JP2014046425A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】関節の目標角加速度に対する実角加速度の追従性を向上させる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置10は、複数の関節16を有するリンク20と、複数の関節16を駆動する複数のモータ32とを有する駆動部12と、駆動部12を駆動制御する制御部14とを備え、制御部14は、目標角加速度ddθ_cntrl、前回の目標角加速度ddθ_cntrl、変位部トルク応答性行列Eff、慣性行列M、力学補正力C_cmpnから、数11の関係式を用いて算出した制御トルクm_τ_cntrlで複数のモータ32を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ロボットの関節を駆動させる駆動装置に関する。
下記特許文献1には、モデルパラメータ誤差や外乱に対する制御性を向上させた柔軟受動関節を有するロボットアームの制御装置が記載されている。
特開2005−349555号公報
上記特許文献1に記載の技術では、外乱に対する制御性を向上することはできるが、目標角加速度で関節を駆動させると、目標角加速度と実際の関節の実角加速度との間には、一次遅れ等の応答遅れが発生し、目標角加速度に対する実角加速度の追従性が低下してしまう。
そこで本発明は、関節の目標角加速度に対する実角加速度の追従性を向上させる駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の変位部を有するリンクと、前記複数の変位部を駆動する複数の回転駆動源とを有する駆動部と、前記駆動部を駆動制御する制御部と、を備える駆動装置において、前記制御部は、前記複数の変位部のトルクの応答性を示す変位部トルク応答性行列、前記複数の変位部の角度によって決定された前記駆動部の慣性行列、前記複数の変位部の今回の目標角加速度、及び前記複数の変位部の前回の目標角加速度を用いて、前記複数の変位部の実角加速度が、サンプリング時間後に、前記今回の目標角加速度となるように、前記複数の変位部の制御トルクを算出する制御トルク算出部を備えることを特徴とする。
前記駆動装置において、前記変位部は、回転駆動する関節又は進退駆動する進退部であることを特徴とする。
前記駆動装置において、前記制御部は、下記の関係式を用いて、前記制御トルクを算出することを特徴とする。
Figure 2014046425
前記駆動装置において、前記複数の関節の最小時定数を測定しておき、前記最小時定数を用いて、変位部トルク応答性行列の対角要素である変位部トルク応答係数を設定することを特徴とする。
前記駆動装置において、前記制御トルク算出部は、前記リンクの予め定められたタスク位置の今回の目標変化加速度及び前回の目標変化加速度と、前記タスク位置の変化速度と前記複数の変位部の角速度との関係を示す係数行列とを用いて、前記複数の変位部の今回の目標角加速度、及び前記複数の変位部の前回の目標角加速度を算出することで、前記タスク位置の実変化加速度が、サンプリング時間後に、前記今回の目標変化加速度となるように、前記複数の変位部の制御トルクを算出することを特徴とする。
駆動装置において、駆動部は、前記リンクに支持されるベース部を備え、前記制御トルク算出部は、前記リンクの先端であるタスク位置が地面から受ける力の応答性を示す力応答性行列と、ベース部の各方向における変化速度と前記リンクの前記タスク位置の変化速度との関係を示す係数行列と、前記タスク位置の変化速度と前記複数の変位部の角速度との関係を示す係数行列とを用いて、前記目標角加速度及び前記ベース部の各方向の目標変位加速度を含む今回の駆動部目標変位加速度と、前回の駆動部目標変位加速度とから、前記複数の変位部の実角加速度及び前記ベース部の各方向の実変位加速度を含む駆動部実変位加速度が、サンプリング時間後に、前記今回の駆動部目標変位加速度となるように、前記複数の変位部の制御トルクを算出することを特徴とする。
本願発明によれば、複数の変位部のトルクの応答性を示す変位部トルク応答性行列、複数の変位部の角度によって決定された駆動部の慣性行列、複数の変位部の今回の目標角加速度、及び複数の変位部の前回の目標角加速度を用いて、複数の変位部の実角加速度が、サンプリング時間後に、今回の目標角加速度となるように、複数の変位部の制御トルクを算出するので、応答性を改善して複数の関節の駆動を制御することができ、複数の関節の目標角加速度に対する複数の関節の実角加速度の追従性を向上させることができる。
また、本願発明によれば、リンクの予め定められたタスク位置の今回の目標変化加速度及び前回の目標変化加速度と、タスク位置の変化速度と複数の変位部の角速度との関係を示す係数行列とを用いて、複数の変位部の今回の目標角加速度、及び複数の変位部の前回の目標角加速度を算出することで、タスク位置の実変化加速度が、サンプリング時間後に、今回の目標変化加速度となるように、複数の変位部の制御トルクを算出するので、応答性を改善してタスク位置の駆動を制御することができ、タスク位置の目標変化加速度に対するタスク位置の実変化加速度の追従性を向上させることができる。
