JP2014045956A - 吸収体及びこれを用いた吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】体液の吸水量及び吸水速度を維持しつつ、吸収体に安定的に大量の高吸水性樹脂を含有させることができるようにする。
【解決手段】肌当接面側に位置する上層吸収体4Aと、非肌当接面側に位置する下層吸収体4Bとが積層された吸収体4である。前記下層吸収体4Bは、肌当接面側からのエンボスにより凹部10が形成されるとともに、前記凹部10に高吸水性樹脂11が収容された状態で、前記上層吸収体4Aが積層される。これによって、上層吸収体4Aに吸収された体液は、エンボス部分の繊維密度差によって下層吸収体4Bの凹部10側に引き寄せられ、凹部10に収容された高吸水性樹脂11に効率的に吸収保持される。
【選択図】図4

Description

本発明は、尿や経血などの体液を吸収するための失禁パッド、パンティライナー、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる吸収体に係り、特に吸収体に安定的に大量の高吸水性樹脂を含有できるようにした吸収体及びこれを用いた吸収性物品に関する。
従来より、失禁パッド等の吸収性物品においては、吸収体として吸水性繊維中に高吸水性樹脂が分散混入されてなるものが知られている。高吸水性樹脂は、尿などの水分と接触すると吸水・膨潤してゲル状となり、一端吸水したならば多少の圧力を加えても離水しないなどの特性をもっている。しかも、高吸水性樹脂は自己体積の数倍にも及ぶ驚異的な吸水力を有している。
特に軽失禁パッドでは、取扱いの便宜や装着感等を考慮して小型化・薄型化が求められているが、この場合でもある程度の量の尿を吸収できるように、吸収体に高吸水性樹脂が密に混入されている。従って、吸収体を所望の程度まで、例えば厚さ寸法を2.0mm程度まで薄型化すると、高吸水性樹脂の含有比率が相対的にかなり高くなり、高吸水性樹脂が吸水して膨潤したときに隣り合う高吸水性樹脂同士が結合して、所謂「ゲルブロッキング」を生じ、結局のところ所望の吸水力を発現できなくなるという問題があった。また、高吸水性樹脂の含有比率を高くすることにより相対的に繊維の含有比率を低めると、吸収体がよれやすくなったり、割れやすくなったりする問題も発生する。
かかる高吸水性樹脂を有する吸収体として、下記特許文献1では、クレープを有する吸水性シートに多数の凹部が形成されている中層と、前記凹部に収容された吸水性樹脂と、前記吸水性樹脂が収容された凹部の開口側を塞ぐように前記中層に重ねられた第1の外層と、この第1の外層と逆側にて前記中層に重ねられる第2の外層とを有する吸収シートが開示されている。
また、下記特許文献2では、吸収性積層体が第1吸収層と第2吸収層とをトップシート側からこの順で有し、前記第2吸収層は、吸水性樹脂及び/又はパルプ繊維を有し、前記第1吸収層は、不織布シート間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有さない吸収性物品が開示されている。
さらに、下記特許文献3では、吸収体に、高吸収性樹脂が密集した点在部を有する吸収性物品が開示されている。
特開平10−14978号公報 特開2011−136078号公報 特開2009−173号公報
しかしながら、上記特許文献1、2記載の吸収性物品では、透液性表面シートの下側にほぼ全面に亘って不織布等で挟まれた高吸水性樹脂を配設してあるため、繰り返し複数回の排尿があったときに、それまでの排尿によって膨潤した高吸水性樹脂によってゲルブロッキングが生じやすく、これに伴い下層側に尿を流通させる面積が狭まる結果、製品表面を尿が伝い漏れが生じやすくなる問題があった。
また、上記特許文献3記載の吸収性物品では、高吸水性樹脂の点在部を設けることによってゲルブロッキングを防止しているが、この点在部は、高吸水性樹脂とパルプ繊維が混在した部分であって、点在部のパルプ繊維の目付が点在部外のパルプ繊維の目付よりも低く構成した部分であるため、点在部に高吸水性樹脂を大量に配設した場合、低目付のパルプ繊維からの脱落などが懸念され、点在部に安定して大量の高吸水性樹脂を配設するのが難しかった。
そこで本発明の主たる課題は、体液の吸水量及び吸水速度を維持しつつ、吸収体に安定的に大量の高吸水性樹脂を含有させることができるようにした吸収体及びこれを用いた吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、肌当接面側に位置する上層吸収体と、非肌当接面側に位置する下層吸収体とが積層された吸収体であって、
