JP2014039774A - 安全フック - Google Patents

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Abstract

【課題】容易な着脱特性を損なうことなく、不用意な外力に対しても離脱を確実に防止でき、且つ汎用性の高い構成を低コストで提供する。
【解決手段】安全フック1では、鉤状のフック部2の基部2aに対して、閉塞体4の一端4aが支軸8により揺動可能に軸支されている。閉塞体4は、基部2aを挟むように対向配置された2枚の側板4cと、これら側板4c同士を回動方向外側で連接する連接部4dとにより形成されている。側板4cのそれぞれには、回動方向内側へ凸となるように長穴5が湾曲形成されており、この長穴5の支軸8近傍は回動方向外側へ屈曲している。長穴5には、摺動可能に摺動ピン6が配置されており、支軸8の周りには、閉塞体4を閉塞方向に付勢するコイルバネ10が設けられている。コイルバネ10は基部2aと当接する当接端10aから支軸8までの間が内側に向けて山型に形成されており、この山型の頂部が長穴5の屈曲部5aに突出している。
【選択図】図1

Description

この発明は、回動する閉塞体を有するフックに関し、特に、閉塞体を閉塞状態でロック可能な安全フックに関するものである。
鉤状のフックは着脱が容易である上、耐加重性にも優れるので、クレーンや高所作業の落下防止安全装置の連結部分のように、工具や装置同士を張力が加わった状態で連結保持する用途に広く利用されている。
また、上述のように高重量が加わる箇所に用いられることが多いので、連結部の不用意な離脱を防止し、安全性の向上を図るために、係止状態にてフックの入口を閉塞する閉塞部材についても数多く考えられている。
図9は従来の安全フック100を示している。この安全フック100は、鉤状のフック部101aと連結部101bとが形成された本体部101と、フック部101aの開閉を行う開閉部材102とから構成されている。図中二点鎖線は、開閉部材102が開放したときの状態を示している。
図9から分かるように、開閉部材102には折れ曲がった形状の屈曲長孔102aが形成されている。また、開閉部材102が閉塞状態にあるとき、この屈曲長孔102aと一致する形状の屈曲長孔102aが、本体部101にも形成されている。そして、これら2つの屈曲長孔102aを貫通するようにロック部材103が配置されている。
このような形状により、ロック部材103を位置Aに配置すると、開閉部材102がロックされ、開放できなくなる。また、ロック部材103を位置Bに配置すると、開閉部材102はロックが解除されて開放可能な状態となる。ロック部材103を屈曲長孔102a内で滑らせるだけで、容易にロック状態を形成することができ、不用意に押し開かれ、連結が解除されてしまうことを防止できる。
このような構成については特許文献1に開示されている。
特開平10−205586号公報
しかしながら、高荷重用途のフックには、一般に高強度の鍛造製のものが多く採用される。そして、鍛造品に複雑な加工を施すのは容易ではないため、ロック機構を実現するための複雑な形状を形成しようとすると製造コストの増大が避けられない。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の安全フックは、容易な着脱特性を損なうことなく、不用意な外力に対しても連結の解除を確実に防止でき、且つ汎用性の高い構成を低コストで提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の安全フックは、鉤状のフック部と、一端がフック部
