JP2014042965A - ワーク移送方法およびワーク移送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワーク移送方法は、ロボットアームに装着するワーク把持装置に備えられる複数の当接部を、ワークの複数の被当接部にそれぞれ当接させるとともに、複数の当接部の少なくとも一つをワークに押圧させてワークを把持する工程(S3)と、ロボットアームを作動させてワークを搬送する工程(S5)と、ワークの搬送途中においてワークを傾けて姿勢を変化させる工程(S6)と、ワークWを受けるワーク受け部400に搬送されたワークWの把持を解除して、ワークWをワーク受け部400に渡す工程(S7)と、を有している。
【選択図】図16
Description
すなわち、ロボットアームに装着するワーク把持装置によりワークを確実に把持するとともに、把持されたワークの姿勢を搬送途中で変えることができるワーク移送方法を提供できる。
すなわち、ロボットアームに装着するワーク把持装置によりワークを確実に把持するとともに、把持されたワークの姿勢を搬送途中で変えることができるワーク移送システムを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るワーク移送システムの全体構成を示す概略平面図である。図2は、図1に示されるワーク把持装置でワークを把持する様子を説明するための概略平面図である。図3は、図1に示されるワーク把持装置の概略斜視図である。図4は、図1に示されるワーク把持装置の概略底面図である。
図10に示すように、ワーク把持装置1はまた、支持プレート2に支柱83を介して配設される押さえ部材8を備えている。押さえ部材8は、ワークWの把持時にワークWの支持プレート2側の端面に接触するものである。このような構成によれば、駆動側の当接部11をワークWの被当接部W1(図2参照)に押圧してワークWを把持する際にワークWを押さえ部材8で押さえることができ、ワーク把持装置1に対してワークWが傾斜してしまう虞を未然に防止することが可能となる。これにより、ワークWの把持姿勢が変化してしまってワークWの搬送先での作業に支障をきたす事態を回避することができる。
図11〜図13に示すように、自在移動機構5bは、支持プレート2に固定される支持部材51a,51bと、支持部材51a,51bに回転自在に支持されるねじ軸52と、ねじ軸52に螺合されるナット部材53と、ナット部材53に固定され、受け側の当接部12が配設される取付部材54bと、取付部材54bを支持プレート2に対してねじ軸52の軸方向に移動自在に案内する直線運動案内装置55と、を有している。また、受け側の当接部12のワークWとの接触面をエアブローするノズル13(図11参照)が、取付部材(図示せず)を介して支持プレート2に取り付けられている。
図14に示すように、フック装置9は、シリンダ本体90と、シリンダ本体90内で摺動自在には位置されるピストン(図示せず)に接続されるロッド93と、ロッド93の先端部に固定される可動フック92とを備えている。ロッド93は、シリンダ本体90内に配置されるばね部材(図示せず)によりシリンダ本体90内に後退する方向に付勢されている(実線で示す)。そして、アンクランプポート94に例えば空気圧を供給することにより、ロッド93は、シリンダ本体90から外方に進出する方向に移動させられる(二点鎖線で示す)。
図15に示すように、ワーク移送システム全体の制御を司る制御装置500は、ロボット100(図1参照)の動作を制御するロボット制御部501と、ワーク把持装置1の動作を制御するワーク把持制御部502とを有している。ここで、ロボット制御部501とワーク把持制御部502とは、相互に通信可能となっている。ただし、これらの制御部の機能を一つの処理装置が果たす構成であってもよい。ロボット制御部501は、撮像装置504と接続されている。ロボット制御部501は、例えばワークWの把持時には、ワークWの取出し位置にあるワークWを撮像した画像情報を撮像装置504から受信する。
図16は、ワーク移送システムの動作の内容を示すフローチャートである。図17(a)〜(d)は、ワークを傾けて姿勢を変化させる様子を説明するための図である。
すなわち、ロボットアーム101に装着するワーク把持装置1によりワークWを確実に把持するとともに、把持されたワークWの姿勢を搬送途中で変えることができるワーク移送方法を提供できる。
図18〜図20に示すように、駆動機構3aは、駆動側の当接部11が設置され、ワークWの把持時にアーム35aの下端側により押圧される押圧部材46と、ワークWの把持時に押圧部材46をワークWに向けて直線方向に移動するように案内する案内機構47と、を有している。
