JP2014048441A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体ドラムのドラム表面に電位ムラが発生することを防止する。
【解決手段】転写バイアス供給部52は、用紙Pの先端及び後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアスの絶対値<用紙Pがニップ部Nを通過する前後の転写バイアスの絶対値<用紙Pの転写領域がニップ部Nを通過するときの転写バイアスの絶対値、の関係が成立するように転写ローラー46に転写バイアスを供給する。分離バイアス供給部54は、用紙Pの先端及び後端が放電隙間Gを通過するときの分離バイアスの絶対値<用紙Pが放電隙間Gを通過する前後の分離バイアスの絶対値<用紙Pの転写領域が放電隙間Gを通過するときの分離バイアスの絶対値、の関係が成立するように分離針48に分離バイアスを供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、転写バイアスが印加されている転写部材(例えば、転写ローラー)を用いて、像担持体(例えば、感光体ドラムのドラム表面)によって担持されているトナー像をシートに転写する技術に関する。
電子写真方式による画像の形成は、感光体ドラムのドラム表面(像担持体の一例)を帯電させる工程、帯電させられたドラム表面に、画像データで示される画像の静電潜像を描画する工程、その静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する工程、トナー像を用紙(シートの一例)に転写する工程、及び、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着する工程を含む。
転写工程では、転写バイアスが転写ローラー(転写部材の一例)に印加される。転写バイアスとは、トナー像を形成するトナーの極性と逆極性のバイアスをいう。すなわち、トナーが正電荷で帯電していれば、転写バイアスの極性は負であり、トナーが負電荷で帯電していれば、転写バイアスの極性は正である。これにより、ドラム表面と転写ローラーとで形成されるニップ部を用紙が通過する際に、ドラム表面に担持されているトナー像が用紙に転写される。
転写バイアスによって、感光体ドラムのドラム表面に電位ムラが発生することがある。これについて、帯電工程によってドラム表面を帯電させる電荷が正であり、転写バイアスの極性が負の例で説明する。転写ローラーによって、ドラム表面に負極性の転写バイアスが印加されると、ドラム表面において負電荷によって帯電された領域が発生することがある。ドラム表面を除電する際に、ドラム表面の性質が、正と負の両方の極性に感度を有さず、正の極性のみに感度を有する場合、ドラム表面に帯電している負電荷を除去できない。この結果、ドラム表面に電位ムラが発生するのである。ドラム表面に発生した電位ムラは、用紙に転写された画像に濃度ムラとして表れる。
また、ドラム表面の電位ムラは、次の理由によっても発生することがある。転写ローラーに転写バイアスが印加されているので、ドラム表面と転写ローラーとの間ではニップ部を介して電流が流れる。ニップ部に用紙があると、ニップ部に用紙ない場合と比べて、ニップ部の電気抵抗が大きくなる。従って、用紙の先端や後端がニップ部を通過するとき、ニップ部の電気抵抗が急激に変化することにより、ドラム表面と転写ローラーとの間に過剰な電流が流れる。これにより、ドラム表面の電位が変動して、ドラム表面の電位に筋状のムラが発生することがある。この筋状の電位ムラは、用紙に転写された画像に筋状のノイズとして表れる。
ドラム表面に発生した筋状の電位ムラに対処する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、転写ローラーに転写バイアスを印加した際に、転写ローラーからドラム表面に流れる電流を検出する電流検出手段を設けている。先行する用紙の後端がニップ部を通過する際に、電流検出手段で検出された電流が所定の閾値を超えた場合、次の用紙を給紙するタイミングを遅らせることにより、ドラム表面の電位ムラが発生している領域が、帯電工程によって帯電処理される回数を増やして、電位ムラを解消している。
特開2010−256528号公報
