JP2014039577A - 収納具 - Google Patents

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Takao Igarashi
隆夫 五十嵐
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Abstract

【課題】後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供すること。
【解決手段】収納具Mは、可撓性の前面部11と、後面部31と、下面部21とを備え、前面部11に形成された開口部7を収納口とし、後面部31の後方に連設された係止部41により被係止体81に係止される。
【選択図】図5

Description

本発明は、後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具に関する。
従来、書店などでは、書籍などをいわゆる平積みにより陳列している。しかし、新たな書籍などをいわゆる平積みにより陳列するためには、従前から陳列されている書籍などを移動する必要があり、十分な陳列場所を確保することが困難な場合も多い。
関連技術として、各種パンフレットなどを展示提供するためのケースであり、輸送や保管の際にコンパクトに処理でき、組み立てが容易であるものが提案されている。
その構成は、両側に直角に折り曲げた2側面板を備えた傾斜する前面板と、中程に係止孔部が設けられ前面板に平行な背面板と、前面板の下部より背面板下端部の下側を通って折り曲げた水平な底面板とにより形成されるシート収納部と、該底面板より背面板の後部に折り立てた係止孔部に嵌入する係止板を備え両側に直角に折り曲げた側面板を備えた後部支持板が背面板に係止され、前面板両端と側面板との下端部と後部支持板両端と側面板との下端部とに平面視的に直角折曲支脚部を備えるものである(特許文献1参照)。
特開平8−324550号公報
しかしながら、上記の関連技術は、ケースを該ケースの後方に位置する棚(ラック)や壁などに係止させたり、貼付したりするなどして、かかわり合わせることにより収納スペースを実現することは困難である。
本発明の目的は、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供することにある。
本発明の収納具は、
可撓性の前面部と、下面部と、後面部とを備える収納具であって、
前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記後面部の後方に連設された係止部により被係止体に係止されることを特徴とする。
このように構成することにより、一枚の板状体からのみでなく、前面部と、下面部と、後面部と、係止部とがそれぞれ独立した部材であっても、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。
本発明の収納具は、
可撓性の前面部と、下面部と、後面部とを備える収納具であって、
前記前面部の所定領域を一部分は前記前面部に接続したまま分離して少なくとも該分離された一部分を係止部とし、
前記分離により前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記後面部に設けられた被挿入部に挿入した前記係止部により被係止体に係止されることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、前面部から係止部をくり抜いて、くり抜かれた部分の開口部を収納口とし、さらに、係止部を後面部に設けられた被挿入部に挿入して固定するので、簡易に安定した形態の、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。
本発明の収納具は、
可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
前記抱持部には、折り曲げることにより前記抱持部を下面部と後面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記抱持部のうち前記後面部とすることが可能な領域の後方に連設された係止部により被係止体に係止されることを特徴とする。
このように構成することにより、一枚の板状体からのみでなく、前面部と、抱持部と、係止部とがそれぞれ独立した部材であっても、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。また、抱持部を下面部と後面部とすることが可能な折曲げ部を備えるので、下面部と後面部とを形成してもよく、又はそのまま抱持部として利用することも可能であり両形態のメリットを享受できる。抱持部として利用すると長めのパンフレット等が前倒れすることを抑止することもできる。
本発明の収納具は、
可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
前記抱持部には、折り曲げることにより前記抱持部を下面部と後面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
前記前面部の所定領域を一部分は前記前面部に接続したまま分離して少なくとも該分離された一部分を係止部とし、
前記分離により前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記抱持部のうち前記後面部とすることが可能な領域に設けられた被挿入部に挿入した前記係止部により被係止体に係止されることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、前面部から係止部をくり抜いて、くり抜かれた部分の開口部を収納口とし、さらに、係止部を抱持部に設けられた被挿入部に挿入して固定するので、簡易に安定した形態の、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。また、抱持部を下面部と後面部とすることが可能な折曲げ部を備えるので、下面部と後面部とを形成してもよく、又はそのまま抱持部として利用することも可能であり両形態のメリットを享受できる。抱持部として利用すると長めのパンフレット等が前倒れすることを抑止することもできる。
本発明の収納具は、
可撓性の抱持部兼用の前面部と、後面部とを備える収納具であって、
