JP2014040308A - 連続アンローダ及び連続アンローダの制御方法 - Google Patents

連続アンローダ及び連続アンローダの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機体の重量軽減を可能とし、機体の製造等のコストを低減させた連続アンローダ及び連続アンローダの制御方法を提供する。
【解決手段】バケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダであって、岸壁の上面に設置可能な本体部と、本体部に対して旋回可能に設けられバケットエレベータが設けられたブームと、ブームの旋回に対してブレーキ力を付与する複数のブレーキ75と、複数のブレーキ75のうちブレーキ75a,75c,75d,75fのみを動作させる第1モードと、複数のブレーキ75のうちの全てのブレーキ75a〜75fを動作させる第2モードとを切り替えて、複数のブレーキの動作を制御する制御部と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、バケットエレベータ式の連続アンローダ及び連続アンローダの制御方法に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1のアンローダが知られている。このアンローダは、岸壁を走行可能な本体部と、本体部に対して旋回可能に設けられ先端にバケットエレベータが設けられたブームと、を備えている。この種のアンローダにおいて、ブームは、バケットに荷を積載するときの掘削力や風圧力に耐えるべく複数のブレーキによって保持されている。
特開2001−253547号公報
ところで、アンローダの機体は、ブームの旋回停止中に本体部の走行等によってバケット等の掘削部が荷に衝突したときの衝突力に耐え得るように設計されており、この衝突力はブレーキが滑る状態でのブレーキ力によって決定されるため、非常に大きな設計荷重となっている。また、ブームの旋回を停止させるブレーキ力は、突風時の最大風速(おおよそ35m/s)における風圧の作用時に、ブームを停止可能となるように決定されるため、非常に大きな設計荷重となっている。このように、設計荷重が非常に大きいとアンローダ本体の強度を高くしなければならないため、アンローダの機体全体が大重量化しているという問題がある。
この問題に鑑み、本発明は、機体の重量軽減を可能とし、機体の製造等のコストを低減させた連続アンローダ及び連続アンローダの制御方法を提供することを目的とする。
本発明の連続アンローダは、対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダであって、岸壁の上面に設置可能な本体部と、本体部に対して旋回可能に設けられバケットエレベータが設けられたブームと、ブームの旋回に対してブレーキ力を付与する複数のブレーキと、複数のブレーキのうちの一部のブレーキのみを動作させる第1モードと、複数のブレーキのうちの全てのブレーキを動作させる第2モードとを切り替えて、複数のブレーキの動作を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
このような制御部を備えた構成によれば、一部のブレーキのみを動作させる第1モードと全てのブレーキを動作させる第2モードとを切替可能となる。よって、第1モードに切替可能となっていることによりブレーキ力が低下し、設計荷重が小さくなるため、機体の重量軽減を実現させて製造等のコストを低減させることができる。
また、周囲の風速を測定する風速計を備え、制御部は、風速計によって測定された風速に基づいて、第1モードと第2モードとを切り替えるようにしてもよい。この場合、測定された風速に基づいて、一部のブレーキのみを動作させるか、あるいは全てのブレーキを動作させるかが決定されるため、機体の重量軽減を実現させると共に風力を考慮した設計を行うことが可能となる。
また、制御部は、第1モードで制御している状態であって風速計によって計測された風速が所定値以上になった場合に、第1モードから第2モードに切り替えるようにしてもよく、更には、制御部は、第2モードで制御している状態で所定時間が経過し、風速計によって計測された風速が所定値未満になった場合に、第2モードから第1モードに切り替えるようにしてもよい。この場合、風速が大きい場合にのみ全てのブレーキが動作し風速が小さい場合には動作するブレーキの台数が減ることとなるため、必要なブレーキのみを動作させることができる。
また、制御部による第1モードと第2モードとの切り替えを操作可能な操作部を備えるようにしてもよい。この場合、連続アンローダの操作者が第1モードと第2モードとの切り替え操作をできるようになるため、操作者のニーズにあったブレーキ動作を実現させることができる。