前記下層吸収体は、肌当接面側からのエンボスにより凹部が形成されるとともに、前記凹部に高吸水性樹脂が収容された状態で、前記上層吸収体が積層されていることを特徴とする吸収体が提供される。
上記請求項1記載の発明では、前記下層吸収体に肌当接面側からのエンボスにより凹部を形成するとともに、この凹部に高吸水性樹脂を収容した状態で、前記上層吸収体を積層しているので、上層吸収体に吸収された体液は、前記エンボス部分の繊維密度差によって下層吸収体の凹部側に引き寄せられ、凹部に収容された高吸水性樹脂に効率的に吸収保持されるようになる。従って、高吸水性樹脂によるゲルブロッキングが防止できるため、体液の吸水量及び吸水速度を維持することができるようになる。
また、高吸水性樹脂が下層吸収体の肌当接面側からのエンボス凹部に収容され、その上面側に上層吸収体が積層されることによって凹部の開口が覆われているため、凹部に大量の高吸水性樹脂を収容した場合でも、高吸水性樹脂の脱落が完全に防止できる。従って、吸収体に安定的に大量の高吸水性樹脂を含有させることができるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記上層吸収体及び下層吸収体にそれぞれ高吸水性樹脂が分散配置され、前記上層吸収体に分散配置された高吸水性樹脂の目付は、前記下層吸収体に分散配置された高吸水性樹脂の目付より相対的に小さく設定されている請求項1記載の吸収体が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記凹部に収容された高吸水性樹脂の他、上層吸収体及び下層吸収体のパルプ繊維中に高吸水性樹脂を分散配置する場合、この分散配置した高吸水性樹脂の目付を、上層吸収体中の目付≦下層吸収体中の目付の関係としたものである。これにより、体液が下層吸収体側に吸収保持されやすくなり、上層吸収体中の高吸水性樹脂が吸水して膨潤したときのゲルブロッキングが防止できる。
請求項3に係る本発明として、前記凹部は、離間部を有する間欠的なパターンで形成されるか、エンボス幅を狭めた複数のくびれ部を有する連続的なパターンで形成されるか、これらの組み合わせによって形成されている請求項1、2いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項3記載の発明では、下層吸収体に形成される凹部の平面パターンについて規定し、具体的には、間欠パターン、複数のくびれ部を有する連続パターン又はこれらの組み合わせとしている。これらのパターンではいずれも、凹部に収容された高吸水性樹脂が凹部に沿って移動する、高吸水性樹脂の偏りを防止している。連続パターンとした場合には、特に、凹部への高吸水性樹脂の供給が連続的となるため、高吸水性樹脂のライン供給のための制御が容易となる。
請求項4に係る本発明として、前記上層吸収体の厚みは、前記下層吸収体の厚み以下に設定されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項4記載の発明では、体液を上層吸収体から下層吸収体に移行させやすくし、凹部に収容された高吸水性樹脂に素早く吸収保持させるようにするため、上層吸収体の厚みを下層吸収体の厚み以下に設定している。
請求項5に係る本発明として、前記下層吸収体のパルプ密度は、前記上層吸収体のパルプ密度より相対的に大きく設定されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項5記載の発明では、上層吸収体に吸収された体液をパルプ繊維の密度差によって下層吸収体に移行させやすくするため、下層吸収体のパルプ密度を上層吸収体のパルプ密度より相対的に大きく設定している。
請求項6に係る本発明として、前記上層吸収体と下層吸収体との間に1層又は2層以上の中間吸収体が積層され、前記中間吸収体の少なくとも1層に、肌当接面側からのエンボスにより凹部が形成され、前記凹部に高吸水性樹脂が収容されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収体が提供される。
上記請求項6記載の発明では、3層以上の積層構造からなる吸収体について規定し、中間吸収体の少なくとも1層に凹部を形成し、高吸水性樹脂を収容するようにしている。
請求項7に係る本発明として、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