前記抱持部兼用の前面部は、上端部が前記後面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記後面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
前記抱持部兼用の前面部には、折り曲げることにより前記抱持部兼用の前面部を下面部と前面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
前記抱持部兼用の前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記後面部の後方に連設された係止部により被係止体に係止されることを特徴とする。
このように構成することにより、一枚の板状体からのみでなく、抱持部兼用の前面部と、後面部と、係止部とがそれぞれ独立した部材であっても、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。また、抱持部兼用の前面部を下面部と前面部とすることが可能な折曲げ部を備えるので、下面部と前面部とを形成しても、そのまま抱持部兼用の前面部として利用することも可能であり両形態のメリットを享受できる。
本発明の収納具は、
可撓性の抱持部兼用の前面部と、後面部とを備える収納具であって、
前記抱持部兼用の前面部は、上端部が前記後面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記後面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
前記抱持部兼用の前面部には、折り曲げることにより前記抱持部兼用の前面部を下面部と前面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
前記抱持部兼用の前面部の所定領域を一部分は前記抱持部兼用の前面部に接続したまま分離して少なくとも該分離された一部分を係止部とし、
前記分離により前記抱持部兼用の前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記後面部に設けられた被挿入部に挿入した前記係止部により被係止体に係止されることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、前面部から係止部をくり抜いて、くり抜かれた部分の開口部を収納口とし、さらに、係止部を後面部に設けられた被挿入部に挿入して固定するので、簡易に安定した形態の、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。また、抱持部兼用の前面部を下面部と前面部とすることが可能な折曲げ部を備えるので、下面部と前面部とを形成しても、そのまま抱持部兼用の前面部として利用することも可能であり両形態のメリットを享受できる。
本発明の収納具は、
前記分離は、予め設けられたスリット及び押圧分離可能な分離部の少なくともいずれかに沿って行われていることを特徴とする。
このように構成することにより、特別な道具を用いることなく、スリットにより簡易に組み立てを行ったり、押圧分離により簡易に分離を行うことができる。
本発明の収納具は、
前記被挿入部は、スリットであることを特徴とする。
このように構成することにより、狭いスリットにより挿入後の状態を容易に固定して形態の安定化を図ることができる。
本発明の収納具は、
前記係止部は、平板により形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、被係止体が平面形状である棚などの場合に、形状が適合することにより係止が簡易・容易に行うことができる。
本発明の収納具は、
前記前面部の少なくとも一部分は前記前面部の他部分よりも前記後面部よりに位置することを特徴とする。
例えば、前面部が側部からの視点で略S字状となるように構成されている場合も含まれる。開口部との位置関係でこのような形態であっても収納可能となる。
本発明の収納具は、
前記前面部の少なくとも一部分とは、前記前面部の上端部分であることを特徴とする。
例えば、前面部が側部からの視点で略逆S字状となるように構成されている場合も含まれる。開口部との位置関係でこのような形態であっても収納可能となる。
本発明の収納具は、
前記係止部は被貼付体に貼付するための貼付部材を少なくとも1つ備えることを特徴とする。
このように構成することにより、貼付部材としての粘着テープ等により係止部を利用してカウンター等に収納具を貼付して利用することもできる。
本発明の収納具は、
前記係止部に少なくとも1つ以上の切欠部を設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、針金のラック等に係止させる場合に、針金の存在により係止部を十分に差し込めない等の事態を回避することができる。
本発明の収納具は、
前記後面部及び前記係止部の少なくともいずれかに壁掛け用の少なくとも1つの穴部を設けたことを特徴とする。したがって、壁に掛けて利用することもできる。
本発明の収納具は、
前記後面部に起立用の支脚部を形成することができる少なくとも1つ以上の切込みを設けたことを特徴とする。したがって、所定の台の上に載置して起立させて利用することもできる。
本発明の収納具は、
前記開口部を複数備えることを特徴とする。
このように構成することにより、収納具の横幅が長い形態となった場合、各収納口からコンパクトに収納することができ、また、前面部のうち各収納口の間に残された部分により収納具の形態を安定して保持することができる。
本発明の収納具は、
組立て完成状態における横幅及び高さの各寸法が、略310mm及び略170mmであることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、複数のB6サイズの書籍がコンパクトに収納できる。また、郵送等により配送する際に適切に封筒に収まるので取り扱いの便宜が図られる。
本発明の収納具は、
可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記抱持部の後方に連設された貼付部により被貼付体に貼付されることを特徴とする。
このように構成することにより、一枚の板状体からのみでなく、前面部と、抱持部と、貼付部とがそれぞれ独立した部材であっても、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。
本発明の収納具は、