本発明の連続アンローダの制御方法は、対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダの制御方法であって、連続アンローダは、岸壁の上面に設置可能な本体部と、本体部に対して旋回可能に設けられバケットエレベータが設けられたブームと、ブームの旋回に対してブレーキ力を付与する複数のブレーキと、を備え、周囲の風速を測定する測定ステップと、測定ステップで測定された風速に基づいて、複数のブレーキのうちの一部のブレーキのみを動作させる第1モードと、複数のブレーキのうちの全てのブレーキを動作させる第2モードとを切り替えて、複数のブレーキの動作を制御する制御ステップと、を備えたことを特徴とする。
このような制御ステップを備えた制御方法によれば、一部のブレーキのみを動作させる第1モードと全てのブレーキを動作させる第2モードとを切替可能となる。よって、第1モードに切替可能となっていることによりブレーキ力が低下し、設計荷重が小さくなるため、機体の重量軽減を実現させて製造等のコストを低減させることができる。
また、制御ステップでは、第1モードで制御している状態であって測定ステップで計測された風速が所定値以上になった場合に、第1モードから第2モードに切り替えるようにしてもよく、更には、第2モードで制御している状態で所定時間が経過し、測定ステップで計測された風速が所定値未満になった場合に、第2モードから第1モードに切り替えるようにしてもよい。この場合、上述した連続アンローダと同様の効果が得られる。
本発明によれば、機体の重量軽減を可能とし、機体の製造等のコストを低減させた連続アンローダ及び連続アンローダの制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る連続アンローダを示す図である。 図1の連続アンローダのバケットエレベータ上部を一部破断斜視図である。 図1の連続アンローダのブレーキを示す平面図である。 図1の連続アンローダのブレーキを示す側面図である。 図1の連続アンローダのブレーキ動作に関する構成を示すブロック図である。 図1の連続アンローダにおけるブレーキの制御処理を示すフローチャートである。 ブレーキ動作の変形例に関する構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しつつ本発明に係る連続アンローダ及びその制御方法の第1実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示すバケットエレベータ式の船舶用連続アンローダ(CSU)1は、船舶の船倉103からバラ荷M(例えば、コークスや鉱石等)を連続的に陸揚げする装置である。連続アンローダ1は、岸壁101と平行に敷設された2本のレール3aにより、当該岸壁101に沿って走行可能なガーダ2を備えている。ガーダ2は、岸壁101の上面に設置可能な本体部である。ガーダ2の上には、旋回フレーム5が水平旋回可能に支持され、その旋回フレーム5から横方向に突設されたブーム7の先端部にバケットエレベータ9が支持されている。バケットエレベータ9は、バランシングレバー12及びカウンタウエイト13によって、ブーム7の起伏角度に関係なく鉛直を保持するようになっている。
連続アンローダ1は、ブーム7の起伏角度を調整するためのシリンダ15を備えている。このシリンダ15を伸ばすとブーム7は上向きとなってバケットエレベータ9が上昇し、シリンダ15を縮めるとブーム7は下向きとなってバケットエレベータ9が下降するようになっている。
バケットエレベータ9は、その下部に設けられた側面掘削方式の掻き取り部11により、船倉103内のバラ荷Mを連続的に掘削し掻き取ると共に、掻き取ったバラ荷Mを上方に搬送するものである。
バケットエレベータ9は、エレベータシャフト21を構成するエレベータ本体23と、エレベータ本体23に対して周回運動するチェーンバケット29とを備えている。チェーンバケット29は、無端状に連結された一対のローラチェーン(無端チェーン)25と、当該一対のチェーン25に両持ち支持された複数のバケット27と、を備えている。具体的には、2本のチェーン25は、図1の紙面に直交する方向に並設されており、各バケット27は、図2に示されるように、2本のチェーン25の間に吊り下げられるようにして当該チェーン25,25に所定の取付具を介し取付けられている。
更に、バケットエレベータ9は、チェーン25が架け渡される駆動ローラ31a〜31cと、チェーン25をガイドする転向ローラ33と、を備えている。駆動ローラ31aはバケットエレベータ9の最上部9aに設けられ、駆動ローラ31bは掻き取り部11の前部に設けられ、駆動ローラ31cは掻き取り部11の後部に設けられている。転向ローラ33は、駆動ローラ31aのやや下方に位置する従動ローラであり、チェーン25をガイドすると共にチェーン25の進行方向を転換する。また、駆動ローラ31bと駆動ローラ31cとの間にはシリンダ35が介装され、このシリンダ35を伸縮することで両駆動ローラ31b,31cの配設軸間距離を変化させて、チェーンバケット29の移動周回軌跡を変えられるようになっている。なお、チェーン25が2本存在することに対応して、駆動ローラ31a〜31cと転向ローラ33も、各々2個ずつ存在し、図1の紙面に直交する方向に並設されている。
