JP2014038470A - 情報処理装置、部門別合計表示方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、部門別合計表示方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レジ担当者に特定金券の使用可否を容易に把握させ得る技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、精算対象に登録されている各商品について、商品が属する分類を特定可能な部門コードと売価情報とを含む取引情報をそれぞれ格納する取引情報記憶部と、複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードを格納する特定部門記憶部と、取引情報に含まれる部門コードの中で、特定部門コードに該当する部門コード毎に売価情報の合計値を算出する算出部と、算出部により算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示部に表示させる表示処理部と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、POS(Point Of Sale)端末及びPOSシステムに関する。
スーパーマーケット、百貨店、コンビニエンスストア等の小売店のレジでは、商品の包装に付されたバーコード等の商品識別ラベルがPOS端末に読み取られることにより商品の精算(取引)が行われる。その際、買物客は、現金、クレジットカード、ビール券やお米券といった金券、及び店舗独自のポイント等の各種精算方法の中から、所望の方法を自由に選択又は組み合わせて商品を精算することができる。
下記特許文献1には、各種精算方法について定められた優先順位に基づき、売上合計金額と各種精算方法に対応する預り金額との差額を演算することにより、複数の精算方法を組み合わせる際に、買物客がその順序を気にすることなく精算を行えるようにする手法が提案されている。
特開平8−124032号公報
ここで、精算方法の1つである金券には、ビール券やお米券のように対象商品が制限され、釣り銭が出ないものがある(以降、このような金券を特定金券と表記する)。買物客がこのような特定金券の使用を希望する場合、レジ担当者は、その取引における特定金券の使用可否を確認する必要がある。ここで、特許文献1に記載されている手法では、レジ担当者は、POS端末上で入力した取引内容の中から特定金券の対象商品を検索して使用可否を確認しなければならない。また、買物客が複数種類の特定金券の使用を希望する場合は、確認作業の負荷がさらに大きくなる。このように、様々な商品が混在する取引内容の中から対象商品を検索して特定金券の使用可否を確認するのは手間であり、レジ業務の負荷の増加に繋がる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、レジ担当者に特定金券の使用可否を容易に把握させ得る技術を提供する。
本発明の各態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1の態様は、情報処理装置に関する。第1態様に係る情報処理装置は、精算対象に登録されている各商品について、商品が属する分類を特定可能な部門コードと売価情報とを含む取引情報をそれぞれ格納する取引情報記憶部と、複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードを格納する特定部門記憶部と、取引情報に含まれる部門コードの中で、特定部門コードに該当する部門コード毎に売価情報の合計値を算出する算出部と、算出部により算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示部に表示させる表示処理部と、を有する。
第2の態様は、情報処理装置で実行される部門別合計表示方法に関する。第2の態様に係る部門別合計表示方法は、精算対象に登録されている各商品について、商品が属する分類を特定可能な部門コードと売価情報とを含む取引情報と、複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードと、を格納し、取引情報に含まれる部門コードの中で、特定部門コードに該当する部門コード毎に売価情報の合計値を算出し、算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示部に表示させることを含む。
なお、本発明の他の態様としては、上記第1態様の各構成を少なくとも1台のコンピュータ(情報処理装置)に実現させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記各態様によれば、レジ担当者に、特定金券の使用可否を容易に把握させることができる。