また、本願発明によれば、リンクの先端であるタスク位置が地面から受ける力の応答性を示す力応答性行列と、リンクに支持されるベース部の各方向における変化速度とリンクのタスク位置の変化速度との関係を示す係数行列と、タスク位置の変化速度と複数の変位部の角速度との関係を示す係数行列とを用いて、目標角加速度及びベース部の各方向の目標変位加速度を含む今回の駆動部目標変位加速度と、前回の駆動部目標変位加速度とから、複数の変位部の実角加速度及びベース部の各方向の実変位加速度を含む駆動部実変位加速度が、サンプリング時間後に、今回の駆動部目標変位加速度となるように、複数の変位部の制御トルクを算出するので、応答性を改善してベース部の駆動を制御することができ、ベース部の目標変位加速度に対するベース部の実変位加速度の追従性を向上させることができる。
実施の形態の駆動装置を示す図である。 駆動部の変位部駆動系の構成を示す模式図である。 目標トルクに対する実トルクの一次遅れを示す図である。 最小時定数及び最大時定数を説明する図である。 制御部の機能ブロック図である。 変形例1の駆動部を示す図である。 変形例2の駆動部の変位部駆動系の他の構成を示す模式図である。 変形例3の駆動部の変位部駆動系の他の構成を示す模式図である。
本発明に係る駆動装置について、好適な実施の形態を掲げて添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は、実施の形態の駆動装置10を示す図である。駆動装置10は、駆動部12と、制御部14とを備え、駆動部12は、複数の関節16(161、162)と複数の連結部18(181、182)とを有するリンク20を有する。複数の連結部18は、変位部である関節16を介して互いに接続されている。リンク20の根本の関節161は、基体19側に設けられている。
なお、図1では、関節16及び連結部18を2個としたが、以下、本実施の形態では、関節16及び連結部18がn個として説明する。関節16及び連結部18がn個の場合は、各関節16を16iで表し、各連結部18を18iで表す。本実施の形態では、iは、i=1、2、・・・、n、であり、関節16の番号を表している。
図2は、駆動部12の変位部駆動系30の構成を示す模式図である。変位部駆動系30は、モータ32と、減速機34とを有し、減速機34を介して、モータ32に関節16が接続されている。
回転駆動源であるモータ32は、いわゆる電動機であり、図示しない電源から電力が供給されることで、モータ32に接続された出力軸32aを軸周りに回転させるトルクを発生する。この出力軸32aには、該出力軸32aと一体に回転し得るように減速機34の入力軸34aが連結されている。減速機34は、入力軸34aに入力された回転力を所定の減速比で減速して出力軸34bから出力する。減速機34の出力軸34bは、関節16の入力軸16aに接続されている。
変位部駆動系30には、モータ32の角度を検出する角度センサ36及び関節16に加えられるトルクを検出するトルクセンサ38が設けられている。なお、本実施の形態では、説明をわかり易くするため、減速機34はないものとして扱い、モータ32の角度及びトルクを関節16の角度及びトルクとして説明し、各関節16iの角度(各関節16iを駆動するモータ32の角度)をθiで表す。この関節16iの角度θiとは、ある基準角度からの角度である。ここで、運動方程式から以下の関係式が得られる。
Figure 2014046425
Figure 2014046425
目標トルクτ_cntrlは、各関節16iを駆動するモータ32の目標トルクτi_cntrl(各関節16iの目標トルクτi_cntrl)をベクトル表示したものであり、目標角加速度ddθ_cntrlは、各関節16iを駆動するモータ32の目標角加速度ddθi_cntrl(各関節16iの目標角加速度ddθi_cntrl)をベクトル表示したものである。各関節16iの目標角加速度ddθi_cntrlは、各関節16iに目標トルクτi_cntrlを加えた時の各関節16iの目標角加速度である。
実トルクτ_actは、各関節16iを駆動するモータ32の実際のトルク(実トルク)τi_act(各関節16iの実トルクτi_act)をベクトル表示したものであり、実角加速度ddθ_actは、各関節16iを駆動するモータ32の実際の角加速度(実角加速度)ddθi_act(各関節16iの実角加速度ddθi_act)をベクトル表示したものである。各関節16iの実角加速度ddθi_actは、各関節16iに実トルクτi_actが加えられた時の各関節16iの角加速度である。
