JP2014045555A - 電動機およびこの電動機を有する電気チェーンブロック - Google Patents
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Abstract
【課題】回生電力を消費させるための抵抗器を小型化すること。
【解決手段】永久磁石が内包され、突極性を有するIPM型のロータRと、ベクトル制御を実施する制御装置5と、直流電圧を入力し交流電圧に変換するインバータ3と、インバータ3の電圧が上昇したとき回生電力を熱として消費させるための抵抗器14と、を有する電動機において、制御装置5は、負荷が働く方向に抗する駆動を行う第1状態と、負荷が働く方向に順ずる方向への駆動を行う第2状態とに応じて制御を切り替え、第1状態のときは、リラクタンストルクを考慮した制御を行い、第2状態のときは、第1状態の制御の場合のトータルトルクと同一でかつd軸電流成分を増加させ、抵抗器14で消費される熱を減少させる制御を行う構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】永久磁石が内包され、突極性を有するIPM型のロータRと、ベクトル制御を実施する制御装置5と、直流電圧を入力し交流電圧に変換するインバータ3と、インバータ3の電圧が上昇したとき回生電力を熱として消費させるための抵抗器14と、を有する電動機において、制御装置5は、負荷が働く方向に抗する駆動を行う第1状態と、負荷が働く方向に順ずる方向への駆動を行う第2状態とに応じて制御を切り替え、第1状態のときは、リラクタンストルクを考慮した制御を行い、第2状態のときは、第1状態の制御の場合のトータルトルクと同一でかつd軸電流成分を増加させ、抵抗器14で消費される熱を減少させる制御を行う構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動機およびこの電動機を有する電気チェーンブロックに関する。
従来、電気チェーンブロックでは、インバータで駆動される誘導電動機によりチェーン巻上機を作動させている。このとき、電気チェーンブロックでは、チェーンが荷重を吊り下げている状態でチェーン巻上機のチェーンを巻き下げるときには、誘導電動機は設定された巻き下げ速度を維持するために、電磁的にブレーキをかける状態になる。誘導電動機は、このような荷重を吊り下げた状態での巻き下げ動作中には回生電力を発生する。このようにして発生する回生電力は、誘導電動機に駆動電力を供給しているインバータの直流母線部の電圧を上昇させる。このとき、インバータの直流母線部の電圧が許容範囲を超えないようにするために、回生電力は、インバータに接続されている抵抗器(制動抵抗器)によって熱として消費される。回生電力を、抵抗器を用いて消費させる従来技術としては、たとえば特許文献1が挙げられる。
上述したチェーン巻き下げ時に発生する回生電力は、チェーンが吊り下げている荷重に比例して大きくなる。よって、回生電力を消費するための抵抗器は、電気チェーンブロックが吊り下げ可能な最大荷重を想定して用意する必要がある。このような抵抗器は、大きな電流に耐えるためにサイズが大型であり、電気チェーンブロックの筐体内の空間を大きく占有する。これにより筐体内の他の部品の配置が制約されるなどの不都合が生じる。また、抵抗器が発生する熱量も多く、放熱対策や他の部品への熱伝導を避けるための対策などが必要になる。このため大型の抵抗器を電気チェーンブロックの筐体内に配置することは、電気チェーンブロックの小型化や低コスト化を図る上で好ましくない。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、回生電力を消費させるための抵抗器を小型化することができる電動機およびこの電動機を有する電気チェーンブロックを提供することを目的とする。
本発明の電動機は、永久磁石が内包され、突極性を有するIPM(Interior Permanent
Magnet)型のロータと、ロータに対向して設けられるステータに巻回されるコイルに供給される電流を、コイルが磁束を生成するための励磁分電流であるd軸電流成分とモータトルクを発生させるためのトルク分電流であるq軸電流成分とに分解して制御するベクトル制御を実施する制御部と、直流電圧を入力し交流電圧に変換するインバータと、インバータの電圧が上昇したとき回生電力を熱として消費させるための抵抗器と、を有する電動機において、制御部は、負荷が働く方向に抗する駆動を行う第1状態と、負荷が働く方向に順ずる方向への駆動を行う第2状態とに応じて制御を切り替え、第1状態のときは、リラクタンストルクを考慮した制御を行い、第2状態のときは、第1状態の制御の場合のトータルトルクと同一でかつd軸電流成分を増加させ、抵抗器で消費される熱を減少させる制御を行うものである。
