JP2014045644A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の小型化や冷却機構の簡素化を図ると共に、温度の上昇による装置の保護停止を招くことなく、安定稼動が可能な電力供給システムを得ること。
【解決手段】整流回路2の出力を第1の所定電圧Vaに変換して負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部3と、整流回路2の出力を第1の所定電圧Vaよりも小さい第2の所定電圧Vbに変換する第2の電力変換部4と、第2の所定電圧Vbにより充電される蓄電部5とを具備し、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)に蓄電部5を充電しておき、商用電源1の停電時においてダイオード6を介して蓄電部5から負荷8に直流電力を供給する構成において、整流回路2に流れる入力電流Iを監視し、所定の入力電流閾値I1以上となった場合に、第1の電力変換部3の出力を所定のオン比率でオンオフ制御する間欠運転を実施するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給システムに関する。
商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムでは、商用電源の停電時等、商用電源から切り離された場合に備えたバックアップ用の電源として、リチウムイオン電池等の二次電池を用いたものがある。このような電力供給システムとしては、例えば、通常時(非停電時)に負荷装置に対して電力を供給する直流出力装置の他に、二次電池であるリチウムイオン電池を充電するための充電電源部を設け、停電時等で直流出力供給装置の出力電圧が低下した時にリチウムイオン電池から負荷装置に対して電力を供給するものがある(例えば、特許文献1)。
特開2006−223050号公報
しかしながら、上記従来技術では、通常時(非停電時)には常時直流出力供給装置から負荷装置に電力が供給されるため、負荷装置の消費電流に応じて、耐熱性能の高い素子や冷却手段が必要となり、装置や冷却手段の大型化に繋がる、という問題があった。また、装置の小型化や冷却手段の簡素化を図った場合には、負荷装置の消費電流の変動により直流出力供給装置の温度が上昇して装置が保護停止する虞がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置の小型化や冷却機構の簡素化を図ると共に、温度の上昇による装置の保護停止を招くことなく、安定稼動が可能な電力供給システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる電力供給システムは、商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、前記商用電源の出力電圧を整流する整流回路と、前記整流回路に流れる入力電流を検出する入力電流検出部と、前記整流回路の出力を第1の所定電圧に変換して前記負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部と、前記整流回路の出力を前記第1の所定電圧よりも小さい第2の所定電圧に変換する第2の電力変換部と、前記第2の所定電圧により充電されると共に、前記第1の電力変換部からの電流を阻止する一方向性素子を介して前記負荷に直流電力を供給する蓄電部と、前記第1の電力変換部の出力および前記第2の電力変換部の出力をオンオフ制御可能に構成される制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記入力電流検出部の入力電流検出値が所定の入力電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力を前記入力電流検出値に応じたオン比率でオンオフ制御することを特徴とする。
本発明によれば、装置の小型化や冷却機構の簡素化を図ると共に、温度の上昇による装置の保護停止を招くことなく、安定稼動が可能となる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる電力供給システムの通常時において、入力電流検出値Iが入力電流閾値I1未満である場合の電流経路を示す図である。 図3は、実施の形態1にかかる電力供給システムの停電時における電流経路を示す図である。 図4は、実施の形態1にかかる電力供給システムの通常時において、入力電流検出値Iが入力電流閾値I1以上である場合に、第1の電力変換部の間欠運転を実施する際の電流経路を示す図である。 図5は、第1の電力変換部の間欠運転時における各部波形を示す図である。 図6は、整流回路の入力電流Iと各部電流との関係を示す図である。 図7は、整流回路の入力電流Iと第1の電力変換部の温度との関係を示す図である。 図8は、整流回路の入力電流Iと整流回路の温度との関係を示す図である。 図9は、実施の形態2にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。 図10は、入力電流検出値Iに応じて、第1の電力変換部の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えた場合の第1の電力変換部の間欠運転時における各部波形を示す図である。 図11は、実施の形態3にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。 図12は、実施の形態4にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。 図13は、負荷電流Ioが一定である場合の入力電圧Viと入力電流Iとの関係を示す図である。 図14は、入力電圧Viと負荷電流閾値I1’との関係を示す図である。 図15は、実施の形態5にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。 図16は、負荷電流検出値Ioに応じて、第1の電力変換部の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えた場合の第1の電力変換部の間欠運転時における各部波形を示す図である。 図17は、実施の形態6にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。 図18は、負荷の制御状態と入力電流との関係を示す図である。 図19は、実施の形態6にかかる電力供給システムにおける各負荷の各制御状態遷移と第1の電力変換部の運転状態遷移との関係を示す各部波形図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態にかかる電力供給システムについて説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。図1に示す例では、商用電源1から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷8に供給する例を示している。実施の形態1にかかる電力供給システム100は、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)と、商用電源1の停電等により商用電源1から切り離された状態(以下、「停電時」という)とで異なる動作を行う。なお、商用電源1の停電検出は、公知の技術を用いて行えばよく、この商用電源1の停電検出手法により本発明が限定されるものではない。