力学補正力C_cmpnは、遠心力やコリオリ力等の各関節16iのモータ32の角度θi及び角速度dθiによって生じる力ベクトルを表す力学補正力Ci_cmpnをベクトル表示したものである。慣性行列Mは、駆動部12の慣性モーメント(イナーシャ)を行列で表したものである。各関節16iの角度(各関節16iのモータ32の角度)θiに応じて、力学補正力C_cmpn及び慣性行列Mが決定される。
理想的には、目標トルクτ_cntrl=実トルクτ_act、なので、実角加速度ddθ_act=目標角加速度ddθ_cntrl、の関係となるが、実際には、図3に示すように、実トルクτ_actは、目標トルクτ_cntrlの1次遅れ系となり、サンプリング時間経過時には、この関係は成り立たたない。実トルクτ_actは、以下の関係式で表すことができる。
Figure 2014046425
τ_cntrl_pは、前回の各関節16iのモータ32の目標トルクτi_cntrl_pをベクトル表示したものであり、τ_act_pは、前回の各関節16iのモータ32の実トルクτi_act_pをベクトル表示したものである。tは時間を表し、Tciは、各関節16iのモータ32の時定数を表している。また、Lは、対角行列である。図3では、静定状態からのスタートを仮定しており、前回の目標トルクτ_cntrl_pと、前回の実トルクτ_act_pとは同じ値である。なお、本実施の形態では、_pと表す場合は、前回の値を示している。
この数4をサンプリング時間DTで積分して、サンプリング時間DTで除算すると、以下の関係式を導くことができる。なお、対角行列であるEffは、複数の関節16のモータ32のトルクの応答性を示す変位部トルク応答性行列であり、その対角要素は、変位部トルク応答係数であるeffiで表すことができる。この各effiは、各関節16iのモータ32の変位部トルク応答係数を表している。つまり、eff1は、関節161のモータ32の変位部トルク応答係数を表しており、eff2は、関節162のモータ32の変位部トルク応答係数を表している。なお、静定状態からのスタートを仮定しているので、τ_act_p=τ_cntrl_p、の関係式を用いて、数4から数5を導出している。
Figure 2014046425
数5から、以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
数2と数6とから、以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
ddθ_cntrl_pは、前回の各関節16iのモータ32の目標角加速度ddθi_cntrl_pをベクトル表示したものであり、C_cmpn_pは、前回の力学補正力Ci_cmpn_pをベクトル表示したものである。
1サンプリング時間DTでは、力学補正力C_cmpnと前回の力学補正力C_cmpn_pとは大きく変化しないので、C_cmpn=C_cmpn_p、と見做すことができる。従って、数3、数7、及び、C_cmpn=C_cmpn_p、を用いて、以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
実角加速度ddθ_actが、サンプリング時間後に、目標角加速度ddθ_cntrlの値になるためには、以下の関係式を満たす必要がある。
Figure 2014046425
制御角加速度m_ddθ_cntrlは、各関節16iのモータ32の制御角加速度m_ddθi_cntrlをベクトル表示したものであり、制御角加速度m_ddθi_cntrlは、各関節16iのモータ32の実角加速度ddθi_actが、サンプリング時間後に目標角加速度ddθi_cntrlの値となる制御角加速度である。
数2は、制御角加速度m_ddθ_cntrlを用いて、以下のように表すことができる。
Figure 2014046425
制御トルクm_τ_cntrlは、各関節16iのモータ32の制御トルクm_τi_cntrlをベクトル表示したものであり、各関節16iのモータ32に制御トルクm_τi_cntrlを加えた時に各関節16iのモータ32の制御角加速度がm_ddθi_cntrlとなる制御トルクである。
数9と数10とから、以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
このように、今回の各関節16iのモータ32の目標角加速度ddθi_cntrl、前回の各関節16のモータ32の目標角加速度ddθi_cntrl_p、慣性行列M、及び変位部トルク応答性行列Eff等によって、各関節16iのモータ32の実角加速度ddθi_actがサンプリング時間DT後に今回の目標角加速度ddθi_cntrlとなるような、各関節16iのモータ32の制御トルクm_τi_cntrlを求めることができる。
この目標角加速度ddθ_cntrlは、PD制御によって(ddθ_cntrl=Kp・(θ_des−θ_act)+Kv・(dθ_des−dθ_act)によって)、求めることができる。そして、求めた目標角加速度ddθ_cntrlから制御トルクm_τi_cntrlを求め、該求めた制御トルクm_τi_cntrlで各関節16iのモータ32を駆動制御することで、応答性を改善して各関節16iのモータ32を制御することができる。