Magnet)型のロータと、ロータに対向して設けられるステータに巻回されるコイルに供給される電流を、コイルが磁束を生成するための励磁分電流であるd軸電流成分とモータトルクを発生させるためのトルク分電流であるq軸電流成分とに分解して制御するベクトル制御を実施する制御部と、直流電圧を入力し交流電圧に変換するインバータと、インバータの電圧が上昇したとき回生電力を熱として消費させるための抵抗器と、を有する電動機において、制御部は、負荷が働く方向に抗する駆動を行う第1状態と、負荷が働く方向に順ずる方向への駆動を行う第2状態とに応じて制御を切り替え、第1状態のときは、リラクタンストルクを考慮した制御を行い、第2状態のときは、第1状態の制御の場合のトータルトルクと同一でかつd軸電流成分を増加させ、抵抗器で消費される熱を減少させる制御を行うものである。
たとえば、リラクタンストルクを考慮した制御を最大効率制御とし、第1状態のときの電流値をIxとし、第2状態のときの電流値をIyとし、コイルが耐え得る最大の電流値をIzとしたとき、
〔(Iz−Ix)/5〕+Ix≦Iy≦〔(Iz−Ix)×(4/5)〕+Ix
とすることが好ましい。
〔(Iz−Ix)/5〕+Ix≦Iy≦〔(Iz−Ix)×(4/5)〕+Ix
とすることが好ましい。
本発明の他の観点は、本発明の電動機を動力として有し、第1状態をインバータの直流母線部の電圧が所定の値以上の状態とし、第2状態を直流母線部の電圧が所定の値未満の状態とする電気チェーンブロックである。あるいは、本発明の電動機を動力として有し、第1状態をチェーンの巻き上げ時とし、第2状態を前記チェーンの巻き下げ時とする電気チェーンブロックである。
本発明によれば、回生電力を消費させるための抵抗器を小型化することができる電動機およびこの電動機を有する電気チェーンブロックを提供することができる。
(第一の実施の形態)
本発明の第一の実施の形態に係る電気チェーンブロック1について図1を参照しながら説明する。図1は、電気チェーンブロック1の主要回路を含む全体構成図である。電気チェーンブロック1は、モータ部2、インバータ3、コンバータ4、制御装置5、電流・電圧検出器7、コンデンサ12、トランジスタ13、抵抗器14、および直流電圧計15を有する電動機1Mを備える。この電動機1Mとしての構成に加え、減速機10およびチェーン巻上機11を追加したものが電気チェーンブロック1の構成となる。
本発明の第一の実施の形態に係る電気チェーンブロック1について図1を参照しながら説明する。図1は、電気チェーンブロック1の主要回路を含む全体構成図である。電気チェーンブロック1は、モータ部2、インバータ3、コンバータ4、制御装置5、電流・電圧検出器7、コンデンサ12、トランジスタ13、抵抗器14、および直流電圧計15を有する電動機1Mを備える。この電動機1Mとしての構成に加え、減速機10およびチェーン巻上機11を追加したものが電気チェーンブロック1の構成となる。
電気チェーンブロック1の電動機1Mは、ロータRに永久磁石が内包されることで消費電力を削減しているIPM型の永久磁石式のモータ部2を有する。モータ部2は、インバータ3から供給される電力によって駆動される。なお、以下の説明では、モータ部2の駆動電流を制御する技術について主に説明する。また、モータ部2は、ロータRに対向してステータSに巻回されるコイルを有する。以下では、「ステータSに巻回されるコイル」を、単に、「コイルSC」と称することとする。
インバータ3は、コンバータ4から供給される直流電力を入力とし、制御装置5によって制御された三相の交流電力をモータ部2に供給する。なお、コンバータ4は交流電源6から供給される交流電力を直流電力に変換してインバータ3に出力する。
また、インバータ3とモータ部2との間には、電流・電圧検出器7が入れられている。電流・電圧検出器7は、インバータ3とモータ部2との間に流れる交流電流および交流電圧を検出し、交流電流Iとその電流位相および交流電圧Vとその電圧位相を、交流電流および交流電圧の情報として制御装置5に伝達する。制御装置5では、電流・電圧検出器7から伝達される交流電流および交流電圧の情報の中の交流電流I(アンペア)、交流電圧V(ボルト)、および交流電流Iと交流電圧Vの位相差θ(°)に基づいて、モータ部2の消費電力P(ワット)を、
