JP2014047101A - ガラス繊維処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】どのような性状のガラス繊維屑等であっても、略完全に有機化合物を除去することが可能なガラス繊維処理システムを提供する。
【解決手段】有機化合物が付着したガラス繊維屑Gから有機化合物を除去してガラス原料を得るガラス繊維処理システムであって、ガラス繊維屑Gを供給する供給部10と、供給されたガラス繊維屑Gを搬送するコンベア20と、コンベア20で搬送されるガラス繊維屑Gを加熱する温度制御可能な加熱炉30と、を備え、処理対象となるガラス繊維屑Gの性状に応じて、加熱炉30の内部温度が一定範囲に維持されるように、加熱炉30の出力が制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機化合物が付着したガラス繊維屑から当該有機化合物を除去してガラス原料を得るガラス繊維処理システムに関する。
ガラス繊維は、ガラス原料をガラス溶融炉で高温に熱して溶融ガラスとし、これをブッシングと呼ばれる成形機から紡糸して形成される。紡糸されたガラス繊維は、表面に有機化合物を主成分とする集束剤が塗布される。集束剤が塗布されたガラス繊維は、複数本束ねられ、巻取機で巻き取ってガラスケーキと呼ばれる巻回体が形成される。このガラスケーキを加工して、ガラスチョップドストランド、ガラスチョップドストランドマット、ガラスロービング等の各種ガラス繊維製品が製造される。
上記ガラス繊維の製造において、紡糸工程中に何らかの原因でガラス繊維が切断すると、製品にならないガラス繊維屑が発生する。また、ガラスケーキから各種ガラス繊維製品を製造する場合において、規格外品、不良品、半端物等が発生すると、これらはガラス繊維屑として処理されることがある。ガラス繊維又はガラス繊維製品の製造中に発生したガラス繊維屑はそのまま廃棄されることもあるが、ガラス原料として再利用することが望ましい。
ところが、上述のように、ガラス繊維には集束剤が塗布されているため、ガラス繊維屑をそのままガラス原料として再利用すると、ガラス溶融炉中で集束剤が炭化し、溶融ガラスの着色やガラス繊維への異物混入の原因となり得る。また、ガラス繊維屑をガラス原料として再利用する際には粉砕状態にすることが好ましいが、ガラス繊維屑の表面に集束剤が残存していると、ガラス繊維屑が柔軟性を有するため、容易に粉砕できなくなる。従って、ガラス繊維屑をガラス原料として再利用するためには、表面に付着している集束剤を除去しておく必要がある。
ガラス繊維屑をガラス原料として再利用することを目的として、ガラス繊維屑を高温で焼成し、表面に付着している有機化合物を燃焼分解して除去する技術があった(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特許文献1によれば、ガラス繊維屑はベルトコンベアに載せられて焼成炉に搬送され、焼成炉を通過する間に約350℃から800℃まで徐々に加熱することで、ガラス繊維屑表面の有機化合物が燃焼分解される。特許文献2によれば、ガラス繊維屑は連続炉で加熱処理され、連続炉を通過中に表面の有機化合物が燃焼分解され、次いで、脆化したガラス繊維屑を粉砕装置で粉砕してガラス原料を得ている。
特開昭58−88137号公報 特開平6−285385号公報
処理対象であるガラス繊維屑は、発生元のガラス繊維製品を構成するガラス繊維の直径、ガラス繊維製品の種類、ガラス繊維に塗布される集束剤の種類及び塗布状態等により、様々な形態となり得る。このため、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に取り除かれた高品質のガラス原料を確保するためには、ガラス繊維屑の性状に合わせて、最適な条件の下で処理を行うことが求められる。