の基部へ支軸により揺動可能に軸支され、他端がフック部の先端へ内側から当接して入口を閉じる閉塞体と、を備えた安全フックであって、閉塞体に、基部を支軸の延びる方向から挟むように対向して配置され、且つ、内側へ回動して重なり合う基部により支軸近傍の中途位置から塞がれる長穴が、夫々に形成された2枚の側板と、2枚の側板を回動方向の外側で連接する連接部と、支軸に略平行な方向へ2枚の側板を貫通するように、長穴内に摺動可能に配置された摺動ピンと、を備え、さらに、支軸周りに巻回され、連接部の内面及び基部の内側の面を、夫々、バネ受け面として、閉塞体を閉塞方向へ付勢し、基部に当接する当接端から支軸までの間で基部に対して内側へ離間するように屈曲形成されて長穴側へ突出したコイルバネを備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、閉塞体が内側へ回動する際、側板に形成された長穴は、重なり合う基部によって中途位置から塞がれる。これにより、摺動ピンを中途位置から支軸側に配置して回動させると、中途位置で長穴が狭窄され、領域が分断されることにより摺動ピンが支軸側に閉じ込められる。すなわち、長穴の外側の縁と基部との間に摺動ピンが噛み込まれて閉塞体がロック状態となる。
一方、摺動ピンを中途位置から閉塞体の自由端側へ配置して閉塞体を内側へ回動させると、基部の内側の面に押されて摺動ピンは自由端側へ送られる。すなわち、閉塞体の開放を許容するロック解除状態となる。
このような簡易な構成により、摺動ピンを長穴の中途位置に対して支軸側及び自由端側の何れかを選択して配置するだけで、閉塞体のロック状態とロック解除状態とを切り替えることができる。
また、コイルバネのバネ受け面のうち、基部の内側の面に当接する当接部と支軸までの間の部分が長穴へ向けて突出するように屈曲形成されている。これにより、摺動ピンが自由端側と支軸側との間を移動し、長穴内へ突出したコイルバネの屈曲部分を通過する際、一旦、コイルバネの屈曲部分を押し伸ばして退避させる必要がある。この摺動ピンの通過後、コイルバネの戻り動作時にクリック音が生じるので、摺動操作に節度感が生じ、操作性が向上する。さらに、支軸側へ配置された摺動ピンの自由端側への脱落を阻止することができるので、ロック状態を良好に保持することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る安全フックの全体斜視図である。 図1の安全フックのコイルバネの斜視図である。 図1の安全フックの閉塞体周辺の側面図であって、(a)は閉塞体の解除状態を、(b)は閉塞体のロック状態を示した拡大図である。 図1の安全フックの閉塞体周辺の側面図であって、(a)は摺動ピンが自由端側に位置している状態、(b)は摺動ピンが屈曲部に位置している状態、(c)は摺動ピンが支軸側に位置している状態を示した拡大図である。 図1の安全フックの基部とコイルバネの当接端と摺動ピンとの位置関係を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る安全フックのコイルバネの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る安全フックのコイルバネの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る安全フックであって、(a)は全体の斜視図、(b)は側面図を示している。 従来のロック機構付き安全フックを示した図である。
以下、本発明の実施の形態に係る安全フックについて、図を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1に、本実施の形態に係る安全フック1の全体斜視図を示す。安全フック1は、主として鉤状のフック部2と閉塞体4とから構成されている。閉塞体4の一端4aは、フック部2の基部2a側に、揺動可能となるように、支軸8により軸支されている。
閉塞体4は、支軸8の延びる方向から基部2aの一部を挟むように側板4cが対向して配置され、これら2枚の側板4c同士は回動方向外側で連接部4dにより連接されている。2枚の側板4cのそれぞれには、回動方向の内側へ凸となるように長穴5が湾曲形成されている。この長穴5の支軸8近傍は回動方向外側へ屈曲している。
2枚の側板4cのそれぞれに形成された長穴5には、支軸8に対して略平行に延びるように摺動ピン6が摺動可能に貫通して配置されている。この摺動ピン6の両端には、長穴5からの脱落を防止するとともに、操作が容易になるように頭部6aが形成されている。
支軸8の周りにはコイルバネ10が巻回されている。基部2aの表裏において、支軸8の周りに巻回されたコイルバネ10は、連接部4dの内面と基部2aの内側の面とをバネ受け面として設置され、閉塞体4がフック部2の先端2bの内側へ当接する方向、すなわち、入口2cを閉塞する方向に付勢している。
