JP2014048484A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体間距離が、通紙モードや画質調整割り込み等イレギュラー動作により一時的に増加した場合でも、すり抜けを防止しつつ必要最小限のウェブ消費量に抑える。
【解決手段】クリーニングウェブユニットは、1ページまたは連続する複数のページの印刷動作を行う際、通過する記録媒体の記録媒体間距離x(t)を積算し、さらに通過する記録媒体の最後の1ページが通過した後に任意に設定できる一定距離x’をx(t)に追加積算し、このx(t)が任意に設定できる一定距離X0=x(t)となったとき、ウェブを任意に設定できる一定距離Lだけ巻き取り、x(t)=0から再び積算を開始する
【選択図】図10

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関し、特に、オフセットトナーを拭き取るウェブの供給及び巻き取りを最適化する技術に関する。
複写機,プリンタ装置,ファクシミリ装置に応用可能な電子写真方式の画像形成装置においては、トナー像を用紙などの記録媒体に定着させるために、定着装置と呼ばれる装置を用いることが従来知られている。定着装置にオフセットトナーと呼ばれるトナーの残滓がたまることがあり、これを適切に取り除くことが従来課題であった。
例えば、特許文献1では、同様の課題に対して、通紙枚数を積算し、積算値が一定値になるとウェブ巻き取り動作が行われる制御を行う。しかしながら、インターリーフや画像調整などが入って紙間が広がった場合のトナーオフセット量増加には対応できないという問題点が指摘できる。
従来、熱及び圧力を使用する定着装置は、内部に熱源を包含している定着部材に加圧部材を圧接し、未定着トナー画像の載った転写紙を定着部材と加圧部材のニップ部に通過させて、トナーを記録媒体に定着させる技術が主流である。
前記定着部材表面はフッ素コートなど、トナー付着防止のための工夫が施されているが、環境、記録媒体などの条件によっては、このトナーが記録媒体から若干定着部材に付着する、オフセットと呼ばれる現象が起こることがある。このオフセットしたトナーは、定着部材やこれに接触する加圧部材に残り、いずれ記録媒体に逆転写し、画像を汚すことが知られている。
これを防止するために、定着部材にはクリーニングウェブやクリーニングローラなどのクリーニング部材が設けられる。前記クリーニング部材は定着部材及び加圧部材に加圧接触し、オフセットしてきたトナーを回収する。
前記定着装置の中には、前記加圧部材を前記定着部材に対して移動させ、圧接・減圧・離間させる機能を持つものがある。また、この機能は定着部材及び加圧部材の劣化を防ぐため、使用しない時には離間させ部材に負荷をかけない目的や、加圧部材のみを冷却したい目的で用いられることが知られている。また、加圧部材を定着部材に圧接させる場合において強圧接、弱圧接といったような複数の加圧部材と定着部材の位置関係を再現する機能を持つ場合もある。この機能は、環境や記録媒体の条件により最適な圧接状態を作り出す目的で用いられることが知られている。
このように可動である加圧部材に対しクリーニング部材を当接する場合、当接ローラと加圧部材との距離が遠くなる場合に、クリーニングウェブの当接力がなくなりやすい時クリーニング機能が十分に発揮できなくなりやすい。また、当接ローラと加圧部材の距離が近くなる場合、当接力が当接ローラや加圧部材の材料の劣化を促進したり、クリーニングウェブ巻取りに必要なトルクが上昇し正常なクリーニングウェブ回収が行えなくなる可能性がある。クリーニング部材の当接位置において加圧部材の位置変化が十分小さい場合にはクリーニング部材を前記定着装置に対して完全固定として問題ないが、加圧部材が離間等する場合は位置変化が大きくなり、クリーニングしたトナーの飛び出しによる記録媒体への再転写などの不具合原因にもなり得る。また加圧部材が移動した時に、前記クリーニング部材がクリーニングウェブであった場合、前記加圧部材に当接するクリーニグウェブ部材と使用済みのクリーニグウェブを回収する巻取りローラ及び新しいクリーニングウェブを供給する供給ローラの軸位置関係が崩れるとクリーニングウェブのたるみが発生し正常な使用済みクリーニングウェブの回収が行えなくなる恐れがある。