可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
前記前面部の所定領域を一部分は前記前面部に接続したまま分離して貼付部とし、
前記分離により前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
前記抱持部に設けられた被挿入部に挿入した前記貼付部により被貼付体に貼付されることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、前面部から貼付部をくり抜いて、くり抜かれた部分の開口部を収納口とし、さらに、貼付部を抱持部に設けられた被挿入部に挿入して固定するので、簡易に安定した形態の、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現することができる収納具を提供可能である。
本発明の収納具は、
前記分離は、予め設けられたスリット及び押圧分離可能な分離部の少なくともいずれかに沿って行われていることを特徴とする。
このように構成することにより、特別な道具を用いることなく、スリットにより簡易に組み立てを行ったり、押圧分離により簡易に分離を行うことができる。
本発明の収納具は、
前記被挿入部は、スリットであることを特徴とする。
このように構成することにより、狭いスリットにより挿入後の状態を容易に固定して形態の安定化を図ることができる。
本発明の収納具は、
組立て完成状態における横幅及び高さの各寸法が、略110mm以下及び略60mm以下であることを特徴とする。
このように構成することにより、ミニサイズのカード等を小さなスペースで有効に収納したり、展示することができる。
本発明の収納具は、
少なくとも前記前面部の一部分は可撓性平板により形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、前面部の曲げ特性や撓みにより、組み立てが容易、かつ曲面を備える独特の形態を構成することもできる。
本発明の収納具は、
可撓性平板により形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、全体の曲げ特性や撓みにより、組み立てが容易、かつ曲面を備える独特の形態を構成することもできる。
本発明の収納具は、
一枚の可撓性平板を折り曲げることにより形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、独立の材料を必要としなく、また、特別な道具を必要とすることなく手で折り曲げることにより組み立てられるので、極めて便利である。一枚の可撓性平板を郵送することによりユーザに簡単に低コストで大量に送ることもできる。また、使用後の収納具の解体・分解も容易に行うことができる。
本発明の収納具は、
一枚の可撓性平板を折り曲げること及びその一部分を切り離すことにより形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、特別な道具を必要とすることなく手で折り曲げることにより組み立てられるので、極めて便利である。また、例えば、係止部や貼付部の横幅や縦幅が大きすぎる場合等に、切り取ることで長さを調整して利用することもできる。
本発明の収納具は、
前記可撓性平板は、透過性を有することを特徴とする。
このように構成することにより、収納した物を外部から視認可能となるので、展示効果が大きくなる。
本発明の収納具は、
前記可撓性平板は、樹脂からなることを特徴とする。
このように構成することにより、紙等と異なり耐久性や重量等の点で有利となる。
本発明の収納具は、
前記樹脂は、PETであることを特徴とする。
このように構成することにより、リサイクルも可能で環境にも配慮することができ、ユーザも利用意欲が高くなるという顕著な効果を奏する。
本発明の収納具は、
前記可撓性平板は、厚み寸法が略0.2mm〜1.2mmであることを特徴とする。
このように構成することにより、折り曲げが容易となることに加えて、板状体が所定のサイズの場合に、曲げ特性・撓み具合と相まって実現される組立て時の容易性、形態保持力等から、収納具を板状体から形成することができる。
本発明の収納具は、
前記開口部は、前記前面部の上下方向での全長の略3/5以下の上端側における領域に形成されることを特徴とする請求項1から30のいずれか1項に記載の収納具。
このように構成することにより、収納口が収納し易い大きさ・位置に形成されるので都合がよい。また、反射的に係止部等も全長の略3/5以下になるので長くなり過ぎないという利点がある。すなわち、収納口としても係止部としても両者が適切な位置・大きさとなるという優れた効果を奏する。
本発明の収納具は、
前記開口部は、前記前面部の上下方向での全長の略1/2の上端側における領域に形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、収納口が収納し易い大きさ・位置に形成されるので都合がよい。また、反射的に係止部等も全長の略1/2になるので長くなり過ぎないという利点がある。すなわち、収納口としても係止部としても両者が適切な位置・大きさとなるという優れた効果を奏する。
本発明の収納具は、
前記開口部は、略四辺形及び略半円形の少なくともいずれかに形成されることを特徴とする。
このように構成することにより、収納口が書籍等を収納し易い形状となる。
本発明の収納具は、
少なくとも前記前面部に視覚により認識可能な表示を付加可能であることを特徴とする。
このように構成することにより、視認し易い前面部等において印刷等による名入れや宣伝広告等が可能となる。
本発明の収納具は、
少なくとも前記前面部は視覚により認識可能な表示が付された媒体を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、視認し易い前面部等において宣伝用の紙・チラシ等を挟んだり、貼付することでPRが可能となる。