図1に示すように、実施の形態1にかかる電力供給システム100は、商用電源1の出力電圧を整流する整流回路2と、整流回路2に流れる入力電流Iを検出する入力電流検出部11aと、整流回路2の出力を第1の所定電圧Vaに変換して負荷8に供給する第1の電力変換部3と、整流回路2の出力を第1の所定電圧Vaよりも小さい第2の所定電圧Vbに変換する第2の電力変換部4と、第2の所定電圧Vbにより充電されると共に、第1の電力変換部3からの電流を阻止する一方向性素子(ダイオード)6を介して負荷8に電力を供給する蓄電部5と、第1の電力変換部3および第2の電力変換部4の出力をオンオフ制御可能に構成される制御回路9とを備えている。
ここで、蓄電部5は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池であり、この蓄電部5の充電電流の上限値はImaxで規定されている。したがって、第2の電力変換部4は、出力電流Ibが蓄電部5の充電電流上限値Imax以下となるように構成されている(Ib≦Imax)。なお、第1の電力変換部3の出力電流Iaおよび蓄電部5から電力が供給される際の蓄電部電流Ibttは、負荷8の消費電力量に応じて変動する。また、整流回路2に流れる入力電流Iの実効値(以下、「整流回路電流実効値」という)Isは、第1の電力変換部3の出力電流Iaに比例した第1の電力変換部3への入力電流値と第2の電力変換部4の出力電流Ibに比例した第2の電力変換部4への入力電流値との加算電流値となる。また、負荷8に流れる負荷電流Ioは、第1の電力変換部3の出力電流Iaと第2の電力変換部4の出力電流Ibと蓄電部電流Ibttとの加算電流となる。
また、本実施の形態では、第1の所定電圧Vaおよび第2の所定電圧Vbの大小関係をVb<Vaとする。これにより、第1の電力変換部3の出力がオン制御されている場合には、第1の電力変換部3から負荷8に直流電力が供給され、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている場合には、蓄電部5および第2の電力変換部4からダイオード6を介して負荷8に直流電力が供給される。
つぎに、上述した構成における制御回路9の動作について、図1〜図5を参照して説明する。本実施の形態では、制御回路9には、入力電流検出部11aにより検出される入力電流検出値Iに対する所定の入力電流閾値I1が設定され、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、入力電流検出値Iがこの入力電流閾値I1以上となった場合には、第1の電力変換部3の間欠運転を実施する。
図2は、実施の形態1にかかる電力供給システムの通常時において、入力電流検出値Iが入力電流閾値I1未満である場合の電流経路を示す図である。また、図3は、実施の形態1にかかる電力供給システムの停電時における電流経路を示す図である。また、図4は、実施の形態1にかかる電力供給システムの通常時において、入力電流検出値Iが入力電流閾値I1以上である場合に、第1の電力変換部の間欠運転を実施する際の電流経路を示す図である。また、図5は、第1の電力変換部の間欠運転時における各部波形を示す図である。
図2に示すように、通常時(非停電時)において入力電流検出値Iが入力電流閾値I1未満である場合には(I<I1)、制御回路9により第1の電力変換部3および第2の電力変換部4の出力がオン制御される。このとき、図2において破線矢印で示す経路で電流が流れ、整流回路2の出力が第1の電力変換部3により第1の所定電圧Vaに変換されて負荷8に供給される。また、図2において一点鎖線矢印で示す経路で電流が流れ、整流回路2の出力が第2の電力変換部4により第2の所定電圧Vbに変換されて出力電流Ibで蓄電部5に供給され、蓄電部5の充電が行われる。
また、図3に示すように、停電時には、制御回路9により第1の電力変換部3および第2の電力変換部4の出力がオフ制御される。このとき、第1の電力変換部3および第2の電力変換部4の出力電圧は略零となり、第1の電力変換部3および第2の電力変換部4から負荷8および蓄電部5への電力供給は行われず、図3において二点鎖線矢印で示す経路で電流が流れ、蓄電部5に充電された直流電力が負荷8に供給される。
一方、図4に示すように、通常時(非停電時)において入力電流検出値Iが入力電流閾値I1以上となると(I≧I1)、制御回路9は、図5に示すように、第1の電力変換部3の出力を所定のオン比率でオンオフ制御することにより、第1の電力変換部3の間欠運転を実施する。
図5(a)は、第1の電力変換部3の制御状態を示し、図5(b)は、第2の電力変換部4の制御状態を示している。また、図5(c)は、整流回路電流実効値Isの波形を示し、図5(d)は、蓄電部5から流れ出る方向を正とする蓄電部電流Ibttの波形を示している。
第1の電力変換部3の出力がオン制御されている場合には(図5(a)参照)、図4において破線矢印で示す経路で電流が流れる。また、第2の電力変換部4の出力も同時にオン制御されているので(図5(b)参照)、図4において一点鎖線矢印で示す経路で電流が流れ、このときの第2の電力変換部4の出力電流値Ib’により蓄電部5が充電される。このときの蓄電部電流Ibttは、−Ib’となる(図5(d)参照)。したがって、このときの整流回路電流実効値Isは、このときの第2の電力変換部4の出力電流値Ib’に比例した第2の電力変換部4への入力電流値と第1の電力変換部3の出力電流値Ia’に比例した第1の電力変換部3への入力電流値との加算電流値となる。
