JPH07154933A - バックアップ電源回路 - Google Patents

バックアップ電源回路

Info

Publication number
JPH07154933A
JPH07154933A JP5298567A JP29856793A JPH07154933A JP H07154933 A JPH07154933 A JP H07154933A JP 5298567 A JP5298567 A JP 5298567A JP 29856793 A JP29856793 A JP 29856793A JP H07154933 A JPH07154933 A JP H07154933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
circuit
secondary battery
backup
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5298567A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nishijima
勝美 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP5298567A priority Critical patent/JPH07154933A/ja
Publication of JPH07154933A publication Critical patent/JPH07154933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一次電池を使用せずに、電力消費量が微小なデ
バイスへの電源バックアップをより確実に保証し、バッ
クアップ電源回路基板の取扱いを容易にする。 【構成】二次電池33から電力消費量が微小なデバイス
で構成された第2の負荷への第3のダイオード36を介
する電力供給ラインと、二次電池33から電力消費量が
大きいデバイスで構成された第3の負荷へのトランジス
タ37を介する電力供給ラインと、二次電池33の出力
電圧を予め設定された基準電圧と比較して、その比較結
果によりトランジスタ37を制御する電圧検出回路35
とを設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電子機器等に
設けられ、主電源からの電力供給が遮断された時に動作
状態を保持する必要のある回路へ電力を供給するバック
アップ電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等においては、
停電が発生したとき及び主電源をオフしたときに、すな
わち主電源からの電力供給が遮断されたときに、その
後、電力が復帰したときに停電前及びオフ前の状態を再
現するため、停電前及びオフ前の情報を記憶したメモリ
等に電力を中断することなく持続して供給するための充
電可能な二次電池を備えたバックアップ電源回路が設け
られているものが知られている。
【0003】さらに、半恒久的に動作しなければならな
いタイマ等には、長時間の停電にも対応できるように、
特別にリチュウム電池等の一次電池を備え、万一バック
アップ電源回路の二次電池の電気容量が減少して電圧降
下しても、この一次電池から電力供給を行って、最低限
タイマ等への電力供給を継続することができるようにな
っている。
【0004】図3に、従来のバックアップ電源回路の一
例を示す。
【0005】1は、AC100Vの商用の交流電源であ
る。この交流電源1から供給される交流電流は、AC−
DCコンバータ2で所用の直流電流に変換され、この直
流電流は、電源部3及び充電部4へ供給される。
【0006】前記電源部3は、前記AC−DCコンバー
タ2からの直流電流をさらに第1の負荷5、第2の負荷
6及び第3の負荷7で必要な電圧の直流電流に変換し安
定化させ、この安定化させた直流電流を前記第1の負荷
5及び第1の切替部8へ供給する。
【0007】なお図示しないが、前記第1の負荷5は、
ホストコンピュータのCPU( central processing uni
t )、FDD(floppy disk drive )、HDD( hardd
isk drive)、LCD(liquid crystal display)等の
ユニットから構成されている。前記第2の負荷6は、タ
イマ、システム設定値等が記憶されたSRAM(static
random access memory )等の消費電力の微小なデバイ
スで構成され、前記第3の負荷7は、OS(opreating
system)及びアプリケーションプログラム等が記憶され
ているDRAM(dynamice random access memory )、
このDRAMのリフレッシュコントロール等を行う周辺
回路、電源スイッチ制御回路等から構成されている。
【0008】また前記充電部4は、前記AC−DCコン
バータ2からの直流電流を充電電流として二次電池9に
供給する。この二次電池9から出力される直流電流は、
前記第1の切替部8へ供給されるようになっている。
【0009】この第1の切替部8は、前記電源部3から
