JP2014040712A - 建物 - Google Patents

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Shigeo Fujita
重夫 藤田
Koichi Sakata
晃一 坂田
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太平 松本
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Abstract

【課題】車寄せスペースを設けると共に当該車寄せスペースに風雨が入り込まない建物を得る。
【解決手段】一階部分16の一部を貫通する貫通部34が設けられており、当該貫通部34の側部を構成する一階部分16の一方の側壁としての側壁26には、玄関ドア30が設けられている。このため、玄関ドア30周りは直接風雨にさらされず、貫通部34は車寄せスペースとしての利用が可能である。さらに、この貫通部34における奥行き方向の入口部34A及び奥部34Bには、閉鎖手段としてのシャッタ70、72がそれぞれ設けられており、貫通部34の入口部34A、奥部34Bをそれぞれ閉鎖可能としている。貫通部34の入口部34A、奥部34Bを閉鎖すると当該貫通部34は閉塞された状態となるため、貫通部34内へ風雨が入り込まないようにすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車寄せスペースが設けられた建物に関する。
車寄せスペースでは、玄関前に車両を停車させた状態で当該車寄せスペースに設けられた屋根部によって雨が避けられるようになっている(例えば特許文献1)。
特開2005−146536号公報
しかしながら、風がある場合、当該車寄せスペースに風雨が入り込む可能性があり、さらなる改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、車寄せスペースを設けると共に当該車寄せスペースに風雨が入り込まない建物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の建物は、一階部分の一部を貫通し、少なくとも車両が駐車可能な広さを有する貫通部と、前記貫通部の側部を構成する一対の側壁のうち一方の側壁に設けられた玄関扉と、前記貫通部の開口縁部にそれぞれ設けられ、当該貫通部の開口をそれぞれ閉鎖可能とする閉鎖手段と、を有する。
請求項1に記載の建物には、一階部分の一部を貫通する貫通部が設けられており、当該貫通部の側部を構成する一対の側壁のうち一方の側壁には玄関扉が設けられている。このため、玄関は直接風雨にさらされず、貫通部は車寄せスペースとしての利用が可能である。また、貫通部は少なくとも車両が駐車可能な広さを有している。このため、当該貫通部を車庫として利用することができる。
ここで、貫通部の開口縁部には閉鎖手段がそれぞれ設けられており、貫通部の開口をそれぞれ閉鎖可能としている。貫通部の開口を閉鎖手段によってそれぞれ閉鎖することで、当該貫通部は閉塞された状態となるため、貫通部内へ風雨が入り込まないようにすることができる。
請求項2に記載の建物は、請求項1に記載の建物において、前記閉鎖手段はシャッタである。
請求項2に記載の建物では、閉鎖手段はシャッタであるため、例えば、閉塞手段として貫通部の開口縁部に設けられたヒンジ部を中心に水平方向に沿って揺動する扉を用いた場合と比較して、省スペース化を図ることができる。
請求項3に記載の建物は、請求項2に記載の建物において、前記シャッタの一部を構成するスラットが開閉可能に設けられている。
請求項3に記載の建物では、シャッタの一部を構成するスラットが開閉可能に設けられているため、シャッタが閉止された状態であってもスラットを開放させることで、貫通部内へ風や光を取り入れることができる。
請求項4に記載の建物は、請求項3に記載の建物において、風速を測定する風速センサと、予め設定された設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、前記閉鎖手段を閉鎖させる制御手段と、を有している。
請求項4に記載の建物では、風速センサを備えている。強風が貫通部内へ吹き込んだ場合、玄関扉前に停車している車両からの降車時や車両への乗車時に強風に煽られ、持っていた荷物が飛ばされてしまったりする可能性がある。このため、本発明では、予め設定された設定値以上の風速が風速センサによって測定されると、制御手段によって閉鎖手段が閉鎖されるようになっている。
請求項5に記載の建物は、請求項4に記載の建物において、前記シャッタが閉止された状態で前記設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、前記制御手段によって前記スラットが閉止される。
請求項5に記載の建物では、シャッタが閉止された状態であってもスラットが開放された状態では、貫通部内へ風が吹き込まれる。このため、予め設定された設定値以上の風速が風速センサによって測定された場合、制御手段によってスラットは閉止されるようになっている。