なお、Kpは、比例ゲインであり、Kvは、微分ゲインである。また、θ_desは、各関節16iのモータ32の要求角度θi_desをベクトル表示したものであり、θ_actは、各関節16iのモータ32の実際の角度(実角度)θi_actをベクトル表示したものである。また、dθ_desは、各関節16iのモータ32の要求角速度dθi_desをベクトル表示したものであり、dθ_actは、各関節16iのモータ32の実際の角速度(実角速度)dθi_actをベクトル表示したものである。この実角度θi_actは、各関節16iのモータ32の角度センサ36が検出した値であり、実角速度dθi_actは、実角度θi_actから求めることができる。
また、リンク20のうち予め定められたタスク位置A(図1参照)の応答性を改善して、タスク位置Aの駆動を制御することもできる。例えば、リンク20がある姿勢で複数の関節16によって支持されているので、各関節16iのモータ32の角速度dθiが変化すると、それに応じてタスク位置Aが変化する。これを、ヤコビ行列Jを用いて以下の関係式で表すことができる。
Figure 2014046425
ここで、目標角速度dθ_cntrlは、各関節16iのモータ32の目標角速度dθi_cntrlをベクトル表示したものである。また、目標変化速度dx_cntrlは、タスク位置Aの各方向における目標変化速度dx1_cntrl、dx2_cntrl、・・・、dxn_cntrlをベクトル表示したものである。各方向とは、例えば、x軸方向、y軸方向、x軸の回転方向、y軸の回転方向などである。
数12を微分すると、以下の関係式で表すことができる。なお、目標変化加速度ddx_cntrlは、タスク位置Aの各方向における目標変化加速度ddx1_cntrl、ddx2_cntrl、・・・、ddxn_cntrlをベクトル表示したものである。
Figure 2014046425
従って、J・ddθ_cntrl−J・mEff・ddθ_cntrl_pは、数13を用いて、以下の関係式で表すことができる。なお、dθ_cntrl_pは、前回の各関節16iのモータ32の目標角速度dθi_cntrl_pをベクトル表示したものであり、ddx_cntrl_pは、前回のタスク位置Aの各方向における目標変化加速度ddxi_cntrl_pをベクトル表示したものである。
Figure 2014046425
数14は、以下の関係式に変形することができる。
Figure 2014046425
また、数11は、以下の関係式に変形することができる。
Figure 2014046425
数16の各項に、J・(M´)-1をかけることで以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
数17は、数15の但し書きの関係式を用いて、以下のように表すことができる。
Figure 2014046425
また、制御トルクm_τ_cntrlと、タスク位置Aの力Fは、ヤコビ行列Jの転置行列JTを用いて以下の関係式で表すことができる。なお、Fは、タスク位置Aの各方向における力f1、f2、・・・、fnをベクトル表示したものである。
Figure 2014046425
数18を、数15及び数19を用いて変形すると、以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
数20は、以下の関係式に変更することができる。
Figure 2014046425
数21は、以下の関係式に変更することができる
Figure 2014046425
従って、数11を数22のように変形することができるので、各関節16iのモータ32を駆動制御することで、タスク位置Aの応答性を改善することができる。つまり、タスク位置Aの今回の目標変化加速度ddx_cntrl及び前回の目標変化加速度ddx_cntrl_pを用いて、タスク位置Aの実変化加速度ddx_actが、サンプリング時間DT後に、タスク位置Aの目標変化加速度ddx_cntrlとなるように、タスク位置Aの力Fを求めることができる。そして、この力Fに基づいて、数19から各関節16iの制御トルクm_τ_cntrlを求めて各関節16iのモータ32を駆動制御することで、タスク位置Aの応答性を改善することができる。
なお、数13を、数12を用いて以下のように変形することができる。
Figure 2014046425
また、数23から以下の関係式を導くことができる。
Figure 2014046425
従って、数23と数24とを、数11のddθ_cntrlとddθ_cntrl_pとに代入することで、タスク位置Aの応答性を改善する各関節16iのモータ32の制御トルクm_τi_cntrlを求めることもできる。つまり、タスク位置Aの今回の目標変化加速度ddx_cntrl、前回の目標変化加速度ddx_cntrl_p、今回の目標変化速度dx_cntrl、及び前回の目標変化速度dx_cntrl_pを用いて、各関節16iのモータ32の制御トルクm_τi_cntrlを求めることができる。