この点、特許文献1は、直径が3〜17μm程度の微細なガラス繊維屑を処理対象としており、そのような微細なガラス繊維屑の処理に適する装置として、温度傾斜を有する焼成炉が使用されている。ところが、このような特定の温度条件を有する焼成炉では、種々のガラス繊維屑に対応できず、異なる性状のガラス繊維屑を処理した場合にも有機化合物を確実に燃焼分解できるとは限らない。
また、特許文献1には、ガラス繊維屑の加熱処理において、圧縮しない状態で焼成する場合があることが示されている。これは、ガラス繊維屑の表面に付着している有機化合物を燃焼させるには多量の酸素が必要となるためとされている。ところが、圧縮していないガラス繊維屑は、ガラス繊維間に存在する空気によって断熱効果が大きくなるため、加熱処理における温度管理が難しくなる。
特許文献2では、連続炉に有機化合物を燃焼させる焼却域と、ガラス繊維屑を脆化させる脆化域と、ガラス繊維屑を冷却する冷却域とを設けている。各領域の温度について、焼却域は約450℃、脆化域は約830〜860℃、冷却域は約120℃が示されている。このように、連続炉内の領域間で設定温度が大きく異なっていることから、炉内の温度管理が難しく、温度の異なる雰囲気が隣接する領域に流入する虞がある。
ガラス繊維屑を安定して処理するためには、適切な温度管理がなされた加熱炉を使用し、ガラス繊維屑の性状の合わせた加熱処理条件を詳細に検討する必要がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、どのような性状のガラス繊維屑等であっても、略完全に有機化合物を除去することが可能なガラス繊維処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るガラス繊維処理システムの特徴構成は、
有機化合物が付着したガラス繊維屑から前記有機化合物を除去してガラス原料を得るガラス繊維処理システムであって、
前記ガラス繊維屑を供給する供給部と、
供給された前記ガラス繊維屑を搬送するコンベアと、
前記コンベアで搬送される前記ガラス繊維屑を加熱する温度制御可能な加熱炉と、
を備え、
処理対象となる前記ガラス繊維屑の性状に応じて、前記加熱炉の内部温度が一定範囲に維持されるように、前記加熱炉の出力が制御されることにある。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、処理対象となるガラス繊維屑の性状に応じて、加熱炉の出力を制御し、加熱炉の内部温度を一定範囲に維持することができるので、ガラス繊維屑に付着している有機化合物が燃焼する際に発生する熱の影響も加味しながら、ガラス繊維屑をムラなく加熱することができる。その結果、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本構成のガラス繊維処理システムのように、ガラス繊維屑をコンベアで搬送しながら加熱処理を行う連続処理方式においては、連続的な加熱によりガラス繊維屑が収縮し、融着し易くなる傾向が見られるが、加熱炉の内部温度を一定範囲に維持することにより、ガラス繊維屑が必要以上に収縮・融着することが抑制される。その結果、加熱処理後のガラス繊維屑は、有機化合物が除去されて柔軟性を失いながらも繊維状態をある程度保った脆い状態となる。ガラス繊維屑を粉砕してガラス粉末とする場合、ガラス繊維屑が脆い状態であれば粉末化が容易であり、さらに粒度のバラツキも少なくなるため、ガラス原料として好適に利用することができる。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記コンベア上に供給された前記ガラス繊維屑の堆積厚を規制する上下移動可能なゲートを、前記加熱炉の前段に設けてあることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、加熱炉の前段に設けてあるゲートを上下に移動させることにより、ガラス繊維屑の堆積厚の規制高さを変更することで、最適な堆積厚に調整されたガラス繊維屑を加熱炉に搬送することができる。