第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている場合には(図5(a)参照)、第1の電力変換部3の出力電圧が略零となる。また、第2の電力変換部4の出力がオン制御されているので(図5(b)参照)、図4において二点鎖線矢印で示す経路で電流が流れる。このとき、第2の電力変換部4の出力電流IbはImaxに制限されるため、このときの蓄電部電流Ibttは、第1の電力変換部3の出力がオン制御されている場合の第1の電力変換部3の出力電流値Ia’と第2の電力変換部4の出力電流値Ib’との加算電流値からImaxを減じた値となる(図5(d)参照)。また、このときの整流回路電流実効値Isは、このときの第2の電力変換部4の出力電流値Ib”(=Imax)に比例した電流値となる。
このように制御することにより、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、第1の電力変換部3の出力電流Iaが略零となるので、第1の電力変換部3の出力電流Iaの平均値を減少させることができる。また、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、第1の電力変換部3の出力電流Iaが略零、すなわち、第1の電力変換部3の入力電流値も略零となり、整流回路電流実効値Isがこのときの第2の電力変換部4の出力電流値Ib”(=Imax)に比例した電流値のみとなるので、整流回路2に流れる入力電流Iの平均値も減少する。このため、上述した第1の電力変換部3の間欠運転を実施しない場合よりも第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
本実施の形態では、上述したように、入力電流検出値Iが所定の入力電流閾値I1以上となった場合に、第1の電力変換部3の出力を所定のオン比率でオンオフ制御することにより、第1の電力変換部3の間欠運転を実施し、第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制するようにしている。ここで、入力電流検出値Iに基づく上記制御により、第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇が抑制可能となる理由について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、整流回路の入力電流Iと各部電流との関係を示す図である。また、図7は、整流回路の入力電流Iと第1の電力変換部の温度との関係を示す図である。また、図8は、整流回路の入力電流Iと整流回路の温度との関係を示す図である。
図6中に一点鎖線で示すように、第1の電力変換部3の出力電流Iaと整流回路の入力電流Iとの関係は比例関係となる。
また、第1の電力変換部3の温度は、第1の電力変換部3の損失が熱に変換されて上昇するものであり、この第1の電力変換部3の損失と第1の電力変換部3の出力電流Iaとが比例関係にあることから、図7に示すように、整流回路2の入力電流Iと第1の電力変換部3の温度との関係は比例関係となる。
一方、第2の電力変換部4の出力電流Ibは、蓄電部5の充電電流上限値Imaxで制限されているため、図6中に破線で示すように、第2の電力変換部4の出力電流IbがImaxで一定とすると(Ib=Imax)、図6中に実線で示すように、整流回路電流実効値Isと整流回路2の入力電流Iとの関係は比例関係となる。
また、整流回路2の温度は、整流回路2の損失が熱に変換されて上昇するものであり、この整流回路2の損失と整流回路電流実効値Isとが比例関係にあることから、図8に示すように、整流回路2の入力電流Iと整流回路2の温度との関係は比例関係となる。
つまり、第1の電力変換部3および整流回路2の温度と比例関係にある整流回路2の入力電流Iに基づく本実施の形態の制御を実施することにより、第1の電力変換部3あるいは整流回路2の温度を検出するための温度検出部を設けることなく、第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
また、一般に、電力変換装置では、装置への入力電流を検出して、出力電圧や出力電流の制御、あるいは力率制御等を行う場合が多い。本実施の形態にかかる電力供給システム100では、前述のように既に第1の電力変換部3や第2の電力変換部4の制御のために具備された入力電流検出部を利用して、整流回路2の入力電流Iを検出するようにすれば、新たに電流検出部を追加することなく、本実施の形態を適用することができる。
以上説明したように、実施の形態1の電力供給システムによれば、整流回路の出力を第1の所定電圧Vaに変換して負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部と、整流回路の出力を第1の所定電圧Vaよりも小さい第2の所定電圧Vbに変換する第2の電力変換部と、第2の所定電圧Vbにより充電される蓄電部とを具備し、商用電源から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)に蓄電部を充電しておき、商用電源の停電時においてダイオードを介して蓄電部から負荷に直流電力を供給する構成において、整流回路に流れる入力電流Iを監視し、所定の入力電流閾値I1以上となった場合に、第1の電力変換部の出力を所定のオン比率でオンオフ制御する間欠運転を実施するようにしたので、第1の電力変換部の出力電流Iaおよび整流回路に流れる入力電流Iの平均値を減少させることができる。
これにより、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇を抑制することができ、第1の電力変換部および整流回路の冷却機構の簡素化や各構成要素の小型化が可能となり、延いては、電力供給システムを適用した装置の小型化を図ることが可能となる。また、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇による装置の保護停止を未然に防ぐことができ、安定稼動が可能となる。
また、第1の電力変換部および整流回路の温度と比例関係にある整流回路の入力電流Iを検出して制御を行うようにしたので、第1の電力変換部あるいは整流回路の温度を検出するための温度検出部を設けることなく、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇を抑制することができる。