本発明は、像担持体に電位ムラが発生することを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電部と、前記帯電部によって帯電させられた前記像担持体に静電潜像を形成する露光部と、前記静電潜像にトナーを供給して前記像担持体にトナー像を形成する現像部と、前記トナー像が転写されるシートをニップするニップ部を、前記像担持体と共に形成する転写部材と、前記ニップ部よりも前記シートの搬送方向の下流側に、前記像担持体と対向して配置された放電電極部材と、前記ニップ部、及び、前記放電電極部材と前記像担持体とで形成される放電隙間を、前記シートが通過するように前記シートを搬送するシート搬送手段と、前記像担持体に担持されている前記トナー像を前記ニップ部で前記シートに転写するために、前記トナー像を形成するトナーの極性と逆極性の転写バイアスを前記転写部材に供給する転写バイアス供給部と、前記トナー像が転写された前記シートを前記像担持体から分離するために、前記転写バイアスと逆極性の分離バイアスを前記放電電極部材に供給する分離バイアス供給部と、を備え、前記転写バイアス供給部は、前記シートの先端及び後端の少なくとも一方の端が前記ニップ部を通過するときについて、前記シートの前記トナー像の転写領域が前記ニップ部を通過するときと比べて、前記転写部材に供給する前記転写バイアスの絶対値を小さくし、前記分離バイアス供給部は、前記先端及び前記後端のうち前記ニップ部の通過時に前記転写バイアスの絶対値が下げられた端が前記放電隙間を通過するときについて、前記転写領域が前記放電隙間を通過するときと比べて、前記放電電極部材に供給する前記分離バイアスの絶対値を小さくする。
本発明に係る画像形成装置では、シートの先端及び後端の少なくとも一方の端がニップ部を通過するときについて、シートの転写領域がニップ部を通過するときと比べて、転写バイアスの絶対値を小さくしている。これにより、像担持体の電位に筋状の電位ムラが発生するのを防止している。そして、シートの先端及び後端のうちニップ部の通過時に転写バイアスの絶対値が下げられた端が、ニップ部より下流の上記放電隙間を通過するときについて、シートの転写領域がその放電隙間を通過するときと比べて、分離バイアスの絶対値を小さくしている。
従って、像担持体の各領域には、以下のバイアスが印加されることになる。
シートの転写領域がニップ部を通過するときの転写バイアス(絶対値が比較的大)が印加された像担持体の領域には、シートの転写領域が放電隙間を通過するときの分離バイアス(転写バイアスと極性が逆であり、絶対値が比較的大)が印加される。
シートの先端及び後端のうちニップ部の通過時に転写バイアスの絶対値が下げられた端が先端の場合、シートの先端がニップ部を通過するときの転写バイアス(絶対値が比較的小)が印加された像担持体の領域には、シートの先端が放電隙間を通過するときの分離バイアス(転写バイアスと極性が逆であり、絶対値が比較的小)が印加される。
転写バイアスの絶対値が下げられた端が後端の場合、シートの後端がニップ部を通過するときの転写バイアス(絶対値が比較的小)が印加された像担持体の領域には、シートの後端が放電隙間を通過するときの分離バイアス(転写バイアスと極性が逆であり、絶対値が比較的小)が印加される。
転写バイアスの絶対値が下げられた端が先端及び後端の場合、シートの先端及び後端がニップ部を通過するときの転写バイアス(絶対値が比較的小)が印加された像担持体の領域には、シートの先端及び後端が放電隙間を通過するときの分離バイアス(転写バイアスと極性が逆であり、絶対値が比較的小)が印加される。
以上のように、本発明に係る画像形成装置によれば、極性が互いに異なる転写バイアスと分離バイアスについて、絶対値が比較的大きい転写バイアスが印加される像担持体の領域には、絶対値が比較的大きい分離バイアスが印加されるようにし、絶対値が比較的小さい転写バイアスが印加される像担持体の領域には、絶対値が比較的小さい分離バイアスが印加されるようにしている。これにより、像担持体に印加される転写バイアスと分離バイアスとのバランスをとることできるので、像担持体に電位ムラが発生することを防止できる。
上記構成において、前記像担持体の感光層は、電荷発生層と電荷輸送層とが分離されていない単一層の有機感光体よって構成される。
像担持体の感光層が単一層の有機感光体の場合、電荷発生層と電荷輸送層とが分離されていないので、電荷の移動の応答性が悪く、像担持体の電位ムラが解消されにくい。従って、像担持体の感光層が単一層の有機感光体に対して、本発明は特に有効となる。
上記構成において、前記帯電部は、前記像担持体と接触する帯電ローラーを含み、前記帯電ローラーを用いて前記像担持体を帯電させる。
この構成は、像担持体を帯電させる方式として、接触帯電方式を利用している。接触帯電方式はコロナ方式と比べて、像担持体を帯電させる能力が弱いので、像担持体に電位ムラが発生すると、電位ムラを解消しにくい。従って、接触帯電方式の画像形成装置に対して、本発明は特に有効となる。