駆動ローラ31a〜31cがチェーン25を駆動することで、チェーン25が、エレベータ本体23に対し所定の軌跡で矢印W方向(正方向)に周回運動し、チェーンバケット29は、バケットエレベータ9の最上部9aと掻き取り部11との間を移動周回しながら循環する。
チェーンバケット29のバケット27は、図2に示すように、その開口部27aを上に向けた姿勢で上昇する。そして、バケットエレベータ9の最上部9aでは、駆動ローラ31aを通過するときにチェーン25が上向きから下向きに方向転換し、バケット27の開口部27aが下向きに転回する。このように下向きになったバケット27の開口部27aの下方に排出用シュート36が形成されている。この排出用シュート36の下端は、バケットエレベータ9の外周に配設された回転フィーダ37に接続されている。
回転フィーダ37は、排出用シュート36から搬出されるバラ荷Mをブーム7側に搬送するものである。ブーム7には、図1に示すように、ブームコンベヤ39が配置され、このブームコンベヤ39は、回転フィーダ37から乗り換えたバラ荷Mをホッパ41に供給するようになっている。そのホッパ41の下方には機内のベルトフィーダ43や機内コンベヤ45が配置されている。
この連続アンローダ1を用いたバラ荷(対象物)Mの陸揚げは、以下のように行われる。バケットエレベータ9の下端部の掻き取り部11を船倉103内に挿し入れて、チェーン25を図中矢印Wの方向に周回させる。そうすると、掻き取り部11に位置するバケット27が、連続的にコークスや鉱石等のバラ荷Mの掘削及び掻き取りを行う。そして、これらのバケット27に掻き取られ積載されたバラ荷Mは、チェーン25の上昇に伴ってバケットエレベータ9の最上部9aまで鉛直上方に搬送される。
その後、バケット27が駆動ローラ31aの位置を通過し、当該バケット27が転回することで、バラ荷Mがバケット27から落下する。バケット27から落下したバラ荷Mは、排出用シュート36内に落ち込んで回転フィーダ37側に搬出され、更にブームコンベヤ39に乗り継いでホッパ41に搬送される。更に、バラ荷Mは、ベルトフィーダ43及び機内コンベヤ45を介して地上側設備49に搬出される。以上のような動作が、複数のバケット27を用いて繰り返し行われることで、船倉103内のバラ荷Mは連続的に陸揚げされる。
続いて、ブーム7の水平方向への旋回に対して制動力を付与するためのブレーキ機構70について説明する。
図3及び図4に示すように、ブレーキ機構70は、旋回フレーム5の下部に略円形状に形成されたフレーム71と、ブーム7の旋回に対して制動力を付与するブレーキ75とを備える。旋回フレーム5は、フレーム71に対して水平回転可能に支持されており、このフレーム71はガーダ2の上部に設けられている。また、フレーム71上には、旋回フレーム5を囲むように6台のブレーキ75が設けられており、これらのブレーキ75が旋回フレーム5にブレーキ力を付与する。ブレーキ75は、バラ荷Mを掘削する際の掘削力や風圧力に耐えるべく、旋回フレーム5を保持し、ブーム7の旋回を停止させる。ブレーキ75は、略円柱状に形成される電動機76と、電動機76の下部に設けられた減速機77とを備える。なお、ブレーキ75としては、このような電動機76及び減速機77を備えたものだけでなく種々のものを採用することができる。
ところで、連続アンローダ1の機体は、ブーム7の旋回停止中にガーダ2の走行等によって掻き取り部11がバラ荷Mに衝突したときの衝突力に耐え得るように設計されており、この衝突力はブレーキ75が滑る状態(ブレーキ75に耐力以上の荷重が付与されて回される状態)でのブレーキ力(衝突荷重)によって決定される。すなわち、ブレーキ力は、連続アンローダ1の機体の強度を決める要因となっている。
また、ブーム7を旋回させる際の駆動力は、自重による旋回抵抗、バケット27による掘削抵抗、及び作業時最大風速(16m/s)における風圧力に基づいて決定される。一方、ブーム7の旋回を停止させるブレーキ力は、バケット27で通常荷役を行うときの掘削抵抗及び作業時最大風速時の風圧力の同時作用時と、突風時最大風速(35m/s)における風圧力の作用時と、の両方の場合においてブーム7を停止可能となるように決定される。突風時最大風速における風圧力は、上記の掘削抵抗と作業時最大風速の風圧力との合計に対して相当大きくなる場合が多いため、ブレーキ力は実質的に突風時最大風速における風圧力に基づいて決定されている。ここで、従来の連続アンローダでは、常に全てのブレーキを動作させるためブレーキ力が大きく、非常に大きな設計荷重となっており、連続アンローダの機体全体が大重量化しているという問題がある。
そこで、本実施形態の連続アンローダ1では、6台のうちの4台のブレーキ75を動作させる第1モードと、6台全てのブレーキ75を動作させる第2モードとを切り替えて、6台のブレーキ75それぞれの動作を制御する制御部80を備えることにより、上記の問題を解消している。制御部80は、例えばガーダ2の内部の電気室に設けられるコントローラである。以下では、図5を参照しながら、制御部80によるブレーキ75の制御に関する構成について説明する。なお、以下では、6台のブレーキ75を、図3の紙面において左上に位置するブレーキ75a、真上に位置するブレーキ75b、右上に位置する75c、左下に位置するブレーキ75d、真下に位置するブレーキ75e、右下に位置するブレーキ75f、として説明する。
