JP2014045698A - ゲル状食品の製造方法 - Google Patents

ゲル状食品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014045698A
JP2014045698A JP2012190241A JP2012190241A JP2014045698A JP 2014045698 A JP2014045698 A JP 2014045698A JP 2012190241 A JP2012190241 A JP 2012190241A JP 2012190241 A JP2012190241 A JP 2012190241A JP 2014045698 A JP2014045698 A JP 2014045698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
raw material
gel
material mixture
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012190241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5847039B2 (ja
Inventor
Eiko Yanagisawa
詠子 柳澤
Hideki Sakurai
英樹 櫻井
Shoji Wakao
庄児 若尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority to JP2012190241A priority Critical patent/JP5847039B2/ja
Publication of JP2014045698A publication Critical patent/JP2014045698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5847039B2 publication Critical patent/JP5847039B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】ゲル化させる原料の混合液を、ゲル化しない温度で保持した後に冷却してゲル化させても粒状の食感が良好に得られるゲル状食品の製造方法を提供する。
【解決手段】乳タンパク質、ローメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン以外の電荷を持たないゲル化剤、および電荷を持たない増粘剤を含有する第1液と、酸成分および2価金属イオンを含有する第2液とをゲル化しない温度で混合し、乳タンパク質と酸成分との反応、およびローメトキシルペクチンと2価金属イオンとの反応を同時に生じさせる原料混合液調製工程と、原料混合液をゲル化しない温度で保持する保持工程と、保持工程の後に原料混合液を冷却してゲル化させる冷却工程を有し、原料混合液の60℃における粘度が50〜500mPa・sであり、かつ原料混合液の60℃におけるpHが3〜5であることを特徴とするゲル状食品の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、梨の果実(果肉)に含まれる石細胞の食感に似た、粒状の食感を有するゲル状食品の製造方法に関する。
下記特許文献1は粒状のゲル状物を含む模擬果肉の製造方法に関する。実施例7には水道水および生クリームを混合した中に、砂糖、ペクチン、脱アシル型ジェランガム、κ−カラギナン、グルコマンナン、およびクエン酸三ナトリウムの粉末混合物を添加して80℃で加熱混合し、これにクエン酸、濃縮梨果汁、および予め少量のお湯に溶解した乳酸カルシウムを添加して混合した後、容器に充填し、冷却することによって、喫食したときに粒状(ざらざら)感が得られる模擬梨果肉を製造する方法が記載されている。
特開2004−194661号公報
ゲル状食品を工業的に製造する場合、ゲル化させる原料の混合液は、混合後直ちに冷却されるわけではなく、通常は、配管中を流動する移送工程や、容器等に充填する充填工程を経た後に、ゲル化温度に冷却される。
本発明者らの知見によれば、特許文献1の方法は、ゲル化させる原料の混合液を直ちに容器に充填して冷却すると粒状(ざらざら)感が得られるが、該混合液をゲル化しない温度で保持した後に、容器に充填して冷却すると、粒々(ざらざら)感が失われやすく、梨果肉様の食感が安定して得られないという問題がある。
本発明の目的は、ゲル化させる原料の混合液を、ゲル化しない温度で保持した後に冷却してゲル化させても粒状の食感が良好に得られるゲル状食品の製造方法を提供することにある。
本発明のゲル状食品の製造方法は、乳タンパク質、ローメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン以外の電荷を持たないゲル化剤、および電荷を持たない増粘剤を含有する第1液と、酸成分および2価金属イオンを含有する第2液とを、ゲル化しない温度で混合し、乳タンパク質と酸成分との反応、およびローメトキシルペクチンと2価金属イオンとの反応を同時に生じさせる原料混合液調製工程と、前記原料混合液調製工程で得られる原料混合液を、ゲル化しない温度で保持する保持工程と、該保持工程の後に前記原料混合液を冷却してゲル化させる冷却工程を有し、前記原料混合液調製工程で得られる原料混合液の60℃における粘度が50〜500mPa・sであり、かつ該原料混合液の60℃におけるpHが3〜5であることを特徴とする。
前記原料混合液中のタンパク質含有量が0.03〜1.0g/100gであることが好ましい。
