JP2014047499A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄ノズルの先端面を効率よく洗浄することができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ケーシングと、第1の噴出口を有する洗浄ノズルと、洗浄ノズルの動作状態と洗浄ノズルの待機状態とを切り替えるノズル駆動部と、第2の噴出口を有するカバー部と、を備える衛生洗浄装置が提供される。カバー部は、洗浄ノズルが待機位置にあるときに第1の噴出口から噴射された水または洗浄ノズルが待機位置にあるときに第2の噴出口から噴射された水が洗浄ノズルの先端面に向かって流れる際に、第1の噴出口から噴射された水および第2の噴出口から噴射された水を貯留可能な空間部を前方部に有する。
【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には洋式腰掛便器に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
近年、洗浄ノズルの清潔性に対する関心の高まりから、洗浄ノズルの側面および先端面を効率よく且つ効果的に洗浄する技術が求められている。
これに対して、洗浄ノズルの上面と対向するノズル洗浄室の内面が洗浄ノズルの外形に略沿った形状を有する衛生洗浄装置がある(特許文献1)。特許文献1に記載の衛生洗浄装置では、洗浄ノズルが収納されているときに、洗浄ノズルの吐水孔から吐水される洗浄水は、洗浄ノズルの側面を流れやすい。これにより、洗浄ノズルの側面は、効率よく且つ効果的に洗浄される。また、特許文献1に記載の衛生洗浄装置では、洗浄ノズルが収納されているときには、洗浄ノズルの先端面は、ノズル洗浄室の吐水孔よりも後方側に位置している。そのため、水が洗浄ノズルの先端面に直接吐水される。これにより、洗浄ノズルの先端面は、効率よく且つ効果的に洗浄される。
しかし、特許文献1に記載の衛生洗浄装置では、収納された状態の洗浄ノズルの先端面を、ノズル洗浄室の吐水孔よりも後方側に配置する必要がある。そのため、衛生洗浄装置の奥行き方向(前後方向)の長さがより長くなる。また、洗浄ノズルが収納された状態では、洗浄ノズルの後部の位置は、洗浄ノズルの前部の位置よりも高い。そのため、衛生洗浄装置の高さがより高くなる。これにより、衛生洗浄装置が大型化するという点においては、改善の余地がある。また、近年のコンパクト化デザインの傾向に逆行するという点においては、改善の余地がある。
特開2012−67543号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、洗浄ノズルの先端面を効率よく洗浄することができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ケーシングと、前記ケーシングに対して進退自在に設けられ、第1の噴出口から水を噴射して使用者の身体を洗浄する円筒状の洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを進退させ、前記洗浄ノズルが前記ケーシングから進出した動作位置にある状態と、前記洗浄ノズルが前記ケーシング内に後退した待機位置にある状態と、を切り替えるノズル駆動部と、前記洗浄ノズルの外観に洗浄水を噴射可能な第2の噴出口を有し、前記洗浄ノズルが前記待機位置にあるときに前記第1の噴出口を覆うカバー部と、を備え、前記カバー部は、前記洗浄ノズルが前記待機位置にあるときに前記第1の噴出口から噴射された水または前記洗浄ノズルが前記待機位置にあるときに前記第2の噴出口から噴射された水が前記洗浄ノズルの先端面に向かって流れる際に、前記第1の噴出口から噴射された水および前記第2の噴出口から噴射された水を貯留可能な空間部を前方部に有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄ノズルの先端部へ向かって流れた水は、空間部に一時的に貯留されながら洗浄ノズルの先端部へ向かって流れる。そのため、より多くの水が空間部の壁面に沿って洗浄ノズルの先端部へ向かって流れる。これにより、洗浄ノズルの先端部へ向かう水は、洗浄ノズル473の側面へ流れ難い。そのため、洗浄ノズルの先端面は、より多くの流量の水で洗浄される。
第2の発明は、第1の発明において、前記空間部は、前記カバー部の内面であって前記洗浄ノズルの表面と対向する内面に形成された凹部を有し、前記凹部は、前記洗浄ノズルの表面と対向する凹部内面を有し、前記凹部内面は、前記カバー部の内面からみて上方へ後退したことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、洗浄ノズルの表面を流れてきた水は、洗浄ノズルの側面の側と比較すると、洗浄ノズルの先端の側へ流れやすい。そのため、より多くの水が洗浄ノズルの先端面を流れる。これにより、洗浄ノズルの先端面は、より多くの流量の水で洗浄される。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記空間部は、前記第2の噴出口からみて前方側に形成されたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、空間部は、第2の噴出口からみて前方側に形成されている。