JP2014042903A - スプレーガン - Google Patents
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Abstract
【課題】塗料をより細断化して高品質の塗装ができるスプレーガンを提供する。
【解決手段】溶液ポットと連通して溶液が充満している溶液流路5の先端に溶液噴射ノズル6を形成し、その外周に円筒形をした高圧空気噴射ノズル17を形成するとともに、溶液通路5の傍に高圧空気を高圧空気噴射ノズル17に導く空気流路14を設け、高圧空気を高圧空気噴射ノズル17から噴射して溶液流路5の溶液を溶液噴射ノズル6から吸引して噴射するスプレーガンにおいて、高圧空気噴射ノズル17を形成する空気溜まり15に高圧空気を供給する複数の空気通路14を形成し、この空気通路14を各々でその口径を変える。
【選択図】図2
【解決手段】溶液ポットと連通して溶液が充満している溶液流路5の先端に溶液噴射ノズル6を形成し、その外周に円筒形をした高圧空気噴射ノズル17を形成するとともに、溶液通路5の傍に高圧空気を高圧空気噴射ノズル17に導く空気流路14を設け、高圧空気を高圧空気噴射ノズル17から噴射して溶液流路5の溶液を溶液噴射ノズル6から吸引して噴射するスプレーガンにおいて、高圧空気噴射ノズル17を形成する空気溜まり15に高圧空気を供給する複数の空気通路14を形成し、この空気通路14を各々でその口径を変える。
【選択図】図2
Description
本発明は、塗装作業等に使用されるスプレーガンに関するものである。
塗装等において、塗料をスプレーガンに取り付けた塗料ポットに溜め、スプレーガンの引金の開動作用によって塗料を霧状化して噴射することはよく知られている(特許文献1及び2)。この原理は霧吹きと同じで、高速、かつ、高圧空気の負圧で塗料を吸引してこれを被塗装物に吹き付ける。この場合、塗料は高圧空気に触れ、その作用で細断されて微粒化されるが、この細断は細かいほど高品質の塗装となるといわれている。スプレーガンには種々の構造をしているものがあるが、噴射させる塗料をより細断させる工夫をしたものは見当たらない。なお、スプレーガンは塗料の噴射だけではなく、消毒液や肥料の撒布等、幅広く用いられている。
本発明は、塗料を吸引する高圧空気の流量、流速及び圧力を変えることで、塗料をより細断できるようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、溶液ポットと連通して溶液が充満している溶液流路の先端に溶液噴射ノズルを形成し、その外周に円筒形をした高圧空気噴射ノズルを形成するとともに、溶液通路の傍に高圧空気を高圧空気噴射ノズルに導く空気流路を設け、高圧空気を高圧空気噴射ノズルから噴射して溶液流路の溶液を溶液噴射ノズルから吸引して噴射するスプレーガンにおいて、高圧空気噴射ノズルを形成する空気溜まりに高圧空気を供給する複数の空気通路を形成し、この空気通路を各々でその口径を変えたことを特徴とするスプレーガンを提供したものである。
これにおいて、本発明は、請求項2に記載した、本体部の下方に引金が下がっており、溶液噴射ノズルに出入りするスプールが引金に連動しており、引金の引きでスプールが溶液噴射ノズルを閉ざした状態から開ける状態に変化させる手段、請求項3に記載した、空気流路の終端付近にニードルが出入りして通過する空気量を調整する調整孔が設けられており、溶液噴射ノズルから溶液が噴射されるとき、ニードルが後退していて調整孔を空気が通過していると、高圧空気噴射ノズルの前方、かつ、外方に設置された第二噴射ノズルから高圧空気を噴射して溶液噴射ノズルから噴射される溶液の断面形状(パターン)を円形から偏平にする手段、請求項4に記載した、溶液が塗料である手段、請求項5に記載した、噴射孔の口径を二種類とし、それぞれを交互に、かつ、同芯、等分に配した手段を提供したものである。
請求項1の発明によれば、空気流路から供給される高圧空気は口径の違う空気通路を経て溶液噴射ノズルの外周に合一された円筒形の噴射ノズルから噴射し、これによって溶液ノズル内の塗料を吸引して該ノズルから溶液を噴射するものであるから、空気通路を通過する高圧空気ももそれぞれの部位で流量、流速及び圧力が違うことになり、溶液噴射ノズルから噴射された塗料を結果的により細断化し、高品質の塗装を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を塗装ガンを例にとって図面を参照して説明する。図1はスプレーガンの引金を引かない状態の断面図、図2は引金を引いた状態の断面図、図3は一部背面図であるが、スプレーガン自体は既に周知のものであり、ここでは詳説は避けるが、要するに、握り柄1と本体部2とを有したガンの形をしており、本体部2の先端には口金3が設けられている。握り柄1から本体部2と口金3にかけてはコンプレッサ等で生成された高圧空気を流通させる空気流路4と溶液(ここでは塗料)を流通させる溶液流路5とが形成されている。