上記を防止するために、加圧部材の移動に追従してクリーニングウェブを移動する方法が知られている。さらに加圧部材にクリーニングウェブを搭載する定着装置においては、記録媒体からのオフセットトナーは一度定着部材にオフセットした後、定着ニップ通過中の記録媒体間又は記録媒体通過後において加圧部材にオフセットし、さらにクリーニングウェブと加圧部材が形成するクリーニングニップ部によって回収される。これ以外のオフセットトナーは、クリーニングニップ部にて回収される前に定着ニップを通過する記録媒体自身に付着して回収されるが、通常は単位面積あたりの付着量が十分少ないため肉眼には全く検知できない。
しかしながら、前記クリーニングニップ部に、限界を超えてオフセットトナーが突入してきた場合、オフセットトナーが肉眼に見える粒状となってすり抜け、記録媒体に付着してしまう恐れがある。印刷動作中にオフセットトナー量が増える要因として、両面印刷時のインターリーフや画質調整動作の割込みによる記録媒体間距離の増大が挙げられる。記録媒体間距離が増えることにより、定着部材から加圧部材へオフセットするトナーが増加するため、クリーニングニップへのオフセットトナー量も増大し、一時的に前記すり抜けが発生する可能性が増す。
対策の一つとして、両面印刷モードにおいてウェブの巻き取り速度を速める対策が公知であるが、インターリーフ動作中以外は無駄にウェブを消費してしまうことになる。インターリーフ時記録媒体間距離であってもすり抜け防止可能な巻き取り速度とすればすり抜けの防止は可能だが、インターリーフ動作中以外はクリーニングウェブの寿命を無駄に失うため、ランニングコスト高となる。また、画質調整割り込み等のイレギュラー動作により記録媒体間距離が増加した場合には対応できない。これに対し、記録媒体間距離に比例したウェブ巻き取り動作を行うことで、オフセットトナー量の多いタイミングに集中してウェブを消費することで、すり抜けを効率的に防止することが可能になる。記録媒体間距離に比例したウェブ巻き取り動作により、両面印刷モード以外の画質調整のようなイレギュラー動作による記録媒体間拡大にも対応可能となる。また、すり抜け発生は記録媒体の種類によっても大きく左右され、すり抜けが発生しやすい記録媒体に合わせて全ての印刷において同様のウェブ巻き取り動作を行うと高ランニングコストとなってしまうため、お客様が使用される記録媒体銘柄ごとにウェブの巻き取り速度を制御するパラメータを調整・登録しておけることが好ましい。
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、前記記録媒体間距離が、通紙モードや画質調整割り込み等イレギュラー動作により一時的に増加した場合でも、すり抜けを防止しつつ必要最小限のウェブ消費量に抑えることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体に加圧して記録媒体上のトナーを記録媒体に定着させる加圧部材と、前記加圧部材の圧力を調整する減圧機構と、前記加圧部材から付着物を拭き取るウェブと、付着物を拭き取った後の前記ウェブを巻き取るクリーニングウェブユニットと、を備え、前記クリーニングウェブユニットは、1ページまたは連続する複数のページの印刷動作を行う際、通過する記録媒体の記録媒体間距離x(t)を積算し、さらに通過する記録媒体の最後の1ページが通過した後に任意に設定できる一定距離x’をx(t)に追加積算し、このx(t)が任意に設定できる一定距離X0=x(t)となったとき、ウェブを任意に設定できる一定距離Lだけ巻き取り、x(t)=0から再び積算を開始することを特徴とする定着装置を提供する。
本発明によれば、記録媒体間距離が、通紙モードや画質調整割り込み等イレギュラー動作により一時的に増加した場合でも、すり抜けを防止しつつ必要最小限のウェブ消費量に抑えることが可能となる。
