JP2014041235A - プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクターの電源がオンした直後に、いずれの輝度設定になっているかを使用者に通知することができるプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1の電源がオンすると(ステップS101)、光源制御手段22は、光源11を点灯して、次に光源11の輝度を輝度設定情報211に保存された輝度に設定し(ステップS102)、制御手段20は、輝度設定情報211に保存された輝度を示す輝度設定確認メッセージM1を画像投写手段10により投写する(ステップS104)。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法に関する。
画像を投写するプロジェクターに使われている光源ランプは、点灯直後は暗く、完全に所定の明るさになるまでには時間がかかることがある。また、プロジェクターの消費電力を減らすために低輝度、高輝度など複数の輝度を設定可能なプロジェクターもある。
このため、電源オン直後、完全に明るくなる前の状態を見て、プロジェクターが高輝度に設定されているにもかかわらず、低輝度設定と勘違いして輝度設定を変更しようと操作してしまうことがあった。また、プロジェクターには、画像の投写を一時的に中断し、黒画像などを投写する画像ミュート機能を搭載しているものがあるが、暗い部屋で、ミュート状態を解除して画像の投写を再開するとき、暗いミュート画像から急に明るい画像が投写されるため、低輝度設定しているにもかかわらず、高輝度設定と勘違いし、輝度設定を低輝度に変更しようと操作してしまうという問題があった。
下記に示す特許文献1には、スクリーンまでの距離や周囲の環境によって輝度を変更するプロジェクターが開示されている。このプロジェクターによればユーザーが操作することなく、プロジェクターの輝度を変更することができる。
特開2008−203490号公報
しかしながら、プロジェクターの消費電力を減らすために意図的に低輝度設定で使用したい場合や、画像をより明るく投写するために高輝度で使いたい場合などユーザーの使用目的によって所望の輝度設定は異なり、特許文献1の方法では、これらユーザーの使用目的に合わないという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段を備えたプロジェクターであって、前記光源の輝度を、所定の輝度に設定する輝度設定手段と、前記プロジェクターの電源がオンするとき、前記設定された前記所定の輝度を示す輝度設定確認メッセージを、所定の第1の時間に達するまで前記画像投写手段に投写させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの電源がオンするときに、光源の輝度に設定された所定の輝度(輝度設定)を示すメッセージが投写されるので、光源が徐々に明るくなってくる状態でも設定された輝度を確認することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記画像投写手段に所定のミュート画像を表示させるミュート状態を設定するミュート設定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記ミュート設定手段により、前記ミュート状態を解除するときに、前記輝度設定確認メッセージを、所定の第1の時間に達するまで前記画像投写手段に投写させる、ことを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターのミュート状態を解除するときに、所定時間に達するまで、設定された所定の輝度を示す輝度設定確認メッセージが表示されるので、ミュート画像時の暗い状態から画像投写を再開して急に明るい画面になったような場合でも正しい輝度設定をメッセージで確認することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記ミュート設定手段は、前記ミュート状態を解除するときに、所定の第2の時間をかけて徐々に前記ミュート状態を解除する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターのミュート状態を解除するときに所定の第2の時間をかけて徐々にミュート状態を解除して画像の投写を再開するので、ミュート画像時の暗い状態から画像投写を再開して急に明るい画面になるのを防止することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記輝度設定手段により設定された前記所定の輝度を報知する報知手段、をさらに備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、光源の輝度に設定された所定の輝度を報知する報知手段により、電源オン直後など光源が徐々に明るくなってくる状態でも設定された輝度を確認することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記制御手段は、前記輝度設定確認メッセージを表示する残り時間を含むメッセージを前記画像投写手段に投写させる、ことを特徴とする。
本適用例によれば、光源の輝度設定を示す輝度設定確認メッセージの残り表示時間を、メッセージとして表示することにより、後どれくらい(残り時間)で光源が完全に明るくなるのかを使用者に知らせることが可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、入力操作を受け付ける入力操作手段をさらに備え、前記輝度設定手段は、前記輝度設定確認メッセージに対して、前記入力操作手段より、所定の輝度変更操作を受け付けたとき、前記光源の輝度の設定を変更する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、光源の輝度設定を示す輝度設定確認メッセージが表示されているときに所定の操作により、光源の輝度の設定を変更するので、電源オン直後など光源が完全に明るくなっていない状態でも、使用者の所望の輝度と異なる場合にすぐに設定を変更することが可能となる。