前記原料混合液中の、ローメトキシルペクチン含有量が0.1〜1.0g/100gであり、かつ原料混合液中の2価金属イオン濃度が10〜80mg/100gであることが好ましい。
前記第1液と前記第2液の混合比率が、第1液:第2液の質量比で7:3〜3:7であることが好ましい。
前記第1液が乳化剤を含有することが好ましい。
本発明によれば、例えば工業的にゲル状食品を製造する場合など、原料混合液を冷却してゲル化させる前に、ゲル化しない温度で保持する保持工程を有する方法においても、良好な粒状の食感を有するゲル状食品を安定して製造することができる。
本発明における原料混合液の粘度の値は、B型粘度計にて、回転数60rpm、ローターNo.2または3を使用して測定した値である。
本発明では、ゲル化させる原料をそれぞれ含む第1液と第2液が用いられる。第1液と第2液とを混合して原料混合液とする。
〔乳タンパク質〕
第1液は乳タンパク質を含む。第1液に乳タンパク質を含む原料(乳タンパク源)を含有させることが好ましい。
乳タンパク質を含む原料(乳タンパク源)としては、乳由来の各種製品を用いることができる。具体例としては、生乳、牛乳、脱脂乳、部分脱脂乳、濃縮乳、脱脂濃縮乳、全脂練乳、脱脂練乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、乳清(ホエー)、乳清蛋白質濃縮物(WPC)、乳清蛋白質分離物(WPI)、全乳蛋白質濃縮物(TMP)、クリーム、生クリーム、バター、クリームパウダー、バターミルクパウダー等が挙げられる。
これら乳タンパク質を含む原料はいずれか一種類のみを使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
乳タンパク源として脂肪分を含むものを用いると、ゲル状食品にコクのある風味を付与することができる。原料混合液における脂肪分の含有量は0〜10質量%が好ましく、0〜5質量%がより好ましい。上記範囲の上限値以下であると、脂肪分の浮上を防止しやすく、工程の安定化を図りやすい。
〔ゲル化剤〕
第1液はローメトキシルペクチンと、ローメトキシルペクチン以外のゲル化剤を含む。ローメトキシルペクチン以外のゲル化剤として、電荷を持たないゲル化剤を用いる。
電荷を持たないゲル化剤としては、寒天、グルコマンナン等が挙げられる。特に溶解性や食感等の点で寒天が好ましい。
ローメトキシルペクチン以外のゲル化剤はいずれか一種類のみを使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
なお、第1液および第2液はいずれも、電荷を有するゲル化剤(例えば脱アシル型ジェランガム、アルギン酸類、カラギナンなど)を含まない。
〔増粘剤〕
第1液は増粘剤を含む。増粘剤として電荷を持たない増粘剤を用いる。
電荷を持たない増粘剤としては、ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム、タマリンドシードガム等が挙げられる。
電荷を持たない増粘剤はいずれか一種類のみを使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
なお、第1液および第2液はいずれも、電荷を有する増粘剤(例えばキサンタンガムやアラビアガムなど)を含まない。
〔乳化剤〕
第1液に乳化剤を含有させることが好ましい。これにより、ゲル状食品における粒状の食感をより向上させることができる。また、第1液が脂肪分を有する場合は、乳化剤を含有させることにより脂肪分の浮上を防止して第1液および原料混合液の安定性を向上させることができる。
乳化剤としては、一般に食用に用いられている乳化剤を適宜用いることができる。具体例としては、有機酸モノグリセリド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
これらのうち混合液の安定性の点で有機酸モノグリセリドが好ましく、例えばコハク酸モノグリセリドを使用することが好ましい。
乳化剤はいずれか一種類のみを使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
第1液に乳化剤を含有させる場合、その含有量は原料混合液に対して0.05〜0.2質量%が好ましく、0.1〜0.15質量%がより好ましい。上記範囲内であると添加効果が充分に得られやすい。
〔金属イオン封鎖剤〕
第1液に金属イオン封鎖剤(キレート剤)を含有させることが好ましい。第1液には、後述の2価金属イオン源を積極的に含有させることはしないが、第1液の構成成分に由来して2価金属イオンが存在する場合は、第1液に金属イオン封鎖剤を含有させることが好ましい。これにより第1液と第2液とを混合する前に、第1液中でローメトキシルペクチンと2価金属イオンとの反応が生じるのを抑制できる。
金属イオン封鎖剤としては、クエン酸三ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等が挙げられる。金属イオン封鎖剤はいずれか一種類のみを使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
金属イオン封鎖剤を含有させる場合、その含有量は蛋白含量に応じて適宜調整することが好ましく、原料混合液に対して、例えば、0.05〜0.4質量%が好ましく、0.1〜0.35質量%がより好ましい。上記範囲内であると、良好な粒状の食感が得られやすい。
〔酸成分〕
第2液は酸成分を含む。一般に食用に用いられている酸を適宜用いることができる。具体例としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、アジピン酸、酢酸、氷酢酸、フマル酸、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、酪酸等の有機酸;リン酸、炭酸、塩酸等の無機酸を挙げることができる。