ここで、各関節16iのモータ32のトルク応答性を表す時定数Tciは、リンク20の状態、例えば、関節16iのモータ32の実角度θi_actの状態等、支持側と負荷側の慣性モーメントに応じて異なる。
例えば、図4に示す様に、リンク20が、実線で示すリンク20の根本の関節161と、二点鎖線で示すリンク20の根本の関節161とでは、負荷側の状態が異なり、トルク応答、時定数Tciが異なる。従って、各関節16iのモータ32の時定数Tciを測定し、各関節16iのモータ32の時定数Tciを、最小時定数Tci_min≦時定数Tci≦最大時定数Tci_maxの範囲で設定する。
ここで、時定数Tciを最大時定数Tci_maxに設定してしまうと、挙動改善がやり過ぎになる場合があり、また、最小時定数Tci_minに設定すると、安定側に振り過ぎる可能性があるが、通常は、最小時定数Tci_minに設定することが好ましい。
このように、各関節16iのモータ32の時定数Tciを設定し、該設定したTciに基づいて、上述した変位部トルク応答性行列Effの対角要素であるeffiの値を決定する。
図5は、制御部14の機能ブロック図である。制御部14は、応答性行列設定部50、行列決定部52、力学補正決定部54、目標値設定部56、制御トルク算出部58、及びモータ制御部60を有する。
応答性行列設定部50は、測定された各関節16iの最小時定数Tci_min及び最大時定数Tci_maxに基づいて、各関節16iの時定数Tciを決定する。そして、数5に示すように、該決定した時定数Tciで各関節16iの変位部トルク応答係数effiを求めることで、変位部トルク応答性行列Effを設定する。本実施の形態では、各関節16iの最小時定数Tci_minを、各関節16iの時定数Tciとして設定する。応答性行列設定部50は、設定した変位部トルク応答性行列Effを制御トルク算出部58に出力する。
行列決定部52は、複数の関節16の実角度θ_actに基づいて、駆動部12の慣性モーメントを表す慣性行列Mを決定する。また、行列決定部52は、タスク位置Aと、複数の関節16の実角度θ_actとに応じて、ヤコビ行列(係数行列)Jを決定する。タスク位置Aは、タスク位置Aにジャイロセンサ等を設けてタスク位置Aを検出してもよいし、各関節16iの実角度θi_actからタスク位置Aを算出してもよい。この慣性行列M及びヤコビ行列Jの算出については周知技術なので説明を割愛する。行列決定部52は、決定した慣性行列M及びヤコビ行列Jを制御トルク算出部58に出力する。
力学補正決定部54は、遠心力やコリオリ力等の各関節16iの実角度θi_act及び実角速度dθi_actによって生じる力ベクトルを表す力学補正力Ci_cmpnを算出する。この各関節16iの力学補正力Ci_cmpnは、各関節16iの角度θiに応じて決定する。この力学補正力Ci_cmpnの算出方法は周知技術なので説明を割愛する。力学補正決定部54は、算出した力学補正力Ci_cmpnを制御トルク算出部58に出力する。
目標値設定部56は、複数の関節16の目標角加速度ddθ_cntrl、若しくは、タスク位置Aの目標変化加速度ddx_cntrlを設定する。この目標角加速度ddθ_cntrlは、ddθ_cntrl=Kp・(θ_des−θ_act)+Kv・(dθ_des−dθ_act)としてPD制御を実行して設定することができる。この要求角度θ_des及び要求角速度dθ_des、又は、目標変化加速度ddx_cntrlは、複数の関節16又はタスク位置Aの状態等の種々の要因によって決定される。目標値設定部56は、設定した複数の関節16の目標角加速度ddθ_cntrl又は目標変化加速度ddx_cntrlを制御トルク算出部58に出力する。
制御トルク算出部58は、目標値設定部56から送られてきた目標角加速度θ_cntrl又は目標変化加速度ddx_cntrlに基づいて、複数の関節16の制御トルクm_τ_cntrlを算出する。詳しくは、目標角加速度θ_cntrlが送られてきた場合は、目標角加速度θ_cntrl、前回の目標角加速度θ_cntrl_p、変位部トルク応答性行列Eff、慣性行列M、力学補正力C_cmpnから、数11の関係式を用いて制御トルクm_τ_cntrlを算出する。
また、目標変化加速度ddx_cntrlが送られてきた場合は、目標変化加速度ddx_cntrl、前回の目標変化加速度ddx_cntrl_p、変位部トルク応答性行列Eff、慣性行列M、力学補正力C_cmpn、ヤコビ行列Jから、数22(数12〜数21を参照)を用いて、又は、数11、数23、及び数24を用いて、複数の関節16の制御トルクm_τ_cntrlを算出する。制御トルク算出部58は、算出した複数の関節16の制御トルクm_τ_cntrlをモータ制御部60に出力する。