[適用例7]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段を備えたプロジェクターの制御方法であって、前記光源の輝度を、所定の輝度に設定する輝度設定ステップと、前記プロジェクターの電源がオンするとき、前記輝度設定ステップにより設定された前記所定の輝度を示す輝度設定確認メッセージを、所定の第1の時間に達するまで前記画像投写手段に投写させる輝度表示ステップと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの電源がオンするとき、所定の第1の時間に達するまで光源の輝度に設定された所定の輝度を示す輝度設定確認メッセージが投写されるので、光源が徐々に明るくなってくる状態でも設定された輝度(所定の輝度)を確認することが可能となる。
プロジェクターの概略構成を示すブロック図。 プロジェクターが電源オンする時の画面遷移を示す図。 プロジェクターが電源オンする時の動作を示すフローチャート。 プロジェクターが動作中にミュート操作を検出した時の動作を示すフローチャート。 画像ミュート解除時のマスクパターンを示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、報知手段25、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しない筐体の内部、または外面に収容されている。
画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12(12R,12G,12B)、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調し、投写レンズ13から投写することによって投写面としてのスクリーンSC等に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能となっている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
なお、本実施形態では、画像投写手段10は、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
制御手段20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。制御手段20は、時間を計時するタイマー201と、プロジェクター1の画像ミュート状態(ミュート状態)を設定するミュート設定手段202を備える。
記憶手段21は、図示しないフラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶手段21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。本実施形態では、輝度設定情報211が記憶される。
輝度設定情報211は、光源11の輝度に設定されている輝度(所定の輝度)の設定状態が保存される。プロジェクター1の電源をオンしたとき、輝度設定情報211の設定に基づいて光源11の輝度が設定される。また、光源11の輝度の設定が変更されたときは、新たに設定された輝度の設定状態を保存する。
入力操作手段23は、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。
入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、画像信号入力手段18に入力される複数の画像入力端子6を切り替えるための入力切替キー、画像ミュート状態の設定を切り替えるミュートキー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー、ヘルプキー等がある。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。なお、入力操作手段23は、リモートコントローラー(リモコン)信号受信手段(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラー(図示せず)を有した構成としてもよい。この場合、リモートコントローラーは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信手段がこれを受信して制御情報として制御手段20に伝達する。
画像信号入力手段18は、上述したように複数の画像入力端子6より、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から、図示しないケーブル、又は通信機器などを介して画像情報が入力される。入力された画像情報は、制御手段20の指示に基づき、画像信号処理手段17に出力される。
画像信号処理手段17は、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、赤(R),緑(G),青(B)の色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
液晶駆動手段14は、OSD処理手段16から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
光源制御手段22は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯、及び消灯を切り替える。また、光源制御手段22は光源11の輝度を多段階で調整し設定する機能を持つ輝度設定手段に相当する。