酸成分は果汁由来の成分であってもよい。すなわち酸成分源として果汁を第2液に含有させてもよい。
酸成分はいずれか一種類のみを使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
〔2価金属イオン〕
第2液は2価金属イオンを含む。2価金属イオンは、ローメトキシルペクチンと反応してゲル化を生じるものであればよい。好ましくはカルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンである。風味および扱い易さ等の点でカルシウムイオンがより好ましい。
2価金属イオンの一部または全部は、2価金属イオン源である水溶性の塩に由来する2価金属イオンであることが好ましい。2価金属イオン源として、水溶性のカルシウム塩および/または水溶性のマグネシウム塩を第2液に含有させることが好ましい。これらは食品に使用可能な公知のものを適宜用いることができる。
水溶性のカルシウム塩の具体例としては、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、クエン酸カルシウム等が挙げられる。特に、食品の原料として広く使用されている乳酸カルシウムが好ましい。
〔水〕
第1液および/または第2液に、必要に応じて水(溶解水)を含有させることができる。水は、特に限定されず、水道水や脱イオン水等を用いることができる。水道水には通常、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンが含まれる。水に含まれるカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの合計量は、公知の水の硬度測定方法により測定できる。水の硬度は、水に含まれるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を炭酸カルシウムの量に換算した値である。
〔その他の成分〕
上記に各成分に含まれないその他の成分として、糖類、果汁等の食品や、甘味料、調味料、着色料、香料、pH調整剤等の食品添加物など、食品の分野で公知の添加成分を本発明の効果を損なわない範囲で用いることができる。
糖類としては、例えば砂糖(上白糖、グラニュー糖)、水あめ、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖等が挙げられる。
甘味料としては、トレハロース、パラチノース、D−キシロース等の糖類;キシリトール、ソルビトール、マルチロール、エリスリトール等の糖アルコール類;サッカリンナトリウム、サイクラメート及びその塩、アセスルファムカリウム、ソーマチン、アスパルテーム、スクラロース、アリテーム、ネオテーム、ステビア抽出物に含まれるステビオサイドなどの高甘味度甘味料;等が挙げられる。
調味料としては、アミノ酸、核酸等が挙げられる。
pH調整剤としては:クエン酸三ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等が挙げられる。
その他の成分は、本発明の効果を損なわない範囲において、第1液に含有させてもよく、第2液に含有させてもよく、両方に含有させてもよい。
また第2液に、必要に応じて増粘剤の1種以上を添加してもよい。第2液に増粘剤を添加する場合、電荷を持たない増粘剤を用いる。なお、増粘剤を第1液だけに添加することが困難な場合は、増粘剤の一部を第2液側に分けて添加してもよい。
<ゲル状食品の製造方法>
〔原料混合液調製工程〕
本工程では下記第1液と、下記第2液をそれぞれ調製し、これらを混合して原料混合液を得る。
まず乳タンパク質、ローメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン以外の電荷を持たないゲル化剤、および電荷を持たない増粘剤を含有する第1液を調製する。必要に応じて、乳化剤、金属イオン封鎖剤、その他の成分も含有させる。第1液は酸成分を含まない。
具体的には、各原料を水に添加して加熱して溶解し、冷却して第1液を得ることが好ましい。
溶解時の加熱温度は、第1液中のゲル化剤の融解温度より高く設定されることが好ましいが、この温度は融解とともに加熱殺菌を同時に行うことも可能な温度に設定することがより好ましい。該加熱温度は、例えば80〜120℃が好ましい。
加熱方法としては、沸騰水浴中で加熱する方法のほか、ジャケット及び攪拌機付きタンクや、プレート式殺菌機等を使用することが好ましい。
冷却後の第1液の温度はゲル化しない温度であり、第1液中のゲル化剤のゲル化温度より高ければよい。高すぎると粒状食感が得られにくいため、例えば55〜80℃が好ましく、60〜70℃がより好ましい。
必要に応じて、加熱(殺菌)の前または後に均質化を行うことが好ましい。
これとは別に、酸成分および2価金属イオンを含有する第2液を調製する。
具体的には、各原料を水に添加して加熱して溶解し、冷却して第2液を得ることが好ましい。必要に応じてその他の成分も含有させる。第2液はタンパク質、および2価金属イオンと反応するゲル化剤を含まない。
溶解時の加熱温度は、各原料を溶解させることができる温度であればよい。この温度は、第1液と同様に、溶解とともに加熱殺菌を同時に行うことも可能な温度に設定することがより好ましい。
冷却後の第2液の温度は特に限定されないが、第1液との混合後にゲル化温度以上となるように調整しておくことが好ましく、例えば20〜70℃が好ましく、40〜50℃がより好ましい。
