JP2014047927A - 温水循環装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シスターンへの補給水中に漏水が生じることを防止した温水循環装置を提供する。
【解決手段】温水循環装置1は、シスターン30内の水位が低水位電極34による検出水位よりも低くなったときに、補給水路31からシスターン30に水を供給する補給水処理を実行する補給水処理部61と、オーバーヒートスイッチ25が作動したとき又は温度ヒューズ26が溶断したときに、バーナ22の作動を禁止する過熱防止部63と、オーバーヒートスイッチ25が作動したとき又は温度ヒューズ26が溶断したときに、補給水処理を禁止するか又は補給水処理における補給水路31からシスターン30への給水流量を所定流量以下に制限する漏水防止部62とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】温水循環装置1は、シスターン30内の水位が低水位電極34による検出水位よりも低くなったときに、補給水路31からシスターン30に水を供給する補給水処理を実行する補給水処理部61と、オーバーヒートスイッチ25が作動したとき又は温度ヒューズ26が溶断したときに、バーナ22の作動を禁止する過熱防止部63と、オーバーヒートスイッチ25が作動したとき又は温度ヒューズ26が溶断したときに、補給水処理を禁止するか又は補給水処理における補給水路31からシスターン30への給水流量を所定流量以下に制限する漏水防止部62とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、温水循環路内の湯水を加熱部により加熱しながら循環させる温水循環装置に関する。
従来より、温水循環装置の温水循環路には、温水循環路内の湯水の膨張と収縮を吸収するためのシスターンが設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された温水循環装置においては、シスターンに設けられた水位電極により、温水循環路内の湯水の過不足を検出している。
従来の温水循環装置においては、シスターンに設けられた水位電極により温水循環路内の湯水の不足が検出されたときに、シスターンへの補給水を行うようにしている。そして、シスターンへの補給水を所定時間以上行っても、水位電極により補給水の完了レベルの水位が検出されなかったときには、漏水が生じていると判断して補給水を中止するようにしている。
しかしながら、シスターンの上部や側面に亀裂や穴があった場合に、シスターンへの補正を行うと、所定時間内に補給水は完了するものの、補給水中にシスターンの亀裂や穴から補給水の一部が漏れて、温水循環装置内や温水循環装置の設置箇所を濡らしてしまうという不都合があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、シスターンへの補給水に伴って漏水が生じることを防止した温水循環装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
放熱器が途中に接続された温水循環路と、
前記温水循環路内の湯水を循環させる循環ポンプと、
前記温水循環路を流通する湯水を加熱する湯水加熱部と、
前記温水循環路の途中に接続されて、前記温水加熱部からの放熱が伝播する箇所に配置されたシスターンと、
前記シスターンに接続された補給水路と、
前記シスターン内に設けられて、前記シスターン内の湯水の水位を検出する水位センサと、
前記水位センサの検出水位が所定の下限水位よりも低くなったときに、前記補給水路から前記シスターンに水を供給する補給水処理を実行する補給水処理部と、
前記湯水加熱部の温度を検出する湯水加熱部温度センサと、
前記湯水加熱部温度センサの検出温度が所定の第1過熱判定温度を超えたときに、前記湯水加熱部の作動を禁止する過熱防止部と
を備えた温水循環装置に関する。
放熱器が途中に接続された温水循環路と、
前記温水循環路内の湯水を循環させる循環ポンプと、
前記温水循環路を流通する湯水を加熱する湯水加熱部と、
前記温水循環路の途中に接続されて、前記温水加熱部からの放熱が伝播する箇所に配置されたシスターンと、
前記シスターンに接続された補給水路と、
前記シスターン内に設けられて、前記シスターン内の湯水の水位を検出する水位センサと、
前記水位センサの検出水位が所定の下限水位よりも低くなったときに、前記補給水路から前記シスターンに水を供給する補給水処理を実行する補給水処理部と、
前記湯水加熱部の温度を検出する湯水加熱部温度センサと、
前記湯水加熱部温度センサの検出温度が所定の第1過熱判定温度を超えたときに、前記湯水加熱部の作動を禁止する過熱防止部と