直流電流が供給されている時には、この電源部3からの
直流電流を第2の切替部10及び前記第3の負荷7へ供
給し、前記二次電池9から供給される直流電流を遮断す
る。前記電源部3からの直流電流の供給が停止される
と、前記第2の切替部10及び前記第3の負荷7への電
力供給を、前記二次電池9から供給される直流電流に切
替える。
【0010】前記第2の切替部10には、リチウム電池
のような電池自身の自己放電が微小な低漏れ電流の一次
電池11から出力される直流電流が供給されるようにな
っており、前記第1の切替部8から直流電流が供給され
ている時には、この第1の切替部8からの直流電流を前
記第2の負荷6に供給し、前記一次電池10からの供給
される直流電流を遮断する。前記第1の切替部8からの
直流電流の供給が停止されると、前記第2の負荷6への
電力供給を前記一次電池10から供給される直流電流に
切替える。
【0011】従って、通常の商用の交流電源1からAD
−DCコンバータ2を介して供給された電力により電源
部3から直流電流が供給されている時には、この直流電
流が、第1の負荷に、第1の切替部8を介して第2の切
替部10及び第3の負荷に、さらに第2の切替部を介し
て第2の負荷に供給される。
【0012】電源部3からの直流電流の供給が停止され
ると、第1の切替部8が二次電池9からの直流電流の供
給に切替え、二次電池9の電圧が正常ならば、この二次
電池9からの直流電流が、第1の切替部8を介して第2
の切替部10及び第3の負荷7に、さらに第2の切替部
10を介して第2の負荷6に供給される。
【0013】従って、停電時及び電源スイッチオフ時に
も、第2の負荷6及び第3の負荷7へ直流電流が供給さ
れ、タイマ、SRAM、DRAM、DRAMの周辺回
路、電源スイッチ制御回路等への電力供給が維持され
る。その結果、このような状態で停電解除又は電源スイ
ッチオンがなされると、HDD等の外部記憶装置からデ
ータをDRAM等へローディングすることなく、停電前
又は電源スイッチオフ前の状態に復帰させることが可能
となる。
【0014】電源部3からの直流電流の供給が停止され
ているときに、二次電池9の電圧が第2の負荷を構成す
るデバイスの最低動作保証電圧まで降下すると、第2の
切替部10が一次電池11からの直流電流の供給に切替
え、この一次電池11からの直流電流が、第2の負荷6
に供給される。
【0015】従って、二次電池9の出力電圧が第2の負
荷6を構成するデバイスの最低動作保証電圧より降下す
るような長時間の停電が発生しても、二次電池9の出力
電圧が最低動作保証電圧まで降下した時点で、第2の負
荷6への電力供給は、一次電池11からの直流電流に切
替わるため、第2の負荷6への電力供給は、この一次電
池11によりさらに継続される。その結果、少なくとも
タイマや重要なシステム設定値等が記憶されたSRAM
に対する電力供給の維持、すなわち電源バックアップは
一次電池11により保証される。従って、HDD等の外
部記憶装置からデータをDRAM等へロードする必要は
あるが、タイマの時刻合わせやシステム設定値等をオペ
レータが再設定する必要はない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のパーソナルコンピュータ等において設けられたバック
アップ電源回路では、例えばタイマやSRAM等の電力
消費量の微小なデバイスへの電源バックアップをより確
実に保証するため、リチュウムイオン電池等の一次電池
を備えていた。
【0017】ところで、このようなリチュウムイオン電
池等の一次電池では、要求される電流量が微小であるた
め、通常の交換可能な電池のように、コネクタ使用して
取付けると、接触不良となる虞が大きいという問題があ
った。
【0018】また、バックアップ電源回路が実装された
基板上に直接一次電池をハンダ付けしているため、一次
電池の交換が難しいという問題があると共に、バックア
ップ電源回路の基板上に、常時電圧が生じている電源
(活電部)が存在することになり、このバックアップ電
源回路の基板の取扱いを注意しないと、その基板は単体
でもショート等の電気的な破損が生じる虞があるという
問題がある。
【0019】そこでこの発明は、一次電池を使用しない
で、電力消費量が微小なデバイスへの電源バックアップ
をより確実に保証することができ、従って、バックアッ
プ電源回路基板の取扱いを容易にすることができるバッ
クアップ電源回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、主電源から
電力供給が遮断された時にも動作状態を保持する必要の
ある回路へ電力を供給するバックアップ電源回路におい
て、主電源からの電力供給時に充電される二次電池と、
主電源からの電力供給断時に、電源バックアップの優先
順位の高い回路へ二次電池から電力を供給する第1のバ
ックアップ回路と、主電源からの電力供給断時に、電源
バックアップの優先順位のより低い回路へ二次電池から
電力を供給する第2のバックアップ回路と、二次電池の
電気容量が予め設定された最低電気容量より低いか否か
を判定する判定手段と、この判定手段により二次電池の
電気容量が最低電気容量より低いと判定されたときに、