報知手段25は、LEDなどで構成され、制御手段20の指示に基づき、プロジェクター1の動作状態を報知するものである。本実施形態では報知手段25は、プロジェクター1の輝度設定状態を報知する。例えば光源11が高輝度で動作中のときは緑色、低輝度のときは青色のように報知する。
電源部31には、AC100V等の電力が電源端子30を介して外部から供給される。電源部31は、例えば、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、上記のように構成されているため、電源端子30に電源ケーブル(図示せず)が接続され、電源部31に電力が供給されると、電源部31は、少なくとも制御手段20、記憶手段21、入力操作手段23に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御手段20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。
電力が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、光源11を消灯させた状態を維持している。そして、入力操作手段23に備わる電源キーがユーザーにより操作されると、制御手段20は、電源部31に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。
次に、本実施形態のプロジェクター1の電源オン時の画面遷移を、図2を用いて説明する。なお、図2の状態(c)、(d)、(e)において、画面に円形が表示されているが、投写画像を抽象的に示すためであり、実際の投写画像を限定するものではない。
図2に示す状態(a)のように、プロジェクター1のスタンバイ状態において、電源オン操作を検出すると、光源11が点灯し、状態(b)のように画面が徐々に明るくなる。このときに、状態(c)のように投写画像に輝度設定を示す輝度設定確認メッセージM1(「高輝度」)と、輝度変更操作のガイド(「[↑↓]で輝度変更」)と、輝度設定確認メッセージM1の残り表示時間(「あと○秒」)と、がメッセージとして表示される。
なお、状態(b)では省略しているが、メッセージは光源点灯直後に表示されており、明るくなってから視認できるようになる。
状態(c)において所定の輝度変更操作(本例では上下カーソルキー)を検出すると、状態(d)のように輝度設定が変更され、変更された輝度設定確認メッセージM1(「低輝度」)が表示される。
状態(d)から続けて輝度変更操作を行うと、再度状態(c)に遷移する。
状態(c)または状態(d)において輝度変更操作を行わない状態で所定時間T1を経過すると、状態(e)に遷移し、輝度設定確認メッセージM1が含まれたメッセージの表示を消去して通常の画像投写状態になる。この画面遷移の動作の詳細は後述する。
上述の所定時間T1、及び後述する所定時間T3が、所定の第1の時間に相当する。
なお、輝度設定確認メッセージM1の残り表示時間(「あと○秒」)は、プロジェクター1を電源オンしてから、または最後に輝度設定を変更してからの経過時間が、所定時間T1に達するまでの時間(例えば10秒)である。
また、図2では低輝度、高輝度の2種の設定を示したが、輝度設定はさらに多段階でもよい。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作を図3、及び図4のフローチャートを用いて説明する。図3はプロジェクター1が電源オンするときの動作、図4はプロジェクター1が画像ミュート操作を検出したときの動作を示すフローチャートである。
[プロジェクター1の電源がオンするとき]
図3に示すように、プロジェクター1は、入力操作手段23の電源キー操作などにより、電源がオンすると、(ステップS101)、ステップS102に遷移する。
ステップS102において光源制御手段22は、光源11を点灯させ、次に光源11の輝度を輝度設定情報211に保存された輝度に設定(輝度設定)し、ステップS103に遷移する。なお、ステップS102と後述するステップS106、ステップS217が輝度設定ステップに相当する。
ステップS103において制御手段20は、タイマー201による計時をスタートし、ステップS104に遷移する。
ステップS104において制御手段20は、輝度設定情報211に保存された輝度を示す輝度設定確認メッセージM1(図2参照)を画像投写手段10により投写(表示)し、次に輝度設定情報211に保存された輝度を報知手段25により報知し、ステップS105に遷移する。ステップS104と、後述するステップS107が輝度表示ステップに相当する。
なお、報知手段25による輝度設定の報知状態は、光源11の輝度の変更に伴い変化し、プロジェクター1がオフするまで継続する。
ステップS105において制御手段20は、輝度設定確認メッセージM1に対し、所定の輝度変更操作を受け付けたか否かを調べる。輝度変更操作を受け付けた場合(ステップS105:Y)、ステップS106に遷移する。輝度変更操作を受け付けていない場合(ステップS105:N)、ステップS107に遷移する。
ステップS106において制御手段20は、ステップS105において受け付けた変更操作により選択された輝度を、光源制御手段22により光源11の輝度として設定し、選択され設定した輝度を輝度設定情報211に保存して、ステップS103に遷移する。
ステップS107において制御手段20は、画像投写手段10により輝度設定確認メッセージM1の残り表示時間、つまりタイマー201による計時時間が所定時間T1に達するまでの残り時間を更新したメッセージを投写(表示)させ、ステップS108に遷移する。
ステップS108において制御手段20は、タイマー201による計時時間が所定時間T1を経過したか否かを調べる。タイマー201による計時時間が所定時間T1を経過した場合(ステップS108:Y)、ステップS109に遷移する。タイマー201による計時時間が所定時間T1を経過していない場合(ステップS108:N)、ステップS105に遷移する。