また、第1の電力変換部や第2の電力変換部の制御のために具備された入力電流検出部を利用して、整流回路の入力電流Iを検出するようにすれば、新たに電流検出部を追加することなく、本実施の形態を適用することができる。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。なお、実施の形態1と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図9に示すように、実施の形態2にかかる電力供給システム100aの制御回路9aでは、入力電流検出値Iに対する所定の入力電流閾値として、第1の入力電流閾値I1と、第1の入力電流閾値I1よりも高い第2の入力電流閾値I2とを設定し、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、入力電流検出値Iが第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合(I1≦I<I2)と、入力電流検出値Iが第2の入力電流閾値I2以上である場合(I2≦I)とで、第1の電力変換部3の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えるようにしている。
図10は、入力電流検出値Iに応じて、第1の電力変換部の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えた場合の第1の電力変換部の間欠運転時における各部波形を示す図である。図10(a)は、入力電流検出値Iが第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合(I1≦I<I2)の第1の電力変換部3の間欠運転時における各部波形を示し、図10(b)は、入力電流検出値Iが第2の入力電流閾値I2以上である場合(I2≦I)の第1の電力変換部3の間欠運転時における各部波形を示している。
図10に示すように、入力電流検出値Iが第2の入力電流閾値I2以上である場合(I2≦I、図10(b)参照)には、入力電流検出値Iが第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合(I1≦I<I2、図10(a)参照)よりも、第1の電力変換部3の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにしている。これにより、実施の形態1よりも第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
以上説明したように、実施の形態2の電力供給システムによれば、入力電流検出部により検出される整流回路の入力電流検出値Iに対する所定の入力電流閾値として、第1の入力電流閾値I1と、第1の入力電流閾値I1よりも高い第2の入力電流閾値I2とを設定し、商用電源から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、入力電流検出値Iが第2の入力電流閾値I2以上である場合には、入力電流検出値Iが第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合よりも、第1の電力変換部3の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにしたので、実施の形態1よりも第1の電力変換部および整流回路の温度上昇を抑制することができ、第1の電力変換部および整流回路の冷却機構の簡素化や各構成要素のさらなる小型化が可能となり、延いては、電力供給システムを適用した装置のさらなる小型化を図ることが可能となる。また、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇による装置の保護停止をより確実に防ぐことができ、より安定して稼動させることが可能となる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。なお、実施の形態1と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図11に示すように、実施の形態3にかかる電力供給システム100bでは、実施の形態1において説明した整流回路2に流れる入力電流Iを検出する入力電流検出部11aに代えて、負荷8に流れる負荷電流Ioを検出する負荷電流検出部11bを備えている。
本実施の形態では、図11に示すように、負荷電流検出部11bにより負荷8に流れる負荷電流Ioを検出する構成とし、制御回路9bには、負荷電流検出値Ioに対する所定の負荷電流閾値I1’を設定し、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、負荷電流検出値Ioがこの負荷電流閾値I1’以上となった場合に、第1の電力変換部3の出力を所定のオン比率でオンオフ制御することにより、第1の電力変換部3の間欠運転を実施する。
このように構成した場合でも、実施の形態1と同様に、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、第1の電力変換部3の出力電流Iaが略零となるので、第1の電力変換部3の出力電流Iaの平均値を減少させることができる。また、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、第1の電力変換部3の出力電流Iaが略零、すなわち、第1の電力変換部3の入力電流値も略零となり、整流回路電流実効値Isがこのときの第2の電力変換部4の出力電流値Ib”(=Imax)のみに比例した電流値となるので、整流回路2に流れる入力電流Iの平均値も減少する。このため、第1の電力変換部3の間欠運転を実施しない場合よりも第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
以上説明したように、実施の形態3の電力供給システムによれば、実施の形態1において説明した整流回路に流れる入力電流Iを検出する入力電流検出部に代えて、負荷に流れる負荷電流Ioを検出する負荷電流検出部を備える構成とした場合でも、負荷電流検出値Ioが所定の負荷電流閾値I1’以上となった場合に、第1の電力変換部の出力を所定のオン比率でオンオフ制御する間欠運転を実施することにより、実施の形態1と同様に、第1の電力変換部の出力電流Vaおよび整流回路に流れる入力電流Iの平均値を減少させることができる。
これにより、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇を抑制することができ、第1の電力変換部および整流回路の冷却機構の簡素化や各構成要素の小型化が可能となり、延いては、電力供給システムを適用した装置の小型化を図ることが可能となる。また、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇による装置の保護停止を未然に防ぐことができ、安定稼動が可能となる。
実施の形態4.