請求項6に記載の建物は、請求項4又は5に記載の建物において、前記玄関扉の内側に人の存在を検知する人感センサを備え、前記人感センサにより人の存在が検知され、かつ前記設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、制御手段によって前記閉鎖手段が閉鎖される。
請求項6に記載の建物では、玄関の内側に人感センサを備えている。この人感センサにより人の存在が検知されると共に、予め設定された設定値以上の風速が風速センサによって測定されると、制御手段によって閉鎖手段が閉鎖されるようになっている。これにより、玄関を出た状態で強風に煽られないようにすることができる。
請求項7に記載の建物は、請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の建物において、前記風速センサが風向きを測定する風向きセンサを兼ね備え、前記設定値以上の風速が前記風速センサによって測定され、かつ前記風向きセンサによって風向きが測定されると、前記制御手段によって風上側の前記閉鎖手段が閉鎖される。
請求項7に記載の建物では、風速センサが風向きセンサを兼ね備えている。予め設定された設定値以上の風速が風速センサによって測定されると、風向きセンサによって風向きが測定され、制御手段によって貫通部における風上側の閉鎖手段が閉鎖されるようになっている。つまり、貫通部における風下側の閉鎖手段は何もしなくても良い。
以上説明したように、請求項1に記載の建物によれば、車寄せスペースに風雨が入り込まない、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の建物によれば、狭小住宅や敷地面積を確保し難い都市型住宅としての利用価値を得ることができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の建物によれば、防犯機能を維持した状態で、玄関を開放することができ、外部の風を居住スペースへ取り入れることができる、という優れた効果を有する。
請求項4に記載の建物によれば、車両の乗降時に強風に煽られないようにすることができる、という優れた効果を有する。
請求項5に記載の建物によれば、予め設定された設定値以上の風速になると貫通部内への風の流入が防止される、という優れた効果を有する。
請求項6に記載の建物によれば、玄関から出たときにいきなり強風に煽られないようにすることができる、という優れた効果を有する。
請求項7に記載の建物によれば、貫通部において、車両の出入口と反対側が風上の場合、車両を発車させる際に閉鎖手段を開放させる必要がない、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る建物としての住宅を示す斜視図である。 (A)は、図1に示される住宅の一階部分の間取り図であり、(B)は、図1に示される住宅の二階部分の間取り図である。 本実施の形態に係る建物としての住宅の車寄せ部分を示す正面図である。 本実施の形態に係る建物としての住宅の車寄せ部分を閉鎖するシャッタが閉止された状態であり、(A)はスラットが閉止された状態を示す側面図、(B)は、スラットが開放された状態を示す側面図である。 本実施の形態に係る建物としての住宅の要部の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る建物としての住宅の作用を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る建物について説明する。
図1には、本実施形態に係る建物としての住宅10の斜視図が示されている。なお、本発明の適用対象となる建物としてまず鉄骨軸組み工法が挙げられるが、これ以外の工法(例えば、ユニット工法等)であっても勿論良い。
(建物の構成)
例えば、図1に示されるように、この住宅10は角地に設けられており、2面の道路12、14に面している。また、住宅10は二階建てとなっており、一階部分16及び二階部分18に居住スペース20、22(図2(A)、(B)参照)がそれぞれ設けられている。ここで、図2(A)には、住宅10の一階部分16の間取り図が示されており、図2(B)には、住宅10の二階部分18の間取り図が示されている。
図2(A)、(B)に示されるように、一階部分16の居住スペース20及び二階部分18の居住スペース22はそれぞれ平面視で長方形状に形成されており、一階部分16の居住スペース20は、道路12に対して略直交し、かつ道路14に対して略平行に設けられている。そして、二階部分18の居住スペース22は、一階部分16の居住スペース20に対して略直交した状態で配置され、居住スペース22の一端側が居住スペース20から張り出した状態で形成されている。
次に、各階の間取りの一例について説明する。
<一階部分16>
図2(A)、(B)に示されるように、一階部分16の居住スペース20から張り出した二階部分18の居住スペース22の一端側の一階部分には、道路14と平行に配置された収納部24が設けられており、当該収納部24内には自転車などの収納物が収納可能とされている。
また、収納部24と対向する側壁26にはアルコーブ28が形成されており、当該アルコーブ28内に玄関扉としての玄関ドア30が設けられている。玄関ドア30は幅方向の一端部に設けられたヒンジ部30Aを軸部として回動可能に設けられている。なお、アルコーブ28は必ずしも必要ではなく、また、玄関ドア30が引き戸であっても良い。
