JP2014040899A - テーパランド軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】摺動部品における軸受面の負荷容量を増大させる構成を用いることで、軸受面の摩擦を低減させるテーパランド軸受を提供する。
【解決手段】回転軸を支承する軸受面の円周方向に高くなるテーパ面を含むテーパランドを備え、上記テーパ面の深さが50μm以下であり、上記テーパ面の円周方向の長さを前記テーパランドの円周方向の長さで除したテーパ比が0.5以上0.9以下であることを特徴とする、テーパランド軸受。
【選択図】 図2
【解決手段】回転軸を支承する軸受面の円周方向に高くなるテーパ面を含むテーパランドを備え、上記テーパ面の深さが50μm以下であり、上記テーパ面の円周方向の長さを前記テーパランドの円周方向の長さで除したテーパ比が0.5以上0.9以下であることを特徴とする、テーパランド軸受。
【選択図】 図2
Description
本発明はテーパランド軸受に関し、より詳しくは、摺動面となる軸受面の円周方向複数箇所にテーパランドが形成されたテーパランド軸受に関する。
近年、地球温暖化対応や省エネルギーの観点から摺動部品の摩耗低減が求められるようになっている。そのため、摺動部品の摩擦低減に関して様々な研究が行われている。
一方、従来のテーパランド軸受は、以下の特許文献1〜3に開示されている。特許文献1〜3には、軸受面の円周方向複数箇所にテーパランドを備え、軸受面における潤滑油の油膜圧力を増大させるようにしたものが提案されている。
特許文献1のテーパドランド軸受は、テーパ面を円周方向に加えて半径方向に傾斜させ、各テーパ面における内周側に油穴を形成した構成を開示している。特許文献2のテーパードランドスラスト軸受は、テーパードランドスラスト軸受の各隅角部におけるエッジを除去した構成を開示している。特許文献3のテーパランド型スラスト軸受は、軸受面の内周縁に異物排出溝を備えており、潤滑油中の異物は異物排出溝を介して軸受面の外部に排出される構成を開示している。
しかしながら、上述した特許文献1〜3では、摺動部品における軸受面の負荷容量を増大させる設定が不十分であるとともに、衝動部品の摩擦低減に対する対策が不十分であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、軸受面の摩擦を低減させるテーパランド軸受を提供することを目的とする。
本発明者らは、最適なテーパランド形状、例えば、テーパ部分の深さ、テーパランド全体の長さとテーパ部分の長さとの比が負荷容量を最大となるような組み合わせを見出した。
本発明の一実施例に係るテーパランド軸受は、回転軸を支承する軸受面の円周方向に高くなるテーパ面を含むテーパランドと、を備え、上記テーパ面の深さが15μm以上45μm以下であり、上記テーパ面の円周方向の長さを前記テーパランドの円周方向の長さで除したテーパ比が0.4以上0.9以下であることを特徴とするテーパランド軸受。
本発明によれば、摺動部品における軸受面の負荷容量を増大させるように設定することで、軸受面の摩擦を低減させるテーパランド軸受を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、テーパランド軸受について説明するが、本発明に係るテーパランド軸受はこれに限定されない。
図1は、本発明の一実施例に係るテーパランド軸受1を示す平面図である。図2は、図1の矢印II方向から見たテーパランド軸受1の要部を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、テーパランド軸受1は環状をした金属の板状部材によって構成されている。テーパランド軸受1は、相手軸である回転軸2の端面2Aを支承し、かつ、回転軸2の端面2Aと摺動するテーパランド軸受1の軸受面1Aを備えている。図1及び図2に示すように、テーパランド軸受1の軸受面1Aには、円周方向複数箇所に等ピッチで6箇所のテーパランド1Bが形成されているが、テーパランド1Bは、軸受面1Aの負荷容量を増大させるように設定して、軸受面の摩擦を低減させることができれば、円周方向複数箇所に等ピッチでなくてもよく、6箇所に限定しなくてもよい。
ここで、図1及び図2に示すように、テーパランド軸受1の相手軸となる回転軸2は矢印方向に回転されるようになっている。そして、テーパランド軸受1の各テーパランド1Bには、回転軸2の回転方向側にテーパ面1Cが形成され、このテーパ面1Cに隣接して平坦な平坦面1Dが形成されている。
本実施例においては、各テーパランド1Bのテーパ面1Cは、円周方向において回転軸2の回転方向側が最も深くなるテーパ面となり、テーパ面1Cの深さh(最大深さ)は50μm以下に設定されている。テーパ面1Cの深さhが50μmを超えると、テーパランド軸受1の負荷容量が小さくなり、テーパランド軸受1が相手軸の接触が発生して、焼付きが発生してしまうため好ましくない。また、テーパランド1Bの円周方向の長さをL1とし、テーパ面1Cの円周方向の長さをL2としたときに、L2をL1で除して得られるテーパ比(L2/L1)は0.5以上0.9以下に設定されている。テーパ比が0.5以上0.9以下の範囲を外れると、テーパランド軸受1の負荷容量が小さくなり、テーパランド軸受1が相手軸の接触が発生して、焼付きが発生してしまうため好ましくない。