制御部80は、6台のブレーキ75a〜75fと、連続アンローダ1の周囲の風速を計測する風速計90と、に電気的に接続されている。風速計90は、例えば一定時間毎に、連続アンローダ1の周辺の風速を計測し、その計測値を電気信号として制御部80に出力する。制御部80は、風速計90から電気信号を受けると、風速計90の計測値に基づいて、ブレーキ75a〜75fの少なくともいずれかに電力を供給し、上述した第1モードと第2モードとの切替を行う。
この制御部80による第1モードと第2モードとの切替処理は、例えば図6に示すフローチャートに基づいて行われる。図6に示す処理は、所定時間(例えば1秒)毎に実行される。以下では、この第1モードと第2モードとの切替処理について説明する。
まず、最初の時点では第1モードになっており、4台のブレーキ75a,75c,75d,75fのみが動作するようになっている。そして、ステップS1(以下、「S1」とする。他のステップにおいても同様とする。)において、風速計90が風速を検出する。このS1の処理は、周囲の風速を測定する測定ステップに相当する。
次に、制御部80は、S1で検出した風速が予め設定された所定値である設定値A以上か否かを判定する(S2)。ここで、設定値Aとしては、例えば上述した作業時最大風速(16m/s)を用いることができる。そして、例えば強風が予想されない気象状況の通常荷役時のように、風速が設定値A未満であって前回第2モードになってから所定時間(例えば3分)が経過していると判定した場合は、S3に移行する。一方、例えば強風が予想される気象状況で荷役を行う時のように風速が設定値A以上であるか、または前回第2モードになってから所定時間が経過していないと判定した場合は、S4に移行する。
S3において、制御部80は、第1モードで制御を行い、4台のブレーキ75a,75c,75d,75fのみに電力を供給し、一部のブレーキ75a,75c,75d,75fのみを動作させるようにして一連の処理を終了する。一方、S4において、制御部80は、第2モードで制御を行い、6台の全てのブレーキ75a〜75fに電力を供給し、ブレーキ75a〜75fの全てを動作させるようにして一連の処理を終了する。以上のS2〜S4の処理が複数のブレーキの動作を制御する制御ステップに相当する。
本実施形態に係る連続アンローダ1では、制御部80により、4台のブレーキ75a,c,d,fのみを動作させる第1モードと、6台全てのブレーキ75a〜75fを動作させる第2モードとを切替可能となっており、第1モードに切替可能となっているためブレーキ力が低下する。よって、設計荷重が小さくなるため、例えば機体の板厚を小さくして機体の重量を軽減させることができ、さらに、製造等のコストを低減させることができる。
また、周囲の風速を測定する風速計90を備え、制御部80は、風速計90で測定された風速によって第1モードと第2モードとを切り替えるため、風速に基づいて4台のブレーキ75a,75c,75d,75fのみを動作させるか、あるいは全てのブレーキ75a〜75fを動作させるかが決定されることとなり、機体の重量軽減を実現させると共に風力を考慮した設計を行うことが可能となる。
また、制御部80は、風速が設定値A以上になった場合に第2モードに切り替え、第2モードで制御している状態で所定時間が経過し、風速が設定値A未満になった場合に、第2モードから第1モードに切り替えるため、悪天候時のような風速が大きい場合にのみ全てのブレーキが動作し、通常時のような風速が小さい場合には動作するブレーキの台数が減ることとなり、必要なブレーキのみを動作させることができる。
なお、第1実施形態では、検出した風速が設定値A以上となったか否かに基づいて第1モードと第2モードとの切り替えを行う例について説明したが、第1モードとの第2モードとの切り替えを行う判断条件はこの例に限られない。すなわち、例えば、風速の微分値が所定値以上になったか否かに基づいて切り替えを行ってもよいし、風速の平均値が所定値以上になったか否かに基づいて切り替えを行ってもよく、要は所定の風速条件を満たすか否かに基づいて切り替えを行うようにすればよい。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態について、図7を用いて説明する。図7は、ブレーキ動作の変形例に関する構成を示すブロック図である。第2実施形態は、風速計90の代わりにスイッチ190が設けられた点のみが第1実施形態と異なっており、その他の構成は第1実施形態と同じである。
スイッチ190は、例えばボタンやモードスイッチ等、操作者によってONとOFFとの切り替え操作が可能な操作部となっており、制御部80と電気的に接続されている。操作者がスイッチ190の切り替え操作を行うことにより、制御部80による第1モードと第2モードとの切替が行われる。具体的には、例えば、スイッチ190がOFFに切り替えられた場合に第1モードとなり、スイッチ190がONに切り替えられた場合に第2モードとなる。