その結果、ガラス繊維屑全体がムラなく加熱され、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記コンベア上に供給された前記ガラス繊維屑の堆積厚が10〜150mmとなるように、前記ガラス繊維屑の供給量、前記コンベアの搬送速度、及び前記ゲートの規制高さの少なくとも一つが調整されることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、ガラス繊維屑の堆積厚を10〜150mmにした状態で加熱処理を行うことにより、単位時間あたりのガラス繊維屑の搬送量を一定以上に維持しながら、堆積方向におけるガラス繊維屑の上側、中間部、及び下側で加熱状態は大きく変わらないため、ガラス繊維屑全体をムラなく加熱することができる。その結果、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記コンベア上に供給された前記ガラス繊維屑の嵩密度が0.1〜1g/cmとなるように、前記ガラス繊維屑の供給量及び前記コンベアの搬送速度の少なくとも一方が調整されることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、ガラス繊維屑の嵩密度を0.1〜1g/cmにした状態で加熱処理を行うことにより、ガラス繊維屑を構成するガラス繊維間の隙間から内部の奥深くまで熱気が十分に入り込み、有機化合物を確実に燃焼させることができる。その結果、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記コンベア上に前記ガラス繊維屑が間欠的に堆積するように、前記ガラス繊維屑の供給タイミングが調整されることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、ベルトコンベア上にガラス繊維屑が間欠的に堆積した状態で加熱処理を行うことにより、単位重量当たりのガラス繊維屑と内部雰囲気との接触面積が大きくなるため、ガラス繊維屑は加熱炉内で熱気に十分に晒されることとなる。その結果、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記加熱炉の内部温度は、前記有機化合物の分解温度より高く、且つ前記ガラス繊維屑の流動点より低い温度範囲に維持されることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、加熱炉の内部温度を有機化合物の分解温度より高く、且つガラス繊維屑の流動点より低い温度範囲に維持することで、ガラス繊維屑に付着した有機物を略完全に燃焼除去しながら、ガラス繊維屑が溶融して流動することがないので、その後の粉砕が容易となり、加熱炉を汚染する虞もない。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記加熱炉の内部温度は、600〜850℃に維持されることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、加熱炉の内部温度を600〜850℃に維持することで、ガラス繊維屑から集束剤等の有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本発明に係るガラス繊維処理システムにおいて、
前記加熱炉における加熱時間が5〜60分となるように、前記コンベアの搬送速度が調整されることが好ましい。
本構成のガラス繊維処理システムによれば、加熱炉における加熱時間を5〜60分とすることで、ガラス繊維屑が加熱炉を通過する間に必要十分な加熱が行われ、ガラス繊維屑から有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
図1は、ガラス繊維処理システムの内部構造を示す概略正面図である。 図2は、ガラス繊維処理システムの内部構造を示す概略平面図である。 図3は、ガラス繊維処理システムの加熱炉内の温度プロフィールの一例を表すグラフである。 図4は、ガラス繊維処理システムの構成を表すブロック図である。