そのため、第2の噴出口から噴射された水は、洗浄ノズルの先端面を効率よく洗浄することに寄与できる。これにより、洗浄ノズルの先端面を効率よく洗浄することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記洗浄ノズルの外周面は、曲率を有するラウンド部を介して前記洗浄ノズルの先端面と接続されたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ラウンド部が形成されていない場合と比較すると、洗浄ノズルの表面を先端部へ向かって伝ってきた水は、洗浄ノズルの先端面に流れやすい。そのため、洗浄ノズルの先端面は、より多くの流量の水で洗浄される。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記カバー部は、前記第1の噴出口の上方において、前記第1の噴出口から噴射された水が滞留することで前記水に空気を混入可能な滞留空間を有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、カバー部に滞留空間が形成されているため、第1の噴出口から噴射された水は、滞留空間で一時的に滞留する。すると、空気が水に取り込まれ、噴射された水が泡沫状態となる。これにより、噴射された水の見かけ上の流量が増加する。これにより、噴射された水は、洗浄ノズルの先端面にまで流れやすい。そのため、洗浄ノズルの先端面まで洗浄することができる。
本発明の態様によれば、洗浄ノズルの先端面を効率よく洗浄することができる衛生洗浄装置が提供される。
本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態のノズルユニットを表す模式的斜視図である。 待機状態の洗浄ノズルを表す模式的断面図である。 本実施形態のノズル洗浄室を表す模式的平面図である。 本実施形態のノズル洗浄室を表す模式的断面図である。 本実施形態のノズル洗浄室を表す模式的断面図である。 本実施形態のノズル洗浄室を表す模式的断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す模式的斜視図である。
図1に表したトイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)800と、その上に設けられた衛生洗浄装置100と、を備える。衛生洗浄装置100は、ケーシング400と、便座200と、便蓋300と、を有する。便座200と便蓋300とは、ケーシング400に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング400の内部には、便座200に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部(例えばノズルユニット470(図2参照))などが内蔵されている。また、例えばケーシング400には、使用者が便座200に座ったことを検知する着座検知センサ404が設けられている。着座検知センサ404が便座200に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えばリモコンなどの図示しない操作部を操作すると、洗浄ノズル473を便器800のボウル801内に進出させることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置100では、洗浄ノズル473がボウル801内に進出した状態を表している。
洗浄ノズル473は、略円柱状に形成されている。洗浄ノズル473の先端部には、ひとつあるいは複数のノズル噴出口(第1の噴出口)474が設けられている。そして、洗浄ノズル473は、その先端部に設けられたノズル噴出口474から水を噴射して、便座200に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。図1に表した衛生洗浄装置100では、複数のノズル噴出口474が洗浄ノズル473の先端部に設けられている。例えば、ノズル噴出口474は、第1のノズル噴出口474aと、第2のノズル噴出口474bと、第3のノズル噴出口474cと、を含む。例えば、第1のノズル噴出口474aは、おしり洗浄の際に使用される噴出口(おしり洗浄噴出口)である。例えば、第2のノズル噴出口474bは、おしりを優しく洗浄する「やわらか洗浄」の際に使用される噴出口(おしり洗浄噴出口)である。例えば、第3のノズル噴出口474cは、ビデ洗浄の際に使用される噴出口(ビデ洗浄噴出口)である。本実施形態では、第1のノズル噴出口474aと、第2のノズル噴出口474bと、第3のノズル噴出口474cと、が洗浄ノズル473の先端部に設けられた場合を例に挙げて説明する。
図2は、本実施形態のノズルユニットを表す模式的斜視図である。
本実施形態のノズルユニット470は、ケーシング400に内蔵されている。ノズルユニット470は、基台としての取付台475と、取付台475に支持された洗浄ノズル473と、洗浄ノズル473を移動させるノズル駆動部476と、洗浄ノズル473を洗浄するノズル洗浄室(カバー部)480と、を有する。洗浄ノズル473は、図2に表した矢印Aのように、ベルトなどの伝動部材477を介してノズル駆動部476から伝達される駆動力により、取付台475に対して摺動自在に設けられている。すなわち、洗浄ノズル473は、洗浄ノズル473自身の軸方向(進退方向)に直進移動することができる。そして、洗浄ノズル473は、ケーシング400および取付台475に対して進退自在に移動できる。洗浄ノズル473の形状は、例えば略円筒状である。