を備えた温水循環装置に関する。
そして、前記湯水加熱部温度センサの検出温度が所定の第2過熱判定温度を超えているときに、前記補給水処理を禁止するか、又は前記補給水処理における前記補給水路から前記シスターンへの補給水の流量を所定流量以下に制限する漏水防止部とを備えたことを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記漏水防止部は、前記湯水加熱部の過熱検知に使用される前記湯水加熱部温度センサを流用して、前記湯水加熱部温度センサの検出温度が前記第2過熱判定温度を超えているか否かを判断する。そして、前記湯水加熱部温度センサの検出温度が前記第2過熱判定温度を超えているときには、前記湯水加熱部の過熱により、前記湯水加熱部からの放熱が伝播する位置に配置された前記シスターンも高温になって、前記シスターンに亀裂や穴あきが生じているおそれがある。そこで、前記漏水防止部は、前記湯水加熱部温度センサの検出温度が前記第2過熱判定温度を超えているときには、前記補給水処理を禁止するか、又は前記補給水処理における前記補給水路から前記シスターンへの補給水の流量を前記所定流量以下に制限する。これにより、前記シスターンに亀裂や穴がある状態で、前記補給水路から前記シスターンに通常流量で水が供給されて、前記温水循環装置内や前記温水循環装置の設置箇所に水が漏れることを防止することができる。
また、第1発明において、
前記温水循環装置内又は前記温水循環装置の周囲の温度を検出する装置温度センサと、
前記装置温度センサの検出温度が所定の凍結判定温度以下であるときに、前記循環ポンプを作動させて前記温水循環路内の湯水を循環させる凍結防止処理を、前記過熱防止部により前記湯水加熱部の作動が禁止されているか否かに拘わらずに行う凍結防止対処部とを備えたことを特徴とする(第2発明)。
前記温水循環装置内又は前記温水循環装置の周囲の温度を検出する装置温度センサと、
前記装置温度センサの検出温度が所定の凍結判定温度以下であるときに、前記循環ポンプを作動させて前記温水循環路内の湯水を循環させる凍結防止処理を、前記過熱防止部により前記湯水加熱部の作動が禁止されているか否かに拘わらずに行う凍結防止対処部とを備えたことを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、前記湯水加熱部の作動が禁止されている場合においても、前記凍結防止対処部により前記凍結防止処理を行うことによって、前記温水循環路の凍結を防止することができる。ここで、前記湯水加熱部の作動が禁止されている場合には、前記補給水処理が禁止されるか、又は前記補給水処理における前記補給水路から前記シスターンへの補給水の流量が前記所定流量以下に制限されるが、前記補給水処理が禁止されたときは前記温水循環路内に残っている水を循環させて凍結防止の効果を得ることができ、また、補給水の流量を制限したときには、前記温水循環路内の湯水の量を増加させた上で凍結防止の効果を得ることができる。
本発明の実施形態の一例について、図1〜図4を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の温水循環装置1は、高温端末温水路2を介して接続された温風暖房機70(本発明の放熱器に相当する)、及び低温端末温水路3を介して接続された床暖房機80(本発明の放熱器に相当する)に温水を供給して暖房を行う温水暖房システムを構成する。
温水循環装置1は、筐体10内に、接続部a,b,cにより高温端末温水路2及び低温端末温水路3に接続された主温水循環路40、主温水循環路40の途中に設けられた熱交換器21、熱交換器21を加熱するバーナ22、主温水循環路40と高温端末温水路2及び低温端末温水路3内の湯水を循環させる循環ポンプ42、主温水循環路40と高温端末温水路2及び低温端末温水路3内の温水の膨張と収縮を吸収するシスターン30、熱交換器21から出湯される温水の温度(Thout)を検出する暖房高温サーミスタ24、熱交換器21の上流側(入口側)と下流側(出口側)の主温水循環路40を連通するバイパス通路41、及び循環ポンプ42から送出される温水(熱交換器21からバイパス通路41を介して供給される温水と高温端末温水路2及び低温端末温水路3から戻る温水とが混合された温水)の温度(Thin)を検出する暖房低温サーミスタ43を備えている。
なお、熱交換器21とバーナ22とにより、本発明の温水加熱部が構成されている。また、主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3により、本発明の温水循環路が構成されている。