なお、本発明の実施例では、最適なテーパランド1B形状として、テーパ面1Cの深さhを45μm以下、テーパ比を0.5以上0.9以下に設定しているが、この設定に限定されず、摺動部品におけるテーパランド軸受1の軸受面1Aの負荷容量を増大させるように設定して、軸受面の摩擦を低減させることができれば、テーパランド1B形状はそれぞれ変更することができる。
本発明の実施例に係るテーパランド軸受1が回転装置の所要箇所に装着されると、相手軸となる回転軸2の端面2Aが軸受面1Aにより支承されるようになり、支承された状態で回転軸2が矢印方向に回転されるようになっている。このように回転軸2が矢印方向に回転されて、回転軸2の端面2Aとテーパランド軸受1の軸受面1Aとが摺動する際には、テーパランド軸受1の内周部から軸受面1Aに潤滑油が供給される。そのため、軸受面1Aには潤滑油の油膜が形成されて、この油膜を介して回転軸2の端面2Aは軸受面1Aに支承されるようになっている。そのため、軸受面1Aの平坦面1Dと回転軸2の端面2Aとが隔てた間隔が潤滑油の油膜の厚さtとなる。
そして、本実施例のテーパランド軸受1における各テーパランド1Bは上述した寸法設定となっているので、軸受面1Aの負荷容量を最大にすることができ、後述する試験結果からも明らかなように、その他の構成の軸受と比較して回転軸2の端面2Aと摺動する際の軸受面1Aの摩擦を低減させることができるようになっている。
前述したように、本実施例に係るテーパランド軸受1は、軸受面1Aに円周方向に等ピッチで6箇所のテーパランド1Bが形成されており、テーパ面1Cの深さhは10μm以上45μm以下に設定され、さらにテーパ比(L2/L1)は0.5以上0.9以下に設定されている。このようなテーパランド軸受1の寸法設定は、テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rに着目し、テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rの負荷容量Yが最大となる値を算出した。その上で、算出したこれらの2つの要素において、負荷容量Yが最大となる値に設定されたテーパランド軸受1を製作し、そのテーパランド軸受1をその他の構成からなる複数の軸受とともに、摩擦トルクの違いに関して試験を行った。
その試験結果において、上述した寸法設定のテーパランド軸受1が負荷容量Yが最大となったので、本実施例においては、テーパランド軸受1を上述した寸法設定にしたものである。
以下、テーパランド軸受1のテーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rの算出方法及び算出したテーパランド1Bの数x、テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rの負荷容量Yが最大となる値に設定されたテーパランド軸受1を製作し、そのテーパランド軸受1をその他の構成からなる複数のテーパランド軸受とともに、摩擦トルクの違いに関する試験の詳細と試験結果について説明する。
テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rに関して負荷容量Yが最大となる値を算出するためのテーパランド軸受寸法と算出条件は以下のように設定する。
テーパランド軸受の内径を61.1mm、テーパランド軸受の外径を82.6mm、回転速度を500rpm、潤滑油の粘度を3.74cP、潤滑油の密度を850kg/m3、油膜厚さtを1μmとした。なお、テーパランド軸受の内径を61.1mm、テーパランド軸受の外径を82.6mmに設定したが、本発明は、これに限定されない。例えば、テーパランド軸受の内径及び外径は、テーパランド1Bのテーパ比r及びテーパ面1Cの深さhの負荷容量Yが最大となれば範囲は限定されないが、テーパランド軸受の内径を30mm〜70mm、テーパランド軸受の外径を40mm〜110mmとしてもよい。
上記のテーパランド軸受1を用いて、遠心力を考慮したレイノルズ方程式を基に流体潤滑解析により、先ず、油膜厚さtを1μmとした時のテーパランド1つ当たりの油膜圧力を算出する。そして、この油膜圧力とテーパランド1Bの数の積をテーパランド軸受全体の負荷容量Yと定義した。このように、流体潤滑解析による負荷容量をYとし、テーパ比をr、テーパ面の深さをh及びテーパランドの数をxとして重回帰分析で近似式化した。そして、この近似式から負荷容量Yが最大となるテーパ比をr、テーパ面の深さをh及びテーパランドの数xを求めた。
図3(a)は、テーパ比rと負荷容量Yに関する算出結果であり、(b)は、テーパ深さhと負荷容量Yに関する算出結果であり、(c)は、テーパランドの数xと負荷容量Yに関する算出結果である。図3(a)に示すように、算出した結果として負荷容量Yが最大となるのは、テーパ比rは0.5以上0.9以下となり、図3(b)に示すように、テーパ面の深さhは50μm以下となった。図3(c)に示すテーパランドの数xは、
以上の算出結果を踏まえて、テーパ比r、テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh及びテーパランド1Bの数xにおいて負荷容量Yが最大となった寸法でテーパランド軸受1を製作し、それと他の寸法で製作したテーパランド軸受とについて、摩擦トルクに関する試験を行った。