P=V・I・cosθ
として算出する。
P=V・I・cosθ
として算出する。
また、モータ部2からは制御装置5に対してモータ部2のロータ磁極位置センサ(不図示)によって検出されたロータ磁極位置情報および回転速度情報などが伝達される。なお、回転速度情報については、モータ部2が制御装置5に対して直接伝達する他に、制御装置5がモータ部2から伝達されるロータ磁極位置情報に基づいて算出するようにしてもよい。
制御装置5は、d軸電流制御部8とq軸電流制御部9とを有する。d軸電流とは、コイルSCに流れる電流成分のうちで、モータ部2のロータRを構成する永久磁石によって生成される磁束の方向と同方向の磁束を生み出す電流成分であり、主に、コイルSCの磁束を生成する役割を担う。一方、q軸電流とは、コイルSCに流れる電流成分のうちで、モータ部2のロータRを構成する永久磁石によって生成される磁束の方向と直角方向の磁束を生み出す電流成分であり、主に、ロータRの回転力(トルク)を発生させる役割を担う。
制御装置5のd軸電流制御部8およびq軸電流制御部9は、制御装置5に対してユーザから指示された要求トルクに見合ったトルクをモータ部2が発生するように、モータ部2から伝達されるロータ磁極位置情報および回転速度情報と、電流・電圧検出部7から伝達される交流電流および交流電圧の情報と、に基づいてインバータ3から出力される駆動電流のd軸電流成分およびq軸電流成分をそれぞれ制御する。
モータ部2の出力軸には、減速機10が接続されている。さらに、減速機10の出力軸には、チェーン巻上機11が接続されている。減速機10は、不図示の複数のギアを有し、チェーン巻上機11の巻き上げまたは巻き下げ動作中には、モータ部2の出力軸の回転速度を減速した回転速度によりチェーン巻上機11を駆動する。これによりモータ部2の出力軸の回転トルクは、減速機10を介することによって増大されてチェーン巻上機11に伝達される。
荷重がチェーン巻上機11に吊り下げられている状態でのチェーン巻上機11の巻き下げ動作中は、モータ部2は、設定されている巻き下げ速度を維持するために、電磁的にブレーキをかける状態になる。このような状態では、モータ部2は回生発電を行う。モータ部2が回生発電を行うと、回生電力は、インバータ3を介してコンデンサ12に流入する。コンデンサ12に流入した回生電力が蓄積されるにつれて、コンデンサ12の電圧は徐々に上昇する。また、コンデンサ12の電圧は、インバータ3の直流母線部の電圧でもあり、直流母線部の電圧には許容される上限値(たとえば380ボルト以上)がある。なお、制御装置5は、直流電圧計15の測定値を監視することによって、コンデンサ12の電圧、すなわちインバータ3の直流母線部の電圧を知ることができる。
ここでチェーン巻上機11が巻き下げ動作から巻き上げ動作に転じると、インバータ3からモータ部2に向かって、モータ部2を駆動するための電力が供給される。これによりコンデンサ12に蓄積された回生電力も放電され、コンデンサ12の電圧(すなわちインバータ3の直流母線部の電圧)は低下する。
しかしながらコンデンサ12の電圧が上限値に達しようとしてもなおチェーン巻上機11の巻き下げ動作が終わらないときには、コンデンサ12の電圧の上昇を抑えるために、制御装置5は、トランジスタ13をOFF状態からON状態に制御する。これによりコンデンサ12に蓄積されている回生電力は、トランジスタ13を介して抵抗器14に流れ込む。抵抗器14では、流れ込んだ回生電力を熱として消費する。これによりコンデンサ12に蓄積された回生電力は、抵抗器14で消費されるので、コンデンサ12の電圧は、上限値を超えることなく低下する。
本実施の形態の電気チェーンブロック1では、直流母線部の電圧は通常280ボルトとされ、その電圧が380ボルトとなるとトランジスタ13がON状態となり、抵抗器14に電流が流れる。この結果、モータ部2によって発生した電力は熱として消費される。この実施の形態では、抵抗器14を小型化するために、モータ部2の回生電力の一部を抵抗器14に代わってモータ部2内で熱として消費することを図る。すなわち、電気チェーンブロック1は、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト未満のときには、最大効率運転を行う。その一方で、電気チェーンブロック1は、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト以上のときには、故意にモータ部2の効率を低下させる。これにより、回生電力の多くをモータ部2内で熱として消費して抵抗器14での消費を低減させる。すなわち抵抗器14を小さなものとしている。