本発明による実施形態に適用可能な定着装置の一例を示す図である。 上記定着装置の別の一例を示す図である。 上記定着装置の別の一例を示す図である。 上記定着装置の別の一例を示す図である。 上記定着装置の別の一例を示す図である。 クリーニングウェブユニットを備える上記定着装置を示す図である。 第1の実施形態に係る定着装置において、図1の加圧部材を加圧した状態を示す図である。 図7の一部を省略して示す図である。 第1の実施形態に係る定着装置において、図1の加圧部材を減圧した状態を示す図である。 第1の実施形態におけるウェブ巻き取り動作の手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る定着装置を示す図である。 第5の実施形態に係る定着装置のウェブクリーニングユニット装着時の状態を示す図である。 図12のウェブクリーニングユニットを取り外す態様を示す図(その1)である。 図12のウェブクリーニングユニットを取り外す態様を示す図(その2)である。 第6の実施形態に係る定着装置において、ウェブ駆動源の位置決めの加圧時の態様を示す図である。 第6の実施形態に係る定着装置において、ウェブ駆動源の位置決めの減圧時の態様を示す図である。
以下、本発明による実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、各実施形態に共通する構成について説明し、次に、各実施形態のさらに詳細な説明を行う。
図1は本実施形態に係る定着装置の一例である。この図に示した装置は、無端ベルトの一例である定着ベルト23を有し、この定着ベルト23は、定着ローラ21と加熱ローラ24の2つのローラに巻き掛けられている。無端ベルトは3つ以上のローラ又は摺動部材に巻き掛けることもできる。定着ベルト23の外面には、加圧部材の一例である加圧ローラ22が圧接しており、図示した例では、加圧ローラ22は、定着ローラ21に巻き付いた定着ベルト部分に圧接している。加圧ローラ22は、図示していないモータによって図1における矢印A方向に回転駆動され、その回転が図示していないギアを介して定着ローラ21に伝えられ、その定着ローラ21が図1における矢印B方向に回転駆動される。また定着ローラ21の回転により、定着ベルト23が矢印C方向に走行駆動され、これによって加熱ローラ24が矢印D方向に従動回転する。
上述のように、本実施形態に係る定着装置は、複数のローラに巻き掛けられて走行駆動される無端ベルトを有し、図示した例では、その無端ベルトが、定着ローラ21と加熱ローラ24の少なくとも2つのローラに巻き掛けられた定着ベルト23より成り、しかもその定着ベルト23の表面には、加圧ローラ22より成る加圧部材が圧接している。加圧部材として、加圧ベルトなどを用いることもできる。加熱ローラ24は中空に形成されていて、その各内部にヒータ25が配置され、ヒータ25によって加熱ローラ24及び定着ベルト23がそれぞれ加熱される。加圧ローラ22、定着ローラ21を中空軸として、その内部にヒータを追加配置して各ローラを加熱することもできる。また、加熱ローラ24に接触する定着ベルト部分と、定着ローラ21に接触する定着ベルト部分と、加圧ローラ22には、それぞれ図示されていない温度センサが対向配置され、その各センサによる温度検知結果に基づいて、各ヒータへの通電が制御され、定着ベルト23及び加圧ローラ22の温度が、トナー層の定着に適した温度となるように制御される。定着ベルト23は、例えば、ポリイミドから成る基材と、その基材上に設けられたシリコーンゴムと、そのシリコーンゴムの表面に積層されたフッ素樹脂より成る表層により構成されている。
以上の定着装置は、図2に示すような分離ローラ41、テンションローラ42、定着ローラ21a、加熱ローラ24、及びこれらに巻きかけられた無端ベルトの一例である定着ベルト23aからなる構成であってもよい。また、図3に示すように加圧部材が2つの加圧ローラ22a、22bとそれらに巻きかけられた無端ベルト23aからなる構成であってもよい。さらに、図4に示すように、定着ベルト23と定着ベルトを巻きかけられた定着ローラ21aと加熱ローラ24からなる定着部材に図3に示す加圧部材を用いる構成であってもよい。
以上はローラを用いてニップを形成する場合を示したが、これらの一部又はすべてを摺動部材に置き換えてニップを形成する構成であってもよい。図1に示した装置構成において加圧ローラ22は図5に示すようにある回転中心軸26を中心に回転移動することができ、図示していない駆動手段により減圧状態22−1と加圧状態22−2の双方を任意に再現できる機構となっている。図2、図3、図4に示した装置構成例においても各加圧部材は図示していない回転中心軸まわりに回転移動することができ、図示していない駆動手段により加圧状態と減圧状態を任意に再現できる機構となっている。