モータ制御部60は、送られてきた複数の関節16の制御トルクm_τ_cntrlで、複数のモータ32を制御する。これにより、各関節16iの応答性又はタスク位置Aの応答性を改善した、各関節16i又はタスク位置Aの駆動を制御することができる。従って、目標トルクτ_cntrlに対する実トルクτ_actの追従性、つまり、目標角加速度ddθ_cntrlに対する実角加速度ddθ_actの追従性を向上させることができる。
このように、制御部14は、複数の関節16のトルクの応答性を示す変位部トルク応答性行列Eff、複数のモータ32の角度θによって決定された駆動部12の慣性行列M、複数の関節16の今回の目標角加速度ddθ_cntrl、及び複数の関節16の前回の目標角加速度ddθ_cntrl_pを用いて、複数の関節16の実角加速度ddθ_actが、サンプリング時間DT後に、複数の関節16の今回の目標角加速度ddθ_cntrlとなるように、複数の関節16の制御トルクm_τ_cntrlを算出するので、応答性を改善して複数の関節16の駆動を制御することができ、複数の関節16の目標角加速度ddθ_cntrlに対する複数の関節16の実角加速度ddθ_actの追従性を向上させることができる。
また、制御部14は、複数の関節16のトルクの応答性を示す変位部トルク応答性行列Eff、複数のモータ32の角度θによって決定された駆動部12の慣性行列M及びヤコビ行列J、リンク20のうち、予め定められたタスク位置Aの今回の目標変化加速度ddx_cntrl、及び前回のタスク位置Aの目標変化加速度ddx_cntrl_pを用いて、タスク位置Aの実変化加速度ddx_actが、サンプリング時間DT後に、タスク位置Aの目標変化加速度ddx_cntrlとなるように、複数の関節16の制御トルクm_τ_cntrlを算出するので、応答性を改善して複数の関節16の駆動を制御することができ、複数の関節16の目標角加速度ddθ_cntrlに対する複数の関節16の実角加速度ddθ_actの追従性を向上させることができる。従って、応答性を改善してタスク位置Aの駆動を制御することができ、タスク位置Aの目標変化加速度ddx_cntrlに対するタスク位置Aの実変化加速度ddx_actの追従性を向上させることができる。
[変形例]
なお、上記実施の形態は、以下のように変形してもよい。
(変形例1)変形例1では、リンクに接続され、自身では駆動することができない物体のトルク応答を改善するというものである。
図6は、変形例1における駆動部12を示す図である。駆動部12は、両脚として用いられる2つのリンク20と、該2つのリンク20によって支持されるベース部80とを有する。左側のリンクをリンク20Lで表し、右側のリンクをリンク20Rで表す。
図6では、リンク20L、20Rは、関節161L、161R、関節162L、162R、関節163L、163Rの3つの関節を有し、関節161L、161Rがベース部80に接続されている構造とするが、リンク20L、20Rは、2つ、又は4つ以上の関節16iを有していてもよい。変形例1では、関節16はn個あるものとし、リンク20L、20Rの各関節16を16iで表す。
ベース部80は、関節及び該関節を駆動するモータを有しないので自ら駆動することはないが、リンク20L、20Rの駆動によって、間接的に自在に駆動する。この図6から、以下の運動方程式が得られる。
Figure 2014046425
実変位加速度ddbase_actは、ベース部80の各方向における実変位加速度ddbase1_act、ddbase2_act、・・・、ddbasen_actをベクトル表示したものである。各方向とは、例えば、x軸方向、y軸方向、z軸方向、x軸の回転方向、y軸の回転方向、z軸の回転方向等がある。力学補正力C_cmpn_baseは、遠心力やコリオリ力等のベース部80の各方向に生じる力学補正力C1_cmpn_base、C2_cmpn_base、・・・、Cn_cmpn_baseをベクトル表示したものである。この力学補正力C_cmpn_baseは、力学補正決定部54によって決定される。
Jbaseは、ベース部80の各方向における変化速度とリンク20L(20R)の先端である足先(タスク位置A)の変化速度との関係を示すヤコビ行列(係数行列)である。なお、Jは、各関節16iのモータ32の角速度dθiとリンク20L(20R)の足先(タスク位置A)の変化速度との関係を示すヤコビ行列である。このヤコビ行列Jbase、及びJは、ベース部80の位置、足先の位置、及び複数の関節16の実角度θ_act等に応じて、行列決定部52によって決定される。
数25からわかるように、図6の場合は、複数の関節16のモータ32の実角加速度ddθ_actによって定まるトルク(M・ddθ_act)と、タスク位置Aが地面から受ける力Fによって複数の関節16に与えられるトルク(JT・F)とによって、各関節16iのモータ32の実トルクτ_actが定まる。ベース部80の実変位加速度ddbase_actによって定まるトルク(M・ddbase_act)と、タスク位置Aが受ける力Fによってベース部80の各方向に与えられるトルク(JbaseT・F)によって、ベース部80に与えられる実トルクは定まるが、ベース部80は、モータを有しないので、実トルクは0となる。