本発明によれば、自収納具の後方に位置する棚や壁などとかかわり合って収納スペースを実現可能な収納具を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る収納具の組立て用基板の平面図である。 第1の実施の形態の組立て用基板から収納具を組み立てる手順を示す図である。 第1の実施の形態の収納具の組立て完成斜視図である。 第1の実施の形態の収納具を被係止体に係止させた状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の収納具の使用状態を示す斜視図である。 異なる組立て完成状態における収納具を被係止体に係止させた状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の収納具を被貼付体に貼付した状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の収納具の異なる組立て完成斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る収納具の組立て用基板の平面図である。 第2の実施の形態の組立て用基板から収納具を組み立てる手順を示す図である。 第2の実施の形態の収納具の組立て完成斜視図である。 第2の実施の形態の収納具を被係止体に係止させた状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態の収納具を壁掛けに係止させた状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態の収納具を起立させた状態を示す斜視図である。 第3の実施の形態の収納具を被係止体に係止させた状態を示す斜視図である。 第4の実施の形態の収納具の組立て完成斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る収納具の組立て用基板の平面図である。 第5の実施の形態の組立て用基板から収納具を組み立てる手順を示す図である。 第5の実施の形態の収納具を被貼付体に貼付した状態を示す斜視図である。 第5の実施の形態の収納具の使用状態を示す斜視図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態の収納具Mは、全体を折り曲げ・復元可能な樹脂、金属又は紙などの長手状の平板に折曲線、切り込み線(スリット)を設定して接着剤などの固定手段を使わずに、その形態を折り曲げ、切り込み線への所要部分の挿入固定により設定することが望ましい。すなわち、平板状のものを所定部分で折り曲げ、挿入差込みなどの作業により簡単に組み立てて収納具Mを完成できるから輸送、集積コストの低減や使用後の分解により簡単に平板状に復することができて良好な使い勝手を実現できる。
図1に示すように、組立て用基板Pは、透明の樹脂であるPET(ポリエチレンテレフタラート)からなる平板略長方形状の組立て用基板であり、原前面部1、原下面部2、原後面部3、原係止部4を有している。これらの原前面部1、原下面部2、原後面部3、原係止部4は組み立て後に、後述するように前面部11、下面部21、後面部31、係止部41をそれぞれ構成することとなる。なお、PETは、リサイクル容易で、コスト低廉、軽量との利点を有し、材料自体が地球環境に優しく、しかも美麗で高級感を醸し出すことができる。
さらに、図1において、1a(図中では実線で示す)は、原係止部4の形状をなす四辺形状の三辺をなす切り込み線で、原係止部4の下端と両端をなすように形成されていて、原係止部4の上端をなす線1b(図中では破線で示す)に沿って折り曲げるようにしてPETの撓み・曲げ特性を利用して、原係止部4を長方形状の原前面部1から押し出し形成することができる。予め切り込み線により切り取られていても、破線部分のみが刻設された貫通溝による破線状の切り取り線が形成されていても、押圧により分離可能な筋押し線(コストから好ましい)等の押圧薄部等が形成されていてもよい。なお、原係止部4の形状は、四辺形に限らず、半円形やその他、任意の形状であってよい。
原係止部4の上端をなす折曲線1b(図中では破線で示す)に沿って折り曲げることにより原係止部4を長方形状の原前面部1から押し出し形成することができることであってもよい。折曲線1bはプレスにより押圧薄部が点線状に形成されていて折り曲げが容易になっている。また、折曲部としての折曲線1bは折り曲げが可能であればどのように形成されていてもよい。
長方形状の原下面部2は、折曲線5部分で原前面部1とつながっており、折曲線6部分で原後面部3とつながっている。折曲線5及び折曲線6の構成作用は上記の折曲線1bと同様である。
長方形状の原後面部3は、上記のとおり折曲線6部分で原下面部2とつながっており、折曲線6と対向する端部には差し込みスリット3aが形成されていて、組み立て時に原係止部4を挿入できるような寸法に形成されている。差し込みスリット3aによる切込みの代わりに所定の大きさの開口部が予め形成されていたり、当該開口部を形成するために所定領域が分離可能に形成されていてもよい。ここでは、スリットとは切込線のみでなく多少の幅をもった切込線状の開口部が形成されているものを含む。
図2を参照して、組立て用基板Pを組み立てて収納具Mを完成する手順を説明する。なお、山折り、谷折り等は、図1を上面図とした場合における方向を前提とする。
まず、組立て用基板Pの傷防止用フィルムを剥がす。そして、組立て用基板Pの折曲線5及び折曲線6に沿って谷折りし、原下面部2に対して原前面部1と原後面部3を略90度の角度に起立させコ字状とする(図2(a)参照)。
次に、原係止部4を切り込み線1aに沿って原後面部3側に押し出すと共に、線1bに沿って折り曲げるようにして、原前面部1に開口部7を形成する。そして、原係止部4及び原前面部1のPETの撓み・曲げ特性(腰がある)を利用して原係止部4の下端を上方に持ち上げ、原後面部3におけるスリット3aに挿し込むようにする(図2(b)参照)。
そして、原係止部4をスリット3aに最奥まで一杯に挿し込む(挿入する)ことにより収納具Mが完成する(図2(c)、図3参照)。スリット3aに挿し込まれた原係止部4は、その厚み寸法や撓み・曲げ特性から容易に最奥まで一杯に挿し込まれた状態から脱することはない。この収納具Mは、図2(c)、図3に示すようにPETからなる板材を折り曲げて前面部11、下面部21、後面部31、係止部41が一体に形成されている。
さらに、前面部11には被収納物(例えば、各種カード・パネル・葉書・パンフレット・案内書・カタログ、書籍、或いは薄型板状の電子機器・化粧品・小物商品など)を前面部11と下面部21と後面部31とにより形成される収納空間へ配置するための収納口としての開口部7が形成されている。また、前面部11はその下端が下面部21に連続し上端は後面部31の上端近傍に接し、開口部7の両側の短冊状部分は凸状に滑らかに湾曲した形状である。そして、係止部41は後面部31に重なるように位置するが、係止部41の位置は後面部31から離間する方向へ容易に移動することができる。