溶液流路5は本体部2の前寄りの中心に設けられており、口金3の部分で先端に溶液噴射ノズル(以下、溶液ノズルという)6が設けられている。本体部2には溶液ポット7が取り付けられるようになっており、その下部は溶液流路5に通ずるようになっている。したがって、溶液流路5には塗料が充満していることになる。溶液ノズル6にはスプール8が出入りできるようになっており、スプール8を溶液ノズル6に差し込むと溶液ノズル6は塞がり、後退させると開くようになっている。このスプール8は本体部2から下方に垂設された引金9と連動しており、引金9を引くとスプール8は後退するようになっている。また、溶液流路5の後端には、スプール8の出入り量を調整するダイアル10が設けられている。
図5は溶液流路5を形成するブロック10の断面図であるが、溶液流路5を取り囲むように円筒の壁筒11が形成されており、外周にフランジ12が形成されているとともに、先端が径細のテーパになり、小径の円筒部13となっている。溶液流路5よりも外側のフランジ12の後部12aには複数の空気通路14が形成され、フランジ12の前部12bに形成されたリング状の空気溜まり15に通じている。図4は先端部分の拡大断面図であるが、小径の円筒部13の内部が上記した溶液ノズル6となるものであり、ここにスプール8が出入りするものである。外部は空気溜まり15に続く第二空気溜まり16に臨んでいるのであるが、その前壁16aは円筒部13の外周近くまで張出しており(塗料のパターンを整える補助ノズル16bも形成されている)、この結果、溶液ノズル6の外周に薄い円筒形をした高圧空気噴射ノズル(以下、噴射ノズルという)17を構成していることになる。なお、このブロック10は口金3の先からネジ込めるようになっている。
空気流路4は握り柄1の下端に形成された吸入孔18から本体部2におけるスプール8に形成された開閉弁19を介して口金3まで至っている。この開閉弁19は引金9を引くと開通するようになっていることから、引金9を引かない限り、空気流路4に高圧空気は流れない。ただし、途中に流量調整弁20が設けられており、その流量は下端のダイアル21で調整できるようになっている。空気流路4の本体部2における終端付近には調整孔22が設けられており、調整孔22から先は口金3の外周付近に形成されたリング状の空気溜まり23が設けられており、調整孔22を通過した高圧空気は空気溜まり23の180°対向位置に形成された内向きの第二噴射ノズル24から噴射される。第二噴射ノズル24から噴射される高圧空気は溶液ノズル6から噴射される塗料の断面形状(パターン)に影響し、多く噴出するほど塗料の断面形状は円形から楕円形(小判形)に変化する。このことから、第二噴射ノズル24は溶液ノズル6より外方位置で、前方にあることがわかる。
調整孔22には空気流路4中をニードル25が出入りするようになっており、ここを通過する高圧空気の量を調整できるようになっている。なお、ニードル25の出入り量、つまり、高圧空気の通過量は後端のダイアル26で調整できるようになっている。調整孔22の手前ではこれを迂回する空気経路27が設けられており、空気経路27は上記した空気通路14を通って第二空気溜まり16に続いている。したがって、引金9を引いてスプール8を後退させると高圧空気は噴射ノズル17から噴射されるから、溶液流路5に充満している塗料を吸引して溶液ノズル6から噴射する。このとき、調整孔22を開けて高圧空気を通過させると第二噴射ノズル24から高圧空気が噴射して塗料の噴射パターンが変化することになる。
本発明は、上記した空気通路14の口径をそれぞれで変えたものである。これにより、噴射ノズル17から噴射される高圧空気の流量、流速及び圧力がそれぞれの空気通路14を通るもので異なり、結果として、塗料をより細断させることになる。図6は図5のA矢視図であるが、本例では、空気通路14を円周六等分し、口径の大きいもの14aと小さいもの14bとを交互に配しているが、これは一例であって、これに限定されるものではない。
1 握り柄
2 本体部
3 口金
4 空気流路
5 溶液流路
6 溶液噴射ノズル
7 溶液ポット
8 スプール
9 引金
10 ダイアル
11 壁筒
12 フランジ
12a 〃 の後部
12b 〃 の前部
13 円筒部
14 空気通路
15 空気溜まり
16 第二空気溜まり
16a 〃 の前壁
16b補助ノズル
17 高圧空気噴射ノズル
18 吸入孔
19 開閉弁
20 流量調整弁
21 ダイアル
22 調整孔
23 空気溜まり
24 第二噴射ノズル
25 ニードル
26 ダイアル
27 空気経路
2 本体部
3 口金
4 空気流路
5 溶液流路
6 溶液噴射ノズル
7 溶液ポット
8 スプール
9 引金
10 ダイアル
11 壁筒
12 フランジ
12a 〃 の後部
12b 〃 の前部
13 円筒部
14 空気通路
15 空気溜まり
16 第二空気溜まり
16a 〃 の前壁
16b補助ノズル