上記構成において、前記転写バイアス供給部は、前記シートの前記先端が前記ニップ部を通過するとき及び前記シートの前記後端が前記ニップ部を通過するときの前記転写バイアスの絶対値<前記シートが前記ニップ部を通過する前及び前記シートが前記ニップ部を通過した後の前記転写バイアスの絶対値<前記シートの前記転写領域が前記ニップ部を通過するときの前記転写バイアスの絶対値、の関係が成立するように前記転写部材に前記転写バイアスを供給し、前記分離バイアス供給部は、前記シートの前記先端が前記放電隙間を通過するとき及び前記シートの前記後端が前記放電隙間を通過するときの前記分離バイアスの絶対値<前記シートが前記放電隙間を通過する前及び前記シートが前記放電隙間を通過した後の前記分離バイアスの絶対値<前記シートの前記転写領域が前記放電隙間を通過するときの前記分離バイアスの絶対値、の関係が成立するように前記放電電極部材に前記分離バイアスを供給する。
この構成では、シートがニップ部を通過する前後の転写バイアス(バイアス値が比較的中)が印加された像担持体の領域には、シートが放電隙間を通過する前後の分離バイアス(転写バイアスと極性が逆であり、バイアス値が比較的中)が印加される。
よって、この構成によれば、絶対値が比較的大きい転写バイアスが印加される像担持体の領域には、絶対値が比較的大きい分離バイアスが印加されるようにし、絶対値が比較的小さい転写バイアスが印加される像担持体の領域には、絶対値が比較的小さい分離バイアスが印加されるようにしていることに加えて、絶対値が比較的中の転写バイアスが印加される像担持体の領域には、絶対値が比較的中の分離バイアスが印加されるようにしている。従って、転写バイアスと分離バイアスとのバランスをさらにとることできるので、像担持体に電位ムラの発生を防止する効果をさらに高めることができる。
本発明によれば、像担持体に電位ムラが発生することを防止できる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す図である。 感光体ドラム、帯電ローラー、転写ローラー及び分離針の位置関係を示す斜視図である。 本実施形態に係る画像形成装置において、転写バイアス供給部から転写ローラーに供給される転写バイアスと分離バイアス供給部から分離針に供給される分離バイアスとの関係を示すグラフである。 トナー像が転写される用紙の一例の平面図である。 感光体ドラム、帯電ローラー、転写ローラー、分離針及び用紙搬送ベルトの位置関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳しく説明する。なお、本実施形態として、以下の説明では、画像形成装置としてモノクロタイプのプリンターを示すが、本発明は、これに限定されるものではなく、複写機、ファクシミリー装置、これらの機能を併せ持つ複合機などの他の画像形成装置にも適用可能である。
図1は、画像形成装置1の内部構造を概略的に示す図である。画像形成装置1は、外部(例えばパーソナルコンピュータ)からの画像データに基づいて用紙P上にトナー像を形成する画像形成部4と、用紙P上に形成されたトナー像を加熱して用紙P上に定着させる定着部5と、用紙Pを収容する給紙カセット7と、用紙Pが排出される排紙トレイ12と、給紙カセット7から画像形成部4および定着部5を経由して排紙トレイ12に向けて用紙Pを搬送する搬送路6と、画像形成装置1の図1における右側面に設けられた手差しトレイ3と、各種のメニューを設定する複数のメニュー設定キー等が配置された操作部(図示せず)と、を含む。
画像形成部4は、感光体ドラム10と、帯電器42と、露光器43と、現像器44と、トナーカートリッジ45と、転写ローラー46と、トナー除去器47と、分離針48と、を含む。感光体ドラム10の回転方向(図1では時計回りの方向)から見て、帯電器42、現像器44、転写ローラー46、分離針48、トナー除去器47の順に、感光体ドラム10の周方向に沿って配置されている。露光器43は、帯電器42の上方に配置されている。
感光体ドラム10は、例えば、有機感光体(OPC:Organic photo conductor)ドラムである。感光体ドラム10の周面であるドラム表面16(感光層)は、電荷発生層と電荷輸送層とが分離されていない単一層の有機感光体によって構成される。有機感光体ドラムには、感光層が単一層のタイプの他に、感光層が複数の層で構成されるタイプがある。このタイプでは、電荷発生層と電荷輸送層とが分離されている。単一層タイプは、電荷発生層と電荷輸送層とが分離されていないので、感光層の表面が削れても、安定した感光体特性を持続でき、感光体ドラム10の長寿命化を図れる。ドラム表面16は、像担持体の一例である。