第2のバックアップ回路を遮断する遮断手段とを設けた
ものである。
【0021】
【作用】このような構成の本発明において、主電源から
の電力供給時には、二次電池は充電される。
【0022】主電源からの電力供給断時に、判定手段に
より二次電池の電気容量が予め設定された最低電気容量
以上と判断されたときには、二次電池から電力が、第1
のバックアップ回路を介して優先順位の高い回路へ、ま
た第2のバックアップ回路を介して優先順位のより低い
回路へ供給される。
【0023】また主電源からの電力供給断時に、判定手
段により二次電池の電気容量が最低電気容量より低いと
判断されたときには、遮断手段により第2のバックアッ
プ回路は遮断されるので、二次電池から電力が、第1の
バックアップ回路を介して優先順位の高い回路のみへ供
給される。
【0024】従って、第1のバックアップ回路が電力を
供給する優先順位の高い回路として、SRAM等の電力
消費量の微小なデバイスを選択すれば、電力消費量が微
小であるから、二次電池の電力消費量を微小に抑えるこ
とができ、より確実に優先順位の高い回路の電源バック
アップを保証することができる。すなわち、二次電池
と、第1のバックアップ回路と、第2のバックアップ回
路と、判定手段と、遮断手段とから構成されるので、一
次電池を使用しなくとも済む。
【0025】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。なお、この発明は、例えばパーソナルコンピ
ュータに装備されたバックアップ電源回路に適用したも
ので、図1は、このバックアップ電源回路の概略の回路
構成を示すブロック図である。
【0026】21は、AC100Vの商用の交流電源で
ある。この交流電源21から供給される交流電流は、主
電源としてのAC−DCコンバータ22で所用の直流電
流に変換され、この直流電流は、DC−DC電源23、
スイッチ回路24及び充電部25へ供給される。
【0027】前記DC−DC電源23は、前記AC−D
Cコンバータ22からの直流電流をさらに第1の負荷2
6、第2の負荷27、第3の負荷28で必要な電圧の直
流電流に変換し安定化させ、この安定化させた直流電流
を前記第1の負荷26へ、また第1のダイオード29を
介して前記第2の負荷27へ、さらに第2のダイオード
30を介して前記第3の負荷28へ供給する。
【0028】さらに、前記第1のダイオード29から前
記第2の負荷27への電力供給ラインには、平滑用に一
端が接地された電気2重層型の第1のコンデンサ31の
他端が接続され、前記第2のダイオード30から前記第
3の負荷28への電力供給ラインにも、平滑用に一端が
接地された電気2重層型の第2のコンデンサ32の他端
が接続されている。この電気2重層型の各コンデンサ3
1,32は、電解液を使用し、水の界面に発生する電気
2重層に電荷を蓄積するものである。
【0029】なお図示しないが、前記第1の負荷26
は、電源バックアップされない回路で、ホストコンピュ
ータのCPU(central processing unit )、FDD
( floppy disk drive)、HDD(hard disk drive
)、LCD(liquid crystal display )等のユニッ
トから構成されている。前記第2の負荷27は、電源バ
ックアップの優先順位が高い回路で、タイマ、システム
設定値等が記憶されたSRAM(static random access
memory )等の電力消費量の微小なデバイスで構成され
る。前記第3の負荷28は、電源バックアップの優先順
位がより低い回路で、OS(opreating system)及びア
プリケーションプログラム等が記憶されているDRAM
(dynamice random access memory )、このDRAMの
リフレッシュコントロール等を行う周辺回路、電源スイ
ッチ制御回路等から構成されている。
【0030】また、前記AC−DCコンバータ22から
直流電流が供給される前記スイッチ回路24は、前記D
C−DC電源23のオン/オフを操作する。
【0031】前記充電部25は、前記AC−DCコンバ
ータ22からの直流電流を充電電流としてリチュウムイ
オン二次電池33に供給する。この二次電池33から出
力される直流電流は、定電圧電源34及び判定手段とし
ての電圧検出回路35へ供給されるようになっている。
【0032】前記定電圧電源34は、前記二次電池33
からの出力される直流電流を、前記第2の負荷27及び
前記第3の負荷28で必要な電圧で、しかも前記DC−
DC電源23から供給される直流電流の電圧より低い電
圧の直流電流に変換・安定化させ、この安定化させた直
流電流を、第3のダイオード36及び前記第1のコンデ
ンサ31の他端を介して前記第2の負荷27に供給する
と共に、遮断手段としてのPNP形のトランジスタ37
のエミッタ端子に供給する。
【0033】前記電圧検出回路35は、前記二次電池3
3の出力電圧と予め設定された基準電圧とを比較し、前
記出力電圧が前記基準電圧より高いときには、前記トラ
ンジスタ37のベース端子にローレベルの制御信号を供
給し、前記出力電圧が前記基準電圧より低いときには、