17 高圧空気噴射ノズル
18 吸入孔
19 開閉弁
20 流量調整弁
21 ダイアル
22 調整孔
23 空気溜まり
24 第二噴射ノズル
25 ニードル
26 ダイアル
27 空気経路
Claims (5)
- 溶液ポットと連通して溶液が充満している溶液流路の先端に溶液噴射ノズルを形成し、その外周に円筒形をした高圧空気噴射ノズルを形成するとともに、溶液通路の傍に高圧空気を高圧空気噴射ノズルに導く空気流路を設け、高圧空気を高圧空気噴射ノズルから噴射して溶液流路の溶液を溶液噴射ノズルから吸引して噴射するスプレーガンにおいて、高圧空気噴射ノズルを形成する空気溜まりに高圧空気を供給する複数の空気通路を形成し、この空気通路を各々でその口径を変えたことを特徴とするスプレーガン。
- 本体部の下方に引金が下がっており、溶液噴射ノズルに出入りするスプールが引金に連動しており、引金の引きでスプールが溶液噴射ノズルを閉ざした状態から開ける状態に変化させる請求項1に記載のスプレーガン。
- 空気流路の終端付近にニードルが出入りして通過する空気量を調整する調整孔が設けられており、溶液噴射ノズルから溶液が噴射されるとき、ニードルが後退していて調整孔を空気が通過していると、高圧空気噴射ノズルの前方、かつ、外方に設置された第二噴射ノズルから高圧空気を噴射して溶液噴射ノズルから噴射される溶液の断面形状(パターン)を円形から偏平にする請求項1又は2のスプレーガン。
- 溶液が塗料である請求項1〜3いずれかのスプレーガン。
- 噴射孔の口径を二種類とし、それぞれを交互に、かつ、同芯、等分に配した請求項1〜4いずれかのスプレーガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012188156A JP2014042903A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | スプレーガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012188156A JP2014042903A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | スプレーガン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014042903A true JP2014042903A (ja) | 2014-03-13 |
Family
ID=50394576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012188156A Pending JP2014042903A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | スプレーガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014042903A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11577262B2 (en) | 2015-05-27 | 2023-02-14 | 3M Innovative Properties Company | Nozzle assembly with auxiliary apertures |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2740670A (en) * | 1951-12-29 | 1956-04-03 | Harder August | Spray guns |
JPS59136157A (ja) * | 1983-01-25 | 1984-08-04 | Nippon Enraajingu Color Kk | デイジタル制御スプレ−ガン |
US4905905A (en) * | 1987-09-28 | 1990-03-06 | Accuspray, Inc. | Paint spray nozzle |
JPH07213960A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Cosmo Tec Kk | 塗料用スプレーガン |
-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012188156A patent/JP2014042903A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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A02 | Decision of refusal |
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