さらに、温水循環装置1は、バーナ22に燃焼用空気を供給する燃焼ファン23、バーナ22に燃料ガスを供給するガス供給管50に設けられて、ガス供給管50を開閉する元ガス電磁弁53及びガス電磁弁52、ガス供給管50の開度を変更して燃料ガスの供給流量を調節するガス比例弁51、筐体10内の温度を検出する装置サーミスタ28(本発明の装置温度センサに相当する)、熱交換器21が所定の過熱判定温度(本発明の第1過熱判定温度及び第2過熱判定温度に相当する)を超えたときに、OFF状態からON状態に切り替わるオーバーヒートスイッチ25(本発明の湯水加熱部温度センサに相当する)、熱交換器21の周囲に配置されて所定の過熱判定温度(本発明の第1過熱判定温度及び第2加熱判定温度に相当する)を超えたときに溶断する温度ヒューズ26(本発明の温水加熱部温度センサに相当する)、及び温水循環装置1の全体的な作動を制御するコントローラ60を備えている。
なお、本実施形態では、オーバーヒートスイッチ25がONする温度よりも、温度ヒューズ26が溶断する温度の方が高く設定されている。
また、シスターン30には、シスターン30内の湯水の水位が所定の低水位(本発明の下限水位に相当する)以上であることを検出する低水位電極34(本発明の水位センサに相当する)と、シスターン30内の湯水の水位が所定の高水位以上であることを検出する高水位電極33(本発明の水位センサに相当する)とが備えられている。さらに、シスターン30の上部に接続された補給水路31と、補給水路31の開閉及び開度の調節を行う補給水弁32が備えられている。
コントローラ60は、図示しないマイクロコンピュータやメモリ等により構成された電子回路ユニットであり、メモリに保持された温水循環装置1の制御用プログラムをCPUで実行することによって、シスターン30への補給水を行う補給水処理部61、シスターン30からの漏水を防止するための処理を行う漏水防止部62、熱交換器21の過熱保護のための処理を行う過熱防止部63、及び主温水循環路40等の凍結防止のための処理を行う凍結防止部64として機能する。
コントローラ60は、燃焼ファン23の回転速度とガス比例弁51の開度を調節することによって、バーナ22の燃焼量を制御する。また、コントローラ60と温風暖房機70は通信ケーブル71により接続され、コントローラ60と床暖房機80は通信ケーブル81により接続されている。コントローラ60は、温風暖房機70及び床暖房機80と通信を行って、温風暖房機70及び床暖房機80の作動を制御する。
コントローラ60は、温風暖房機70のみに温水を供給するときは、熱源熱動弁45を閉弁して温風暖房機70の熱動弁(図示しない)を開弁した状態で循環ポンプ42を作動させ、暖房高温サーミスタ24の検出温度(Thout)が高温暖房設定温度(例えば80℃)となるように、バーナ22の燃焼量を制御する。
また、温風暖房機70と床暖房機80の双方に温水を供給するときは、コントローラ60は、熱源熱動弁45と温風暖房機70の熱動弁(図示しない)の双方を開弁した状態で循環ポンプ42をさせ、暖房高温サーミスタ24の検出温度(Thout)が高温暖房設定温度となるように、バーナ22の燃焼量を制御する。
また、床暖房機80のみに温水を供給するときには、コントローラ60は、熱源熱動弁45を開弁して温風暖房機70の熱動弁(図示しない)を閉弁した状態で循環ポンプ42を作動させ、暖房低温サーミスタ43の検出温度(Thin)が低温暖房設定温度(例えば60℃)となるように、バーナ22の燃焼量を制御する。
また、過熱防止部63は、オーバーヒートスイッチ25がONしたとき、及び温度ヒューズ26が溶断したときに、バーナ22の燃焼を禁止する。
[補給水処理等の第1実施形態]
次に、図2及び図3に示したフローチャートに従って、補給水処理部61、漏水防止部62、及び凍結防止部64の処理の第1実施形態について説明する。
次に、図2及び図3に示したフローチャートに従って、補給水処理部61、漏水防止部62、及び凍結防止部64の処理の第1実施形態について説明する。
コントローラ60は、所定の制御周期毎に、図2及び図3に示したフローチャートを繰り返し実行して、シスターン30への補給水を行う補給水処理と、シスターン30に補給水を行うときの漏水を防止するための漏水防止処理と、湯水の流路(主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3)の凍結を防止するための凍結防止処理を行う。
図2のSTEP1及びSTEP1から分岐したSTEP20は、漏水防止部62による処理である。また、STEP2〜STEP4は補給水処理部61による処理である。
STEP1で、漏水防止部62は、オーバーヒートスイッチ25がONしているか、又は温度ヒューズ26が溶断された状態であるか否かを判断する。ここで、オーバーヒートスイッチ25が作動しているとき、及び温度ヒューズ26が溶断されているときは、熱交換器21が過熱状態になっている。