帯電器42は、帯電ローラー50を有する。帯電ローラー50について図2を用いて説明する。図2は、感光体ドラム10、帯電ローラー50、転写ローラー46及び分離針48の位置関係を示す斜視図である。帯電ローラー50の周面は、感光層であるドラム表面16に略点接触している。帯電ローラー50には、ドラムバイアス供給部51からドラムバイアスが供給される。本実施形態において、ドラムバイアスは直流電圧であるが、ドラムバイアスとして交流電圧を用いることもできる。帯電ローラー50を通してドラムバイアスをドラム表面16に印加することにより、ドラム表面16を均一に帯電させる。すなわち、ドラム表面16の電位を等しくする。
本実施形態の現像方式は、反転現像方式である。帯電器42によって正又は負に帯電させられたドラム表面16に、レーザ光を選択的に照射して電荷を選択的に消滅させることにより、静電潜像がドラム表面16に形成される。反転現像方式では、ドラム表面16が帯電している極性と同じ極性の電荷を帯電させたトナーを、ドラム表面16の電荷が消滅している領域に供給することによりトナー像を形成する。本実施形態の現像方式は、正に帯電させられたトナーを用いるので、ドラムバイアスの極性は、正である。
図1の帯電器42(帯電部の一例)は、帯電ローラー50及びドラムバイアス供給部51によって構成される。帯電部は、感光体ドラム10のドラム表面16と接触する帯電ローラー50を含み、帯電ローラー50を用いてドラム表面16を帯電させる。このように、帯電部は、接触帯電方式でドラム表面16を帯電させる。
接触帯電方式は、コロナ帯電方式と比べて、ドラム表面16を所望の電位にするためにドラム表面16に印加する電圧を小さくできること、ドラム表面16を帯電する過程で発生するオゾンの量が極めて微量にできること等の長所を有する。
図1を参照して、露光器43は、外部PC(パーソナルコンピュータ)等から入力された画像データに基づくレーザ光Lを感光体ドラム10のドラム表面16に導くポリゴンミラー(図示せず)を有している。ポリゴンミラーは、所定の駆動源によって回転しつつ、感光体ドラム10のドラム表面16上にレーザ光Lを走査して、ドラム表面16に静電潜像を形成する。露光器43は、露光部の一例である。
現像器44は、現像部の一例であり、静電潜像にトナーを供給してドラム表面16上にトナー像を形成する。現像器44は、本実施形態では、キャリアを含まず、磁性体のトナーのみを含む一成分現像剤を使用するものであって、図1に示すように、現像器44の内部空間を画定する現像容器21と、現像容器21の底壁に形成された現像剤貯留部11と、現像容器21の開口に配置された現像ローラー22とを、基本的な構成要素として含む。
現像剤貯留部11は、現像器44の長手方向(図1の紙面に対して垂直方向)に延びる2つの隣り合う現像剤貯留室14,15から構成されている。現像剤貯留室14,15は、例えばアルミニウム等の金属からなる仕切り板17によって長手方向において互いに仕切られているが、長手方向における両端部において互いに連通されている。
また、各現像剤貯留室14,15には、回転により現像剤を攪拌しつつ搬送するスクリューフィーダ18,19が回転可能に装着されている。スクリューフィーダ18,19は、搬送方向が互いに逆方向に設定されているので、現像剤は、現像剤貯留室14および現像剤貯留室15間を攪拌されつつ搬送される。この攪拌により、磁性体のトナーが帯電される。本実施形態では、トナーの帯電極性は正である。トナーの大部分は正帯電されるが、印字率の低い画像形成が続いたりすると、一部のトナーが繰り返し帯電され、劣化して過剰帯電したり、負に逆帯電される。劣化したトナーは、所謂リフレッシュ動作によって現像器44から感光体ドラム10のドラム表面16上に排出される。
現像ローラー22は、その外周面と感光体ドラム10のドラム表面16との間に0.2mm〜0.4mmの隙間が形成された状態でドラム表面16に対向配置されている。現像ローラー22の内部には、所謂汲上げ極が配置されており、その磁力により、現像剤貯留室14内のトナーが現像ローラー22の外周面上に磁気的に付着する。