前記吸収体として上記請求項1〜6いずれかに記載の吸収体を用いていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、体液の吸水量及び吸水速度を維持しつつ、吸収体に安定的に大量の高吸水性樹脂を含有させることができるようになる。
本発明に係る軽失禁パッド1の一部破断展開図である。 そのII−II線矢視図である。 吸収体4の分解斜視図である。 吸収体4の横断面図である。 下層吸収体4Bの平面図である。 他の形態に係る下層吸収体4Bの平面図である。 凹部10の平面パターン(その1)である。 凹部10の平面パターン(その2)である。 凹部10の断面図である。 他の形態に係る吸収体4の横断面図である。 吸収体4の製造要領を示す工程図(その1)である。 吸収体4の製造要領を示す工程図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔軽失禁パッド1の基本構成〕
本発明に係る軽失禁パッド1は、図1及び図2に示されるように、不透液性裏面シート2と、透液性表面シート3(以下、単に表面シートともいう。)との間に、吸収体4または同図に示されるように、クレープ紙5によって囲繞された吸収体4が介在され、表面側両側部に立体ギャザーG、Gを備えた構造となっている。
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他に防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には、防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが好適に用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
次いで、前記表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、スパンボンド法はドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法及びエアスルー法は嵩高でソフトである点で優れている。
前記不透液性裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、肌当接面側に位置する上層吸収体4Aと、非肌当接面側に位置する下層吸収体4Bとが積層され、これらの層間を必要に応じてホットメルト接着剤等の接着剤により接合したものである。この吸収体4については、後段で更に詳しく説明する。
前記吸収体4は、図示のように、形状保持、および尿等を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した尿等の逆戻りを防止するために、前記上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとの積層状態でクレープ紙5によって囲繞するのが望ましい。
本軽失禁パッド1の表面側両側部にはそれぞれ長手方向に沿って、かつ軽失禁パッド1の全長に亘ってサイド不織布15,15が設けられているとともに、このサイド不織布15,15の外側部分が側方に延在されるとともに、前記不透液性裏面シート2が側方に延在され、これら側方に延在されたサイド不織布15部分と不透液性裏面シート2部分とをホットメルト接着剤等により接合して側部フラップが形成されている。
前記サイド不織布15としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、尿やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましく、体液の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるのが望ましい。かかるサイド不織布15としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくは目付け量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。
前記サイド不織布15の内方側は、図2に示されるように、前記サイド不織布15をほぼ二重に折り返すとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1または複数の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材16,16が配設され、その収縮力によって前記二重シート部分を表面側に起立させた立体ギャザーG、Gが形成されている。