ステップS109において制御手段20は、タイマー201による計時を停止し、ステップS110に遷移する。
ステップS110において制御手段20は、画像投写手段10による輝度設定確認メッセージM1が含まれたメッセージの表示を消去し、ステップS111に遷移する。
ステップS111において制御手段20は、画像信号入力手段18より入力する画像信号に基づく画像を画像投写手段10により投写させ、本動作フローを終了する。
なお、所定時間T1はプロジェクター1の電源をオンしてから光源11が所定の輝度に達するまでの時間、および光源11の輝度の設定を変更してから再度輝度設定変更操作を受け付け可能な時間とする。
これにより、使用者はプロジェクター1の電源をオンしたとき、メッセージが表示されているうちは光源が完全に明るくなっていないと知ることができ、輝度の設定を変更したときは後どのくらいの時間でメッセージが消えるのかを知ることができる。
[プロジェクター1が画像ミュート操作を検出したとき]
図4に示すように、プロジェクター1が画像を投写中に、入力操作手段23のミュートキーにより、画像ミュート状態の設定を切り替える画像ミュート操作を検出すると(ステップS201)、ステップS202に遷移する。
ステップS202において制御手段20は、プロジェクター1がミュート設定手段202により画像ミュート状態に設定されているか否かを調べる。画像ミュート状態に設定されている場合(ステップS202:Y)、ステップS210に遷移する。画像ミュート状態に設定されていない場合(ステップS202:N)、ステップS203に遷移する。
ステップS203においてミュート設定手段202は、画像投写手段10により所定の黒画像などを投写することで、プロジェクター1を画像ミュート状態に設定し、ステップS204に遷移する。なお、画像ミュート状態は黒画像を投写しているため、画面は暗くなる。
ステップS204において、本動作フローを終了する。
ステップS210において制御手段20は、輝度設定情報211に保存された輝度を示す輝度設定確認メッセージM1を画像投写手段10により投写(表示)し、次に報知手段25により、輝度設定情報211に保存された輝度を報知し、ステップS211に遷移する。なお、輝度設定確認メッセージM1の残り表示時間はタイマー201の計時時間が所定時間T3(例えば5秒)に達するまでの時間であり、後述するステップS215以降で計時して時間を表示するので、この時点ではメッセージM1の時間表示はT3がそのまま表示される。
ステップS211においてミュート設定手段202は、プロジェクター1の画像ミュート状態を解除するため、最初のマスクパターンMP1を画像に重畳して画像投写手段10により投写し、ステップS212に遷移する。本形態のマスクパターンは、図5に示すようにMP1〜MP5の5種類である。マスクパターンMP1〜MP5の順に透過率が高くなり、マスクパターンMP5では通常の画像投写状態(マスクされていない状態)と同じになる。
ステップS212において制御手段20は、タイマー201により所定時間T20を計時し、計時時間が所定時間T20に達した後、ステップS213に遷移する。ここで所定時間T20は、後述する所定時間T2の1/4とする。例えば所定時間T2が0.4秒なら所定時間T20は0.1秒になる。
ステップS213においてミュート設定手段202は、プロジェクター1の画像ミュート状態を徐々に解除するため、表示されているマスクパターンの次に透過率の高いマスクパターン(図5のマスクパターンMP2〜MP5のいずれか)を画像に重畳して投写し、ステップS214に遷移する。
ステップS214において、制御手段20は、ミュート設定手段202により選択されたマスクパターンがマスクパターンMP5か否かを調べる。マスクパターンMP5が選択されている場合(ステップS214:Y)、ステップS215に遷移する。マスクパターンMP5が選択されていない場合(ステップS214:N)、ステップS212に遷移する。
ステップS211からステップS214のように、重畳して投写するマスクパターンをマスクパターンMP1〜MP5の5段階で順に透過率の高いものにしていくことにより投写画像はミュート画像が表示された暗い状態から、第2の所定時間である所定時間T2をかけて徐々に明るくなり、画像ミュート状態が解除されることになる。
ステップS215において制御手段20は、タイマー201による計時をスタートし、ステップS216に遷移する。
ステップS216において制御手段20は、輝度設定確認メッセージM1に対し、所定の輝度変更操作を受け付けたか否かを調べる。輝度変更操作を受け付けた場合(ステップS216:Y)、ステップS217に遷移する。輝度変更操作を受け付けていない場合(ステップS216:N)、ステップS219に遷移する。
ステップS217において制御手段20は、ステップS216において受け付けた輝度変更操作により選択された輝度を、光源制御手段22により光源11の輝度として設定し、選択され設定した輝度を輝度設定情報211に保存してステップS215に遷移する。
ステップS219において制御手段20は、画像投写手段10により輝度設定確認メッセージM1の残り表示時間、つまりタイマー201による計時時間が所定時間T3に達するまでの残り時間を更新したメッセージを投写(表示)させ、ステップS220に遷移する。
ステップS220において制御手段20は、タイマー201による計時時間が所定時間T3を経過したか否かを調べる。タイマー201が所定時間T3を経過した場合(ステップS220:Y)、ステップS221に遷移する。タイマー201が所定時間T3を経過していない場合(ステップS220:N)、ステップS216に遷移する。
ステップS221において制御手段20は、タイマー201による計時を停止し、ステップS222に遷移する。