ノズル駆動部476は、洗浄ノズル473がケーシング400から便器800のボウル801内に進出した動作位置にある状態(動作状態)と、洗浄ノズル473がケーシング400内に後退した待機位置にある状態(待機状態)と、を切り替えることができる。洗浄ノズル473がケーシング400に収納され待機位置にある状態では、洗浄ノズル473の先端面473bは、ノズル洗浄室480の中にほぼ収容されている。つまり、洗浄ノズル473がケーシング400に収納された待機位置にある状態では、ノズル噴出口474は、ノズル洗浄室480に覆われている。
ノズル洗浄室480は、取付台475に対して固定され、ケーシング400の内部に設けられている。ノズル洗浄室480は、ノズル洗浄室480の外側に向かって突出した接続部488を有する。接続部488には、洗浄ノズル473を洗浄する水を供給する給水配管451が接続されている。ノズル洗浄室480は、洗浄ノズル473の進退時において洗浄室噴出口(第2の噴出口)489(図3参照)から水を吐水することにより、洗浄ノズル473の外観を洗浄することができる。具体的には、ノズル洗浄室480は、外周面(胴体)473aやノズル噴出口474を洗浄することができる。
また、洗浄ノズル473が待機状態のときにノズル噴出口474から噴射された水は、例えばノズル洗浄室480の内面により反射して洗浄ノズル473の外周面473aやノズル噴出口474にかかる。これにより、洗浄ノズル473の外周面473aやノズル噴出口474は、洗浄ノズル473自身が噴射した水であって、ノズル洗浄室480の内面により反射した水によっても洗浄される。これについては、後に詳述する。
図2に表したノズルユニット470では、ノズル洗浄室480は、洗浄ノズル473の外周を囲んでいる。但し、ノズル洗浄室480は、洗浄ノズル473の外周を必ずしも囲んでいなくともよい。ノズル洗浄室480は、洗浄ノズル473が待機状態のときにおいて、ノズル噴出口474の上方を覆っていればよい。
図3は、待機状態の洗浄ノズルを表す模式的断面図である。
図3は、図2に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
ノズル洗浄室480は、第1の空気混入手段481と、第2の空気混入手段482と、空間部485と、を有する。第1の空気混入手段481と、第2の空気混入手段482と、空間部485と、は、ノズル洗浄室480の内部にそれぞれ形成されている。
第1の空気混入手段481は、例えば、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bの少なくともいずれかから噴射された水が滞留する第1の滞留空間491を有する。図3に表したノズル洗浄室480では、第1の空気混入手段481は、第1の滞留空間491である。第1の空気混入手段481は、洗浄ノズル473が待機状態のときにおいて、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bの少なくともいずれかの上方に形成されている。第1の滞留空間491は、ノズル洗浄室480の内面486に形成された第1の凹部493を有する。図3に表したノズル洗浄室480では、第1の滞留空間491は、第1の凹部493である。第1の凹部493が形成されたノズル洗浄室480の内面486は、洗浄ノズル473の外周面(表面)473aと対向する。
第2の空気混入手段482は、例えば、第3のノズル噴出口474cから噴射された水が滞留する第2の滞留空間492を有する。図3に表したノズル洗浄室480では、第2の空気混入手段482は、第2の滞留空間492である。第2の空気混入手段482は、洗浄ノズル473が待機状態のときにおいて、第3のノズル噴出口474cの上方に形成されている。第2の滞留空間494は、ノズル洗浄室480の内面486に形成された第2の凹部494を有する。図3に表したノズル洗浄室480では、第2の滞留空間492は、第2の凹部494である。
空間部485は、例えば図3に表した矢印A4のように洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れてきた水を一時的に貯留(貯水)する第3の凹部495を有する。図3に表したノズル洗浄室480では、空間部485は、第3の凹部495である。空間部485(第3の凹部495)は、上面(第3の凹部の内面)485dを有する。上面485dは、ノズル洗浄室480の内面486からみて上方へ後退している。言い換えれば、空間部485の上面485cと洗浄ノズル473の外周面473aとの間の距離は、ノズル洗浄室480の内面486と洗浄ノズル473の外周面473aとの間の距離よりも長い。
図3に表した矢印A1のように、洗浄ノズル473が待機状態のときに第1のノズル噴出口474aから噴射された水は、第1の空気混入手段481に進入する。第1の空気混入手段481に進入した水は、第1の空気混入手段481において攪拌される。すると、第1の空気混入手段481に進入した水の内部に空気が混入し、泡沫が発生する。これにより、第1のノズル噴出口474aから噴射された水の見かけ上の流量が増加する。