前記トランジスタ37のベース端子にハイレベルの制御
信号、すなわち、前記二次電池33の出力電圧の制御信
号を供給するようになっている。
【0034】前記トランジスタ37のコレクタ端子は、
前記第2のダイオード30、すなわち前記第2のコンデ
ンサ32の他端に接続されている。従って、前記トラン
ジスタ37がオン状態のときには、前記定電圧電源34
から安定化された直流電流が、前記トランジスタ37を
介して前記第3の負荷28へ供給される。
【0035】前記第1のダイオード29及び前記第3の
ダイオード36により第1の切替部38が形成され、前
記第2のダイオード30及び前記トランジスタ37によ
り第2の切替部39が形成されている。
【0036】また、前記定電圧電源34から前記第1の
ダイオード29及び前記第1のコンデンサ31の他端を
介して前記第2の負荷27へ形成された直流電流の供給
ラインは第1のバックアップ回路であり、前記定電圧電
源34から前記トランジスタ37及び前記第2のコンデ
ンサ32の他端を介して前記第3の負荷28へ形成され
た直流電流の供給ラインは第2のバックアップ回路であ
る。
【0037】図2に、前記二次電池33として、電池容
量に対する出力電圧の変動の小さな電池、例えばニッケ
ル−カドミウム(Ni−Cd)電池を使用する場合に
は、前記電圧検出回路35の代わりに、積分回路を使用
して、二次電池の充電及び放電を検出することにより、
その電気容量を推定して前記トランジスタ37を制御す
る方法がある。
【0038】前記充電部25から前記二次電池33への
充電電流供給ラインに、第1の抵抗301を介挿すると
共に、この第1の抵抗301に並列に、第2の抵抗30
2と第3の抵抗303との直列分圧回路が接続されてい
る。前記第1の抵抗301と前記第2の抵抗302との
接続点は、第4の抵抗304を介して差動増幅器を構成
する第1のオペアンプ305の反転入力端子に接続され
ている。また、前記第2の抵抗302と前記第3の抵抗
303との接続点は、第5の抵抗306を介して前記第
1のオペアンプ305の非反転入力端子に接続されてい
る。この第1のオペアンプ305の非反転入力端子に
は、第6の抵抗307を介してグラウンド(0V)に接
続されている。
【0039】前記第1のオペアンプ305の反転入力端
子と出力端子間には、負帰還をなす第7の抵抗308が
接続されている。前記第1のオペアンプ305の出力端
子は、第8の抵抗309を介して、積分回路を構成する
第2のオペアンプ310の反転入力端子に接続されてい
る。
【0040】この第2のオペアンプ310の非反転入力
端子は直接グラウンドに接続され、反転入力端子と出力
端子との間にはコンデンサ311が接続されている。そ
して、前記第2のオペアンプ310の出力端子は、コン
パレータ312の反転入力端子に接続され、このコンパ
レータ312の非反転入力端子には予め設定された基準
電圧Vrが入力されるようになっている。このコンパレ
ータ312の出力端子は、前記トランジスタ37のベー
ス端子に接続されている。
【0041】従って、前記充電部25から前記二次電池
33へ供給される充電電流は、前記第1の抵抗301
と、前記第2の抵抗302と前記第3の抵抗303との
直列回路とにより構成される並列回路を介して供給さ
れ、その並列回路の両端には、充電電流に応じた電圧が
生じる。
【0042】また、前記二次電池33が放電すると時に
も、放電電流が上記並列回路を介して前記定電圧電源3
4に供給されるので、この並列回路の両端には、放電電
流に応じた電圧が生じる。しかし、充電電流の時と放電
電流の時とでは、当然電流の流れる向きが逆となるの
で、極性が反対となる。
【0043】そこで、前記第1の抵抗301と前記第2
の抵抗302との接続点の電圧V(1) と前記第2の抵抗
302と前記第3の抵抗303との直列分圧回路の分圧
出力電圧V(2) との電圧差が、前記第1のオペアンプ3
05からなる差動増幅回路により増幅され、この増幅さ
れた電圧が、前記第2のオペアンプ310からなる積分
回路により積分されて出力される。
【0044】すなわち、前記二次電池33の充電時に
は、前記第1のオペアンプ305で増幅された電圧によ
り、前記第2のオペアンプ310の出力端子の出力レベ
ルは、除々に上昇する。また、前記二次電池の放電時に
は、前記第1のオペアンプ305で増幅された逆位相の
電圧により、前記第2のオペアンプ310の出力端子の
出力レベルは、除々に降下する。
【0045】なお、前記第4の抵抗304及び前記第5
の抵抗306の抵抗値をR(1) 、前記第6の抵抗307
及び前記第7の抵抗308の抵抗値をR(2) 、前記第8
の抵抗309の抵抗値をR(3) とし、コンデンサ311
の静電容量をCとすると、前記第2のオペアンプ310
の出力端子から出力される電圧V(3) は、次式によって
示される。
【0046】
【数1】 従って、前記第2のオペアンプ310の出力端子から出
力される電圧V(3) は、前記二次電池33の電気容量を
示す指標と考えることができる。すなわち、前記二次電
池33の電気容量が予め設定された値より高い時には、
電圧V(3) が予め設定された電圧Vrより高いので、前