現像ローラー22の外周面上のトナーは、現像ローラー22の回転に伴って感光体ドラム10のドラム表面16に向けて運ばれ、現像ローラー22に印加される現像バイアスと感光体ドラム10のドラム表面16に印加されるドラムバイアスとの電位差に従って感光体ドラム10のドラム表面16の静電潜像に付着する。これにより、ドラム表面16上にトナー像が形成される。現像バイアスは、本実施形態では、正バイアスである。良好なトナー像を形成するためには、現像ローラー22とドラム表面16との間の電位差が100V以上であることが好ましい。現像ローラー22は、現像印加部(不図示)に接続されており、現像印加部によって現像ローラー22に対して現像バイアスが印加される。
転写ローラー46は、感光体ドラム10のドラム表面16上に形成されたトナー像を用紙P上に転写する部材である。転写ローラー46は、SUS、Fe等の芯金上に、カーボン、イオン導電性フィラー等によりその抵抗を1×106〜1×1010[Ω]としたスポンジゴム層を形成したローラー部材である。
図2を参照して、転写ローラー46は、感光体ドラム10に対して平行に延びていると共に、ドラム表面16との間でニップ部Nが形成されるように搬送路6(図1)においてドラム表面16に接触した状態で配置されている。用紙Pの搬送方向Dに沿って搬送路6上を搬送されてきた用紙Pは、ニップ部Nを通過する。このように、転写ローラー46は、転写部材の一例であり、ドラム表面16と転写ローラー46とで用紙Pをニップするニップ部Nを形成する。
転写ローラー46には、転写バイアス供給部52が接続されている。転写バイアス供給部52は、ドラム表面16に担持されているトナー像をニップ部Nで用紙Pに転写するために、トナー像を形成するトナーの極性(トナーに付加されている電荷の極性)と逆極性の転写バイアスを転写ローラー46に供給する。本実施形態では、正に帯電させられたトナーを用いるので、転写バイアスの極性は負となる。用紙Pがニップ部Nを通過する際に、正に帯電しているトナーが転写ローラー46に引き付けられて、用紙P上にトナー像が転写される。
分離針48は、放電電極部材の一例であり、感光体ドラム10の回転軸方向に沿って延びており、ニップ部Nよりも用紙Pの搬送方向Dの下流側に、ドラム表面16と対向して配置されている。分離針48とドラム表面16との間には、放電隙間Gが形成されている。ニップ部Nを通過した用紙Pは放電隙間Gを通り、下流側に搬送される。後で説明するように、用紙Pは、放電隙間Gを通ることによって、ドラム表面16から分離される。搬送路6(図1)及び搬送路6に配置された複数の搬送ローラー対は、ニップ部N及び放電隙間Gを、用紙Pが通過するように用紙Pを搬送するシート搬送手段の一例である。
分離針48は、感光体ドラム10の回転軸方向に沿って配置された複数の針部53と、これらの針部53を支持する支持部55と、を有する。
分離針48は、分離バイアス供給部54と接続されている。分離バイアス供給部54は、トナー像が転写された用紙Pをドラム表面16から分離するために、転写バイアスと逆極性の分離バイアス(本実施形態では正の分離バイアス)を、分離針48に供給する。これにより、複数の針部53とドラム表面16との間(言い換えれば、放電隙間G)で放電を発生させて、転写ローラー46による転写で用紙Pに帯電した負電荷を除電し、用紙Pをそれ自体の腰の強さや自重等によりドラム表面16から剥がれるようにする。
図1を参照して、トナー除去器47は、トナー像が用紙P上に転写された後にドラム表面16上に残留するトナーを除去並びに回収する。
放電隙間Gを通過した用紙Pは、搬送路6を通って定着部5に搬送される。定着部5は、用紙P上のトナー像を、用紙P上に加熱定着する。定着処理された用紙Pは、搬送路6を通って排紙トレイ12に搬送される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1において、転写バイアス供給部52から転写ローラー46に供給される転写バイアスと分離バイアス供給部54から分離針48に供給される分離バイアスとの関係を説明する。図3は、この関係を示すグラフである。上側のグラフは転写バイアスを示しており、縦軸が転写バイアスの大きさを示しており、横軸が時間を示している。下側のグラフは分離バイアスを示しており、縦軸が分離バイアスの大きさを示しており、横軸が時間を示している。
ここで、用紙Pの転写領域等について、図4を用いて説明する。図4は用紙Pの平面図である。転写領域は用紙Pにトナー像が転写される領域である。用紙Pの先端と転写領域とのマージンが先端領域となる。用紙Pの後端と転写領域とのマージンが後端領域となる。
図3に示す転写バイアスのグラフを参照して、用紙Pがニップ部Nを通過する期間は、用紙Pの先端領域がニップ部Nを通過する期間と、用紙Pの転写領域がニップ部Nを通過する期間と、用紙Pの後端領域がニップ部Nを通過する期間と、を加算した期間である。