閉塞体4の自由端(他端)4bには、フック部2の先端2bの表面形状に沿った切欠き4eが形成されている。これにより、閉塞状態における閉塞体4に捩れ方向の力が加わったとしても、自由端4bがフック部2の先端2bから外れることなく安定して閉塞姿勢を保持することができる。
次に、コイルバネ10の形状について図1と併せて図2を参照しながら説明する。
図2は、組立前のコイルバネ10の斜視図である。図2から分かるように、コイルバネ10は、1本の線材が曲げ加工を施されて形成されている。図1で連接部4dの内面(バネ受け面)に当接する部分は、図2では上方へ直線状に延びている。一方、基部2aの内側の面(バネ受け面)に当接する当接端10aと支軸8に巻回されるコイル部10bとの間は、曲げ加工が施されて山型部10cが形成されている。これにより、図1に表れているように、山型部10cは、基部2aから内側へ離間している。このコイルバネ10の山型部10cと長穴5との位置関係を説明する前に、先ず、長穴5と基部2aとの関係について図3を用いて説明する。
図3は閉塞体4の周辺を拡大した側面図であり、説明の便宜のため、手前側の側板4c、摺動ピン6及び支軸8を一部破断した状態で示している。ここで、図3(a)は閉塞体4のロックが解除された状態を示し、図3(b)は閉塞体4がロックされた状態を示している。
図3(b)から分かるように、本実施の形態における閉塞体4に形成された長穴5は、閉塞体4が内側へ回動する際、支軸8近傍の屈曲部5aが形成されている辺りから両端に向かって基部2aにより塞がれる。以降、閉塞体4が内側へ回動する際に、基部2aとの重なり合いにより(側面視において)基部2aに最初に塞がれる長穴5の中途位置を交差開始位置Pと呼ぶ。
交差開始位置Pよりも支軸8側には、摺動ピン6がちょうど収まる程度の空間が形成されている。このため、この支軸8側の空間に摺動ピン6が配置された状態で閉塞体4が内
側へ回動しようとすると、摺動ピン6が支軸8側の空間内に噛み込み状態で閉じ込められ、閉塞体4がロック状態となる。交差開始位置Pが摺動ピン6よりも自由端4b側にあるからである。
逆に、交差開始位置Pよりも自由端4b側に摺動ピン6を配置しておくと、閉塞体4を内側へ回動する際、長穴5を塞ぐ基部2aから押圧力が働いて摺動ピン6は自由端4b側へ送られる。
本実施の形態では、交差開始位置Pが屈曲部5aと略重なるように形成されているので、屈曲部5aを境界にして、支軸8側および自由端4b側の何れかの位置を選択して摺動ピン6を配置するだけで、閉塞体4のロック状態と解除状態とを容易に切り替えることができる。
このように、閉塞体4のみに加工を施すことにより、基部2aの形状を利用したロック機構を構成することができるので、鍛造品であるフック部2に複雑な加工を施す必要がない。したがって、安全性の向上を図りつつも、製造コストを抑えることが可能となる。
続いて、長穴5とコイルバネ10との位置関係について、図4を用いて説明する。
図4は、閉塞位置における閉塞体4を示している。ただし、説明の便宜のため、フック部2の先端2bは図示していない。また、図4は、コイルバネ10と長穴5との関係が分かるように、図3と同様に、手前側の側板4c、摺動ピン6及び支軸8の一部を除いた一部破断図で示されている。図4(a)には、ロック解除状態が示されており、摺動ピン6が支軸8近傍の屈曲部5aへ向かって移動している様子が示されている。このまま摺動ピン6が支軸8側へ進むと、長穴5内に突出したコイルバネ10の山型部10cに突き当たる。(b)には、摺動ピン6が屈曲部5aに位置し、コイルバネ10の山型部10cを押し伸ばしている様子が示されている。(c)は、屈曲部5aを通過して、支軸8側の空間へ摺動ピン6が収容された状態が示されている。
このように交差開始位置P(図3を参照)と略重なる位置にコイルバネ10の山型部10cが突出するように形成されているので、ロック及びロック解除の境界が分かり易い構造となっている。すなわち、山型部10cを摺動ピン6が乗り越え、山型部10cが元の状態に戻ろうとする際にクリック音が発生する。