以下、本発明のガラス繊維処理システムを図1〜図4に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態や図面に記載される構成に限定されることを意図しない。
図1は、ガラス繊維処理システム100の内部構造を示す概略正面図である。図2は、ガラス繊維処理システム100の内部構造を示す概略平面図である。図3は、ガラス繊維処理システム100の加熱炉内の温度プロフィールの一例を表すグラフである。
ガラス繊維処理システム100は、有機化合物が付着したガラス繊維屑Gから有機化合物を除去してガラス原料を得るために用いるシステムである。ガラス繊維処理システム100が除去対象とする有機化合物は、ガラス繊維の表面に塗布された集束剤や、ガラス繊維製品の加工に使用される二次バインダ等である。有機化合物には、低分子化合物だけでなく高分子化合物や有機金属化合物も含まれる。
図1及び図2に示すように、ガラス繊維処理システム100は、ホッパー10と、コンベア20と、加熱炉30とを備えている。
ホッパー10は、処理対象となるガラス繊維屑Gを一時的に貯留し、処理条件に応じてガラス繊維屑Gをコンベア20に供給する供給部である。ホッパー10は、コンベア20の搬送方向上流側の上方に配設される。ホッパー10から投下されたガラス繊維屑Gは、稼働中のコンベア20上に落下し、層状に拡がって堆積する。ガラス繊維屑Gの供給量及び供給タイミングは、ホッパー10に設けてあるシャッター11の操作により調整可能である。シャッター11の操作は、後述の制御部60による自動制御又は半自動制御等により行うことができる。
ホッパー10からガラス繊維屑Gの落下を容易にするために、ホッパー10に振動フィーダー等の振動装置を付設することも可能である。ホッパー10に貯留されたガラス繊維屑Gに適当な振動を与えると、ガラス繊維屑Gが下方に移動する間に繊維同士の絡まりが徐々に解される。このため、ガラス繊維屑Gが大きな塊となって落下することがなく、ガラス繊維屑Gの供給量及び供給タイミングをより正確に調整することが可能となる。
コンベア20は、ホッパー10から供給されたガラス繊維屑Gを後段の加熱炉30の内部に搬送する。コンベア20は、図面上で時計回り方向に回転する二つ以上のローラ21(一つのみ図示)、ローラ21を駆動するモーター(図示せず)、及びローラ21に周回されたベルト22から構成される。ベルト22は、耐熱性及び耐食性を有するように、例えば、ステンレス等の金属素材からなるメッシュで構成される。このようなメッシュ構造を有するベルト22を備えたコンベア20は、ベルト22の裏側から表側への通気性が良好であるため、後段の加熱炉30における加熱処理に好適に使用することができる。
コンベア20の搬送速度は、モーターの回転速度を制御することで調整可能である。モーターの回転速度は、後述する制御部60による自動制御又は半自動制御等により行うことができる。コンベア20上に堆積するガラス繊維屑Gの堆積厚は、コンベア20の搬送速度を一定とし、ホッパー10からのガラス繊維屑Gの供給量を調整することにより変更可能である。あるいは、ホッパー10からのガラス繊維屑Gの供給量を一定とし、コンベア20の搬送速度を調整することにより変更可能である。ホッパー10からのガラス繊維屑Gの供給量、及びコンベア20の搬送速度の両方を同時に制御し、ガラス繊維屑Gの堆積厚を調整しても構わない。なお、コンベア20は、ホッパー10からのガラス繊維屑Gの供給量の変動(例えば、供給量が一時的に大きく増加した場合)にも対応可能なように、幅Wが3〜5mの幅広タイプのものを使用することが好ましい。
ガラス繊維屑Gは、個々のサイズ及び形状が不揃いの繊維集合体であるため、一定の形状を有していない。そのため、コンベア20上に堆積する層状のガラス繊維屑Gは、想定よりも堆積厚が大きくなることがある。また、ガラス繊維屑Gの層表面からガラス繊維の端片が突出するなどして局所的に層厚が大きい部分が発生することもある。ガラス繊維屑Gの堆積厚が想定よりも大きくなると、後段の加熱炉30における加熱処理において、ガラス繊維屑Gの内部に十分に熱が伝わらず、有機化合物が燃え残る可能性がある。