さらに図6に示すように、少なくともクリーニングウェブ当接ローラ51、クリーニングウェブ巻取りローラ52、クリーニングウェブ供給ローラ53、クリーニングウェブ54と図6では図示していない巻取りローラ52を駆動するための駆動手段から構成されるクリーニングウェブユニットが、加圧部材である加圧ローラ22に対し配置され、クリーニングウェブ54がクリーニングウェブ当接ローラ51により加圧ローラ22に当接することにより加圧ローラ22上に残っているトナー汚れをふき取る機構となっている。トナーをふき取ったクリーニングウェブ54はクリーニングウェブ巻取りローラ52が図示していない駆動手段により矢印E方向へ回転駆動されることで巻き取られ矢印G方向へ回収されるとともに、供給ローラ53がウェブを通じて矢印F方向へ従回転し新たなクリーニングウェブ面が矢印H方向へ巻き出され当接ローラ51と加圧ローラ22の間の当接部へ供給される。図6において示した定着装置構成例は、例えば図2、図3、図4に示したような定着部材と加圧部材からなる構成であっても良い。
図6に示す定着装置は、複数のローラ又は摺動部材に巻き掛けられて走行駆動される定着ベルト23を有する加熱装置において、定着ベルト23の外面には加圧部材22が圧接し、定着ベルト23と加圧部材22の間のニップ部に記録媒体を通過させて熱と圧力の作用により記録媒体上のトナー層を該記録媒体に定着し、さらに前記加圧部材22が前記定着ベルト23に圧接する位置を変更する減圧機構を有し、前記減圧機構により前記ニップ部の幅および有無を調整可能である加熱装置において、少なくとも前記加圧部材22にウェブ54を介して当接する当接ローラ51と、新品のウェブ54を供給する供給ローラ53と、前記加圧部材22から付着物をふき取ったあとのウェブ54を巻き取り回収する巻取りローラ52とを有するクリーニングウェブユニットを備え、前記クリーニングウェブユニットの前記当接ローラは前記加圧部材22の減圧機構の動きに追従し、前記加圧部材22に対する前記当接ローラ51当接位置、当接方向、当接力を常に一定とすることを特徴とする定着装置である。
<第1の実施形態>
前記定着ローラ21、加圧ローラ22、加熱ローラ24、定着ベルト23、ヒータ25からなる定着装置において、前記クリーニングウェブユニットは図7に示す部材81を有し部材81には位置決めピン82及び83、角穴形状部55を有する。前記定着装置内において、図7に示す部材91は定着装置内に固定された回転軸26に関して回転自由であり、さらに加圧ローラ22のジャーナル部を保持する穴形状を持ち、加圧ローラ22と回転軸26の軸間距離を固定することができる形状である。さらに前記部材91は前記位置決めピン82及び83を挿入することにより部材81をXY平面内において完全固定することができる穴形状部を有する。
さらに、図7から部材91を省略図示した図8において、部材81は前記角穴形状部55内において、ベクトルI方向と平行な方向にしか移動できないように角穴形状部55はベクトルIに平行になるよう設けられてスベリ軸受け57を保持している。前記スベリ軸受け57は圧縮バネ55によりベクトルI方向に平行に加圧ローラ22に向かうよう押圧される。
前記スベリ軸受け57は前記ウェブ当接ローラの一種である51のジャーナル部を支持しているのでウェブ当接ローラ51を加圧ローラ22へ向かって押圧する構成である。
前記定着装置において、加圧ローラ22が減圧・加圧動作を行った場合、例えば図7・図8の加圧状態から図9の減圧状態へ移行した場合、前記ウェブ当接ローラ51と加圧ローラ22は図9のような位置へ移動するが、部材91が回転軸26を中心に回転移動するのみで、部材91に対するウェブ当接ローラ51と加圧ローラ22の位置関係と加圧ローラ22からみたウェブ当接ローラ51の押圧力ベクトルは変化しない。
図10に、ウェブ巻き取り動作の流れを示す。ウェブ巻取り動作は、図10に示すフローのように、給紙が開始されると記録媒体間距離x(t)の積算を開始し(S101、S102)、印刷ジョブの中の最後の1ページになるまで、x(t)が一定値X0に達する度ウェブを一定距離L[mm]巻取るフローを繰り返す(S103〜S106)。