〔吸収体4〕
上述の通り、前記吸収体4は、図3に示されるように、上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとから構成されている。かかる吸収体4は、前記下層吸収体4Bに、肌当接面側(表面シート3側)からのエンボスにより複数の凹部10、10…が形成されるとともに、この凹部10、10…に高吸水性樹脂11が収容された状態で、前記上層吸収体4Aが積層されている。
これによって、図4に示されるように、上層吸収体4Aに吸収された体液は、下層側が前記凹部10とされる部分では、そのまま下層側に移行して凹部10内の高吸水性樹脂11に吸収保持され、それ以外の部分では、下層吸収体4Bのパルプ繊維中に移行した後、凹部10の周囲がエンボス付与により圧搾された高密度領域とされることにより、このエンボス部分の繊維密度差によって凹部10側に引き寄せられ、この凹部10に収容された高吸水性樹脂11に効率的に吸収保持されるようになる。従って、従来のように吸収体の肌当接面側に高吸水性樹脂の層を設けた場合や大量の高吸水性樹脂をパルプ繊維中に分散配置した場合などに生じる高吸水性樹脂によるゲルブロッキングを防止することができ、体液の吸水量及び吸水速度を維持できるようになる。
また、前記高吸水性樹脂11は、下層吸収体4Bの肌当接面側(上層吸収体4A側、上面側)からのエンボスによって形成された凹部10に収容され、且つその上面側に上層吸収体4Aが積層されることによって凹部10の開放した開口が前記上層吸収体4Aにより覆われているため、凹部10に大量の高吸水性樹脂11を収容した場合でも、高吸水性樹脂11の脱落が完全に防止できるようになる。特に、凹部10の周壁及び底面はエンボスによってパルプ繊維が高密度化されているため、下層吸収体4Bの凹部10周囲への高吸水性樹脂の分散が完全に防止できる。従って、吸収体4に安定的に大量の高吸水性樹脂11を含有させることができるようになる。
前記高吸水性樹脂11としては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。
前記凹部10に収容される高吸水性樹脂11の量は、吸収体全体の合計で0.05〜15g、好ましくは0.1〜10gとするのがよい。この量の高吸水性樹脂11を収容可能な凹部10の容積は、高吸水性樹脂11の粒度などによっても異なるが、吸収体全体の合計で0.06cm〜20cm、好ましくは0.1cm〜12.5cm程度が必要である。
前記上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとは、ほぼ同一の平面形状で形成され、積層状態で両者の外縁がほぼ一致するとともに、着用者の前後方向に縦長のほぼ長方形状に形成され、前記凹部10以外の表面はほぼ平坦に形成されている。前記上層吸収体4Aは、表面側及び裏面側がほぼ平坦な平板状の吸収体で、前記下層吸収体4Bのような凹部は形成されていない。仮に、上層吸収体4Aに凹部を設け高吸水性樹脂を配置した場合には、ゲルブロッキングが生じやすくなり体液の浸透が妨げられるため好ましくない。また、図示しないが、前記上層吸収体4Aの肌当接面側には、股間部への密着性を向上させるため、幅方向中央部に肌側に高い吸収体中高部を設けることも可能である。かかる吸収体中高部は、上層吸収体4Aの肌当接面側に積層することにより設けてもよいし、上層吸収体4Aの積繊等によって形成してもよい。
前記上層吸収体4A及び下層吸収体4Bとしては、パルプのみからなるものでもよいが、たとえばパルプ中に高吸水性樹脂12を分散配置したもの、或いはパルプ中に化学繊維を混入させるとともに、高吸水性樹脂12を分散配置したものを使用することが望ましい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。
また、前記上層吸収体4A及び下層吸収体4Bにはそれぞれ、合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記パルプ中に分散配置される高吸水性樹脂12としては、前記凹部10に収容される高吸水性樹脂11と同様のものを使用でき、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。また同様に、これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸水性樹脂は製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力と吸水速度の調整が可能である。