図21に示す変形例では、支持プレート2と駆動機構3との間に、支持プレート2と駆動機構3とを連結する連結部材24が備えられている。支持部材51a,51bは、ねじ部材25により連結部材24に固定され、連結部材24は、ねじ部材26により支持プレート2に固定される。すなわち、支持部材51a,51bは、連結部材24を介して支持プレート2に固定されている。また、図21では図示省略するが、ガイドレール56(図7参照)が、連結部材24の下面に固定されている。すなわち、ガイドレール56は、連結部材24を介して支持プレート2にねじ軸52の軸方向に沿って配設されている。
図22(a)〜(c)は、ワークの把持方法のバリエーションについて説明するための概略平面図である。なお、図22中の矢印は、駆動側の当接部11によるワークWへの押圧方向を示す。
2 支持プレート
5a,5b 自在移動機構
9 フック装置
11 駆動側の当接部
12 受け側の当接部
13 ノズル
71 移動規制装置
92 可動フック
100 ロボット
101 ロボットアーム
400 ワーク受け部
500 制御装置
501 ロボット制御部
S シェル部
W ワーク
W1,W2,W2 被当接部
W3 被係合部
Claims (9)
- ロボットアームに装着するワーク把持装置に備えられる複数の当接部を、ワークの複数の被当接部にそれぞれ当接させるとともに、前記複数の当接部の少なくとも一つを前記ワークに押圧させて前記ワークを把持する工程と、
前記ロボットアームを作動させて前記ワークを搬送開始する工程と、
前記ワークの搬送途中において前記ワークを傾けて姿勢を変化させる工程と、
前記ワークを受けるワーク受け部に搬送された前記ワークの把持を解除して、前記ワークを前記ワーク受け部に渡す工程と、
を有することを特徴とするワーク移送方法。 - 前記ワークを傾けて姿勢を変化させる工程は、前記ワークを複数回傾斜させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のワーク移送方法。
- 前記ワークを複数回傾斜させる工程は、前記ワークを複数回異なる方向に傾斜させる工程を含むことを特徴とする請求項2に記載のワーク移送方法。
- 前記ワークを傾けて姿勢を変化させる工程は、前記ワークを反転させて一時停止する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のワーク移送方法。
- 前記ワークを搬送開始する工程の前に、前記ワーク把持装置に備えられ前記ロボットアームに連結する支持プレート、に配設される可動フックを、前記ワークの被係合部の前記支持プレートと反対側に移動させて前記被係合部に係合する工程、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のワーク移送方法。
- 前記ワークを把持する工程は、前記複数の当接部の少なくとも一つを前記ワークに押圧させて前記複数の当接部を前記ワークの前記複数の被当接部にそれぞれ当接させた後、前記ワークに押圧させた当接部を前記ワークから一旦離間させ、前記ワークから離間させた当接部を前記ワークに再度押圧させて前記ワークを把持するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のワーク移送方法。
- 前記ワークを把持する工程の前に、前記ワーク把持装置に備えられ前記ロボットアームに連結する支持プレート、に配設されるノズルにより、前記複数の当接部をエアブローする工程、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のワーク移送方法。
- 前記ワークは、シェル形状を呈するシェル部を有しており、
前記ワークの前記被当接部は、前記シェル部の外面または内面に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のワーク移送方法。 - ロボットアームを備えるロボットと、
ロボットアームに連結する支持プレートを備え、該支持プレートに配設される複数の当接部を、ワークの複数の被当接部にそれぞれ当接させるとともに、前記複数の当接部の少なくとも一つを前記ワークに押圧させて前記ワークを把持するワーク把持装置と、
前記ロボットアームを作動させて前記ワークを搬送するとともに前記ワークの搬送途中において前記ワークを傾けて姿勢を変化させる制御を行うロボット制御部と、
搬送先で把持が解除された前記ワークを受けるワーク受け部と、
を有することを特徴とするワーク移送システム。
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