以下では、上述の制御について詳細に説明する。
モータ部2のロータRを軸方向から見た状態を図2に示す。ロータRは、図2に示すように、円柱状の珪素鋼板により形成されるロータ基部20の内部に永久磁石21が内包されたIPM(Interior Permanent Magnet)型である。IPM型のロータRでは、磁極に突極性を有し、そのためリラクタンストルクが発生する。この結果、制御装置5は、最大効率制御を行う。
ステータSのコイルSCに流れる交流電流I1の大きさを一定にして交流電流I1の電流位相角θを変化させたとき(図3参照)のモータ部2のロータRのマグネットトルク、リラクタンストルク、およびトータルトルクを図4に示す。図4に示すように、モータ部2では、電流位相角は120°(θ1)付近が最もトータルトルクが大きくなるため最も効率の良い力行運転が可能な電流位相角であることがわかる。よって、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト未満であるときには、交流電流I1の電流位相角は、120°で運転する最大効率制御を行う。このように制御装置5は、図5に示すように、コイルSCに供給する交流電流I1の電流位相角θをロータRの突極性に適合するように120°(θ1)に制御することによりd軸電流成分およびq軸電流成分を制御する。
ここで電流位相角θ1でモータ部2を運転したときのコイルSCに流れる交流電流Iを電流I1とし、モータ部2において、交流電流I1の電流位相角を0°〜180°変化させたときのトータルトルクを図7に一点鎖線で示す。このときにモータ部2が最大効率となる電流位相角はθ1であり、図5の例では、θ1は120°付近である。また、モータ部2のコイルSCが耐え得る最大の交流電流IMより小さく、交流電流I1より大きい交流電流I2の電流位相角を0°〜180°変化させたときのトータルトルクを図7に実線で示す。このときのモータ部2が最大効率となる電流位相角は、やはり120°(θ1)付近である。
ここでモータ部2が回生発電する場合を考えると、コイルSCに流れる交流電流I2の電流位相角をθ1とすることにより、最も効率の良い回生発電が実施される。しかしコイルSCに流れる電流I1により発生する最大トルク(一点鎖線の頂点部の高さ)を維持できる電流I2線上の位相角を探すと、図7に示すように、電流位相角はθ2またはθ3(一点鎖線の頂点部と同じ高さ)となる。よって、交流電流I2による電流位相角θ2またはθ3での回生発電では、交流電流Iによる電流位相角θ1での回生発電に比べて、電流I2(>I1)がコイルSCに流れて後者よりも効率の低い回生発電が実施される。すなわち、モータトルクは同じであるがモータ電流は大きくなり、モータ効率は落ちるため回生電力は減少する。
このようにモータ部2で発電した回生電力をモータ部2内で熱としてより多く消費させるためには、回生電力の発電中に、モータ部2のコイルSCが耐え得る限り多くの電流I2がコイルSCに流れる状態であることがよい。このためには回生電力が発生する際は、コイルSCに供給する電流の電流位相角を最大効率となるθ1(=120°)ではなく、たとえば図7に示す低効率となる電流位相角θ2またはθ3でモータ部2を回生運転することがよい。これにより、モータ部2で発生した回生電力をモータ部2内で熱として多く消費することができる。このように回生電力をモータ部2内で熱として多く消費することにより抵抗器14は小さなものとすることができる。
また、このときは、図6に示すように、電流I1の電流位相角θ1を電流I2の電流位相角θ2のそれぞれのトルク、すなわち、q軸電流成分の大きさについては変化していない。すなわち電流I2の電流位相角θ1を電流位相角θ2に変更し、かつ回生電力の発生効率が低下してもモータ部2が発生するトルクの大きさは変更されない。よって、回生発電中のモータ部2のトルクの大きさ(すなわち回転速度)には影響せず、かつ回生電力をより多く熱としてモータ部2内で消費させることができる。
以上説明した動作は、電気チェーンブロック1の制御装置5が実行する動作である。ここで制御装置5の動作を図8のフローチャートを参照しながら説明する。
