し最初にフォーミング動作を実行し、そのメモリ層MA0へのフォーミング動作の完了後メモリ層MA1に対するフォーミング動作を実行する。これにより、フォーミング電圧Vformを小さくすることができ、また、非選択電流Insを全体として抑制することが可能になる。
図6は、図3のメモリセルアレイ1において、メモリ層MA0に対し最初にフォーミング動作を行い、続いてメモリ層MA1に対しフォーミング動作を行う場合のフォーミング電圧Vformを示すグラフである。図6では、対比のため、逆にメモリ層MA1に対し最初にフォーミング動作を行い、続いてメモリ層MA0に対しフォーミング動作を行う場合のフォーミング電圧Vformも示している。
前者の場合、最初に動作させるメモリ層MA0でのフォーミング電圧は5.6V付近に分布幅の狭いピークを有し、後から動作させるメモリ層MA1は5.4V付近に分布幅の広いピークを有している。これに対し、後者の場合は、先に動作させるメモリ層MA1は前者同様に5.4V付近に分布幅の広いピークを有しているが、後から動作させるメモリ層MA0では、前者と異なり5.9V付近に分布幅の広いピークを有している。このように、抵抗の高いメモリ層MA0においてフォーミング動作の順序によりフォーミング電圧に差が生じる。
図7Aは、メモリ層MA1に対し最初にフォーミング動作を行い、続いてメモリ層MA0に対しフォーミング動作を行う場合において、フォーミング動作の開始から完了までの間における非選択電流Insの推移を示したグラフである。この場合、非選択電流Insは、メモリ層MA1に対するフォーミング動作の開始直後は3.4μA前後であるが、メモリ層MA1に対するフォーミング動作、書き込み動作及び消去動作の実行回数が増加するに従って徐々に非選択電流Insは増加し、メモリ層MA1に対する200回の書き込み/消去動作が完了する頃には5.6μA付近まで増加する。これは、フォーミングおよび書き込み消去動作により、メモリセルが低抵抗化し電流が流れやすい状態になるからである。その後、抵抗の高いメモリ層MA0に対するフォーミングおよび書き込み/消去動作を行っても、非選択電流Insの値はほとんど変わらない。
図7Bは、メモリ層MA0に対し最初にフォーミング動作を行い、続いてメモリ層MA1に対しフォーミング動作を行う場合において、フォーミング動作の開始から完了までの間における非選択電流Insの推移を示したグラフである。この場合、図7Aの場合とは逆に非選択電流Insは、メモリ層MA0に対するフォーミングおよび200回の書き込み/消去動作前後で殆ど変わらない。その後メモリ層MA1に対するフォーミングおよび書き込み/消去動作が開始されると、非選択電流Insは徐々に上昇し、メモリ層MA1に対するフォーミング動作が完了する直前で5.5μA程度となり、前者と後者で同等になる。
メモリ層MA0のフォーミング動作直前の非選択電流Insおよびフォーミング電圧を比較すると、前者では、5.6μAと5.9Vであり、後者では3.0μAと5.6Vであった。非選択電流が大きいとフォーミング動作時にメモリセルに印加される電圧が低下してしまい、結果としてフォーミング電圧の上昇を引き起こす。
このように、フォーミング動作時に非選択電流Insの大きさが小さいメモリ層MA(図3ではMA0)から順にフォーミング動作を開始することにより、非選択電流Insの影響を最低限に抑えることができ、フォーミング電圧Vformを低減することができ、結果としてフォーミング動作に要する消費電力を抑制することができると共に、フォーミング動作に要する時間を短縮することができる。
図1〜図5では、説明の簡略化のために2つのメモリ層を有する不揮発性半導体記憶装置を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、n層(n>=2)のメモリ層を有する不揮発性半導体記憶装置に適用され得る。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・メモリセルアレイ、 2・・・カラム制御回路、 3・・・ロウ制御回路、 4・・・データ入出力バッファ、 5・・・アドレスレジスタ、 6・・・コマンド・インターフェイス、 7・・・ステートマシン、 8・・・パルスジェネレータ、 9・・・ホスト。

Claims (7)

  1. 複数のメモリ層を含むメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイに印加される電圧を制御する制御部と
    を備え、
    前記メモリ層の各々は、第1配線、第2配線、並びに前記第1配線と前記第2配線との間に配置され可変抵抗素子を含むメモリセルを含み、
    前記制御部は、前記メモリセルアレイに対しフォーミング動作を実行する場合において、前記複数層のメモリ層に対し順々にフォーミング動作を実行するように構成され、
    前記フォーミング動作は、前記フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順に実行され、
    複数の前記メモリ層は、積層方向に沿って積層され、
    積層方向において隣接する2つのメモリ層は、前記第1配線又は前記第2配線を共有し、
    前記複数のメモリ層のうち、少なくとも互いに隣接するメモリ層が互いに異なる積層構造を有する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 複数のメモリ層を含むメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイに印加される電圧を制御する制御部と
    を備え、
    前記メモリ層の各々は、第1配線、第2配線、並びに前記第1配線と前記第2配線との間に配置され可変抵抗素子を含むメモリセルを含み、
    前記制御部は、前記メモリセルアレイに対しフォーミング動作を実行する場合において、前記複数層のメモリ層に対し順々にフォーミング動作を実行するように構成され、
    前記フォーミング動作は、前記フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順に実行される
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 複数の前記メモリ層は、積層方向に沿って積層されることを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体装置。
  4. 積層方向において隣接する2つのメモリ層は、前記第1配線又は前記第2配線を共有する
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 積層方向において隣接する2つのメモリ層の一方は、第1の方向を順方向とするダイオードを有し、他方は前記第1の方向とは反対方向の第2の方向を順方向とするダイオードを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記複数のメモリ層のうち、少なくとも互いに隣接するメモリ層が、互いに異なる積層構造を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 不揮発性半導体記憶装置のフォーミング動作を実行する方法において、
    前記不揮発性半導体装置は、複数層のメモリ層を含むメモリセルアレイを備え、
    前記メモリ層の各々は、第1配線、第2配線、並びに前記第1配線と前記第2配線との間に配置され可変抵抗素子を含むメモリセルを含み、
    前記方法は、
    フォーミング動作が実行される場合において前記複数層のメモリ層の各々に流れる非選択電流の大きさに関するデータを取得し、
    前記データに従って、前記フォーミング動作時において非選択のメモリセルに流れる非選択電流の大きさが小さいメモリ層から順にフォーミング動作を実行する
    ことを特徴とする方法。
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