前記上層吸収体4A及び下層吸収体4Bを合計した吸収体全体のパルプの目付は、90g/m〜1000g/m、好ましくは100g/m〜900g/mとするのがよい。また、凹部10に収容される高吸水性樹脂11及びパルプ中に分散配置される高吸水性樹脂12の吸収体全体の目付は、10g/m〜500g/m、好ましくは15g/m〜400g/mとするのがよい。高吸水性樹脂含有量が10g/m未満の場合には、十分な吸収能を与えることができず、500g/mを超える場合にはパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、シート強度が低下し破れや割れ等が発生し易くなる。
ここで、前記上層吸収体4A及び下層吸収体4Bとしてそれぞれ、パルプ中に高吸水性樹脂12が分散配置されたものを使用する場合、上層吸収体4Aに分散配置される高吸水性樹脂12の目付は、下層吸収体4Bに分散配置される高吸水性樹脂12の目付より相対的に小さく設定することが好ましい。即ち、上層吸収体4Aの高吸水性樹脂12の目付≦下層吸収体4Bの高吸水性樹脂12の目付の関係とする。これにより、尿などが上層吸収体4Aより下層吸収体4Bに吸収保持されやすくなり、上層吸収体4A中の高吸水性樹脂12が吸水して膨潤したときのゲルブロッキングが防止できる。具体的に、上層吸収体4Aの高吸水性樹脂12の目付としては10g/m〜200g/mが好ましく、下層吸収体4Bの高吸水性樹脂12の目付としては30g/m〜400g/mが好ましい。
前記上層吸収体4Aの厚みは、下層吸収体4Bの厚み以下に設定することが好ましい。即ち、上層吸収体4Aの厚み≦下層吸収体4Bの厚みの関係とする。これにより、上層吸収体4Aから下層吸収体4Bに体液が移行しやすくなり、この体液が凹部10に収容された高吸水性樹脂11に素早く吸収保持できるようになる。具体的な上層吸収体4Aの厚みとしては0.3mm〜6mmが好ましく、下層吸収体4Bの厚みとしては0.5mm〜10mmが好ましい。
前記凹部10の平面パターンは、図5に示されるように、吸収体4の長手方向に沿って凹部10と離間部とが交互に繰り返し存在する間欠的なパターンとすることが好ましい。このような間欠パターンで設けることによって、凹部10に収容される高吸水性樹脂11が凹部10の中で移動する、高吸水性樹脂11の偏りが防止でき、吸収体に安定的に大量の高吸水性樹脂11を含有させることが可能となる。長手方向の間欠パターン線は、吸収体の幅方向に離間して1〜5本設けることが好ましく、図示例では、幅方向中央部とその両側に1本ずつの計3本の長手方向間欠パターン線が設けられている。また、図示例では、凹部10を下層吸収体4Bの幅方向に一致させたパターンで配列してあるが、幅方向に凹部10と離間部とが交互に存在する千鳥状に配列することもできる。
前記凹部10の寸法について説明すると、図5に示されるように、凹部10の幅Aは3mm〜20mm、好ましくは5mm〜15mmとし、全て同じ幅寸法とする必要はない。例えば、長手方向間欠パターン線を幅方向に複数本設ける場合、幅方向中央部に配列される間欠パターン線の凹部10の幅寸法を広くして、高吸水性樹脂11の収容量を大きくするなどのように、長手方向間欠パターン線単位で幅寸法を違えてもよいし、排尿口部に対応する吸収体4の中央部付近の幅寸法を広くするというように、凹部10単位で幅寸法を違えてもよい。
また、凹部10、10同士の吸収体幅方向の離間距離Bは、体液の通水性を確保するとともに素材感を残すため、5mm以上とするのがよい。ただし、凹部10の幅Aを10mm以上に形成した場合、幅Aの半分以上の離間距離Bとするのが好ましい。また、この離間距離Bも幅方向に亘って同じ寸法とする必要はなく、幅方向中央部の離間距離Bを短くし、両側部の離間距離Bを長くするなどとすることができる。
凹部10は下層吸収体4Bの周縁部には配設しないことが好ましい。特に、長手方向両端部にはそれぞれ、吸収体の長手方向端縁からの長さF、Fに亘って、前記凹部が存在しない領域とする。この長手方向両端部に達するまでに尿などが高吸水性樹脂11に吸収保持されるためこの部分に設ける効果が小さいとともに、端部近くに設けると端部まで尿などが引き寄せられやすくなり漏れの原因となり、且つ高吸水性樹脂11の脱落等が懸念されることに加えて、高吸水性樹脂11が吸水して膨潤した際の違和感が生じやすくなる。前記長さF、Fとしては、吸収体4の全長によっても異なるが、吸収体全長の15%程度とすることが好ましい。また、同様の理由から、吸収体両側部にも前記凹部10が存在しない領域を設けることが好ましく、前記凹部10が設けられる領域の吸収体幅方向長さCは、吸収体幅Wの65%以下とすることが好ましい。また、長手方向中心線CLより幅方向外側に30mmを超えて凹部10を設ける場合には、脚の付け根の内側部分への当たりなどの装着性を考慮して、この30mm以内に設けるものよりもエンボス幅Aを小さくするか、凹部10に収容する高吸水性樹脂11の量を少なくするのが好ましい。