制御装置5は、情報処理装置の一例であり、予めインストールされている所定のプログラムを情報処理装置が実行することによって、その情報処理装置に制御装置5の機能が実現される。たとえば情報処理装置は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、情報処理装置には、制御装置5の機能が実現される。なお、上述したCPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
図8のフローチャートにおいて、「START」の条件は、電気チェーンブロック1に電源が供給され、上述の情報処理装置が所定のプログラムを実行することにより制御装置5の機能が実現されている状態である。「START」条件が満たされると、フローは、ステップS1に進む。
ステップS1において、制御装置5は、直流電圧計15の計測値を監視し、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト(380V)以上か否かを判定する。ステップS1において、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト以上であると判定されると、フローは、ステップS2に進む、一方、ステップS1において、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト以上でない(すなわち380ボルト未満)であると判定されると、フローは、ステップS7に進む。
ステップS2において、制御装置5は、電流・電圧検出器7から伝達される交流電流および交流電圧の情報に基づいてモータ部2とインバータ3との間の交流電流Ik、交流電圧Vk、および交流電流Ikと交流電圧Vkとの位相差θkに基づいてモータ部2が発電する回生電力Pkを算出(Pk=Ik・Vk・cosθk)する。また、その交流電流Ik、すなわち回生電流Ikとトータルトルクとから、図7に示すように、最大効率となる電流位相角θkと最大トルクTk(θk)を得る。
ステップS3において、制御装置5は、d軸電流を上げる制御を行い、新たな交流電流Iiを得る。d軸電流のみを上げることで、モータトルクは同じとなる。また、励磁電流が上がることになるので、インバータ3の出力電圧が上がり、過電圧となる。このためステータSの銅損が増加し、モータ効率が落ちることになる。ここで交流電流Iiは、コイルSCが耐え得る最大電力PMから計算される最大電流IM以下で、先ほどの交流電流Ikより大きくされる。すなわち「IM≧Ii>Ik」とされる。このIiは、「IM−Ik」をxとすると、Iiは、「(x/10)+Ik」から「(9x/10)+Ik」の範囲が好ましく、「(x/5)+Ik」から「(4x/5)+Ik」の範囲がより好ましい。なお、コイルSCが耐え得る最大電流IMと最大電力PMについては、コイルSCの仕様から予めわかっているので、制御装置5のメモリ(不図示)に情報として予め格納しておくことができる。
ステップS4において、制御装置5は、交流電流Ikにおける最大トルクTk(θk)と同一トルクの位相角θiを交流電流Iiにおいて求める。
ステップS5において、制御装置5は、求められた交流電流Ii、電流位相角θiでモータ部2を駆動する。この駆動中は、上述のように、トルクが同一であるため荷重の下降速度は同一を維持する。一方、モータ電流は上がることとなり、モータ効率が落ちる。この結果、電力は減少する。電力の減少により、抵抗器14の抵抗を小さくすることができることとなる。
ステップS6において、制御装置5は、電源がOFF状態になったか否かを判定する。ステップS6において、電源がOFF状態になったと判定されると、処理を終了する(END)。一方、ステップS6において、電源がOFF状態になっていないと判定されると、フローは、ステップS1に戻る。
ステップS7において、制御装置5は、最大効率制御(電流位相角θ1にて駆動)を行う。
ステップS8において、制御装置5は、電源がOFF状態になったか否かを判定する。ステップS8において、電源がOFF状態になったと判定されると、処理を終了する(END)。一方、ステップS8において、電源がOFF状態になっていないと判定されると、フローは、ステップS1に戻る。
以上説明したように、モータ部2は、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルト以上のときには、インバータ3の出力電圧を上げ、ステータ銅損を増やし、モータ効率を落とすことで回生電力等を低減する。このように、電気チェーンブロック1では、モータ部2が荷重を吊り下げての巻き下げ時に、回生発電を行っているときには、モータ部2の効率を低下させて回生電力等の電力を低く抑えることで、抵抗器14の小型化を図ることができる。