そこで、ガラス繊維処理システム100には、ガラス繊維屑Gの堆積厚を一定にするためのゲート40が、コンベア20の搬送方向から見て、加熱炉30の前段に配設されている。ゲート40は、コンベア20に対して近接/離間方向に移動可能に構成されている。これにより、ゲート40は上下移動し、規制高さであるゲート40の下端からコンベア20の表面までの距離dを調整することができる。ゲート40の移動は、後述する制御部60による自動制御又は半自動制御等により行うことができる。ゲート40を適切な位置に調整することにより、ガラス繊維屑Gの堆積厚をd以下に規制することができる。例えば、ホッパー10からコンベア20に投下されて形成した層状のガラス繊維屑Gに厚みd以上の部分が存在すると、コンベア20の移動によりガラス繊維屑Gの当該部分はゲート40の側面に当たり、下流側への通過が規制される。その結果、ガラス繊維屑Gの層表面が平坦に均され、堆積厚がd以下の層状物となる。
ゲート40の規制高さd、すなわち、ガラス繊維屑Gの堆積厚は、処理対象のガラス繊維屑Gの性状に応じて適宜設定される。ガラス繊維屑Gの堆積厚は、好ましくは10〜150mm、より好ましくは30〜100mmの範囲に設定される。堆積厚が10mmより小さい場合、単位時間あたりのガラス繊維屑Gの搬送量が少なくなるため、処理効率が悪化する。堆積厚が150mmより大きい場合、ガラス繊維屑Gの中央部にまで加熱空気が到達し難くなるため、有機化合物が燃え残ってしまう可能性がある。
加熱炉30は、処理対象物を連続的に熱処理可能な連続焼成炉である。加熱炉30は、コンベア20の幅Wより幅広の入口31及び出口32が設けられ、入口31から出口32に亘ってコンベア20が貫通するように構成されている。入口31から出口32までの距離Lは、例えば、15〜30mに設定される。加熱炉30の熱源としては、ガスバーナー33が使用される。ただし、ガスバーナー33に代えて、電熱ヒーター等の他の熱源を使用しても構わない。ガスバーナー33は、コンベア20上に堆積しているガラス繊維屑Gを上下方向から加熱可能であり、且つガスバーナー33の炎が直接ガラス繊維屑Gに当たらない位置に複数個配置される。ガスバーナー33は、加熱炉30の両側壁に対向配置される。本実施形態では、図1に示すように、ガスバーナー33a〜33dが加熱炉30の側壁上方に配置され、ガスバーナー33e〜33hが加熱炉30の側壁のうちコンベア20の上下のベルト22の間に臨む位置に配置される。ガスバーナー33の設置数量及び配置状態は、加熱炉30の構造に応じて変更可能である。加熱炉30の内部に多数のガスバーナー33を設置しておき、処理対象物の状態に応じて、必要なガスバーナー33だけを点火するようにしても構わない。
加熱炉30には、ガラス繊維屑Gの加熱処理に伴って発生する燃焼ガスを排出するためのブロア50が設けられている。ブロア50から排出される高温の燃焼ガスは、ガラス繊維屑Gの予備乾燥等、他の用途に再利用することも可能である。
加熱炉30の内部温度は、複数の温度センサ34によって計測される。温度センサ34には、例えば、工業用の熱電対を使用することができる。温度センサ34は、少なくとも加熱炉30の入口31付近、中央付近、及び出口32付近に設置される。本実施形態では、温度センサ34は、加熱炉30の内部温度の分布を監視できるように、上下二段に設置される。上側の温度センサ34として、温度センサ34a〜34cが設けられる。温度センサ34aはガスバーナー33aの上流側、温度センサ34bはガスバーナー33bと33cとの間、温度センサ34cはガスバーナー33dの下流側に夫々配置される。また、下側の温度センサ34として、温度センサ34d〜34fが設けられる。温度センサ34dはガスバーナー33eの上流側、温度センサ34eはガスバーナー33fと33gとの間、温度センサ34fはガスバーナー33hの下流側に夫々配置される。