図3に表した矢印A2のように、洗浄ノズル473が待機状態のときに第2のノズル噴出口474bから噴射された水は、第1の空気混入手段481に進入する。第1の空気混入手段481に進入した水は、第1の空気混入手段481において攪拌される。すると、第1の空気混入手段481に進入した水の内部に空気が混入し、泡沫が発生する。これにより、第2のノズル噴出口474bから噴射された水の見かけ上の流量が増加する。
図3に表した矢印A3のように、洗浄ノズル473が待機状態のときに第3のノズル噴出口474cから噴射された水は、第2の空気混入手段482に進入する。第2の空気混入手段482に進入した水は、第2の空気混入手段482において攪拌される。すると、第2の空気混入手段482に進入した水の内部に空気が混入し、泡沫が発生する。これにより、第3のノズル噴出口474cから噴射された水の見かけ上の流量が増加する。
第1の空気混入手段481および第2の空気混入手段482のそれぞれにより見かけ上の流量が増加した水は、図3に表した矢印A4のように、洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる。これにより、より多くの流量の水が、洗浄ノズル473の外周面473a(上面や側面など)および先端面473bを流れる。つまり、洗浄ノズル473が略円柱状であることから、各ノズル噴出口474から噴射された水は、洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる際に、洗浄ノズル473の外周面473aの側方に流れやすくなる。但し、第1の空気混入手段481および第2の空気混入手段482により、見かけ上の流量が増大しているので、多くの流量の水が、先端面473bまで流れる。そのため、洗浄ノズル473の先端面473bは、より多くの流量の水で洗浄される。これによれば、少ない流量で効率よく洗浄ノズル473の先端面473bを洗浄することができる。そして、先端面473bまで清潔な洗浄ノズル473を提供することができる。
また、ノズル噴出口474および洗浄室噴出口489の少なくともいずれかから噴射された水であって、図3に表した矢印A4のように洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れた水は、空間部485に一時的に貯留される。つまり、洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れた水は、空間部485に一時的に貯留されながら洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる。そのため、より多くの水が空間部485の壁面に沿って洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる。これにより、洗浄ノズル473の先端部へ向かう水は、洗浄ノズル473の側面(側方の面)へ流れ難い。そのため、洗浄ノズル473の先端面473bは、より多くの流量の水で洗浄される。
図3に表したように、空間部485は、洗浄室噴出口489からみて洗浄ノズル473の先端側に設けられている。そのため、洗浄室噴出口489から噴射された水は、洗浄ノズル473の先端面473bを効率よく洗浄することに寄与できる。
また、図3に表したように、洗浄ノズル473の外周面473aは、曲率を有するラウンド部473cを介して洗浄ノズル473の先端面473bと接続されている。ラウンド部473cと外周面473aとの接続部473d(ラウンド部473cの外周面473aの側の端部)は、空間部485の前壁面485cからみて後方側に位置する。これにより、ラウンド部473cが形成されていない場合と比較すると、洗浄ノズル473の表面を先端部へ向かって伝ってきた水は、洗浄ノズル473の先端面473bに流れやすい。そのため、洗浄ノズル473の先端面473bは、より多くの流量の水で洗浄される。
ビデ洗浄では、女性のデリケート部分が洗浄される。そのため、女性のデリケート部分に強い刺激が加わらないように、ビデ洗浄噴出口(第3のノズル噴出口474c)の径は、おしり洗浄噴出口(第1のノズル噴出口474a)の径よりも大きい。言い換えれば、おしり洗浄噴出口の径は、ビデ洗浄噴出口の径よりも小さい。そのため、ビデ洗浄噴出口から噴射された水と比較すると、おしり洗浄噴出口から噴射された水は、負圧を発生しやすい。そのため、第3のノズル噴出口474cから噴射された水と比較すると、第1のノズル噴出口474aから噴射された水は、第1の空気混入手段481(第1の滞留空間491)において空気を混入しやすい。
本実施形態では、前述したように、第1の空気混入手段481(第1の滞留空間491)は、洗浄ノズル473が待機状態のときにおいて、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bの少なくともいずれかの上方に形成されている。そのため、効率よく空気を水に混入させることができる。これにより、少ない流量で効率よく洗浄ノズル473の先端面473bを洗浄することができる。