用紙Pの先端がニップ部Nを通過するとき及び後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアスを−Vt1とし、用紙Pがニップ部Nを通過する前及び用紙Pがニップ部Nを通過した後の転写バイアスを−Vt2とし、用紙Pの転写領域がニップ部Nを通過するときの転写バイアスを−Vt3とする。
転写バイアス供給部52は、転写バイアス「−Vt1」の絶対値<転写バイアス「−Vt2」の絶対値<転写バイアス「−Vt3」の絶対値、の関係が成立するように転写ローラー46に転写バイアスを供給する。
転写領域がニップ部Nを通過するときの転写バイアス「−Vt3」は、トナー像を用紙Pに転写させるのに必要な大きさのバイアスである。
用紙Pがニップ部Nを通過する前後の転写バイアス「−Vt2」の絶対値を、転写バイアス「−Vt3」の絶対値と同じにすると、用紙Pがニップ部Nを通過する前後では、ニップ部Nに用紙がないので、用紙Pがニップ部Nを通過する前後は、転写領域がニップ部Nを通過するときと比べて、転写ローラー46からドラム表面16に供給される負電荷が多くなり、ドラム表面16に電位ムラが発生する。そこで、転写バイアス「−Vt2」の絶対値を、転写バイアス「−Vt3」の絶対値より小さくして、ドラム表面16に電位ムラが発生しないようにしている。
用紙Pの先端や後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアス「−Vt1」の絶対値を、用紙Pがニップ部Nを通過する前後の転写バイアス「−Vt2」の絶対値及び転写領域がニップ部Nを通過するときの転写バイアス「−Vt3」の絶対値より、小さくしているのは、ドラム表面16に筋状の電位ムラが発生するのを防止するためである。
すなわち、本明細書の背景技術で説明しているように、用紙Pの先端や後端がニップ部Nを通過するとき、ニップ部Nの電気抵抗が急激に変化することにより、ドラム表面16と転写ローラー46との間に過剰な電流が流れる。これにより、ドラム表面16の電位が変動して、ドラム表面16に筋状の電位ムラが発生する。そこで、用紙Pの先端や後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアス「−Vt1」の絶対値を小さくすることにより、上記過剰な電流がドラム表面16と転写ローラー46との間に流れないようにして、ドラム表面16に筋状の電位ムラが発生するのを防止している。
しかし、転写バイアスを以上のように変化させても、分離バイアスを一定にしていれば、ドラム表面16に電位ムラが発生する可能性がある。詳しく説明すると、上述したように、用紙Pの先端や後端がニップ部Nを通過するときに、転写バイアスを「−Vt1」にしてその絶対値を比較的小さくしている。
用紙Pの先端や後端が、放電隙間Gを通過するときに、分離バイアスを例えば、比較的絶対値が大きい「Vs3」にすると、用紙Pの先端や後端がニップ部Nを通過したときに先端や後端と接触していたドラム表面16の領域(以下、先後端と対応するドラム表面16の領域)は、正電荷に帯電する。すなわち、先後端と対応するドラム表面16の領域は、ニップ部Nにおいて、絶対値が比較的小さい転写バイアス「−Vt1」が印加され、放電隙間Gにおいて、絶対値が比較的大きい分離バイアス「Vs3」が印加されるので、正電荷に帯電するのである。これにより、ドラム表面16に電位ムラが発生する。
そこで、本実施形態では、以下に示す分離バイアスを分離針48に供給する。図3に示す分離バイアスのグラフを参照して、用紙Pが放電隙間Gを通過する期間は、用紙Pの先端領域が放電隙間Gを通過する期間と、用紙Pの転写領域が放電隙間Gを通過する期間と、用紙Pの後端領域が放電隙間Gを通過する期間と、を加算した期間である。
用紙Pの先端が放電隙間Gを通過するとき及び後端が放電隙間Gを通過するときの分離バイアスをVs1とし、用紙Pが放電隙間Gを通過する前及び用紙Pが放電隙間Gを通過した後の分離バイアスをVs2とし、用紙Pの転写領域が放電隙間Gを通過するときの転写バイアスをVs3とする。なお、Δtは、用紙Pがニップ部Nから放電隙間Gまで移動する時間を示している。
分離バイアス供給部54は、分離バイアス「Vs1」の絶対値<分離バイアス「Vs2」の絶対値<分離バイアス「Vs3」の絶対値、の関係が成立するように分離針48に分離バイアスを供給する。
これにより、ドラム表面16の各領域には、以下のバイアスが印加されることになる。