図3に示されるように、アルコーブ28と収納部24との間には、車両32が駐車可能なスペースを有する貫通部34が設けられており、貫通部34の上方には二階部分18が設けられている。この二階部分18が貫通部34の天井壁36を構成する。つまり、この住宅10ではいわゆる車寄せ38が設けられている。
また、図2(A)、(B)に示されるように、一階部分16の居住スペース20では、この玄関ドア30に対向して(玄関ドア30の内側に)玄関ホール40が設けられている。この玄関ホール40の建物正面側には浴室42が設けられており、浴室42の隣には、洗面室44、納戸46が順番に設けられている。そして、浴室42、洗面室44、納戸46が建物正面側に配置されており、少なくとも浴室42には小窓48が設けられ、外気を取り込むことができるようになっている。
なお、洗面室44及び納戸46にも小窓を設けても良い。また、ここでは、浴室42及び洗面室44の建物正面側(道路12側)には、二階部分18まで延びるファサードウォール50が設けられており、住宅10の美観を向上させている。
また、玄関ホール40の奥方には、廊下52及び階段54が設けられている。そして、二階へ続く階段54の階段下のデッドスペースを利用してトイレ56が設けられている。廊下52は居住スペース20の奥方へ繋がっており、廊下52を間において、その両側には子供部屋58や寝室60等の居室がそれぞれ設けられている。
廊下52と子供部屋58及び寝室60との間には開閉ドア62がそれぞれ設けられており、開閉ドア62によって各空間が区画可能とされる。また、廊下52の突き当たりには、居間64が設けられており、居間64にはクローゼット66が設けられている。なお、寝室60及び居間64に面して庭68が設けられており、この庭68は貫通部34と繋がっている。
ここで、本実施形態では、図1及び図2(A)に示されるように、貫通部34の奥行き方向の一端側に位置する入口部34A(道路12側の開口縁部)には、モータ70A(によって閉塞手段としてのシャッタ70が昇降可能に設けられている。また、貫通部34の奥行き方向の他端側に位置する奥部34B(庭68側の開口縁部)には、閉塞手段としてのシャッタ72が設けられている。これらのシャッタ70、72によって、貫通部34の入口部34A及び奥部34Bはそれぞれ閉鎖可能とされている。つまり、シャッタ70、72が閉鎖された状態では、貫通部34は閉塞されることになる。
一般的に、シャッタは横長状のスラットが鉛直方向に沿って配列されており、当該スラットによってシャッタが閉鎖されるようになっている。本実施形態におけるシャッタ70、72に備えられたスラット71、73は、それぞれ当該シャッタ70、72が閉止された状態で、少なくともその一部が開閉可能となっている。
具体的には、図4(A)、(B)に示されるように、シャッタ70におけるスラット71の中央部が軸部となって当該スラット71が回動するようになっている。なお、ここでは、シャッタ72及びスラット73は図示されていないが、これらについてもシャッタ70及びスラット71と同様である。このため、本実施形態における、シャッタ70、72による閉鎖とは、シャッタ70、72が閉止され、かつスラット71、73が閉止された状態をいう。
また、貫通部34の天井壁36の下面には、風速センサ80が設けられている。なお、風速センサ80は貫通部34内に配設されていれば良いため、必ずしも貫通部34の天井壁36の下面に設けられなくても良い。この風速センサ80は、住宅10内に配設された、例えば、HEMSモニタ等の制御装置82(図5参照)に接続されている。
当該制御装置82には、予め所定の数値(設定値)が入力可能としている。ここでは制御装置82に風速が入力されるようになっており、当該制御装置82には、風速センサ80によってその測定結果が送信されるようになっている。また、図5に示されるように、制御装置82には、シャッタ70、72をそれぞれ昇降させるモータ70A、72A、及びスラット71、73をそれぞれ開閉させるモータ71A、73Aがそれぞれ接続されている。
<二階部分18>
二階部分18の居住スペース22では、階段54の隣にトイレ74が設けられており、トイレ74及び階段54の奥方には、リビングダイニング76が設けられている。このリビングダイニング76は、リビングルーム、ダイニングルーム及びキッチンが1つの空間で繋がって形成されており、開放的な空間とされている。なお、これらはセパレート形式であっても良い。
(建物の作用・効果)
図1及び図2(A)、(B)に示されるように、本実施形態では、一階部分16の一部を貫通する貫通部34が設けられており、当該貫通部34の側部を構成する一階部分16の側壁26には、玄関ドア30が設けられている。このため、玄関ドア30周りは直接風雨にさらされず、貫通部34は車寄せスペースとしての利用が可能である。
つまり、車両32を乗降する際に乗員が雨に濡れないようにすることができる。また、玄関ドア30周りが風雨にさらされないため、玄関ドア30の劣化を抑制することができる。さらに、貫通部34は少なくとも車両32が駐車可能な広さを有しているため、当該貫通部34を例えば車庫として利用することができる。