印刷ジョブ中最後の1ページが定着ニップに入ったら(S103のYes)、一定値x’をそれまでのx(t)へ加算し、その後x(t)がX0に達している場合は、x(t)=X0−x(t)を演算・更新した後ウェブをLだけ巻き取り、x(t)のカウントを終了する(S107〜S111)。
本実施形態によれば、前記記録媒体間距離が、通紙モードや画質調整割り込み等イレギュラー動作により一時的に増加した場合でも、そのタイミングに応じてウェブ巻取りを行うことが可能となり、すり抜けを防止しつつ必要最小限のウェブ消費量に抑えることで低ランニングコストを実現できる。なお、前記定着装置は、前述の図2、図3、図4に図示するような定着装置であってもよい。
なお、タイミングに応じたウェブ巻き取りは、オフセットトナー量の入力に比例しており、これにより、すり抜けを防止しつつクリーニングウェブ寿命消費を抑え低ランニングコストを実現するという効果がさらに高められる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態の定着装置は、電子写真方式の画像形成装置に組み入れて実施することができる。本実施形態は、そのようにして実施した画像形成装置である。定着装置を除く、記録媒体搬送装置や、記録媒体に画像を転写する転写装置などは、当業者によく知られた公知のものを利用できる。また、本実施形態においては、画像形成装置は、オペレーションパネルを備える。ユーザは、オペレーションパネルを操作して、記録媒体の種類若しくは銘柄を選択することができる。記録媒体の種類とは、「普通紙」、「コート紙」などの材質の違いや、「A4」、「B5」などの大きさの規格の違いを含む。
記録媒体の種類は、第1の実施形態における前記X0、x’の値と紐付けられている。したがって、ユーザが記録媒体の種類をオペレーションパネルを操作して選択すると、自動的に前記X0、x’を選択することになる。本実施形態によれば、前記X0、x’をオペレーションパネル上でユーザが調整・登録できる。そして、前記ウェブ巻取り動作に関わる制御パラメータを記録媒体ごとに調整、登録することで、お客様が使用したい記録媒体ごとに最適なウェブ巻取りを行い、すり抜け防止を実現しつつ低ランニングコストを実現できる。
<第3の実施形態>
本実施形態は、上述した実施形態に開示された構成に加えて次の構成を備える。図11に示す部材81に、切欠き形状部84を設け、この切欠き形状部84にワンウェイクラッチ入り軸受け55を挿入し、巻取ローラ52の回転軸を保持する構成とする。前記ワンウェイクラッチ入り軸受け55は、ウェブ54を巻取ローラ52に巻き取る回転方向にのみ回転可能であり、逆回転に対してはロックする。前記定着装置は、前述の図2、図3、図4に図示するような定着装置であってもよい。
本実施形態によれば、巻取ローラ52上に巻き取られたウェブ54が前記クリーニング部において前記クリーニング部でのトナー接着力により引っ張られ、ウェブテンションが発生する。そのため、本実施形態によれば、前記巻取ローラが前記ウェブを巻き取ろうとする回転方向とは逆に回転させられることを防ぎ、クリーニングに一度使用済みのウェブが再びクリーニング部へ吐き出されることを防止することができる。
<第4の実施形態>
本実施形態は、上述した実施形態に開示された構成に加えて次の構成を備える。巻取りローラ52及び供給ローラ53は、当接ローラ51同様に加圧ローラ22の減圧機構の動きに追従し、加圧ローラ22を支持する部材91と連動して動く部材81に支持することにより、断面としてのローラ軸位置関係を常に一定とする。図11に具体例を示す。
図11に示す部材91は回転軸26に関して回転自由な軸固定であり、かつ加圧ローラ22のジャーナル部を回転自由な軸固定としている。さらにクリーニングウェブユニット内における部材81はクリーニングウェブ巻取りローラ52とクリーニングウェブ供給ローラ53に対し回転自由な軸固定とし、主基準ピン82と従基準83を備えている。前記主基準ピン82と従基準83ピンが図11に示すように部材81に挿入されるとxy平面において部材81と部材91の位置関係は完全に固定となる。したがって、加圧ローラ22とクリーニングウェブ巻取りローラ52とクリーニングウェブ供給ローラ53のxy平面における位置関係は完全に固定とすることができる機構となっている。固定壁32は、部材81に含まれる。前記定着装置は、前述の図2、図3、図4に図示するような定着装置であってもよい。