次いで第1液と第2液とを混合して原料混合液とする。混合時の温度は、第1液と第2液の混合液がゲル化しない温度であればよく、該混合液中に存在するゲル化剤のゲル化温度よりも高い温度とされる。
第1液と第2液とを混合することより、第1液中の乳タンパク質と第2液中の酸成分との反応、および第1液中のローメトキシルペクチンと第2液中の2価金属イオンとの反応が同時に生じ、これらの反応生成物を含む原料混合液が得られる。
原料混合液の組成は、該原料混合液60℃の粘度が50〜500mPa・sであり、かつ60℃におけるpHが3〜5となるように設計する。
原料混合液の粘度は、例えば第1液に含有させる増粘剤の量によって調整できる。原料混合液のpHは、例えば第1液および/または第2液にpH調整剤を含有させることによって調整できる。
該原料混合液の粘度が50mPa・s以上であると、保持工程後に冷却してゲル化させる場合であっても、ゲル状組織中に、梨の果実(果肉)に含まれる石細胞の食感に似た粒々が分散されている食感(以下、粒状食感という。)が良好に得られる。該粘度が500mPa・s以下であると、ゲル状組織の食感に優れる。該粘度は90〜210mPa・sがより好ましい。
該原料混合液のpHが3以上であると、ゲル状食品の酸味が強すぎず、良好な風味が得られる。該pHが5以下であると、保持工程後に冷却してゲル化させた場合であっても良好な粒状食感が得られる。該pHは3.0〜4.5がより好ましい。
原料混合液中のタンパク質含有量が0.03〜1.0g/100gであることが好ましい。原料混合液中のタンパク質含有量が0.03g/100g以上であると、保持工程後にゲル化させた場合であっても良好な粒状食感が得られやすい。
風味の好ましさの点で、原料混合液中のタンパク質含有量が1.0g/100g以下が好ましく、0.5g/100g以下がより好ましい。
原料混合液中の、ローメトキシルペクチン含有量が0.1〜1.0g/100gであることが好ましい。該ローメトキシルペクチン含有量が0.1g/100g以上であると、保持工程後にゲル化させた場合であっても良好な粒状食感が得られやすい。1.0g/100g以下であると良好な風味が得られやすい。
該ローメトキシルペクチン含有量は0.25〜1.0g/100gがより好ましい。
原料混合液中の2価金属イオン濃度は、ローメトキシルペクチンとの反応に対して十分な量を含有していることが必要であり、10〜80mg/100gであることが好ましい。該2価金属イオン濃度がこの範囲内の濃度であると、保持工程後にゲル化させた場合であっても良好な粒状食感が得られやすい。該2価金属イオン濃度は20〜50mg/100gがより好ましい。
原料混合液中の、ローメトキシルペクチン以外の電荷を持たないゲル化剤の含有量は、ゲル状食品の食感の好みに応じて適宜調整されることが好ましい。
第1液と第2液とを混合して原料混合液を調製する際の、第1液と第2液の混合比率が、第1液:第2液の質量比で7:3〜3:7であることが好ましく、6:4〜4:6がより好ましい。上記の範囲内であると保持工程後に原料混合液をゲル化させた場合であっても良好な粒状食感が得られやすい。第1液と第2液の混合比率は、両液中の水の量で調整することが可能である。または、第1液と第2液の両方に添加可能な、その他の成分の含有量によっても調整できる。
〔保持工程〕
原料混合液調製工程で得られた原料混合液を、ゲル化しない温度で保持する。すなわち原料混合液中のゲル化剤のゲル化温度より高い温度で保持する。保持工程において、原料混合液は静置されてもよく、流動していてもよい。なお、混合液全体を偏りのない状態に保つために、適宜攪拌を行っておくことが好ましい。
保持工程における原料混合液の温度(保持温度)は、ゲル化剤の種類(ゲル化温度)によって異なるが、上限は90℃以下が好ましく、70℃以下がより好ましい。90℃以下であると、原料混合液中のゲル化剤及び増粘剤の効果が充分に得られやすく、保持工程後にゲル化させた場合であっても良好な粒状食感が得られる。
保持温度の下限値は、原料混合液中に含まれるゲル化剤のゲル化温度の最も高い値であればよく、該ゲル化温度の最も高い値より5℃以上高いことがより好ましい。
保持工程における保持時間は、第1液と第2液とを混合した直後から、ゲル化のための冷却を開始するまでの時間を意味する。該保持時間は10〜120分が好ましく、10〜60分がより好ましい。保持時間が10分以上であると、本発明による効果が充分に得られやすく、120分以下であると、成分の変性(例えば褐変など)や風味の劣化が生じにくい。
〔冷却工程〕
保持工程の後、原料混合液を、必要に応じて容器等に充填した後、冷却してゲル化することによってゲル状食品が得られる。
容器等への充填は、例えば充填機のノズルから吐出する方法で行うことができる。
冷却温度は1〜10℃であることが好ましい。
このようにして得られるゲル状食品は、食感および風味が良好なゲル状組織中に、梨の果実(果肉)に含まれる石細胞の食感に似た粒が多数分散されているような食感(粒状食感)を有する。したがって、果肉を含有させずに、果肉が含まれているような模擬果肉食感を有するゲル状食品を製造することができる。
かかる粒状食感が得られる理由としては以下のような反応が生じているのではないかと考えられる。
すなわち、原料混合液調製工程において第1液と第2液とを混合したときに、電荷を持たないゲル化剤および電荷を持たない増粘剤が存在する液中で、乳タンパク質と酸成分との反応、およびローメトキシルペクチンと2価金属イオンとの反応が同時に生じると考えられる。これにより、乳タンパク質が酸と反応して凝集物を生成するとともに、ローメトキシルペクチンと2価金属イオンとが反応して形成されるゲルが、該凝集物を包み込むことによって石細胞に似た粒状体が形成されるのではないかと考えられる。原料混合液において、この粒状体は、電荷を持たないゲル化剤および増粘剤を含む粘性を有する液中に分散されているため、保持工程を経ても安定して存在できる。そして、この状態で冷却され、液中のゲル化剤がゲル化することにより、ゲル状組織中に上記粒状体が分散されたゲル状食品が安定的に得られると考えられる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