用紙Pの転写領域がニップ部Nを通過するときの転写バイアス「−Vt3」が印加されたドラム表面16の領域には、用紙Pの転写領域が放電隙間Gを通過するときの分離バイアス「Vs3」が印加される。
用紙Pがニップ部Nを通過する前後の転写バイアス「−Vt2」が印加されたドラム表面16の領域には、用紙Pが放電隙間Gを通過する前後の分離バイアス「Vs2」が印加される。
用紙Pの先端及び後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアス「−Vt1」が印加されたドラム表面16の領域には、用紙Pの先端及び後端が放電隙間Gを通過するときの分離バイアス「Vs1」が印加される。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、極性が互いに異なる転写バイアスと分離バイアスについて、絶対値が比較的大きい転写バイアス「−Vt3」が印加されるドラム表面16の領域には、絶対値が比較的大きい分離バイアス「Vs3」が印加されるようにし、絶対値が比較的小さい転写バイアス「−Vt1」が印加されるドラム表面16の領域には、絶対値が比較的小さい分離バイアス「Vs1」が印加されるようにしている。よって、用紙Pの転写領域並びに用紙Pの先端及び後端が、ニップ部N及び放電隙間Gを通過するときにおいて、ドラム表面16に印加される転写バイアスと分離バイアスとのバランスをとることできるので、ドラム表面16に電位ムラが発生することを防止できる。これにより、帯電ローラー50によってドラム表面16を帯電させた際に、ドラム表面16の全体の電位を均一にすることができる。
さらに、本実施形態によれば、絶対値が比較的中の転写バイアス「−Vt2」が印加されるドラム表面16の領域には、絶対値が比較的中の分離バイアス「Vs2」が印加されるようにしている。このため、用紙Pがニップ部N及び放電隙間Gを通過する前後においても、転写バイアスと分離バイアスとのバランスをとることできるので、ドラム表面16に電位ムラの発生を防止する効果をさらに高めることができる。
なお、転写バイアス供給部52が供給する転写バイアス「−Vt1」の絶対値が大きくなれば、それに比例させて、分離バイアス供給部54が供給する分離バイアス「Vs1」の絶対値を大きくし、転写バイアス供給部52が供給する転写バイアス「−Vt1」の絶対値が小さくなれば、それに比例させて、分離バイアス供給部54が供給する分離バイアス「Vs1」の絶対値を小さくする。転写バイアス「−Vt2」と分離バイアス「Vs2」との関係、転写バイアス「−Vt3」と分離バイアス「Vs3」との関係についても同様にする。これにより、ドラム表面16に印加される転写バイアスと分離バイアスとのバランスをとることできる。
また、本実施形態によれば、感光体ドラム10として、単一層の有機感光体ドラムを用いている。単一層の有機感光体ドラムの場合、感光層(ドラム表面16)が電荷発生層と電荷輸送層とに分離されていないので、電荷の移動の応答性が悪く、ドラム表面16の電位ムラが解消されにくい。従って、単一層の有機感光体ドラムに対して、本実施形態は特に有効となる。
本実施形態では、用紙Pの先端及び後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアスを「−Vt1」にしているが、いずれか一方がニップ部Nを通過するときの転写バイアスを「−Vt1」にしてもよい。この態様では、用紙Pの先端がニップ部Nを通過するときの転写バイアスを「−Vt1」にした場合、用紙Pの先端が放電隙間Gを通過するときの分離バイアスを「Vs1」にする。用紙Pの後端がニップ部Nを通過するときの転写バイアスを「−Vt1」にした場合、用紙Pの後端が放電隙間Gを通過するときの分離バイアスを「Vs1」にする。
本実施形態によれば、ドラム表面16と接触する帯電ローラー50を用いて、ドラム表面16を帯電させている。すなわち、本実施形態では、ドラム表面16を帯電させる方式として、接触帯電方式を利用している。接触帯電方式はコロナ方式と比べて、ドラム表面16を帯電させる能力が弱いので、ドラム表面16に電位ムラが発生すると、電位ムラを解消しにくい。従って、接触帯電方式の画像形成装置1に対して、本実施形態は特に有効となる。
本発明は、用紙搬送ベルトで用紙Pをニップ部Nに搬送するタイプの画像形成装置にも適用できる。図5は、感光体ドラム10、帯電ローラー50、転写ローラー46、分離針48及び用紙搬送ベルト61の位置関係を示す図である。