本実施形態によれば、前記加圧部材22及び前記当接ローラ51を押圧する加圧機構に対して巻取りローラ52と供給ローラ53と押圧部材31と固定壁32は位置固定されており追従して移動するので、クリーニング部、巻取りローラ52と供給ローラ53と押圧部材31による押圧力ベクトルの位置関係を一定に保つことが出来、加圧部材又は当接ローラの位置によらず安定してクリーニングウェブの回収・供給を行うことができる。
<第5の実施形態>
本実施形態は、上述した実施形態に開示された構成に加えて次の構成を備える。前記定着ローラ21、加圧ローラ22、加熱ローラ24、定着ベルト23、ヒータ25、当接ローラ51、ウェブ54、加圧機構55、巻取りローラ52、ウェブ供給ローラ53からなる定着装置において、当接ローラ51、ウェブ54、加圧機構55、ウェブ巻取りローラ52、供給ローラ53からなるクリーニングウェブユニットに図12に示す回転自由な回転軸63を設け、回転軸63にはピン64が圧入され、かつウォームギヤ62が挿入・固定されている。さらにクリーニングウェブ巻取りローラ52に平歯歯車61が挿入・固定され前記ウォームギヤ62とかみ合っておりクリーニグウェブ巻取りローラ52への駆動伝達が可能な構成である。
前記定着装置の外部には、図12に示す駆動源71、駆動軸72、駆動伝達部73から構成される駆動源が配置されており、駆動軸72は前記回転軸63と同軸上に配置される。前記駆動伝達部73には凸形状部が備えられており、前記凸部が前記ピン64にひっかかり、矢印K方向への駆動源の駆動トルクを前記回転軸63に伝達し回転軸63を矢印J方向へと駆動する。前記ウォームギヤ62、前記平歯歯車61を介して前記クリーニグウェブ巻取りローラへと駆動トルクが伝達され、使用済みのクリーニングウェブ54を回収する機構を有する。前記駆動伝達部73と前記ピン64はひっかかりにより矢印K方向のトルクを伝達するのみの構造であり、前記駆動源及び前記定着装置は図13の矢印Lに示す方向に駆動連結部分において分離可能である。
さらに、クリーニングウェブ当接ローラ51、クリーニングウェブ54、加圧機構55、クリーニングウェブ巻取りローラ52、クリーニングウェブ供給ローラ53からなるクリーニングウェブユニットは図14に示すように図示していない固定手段により前記定着装置より単体で脱着可能となっている。
本実施形態によれば、クリーニングウェブユニットの外部にクリーニグウェブユニット駆動源を持つので、クリーニングウェブユニット交換時においても駆動源は交換しなくてすむので低ランニングコストを実現することができる。さらに本実施形態の場合においては定着装置外部に駆動源を配置することが可能であるので、定着装置自体を交換する場合においても駆動源を機械本体側に残す形をとることができ、低ランニングコストを実現することができる。
<第6の実施形態>
本実施形態は、前記加圧部材及び前記クリーニングウェブの位置によらず、前記駆動源から前記巻取りローラに駆動力を簡易な構造の駆動連結、分離手段により駆動する。
本実施形態は、上述した実施形態に開示された構成に加えて次の構成を備える。前記定着ローラ21、加圧ローラ22、加熱ローラ24、定着ベルト23、ヒータ25、クリーニングウェブ当接ローラ51、クリーニングウェブ54、加圧機構55、クリーニングウェブ巻取りローラ52、クリーニングウェブ供給ローラ53からなる前記定着装置と、前記定着装置の外部に設けられた駆動源71、駆動軸72、駆動伝達部73からなる前記駆動源において、前記駆動源は図15に示す位置決めピン74を備え、また前記定着装置に備えられた前記クリーニングウェブユニットは図15に示す部材81を備え、前記部材81は部材81に固定の座標系xyzのxy平面において前記クリーニングウェブ巻取りローラ52と前記クリーニングウェブ供給ローラの軸位置に対し固定されている。