すなわち、図2(c)、図3に示す収納具Mにおいて、前面部11の開口部7は上端部分を前面部11に接続したまま切り抜き(分離)形成され、この切り抜き部分により係止部41が形成されている。そして、当該切抜き部分は後面部31の上部に形成したスリット3aに挿入固定された構成を有している。
また、前面部11の開口部7は、前面部11の上下方向での全長の略3/5以下の上端側における領域(略1/2の上端側における領域)に形成されている。したがって、係止部41も前面部11の上下方向での全長の略3/5以下(略1/2)の長さとなっている。
図4は、収納具Mを被係止体81に係止させた状態を示す図である。被係止体81としては、例えば、書店などにおける書籍等の陳列棚にみられるようなガラス区画棚や、コンビニエンス・ストアなどにおける雑誌等のラック(針金等による区画棚)がある。
収納具Mの係止部41の位置を後面部31から離間する方向へ移動して、両者の間に生じた隙間に被係止体81を挟み込むようにして、収納具Mを被係止体81に係止させる。被係止体81の前面側には、被収納物を収納するための空間が前面部11と下面部21と後面部31とにより形成されている。なお、被係止体81の前面側と後面部31とは密着しているか、あるいはわずかな隙間が生じているに過ぎない状態となる。
図5は、収納具Mに複数の雑誌9を収納して使用している陳列状況を示す図である。収納具Mの前面部11と下面部21と後面部31とにより形成されている収納空間に雑誌9を収納口としての開口部7から差し入れて配置することにより収納、展示している。書籍のみでなくパンフレット、リーフレット類を含めて広く被収納体を同様に収納、展示することができる。
本実施の形態における、収納具Mのサイズは、透明PETの厚さ寸法が0.8mm、平板状態時のサイズは縦306mm×横440mm、完成状態時のサイズはW(横幅)306mm×H(高さ)170mm×D(奥行き)65mm、収納口のサイズは横280mm、収納空間はD63mmである。
このサイズの場合、例えば、複数のB6サイズの書籍がコンパクトに収納できる。また、組立て用基板Pを郵送等によりユーザに配送する際に、2つ折りにすれば適切に封筒に収まるので取り扱いの便宜が図られ、コストの低減も図られる。
上記のような構成により、前面部11から係止部41をくり抜いて、くり抜かれた部分の開口部7を収納口とし、さらに、係止部41を後面部31に設けられた被挿入部3aに挿入して固定するので、簡易に安定した形態の、収納具Mを提供することができる。また、使用後の収納具Mの解体・分解も容易に行うことができる。
次に、図6を参照して、本実施の形態における収納具Mを異なる組立て完成状態として用いる場合について説明する。
上記の組立て用基板Pの折曲線6に沿って谷折りして原下面部2に対して原後面部3を起立させることなく、原下面部2と原後面部3を併せて抱持部51としてもよい。
そして、前面部11にはパンフレット等の被陳列物を抱持部51へ設置するための開口部7が形成されていて、抱持部51はその下端が前面部11の下端に連続しており、その上端は前面部11の上端近傍に近接し、両側は開口されている湾曲状の凹部として構成されている。
このように抱持部51を形成することで、高さ方向の寸法が長めのパンフレット等が前倒れすることを抑止することができる。
また、抱持部51を下面部と後面部とすることが可能な折曲線6を備えるので、下面部と後面部とを形成しても、又はそのまま抱持部51として利用することも可能であり両形態のメリットを享受できる。
逆に、図示は省略するが、上記の組立て用基板Pの折曲線5に沿って谷折りして原下面部2に対して原前面部1を起立させることなく、原下面部2と原前面部1を併せて抱持部兼用の前面部11としてもよい。
そして、抱持部兼用の前面部11にはパンフレット等の被陳列物を抱持部へ設置するための開口部7が形成されていて、抱持部兼用の前面部11はその下端が後面部31の下端に連続しており、その上端は後面部31の上端近傍に近接し、両側は開口されている湾曲状の凹部として構成されることとしてもよい。
次に、図7を参照して、本実施の形態における収納具Mを被貼付体82に貼付して用いる場合について説明する。
収納具Mの係止部41の位置を後面部31から離間する方向へ移動して、係止部41の前面側(図7では下面側)に貼られた貼付部材10としての両面粘着テープにより、収納具Mを被貼付体82としてのレジカウンターや書棚等に貼付する。貼付部材10は、両面粘着テープに限らず、種々のものを含む。複数設けられてもよく、係止部41自体に予め貼付部材が備えられていてもよい。
貼付部材10は、係止部41の後面側(図7では上面側)に備えられ、収納具Mの係止部41の位置を後面部31に接する方向へ移動して、貼付部材10により収納具Mを被貼付体82に貼付する(後述する図19参照)ことであってもよい。
次に、図8(a)を参照して、本実施の形態における収納具Mを異なる組立て完成状態として用いる場合について説明する。上記の図2(b)における原係止部4及び原前面部1のPETの撓み・曲げ特性を利用して原係止部4の下端を上方に持ち上げ、原後面部3におけるスリット3aに挿し込むようにする際に、原係止部4をスリット3aに最奥まで一杯に挿し込む(挿入する)のではなく、中途の位置で挿し込みを完了して収納具Mが完成する。挿し込みが完了する中途の位置に所定の折り曲げ線等が設けられていてもよい。なお、前面部21は、緩やかに後面部31に近づいていく形状のみでなく、途中で後面部31から離れていく部分が含まれる形状等、開口部7が収納口として機能する限り任意の形状が適用可能である。
図8(b)には、収納具Mを1枚の平板から形成するのではなく、特に、少なくとも原係止部4を別個に用意して組み立てることを想定した場合における、収納具Mの組立て完成状態の一例を示す。前面部21の上端部分は、後面部31に近づく位置であるが、後面部31には接しない位置に存在する形状である。なお、前面部21は、緩やかに後面部31に近づいていく形状のみでなく、途中で後面部31から離れていく部分が含まれる形状等、開口部7が収納口として機能する限り任意の形状が適用可能である。また、係止部41は何らかの手法により後面部31の後方に位置する。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態の収納具Mは、上記の第1の実施の形態と基本的な構成は同様であるが、切欠部201と、壁掛け用の穴部202と、起立用の支脚部203とを備えている点で相違する。上記の第1の実施の形態と重複する部分の説明は省略する。