記コンパレータ312の出力端子からローレベルの信号
が前記トランジスタ37のベース端子に出力され、前記
二次電池33の電気容量が予め設定された値より低くな
ると、電圧V(3) が予め設定された基準電圧Vrより低
くなるので、前記コンパレータ312の出力端子からハ
イレベルの信号が前記トランジスタ37のベース端子に
出力される。
【0047】このような構成の本実施例においては、ス
イッチ回路24によりDC−DC電源23をオン操作す
ると、DC−DC電源23から第1の負荷26へ、第1
のダイオード29を介して第2の負荷27へ、第2のダ
イオード30を介して第3の負荷28へ、直流電流が供
給される。
【0048】この時、AC−DCコンバータ22から供
給された直流電流が充電部25を介して二次電池33に
供給され、二次電池33が充電される。
【0049】スイッチ回路24によりDC−DC電源2
3をオフ操作すると、二次電池33に充電された電力が
放電され、その出力電流が定電圧電源34に供給され
る。この定電圧電源34から直流電流が、第3のダイオ
ード36及びトランジスタ37を介して、停電時にも電
源バックアップを必要とする第2の負荷27及第3の負
荷28に供給される。
【0050】しかし、電圧検出回路35が、二次電池3
3の出力電圧(電気容量)を予め設定された基準電圧
(基準の値)と比較して、二次電池33の出力電圧(電
気容量)が基準電圧(基準の値)より低いときには、ト
ランジスタ37のベース端子にハイレベルの制御信号を
出力する。従って、このハイレベルの制御信号によりト
ランジスタ37はオフ状態になり、定電圧電源34から
電力消費量が大きい第3の負荷28への電力供給を遮断
する。
【0051】従って、二次電池33は所定の出力電圧
(電気容量)以下になると、電力消費量が微小な第2の
負荷27のみに電力を供給するため、第2の負荷へ長時
間、確実に電力を供給することができる。その結果、従
来のように、タイマやSRAM等からなる第2の負荷の
ための一次電池を備える必要がない。
【0052】このように本実施例によれば、二次電池3
3から電力消費量が微小なデバイスで構成された第2の
負荷への第3のダイオード36を介する電力供給ライン
と、二次電池33から電力消費量が大きいデバイスで構
成された第3の負荷へのトランジスタ37を介する電力
供給ラインと、二次電池33の出力電圧を予め設定され
た基準電圧と比較して、その比較結果によりトランジス
タ37を制御する電圧検出回路35とを設けたことによ
り、二次電池33の出力電圧が基準電圧より低いときに
は、トランジスタ37をオフさせて、第3の負荷28へ
の電力供給を遮断することができる。従って、以降二次
電池33により第2の負荷への電力供給を長時間継続さ
せて、確実に電源バックアップを行うことができる。
【0053】すなわち、一次電池を使用しないで、電力
消費量が微小な第2の負荷27への電源バックアップを
より確実に保証することができるので、バックアップ電
源回路基板上には一次電池を実装しなくて済むため、バ
ックアップ電源回路基板上に電源(活電部)が存在しな
いので、バックアップ電源回路基板の取扱いを容易にす
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
一次電池を使用しないで、電力消費量が微小なデバイス
への電源バックアップをより確実に保証することがで
き、従って、バックアップ電源回路基板には電源(活電
部)が存在しないので、そのバックアップ電源回路基板
の取扱いを容易にすることができるバックアップ電源回
路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のバックアップ電源回路の
概略の回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の積分回路を使用した二次電池の充電
時間及び放電時間を計時するための例を示す回路図。
【図3】従来例のバックアップ電源回路の概略の回路構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
23…DC−DC電源、26…第1の負荷、27…第2
の負荷、28…第3の負荷、33…二次電池、35…電
圧検出回路、36…第3のダイオード、37…トランジ
スタ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】上述したように、従来のパーソナルコンピ
ュータ等において設けられたバックアップ電源回路で
は、例えばタイマやSRAM等の電力消費量の微小なデ
バイスへの電源バックアップをより確実に保証するた
め、リチュウム電池等の一次電池を備えていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ところで、このようなリチュウム電池等の
一次電池では、要求される電流量が微小であるため、通
常の交換可能な電池のように、コネクタ使用して取付け
ると、接触不良となる虞が大きいという問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、バックアップ電源回路が実装された