このとき、モータ部2は、d軸電流を増加させ、コイルSCに流れる電流がコイルSCが耐え得る最大の電流となる以下に電流位相角θiを制御することで、抵抗器14のサイズを小型化することができる。また、このような制御は、複雑な演算処理を必要とせず、予め分かっている電流位相角に電流位相角θiを制御することができる点でも優れている。
なお、上述の制御において、制御装置5は、モータ部2が力行運転状態か回生運転状態かを判別する制御は行っていない。しかしながら制御装置5が回生運転時に効率を落とす制御を実施している際に、モータ部2が力行運転を行えばコンデンサ12に蓄積された電力はモータ部2側に送出される。このため、直流電圧計15の計測値は低下する。これにより、制御装置5は、直ちに効率を落とす制御から最大効率制御に切替えを実施する。このようにしてモータ部2が回生運転から力行運転に移行したときには、速やかに、効率を落とした制御から最大効率制御に切替えが実施される。
また、従来は誘導電動機を採用していたところを電動機1では、永久磁石式電動機を採用したことにより、従来と比べて省電力化を図ることができる。さらに、モータ部2のトルク(回転速度)の特性については、q軸電流成分を変化させないので、上述の制御が実行されているか否かに係わらず同一の特性とすることができる。これによれば上述の制御が実行されることによって、ユーザにトルク(または回転速度)が変化するなどの違和感を与えるといったことがないようにできる。
(第二の実施の形態)
本発明の第二の実施の形態に係る電気チェーンブロック1Aについて、図9および図10を参照しながら説明する。電気チェーンブロック1Aは、既に説明した電気チェーンブロック1とは、一部が異なる。以下では、電気チェーンブロック1Aが電気チェーンブロック1とは異なる部分について主に説明し、電気チェーンブロック1Aが電気チェーンブロック1と共通する部分については説明を省略する。
本発明の第二の実施の形態に係る電気チェーンブロック1Aについて、図9および図10を参照しながら説明する。電気チェーンブロック1Aは、既に説明した電気チェーンブロック1とは、一部が異なる。以下では、電気チェーンブロック1Aが電気チェーンブロック1とは異なる部分について主に説明し、電気チェーンブロック1Aが電気チェーンブロック1と共通する部分については説明を省略する。
電気チェーンブロック1Aは、図9に示すように、電気チェーンブロック1が有するインバータ3の直流母線部の電圧を計測するための直流電圧計15を有さない。すなわち制御装置5Aは、インバータ3の直流母線部の電圧の如何ではなく、チェーン巻上機11が巻き上げ運転時か、あるいは巻き下げ運転時かによって、最大効率制御と効率を落とした制御とを切替える制御を実施する。
このような構成の電気チェーンブロック1Aの制御装置5Aは、図10に示すフローチャートの動作を実施する。図10のフローチャートにおける「START」の条件は、図8のフローチャートと同じである。その他にも図8のフローチャートと同じ処理については、図8のフローチャートと同じステップ番号(ステップS2〜S8)を付してある。
ステップS10において、制御装置5Aは、チェーン巻上機11の運転が巻き下げか否かを判定する。ステップS10において、巻き下げであると判定されると、フローは、ステップS2に進む、一方、巻き下げでないと判定されると、フローは、ステップS12に進む。
ステップS2〜S5は、図8のフローチャートと同じであるので説明は省略する。ただし、チェーン巻上機11が巻き下げ時であっても荷重を吊り下げていないときには、ほとんど回生電力を発生しない。よって、荷重を吊り下げていないときには、ステップS2における回生電力Pkはほぼ0ワットとされる。
ステップS11において、制御装置5Aは、巻き下げが継続しているか否かを判定する。ステップS11において、巻き下げが継続していると判定されると、フローは、ステップS2に戻る。一方、ステップS2において、巻き下げが継続していないと判定されると、フローは、ステップS6に進む。
ステップS6において、制御装置5Aは、電源がOFF状態になったか否かを判定する。ステップS6において、電源がOFF状態になったと判定されると、処理を終了する(END)。一方、ステップS6において、電源がOFF状態になっていないと判定されると、フローは、ステップS10に戻る。