図9に示すように、組立て用基板Pは、原前面部1、原下面部2、原後面部3、原係止部4を有している。原係止部4には、切欠部201と、壁掛け用の穴部202が形成されている。また、原後面部3には、起立用の支脚部203が形成されている。
図10、図11に示すように、組立て用基板Pを組み立てて収納具Mを完成する手順は、上記の第1の実施の形態と同様である。
図12は、収納具Mを被係止体83に係止させた状態を示す図である。被係止体83としては、例えば、コンビニエンス・ストアなどにおける雑誌等のラック(針金等による区画棚)がある。
収納具Mの係止部41の位置を後面部31から離間する方向へ移動して、両者の間に生じた隙間に被係止体83を挟み込むようにして、収納具Mを被係止体83に係止させる。この際、係止部41に設けられた切欠部201により所定の高さ位置に存在するラックの針金等が邪魔にならずに収納具Mを被係止体83に係止させることができる。なお、切欠部201の個数、位置、形状、切欠の深さ等は任意のものが採用されてよい。
図13は、収納具Mを被係止体84に係止させた状態を示す図である。被係止体84としては、例えば、壁がある。
収納具Mの係止部41に設けられた2つの壁掛け用の穴部202により被係止体84に取り付けられたフック等に掛止することで、収納具Mを被係止体84に係止させる。なお、壁掛け用の穴部202の個数、位置、形状等は任意のものが採用されてよい。また、後面部31に壁掛け用の穴部が設けられることであってもよい。
図14は、収納具Mを自立させた状態を示す図である。後面部31に設けられた起立用の支脚部203を引き出して、所定の場所に載置することができる。なお、起立用の支脚部203の個数、位置、形状等は任意のものが採用されてよい。また、起立用の支脚部203は必ずしも自立可能なものに限られない。
なお、本実施の形態にも、上記の図6乃至図8に示す変形例が適用可能である。
次に、本発明の第3の実施の形態を図15を参照しつつ説明する。本実施形態の収納具Mは、上記の第1の実施の形態と基本的な構成は同様であるが、収納具Mの係止部41を複数備え、前面部21には複数の開口部7が形成されている点で相違する。上記の第1の実施の形態と重複する部分の説明は省略する。
所定の間隔で設けられた複数の原係止部4を長方形状の原前面部1から押し出し形成する。
複数の係止部41の間に、所定の高さ位置に存在するラックの針金等を位置させれば針金等が邪魔にならずに収納具Mを被係止体83に係止させることができる。
また、前面部21には複数の開口部7が形成されるので、逆に言えば、前面部21に設けられた1つの開口部7の中間に両側部と同様に前面部21の上端に連続する帯状部分が形成されることとなり、強度が増して収納具Mの形状を保持することに資するので、特に収納具Mの横幅が長い場合には好適である。
また、前面部21には複数の開口部7が形成されるので、被収納物をそれぞれの収納口から収納してコンパクトに整理して収納することができる。
なお、係止部41ないしは開口部7の個数、位置、形状等は任意のものが採用されてよい。
なお、本実施の形態にも、上記の図6乃至図14に示す変形例が適用可能である。
次に、本発明の第4の実施の形態を図16を参照しつつ説明する。本実施形態の収納具Mは、上記の第1の実施の形態と基本的な構成は同様であるが、収納具Mの前面部21に印刷(名入れ)や紙等による文字、図形等の表示を行い宣伝広告等に用いる点で相違する。上記の第1の実施の形態と重複する部分の説明は省略する。
図16(a)を参照すると、前面部21に予め印刷(名入れ)を施している。PETであるので簡単にフルカラー印刷が可能である。
図16(b)を参照すると、前面部21に引っ掛けるように逆V字状に2つ折りにして広告用紙を係止させている。2つ折りにした広告用紙は、手前側が長く前面部21の前方に広告が表示される態様であっても、手前側が短く前面部21の後方(収納空間内)に広告が表示されて透明な前面部21を透過して表示が視認可能な態様であってもよい。また、前面部21に2つ折りにした広告用紙を係止させることなく、前面部21の後方(収納空間内)に広告用紙を立て掛けたり、貼付等することで広告が表示されることであってもよい。さらに、前面部21の前方側に直接、広告用紙を貼付等することで広告が表示されることであってもよい。
商品としての被収納体の訴求性を高めることができる。
なお、本実施の形態にも、上記の図6乃至図15に示す変形例が適用可能である。
次に、本発明の第5の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態の収納具Mは、上記の第1の実施の形態と基本的な構成は同様であるが、組立て用基板Pに折曲線6がなく、原下面部と原後面部を併せて原抱持部としている点及び貼付部41´の後面側(図17では上面側)に貼付部材10´としての両面粘着テープを備える点で相違する。上記の第1の実施の形態と重複する部分の説明は省略する。
図17に示すように、組立て用基板Pは、原前面部1、原抱持部3´、原貼付部4´を有している。原貼付部4´の後面側(図17では上面側)に貼付部材10´としての両面粘着テープが貼付されている。貼付部材10´は、両面粘着テープに限らず、種々のものを含む。複数設けられてもよく、原貼付部4´自体に予め貼付部材が備えられていてもよい。
図18に示すように、組立て用基板Pを組み立てて収納具Mを完成する手順は、上記の第1の実施の形態と同様である。
図19は、収納具Mを被貼付体85に貼付した状態を示す図である。被貼付体85としては、例えば、ディスプレイ装置、壁面、ガラスその他の平滑面、棚、商品パッケージ等がある。
貼付部材10´は、貼付部41´の後面側(図17では上面側)に備えられ、収納具Mの貼付部41´の位置を抱持部31´に接する方向へ移動して、貼付部材10´により収納具Mを被貼付体85に貼付する。
図20は、収納具Mに複数のカード9´を収納して使用している陳列状況を示す図である。収納具Mの前面部11と抱持部31´とにより形成されている収納空間にカード9´を収納口としての開口部7から差し入れて配置することにより収納、展示している。カードのみでなくチラシ、パンフレット、リーフレット類を含めて広く被収納体を同様に収納、展示することができる。