温度センサ34a〜34fは、加熱炉30の天井又は側壁から所定位置に挿入され、夫々の先端部a1〜a6の位置で加熱炉30の雰囲気温度を検知する。計測された雰囲気温度は、図3に示すように、加熱炉30の内部の位置に対してプロットされ、各位置の間を適宜補完することにより、加熱炉30の内部温度の分布を表した温度プロフィールが得られる。この内部温度(又は温度プロフィール)に基づいて、当該内部温度(又は温度プロフィール)が一定の温度範囲となるように、加熱炉30の出力(すなわち、ガスバーナー33の火力)が制御される。ガスバーナー33の火力制御は、ガスバーナー33a〜33hの夫々に対して個別に行うことも可能である。図3に示すように、温度プロフィールは、加熱炉30の上側(温度センサ34a〜34c)と下側(温度センサ34d〜34f)とで若干異なるが、加熱炉30の出力制御の際は、いずれのデータを採用しても構わない。
内部温度(又は温度プロフィール)として表される内部温度データに基づく加熱炉30の出力制御について、図4を参照しながら説明する。
図4は、ガラス繊維処理システム100の構成を表すブロック図である。ホッパー10、コンベア20、及び加熱炉30を備えるガラス繊維処理システム100は、最適な処理条件で稼働するように作業者により運転操作ができるが、制御部60を用いて自動制御又は半自動制御することも可能である。この場合、制御部60は、汎用のコンピュータや制御盤等で構成される。ガラス繊維処理システム100の制御を行うにあたり、加熱炉30の所定位置に配置された温度センサ34で計測した内部温度データが、制御部60に送信される。制御部60は、ガス調整部61を備えている。ガス調整部61は、温度センサ34から受信した内部温度データに基づいて、ガスバーナー33の火力を調整する。さらに、ガス調整部61は、処理対象となるガラス繊維屑Gの性状(例えば、ガラス繊維屑Gの種類、ガラス繊維屑Gの形状、ガラス繊維屑G中の有機化合物の含有量等)に応じて、加熱炉30の内部温度(又は温度プロフィール)が一定の範囲となるように、ガスバーナー33の火力を調整する。例えば、ガラス繊維屑Gが有機化合物を多量に含むものである場合、有機化合物が燃焼するときに多量の熱が発生し、加熱炉30内の雰囲気温度が上昇し易くなるので、ガス調整部61はガスバーナー33の火力を弱めるように、火力調整を行う。ガラス繊維屑Gの性状に関する情報は、ガラス繊維処理システム100を稼働させる前に、作業者が制御部60に入力しておく。ガス調整部61によりガスバーナー33の火力調整を行うと、加熱炉30の内部温度は、有機化合物の分解温度より高く、且つガラス繊維屑の流動点より低い一定の温度範囲(これを、「処理可能温度」とする)に維持される。ガラス繊維屑Gに含まれる有機化合物がガラス繊維を集束させるための集束剤である場合、処理可能温度は図3のグラフ縦軸に示すように、600〜850℃の範囲とすることが好ましい。この温度範囲でガラス繊維屑Gの加熱処理を行えば、ガラス繊維屑Gが必要以上に収縮・融着することが抑制され、さらに、加熱処理後のガラス繊維屑は、表面から有機化合物が略完全に燃焼除去された高品質のガラス原料となり得る。また、加熱炉30が溶融したガラスによって汚染されたり、高温で損傷したりすることもない。加熱処理後のガラス繊維屑は、有機化合物が除去されて柔軟性を失いながらも繊維状態をある程度保った脆い状態となっているため、その後の粉砕が容易である。従って、加熱処理によって得られたガラス原料を、粉砕装置を用いて細かく粉砕すれば、粉砕物をバージン原料とともにガラス溶融炉にそのまま投入することが可能となる。このようにして、ガラス繊維屑Gは各種ガラス製品製造のためリサイクルされる。