そして、シスターン30は、筐体10内に熱交換器21と共に収容されて、熱交換器21からの放熱が伝播される箇所に配置されている。そのために、過熱状態となっている熱交換器21からの放熱がシスターン30に伝播して、シスターン30が加熱され、樹脂等により形成されたシスターン30の側面等の一部が溶解して穴が空くおそれがある。
このように、シスターン30に穴が空いた状態で、補給水路31からシスターンに勢い良く水を供給すると、供給された水の一部が穴から漏れて、温水循環装置1の内部や温水循環装置1が設置された箇所の床を濡らしてしまう。
そこで、漏水防止部62は、STEP1で、オーバーヒートスイッチ25がONしているか、又は温度ヒューズ26が溶断しているときには、STEP20に分岐し、シスターン30への補給水を禁止してSTEP2に進む。一方、STEP1で、オーバーヒートスイッチ25が作動しておらず、且つ、温度ヒューズも溶断していないときにはSTEP2に進む。
STEP2で、補給水処理部61は、漏水防止部62によりシスターン30への補給水が禁止されているか否かを判断する。そして、シスターン30への補給水が禁止されていないときはSTEP3に進み、補給水処理部61は、低水位電極34により水位が検出されているか否かを判断する。
そして、低水位電極34により水位が検出されていないときはSTEP4に進み、補給水処理部61は、「通常補給水処理」を実行する。「通常補給水処理」において、補給水処理部61は、補給水弁32を全開にして補給水路31からシスターン30への給水を開始し、高水位電極33により水位(高水位)が検出されたときに、補給水弁32を閉弁してシスターン30への給水を停止する。
なお、補給水処理部61は、シスターン30への給水を開始してから所定時間以内に、低水位電極34により水位(低水位)が検出されなかったときには、補給水弁32を閉弁して「通常補給水処理」を中止する。
一方、漏水防止部62によりシスターン30への補給水が禁止されているときには、STEP2からSTEP5に分岐して、「通常補給水処理」は実行されない。そのため、シスターン30に穴が空いている状態で、補給水路31からシスターン30に給水されて、シスターン30からの漏水が生じることを防止することができる。
STEP5〜図3のSTEP13は、凍結防止部64による処理である。凍結防止部64は、STEP5で、装置サーミスタ28の検出温度が凍結判定温度(例えば2℃)以下であるか否かを判断する。
装置サーミスタ28の検出温度が凍結判定温度以下であるときはSTEP6に進み、装置サーミスタ28の検出温度が凍結判定温度よりも高いときにはSTEP1に戻る。STEP6で、凍結防止運転タイマをスタートさせて、「凍結防止運転」を開始する。
そして、次のSTEP7で、凍結防止部64は、熱源熱動弁45と温風暖房機70の図示しない熱動弁(高温端末温水路2から温風暖房機70への温水の流通と遮断を切替える開閉弁)を開弁した状態で、循環ポンプ42を作動させる。これにより、主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3内に水が循環されて、これらの水の通路で凍結が生じることが防止される。
続く図3のSTEP8で、凍結防止部64は、凍結防止運転タイマがタイムアップしたか否かを判断する。そして、凍結防止運転タイマがタイムアップしたときはSTEP30に分岐し、凍結防止部64は、熱源熱動弁45と温風暖房機70の熱動弁を閉弁すると共に、循環ポンプ42の作動を停止して「凍結防止運転」を終了し、図2のSTEP1に戻る。
一方、STEP8で凍結防止運転タイマがタイムアップしていないときには、STEP9に進み、凍結防止部64は、オーバーヒートスイッチ25がONしているか、又は温度ヒューズ26が溶断しているか否かを判断する。そして、オーバーヒートスイッチ25が作動しておらず、且つ、温度ヒューズ26も溶断していないときはSTEP8に戻り、オーバーヒートスイッチ25が作動しているか、又は温度ヒューズ26が溶断しているときには、STEP10に進む。
STEP10で、凍結防止部64は、循環ポンプ42の回転速度異常(例えば、速度指令値と実際の回転速度との乖離度合が所定レベル以上であるか否かにより判断される)が生じているか否かを判断する。そして、循環ポンプ42の回転速度異常が生じていないときはSTEP8に戻り、循環ポンプ42の回転速度異常が生じているときにはSTEP11に進む。
STEP11で、凍結防止部64は、異常報知(例えば、図示しないリモコンの表示部への異常表示等)を行う。また、次のSTEP12で、凍結防止部64は、熱源熱動弁45と温風暖房機70の熱動弁を閉弁すると共に、循環ポンプ42の作動を停止してSTEP13に進み、処理を終了する。