ステップS12において、制御装置5Aは、チェーン巻上機11の運転が巻き上げか否かを判定する。ステップS12において、巻き上げと判定されると、フローは、ステップS7に進む。一方、ステップS12において、巻き上げでないと判定されると、フローは、ステップS10に戻る。
ステップS7において、制御装置5Aは、最大効率制御(電流位相角θ1にて駆動)を行う。
ステップS13において、制御装置5Aは、巻き上げが継続しているか否かを判定する。ステップS13において、巻き上げが継続していると判定されると、フローは、ステップS7に戻る。一方、ステップS13において、巻き上げが継続していないと判定されると、フローは、ステップS8に進む。
ステップS8において、制御装置5Aは、電源がOFF状態になったか否かを判定する。ステップS8において、電源がOFF状態になったと判定されると、処理を終了する(END)。一方、ステップS8において、電源がOFF状態になっていないと判定されると、フローは、ステップS10に戻る。
このように、制御装置5Aは、チェーン巻上機11の巻き上げ運転時と巻き下げ運転時とで制御を切替えるので、図1の直流電圧計30を省略することができる。また、制御装置5は、インバータ3の直流母線部の電圧が380ボルトを越えるまで待ってから効率の切替え制御を実施するのに対し、制御装置5Aは、インバータ3の直流母線部の電圧に係わりなく、チェーン巻上機11の巻き上げ運転時と巻き下げ運転時とで効率の切替え制御を実施える。これによれば、電気チェーンブロック1Aの実際の運用上では、インバータ3の直流母線部の電圧がさほど上昇しないうちに効率の切替え制御が実施されるので、インバータ3の直流母線部の電圧の上昇を余裕を持って抑えることができる。これによれば、インバータ3を構成する部品の寿命を伸ばすことができる。
なお、上述の制御において、制御装置5Aは、モータ部2が力行運転状態か回生運転状態かを判別する制御は行っていない。しかしながらチェーン巻上機11が巻き上げ運転時には、モータ部2は必ず力行運転状態であるので、力行運転状態か回生運転状態かを判別する必要はない。また、チェーン巻上機11が巻き下げ運転時であってもモータ部2が力行運転を行う場合があるが、この場合は、荷重が吊り下げられていない場合、あるいは荷重がきわめて軽い場合である。このような場合には、モータ部2が力行運転中であっても最大効率制御を実施する必要性および有用性はほとんど無いため、巻き下げ運転時において力行運転状態か回生運転状態かを判別せずに効率を落とす制御を実施しても実用上の問題はない。
(その他の実施の形態)
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば図2に示すIPM型のロータRにおけるロータ基部20および永久磁石21の形状および極数については、これに限定されることなく自由である。また、上述した最大効率制御は、リラクタンストルクを考慮したトータルトルクが最大となるような最大トルク制御であるが、リラクタンストルクを考慮した制御としてはトータルトルクを最大の90%以上とする制御など他の制御とすることができる。
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば図2に示すIPM型のロータRにおけるロータ基部20および永久磁石21の形状および極数については、これに限定されることなく自由である。また、上述した最大効率制御は、リラクタンストルクを考慮したトータルトルクが最大となるような最大トルク制御であるが、リラクタンストルクを考慮した制御としてはトータルトルクを最大の90%以上とする制御など他の制御とすることができる。
また、図1では、インナーロータ型のモータ部2を図示したが、これに代えて、アウターロータ型のモータ部を採用してもよい。また、電気チェーンブロックに利用される電動機を示したが、他の分野に利用される電動機にも適用できる。たとえば、負荷がバネで引っ張られるようなものにも適用できる。すなわち、負荷が働く方向に抗する駆動と、負荷が働く方向に順ずる方向の駆動という2つまたは3つ以上の駆動性能を有するものに適用することができる。