さらに前記部材81は図15に示すように丸穴を有する断面形状部分81aを備え、図15及び図16に示すように前記位置決めピン74が前記断面形状部分81aの丸穴に挿入されることで前記座標系xyzにおいてx軸方向及びz軸方向に関して、前記クリーニングウェブユニットと前記駆動源の間で位置固定がなされる。また、前記駆動源は図示していない脱着手段により前記定着装置と結合された時、図15及び図16に示す前記定着装置上の回転中心軸26と同軸に関して軸固定されており、回転中心軸26に関しては回転自由である。
本実施形態の機構は、前記駆動源は前記加圧部材に追従して移動できる自由度を持ち、かつ前記定着装置を機械本体に装着した場合には前記駆動源は前記クリーニングウェブユニットに対し位置・姿勢ともに固定される機構となっているので、加圧・減圧・離間動作時において前記駆動源は前記クリーニングウェブユニットに追従して移動することになり、前記駆動源と前記クリーニグウェブユニットの位置関係は常に一定となる。クリーニングウェブユニット内において前記クリーニングウェブ巻取りローラは完全に固定であり、クリーニグウェブ巻取りローラに駆動を伝えるための駆動系も固定である。したがって、駆動源とクリーニングウェブユニットを装着した時点で、駆動源の駆動出力軸とクリーニングウェブユニットの駆動入力軸の位置関係を同軸上かつ一定距離に固定される機構をとることができ、実施例に示すような駆動入出力軸双方にひっかかり形状を設けるといった簡易な構造の駆動連結・分離手段により駆動伝達が実現できる。
22 加圧ローラ
51 当接ローラ
52 クリーニングウェブ巻取りローラ
53 クリーニングウェブ供給ローラ
54 クリーニングウェブ
特開2009−003287号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体に加圧して記録媒体上のトナーを記録媒体に定着させる加圧部材と、
    前記加圧部材の圧力を調整する減圧機構と、
    前記加圧部材から付着物を拭き取るウェブと、
    付着物を拭き取った後の前記ウェブを巻き取るクリーニングウェブユニットと、を備え、
    前記クリーニングウェブユニットは、1ページまたは連続する複数のページの印刷動作を行う際、通過する記録媒体の記録媒体間距離x(t)を積算し、さらに通過する記録媒体の最後の1ページが通過した後に任意に設定できる一定距離x’をx(t)に追加積算し、このx(t)が任意に設定できる一定距離X0=x(t)となったとき、ウェブを任意に設定できる一定距離Lだけ巻き取り、x(t)=0から再び積算を開始することを特徴とする定着装置。
  2. 前記x’、X0は、記録媒体の種類ごとに調整することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記クリーニングウェブユニットは、
    少なくとも前記加圧部材に前記ウェブを介して当接する当接ローラと、
    新品の前記ウェブを供給する供給ローラと、
    前記加圧部材から付着物をふき取ったあとの前記ウェブを巻き取り回収する巻取りローラとを有し、
    前記当接ローラは、前記加圧部材の減圧機構の動きに追従し、前記加圧部材に対する前記当接ローラの当接位置、当接方向、当接力を常に一定とし、
    前記巻取りローラ及び前記供給ローラは、前記当接ローラ同様に前記加圧部材の減圧機構の動きに追従し、前記加圧部材を支持する部材と連動して動く部材に支持することにより、断面としてのローラ軸位置関係を常に一定とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記巻取ローラの回転軸に対して、前記ウェブを巻き取る方向にのみ回転可能となるようワンウェイクラッチ機構を設けられていることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記巻取りローラを駆動する駆動源を前記クリーニングウェブユニット外部に持ち、かつ前記クリーニングウェブユニットは単体で前記定着装置から取り外し可能であることを特徴とする請求項3又は4に記載の定着装置。
  6. 前記駆動源は前記クリーニングウェブユニットおよび前記加圧部材の位置に応じて位置変更する機構を有することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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