このように本実施形態では、第1モードと第2モードとの切り替えを操作可能なスイッチ190を備えるため、操作者の判断で第1モードと第2モードとの切り替え操作ができることとなり、操作者のニーズにあったブレーキ動作を実現させることができる。すなわち、例えば、天候状態が良く風が強くないと操作者が感じた場合にはブレーキ75a,c,d,fのみを動作させ、天候状態が悪化し風が強くなってきたと操作者が感じた場合には全てのブレーキ75a〜75fを動作させる、といったことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形したものであってもよい。例えば、上記実施形態では、図6に示すフローチャートの切替処理を所定時間毎に行う例について説明したが、所定時間毎ではなく必要な場合にのみ切替処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1モードにおいて、制御部80が4台のブレーキ75a,c,d,fのみを動作させる例について説明したが、第1モードで制御部80が動作させるブレーキ75の個数や種類はこの例に限られない。すなわち、例えば、第1モードにおいて、制御部80が3台又は5台のブレーキのみを動作させてもよいし、制御部80がブレーキ75a〜75cのみを動作させるようにしてもよい。
1…連続アンローダ、2…ガーダ(本体部)、7…ブーム、9…バケットエレベータ、75,75a〜75f…ブレーキ、80…制御部、90…風速計、101…岸壁、190…スイッチ(操作部)、M…バラ荷(対照物)。

Claims (8)

  1. 対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダであって、
    岸壁の上面に設置可能な本体部と、
    前記本体部に対して旋回可能に設けられ前記バケットエレベータが設けられたブームと、
    前記ブームの旋回に対してブレーキ力を付与する複数のブレーキと、
    前記複数のブレーキのうちの一部のブレーキのみを動作させる第1モードと、前記複数のブレーキのうちの全てのブレーキを動作させる第2モードとを切り替えて、前記複数のブレーキの動作を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする連続アンローダ。
  2. 周囲の風速を測定する風速計を備え、
    前記制御部は、前記風速計によって測定された風速に基づいて、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の連続アンローダ。
  3. 前記制御部は、前記第1モードで制御している状態であって前記風速計によって計測された風速が所定値以上になった場合に、前記第1モードから前記第2モードに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の連続アンローダ。
  4. 前記制御部は、前記第2モードで制御している状態で所定時間が経過し、前記風速計によって計測された風速が前記所定値未満になった場合に、前記第2モードから前記第1モードに切り替えることを特徴とする請求項3に記載の連続アンローダ。
  5. 前記制御部による前記第1モードと前記第2モードとの切り替えを操作可能な操作部を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の連続アンローダ。
  6. 対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えたバケットエレベータ式の連続アンローダの制御方法であって、
    前記連続アンローダは、
    岸壁の上面に設置可能な本体部と、
    前記本体部に対して旋回可能に設けられ前記バケットエレベータが設けられたブームと、
    前記ブームの旋回に対してブレーキ力を付与する複数のブレーキと、を備え、
    周囲の風速を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップで測定された風速に基づいて、前記複数のブレーキのうちの一部のブレーキのみを動作させる第1モードと、前記複数のブレーキのうちの全てのブレーキを動作させる第2モードとを切り替えて、前記複数のブレーキの動作を制御する制御ステップと、を備えたことを特徴とする連続アンローダの制御方法。
  7. 前記制御ステップでは、前記第1モードで制御している状態であって前記測定ステップで計測された風速が所定値以上になった場合に、前記第1モードから前記第2モードに切り替えることを特徴とする請求項6に記載の連続アンローダの制御方法。
  8. 前記制御ステップでは、前記第2モードで制御している状態で所定時間が経過し、前記測定ステップで計測された風速が前記所定値未満になった場合に、前記第2モードから前記第1モードに切り替えることを特徴とする請求項7に記載の連続アンローダの制御方法。
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