第1実施形態におけるPOSレジスタ装置の外観の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタ装置のハードウェア構成例を概念的に示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタ装置の一部の処理構成例を概念的に示す図である。 取引情報記憶部が格納する情報の例を示す図である。 特定部門記憶部が格納する情報の例を示す図である。 部門計表示画面の例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタ装置の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるPOSレジスタ装置の処理構成例を示す図である。 第2実施形態における特定部門記憶部が格納する情報の例を示す図である。 精算時に買物客から預かる金券を登録する画面の例を示す図である。 預り情報記憶部が格納する情報の例を示す図である。 第2実施形態における各画面の画面遷移の例を示す図である。 第2実施形態におけるPOSレジスタ装置の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態の変形例における各画面の画面遷移の例を示す図である。 第2実施形態の変形例におけるPOSレジスタ装置1の動作例を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるPOSレジスタ装置の動作例を示すフローチャートである。 変形例におけるPOSシステムの構成例を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる各実施形態はそれぞれ例示であり、本発明は以下の各実施形態の構成に限定されない。
[第1実施形態]
〔装置構成〕
図1は、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置の外観の構成例を示す図である。図1に示されるように、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置1は、チェッカ装置10及びキャッシャ装置20から構成される。POSレジスタ装置1、チェッカ装置10及びキャッシャ装置20はPOS端末と呼ぶこともできる。
チェッカ装置10は、商品を精算対象に登録し、精算対象商品の情報をキャッシャ装置20に送る。チェッカ装置10は、キーボード11、タッチパネルユニット12、スキャナ装置13、買物客用のディスプレイ15等を有する。買物客用のディスプレイ15には、精算対象に登録された商品の売価情報等が表示される。
タッチパネルユニット12は、表示部12a、ユーザ操作を受け付けるタッチパネル12b、制御部等を含む。タッチパネルユニット12は、受信される描画データに応じた画面を表示部12aに表示させ、タッチパネル12bへの外部からの接触を感知することによりユーザ(レジ担当者等の店員)からの入力を得る。タッチパネルユニット12は、取得された入力情報を送出する。表示部12aには、精算対象に登録された商品に関する情報や部門別合計画面等が表示される。ここで、部門別合計画面とは、ユーザ(レジ担当者)が現在精算対象として登録された商品に関し、特定金券の使用可能枚数を把握しやすくするために、ある取引において精算対象として登録された商品について、特定の部門コード毎に算出した売価情報の合計値を表示する画面であり、その詳細については後述する。
スキャナ装置13は、読取窓14にかざされた商品の包装に付された商品識別ラベルを検出し、更に、その商品の外観を映し出す商品画像を撮像する。具体的には、スキャナ装置13は、商品からの光を読取窓14を介してCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子上に光学像として結像させ、その像に対応する電気信号からその商品の画像データを取得する。スキャナ装置13は、撮像素子により撮像された商品画像から商品識別ラベルを検出してもよい。この場合には、スキャナ装置13は、商品画像の撮像時と商品識別ラベルの撮像時とで、焦点距離や画角等を自動調整する機能を有する。また、スキャナ装置13は、レーザスキャナを更に有し、このレーザスキャナを用いて商品識別ラベルを検出してもよい。
ここで、商品識別ラベルとは、各商品をそれぞれ特定可能な、文字、数字、記号等から形成される商品コードがエンコードされたコードシンボルであり、一次元バーコードや二次元バーコード等で実現される。本実施形態は、商品識別ラベルから商品コードを抽出することができるのであれば、商品識別ラベルの実現形態を制限しない。スキャナ装置13は、検出された商品識別ラベルを復号することにより、商品コードを抽出する。
また、商品コードとは、各商品を特定するために予め決められた、文字、数字、記号等から形成される識別データである。商品コードには、例えば、PLU(Price Look Up)コード、Non−PLUコード等が利用される。また、商品識別ラベルを用いて読み取られる商品コードには、例えば、JAN(Japan Article Number)コードが利用される。
このように、チェッカ装置10は、スキャナ装置13を用いて商品識別ラベルから抽出される商品コード、精算パネル画面の操作により取得される商品コード、又は、キーボード11等を用いて直接入力される商品コード等により該当商品を認識し、その該当商品を精算対象に登録する。
キャッシャ装置20は、精算対象の商品の決済処理を行う。基本的には、精算対象は、上述のようにチェッカ装置10で登録される。但し、精算対象が、追加的に、キャッシャ装置20自身で登録される場合もある。この場合、キャッシャ装置20は、ハンディスキャナ23を用いて商品識別ラベル等から取得される商品コード、又は、キーボード21等を用いて直接入力される商品コード(部門コードの場合もある)により該当商品を認識し、その該当商品を精算対象に追加登録する。