図3に表したように、第1の空気混入手段481の上面481c(第1の凹部491の内面:洗浄ノズル473の表面と対向する面)と、洗浄ノズル473の表面と、の距離は、洗浄ノズル473の先端部へ向かうと短くなる。言い換えれば、第1の空気混入手段481は、洗浄ノズル473の先端部へ向かうと洗浄ノズル473の表面へ近づく傾斜面を上面481cにおいて有する。
これにより、第1の空気混入手段481が前述した傾斜面を上面481cにおいて有していない場合と比較すると、第1の空気混入手段481において空気が混入された水は、洗浄ノズル473の先端面473bへ向かって流れやすい。そのため、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bの少なくともいずれかから噴射されたより多くの水で、洗浄ノズル473の先端面473bを洗浄することができる。
次に、ノズル噴出口から噴射された水の流れについて、図面を参照しつつさらに説明する。
図4は、本実施形態のノズル洗浄室を表す模式的平面図である。
図5〜図7は、本実施形態のノズル洗浄室を表す模式的断面図である。
図4は、図2に表した矢印A21および図3に表した矢印A22の方向にみたときのノズル洗浄室を表す模式的平面図である。説明の便宜上、図4では、洗浄ノズル473を省略している。
図5は、図4に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。
図6は、図4に表した切断面E−Eにおける模式的断面図である。
図7は、図4に表した切断面F−Fにおける模式的断面図である。
なお、図3は、図4に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
図4に表したように、第1の空気混入手段481は、ノズル洗浄室480の内部に形成されている。図5に表したように、第1の空気混入手段481は、凹形状を有する第1の凹部493として形成されている。第1の空気混入手段481の側方には、第1の側壁部481aと、第2の側壁部481bと、が形成されている。
第1の空気混入手段481は、洗浄ノズル473が待機状態のときにおいて、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bの少なくともいずれかの上方に第1の滞留空間491として形成されている。そのため、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bの少なくともいずれかから噴射され第1の空気混入手段481に進入した水は、第1の滞留空間491で一時的に滞留する。すると、空気が水に取り込まれ、噴射された水が泡沫状態となる。これにより、噴射された水の見かけ上の流量が増加する。
図4に表した矢印A11および矢印A13のように、第1の空気混入手段481において空気が混入し見かけ上の流量が増加した水の一部は、洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる。一方、図4に表した矢印A12および矢印A14のように、第1の空気混入手段481において空気が混入し見かけ上の流量が増加した水の他の一部は、洗浄ノズル473の側方へ向かって流れる。
このとき、第1の側壁部481aおよび第2の側壁部481bは、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bから噴射された水が洗浄ノズル473の側方(側面の方向)へ流れることを抑制する。そのため、図4に表した矢印A11および矢印A13のように、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bから噴射された水は、洗浄ノズル473の上面(上方の面)を伝って先端部へ流れやすい。これにより、第1のノズル噴出口474aおよび第2のノズル噴出口474bから噴射されたより多くの水で、洗浄ノズル473の先端面473bを洗浄することができる。
図4に表したように、第2の空気混入手段482は、ノズル洗浄室480の内部に形成されている。図5に表したように、第2の空気混入手段482は、凹形状を有する第2の凹部494として形成されている。第2の空気混入手段482の前方には、前壁部482aが形成されている。第2の空気混入手段482の後方には、後壁部482bが形成されている。
第2の空気混入手段482は、洗浄ノズル473が待機状態のときにおいて、第3のノズル噴出口474cの上方に第2の滞留空間492として形成されている。そのため、第3のノズル噴出口474cから噴射され第2の空気混入手段482に進入した水は、滞留空間492で一時的に滞留する。すると、空気が水に取り込まれ、噴射された水が泡沫状態となる。これにより、噴射された水の見かけ上の流量が増加する。
図4に表した矢印A15および矢印A16のように、第2の空気混入手段482において空気が混入し見かけ上の流量が増加した水の比較的多くの部分は、洗浄ノズル473の側方へ向かって流れる。また、洗浄室噴出口489から噴射された水の比較的多くの部分は、洗浄ノズル473の側方へ向かって流れる。これにより、第3のノズル噴出口474cおよび洗浄室噴出口489から噴射されたより多くの水で、洗浄ノズル473の外周面473aを洗浄することができる。