数25は、以下の関係式に変形することができる。
Figure 2014046425
数26は、以下の関係式で表すことができる。なお、複数の関節16の実角加速度ddθ_act及びベース部80の実変位加速度ddbase_actを表すddq_actを駆動部実変位加速度と呼び、τ_x_act及びτ_θ_actを表すτ_total_actを総合実トルクと呼ぶ。
Figure 2014046425
ここで、タスク位置Aが受ける力Fは、数6に示す関係式と同様に、数28で表すことができる。F_Effは、タスク位置Aである足先が受ける力の応答性を示す力応答性行列であり、その対角要素は、力応答係数であるf_eff1、f_eff2、・・・、f_effnで表すことができる。F_cntrlは、目標となるタスク位置Aが受ける力(目標力)であり、数28を用いて、このF_cntrlに対してタスク位置Aが実際に受ける力Fが定まる。従って、目標力Fに対する実際の力Fを測定することで、所望の力応答性行列F_Effを設定する。この力応答性行列F_Effは、応答性行列設定部50によって設定される。
Figure 2014046425
また、実トルク_θ_actは、数6に示す関係式と同様に、数29で表すことができる。τ_θ_cntrlは、目標トルクであり、数29を用いて、この目標トルクτ_θ_cntrlに対する実トルクτ_θ_actを求めることができる。
Figure 2014046425
また、実トルクτ_x_actは、数6に示す関係式と同様に、数30で表すことができる。τ_x_cntrlは目標トルクであり、数30を用いて、この目標トルクτ_x_cntrlに対する実トルクτ_xactを求めることができる。
Figure 2014046425
数27の実トルクτ_θ_act、実トルクτ_x_actに数29、数30をそれぞれ代入すると、以下の関係式で表すことができる。
Figure 2014046425
また、一般的な運動方程式から、以下の関係式を得ることができる。
Figure 2014046425
なお、目標変位加速度ddbase_cntrlは、ベース部80の各方向における目標変位加速度ddbase1_cntrl、ddbase2_cntrl、・・・、ddbasen_cntrlをベクトル表示したものである。また、複数の関節16の目標角加速度ddθ_cntrl及びベース部80の目標変位加速度ddbase_cntrlを表すddq_cntrlを、駆動部目標変位加速度と呼び、τ_x_cntrl及びτ_θ_cntrlを表すτ_total_cntrlを総合目標トルクと呼ぶ。この駆動部目標変位加速度ddq_cntrlは、ベース部80の状態、複数の関節16等の種々に要因によって、目標値設定部56によって設定される。
この数31、数32とから、数11を導き出したのと同様の手順で、以下に示す関係式を得ることができる。
Figure 2014046425
従って、制御トルク算出部58は、目標値設定部56から送られてきた駆動部目標変位加速度ddq_cntrlに基づいて、総合制御トルクm_τ_ddq_cntrlを算出し、モータ制御部60は、該求めた総合制御トルクm_τ_ddq_cntrlに基づいて、複数のモータ32を制御する。
このように、今回の駆動部目標変位加速度ddq_cntrl、前回の駆動部目標変位加速度ddq_cntrl_p、慣性行列M、力応答性行列F_Eff、変位部トルク応答性行列Eff等によって、駆動部実変位加速度ddq_actがサンプリング時間DT後に今回の駆動部目標変位加速度ddq_cntrlとなるような、総合制御トルクm_τ_ddq_cntrlを求めることができる。この総合制御トルクm_τ_ddq_cntrlで、各関節16iのモータ32を駆動制御することで、各関節16iは勿論、ベース部80の駆動の応答性をも改善することができる。
(変形例2)上記実施の形態、及び、変形例1では、変位部として回転駆動する関節16を用いて説明したが、変位部は、直進駆動(進退駆動)する進退部であってもよい。
図7は、変形例2の駆動部12の変位部駆動系30の他の構成を示す模式図である。変位部駆動系30は、モータ32と、駆動力変換部100と、弾性体102とを有する動力伝達部104、弾性体102を介して変位部である進退部106が接続されている。なお、図2と同様の構成については同一の符号を付す。
駆動力変換部100は、モータ32の出力軸32aのネジ溝に嵌合されおり、出力軸32aが回転することで駆動力変換部100が軸方向に矢印方向に移動する。駆動力変換部100と進退部106とは、動力伝達部104を介して接続されている。従って、駆動力変換部100の移動に応じて進退部106も矢印方向に移動する。なお、図7では動力伝達部104に弾性体102を設けたが、弾性体102を設けなくてもよい。なお、モータ32にはモータ32の角度を検出する角度センサ36が、進退部106には進退部106のトルクを検出するトルクセンサ38が設けられている。