図12は、実施の形態4にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。なお、実施の形態3と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図12に示すように、実施の形態4にかかる電力供給システム100cでは、実施の形態3において説明した構成に加え、整流回路2への入力電圧Viを検出する入力電圧検出部12を備えている。
図13は、負荷電流Ioが一定である場合の入力電圧Viと入力電流Iとの関係を示す図である。また、図14は、入力電圧Viと負荷電流閾値I1’との関係を示す図である。
負荷8に供給される電力が一定である場合、負荷8に印加される電圧が一定であれば、負荷電流Ioも一定となる。また、この場合、整流回路2、第1の電力変換部3、第2の電力変換部4、ダイオード6等の損失を加えた電力供給システム100cに供給される電力も略一定となる。電力供給システム100cに供給される電力は、入力電圧Viと入力電流Iとを乗算して得られることから、図13に示すように、入力電圧Viが低いほど入力電流Iが大きくなる。
つまり、負荷電流Ioが一定である場合でも、入力電圧Viが低い場合には、これに伴って入力電流Iが大きくなる。このため、上述した実施の形態3では、入力電圧Viが変動した場合には、実施の形態1において説明した整流回路2の入力電流Iを検出して制御を行う場合に比べて、第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇抑制効果が小さくなる。
本実施の形態では、図12に示すように、入力電圧検出部12により整流回路2への入力電圧Viを検出する構成とし、制御回路9cにおいて、図14に示すように、入力電圧検出値Viがより低いほど、負荷電流閾値I1’がより小さい値となるようにしている。ここで、図14に示す負荷電流閾値I1’の傾きを適切に設定することにより、入力電圧Viが変動した場合でも、実施の形態1と同様の制御を行うことが可能となり、実施の形態1と同様の第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇抑制効果を得ることができる。
以上説明したように、実施の形態4の電力供給システムによれば、実施の形態3において説明した構成に加え、整流回路への入力電圧Viを検出する入力電圧検出部を備え、入力電圧検出値Viがより低いほど、負荷電流閾値I1’がより小さい値となるようにしているので、入力電圧Viと負荷電流閾値I1’との関係において、負荷電流閾値I1’の傾きを適切に設定することにより、入力電圧検出値Viが変動した場合でも、実施の形態1と同様の制御を行うことが可能となり、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図15は、実施の形態5にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。なお、実施の形態4と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図15に示すように、実施の形態5にかかる電力供給システム100dの制御回路9dでは、負荷電流検出値Ioに対する所定の入力電流閾値として、第1の負荷電流閾値I1’と、第1の負荷電流閾値I1’よりも高い第2の負荷電流閾値I2’とを設定し、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、負荷電流検出値Ioが第1の負荷電流閾値I1’以上であり、且つ、第2の負荷電流閾値I2’未満である場合(I1’≦Io<I2’)と、負荷電流検出値Ioが第2の負荷電流閾値I2’以上である場合(I2’≦Io)とで、第1の電力変換部3の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えるようにしている。また、実施の形態4と同様に、実施の形態3において説明した構成に加え、整流回路2への入力電圧Viを検出する入力電圧検出部12を備えている。
図16は、負荷電流検出値Ioに応じて、第1の電力変換部の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えた場合の第1の電力変換部の間欠運転時における各部波形を示す図である。図16(a)は、負荷電流検出値Ioが第1の負荷電流閾値I1’以上であり、且つ、第2の負荷電流閾値I2’未満である場合(I1’≦Io<I2’)の第1の電力変換部3の間欠運転時における各部波形を示し、図16(b)は、負荷電流検出値Ioが第2の負荷電流閾値I2’以上である場合(I2’≦Io)の第1の電力変換部3の間欠運転時における各部波形を示している。
図16に示すように、負荷電流検出値Ioが第2の負荷電流閾値I2’以上である場合(I2’≦Io、図16(b)参照)には、負荷電流検出値Ioが第1の負荷電流閾値I1’以上であり、且つ、第2の負荷電流閾値I2’未満である場合(I1’≦Io<I2’、図16(a)参照)よりも、第1の電力変換部3の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにしている。また、入力電圧Viがより低いほど、第1の負荷電流閾値I1’および第2の負荷電流閾値I2’がより小さい値となるようにしている。これにより、実施の形態4よりも第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
以上説明したように、実施の形態5の電力供給システムによれば、負荷電流検出値Ioに対する所定の負荷電流閾値として、第1の負荷電流閾値I1’と、第1の負荷電流閾値I1’よりも高い第2の負荷電流閾値I2’とを設定し、商用電源から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、負荷電流検出値Ioが第2の負荷電流閾値I2’以上である場合には、負荷電流検出値Ioが第1の負荷電流閾値I1’以上であり、且つ、第2の負荷電流閾値I2’未満である場合よりも、第1の電力変換部3の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにし、また、入力電圧Viがより低いほど、第1の負荷電流閾値I1’および第2の負荷電流閾値I2’がより小さい値となるようにしているので、実施の形態4よりも第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができ、第1の電力変換部および整流回路の冷却機構の簡素化や各構成要素のさらなる小型化が可能となり、延いては、電力供給システムを適用した装置のさらなる小型化を図ることが可能となる。また、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇による装置の保護停止をより確実に防ぐことができ、より安定して稼動させることが可能となる。
実施の形態6.