基板上に直接一次電池をハンダ付けしている場合は、一
次電池の交換が難しいという問題があると共に、バック
アップ電源回路の基板上に、常時電圧が生じている電源
(活電部)が存在することになり、このバックアップ電
源回路の基板の取扱いを注意しないと、その基板は単体
でもショート等の電気的な破損が生じる虞があるという
問題がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】記二次電池33として、電池容量に対す
る出力電圧の変動の小さな電池、例えばニッケル−カド
ミウム(Ni−Cd)電池を使用する場合には、前記電
圧検出回路35の代わりに、例えば図2に示すような
分回路を使用して、二次電池の充電及び放電を検出する
ことにより、その電気容量を推定して前記トランジスタ
37を制御する方法がある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】すなわち前記積分回路は、前記充電部25
から前記二次電池33への充電電流供給ラインに、第1
の抵抗301を介挿すると共に、この第1の抵抗301
に並列に、第2の抵抗302と第3の抵抗303との直
列分圧回路が接続されている。前記第1の抵抗301と
前記第2の抵抗302との接続点は、第4の抵抗304
を介して差動増幅器を構成する第1のオペアンプ305
の反転入力端子に接続されている。また、前記第2の抵
抗302と前記第3の抵抗303との接続点は、第5の
抵抗306を介して前記第1のオペアンプ305の非反
転入力端子に接続されている。この第1のオペアンプ3
05の非反転入力端子には、第6の抵抗307を介して
アナロググラウンド(AG)に接続されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】この第2のオペアンプ310の非反転入力
端子は直接アナロググラウンド (AG) に接続され、反
転入力端子と出力端子との間にはコンデンサ311が接
続されている。そして、前記第2のオペアンプ310の
出力端子は、コンパレータ312の反転入力端子に接続
され、このコンパレータ312の非反転入力端子には予
め設定された基準電圧Vrが入力されるようになってい
る。このコンパレータ312の出力端子は、前記トラン
ジスタ37のベース端子に接続されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、前記二次電池33が放電する時
も、放電電流が上記並列回路を介して前記定電圧電源3
4に供給されるので、この並列回路の両端には、放電電
流に応じた電圧が生じる。しかし、充電電流の時と放電
電流の時とでは、当然電流の流れる向きが逆となるの
で、極性が反対となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源から電力供給が遮断された時にも
    動作状態を保持する必要のある回路へ電力を供給するバ
    ックアップ電源回路において、前記主電源からの電力供
    給時に充電される二次電池と、前記主電源からの電力供
    給断時に、電源バックアップの優先順位の高い回路へ前
    記二次電池から電力を供給する第1のバックアップ回路
    と、前記主電源からの電力供給断時に、電源バックアッ
    プの優先順位のより低い回路へ前記二次電池から電力を
    供給する第2のバックアップ回路と、前記二次電池の電
    気容量が予め設定された最低電気容量より低いか否かを
    判定する判定手段と、この判定手段により前記二次電池
    の電気容量が前記最低電気容量より低いと判定されたと
    きに、前記第2のバックアップ回路を遮断する遮断手段
    とを設けたことを特徴とするバックアップ電源回路。
JP5298567A 1993-11-29 1993-11-29 バックアップ電源回路 Pending JPH07154933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298567A JPH07154933A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 バックアップ電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298567A JPH07154933A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 バックアップ電源回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07154933A true JPH07154933A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17861423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5298567A Pending JPH07154933A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 バックアップ電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07154933A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033840A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Ntt Facilities Inc 給電システムおよび給電システムの制御方法