図4は、試験対象となった5個のテーパランド軸受のテーパランド形状を示す図である。この図4において、第1の供試サンプルが本実施例のテーパランド軸受であり、第5の供試サンプルは、軸受面全域が平坦面となった軸受である。
次に、図5は、上記図4に示す各テーパランド軸受について摩擦トルクを計測した試験機を示す概略断面図である。供試サンプルSであるテーパランド軸受を試験機の台座11に装着し、120℃に加熱したATFを台座11の軸心から毎分1リットル供給する。供試サンプルSを保持した台座11にはトーションバ12が連結されており、このトーションバ12には歪みゲージ13が内蔵されている。そして、このトーションバ12で検知した摩擦トルクを連続的に記録した。
ここで、図6は、試験機による試験パターンを示す図である。図6に示す試験機の試験パターンは、回転される相手軸14の回転速度を5000rpmの一定にし、500N/15minで荷重を6000Nまで増加させている。そして、荷重が6000Nに達したら、荷重を一定のままで回転速度を50rpm/5minで減少させる。この試験パターンにおいては、軸受特性数を段階的に小さくしている。ここで、軸受特性数とは、回転速度×潤滑油粘度/軸受面圧の計算結果として得られる数値を意味している。そして、この試験において、相手軸14とテーパランド軸受の軸受面の接触が生じると、つまり、潤滑油切れが生じると摩擦トルクのピークが発生する。この摩擦ピークが発生する時の軸受特性数が小さいほど負荷容量が高いことを示し、この値を用いて各供試サンプルSのテーパランド軸受を比較評価した。
図7は、図4における第1のテーパランド軸受(本実施例のテーパランド軸受)、第5の平面軸受に関する摩擦トルクの推移を示す図である。図7に示すように、第1のテーパランド軸受はトルクピークの発生が抑制されており、他方の平面軸受と比較すると30%以上も摩擦トルクが低くなっていることがわかる。
図8は、図4の各供試サンプルのテーパランド軸受について、トルクピークが発生した時の軸受特性数を示す図である。この図8に示すように、第1のテーパランド軸受の軸受特性数が最も低くなっている。換言すると、第1のテーパランド軸受の負荷容量が最も高くなっている。これに対して、第2のテーパランド軸受〜第4のテーパランド軸受は、第1のテーパランド軸受よりも負荷容量が低いことが明らかである。また、第5の平面軸受は軸受特性数が最も高くなっており、換言すると、軸受の負荷容量が最も低くなる。
なお、図3(a)〜(c)に示したように、算出結果で得られた各設計パラメータの寄与率は、テーパ面の深さh、テーパ比の順で高くなり、この寄与率の高さに準じて、摩擦トルクピークが発生する軸受特性数が大きく低下することを確認した。そして、今回の算出結果で求めた各設計パラメータの負荷容量への寄与率は試験結果と相関関係があり、テーパ面の深さhによる負荷容量への影響が最も大きいことが判明した。
以上のように、上述した試験結果からも明らかなように、本実施例に係るテーパランド軸受1は、軸受面1Aの負荷容量を最大にすることができ、他の構成の軸受と比較して回転軸2の端面2Aと摺動する際の軸受面1Aの摩擦を低減させることができる。そのため、摩擦を低減して回転装置の低燃費化に寄与することが可能なテーパランド軸受1を提供することができる。
1…テーパランド軸受、1A…軸受面、1B…テーパランド、1C…テーパ面、2…回転軸、2A…端面。
本発明の一実施例に係るテーパランド軸受は、回転軸を支承する軸受面の円周方向に高くなるテーパ面を含むテーパランドと、を備え、上記テーパ面の深さが50μm以下であり、上記テーパ面の円周方向の長さを前記テーパランドの円周方向の長さで除したテーパ比が0.5以上0.9以下であることを特徴とするものである。
なお、本発明の実施例では、最適なテーパランド1B形状として、テーパ面1Cの深さhを50μm以下、テーパ比を0.5以上0.9以下に設定しているが、この設定に限定されず、摺動部品におけるテーパランド軸受1の軸受面1Aの負荷容量を増大させるように設定して、軸受面の摩擦を低減させることができれば、テーパランド1B形状はそれぞれ変更することができる。
前述したように、本実施例に係るテーパランド軸受1は、軸受面1Aに円周方向に等ピッチで6箇所のテーパランド1Bが形成されており、テーパ面1Cの深さhは50μm以下に設定され、さらにテーパ比(L2/L1)は0.5以上0.9以下に設定されている。このようなテーパランド軸受1の寸法設定は、テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rに着目し、テーパランド1Bのテーパ面1Cの深さh、及びテーパ比rの負荷容量Yが最大となる値を算出した。その上で、算出したこれらの2つの要素において、負荷容量Yが最大となる値に設定されたテーパランド軸受1を製作し、そのテーパランド軸受1をその他の構成からなる複数の軸受とともに、摩擦トルクの違いに関して試験を行った。
Claims (1)
- 回転軸を支承する軸受面の円周方向に高くなるテーパ面を含むテーパランドと、を備え、
上記テーパ面の深さが15μm以上45μm以下であり、
上記テーパ面の円周方向の長さを前記テーパランドの円周方向の長さで除したテーパ比が0.4以上0.9以下であることを特徴とするテーパランド軸受。
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