図17は、実施の形態6にかかる電力供給システムの一構成例を示す図である。なお、実施の形態1,2と同一または同等の構成部には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図17に示すように、実施の形態6にかかる電力供給システム100eでは、実施の形態1,2において説明した入力電流検出部11aに代えて、入力電流Iを推定する入力電流推定部13を備えている。また、図17に示す例では、直流共通部7から負荷8a,8b,8cに直流電力を供給する例を示している。ここでは、負荷8aの消費電力をA、負荷8bの消費電力をB、負荷8cの消費電力をCとしている。
本実施の形態では、制御回路9eは、第1の電力変換部3および第2の電力変換部4の出力に加え、各負荷8a,8b,8cをオンオフ制御可能に構成されている。
入力電流推定部13は、各負荷8a,8b,8cのオンオフ制御状態に基づき、入力電流Iを推定する。
つぎに、上述した構成における入力電流推定部13および制御回路9eの動作について、図17〜図19を参照して説明する。
図18は、負荷の制御状態と入力電流加算値との関係を示す図である。ここで、入力電流Iは、近似的に以下の(1)式から算出することができる。
入力電流I=負荷の消費電力/商用電源の電圧 …(1)
また、入力電流Iは、各負荷8a,8b,8cに流れる電流の加算値として推定することができる。したがって、各負荷8a,8b,8cによる入力電流加算値をそれぞれIA,IB,ICとすると、入力電流Iは、以下の(2)式により推定できる。
入力電流I=IA+IB+IC …(2)
図18に示すように、各負荷8a,8b,8cがオン状態である場合の各入力電流加算値IA,IB,ICは、以下の各(3),(4),(5)式から算出することができる。
入力電流加算値IA=負荷8aの消費電力A/商用電源1の電圧 …(3)
入力電流加算値IB=負荷8bの消費電力B/商用電源1の電圧 …(4)
入力電流加算値IC=負荷8cの消費電力C/商用電源1の電圧 …(5)
入力電流推定部13には、各負荷8a,8b,8cがオン状態である場合の各入力電流加算値IA,IB,ICが予め設定されている。そして、図18に示すように、各負荷の制御状態と入力電流加算値との関係が予め記憶されており、入力電流推定部13は、この各負荷8a,8b,8cの制御状態と入力電流加算値IA,IB,ICとの関係を用いて、入力電流Iを推定する。
このように、各負荷14,15,16のオン状態における各消費電力A,B,Cが既知であり、各入力電流加算値IA,IB,ICが予め算出可能である場合には、実施の形態1,2において説明した入力電流検出部を設けることなく、各負荷14,15,16の制御状態から入力電流Iを推定することができる。
図19は、実施の形態6にかかる電力供給システムにおける各負荷の各制御状態遷移と第1の電力変換部の運転状態遷移との関係を示す各部波形図である。図19において、横軸は時間を示している。図19(a)は、負荷8aの制御状態を示し、図19(b)は、負荷8bの制御状態を示し、図19(c)は、負荷8cの制御状態を示している。また、図19(d)は、第1の電力変換部3の制御状態を示し、図19(e)は、直流共通部7の電圧を示し、図19(f)は、蓄電部5から流れ出る方向を正とする蓄電部電流Ibttの波形を示している。
本実施の形態では、制御回路9eには、実施の形態2と同様に、入力電流推定部13により推定される入力電流Iの推定値に対する所定の入力電流閾値として、第1の入力電流閾値I1と、第1の入力電流閾値I1よりも高い第2の入力電流閾値I2とが設定され、商用電源1から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、入力電流Iの推定値が第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合(I1≦I<I2)と、入力電流Iの推定値が第2の入力電流閾値I2以上である場合(I2≦I)とで、第1の電力変換部3の出力をオンオフ制御する際のオン比率を変えるようにしている。
図19に示す例では、各負荷8a,8b,8cが全てオフ状態である時刻taまでの期間、および、負荷8aのみオン状態となる時刻ta〜時刻tbの期間では、入力電流Iの推定値が第1の入力電流閾値I1未満(I<I1)である例を示している。このとき、制御回路9eにより第1の電力変換部3(および第2の電力変換部4)の出力がオン制御され、整流回路2の出力が第1の電力変換部3により第1の所定電圧Vaに変換される。また、整流回路2の出力が第2の電力変換部4により第2の所定電圧Vbに変換されて出力電流Ibで蓄電部5に供給され、蓄電部5の充電が行われる。
また、負荷8a,8bがオン状態となる時刻tb〜時刻tcの期間、および、負荷8a,8cがオン状態となる時刻td以降の期間では、入力電流Iの推定値が第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満(I1≦I<I2)である例を示している。このとき、制御回路9eは、第1の電力変換部3の出力を所定のオン比率でオンオフ制御することにより、第1の電力変換部3の間欠運転を実施する。
このように制御することにより、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、第1の電力変換部3の出力電流Iaが略零となるので、第1の電力変換部3の出力電流Iaの平均値を減少させることができる。また、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、第1の電力変換部3の出力電流Iaが略零、すなわち、第1の電力変換部3の入力電流値も略零となり、整流回路電流実効値Isがこのときの第2の電力変換部4の出力電流値に比例した電流値のみとなるので、整流回路2に流れる入力電流Iの平均値も減少する。このため、第1の電力変換部3の間欠運転を実施しない場合よりも第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
また、各負荷8a,8b,8cが全てオン状態となる時刻tc〜時刻tdの期間では、入力電流Iの推定値が第2の入力電流閾値I2以上(I2≦I)である例を示している。このとき、制御回路9eは、入力電流Iの推定値が第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合(I1≦I<I2)よりも、第1の電力変換部3の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにしている。この場合、第1の電力変換部3の出力がオフ制御されている期間は、蓄電部電流Ibttが入力電流Iの推定値が第1の入力電流閾値I1以上であり、且つ、第2の入力電流閾値I2未満である場合(I1≦I<I2)よりも多く流れることとなる。これにより、負荷が増大して入力電流Iがさらに大きくなった場合でも、第1の電力変換部3および整流回路2の温度上昇を抑制することができる。