図4に示すように、制御部60は、必要に応じて、モーター制御部62及びシャッター制御部63を備えることが可能である。モーター制御部62は、ガラス繊維屑Gの処理量に基づいて、コンベア20のローラ21を駆動するモーター(図示せず)を制御する。シャッター制御部63は、ガラス繊維屑Gの処理量に基づいて、ホッパー10に設けてあるシャッター11を制御する。ガラス繊維屑Gの処理量は、ホッパー10からコンベア20への単位時間あたりのガラス繊維屑Gの供給量(重量)から求めることができる。ガラス繊維屑Gの供給量は、ホッパー10内のガラス繊維屑Gの減少量から計算され、その値は自動的に又は作業者による手入力によって制御部60に送信される。ガラス繊維屑Gの処理を確実且つ効率的に行うためには、ガラス繊維屑Gの処理量を100〜2000kg/hの範囲に設定することが好ましい。なお、ガラス繊維屑Gを加熱処理した場合のイグニッションロスは、0.1〜50重量%である。従って、例えば、ガラス繊維屑Gの処理量が1000kg/hである場合、ガラス原料の収量は500〜999kg/hとなる。
次に、モーター制御部62及びシャッター制御部63により実行されるガラス繊維処理システム100の制御について、具体例を挙げながら説明する。
(1)ガラス繊維屑の堆積厚の制御
ガラス繊維屑Gの好ましい堆積厚は、上述のように10〜150mmである。加熱処理を行う場合、コンベア20上のガラス繊維屑Gの堆積厚が10〜150mmであれば、単位時間あたりのガラス繊維屑Gの搬送量を一定以上に維持しながら、その堆積方向におけるガラス繊維屑Gの上側、中間部、及び下側で加熱状態は大きく変わらず、ガラス繊維屑G全体をムラなく加熱することができる。その結果、ガラス繊維屑Gから有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。ガラス繊維屑Gの堆積厚は、上述のようにゲート40の操作によって調整可能であるが、ガラス繊維屑Gの供給量やコンベア20の搬送速度を調整することで、より正確な調整が可能となる。例えば、ガラス繊維屑Gの堆積厚が150mmを上回りそうになった場合、モーター制御部62がコンベア20のモーターの回転速度を上げてガラス繊維屑Gの搬送速度を高めたり、シャッター制御部63がホッパー10のシャッター11の開度を小さくしてガラス繊維屑Gの供給量を低下させる。あるいは、モーター制御部62及びシャッター制御部63による制御を同時に実行する。これにより、コンベア20上のガラス繊維屑Gの堆積量が減少し、ガラス繊維屑Gの堆積厚を低下させることができる。ガラス繊維屑Gの堆積厚が10mmを下回りそうになった場合は、モーター制御部62及びシャッター制御部63は上記とは反対の制御を行って、ガラス繊維屑Gの堆積厚を増加させる。
(2)ガラス繊維屑の嵩密度の制御
ガラス繊維屑Gの好ましい嵩密度は、0.1〜1g/cmである。例えば、ガラスチョップドストランドから発生したガラス繊維屑Gの嵩密度は、堆積厚30mmで約0.70g/cm、堆積厚100mmで約0.85g/cmとなる。ガラスロービングから発生したガラス繊維屑Gの嵩密度は、堆積厚30mmで約0.15g/cm、堆積厚100mmで約0.25g/cmとなる。加熱処理を行う場合、コンベア20上のガラス繊維屑Gの嵩密度が0.1〜1g/cmであれば、ガラス繊維屑Gを構成するガラス繊維間の隙間から内部の奥深くまで熱気が十分に入り込み、有機化合物を確実に燃焼させることができる。その結果、ガラス繊維屑Gから有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。ガラス繊維屑Gの嵩密度は、ガラス繊維屑Gの供給量やコンベア20の搬送速度を調整することで、変更可能である。例えば、ガラス繊維屑Gの嵩密度が1g/cmを上回りそうになった場合、モーター制御部62がコンベア20のモーターの回転速度を上げてガラス繊維屑Gの搬送速度を高めたり、シャッター制御部63がホッパー10のシャッター11の開度を小さくしてガラス繊維屑Gの供給量を低下させる。あるいは、モーター制御部62及びシャッター制御部63による制御を同時に実行する。これにより、コンベア20上のガラス繊維屑Gの堆積量が減少し、ガラス繊維屑Gの嵩密度を低下させることができる。ガラス繊維屑Gの嵩密度が0.1g/cmを下回りそうになった場合は、モーター制御部62及びシャッター制御部63は上記とは反対の制御を行って、ガラス繊維屑Gの嵩密度を増加させる。