用紙搬送ベルト61は、原動プーリー62と従動プーリー63とに巻き掛けられ、用紙Pを搬送方向Dに搬送する。用紙搬送ベルト61は、ニップ部Nにおいてドラム表面16と転写ローラー46とによって挟まれている。分離針48は、ニップ部Nよりも下流に配置されている。分離針48は、用紙搬送ベルト61を介して、ドラム表面16と対向して配置されている。分離針48とドラム表面16とで放電隙間Gが形成されている。
用紙搬送ベルト61に載せられた用紙Pは、ニップ部Nでドラム表面16のトナー像が転写される。そして、ニップ部Nでドラム表面16に引っ付いた用紙Pは、放電隙間Gを通過する際に、ドラム表面16から分離されて、用紙搬送ベルト61により下流に搬送される。
用紙搬送ベルト61で用紙Pをニップ部N及び放電隙間Gに搬送するタイプの画像形成装置に、本発明を適用しても、本実施形態の上述した効果を有する。
1 画像形成装置
10 感光体ドラム
16 ドラム表面(像担持体の一例)
46 転写ローラー(転写部材の一例)
48 分離針(放電電極部材の一例)
50 帯電ローラー
D 用紙の搬送方向
G 放電隙間
N ニップ部
P 用紙(シートの一例)

Claims (4)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部によって帯電させられた前記像担持体に静電潜像を形成する露光部と、
    前記静電潜像にトナーを供給して前記像担持体にトナー像を形成する現像部と、
    前記トナー像が転写されるシートをニップするニップ部を、前記像担持体と共に形成する転写部材と、
    前記ニップ部よりも前記シートの搬送方向の下流側に、前記像担持体と対向して配置された放電電極部材と、
    前記ニップ部、及び、前記放電電極部材と前記像担持体とで形成される放電隙間を、前記シートが通過するように前記シートを搬送するシート搬送手段と、
    前記像担持体に担持されている前記トナー像を前記ニップ部で前記シートに転写するために、前記トナー像を形成するトナーの極性と逆極性の転写バイアスを前記転写部材に供給する転写バイアス供給部と、
    前記トナー像が転写された前記シートを前記像担持体から分離するために、前記転写バイアスと逆極性の分離バイアスを前記放電電極部材に供給する分離バイアス供給部と、を備え、
    前記転写バイアス供給部は、前記シートの先端及び後端の少なくとも一方の端が前記ニップ部を通過するときについて、前記シートの前記トナー像の転写領域が前記ニップ部を通過するときと比べて、前記転写部材に供給する前記転写バイアスの絶対値を小さくし、
    前記分離バイアス供給部は、前記先端及び前記後端のうち前記ニップ部の通過時に前記転写バイアスの絶対値が下げられた端が前記放電隙間を通過するときについて、前記転写領域が前記放電隙間を通過するときと比べて、前記放電電極部材に供給する前記分離バイアスの絶対値を小さくする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の感光層は、電荷発生層と電荷輸送層とが分離されていない単一層の有機感光体よって構成される請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記帯電部は、前記像担持体と接触する帯電ローラーを含み、前記帯電ローラーを用いて前記像担持体を帯電させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写バイアス供給部は、前記シートの前記先端が前記ニップ部を通過するとき及び前記シートの前記後端が前記ニップ部を通過するときの前記転写バイアスの絶対値<前記シートが前記ニップ部を通過する前及び前記シートが前記ニップ部を通過した後の前記転写バイアスの絶対値<前記シートの前記転写領域が前記ニップ部を通過するときの前記転写バイアスの絶対値、の関係が成立するように前記転写部材に前記転写バイアスを供給し、
    前記分離バイアス供給部は、前記シートの前記先端が前記放電隙間を通過するとき及び前記シートの前記後端が前記放電隙間を通過するときの前記分離バイアスの絶対値<前記シートが前記放電隙間を通過する前及び前記シートが前記放電隙間を通過した後の前記分離バイアスの絶対値<前記シートの前記転写領域が前記放電隙間を通過するときの前記分離バイアスの絶対値、の関係が成立するように前記放電電極部材に前記分離バイアスを供給する請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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