ここで、貫通部34の入口部34A及び奥部34Bには、閉鎖手段としてのシャッタ70、72がそれぞれ設けられており、貫通部34の入口部34A、奥部34Bをそれぞれ閉鎖可能としている。貫通部34の入口部34A、奥部34Bを閉鎖すると当該貫通部34は閉塞された状態となるため、貫通部34内へ風雨が入り込まないようにすることができる。本実施形態では、玄関ドア30と対向する位置には収納部24が設けられているため、例えば収納部24内に収納された収納物を出入れする際にも当該収納物が雨に濡れない。なお、この収納部24は必ずしも必要ではない。
また、閉鎖手段としてシャッタ70、72を用いることで、例えば、図示はしないが、貫通部34の入口部34A、奥部34Bに設けられたヒンジ部を中心に水平方向に沿って揺動する扉を用いた場合と比較して、省スペース化を図ることができる。このため、狭小住宅や敷地面積を確保し難い都市型住宅としての利用価値を得ることができる。
さらに、本実施形態では、シャッタ70、72の一部を構成するスラット71、73は、それぞれ当該シャッタ70、72が閉止された状態で、少なくともシャッタ70、72の一部がそれぞれ開閉可能となっている。このため、シャッタ70、72が閉止された状態であってもスラット71、73を開放させることで、貫通部34内へ風や光を取り入れることができる。すなわち、防犯機能を維持した状態で、玄関ドア30を開放することができ、外部の風を居住スペース20や収納部24内へ取り入れることができる。
ところで、本実施形態では、貫通部34の天井壁36の下面に風速センサ80が設けられており、図5に示されるように、風速センサ80は住宅10(図1参照)内に配設された制御装置82に接続されている。当該制御装置82には、シャッタ70、72をそれぞれ昇降させるモータ70A、72A、及びスラット71、73をそれぞれ開閉させるモータ71A、73Aがそれぞれ接続されており、予め入力された風速に基づいて、シャッタ70、72及びスラット71、73を閉止可能としている。
ここで、この制御装置82におけるシャッタ70、72の制御方法について、図1及び図5を参照して、図6に示すフローチャートに従って一例を説明する。
まず、ステップ100において、制御装置82では、風速センサ80による測定結果が5m/s以上か否かが判断される。ステップ100において、否定判定された場合、風速センサ80による測定結果が5m/s以上となるまで信号待ちの状態となる。一方、ステップ100において、肯定判定された場合、つまり、風速センサ80による測定結果が5m/s以上になると、ステップ102へ移行する。
次に、ステップ102では、シャッタ70、72が閉止されているか否かが判断される。ステップ102において、否定判定された場合、すなわちシャッタ70、72が上昇し開放されている場合、モータ70A、72Aを作動させ、シャッタ70、72が下降し閉止される。一方、ステップ102において、肯定判定された場合、つまりシャッタ70、72が閉止されている場合、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、スラット71、73が閉止されているか否かが判断される。ステップ104において、否定判定された場合、すなわちスラット71、73が開放されている場合、モータ71A、73Aを作動させ、スラット71、73が閉止される。一方、ステップ104において、肯定判定された場合、つまりスラット71、73が閉止されている場合、本ルーチンを終了する。
強風が貫通部34内へ吹き込んだ場合、玄関ドア30前に停車している車両32の乗降時に強風に煽られ、持っていた荷物が飛ばされてしまったりする可能性がある。このため、本実施形態では、予め設定された設定値(ここでは5m/s)以上の風速が風速センサ80によって測定されると、制御装置82によってシャッタ70、72及びスラット71、73が閉止されるようになっている。つまり、貫通部34における入口部34A及び奥部34Bがシャッタ70、72によって閉鎖されることになる。
また、図1及び図4(B)に示されるように、シャッタ70、72が閉止された状態でスラット71、73が開放された状態では、貫通部34内へ風が吹き込むようになっている。このため、予め設定された設定値以上の風速が風速センサ80によって測定された場合は、制御装置82によって当該スラット71、73は閉止されるようになっている。これにより、車両32からの降車時や玄関ドア30から出たときにいきなり強風に煽られないようにすることができる。
また、この貫通部34は雨天時に屋外の子供の遊び場としての利用も可能である。また、貫通部34の入口部34A及び奥部34Bがシャッタ70、72によって塞がれた状態では、当該貫通部34内は外部と完全に切り離された状態となり、防犯対策がさらに向上する。
なお、図5に示すシャッタ70、72を昇降させるためのモータ70A、72A、及びスラット71、73を開閉させるためのモータ71A、73Aは、それぞれリモートコントローラによる遠隔操作が可能とされており、住宅10内での操作が可能となっている。また、スマートキーなどによって貫通部34外からの操作も可能であり、勿論、貫通部34内においてスイッチなどの手動操作も可能である。