図5に示されるように、凹部10…を間欠パターンで設ける場合、各凹部10の吸収体長手方向の長さDは、3mm〜15mm、好ましくは5mm〜10mmとするのがよく、凹部10、10同士の離間部の長さEは、1mm〜15mm、好ましくは3mm〜10mmとするのがよい。これにより、高吸水性樹脂11の偏りが防止できるとともに、高吸水性樹脂11への素早い吸水が可能となる。
凹部10の深さは、下層吸収体4Bの厚み以下とされ、0.3mm〜8mm、好ましくは2mmから5mmとするのがよい。この凹部10に収容される高吸水性樹脂11の量は、凹部10の深さの80%程度とすることが好ましく、高吸水性樹脂11が吸水して膨潤した際の膨らみを考慮して、上層吸収体4Aとの間に凹部10の深さの約20%程度の隙間を残しておくようにする。
前記長手方向の間欠パターン線の長さは、図5に示されるように、吸収体幅方向に配列される間欠パターン線同士でほぼ同等としてもよく、図6に示されるように、それぞれ異なる長さとしてもよい。なお、図6では、長手方向間欠パターン線を実線で示してある。図6(A)では、吸収体幅方向に3本の間欠パターン線が配列され、幅方向中央部の間欠パターン線を両側の間欠パターン線より短く形成することにより、吸収体中央部の排尿口部付近の吸水量が高くなるようにしている。この場合、吸収体中央部での吸水量確保のため、幅方向中央部の間欠パターン線の凹部10の幅寸法Aを両側の間欠パターン線の幅寸法Aより大きく設定することにより、高吸水性樹脂11の収容量が多くなるようにすることが好ましい。また、図6(B)では、吸収体幅方向に5本の間欠パターン線が配列され、幅方向両側部の間欠パターン線が漸次短くなるように形成している。この場合、幅方向中央部の間欠パターン線の凹部10の幅寸法Aを両側の間欠パターン線の幅寸法Aより大きく設定することにより、幅方向中央部での吸水量を確保でき、体液の横漏れが確実に防止できるようになる。
前記凹部10の平面形状は、図7に示されるように、(A)長方形、(B)正方形、(C)楕円形、(D)円形など種々の形状で形成することができる。
また、前記凹部10は、図8に示されるように、吸収体長手方向に沿って連続的なパターンで設けることも可能である。この連続パターンとした場合には、エンボス線に沿ってほぼ等間隔でエンボス幅を狭めた複数のくびれ部10a、10a…を設けるようにする。連続パターンとすることによって、凹部10内に高吸水性樹脂11を供給するのが連続的となり、作業が容易になるとともに、前記くびれ部10aを設けることによって、凹部10に沿って高吸水性樹脂11が移動する高吸水性樹脂11の偏りが防止できるようになる。図8(A)は、左右の同じ位置に突起部を設けることにより中央部にくびれ部10aを設けたものであり、図8(B)は、左右から交互に突起部を設けることにより、左右の片側に交互にくびれ部10aを設けたものであり、図8(C)は、両側を円弧の波状に形成することにより中央部にくびれ部10aを設けたものである。また、凹部10は、前述の間欠パターンと連続パターンとを組み合わせたものとすることも可能である。
前記凹部10の断面形状は、図9に示されるように、(A)台形状、(B)方形状、(C)三角形状、(D)U字状又は(E)半円形状などとすることができ、特に高吸水性樹脂11の量が多い場合は、凹部内壁面の面積を多くし、外周の吸収体との接触面積が広くなるように高圧搾部と低圧搾部とからなる形状((E)参照)としてもよい。
ところで、上記形態例では、吸収体4として、上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとからなる2層構造としたが、図10に示されるように、前記上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとの間に1層又は2層以上の、図示例では1層の中間吸収体4Cが積層された3層以上の積層構造としてもよい。前記中間吸収体4Cとしてはは、前記上層吸収体4A及び下層吸収体4Bと同様に、パルプ中に高吸水性樹脂12が分散配置されたものなどを使用することができる。