なお、漏水防止部62によりシスターン30への補給水が禁止されて、STEP3,STEP4で「通常補給水処理」の実行が禁止されたときに、STEP5で「凍結防止運転」の実行条件が成立したときには、主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3内の水が少ない状態で、「凍結防止運転」が実行されることになる。
[補給水処理等の第2実施形態]
次に、図4に示したフローチャートに従って、補給水処理部61、漏水防止部62、及び凍結防止部64の処理の第2実施形態について説明する。なお、図4の以降の処理は図3と同様であり、コントローラ60は、所定の制御周期毎に、図4及び図3に示したフローチャートを繰り返し実行して、シスターン30に補給水を行うときの漏水を防止するための漏水防止処理と、温水の流路(主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3)の凍結を防止するための凍結防止処理を行う。
次に、図4に示したフローチャートに従って、補給水処理部61、漏水防止部62、及び凍結防止部64の処理の第2実施形態について説明する。なお、図4の以降の処理は図3と同様であり、コントローラ60は、所定の制御周期毎に、図4及び図3に示したフローチャートを繰り返し実行して、シスターン30に補給水を行うときの漏水を防止するための漏水防止処理と、温水の流路(主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3)の凍結を防止するための凍結防止処理を行う。
図2のSTEP50,STEP52は補給水処理部61による処理である。また、STEP51,STEP60は、漏水防止部62による処理である。
STEP50で、補給水処理部61は、低水位電極34により水位が検出されているか否かを判断する。そして、低水位電極34により水位が検出されているときはSTEP53に分岐し、低水位電極34により水位が検出されていないときはSTEP51に進む。
STEP51で、漏水防止部62は、オーバーヒートスイッチ25が作動しているか、又は温度ヒューズ26が溶断された状態であるか否かを判断する。そして、オーバーヒートスイッチ25が作動しているか、又は温度ヒューズ26が溶断しているときは、STEP60に進む。
STEP60で、漏水防止部62と補給水処理部61は「制限補給水処理」を実行する。「制限補給水処理」において、漏水防止部62は、補給水弁32の開度を例えば全開時の50%程度に制限する。なお、補給水弁32の開度を全開時の50%にしたときの、補給水路31からシスターン30への給水流量が、本発明の所定流量に相当する。
そして、補給水処理部61は、このように、補給水弁32の開度が制限された状態で、上述した「通常補給水処理」と同様に、補給水弁32を開弁して補給水路31からシスターン30への給水を開始し、高水位電極33により水位(高水位)が検出されたときに、補給水弁32を閉弁してシスターン30への給水を停止し、STEP53に進む。
「制限補給水処理」によれば、補給水路31からシスターン30への給水が流量を絞って行われるため、シスターン30に穴があいている場合に、補給水の一部が穴から漏れることを防止することができる。
一方、STEP51で、オーバーヒートスイッチ25が作動しておらず、且つ、温度ヒューズも溶断していないときにはSTEP52に進む。そして、補給水処理部61は、上述した「通常補給水処理」を行ってSTEP53に進む。
STEP53以降は凍結防止部64による処理である。凍結防止部64は、STEP53で、装置サーミスタ28の検出温度が前記凍結判定温度以下であるか否かを判断する。
そして、装置サーミスタ28の検出温度が凍結防止温度以下であるときは、STEP54に進み、装置サーミスタ28の検出温度が凍結防止温度よりも高いときには、STEP50に戻る。
STEP54で、凍結防止部64は、凍結防止運転タイマをスタートさせて、「凍結防止運転」を開始する。そして、続くSTEP55で、凍結防止部64は、熱源熱動弁45と温風暖房機70の図示しない熱動弁(高温端末温水路2から温風暖房機70への温水の流通と遮断を切替える開閉弁)を開弁した状態で、循環ポンプ42を作動させる。
これにより、主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3内に水が循環されて、これらの水の通路で凍結が生じることが防止される。STEP55以降は、凍結防止部64は上述した第1実施形態の図3と同様の処理を行う。