ステップS222において制御手段20は、画像投写手段10による輝度設定確認メッセージM1が含まれたメッセージの表示を消去し、ステップS223に遷移する。
ステップS223において制御手段20は、画像信号入力手段18より入力する画像信号に基づく画像を画像投写手段10により投写させ、本動作フローを終了する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、プロジェクター1の電源がオンするときに所定時間T1の間、光源11の輝度の設定を示す輝度設定確認メッセージM1が投写されるので、光源11が徐々に明るくなってくる状態でも設定された輝度を確認することが可能となる。
また、プロジェクター1の画像ミュート状態を解除するときに、所定時間T3の間、輝度の設定を示す輝度設定確認メッセージM1が表示されるので、ミュート画像時の暗い状態から画像投写を再開して急に明るい画面になったような場合でも設定された輝度をメッセージで確認することが可能となる。
また、プロジェクター1の画像ミュート状態を解除するときに、所定時間T2をかけて徐々に画像ミュート状態を解除して画像の投写を再開するので、ミュート画像時の暗い状態から画像投写を再開して急に明るい画面になるのを防止することが可能となる。
また、光源11の輝度に設定されている輝度(所定の輝度)を報知する報知手段25により、電源オン直後など光源11が徐々に明るくなってくる状態でも設定された輝度を報知手段25により使用者に報知することが可能となる。
また、輝度設定確認メッセージM1を表示する残り時間(残り表示時間)により、後どれくらいで光源11が完全に明るくなるのかを使用者に知らせることが可能となる。
また、光源11の輝度設定を示す輝度設定確認メッセージM1が表示されているときに所定の操作により、光源の輝度設定を変更するので、電源オン直後など光源11が完全に明るくなっていない状態でも、使用者の所望の輝度と異なる場合にすぐに設定を変更することが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上記実施形態において、プロジェクター1の画像ミュート状態を解除する際に所定時間T2をかけて徐々に画像ミュート状態を解除していたが、プロジェクター1の周囲の明るさを検出する照度検出手段を備え、周囲の照度が所定値以上のときは、時間をかけずに直ちに画像ミュート状態を解除するようにしてもよい。これにより、明るい部屋で画像ミュート状態を解除する場合は直ちに画像ミュート状態が解除され、画像の投写を再開できるようになる。
1…プロジェクター、10…画像投写手段、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、201…タイマー、202…ミュート設定手段、21…記憶手段、211…輝度設定情報、22…光源制御手段、23…入力操作手段、25…報知手段、30…電源端子、31…電源部。

Claims (7)

  1. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段を備えたプロジェクターであって、
    前記光源の輝度を、所定の輝度に設定する輝度設定手段と、
    前記プロジェクターの電源がオンするとき、前記設定された前記所定の輝度を示す輝度設定確認メッセージを、所定の第1の時間に達するまで前記画像投写手段に投写させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする、プロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記画像投写手段に所定のミュート画像を表示させるミュート状態を設定するミュート設定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記ミュート設定手段により、前記ミュート状態を解除するときに、前記輝度設定確認メッセージを、所定の第1の時間に達するまで前記画像投写手段に投写させる、ことを特徴とする、プロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記ミュート設定手段は、前記ミュート状態を解除するときに、所定の第2の時間をかけて徐々に前記ミュート状態を解除する、ことを特徴とする、プロジェクター。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記輝度設定手段により設定された前記所定の輝度を報知する報知手段、
    をさらに備えたことを特徴とする、プロジェクター。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記制御手段は、前記輝度設定確認メッセージを表示する残り時間を含むメッセージを前記画像投写手段に投写させる、ことを特徴とする、プロジェクター。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    入力操作を受け付ける入力操作手段をさらに備え、
    前記輝度設定手段は、前記輝度設定確認メッセージに対し、前記入力操作手段より、所定の輝度変更操作を受け付けたとき、前記光源の輝度の設定を変更する、ことを特徴とする、プロジェクター。
  7. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段を備えたプロジェクターの制御方法であって、
    前記光源の輝度を、所定の輝度に設定する輝度設定ステップと、
    前記プロジェクターの電源がオンするとき、前記輝度設定ステップにより設定された前記所定の輝度を示す輝度設定確認メッセージを、所定の第1の時間に達するまで前記画像投写手段に投写させる輝度表示ステップと、
    を有することを特徴とする、プロジェクターの制御方法。
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