JP2013150380A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Kyoto Denkiki Kk 直流電源用電圧低下保護装置
JP2014045644A (ja) * 2012-07-30 2014-03-13 Mitsubishi Electric Corp 電力供給システム
JP2015019540A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 三菱電機株式会社 電力供給システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009033840A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Ntt Facilities Inc 給電システムおよび給電システムの制御方法
JP2013150380A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Kyoto Denkiki Kk 直流電源用電圧低下保護装置
JP2014045644A (ja) * 2012-07-30 2014-03-13 Mitsubishi Electric Corp 電力供給システム
JP2015019540A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 三菱電機株式会社 電力供給システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3541029B2 (ja) 充電制御装置
US4698578A (en) Circuit for supplying energy from a battery to an energy-using device
JP3618472B2 (ja) 電池ユニット及び電池ユニットを使用する装置
US5955797A (en) Portable computer being powered by either a battery pack or an AC adapter
CA2132419C (en) A power supply and battery charging system
US7024574B2 (en) Method and structure for switching between two battery units for driving an electrically driven device
KR102049164B1 (ko) 전력 관리 회로
GB2271229A (en) Monitoring the internal impedance of an accumulator battery in an uninterruptible power supply.
US5625237A (en) Remove power source device having improved capacity indication capability, and an electronic device using the removable power source device
JPH08331768A (ja) バッテリの過放電保護回路
WO2018070306A1 (ja) 電源制御回路、電子機器及び電源制御方法
CN1578057A (zh) 无停电电源装置
JP2000121710A (ja) バックアップ電源用電池管理装置およびそれに用いる二次電池の劣化診断方法
US11099621B2 (en) Real time clock battery power management
US20070007824A1 (en) DC uninterruptible power supply and computer device using the same
JP2001145274A (ja) 充電装置を備えた携帯機器
JP2008048600A (ja) 電子機器、充電装置、充電制御回路および充電制御方法
JPH07154933A (ja) バックアップ電源回路
JP2003348765A (ja) 充電装置および充電制御回路
JP2002199619A (ja) 無停電電源装置
TWI737373B (zh) 電池備用系統及其電壓偵測及控制電路
CN113890165B (zh) 电池备用系统
KR100554769B1 (ko) 휴대용 컴퓨터의 배터리 정보 검출장치 및 검출방법
JPH0697817B2 (ja) 充電回路
JPH0895678A (ja) 電池検出装置