したがって、摺動ピン6の位置合わせが容易であることに加えて、クリック音を伴った節度感のある反応が得られることにより、ロック又はロック解除の動作を音及び手の感覚で認識することができる。これにより、操作を確実なものとし、安全性を向上させることが可能となる。
さらに、ロック位置に収容された摺動ピン6が解除側へ不用意に脱落することを防止できる点についても、安全性の向上に貢献する。
コイルバネ10は、上記の摺動ピン6の操作性を向上させる機能、ロック位置からの脱落防止の機能に加えて、自身の保護機能も有している。次に、この保護機能について、図5を用いて説明する。
図5は、摺動ピン6の延びる方向から見た側面図であって、基部2aに当接したコイルバネ10の当接端10aと摺動ピン6との位置関係を模式的に示している。本実施の形態では、当接端10aから支軸8の間で、回動方向の内側へ凸となるように山型部10c(図4を参照。)が形成されているので、摺動ピン6が長穴5の縁からの押圧により当接端
10aへ押しつけられた場合であっても、山型部10cの傾斜により、力が当接端10aを外れる方向へ逸れ易い状態になっている。これにより、当接端10aが基部2aと摺動ピン6との間で押し潰される状態を回避することができる。
したがって、当接端10aの摩耗が抑えられ、破断の発生を防止することができるので、コイルバネ10の寿命を延ばすことが可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る安全フックについて、図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る安全フックのコイルバネ20の斜視図を示している。このコイルバネ20以外の構成については、第1の実施の形態において図1に示した安全フック1と同一であるので、他の構成については図1を参照することとし、ここでは図示しない。なお、図6中の一点鎖線は、線材の中心線を表している。
図6に示したコイルバネ20は、基部2aと当接する当接端20aの周辺の形状において、第1の実施の形態で図2に示したコイルバネ10と異なっている。図6から分かるように、支軸8に巻回されるコイル部20bから山型部20cまでの形状については、図2のコイル部10b及び山型部10cと同様であるが、山型部20cから当接端20aに繋がる部分に肩部20dが形成されている点で、図2の当接端10aの周辺形状とは異なっている。
このように、山型部20cから当接端20aへ繋がる部分に、バネ受け面として当接する基部2a側へ屈曲形成されていると、摺動ピン6は、長穴5内を摺動して山型部20cの頂部から裾側へ移動する際、当接端20aへ接触することなく基部2aの内側の面上へ移ることができる。これにより、当接端20aと摺動ピン6とが干渉することを防止できるので、当接端20aを摺動ピン6との摩擦に基づく摩耗から保護することができ、コイルバネ20の寿命を延ばすことが可能となる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る安全フックについて、図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る安全フックのコイルバネ30の斜視図を示している。このコイルバネ30以外の構成については、第2の実施の形態の場合と同様に、第1の実施の形態において図1に示した安全フック1を参照することとし、ここでは図示しない。
図7に示したコイルバネ30の、支軸8に巻回されるコイル部30bから山型部30cの頂部にかけての形状は、図2のコイルバネ10と略同じであるが、間隔が徐々に狭くなるように形成されている点において異なっている。
コイル部30b同士の間隔W1と、山型部30cの頂部同士の間隔W2と、当接端30aの幅W3との関係は、W1>W2>W3となっている。
第1の実施の形態において図1に示したように、コイル部30b同士の間隔W1は、フック部2の基部2aの厚さと略同じである。したがって、本実施の形態のように、コイルバネ30が形成されていると、当接端30aは、基部2aの厚さの範囲内に収まる。