本実施の形態における、収納具Mのサイズは、透明PETの厚さ寸法が0.3mm、平板状態時のサイズは縦120mm×横108mm、完成状態時のサイズはW108mm×H55mm×D50mm、収納口のサイズは縦28mm×横100mmである。上記の第1の実施の形態における収納具Mと比較してミニサイズとなっている。
このサイズの場合、例えば、複数のカードがコンパクトに収納できる。また、組立て用基板Pを郵送等によりユーザに配送する際に、適切に封筒に収まるので取り扱いの便宜が図られ、コストの低減も図られる。
収納具Mの貼付部41´の位置を後面部31から離間する方向へ移動して、貼付部41´の前面側(図17では下面側)に設けられた貼付部材10´により、収納具Mを被貼付体85としてのレジカウンターや書棚等に貼付する(図7参照)ことであってもよい。
被収納体としてのカードやチラシが多量の場合は、収納具Mが落下することを防止すべく、貼付部材10´は、複数設けられることであってもよい。
なお、本実施の形態にも、上記の図8乃至図16に示す変形例が適用可能である。
[その他の実施の形態]
上記の各実施の形態では、収納具Mは、全体を透明の樹脂材であるPETにより形成しているが、少なくとも一部分を着色や不透明の材料で形成することはもちろん、紙材等、公知の任意の材料で形成することであってもよい。
上記の各実施の形態では、収納具Mは、基本的には一枚のPETを折り曲げることにより形成しているが、収納具Mが前面部、下面部、後面部、抱持部、係止部、貼付部等を備えるということは、一枚板の折り曲げによる構成のみを意味するのでなく、別個の各部材(平板に限らなく凹凸がある部材を広く含む)を適宜に連接固定して形成されるもの等を包含するものであることは言うまでもない。
上記の各実施の形態における、収納口としての開口部7は、任意の位置、形状に形成されることであってよい。
上記の各実施の形態における、係止部や貼付部は、その一部を切り捨てること等により短くしたり、変形させて利用することであってもよい。
上記の各実施の形態における、挿入部は後面部等の上部に限らず任意の場所に形成されてよい。また、当該挿入部への係止部等の挿入は、手前側からでも奥側からでもどちらからでもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成部分の大きさや形状を含む種々の変更が加えられて実施されてよい。
M 収納具
P 組立て用基板
1 原前面部
(組み立て前の前面部)
2 原下面部
(組み立て前の下面部)
3 原後面部
(組み立て前の後面部)
3a 差し込みスリット
4 原係止部
(組み立て前の係止部)
5、6 折曲線
7 開口部
10 貼付部材
11 前面部
21 下面部
31 後面部
41 係止部
51 抱持部
81 被係止体
82 被貼付体
201 切欠部
202 壁掛け用の穴部
203 起立用の支脚部

Claims (35)

  1. 可撓性の前面部と、下面部と、後面部とを備える収納具であって、
    前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記後面部の後方に連設された係止部により被係止体に係止されることを特徴とする収納具。
  2. 可撓性の前面部と、下面部と、後面部とを備える収納具であって、
    前記前面部の所定領域を一部分は前記前面部に接続したまま分離して少なくとも該分離された一部分を係止部とし、
    前記分離により前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記後面部に設けられた被挿入部に挿入した前記係止部により被係止体に係止されることを特徴とする収納具。
  3. 可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
    前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
    前記抱持部には、折り曲げることにより前記抱持部を下面部と後面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
    前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記抱持部のうち前記後面部とすることが可能な領域の後方に連設された係止部により被係止体に係止されることを特徴とする収納具。
  4. 可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
    前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
    前記抱持部には、折り曲げることにより前記抱持部を下面部と後面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
    前記前面部の所定領域を一部分は前記前面部に接続したまま分離して少なくとも該分離された一部分を係止部とし、
    前記分離により前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記抱持部のうち前記後面部とすることが可能な領域に設けられた被挿入部に挿入した前記係止部により被係止体に係止されることを特徴とする収納具。
  5. 可撓性の抱持部兼用の前面部と、後面部とを備える収納具であって、
    前記抱持部兼用の前面部は、上端部が前記後面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記後面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
    前記抱持部兼用の前面部には、折り曲げることにより前記抱持部兼用の前面部を下面部と前面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
    前記抱持部兼用の前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記後面部の後方に連設された係止部により被係止体に係止されることを特徴とする収納具。
  6. 可撓性の抱持部兼用の前面部と、後面部とを備える収納具であって、
    前記抱持部兼用の前面部は、上端部が前記後面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記後面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