そして、前記中間吸収体4Cの少なくとも1層に、肌当接面側からのエンボスにより凹部13を形成し、この凹部13に高吸水性樹脂11を収容することができる。このとき、中間吸収体4Cに形成される凹部13と下層吸収体4Bに形成される凹部10とは、できる限り吸収体4の厚み方向に重ならないように配置することが好ましい。これによって尿などが厚み方向に浸透していく過程で高吸水性樹脂11に接触する機会が増加し、体液を素早く吸収保持することができるようになる。また、凹部10、13に収容される高吸水性樹脂11の量は、下層吸収体4B側にいくに従って多くなるように配置することが好ましく、パルプ中に分散配置される高吸水性樹脂12の量も同様に、下層吸収体4B側にいくに従って多くなるように配置することが好ましい。さらに、各層の厚みは、下層吸収体4B側にいくに従って厚くなるようにするのが好ましく、各層のパルプ密度も、下層吸収体4B側にいくに従って高くなるようにするのが好ましい。
次に、前記吸収体4の製造方法について説明すると、先ず、高吸水性樹脂12を混入させたパルプを積繊等することによって下層吸収体4Bを成形した後、一方面側からの圧搾によって凹部10を形成し、この凹部10に高吸水性樹脂11を散布する。続いて、別工程にて高吸水性樹脂12を混入させたパルプを積繊等することによって成形した上層吸収体4Aを、前記下層吸収体4Bの凹部10形成面側に積層する。しかる後、必要に応じて、上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとからなる吸収体4をクレープ紙5によって囲繞し、軽失禁パッド1の製造工程の次工程に送られる。
ここで、前記凹部10の形成手段としては、図11に示されるように、ロール表面に複数の凸部が備えられたエンボスロール20とアンビルロール21との間に通過させる方法、又は、図12に示されるように、一方面側に凸部が備えられた板状のエンボス板22を押し付ける方法のいずれを用いてもよい。前記エンボス板22を用いる方法では、エンボス板22の凸部に高吸水性樹脂11の供給口を設けておき(図示せず)、エンボス板22が最下点(吸収体を最も圧搾した位置)に達したときに前記供給口から高吸水性樹脂11の排出が開始され、エンボス板22が引き上げられる過程で高吸水性樹脂11の供給が完了するように制御することによって、エンボスを付与すると同時に高吸水性樹脂11が供給できるようにしてもよい。
1…軽失禁パッド、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、4A…上層吸収体、4B…下層吸収体、4C…中間吸収体、5…クレープ紙、10・13…凹部、11・12…高吸水性樹脂

Claims (7)

  1. 肌当接面側に位置する上層吸収体と、非肌当接面側に位置する下層吸収体とが積層された吸収体であって、
    前記下層吸収体は、肌当接面側からのエンボスにより凹部が形成されるとともに、前記凹部に高吸水性樹脂が収容された状態で、前記上層吸収体が積層されていることを特徴とする吸収体。
  2. 前記上層吸収体及び下層吸収体にそれぞれ高吸水性樹脂が分散配置され、前記上層吸収体に分散配置された高吸水性樹脂の目付は、前記下層吸収体に分散配置された高吸水性樹脂の目付より相対的に小さく設定されている請求項1記載の吸収体。
  3. 前記凹部は、離間部を有する間欠的なパターンで形成されるか、エンボス幅を狭めた複数のくびれ部を有する連続的なパターンで形成されるか、これらの組み合わせによって形成されている請求項1、2いずれかに記載の吸収体。
  4. 前記上層吸収体の厚みは、前記下層吸収体の厚み以下に設定されている請求項1〜3いずれかに記載の吸収体。
  5. 前記下層吸収体のパルプ密度は、前記上層吸収体のパルプ密度より相対的に大きく設定されている請求項1〜4いずれかに記載の吸収体。
  6. 前記上層吸収体と下層吸収体との間に1層又は2層以上の中間吸収体が積層され、前記中間吸収体の少なくとも1層に、肌当接面側からのエンボスにより凹部が形成され、前記凹部に高吸水性樹脂が収容されている請求項1〜5いずれかに記載の吸収体。
  7. 透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
    前記吸収体として上記請求項1〜6いずれかに記載の吸収体を用いていることを特徴とする吸収性物品。
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