以下の例において用いた原料の詳細は表1の通りである。なお表においてローメトキシルペクチンをLMペクチンと記載する。
Figure 2014045698
以下の例において用いた装置は以下の通りである。
殺菌機:プレート式殺菌機、森永エンジニアリング社製。
均質機:Homogenizer(商品名)、三丸機械工業社製。
充填機:MODEL9032(商品名)、トーワテクノ社製。ノズルは直径3mmの10穴タイプを使用した。容器は、市販のプラスティック製カップ(口径71mm、容量110ml)を使用した。
<例1〜6>
本例では、増粘剤の種類を変えてゲル状食品を製造した。
表2に示す配合で第1液を調製した。すなわち、各原料を脱イオン水(溶解水)に添加し、殺菌機にて90℃で10分間加熱した後、均質機にて15MPaの条件で均質化を行い、70℃に冷却したものを第1液とした。
表3に示す配合で第2液を調製した。すなわち、各原料を脱イオン水(溶解水)に添加し、殺菌機にて80℃で5分間加熱した後、50℃に冷却したものを第2液とした。
第1液と第2液を混合直後に容器に充填し、ゲル化してゲル状食品(直後充填)を得た。
また、第1液と第2液を混合後、30分間60℃の条件で攪拌しながら保持した後に、充填機にて容器に充填してゲル化してゲル状食品(30分後充填)を得た。いずれも冷却温度は5℃とした。
(評価方法)
得られたゲル状食品を試食し、粒状食感とゲル状組織の風味について評価した。結果を表4に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。
△:粒状食感が得られるが、やや弱い。
○:粒状食感が得られる。ゲル状組織の風味は良好である。
◎:優れた粒状食感が得られる。ゲル状組織の食感は洋梨様であり、風味は良好である。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表4の結果より、増粘剤として電荷を有さないもの(ローカストビーンガム、タラガム、グアーガム)を用いた例1〜3では、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品にいずれにおいても、粒状食感が得られた。
これに対して、増粘剤として電荷を有するもの(脱アシルジェランガム、キサンタンガム)を用いた例4、5では、直後充填のゲル状食品では粒状食感が弱く、30分後充填のゲル状食品では粒状食感が感じられなかった。
また増粘剤を添加しなかった例6では、直後充填のゲル状食品であっても粒状食感は得られなかった。
<例11〜15>
本例では、原料混合液のpHを変えてゲル状食品を製造した。
第1液の配合を表5に示す配合とし、第2液の配合を表6に示す配合とし、例1と同様の手順で、ゲル状食品(直後充填)およびゲル状食品(30分後充填)を得た。
(評価方法)
得られたゲル状食品を試食し、粒状食感とゲル状組織の風味について評価した。結果を表7に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。
△:粒状食感が得られる。ゲル状組織の酸味が強く風味が良くない。
○:粒状食感が得られるが、やや弱い。ゲル状組織の風味は良好である。
◎:粒状食感が得られる。ゲル状組織の風味は良好である。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表7の結果より、原料混合液のpHが5.6と高い例11では粒状食感が得られなかった。
原料混合液のpHが3.0〜5.0の範囲である例12〜14では、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品にいずれにおいても、粒状食感が得られ、風味も良好であった。
原料混合液のpHが2.8と低い例15では粒状食感は得られたものの、酸味が強く風味が良くなかった。
<例21〜26>
本例では、原料混合液の粘度を変えてゲル状食品を製造した。
第1液の配合を表8に示す配合とし、第2液の配合を表9に示す配合とし、例1と同様の手順で、ゲル状食品(直後充填)およびゲル状食品(30分後充填)を得た。
(評価方法)
得られたゲル状食品を試食し、粒状食感とゲル状組織の食感について評価した。結果を表10に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。
△:粒状食感が得られるが、ゲル状組織の食感が糊っぽい。
○:粒状食感が得られるが、やや弱い。ゲル状組織の食感は良好である。
◎:粒状食感が得られる。ゲル状組織の食感は良好である。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表10の結果より、原料混合液の粘度50mPa・s、96mPa・s、205mPa・s、490mPa・sである例22、23、24、25では、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品にいずれにおいても、粒状食感が得られ、風味も良好であった。
原料混合液の粘度が26mPa・sと低い例21では粒状食感は得られなかった。
原料混合液の粘度が500mPa・sより高い例26は、粒状食感は得られるが、食感が糊っぽくなった。
<例31〜35>
本例では、原料混合液中のタンパク質含有量を変えてゲル状食品を製造した。