    前記抱持部兼用の前面部には、折り曲げることにより前記抱持部兼用の前面部を下面部と前面部とすることが可能な折曲げ部が形成され、
    前記抱持部兼用の前面部の所定領域を一部分は前記抱持部兼用の前面部に接続したまま分離して少なくとも該分離された一部分を係止部とし、
    前記分離により前記抱持部兼用の前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記後面部に設けられた被挿入部に挿入した前記係止部により被係止体に係止されることを特徴とする収納具。
  7. 前記分離は、予め設けられたスリット及び押圧分離可能な分離部の少なくともいずれかに沿って行われていることを特徴とする請求項2、4又は6に記載の収納具。
  8. 前記被挿入部は、スリットであることを特徴とする請求項2、4、6及び7のいずれか1項に記載の収納具。
  9. 前記係止部は、平板により形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の収納具。
  10. 前記前面部の少なくとも一部分は前記前面部の他部分よりも前記後面部よりに位置することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の収納具。
  11. 前記前面部の少なくとも一部分とは、前記前面部の上端部分であることを特徴とする請求項10に記載の収納具。
  12. 前記係止部は被貼付体に貼付するための貼付部材を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の収納具。
  13. 前記係止部に少なくとも1つ以上の切欠部を設けたことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の収納具。
  14. 前記後面部及び前記係止部の少なくともいずれかに壁掛け用の少なくとも1つの穴部を設けたことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の収納具。
  15. 前記後面部に起立用の支脚部を形成することができる少なくとも1つ以上の切込みを設けたことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の収納具。
  16. 前記開口部を複数備えることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の収納具。
  17. 組立て完成状態における横幅及び高さの各寸法が、略310mm及び略170mmであることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の収納具。
  18. 可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
    前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
    前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記抱持部の後方に連設された貼付部により被貼付体に貼付されることを特徴とする収納具。
  19. 可撓性の前面部と、抱持部とを備える収納具であって、
    前記抱持部は、上端部が前記前面部の上端側に近接して、かつ、下端部が前記前面部の下端側に連続し、両側は開口している凹部により構成し、
    前記前面部の所定領域を一部分は前記前面部に接続したまま分離して貼付部とし、
    前記分離により前記前面部に形成された開口部を収納口とし、
    前記抱持部に設けられた被挿入部に挿入した前記貼付部により被貼付体に貼付されることを特徴とする収納具。
  20. 前記分離は、予め設けられたスリット及び押圧分離可能な分離部の少なくともいずれかに沿って行われていることを特徴とする請求項19に記載の収納具。
  21. 前記被挿入部は、スリットであることを特徴とする請求項18から20のいずれか1項に記載の収納具。
  22. 組立て完成状態における横幅及び高さの各寸法が、略110mm以下及び略60mm以下であることを特徴とする請求項18から21のいずれか1項に記載の収納具。
  23. 少なくとも前記前面部の一部分は可撓性平板により形成されることを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載の収納具。
  24. 可撓性平板により形成されることを特徴とする請求項1から23のいずれか1項に記載の収納具。
  25. 一枚の可撓性平板を折り曲げることにより形成されることを特徴とする請求項1から24のいずれか1項に記載の収納具。
  26. 一枚の可撓性平板を折り曲げること及びその一部分を切り離すことにより形成されることを特徴とする請求項1から24のいずれか1項に記載の収納具。
  27. 前記可撓性平板は、透過性を有することを特徴とする請求項23から26のいずれか1項に記載の収納具。
  28. 前記可撓性平板は、樹脂からなることを特徴とする請求項23から27のいずれか1項に記載の収納具。
  29. 前記樹脂は、PETであることを特徴とする請求項28記載の収納具。
  30. 前記可撓性平板は、厚み寸法が略0.2mm〜1.2mmであることを特徴とする請求項23から29のいずれか1項に記載の収納具。
  31. 前記開口部は、前記前面部の上下方向での全長の略3/5以下の上端側における領域に形成されることを特徴とする請求項1から30のいずれか1項に記載の収納具。
  32. 前記開口部は、前記前面部の上下方向での全長の略1/2の上端側における領域に形成されることを特徴とする請求項1から30のいずれか1項に記載の収納具。
  33. 前記開口部は、略四辺形及び略半円形の少なくともいずれかに形成されることを特徴とする請求項1から32のいずれか1項に記載の収納具。
  34. 少なくとも前記前面部に視覚により認識可能な表示を付加可能であることを特徴とする請求項1から33のいずれか1項に記載の収納具。
  35. 少なくとも前記前面部は視覚により認識可能な表示が付された媒体を備えることを特徴とする請求項1から34のいずれか1項に記載の収納具。
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