このように構成されていると、摺動ピン6が山型部30cの傾斜に沿って移動し、当接端30aを乗り越える際、摺動ピン6が干渉して当接端30aに損傷が生じ、万が一破断してしまった場合であっても、山型部30cの裾部分は基部2aの厚さの範囲内に収まっ
ている。このため、バネ機能は失われることなく、正常且つ安全に作動させることが可能である。
なお、本実施の形態においては、コイル部30bから当接端30aに至るまでの間で、間隔が徐々に狭くなるように構成されている例を示したが、基部2aの厚さ範囲内に当接端30aが収まる構成であれば、同様の効果が得られる。例えば、コイル部30bから当接端30aまでの間で捩り加工を施し、基部2aの表裏で位置を入れ替えるように線材を交差させておくと、万が一当接端30aが破断した場合であっても、両者が支軸8の延びる方向に離間してしまうことを防止できる。すなわち、基部2aの厚さの範囲内に互いに引き戻すように作用するので、破断後のそれぞれの山型部30cが、バネ受け面である基部2aの厚さ範囲を越えて側面へ外れてしまうことを防止することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係る安全フック41について、図8を用いて説明する。図8(a)は安全フック41の全体斜視図を示し、図8(b)は側面図を示している。なお、第1の実施の形態において図1に示した安全フック1と同一部材及び同一構成については同一の符号を付して説明を行う。
図8に示すように、フック部2は図1の安全フック1と同一である。しかし、本実施の形態における安全フック41では、閉塞体44の形状が図1の閉塞体4と異なっている。
具体的には、閉塞状態においてフック部2と当接する閉塞体44の他端44bの側板44cが回動方向内側に向かって延設され、ハンドル部44eが形成されている。これら対向するハンドル部44eの先端は閉塞状態においてフック部2の外側まで延びており、各々の先端はスペーサ44fにより連結されている。
このように構成されているので、閉塞体44を開放操作する際、ハンドル部44eに指を掛けて回動させることができ、操作が更に容易になる。
また、ハンドル部44eには他端44b側の辺に、緩やかなカーブをつけて退避部44gが形成されている。このため、フック部2の内側に十分な収容空間を確保できるとともに、被収容物が退避部44gに当接した際、閉塞体44が開放側へ回動する力を受け難くなる。
本発明の安全フックは、簡易な構成で軽量且つ小型に形成されているので、ロック可能な閉塞体を片手で操作することができる。また、ロック及びロック解除の際に付勢バネからクリック音が生じるので、確実且つ安全に操作を行うことができる。このため、けん引ロープの連結部分などに広く用いることができる。
1、41 安全フック
2 フック部
2a 基部(バネ受け)
2b 先端
2c 入口
4、44 閉塞体
4a、44a 一端
4b、44b 自由端(他端)
4c、44c 側板
4d 連接部(バネ受け)
44e ハンドル部
5、45 長穴
5a 屈曲部
6、46 摺動ピン
6a 頭部
8、48 支軸
10 コイルバネ
10a 当接端
P 交差開始位置(中途位置)

Claims (1)

  1. 鉤状のフック部と、一端が前記フック部の基部へ支軸により揺動可能に軸支され、他端が前記フック部の先端へ内側から当接して入口を閉じる閉塞体と、を備えた安全フックであって、
    前記閉塞体に、
    前記基部を前記支軸の延びる方向から挟むように対向して配置され、且つ、前記内側へ回動して重なり合う前記基部により前記支軸近傍の中途位置から塞がれる長穴が、夫々に形成された2枚の側板と、
    前記2枚の側板を回動方向の外側で連接する連接部と、
    前記支軸に略平行な方向へ前記2枚の側板を貫通するように、前記長穴内に摺動可能に配置された摺動ピンと、を備え、
    さらに、前記支軸周りに巻回され、前記連接部の内面及び前記基部の内側の面を、夫々、バネ受け面として、前記閉塞体を閉塞方向へ付勢し、前記基部に当接する当接端から前記支軸までの間で前記基部に対して前記内側へ離間するように屈曲形成されて前記長穴側へ突出したコイルバネを備えた
    ことを特徴とする安全フック。
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