第1液の配合を表11に示す配合とし、第2液の配合を表12に示す配合とし、例1と同様の手順で、ゲル状食品(直後充填)およびゲル状食品(30分後充填)を得た。
(評価方法)
得られたゲル状食品を試食し、粒状食感とゲル状組織の風味について評価した。結果を表13に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。
△:粒状食感は得られる。ゲル状組織の風味がやや劣る。
○:粒状食感が得られる。ゲル状組織の風味は良好である。
◎:優れた粒状食感が得られる。ゲル状組織の食感は洋梨様であり、風味は良好である。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表13の結果より、タンパク質含有量が、0.03〜1g/100gである例32〜34では、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品にいずれにおいても、粒状食感が得られた。
タンパク質含有量がゼロである例31では粒状食感が得られなかった。
タンパク質含有量が2g/100gと高い例35は、粒状食感は得られるが、風味がやや劣っていた。
<例41〜46>
本例では、原料混合液中のローメトキシルペクチンの含有量を変えてゲル状食品を製造した。
第1液の配合を表14に示す配合とし、第2液の配合を表15に示す配合とし、例1と同様の手順で、ゲル状食品(直後充填)およびゲル状食品(30分後充填)を得た。いずれの例においても、第1液と第2液の混合物である原料混合液におけるカルシウムイオン濃度は76mg/100gである。
(評価方法)
得られたゲル状食品を試食し、粒状食感とゲル状組織の風味について評価した。結果を表16に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。ゲル状組織は粉っぽさがある。
△:粒状食感が得られる。ゲル状組織の風味がやや劣る。
○:粒状食感が得られるが、やや弱い。ゲル状組織の風味は良好である。
◎:粒状食感が得られる。ゲル状組織の風味は良好である。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表16の結果より、ローメトキシルペクチン含有量が0.1〜1g/100gである例42〜45では、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品にいずれにおいても、粒状食感が得られた。
ローメトキシルペクチン含有量がゼロである例41では粒状食感が得られなかった。
ローメトキシルペクチン含有量が2g/100と高い例46は、粒状食感は得られるが、やや風味が劣っていた。
<例51〜57>
本例では、第1液と第2液の混合比率を変えてゲル状食品を製造した。具体的には第1液中および第2液中の溶解水の量をそれぞれ調整した。いずれの例においても、第1液と第2液の混合物である原料混合液におけるカルシウムイオン濃度は30mg/100gである。
第1液の配合を表17に示す配合とし、第2液の配合を表18に示す配合とし、例1と同様の手順で、ゲル状食品(直後充填)およびゲル状食品(30分後充填)を得た。
(評価方法)
得られたゲル状食品を試食し、粒状食感について評価した。結果を表19に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。
△:粒状食感は得られるが、やや弱い。
○:粒状食感が得られる。
◎:良好な粒状食感が得られる。ゲル状組織の風味は良好である。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表19の結果より、いずれの例も、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品において粒状食感が得られた。
特に第1液と第2液の混合比率が7:3〜3:7である例52〜56は粒状食感が良好であった。
<例61〜64>
本例では、乳化剤を含有させない配合と、乳化剤を含有させる配合でそれぞれゲル状食品を製造した。例61、62は第1液が乳脂肪分を含む例であり、例63、64は乳脂肪分を含まない例である。
第1液の配合を表20に示す配合とし、第2液の配合を表21に示す配合とし、例1と同様の手順で、ゲル状食品(直後充填)およびゲル状食品(30分後充填)を得た。
(評価方法)
(1)脂肪浮上の評価
第1液を30分間静置した後、目視にて観察して脂肪分の浮上の有無を調べた。
第1液と第2液の混合直後の原料混合液を目視にて観察して脂肪分の浮上の有無を調べた。
第1液と第2液を混合して得られた原料混合液を30分間静置した後、目視にて観察して脂肪分の浮上の有無を調べた。
これらの結果を表22に示す。表中の記号は下記を示す。
×:脂肪分の浮上が見られた。
○:脂肪分の浮上は無い。
(2)粒状食感の評価
原料混合液を容器に充填後、冷却して得られたゲル状食品(直後充填)またはゲル状食品(30分後充填)をそれぞれ試食し、粒状食感を評価した。
結果を表22に示す。表中の記号は下記を示す。
×:均一なゲル状組織であり、粒状食感が得られない。
○:粒状食感が得られる。
◎:優れた粒状食感が得られる。ゲル状組織は洋梨様の食感を有する。
Figure 2014045698
Figure 2014045698
Figure 2014045698
表22の結果より、第1液が乳脂肪分を含み、乳化剤を含有させなかった例61は、第1液を30分間静置させたときに脂肪の浮上が見られた。第1液を静置させずに第2液と混合した直後の原料混合液に脂肪の浮上は無く、これを容器に充填後、冷却して得られたゲル状食品(直後充填)は粒状食感を有するものであった。