第2実施形態によれば、シスターン30に穴があいている場合であっても、「制限補給水処理」が実行されるため、主温水循環路40、バイパス通路41、高温端末温水路2、及び低温端末温水路3内の水を増やして、「凍結防止運転」を実行することができる。
なお、本実施形態では、暖房温水端末(温風暖房機70,床暖房機80)に温水を循環供給する温水循環装置1を示したが、浴槽の追焚き用の熱交換器や、融雪用の放熱器に温水を循環供給する温水循環装置等、温水を循環供給する温水循環装置であれば、本発明の適用が可能である。
また、本実施形態では、本発明の湯水加熱部として、熱交換器21と、熱交換器21を加熱するバーナ22(ガスバーナ)とによる構成を示したが、電気ヒータ等の他の構成による湯水加熱部を採用してもよい。
また、本実施形態では、過熱防止部63によるバーナ22の燃焼禁止と、漏水防止部62による補給水処理の禁止又は制限を、共にオーバーヒートスイッチ25のONと温度ヒューズ26の溶断による同一の過熱判定温度により判断して実行したが、異なる過熱判定温度により判断するようにしてもよい。
1…温水循環装置、10…筺体、21…熱交換器、22…バーナ、25…オーバーヒートスイッチ、26…温度ヒューズ、28…装置サーミスタ、30…シスターン、31…補給水路、32…補給水弁、40…主温水循環路、60…コントローラ、61…補給水処理部、62…漏水防止部、63…過熱防止部、64…凍結防止部。
Claims (2)
- 放熱器が途中に接続された温水循環路と、
前記温水循環路内の湯水を循環させる循環ポンプと、
前記温水循環路を流通する湯水を加熱する湯水加熱部と、
前記温水循環路の途中に接続されて、前記湯水加熱部からの放熱が伝播する箇所に配置されたシスターンと、
前記シスターンに接続された補給水路と、
前記シスターン内に設けられて、前記シスターン内の湯水の水位を検出する水位センサと、
前記水位センサの検出水位が所定の下限水位よりも低くなったときに、前記補給水路から前記シスターンに水を供給する補給水処理を実行する補給水処理部と、
前記湯水加熱部の温度を検出する湯水加熱部温度センサと、
前記湯水加熱部温度センサの検出温度が所定の第1過熱判定温度を超えたときに、前記湯水加熱部の作動を禁止する過熱防止部と
を備えた温水循環装置であって、
前記湯水加熱部温度センサの検出温度が所定の第2過熱判定温度を超えているときに、前記補給水処理を禁止するか、又は前記補給水処理における前記補給水路から前記シスターンへの補給水の流量を所定流量以下に制限する漏水防止部を備えたことを特徴とする温水循環装置。 - 請求項1に記載の温水循環装置において、
前記温水循環装置内又は前記温水循環装置の周囲の温度を検出する装置温度センサと、
前記装置温度センサの検出温度が所定の凍結判定温度以下であるときに、前記循環ポンプを作動させて前記温水循環路内の湯水を循環させる凍結防止処理を、前記過熱防止部により前記湯水加熱部の作動が禁止されているか否かに拘わらずに行う凍結防止部と
を備えたことを特徴とする温水循環装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012188288A JP2014047927A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 温水循環装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012188288A JP2014047927A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 温水循環装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014047927A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101769838B1 (ko) * | 2015-09-14 | 2017-08-22 | 린나이코리아 주식회사 | 보일러의 과열방지를 위한 순환펌프 유량 제어방법 |
-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012188288A patent/JP2014047927A/ja active Pending
Cited By (1)
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KR101769838B1 (ko) * | 2015-09-14 | 2017-08-22 | 린나이코리아 주식회사 | 보일러의 과열방지를 위한 순환펌프 유량 제어방법 |
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