関節16を図2に示す様なモータ32の回転によって進退可能な進退部106であっても、上記実施の形態及び変形例1で示した関係式(数2〜数33)と同一の関係式が成り立つので、関節16を進退部106に替えても応答性を改善することができる。なお、モータ32の出力軸32aに減速機を接続し、減速機の出力軸のネジ溝に駆動力変換部100を嵌合してもよい。
(変形例3)上記実施の形態及び上記変形例1では、モータ32と関節16との間には、弾性部材を設けないようにしたが、モータ32と関節16との間に弾性部材を設けてもよい。
図8は、変形例3の駆動部12の変位部駆動系30の他の構成を示す模式図である。変位部駆動系30は、モータ32、減速機34、第1プーリ110、ワイヤ112、第2プーリ114、関節16を備える。
減速機34の出力軸34bに、第1プーリ110の入力軸110aが連結される。ワイヤ112は、円環状の弾性部材であり、第1プーリ110の回転力を第2プーリ114に伝達する。そして、第2プーリ114の出力軸114aに関節16が連結される。なお、モータ32にはモータ32の角度を検出する角度センサ36が、第2プーリ114には、関節16に与えられるトルクを検出するトルクセンサ38が設けられている。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…駆動装置 12…駆動部
14…制御部 16…関節
18…連結部 20…リンク
30…変位部駆動系 32…モータ
34…減速機 36…角度センサ
50…応答性行列設定部 52…行列決定部
56…目標値設定部 58…制御トルク算出部
60…モータ制御部 80…ベース部
100…駆動力変換部 102…弾性体
104…動力伝達部 106…進退部
110…第1プーリ 112…ワイヤ
114…第2プーリ

Claims (6)

  1. 複数の変位部を有するリンクと、前記複数の変位部を駆動する複数の回転駆動源とを有する駆動部と、
    前記駆動部を駆動制御する制御部と、
    を備える駆動装置において、
    前記制御部は、
    前記複数の変位部のトルクの応答性を示す変位部トルク応答性行列、前記複数の変位部の角度によって決定された前記駆動部の慣性行列、前記複数の変位部の今回の目標角加速度、及び前記複数の変位部の前回の目標角加速度を用いて、前記複数の変位部の実角加速度が、サンプリング時間後に、前記今回の目標角加速度となるように、前記複数の変位部の制御トルクを算出する制御トルク算出部を備える
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記変位部は、回転駆動する関節又は進退駆動する進退部である
    ことを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動装置において、
    前記制御部は、下記の関係式を用いて、前記制御トルクを算出する
    ことを特徴とする駆動装置。
    Figure 2014046425
  4. 請求項3に記載の駆動装置において、
    前記複数の関節の最小時定数を測定しておき、
    前記最小時定数を用いて、変位部トルク応答性行列の対角要素である変位部トルク応答係数を設定する
    ことを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の駆動装置において、
    前記制御トルク算出部は、
    前記リンクの予め定められたタスク位置の今回の目標変化加速度及び前回の目標変化加速度と、前記タスク位置の変化速度と前記複数の変位部の角速度との関係を示す係数行列とを用いて、前記複数の変位部の今回の目標角加速度、及び前記複数の変位部の前回の目標角加速度を算出することで、前記タスク位置の実変化加速度が、サンプリング時間後に、前記今回の目標変化加速度となるように、前記複数の変位部の制御トルクを算出する
    ことを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載の駆動装置において、
    駆動部は、前記リンクに支持されるベース部を備え、
    前記制御トルク算出部は、
    前記リンクの先端であるタスク位置が地面から受ける力の応答性を示す力応答性行列と、ベース部の各方向における変化速度と前記リンクの前記タスク位置の変化速度との関係を示す係数行列と、前記タスク位置の変化速度と前記複数の変位部の角速度との関係を示す係数行列とを用いて、前記目標角加速度及び前記ベース部の各方向の目標変位加速度を含む今回の駆動部目標変位加速度と、前回の駆動部目標変位加速度とから、前記複数の変位部の実角加速度及び前記ベース部の各方向の実変位加速度を含む駆動部実変位加速度が、サンプリング時間後に、前記今回の駆動部目標変位加速度となるように、前記複数の変位部の制御トルクを算出する
    ことを特徴とする駆動装置。
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