(3)ガラス繊維屑の堆積状態の制御
コンベア20上のガラス繊維屑Gの堆積状態を変更することも可能である。例えば、シャッター制御部63がホッパー10のシャッター11を連続的に開閉させるように制御すると、ベルトコンベア20上にガラス繊維屑Gが間欠的に堆積した状態となる。この状態で加熱処理を行うと、単位重量当たりのガラス繊維屑Gと内部雰囲気との接触面積が大きくなるため、ガラス繊維屑Gは加熱炉内で熱気に十分に晒されることとなる。その結果、ガラス繊維屑Gから有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
(4)ガラス繊維屑の加熱時間の制御
加熱炉30におけるガラス繊維屑Gの加熱時間は、コンベア20の搬送速度を調整することで変更可能である。ガラス繊維屑Gの好ましい加熱時間は5〜60分であり、より好ましくは10〜30分である。加熱時間を5〜60分に設定することで、ガラス繊維屑Gが加熱炉30を通過する間に必要十分な加熱が行われ、ガラス繊維屑Gから有機化合物が略完全に除去された高品質のガラス原料を得ることが可能となる。
本発明のガラス繊維処理システムは、各種ガラス繊維製品の製造工程で発生した有機化合物が付着したガラス繊維屑等を処理対象とするものであるが、ガラスカレットやガラス板等、繊維以外の形態のガラス屑の処理にも応用可能である。また、本発明のガラス繊維処理システムにより得られたガラス原料は、ガラス繊維製品へのリサイクルだけでなく、ガラス板、建材用ガラス、電子工業用ガラス等の他のガラス製品にもリサイクルすることができる。
10 ホッパー(供給部)
20 コンベア
30 加熱炉
40 ゲート
60 制御部
100 ガラス繊維処理システム
G ガラス繊維屑

Claims (8)

  1. 有機化合物が付着したガラス繊維屑から前記有機化合物を除去してガラス原料を得るガラス繊維処理システムであって、
    前記ガラス繊維屑を供給する供給部と、
    供給された前記ガラス繊維屑を搬送するコンベアと、
    前記コンベアで搬送される前記ガラス繊維屑を加熱する温度制御可能な加熱炉と、
    を備え、
    処理対象となる前記ガラス繊維屑の性状に応じて、前記加熱炉の内部温度が一定範囲に維持されるように、前記加熱炉の出力が制御されるガラス繊維処理システム。
  2. 前記コンベア上に供給された前記ガラス繊維屑の堆積厚を規制する上下移動可能なゲートを、前記加熱炉の前段に設けてある請求項1に記載のガラス繊維処理システム。
  3. 前記コンベア上に供給された前記ガラス繊維屑の堆積厚が10〜150mmとなるように、前記ガラス繊維屑の供給量、前記コンベアの搬送速度、及び前記ゲートの規制高さの少なくとも一つが調整される請求項2に記載のガラス繊維処理システム。
  4. 前記コンベア上に供給された前記ガラス繊維屑の嵩密度が0.1〜1g/cmとなるように、前記ガラス繊維屑の供給量及び前記コンベアの搬送速度の少なくとも一方が調整される請求項1〜3の何れか一項に記載のガラス繊維処理システム。
  5. 前記コンベア上に前記ガラス繊維屑が間欠的に堆積するように、前記ガラス繊維屑の供給タイミングが調整される請求項1〜4の何れか一項に記載のガラス繊維処理システム。
  6. 前記加熱炉の内部温度は、前記有機化合物の分解温度より高く、且つ前記ガラス繊維屑の流動点より低い温度範囲に維持される請求項1〜5の何れか一項に記載のガラス繊維処理システム。
  7. 前記加熱炉の内部温度は、600〜850℃に維持される請求項1〜6の何れか一項に記載のガラス繊維処理システム。
  8. 前記加熱炉における加熱時間が5〜60分となるように、前記コンベアの搬送速度が調整される請求項1〜7の何れか一項に記載のガラス繊維処理システム。
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