例61において、第1液を静置させずに第2液と混合した原料混合液を30分間静置して観察すると脂肪の浮上が見られたが、これを容器に充填後、冷却して得られたゲル状食品(直後充填)は粒状食感を有するものであった。ただし、得られたゲル状食品においても脂肪の分離が見られた。
例62は第1液が乳脂肪分を含み、乳化剤を含有させた例であり、脂肪の浮上は発生しなかった。また、直後充填のゲル状食品および30分後充填のゲル状食品のいずれも粒状食感を有するものであった。
例61、62の結果より、第1液中の乳タンパク質源が乳脂肪分を含む場合、第1液に乳化剤を含有させることにより、脂肪の浮上を改善できることがわかる。
例63は乳脂肪分を含まず、乳化剤を含有させなかった例であり、例64は乳脂肪分を含まず、第1液に乳化剤を含有させた例である。例63、64のいずれにおいても、脂肪の浮上は発生しなかった。またいずれの例も、直後充填のゲル状食品または30分後充填のゲル状食品において粒状食感が得られた。これらの結果より、乳タンパク質源が乳脂肪分を含まない場合にも第1液に乳化剤を含有させることが好ましく、これにより粒状食感を向上できることがわかる。
<実施例1:洋梨ゼリーの製造>
表23、24に示す配合で洋梨ゼリーを製造した。
まず、第1液の原料を脱イオン水(溶解水)に添加し、殺菌機にて120℃で5秒間加熱した後、均質機にて15MPaの条件で均質化を行い、70℃に冷却して第1液を調製した。
これとは別に、第2液の原料を脱イオン水(溶解水)に添加し、殺菌機にて120℃で2秒間加熱した後、50℃に冷却して第2液を調製した。
これら第1液と第2液を混合して原料混合液を調製し、該原料混合液を配管内で流動させながら、60℃で30分間保持した。
その後、充填機を用いて容器に充填し、5℃に冷却して容器入り洋梨ゼリーを得た。
得られた洋梨ゼリーは、良好な粒状食感を有し、ゲル状組織の食感および風味も良好であった。
また、
Figure 2014045698
Figure 2014045698
<実施例2:白桃ゼリーの製造>
表25、26に示す配合としたほかは、実施例1と同様にして白桃ゼリーを製造した。
得られた白桃ゼリーは、良好な粒状食感を有し、ゲル状組織の食感および風味も良好であった。
Figure 2014045698
Figure 2014045698

Claims (5)

  1. 乳タンパク質、ローメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン以外の電荷を持たないゲル化剤、および電荷を持たない増粘剤を含有する第1液と、酸成分および2価金属イオンを含有する第2液とを、ゲル化しない温度で混合し、乳タンパク質と酸成分との反応、およびローメトキシルペクチンと2価金属イオンとの反応を同時に生じさせる原料混合液調製工程と、
    前記原料混合液調製工程で得られる原料混合液を、ゲル化しない温度で保持する保持工程と、
    該保持工程の後に前記原料混合液を冷却してゲル化させる冷却工程を有し、
    前記原料混合液調製工程で得られる原料混合液の60℃における粘度が50〜500mPa・sであり、かつ該原料混合液の60℃におけるpHが3〜5であることを特徴とする、ゲル状食品の製造方法。
  2. 前記原料混合液中のタンパク質含有量が0.03〜1.0g/100gである、請求項1に記載のゲル状食品の製造方法。
  3. 前記原料混合液中の、ローメトキシルペクチン含有量が0.1〜1.0g/100gであり、かつ原料混合液中の2価金属イオン濃度が10〜80mg/100gである、請求項1または2に記載のゲル状食品の製造方法。
  4. 前記第1液と前記第2液の混合比率が、第1液:第2液の質量比で7:3〜3:7である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状食品の製造方法。
  5. 前記第1液が乳化剤を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のゲル状食品の製造方法。
JP2012190241A 2012-08-30 2012-08-30 ゲル状食品の製造方法 Active JP5847039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012190241A JP5847039B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 ゲル状食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012190241A JP5847039B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 ゲル状食品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014045698A true JP2014045698A (ja) 2014-03-17
JP5847039B2 JP5847039B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=50606038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012190241A Active JP5847039B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 ゲル状食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5847039B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI658797B (zh) * 2017-10-06 2019-05-11 統一企業股份有限公司 水滴型食用顆粒的製作方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57206347A (en) * 1981-06-15 1982-12-17 House Food Ind Co Ltd Preparation of gelatinous dessert containing fermented milk