図4に表したように、空間部485は、ノズル洗浄室480の内部に形成されている。図7に表したように、空間部485は、凹形状を有する第3の凹部495として形成されている。空間部485の側方には、第1の側壁面485aと、第2の側壁面485bと、が形成されている。
ノズル噴出口474および洗浄室噴出口489の少なくともいずれかから噴射された水であって、例えば図4に表した矢印A11および矢印A13のように洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れた水は、空間部485に一時的に貯留(貯水)される。つまり、洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れた水は、空間部485に一時的に貯留されながら洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる。
このとき、第1の側壁面485aおよび第2の側壁面485bは、空間部485に一時的に貯留された水が洗浄ノズル473の側方へ流れることを抑制する。そのため、より多くの水が第1の側壁面485aおよび第2の側壁面485bに沿って洗浄ノズル473の先端部へ向かって流れる。これにより、空間部485に一時的に貯留された水は、洗浄ノズル473の側面へ流れ難い。そのため、洗浄ノズル473の先端面473bは、より多くの流量の水で洗浄される。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ノズルユニット470などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや第1の空気混入手段481、第2の空気混入手段482、および空間部485の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 衛生洗浄装置、 200 便座、 300 便蓋、 400 ケーシング、 404 着座検知センサ、 451 給水配管、 470 ノズルユニット、 473 洗浄ノズル、 473a 外周面、 473b 先端面、 473c ラウンド部、 473d 接続部、 474 ノズル噴出口、 474a 第1のノズル噴出口、 474b 第2のノズル噴出口、 474c 第3のノズル噴出口、 475 取付台、 476 ノズル駆動部、 477 伝動部材、 480 ノズル洗浄室、 481 第1の空気混入手段、 481a 第1の側壁部、 481b 第2の側壁部、 481c 上面、 482 第1の空気混入手段、 482a 前壁部、 482b 後壁部、 485 空間部、 485a 第1の側壁面、 485b 第2の側壁面、 485c 前壁面、 485d 上面、 486 内面、 488 接続部、 489 洗浄室噴出口、 491 第1の滞留空間、 492 第2の滞留空間、 493 第1の凹部、 494 第2の凹部、 495 第3の凹部、 800 便器、 801 ボウル

Claims (5)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングに対して進退自在に設けられ、第1の噴出口から水を噴射して使用者の身体を洗浄する円筒状の洗浄ノズルと、
    前記洗浄ノズルを進退させ、前記洗浄ノズルが前記ケーシングから進出した動作位置にある状態と、前記洗浄ノズルが前記ケーシング内に後退した待機位置にある状態と、を切り替えるノズル駆動部と、
    前記洗浄ノズルの外観に洗浄水を噴射可能な第2の噴出口を有し、前記洗浄ノズルが前記待機位置にあるときに前記第1の噴出口を覆うカバー部と、
    を備え、
    前記カバー部は、前記洗浄ノズルが前記待機位置にあるときに前記第1の噴出口から噴射された水または前記洗浄ノズルが前記待機位置にあるときに前記第2の噴出口から噴射された水が前記洗浄ノズルの先端面に向かって流れる際に、前記第1の噴出口から噴射された水および前記第2の噴出口から噴射された水を貯留可能な空間部を前方部に有することを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記空間部は、前記カバー部の内面であって前記洗浄ノズルの表面と対向する内面に形成された凹部を有し、
    前記凹部は、前記洗浄ノズルの表面と対向する凹部内面を有し、
    前記凹部内面は、前記カバー部の内面からみて上方へ後退したことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記空間部は、前記第2の噴出口からみて前方側に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記洗浄ノズルの外周面は、曲率を有するラウンド部を介して前記洗浄ノズルの先端面と接続されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記カバー部は、前記第1の噴出口の上方において、前記第1の噴出口から噴射された水が滞留することで前記水に空気を混入可能な滞留空間を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
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