(実施形態の変形例)
(1)本実施形態では、図1に示されるように、貫通部34内に風速センサ80が設けられているが、さらに、玄関ホール40に人感センサ84(図5参照)を備えても良い。この場合、人感センサ84により人の存在が検知され、風速センサ80により測定された風速が設定値以上の場合、制御装置82(図5参照)によってシャッタ70、72及びスラット71、73が閉止されるように設定される。これにより、玄関ドア30から外へ出た状態で強風に煽られないようにすることができる。
(2)また、本実施形態では、貫通部34内に風速センサ80が設けられているが、さらに、風向きを測定する風向きセンサ86(図5参照)を備えても良い。この場合、風向きセンサ86によって風向きが測定されると、制御装置82によって風上側のシャッタ70(又はシャッタ72)及びスラット71(又はスラット73)が閉止されるように設定される。
これにより、貫通部34において、車両32の出入口(入口部34A)と反対側(奥部34B)が風上の場合、貫通部34の奥部34B側のシャッタ72を閉鎖するだけで、当該貫通部34内への風の流入を防止すると共に、貫通部34の入口部34A側では、シャッタ70は開放された状態のままで良い。つまり、車両32を発車させる際にシャッタ70を開放させる必要がない。
(3)さらに、本実施形態では、貫通部34内へ流入する風の速度を測定するようにしたが、貫通部34内に、温度センサ88(図5参照)や湿度センサ90(図5参照)を備え、当該温度センサ88や湿度センサ90等を測定するようにしても良い。この温度センサ88や湿度センサ90等による測定結果に基づき、閉止されたシャッタ70、72のスラット71、73を開閉するように設定する。
例えば、温度センサ88による測定結果として温度が25度以上になった場合や湿度センサ90による測定結果として湿度が50%以上になると、制御装置82によって、閉止されたシャッタ70、72のスラット71、73をそれぞれ開放させるように設定される。また、温度センサ88や湿度センサ90以外にも、照度センサ92(図5参照)による測定結果に基づき閉止されたシャッタ70、72のスラット71、73を開閉するようにしても良い。
ここで、スラット71、73は、図4(B)に示されるように、シャッタ70、72の鉛直方向に沿って配列された全てスラット71、73が開閉可能となっていても良いし、シャッタ70、72の上部側に位置する数枚のみが開閉可能となっていても良い。また、スラット71、73は必ずしも開閉する必要はない。但し、この場合、風速センサ80(図1参照)は貫通部34の外に配設されることになる。また、この場合において、シャッタ70、72による閉鎖とは、シャッタ70、72が閉止された状態をいう。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 住宅
16 一階部分
26 側壁
30 玄関ドア(玄関扉)
32 車両
34 貫通部
34A 入口部(開口縁部)
34B 奥部(開口縁部)
40 玄関ホール(玄関扉の内側)
70 シャッタ(閉鎖手段)
71 スラット
72 シャッタ(閉鎖手段)
73 スラット
80 風速センサ
82 制御装置
84 人感センサ
86 風向きセンサ

Claims (7)

  1. 一階部分の一部を貫通し、少なくとも車両が駐車可能な広さを有する貫通部と、
    前記貫通部の側部を構成する一対の側壁のうち一方の側壁に設けられた玄関扉と、
    前記貫通部の開口縁部にそれぞれ設けられ、当該貫通部の開口をそれぞれ閉鎖可能とする閉鎖手段と、
    を有する建物。
  2. 前記閉鎖手段はシャッタである請求項1に記載の建物。
  3. 前記シャッタの一部を構成するスラットが開閉可能に設けられている請求項2に記載の建物。
  4. 風速を測定する風速センサと、
    予め設定された設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、前記閉鎖手段を閉鎖させる制御手段と、
    を有する請求項3に記載の建物。
  5. 前記シャッタが閉止された状態で前記設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、前記制御手段によって前記スラットが閉止される請求項4に記載の建物。
  6. 前記玄関扉の内側に人の存在を検知する人感センサを備え、
    前記人感センサにより人の存在が検知され、かつ前記設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、前記制御手段によって前記閉鎖手段が閉鎖される請求項4又は5に記載の建物。
  7. 前記風速センサが風向きを測定する風向きセンサを兼ね備え、
    前記設定値以上の風速が前記風速センサによって測定されると、前記風向きセンサによって風向きが測定され、前記制御手段によって風上側の前記閉鎖手段が閉鎖される請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の建物。
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