JPS63245644A (ja) * 1987-03-31 1988-10-12 Ezaki Glyco Kk ゼリ−食品及びその製造方法
JPH09172986A (ja) * 1995-12-28 1997-07-08 Morinaga Milk Ind Co Ltd 野菜・果実等含有ゼリーの製造方法
JPH09248142A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Snow Brand Milk Prod Co Ltd ゼリー食品およびその製造法
JP2004194661A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Sanei Gen Ffi Inc 模擬果肉調製用組成物及びそれを含む食品
JP2005168459A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Ina Food Ind Co Ltd ゼリー組成物及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57206347A (en) * 1981-06-15 1982-12-17 House Food Ind Co Ltd Preparation of gelatinous dessert containing fermented milk
JPS63245644A (ja) * 1987-03-31 1988-10-12 Ezaki Glyco Kk ゼリ−食品及びその製造方法
JPH09172986A (ja) * 1995-12-28 1997-07-08 Morinaga Milk Ind Co Ltd 野菜・果実等含有ゼリーの製造方法
JPH09248142A (ja) * 1996-03-14 1997-09-22 Snow Brand Milk Prod Co Ltd ゼリー食品およびその製造法
JP2004194661A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Sanei Gen Ffi Inc 模擬果肉調製用組成物及びそれを含む食品
JP2005168459A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Ina Food Ind Co Ltd ゼリー組成物及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5847039B2 (ja) 2016-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104472846B (zh) 一种软冰淇淋奶浆及其制备方法
JP5665141B2 (ja) トロミヨーグルトの製造方法
JPH11332476A (ja) 酸性蛋白食品及びその製造法
JP2010088357A (ja) ゼリー入りデザートの製造方法
JP5847039B2 (ja) ゲル状食品の製造方法
JP2016002060A (ja) ゲル状栄養組成物
JP6930055B2 (ja) ダブルセッティング温度を有するゲランガム、その調製方法及びその用途
JP2013150556A (ja) ゼリー飲料及びその製造方法
JP2005176749A (ja) ドリンクゼリー用ゲル化剤及びドリンクゼリー
JP5877605B2 (ja) エネルギー補給用ゲル状食品及びその製造方法
JP6018995B2 (ja) 気泡含有ゲル状物および積層食品の製造方法
JP2008086218A (ja) ゲル状食品調製用ベース及びゲル状食品組成物
JP7349814B2 (ja) 液状発酵乳及びその製造方法
JP6086783B2 (ja) 気泡含有ソースの製造方法およびこれを用いた食品の製造方法
JP5882980B2 (ja) コンニャクマンナン含有ゲルによる発酵乳の乳漿分離、蛋白凝集防止方法
JP2006025614A (ja) 被覆冷菓
JP2002171912A (ja) フィリング組成物
JP4976270B2 (ja) ゲルミックスヨーグルトの製造方法
JP4260686B2 (ja) プリン及びその製造方法
JP6849646B2 (ja) 飲料用白濁性付与剤
JP5758101B2 (ja) 粒状ゼリー入りヨーグルト
JP2017156163A (ja) ホエイタンパク質の評価方法
JP2002218917A (ja) 不溶性固形物が分散されたゲル組成物及びその応用
JP6974201B2 (ja) 泡形成用組成物、ロングライフ食品、起泡物、食品およびそれらの製造方法
JP5301102B2 (ja) ゲル化剤膨潤抑制剤、それを用いた吸い口付き密封容器入りゼリー状食品及びゲル化剤膨潤抑制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5847039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250