また、図1、図9の構成では、説明を分かり易くするために、制御装置5,5Aおよび電流・電圧検出器7を独立したブロック構成として図示したが、これらのブロック構成は、全て制御装置5,5A内に設けてもよい。さらに制御装置5,5Aをインバータ3内に設けてもよい。また、巻き上げ時に行う最大効率制御を従来から行われているd軸電流をゼロにするような制御、トルク線形化制御、鎖交磁束一定制御、力率を1に制御する力率1制御などとしてもよい。
また、図1に示す直流電圧計15は、インバータ3の内部に設けてもよい。あるいは、インバータ3が直流母線部電圧を外部に出力する機能を有する場合には、直流電圧計15を省略し、制御装置5は、インバータ3から直接的に、直流母線部電圧の情報を取得してもよい。
また、制御装置5,5Aを構成する情報処理装置が実行するプログラムは、制御装置5,5Aの出荷前に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、制御装置5,5Aの出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、プログラムの一部が、制御装置5,5Aの出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。制御装置5,5Aの出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されるプログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、プログラムは、情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
このように、情報処理装置とプログラムによって制御装置5,5Aの機能を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
1,1A…電気チェーンブロック、1M,1MA…電動機、2…モータ部、3…インバータ、5,5A…制御装置(制御部)、8…d軸電流制御部(制御部の一部)、9…q軸電流制御部(制御部の一部)、10…減速機、11…チェン巻上機、12…コンデンサ、13…トランジスタ、14…抵抗器、20…ロータ基部、21…永久磁石、R…ロータ、S…ステータ、SC…コイル
Claims (4)
- 永久磁石が内包され、突極性を有するIPM(Interior Permanent Magnet)型のロータと、前記ロータに対向して設けられるステータに巻回されるコイルに供給される電流を、前記コイルが磁束を生成するための励磁分電流であるd軸電流成分とモータトルクを発生させるためのトルク分電流であるq軸電流成分とに分解して制御するベクトル制御を実施する制御部と、直流電圧を入力し交流電圧に変換するインバータと、前記インバータの電圧が上昇したとき回生電力を熱として消費させるための抵抗器と、を有する電動機において、
前記制御部は、負荷が働く方向に抗する駆動を行う第1状態と、負荷が働く方向に順ずる方向への駆動を行う第2状態とに応じて制御を切り替え、前記第1状態のときは、リラクタンストルクを考慮した制御を行い、前記第2状態のときは、前記第1状態の制御の場合のトータルトルクと同一でかつd軸電流成分を増加させ、前記抵抗器で消費される熱を減少させる制御を行う、
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1記載の電動機において、
前記リラクタンストルクを考慮した制御を最大効率制御とし、前記第1状態のときの電流値をIxとし、前記第2状態のときの電流値をIyとし、前記コイルが耐え得る最大の電流値をIzとしたとき、
〔(Iz−Ix)/5〕+Ix≦Iy≦〔(Iz−Ix)×(4/5)〕+Ix
とする、
ことを特徴とする電動機。 - 請求項1または2記載の電動機を動力として有し、前記第1状態を前記インバータの直流母線部の電圧が所定の値以上の状態とし、前記第2状態を前記直流母線部の電圧が前記所定の値未満の状態とすることを特徴とする電気チェーンブロック。
- 請求項1または2記載の電動機を動力として有し、前記第1状態をチェーンの巻き上げ時とし、前記第2状態を前記チェーンの巻き下げ時とすることを特徴とする電気チェーンブロック。
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-
2012
- 2012-08-24 JP JP2012185800A patent/JP2014045555A/ja active Pending
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