以上説明したように、実施の形態6の電力供給システムによれば、各負荷がオン状態である場合の各入力電流加算値が予め設定され、この各負荷の制御状態と入力電流加算値との関係を用いて入力電流を推定する入力電流推定部を備えたことにより、実施の形態1,2において説明した入力電流検出部を設けることなく、入力電流を推定することができ、推定された入力電流に応じて、第1の電力変換部の間欠運転を実施して、第1の電力変換部のオフ期間には、蓄電部を放電させて各負荷に電力を供給するようにしたので、第1の電力変換部および整流回路の損失が冷却可能な発熱量を超えるような場合でも、実施の形態1,2と同様に、第1の電力変換部の出力電流および整流回路に流れる入力電流の平均値を減少させ、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇を抑制することができ、第1の電力変換部および整流回路の冷却機構の簡素化や各構成要素の小型化が可能となり、延いては、電力供給システムを適用した装置の小型化を図ることが可能となる。
また、入力電流推定部により推定される入力電流Iの推定値に対する所定の入力電流閾値として、第1の入力電流閾値と、第1の入力電流閾値よりも高い第2の入力電流閾値とを設定し、商用電源から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において、入力電流の推定値が第2の入力電流閾値I2以上である場合には、入力電流検出値が第1の入力電流閾値以上であり、且つ、第2の入力電流閾値未満である場合よりも、第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにしたので、負荷が増大して入力電流がさらに大きくなった場合でも、第1の電力変換部および整流回路の温度上昇を抑制することができ、第1の電力変換部および整流回路の冷却機構の簡素化や各構成要素のさらなる小型化が可能となり、延いては、電力供給システムを適用した装置のさらなる小型化を図ることが可能となる。
なお、この実施の形態6では、実施の形態1,2において説明した入力電流検出部に代えて、入力電流を推定する入力電流推定部を備える例について説明したが、実施の形態3において説明した負荷電流検出部に代えて、負荷電流を推定する負荷電流推定部を備える構成とし、推定された負荷電流に応じて、第1の電力変換部の間欠運転を実施して、第1の電力変換部のオフ期間には、蓄電部を放電させて各負荷に電力を供給するようにしても、同様の効果を得られることは言うまでもない。
また、この場合には、整流回路への入力電圧を検出する入力電圧検出部を備え、入力電圧検出値がより低いほど、負荷電流閾値がより小さい値となるようにし、入力電圧と負荷電流閾値との関係において、負荷電流閾値の傾きを適切に設定することにより、入力電圧検出値が変動した場合でも、実施の形態4と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
さらに、負荷電流推定部により推定される負荷電流の推定値に対する所定の負荷電流閾値として、第1の負荷電流閾値と、第1の負荷電流閾値よりも高い第2の負荷電流閾値とを設定し、商用電源から正常に電力が供給されている通常時(非停電時)において負荷電流の推定値が第2の入力電流閾値以上である場合には、負荷電流検出値が第1の負荷電流閾値以上であり、且つ、第2の負荷電流閾値未満である場合よりも、第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することにより、実施の形態5と同様の効果を得られることは言うまでもない。
また、3つの負荷に直流電力を供給する例について説明したが、この負荷の数により本発明が限定されるものではなく、負荷のオンオフ制御状態により入力電流を推定可能であれば、1、2、あるいは4以上の負荷に直流電力を供給する構成であってもよい。
また、上述した実施の形態では、入力電流閾値(あるいは負荷電流閾値)を1つあるいは2つ設定した例について説明したが、この入力電流閾値(あるいは負荷電流閾値)の数により本発明が限定されるものではない。例えば、入力電流閾値(あるいは負荷電流閾値)を3つ以上設定して、入力電流検出値(あるいは負荷電流検出値)がより高いほど、第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御するようにしてもよい。
また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
1 商用電源、2 整流回路、3 第1の電力変換部、4 第2の電力変換部、5 蓄電部、6 一方向性素子(ダイオード)、7 直流共通部、8,8a,8b,8c 負荷、9,9a,9b,9c,9d,9e 制御回路、11a 入力電流検出部、11b 負荷電流検出部、12 入力電圧検出部、13入力電流推定部、100,100a,100b,100c,100d,100e 電力供給システム。

Claims (16)

  1. 商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記商用電源の出力電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路に流れる入力電流を検出する入力電流検出部と、
    前記整流回路の出力を第1の所定電圧に変換して前記負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部と、
    前記整流回路の出力を前記第1の所定電圧よりも小さい第2の所定電圧に変換する第2の電力変換部と、
    前記第2の所定電圧により充電されると共に、前記第1の電力変換部からの電流を阻止する一方向性素子を介して前記負荷に直流電力を供給する蓄電部と、
    前記第1の電力変換部の出力および前記第2の電力変換部の出力をオンオフ制御可能に構成される制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記入力電流検出部の入力電流検出値が所定の入力電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力を前記入力電流検出値に応じたオン比率でオンオフ制御することを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記制御回路は、前記入力電流検出値がより大きいほど、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記制御回路は、前記入力電流閾値として、第1の入力電流閾値および前記第1の入力電流閾値よりも高い第2の入力電流閾値が設定され、前記入力電流検出値が前記第1の入力電流閾値以上であり、且つ、前記第2の入力電流閾値未満である場合よりも、前記入力電流検出値が前記第2の入力電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記商用電源の出力電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を第1の所定電圧に変換して前記負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部と、
    前記整流回路の出力を前記第1の所定電圧よりも小さい第2の所定電圧に変換する第2の電力変換部と、
    前記第2の所定電圧により充電されると共に、前記第1の電力変換部からの電流を阻止する一方向性素子を介して前記負荷に直流電力を供給する蓄電部と、
    前記負荷に流れる負荷電流を検出する負荷電流検出部と、
    前記第1の電力変換部の出力および前記第2の電力変換部の出力をオンオフ制御可能に構成される制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記負荷電流検出部の負荷電流検出値が所定の負荷電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力を前記負荷電流検出値に応じたオン比率でオンオフ制御することを特徴とする電力供給システム。
  5. 前記制御回路は、前記負荷電流検出値がより大きいほど、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項4に記載の電力供給システム。
  6. 前記整流回路への入力電圧を検出する入力電圧検出部をさらに備え、
    前記制御回路は、前記入力電圧検出部の入力電圧検出値の変動に応じて、前記負荷電流閾値を変化させることを特徴とする請求項5に記載の電力供給システム。
  7. 前記制御回路は、前記入力電圧検出値がより低いほど、前記負荷電流閾値をより小さい値に設定することを特徴とする請求項6に記載の電力供給システム。
  8. 前記制御回路は、前記負荷電流閾値として、第1の負荷電流閾値および前記第1の負荷電流閾値よりも高い第2の負荷電流閾値が設定され、前記負荷電流検出値が前記第1の負荷電流閾値以上であり、且つ、前記第2の負荷電流閾値未満である場合よりも、前記負荷電流検出値が前記第2の負荷電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  9. 商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記商用電源の出力電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を第1の所定電圧に変換して前記負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部と、
    前記整流回路の出力を前記第1の所定電圧よりも小さい第2の所定電圧に変換する第2の電力変換部と、
    前記第2の所定電圧により充電されると共に、前記第1の電力変換部からの電流を阻止する一方向性素子を介して前記負荷に直流電力を供給する蓄電部と、
    前記第1の電力変換部の出力、前記第2の電力変換部の出力、および前記負荷をオンオフ制御可能に構成される制御回路と、
    前記負荷のオンオフ制御状態に基づき、前記整流回路に流れる入力電流を推定する入力電流推定部と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記入力電流推定部で推定された前記入力電流の推定値が所定の入力電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力を前記入力電流の推定値に応じたオン比率でオンオフ制御することを特徴とする電力供給システム。
  10. 前記制御回路は、前記入力電流の推定値が大きいほど、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項9に記載の電力供給システム。
  11. 前記制御回路は、前記入力電流閾値として、第1の入力電流閾値および前記第1の入力電流閾値よりも高い第2の入力電流閾値が設定され、前記入力電流の推定値が前記第1の入力電流閾値以上であり、且つ、前記第2の入力電流閾値未満である場合よりも、前記入力電流の推定値が前記第2の入力電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項10に記載の電力供給システム。
  12. 商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する電力供給システムであって、
    前記商用電源の出力電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力を第1の所定電圧に変換して前記負荷に直流電力を供給する第1の電力変換部と、
    前記整流回路の出力を前記第1の所定電圧よりも小さい第2の所定電圧に変換する第2の電力変換部と、
    前記第2の所定電圧により充電されると共に、前記第1の電力変換部からの電流を阻止する一方向性素子を介して前記負荷に直流電力を供給する蓄電部と、
    前記第1の電力変換部の出力、前記第2の電力変換部の出力、および前記負荷をオンオフ制御可能に構成される制御回路と、
    前記負荷のオンオフ制御状態に基づき、前記負荷に流れる負荷電流を推定する負荷電流推定部と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記負荷電流推定部で推定された前記負荷電流の推定値が所定の負荷電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力を前記負荷電流の推定値に応じたオン比率でオンオフ制御することを特徴とする電力供給システム。
  13. 前記制御回路は、前記負荷電流の推定値がより大きいほど、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項12に記載の電力供給システム。
  14. 前記整流回路への入力電圧を検出する入力電圧検出部をさらに備え、
    前記制御回路は、前記入力電圧検出部の入力電圧検出値の変動に応じて、前記負荷電流閾値を変化させることを特徴とする請求項13に記載の電力供給システム。
  15. 前記制御回路は、前記入力電圧検出値がより低いほど、前記負荷電流閾値をより小さい値に設定することを特徴とする請求項14に記載の電力供給システム。
  16. 前記制御回路は、前記負荷電流閾値として、第1の負荷電流閾値および前記第1の負荷電流閾値よりも高い第2の負荷電流閾値が設定され、前記負荷電流の推定値が前記第1の負荷電流閾値以上であり、且つ、前記第2の負荷電流閾値未満である場合よりも、前記負荷電流の推定値が前記第2の負荷電流閾値以上である場合に、前記第1の電力変換部の出力をより低いオン比率でオンオフ制御することを特徴とする請求項13〜15のいずれか一項に記載の電力供給システム。
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