キャッシャ装置20は、キーボード21、タッチパネルユニット22、ハンディスキャナ23、買物客用のディスプレイ25、キャッシュドロア27等を有する。キャッシュドロア27は、紙幣、硬貨、金券等、商品の決済で扱われる金銭を収納する。
タッチパネルユニット22の構成は、上述のタッチパネルユニット12と同様であり、タッチパネルユニット22には、表示部22a、タッチパネル22b等が含まれる。表示部22aには、精算対象に登録された商品の決済処理に係る画面や精算パネル画面等が表示される。買物客用のディスプレイ25には、合計金額、釣り銭金額等が表示される。
ハンディスキャナ23は、上述のスキャナ装置13と同様に、商品の包装に付された商品識別ラベルを読み取り、更に、その商品の外観を映し出す商品画像を撮像する。ハンディスキャナ23は、上述のスキャナ装置13と同様の構成を有すればよいため、ここでは説明を省略する。
図2は、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置1のハードウェア構成例を概念的に示す図である。図2に示されるように、チェッカ装置10は、CPU(Central Processing Unit)2、メモリ3、通信装置4、表示処理装置5、入出力インタフェース(I/F)6等を有する。これら各ユニットは、例えば、バス7に接続される。メモリ3は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。通信装置4は、無線又は有線にて、他の装置(キャッシャ装置20等)と通信を行う。
表示処理装置5には表示装置が接続されており、表示処理装置5は、CPU2により実行される処理に応じて任意の画面を表示させるための画面表示信号を表示装置に送る。チェッカ装置10は、表示装置として、買物客用のディスプレイ15、タッチパネルユニット12の表示部12aを有する。
入出力I/F6には入出力装置が接続されており、入出力I/F6は、CPU2により実行される処理に応じて出力装置に音声等を出力し、入力装置からの入力信号を受け付ける。チェッカ装置10は、入出力装置として、キーボード11、タッチパネルユニット12のタッチパネル12b、スキャナ装置13を有する。
キャッシャ装置20は、チェッカ装置10と同様に、CPU2、メモリ3、通信装置4、表示処理装置5、入出力I/F6等を有する。キャッシャ装置20は、表示装置として、買物客用のディスプレイ25、タッチパネルユニット22の表示部22aを有する。キャッシャ装置20は、入出力装置として、キーボード21、タッチパネルユニット22のタッチパネル22b、ハンディスキャナ23を有する。
なお、本実施形態は、上述のような、チェッカ装置10及びキャッシャ装置20のハードウェア構成を制限しない。例えば、キーボード11及び21は、ソフトウェアキーボードで代替されてもよい。また、買物客用のディスプレイ15及び25は、1つに統合されてもよいし、タッチパネルユニット12の表示部12a及びタッチパネルユニット22の表示部22aと同等の内容を表示するディスプレイであってもよい。
〔処理構成〕
図3は、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置1の一部の処理構成例を概念的に示す図である。図3には、部門別合計表示画面に関する処理構成のみが示されているため、チェッカ装置10及びキャッシャ装置20は、図示される各処理部以外の多数の処理部を有する。
〈キャッシャ装置〉
キャッシャ装置20は、商品情報抽出部201、通信処理部202、商品情報テーブル203、取引情報記憶部204、特定部門記憶部205、算出部206、表示処理部207等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体や他の装置からインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
商品情報抽出部201は、まず、ハンディスキャナ23等で取得した精算対象の商品の商品コードを受け取り、商品情報テーブル203から当該商品コードに紐付く商品の部門コード及び売価情報を含む商品情報を抽出する。そして、その商品情報とキーボード21又はタッチパネル22b等で入力された当該商品の数量とを対応付けて取引情報記憶部204に格納する。
通信処理部202は、チェッカ装置10側で商品を精算対象に登録した場合に、チェッカ装置10の通信処理部102と通信してチェッカ装置10が取得した情報を受け取り、上述した商品情報抽出部201と同様の処理を行う。具体的には、通信処理部202は、まず、チェッカ装置10側で取得された精算対象の商品の商品コード及びキーボード11又はタッチパネル12b等で入力された当該商品の数量を通信処理部102から受け取る。そして、通信処理部202は、商品情報テーブル203から当該商品コードに紐付く商品の部門コード及び売価情報を含む商品情報を抽出し、チェッカ装置10から取得した当該商品の数量と対応付けて取引情報記憶部204に格納する。
商品情報テーブル203は、各商品について、商品コード、商品名、商品が属する分類を特定可能な部門コード及び売価情報を含む商品情報をそれぞれ格納する。部門コードは、野菜部門、酒部門、鮮魚部門等のように、商品が属する分類を示す。商品情報テーブル203に格納される各商品の商品情報は、予め決定され、POSレジスタ装置1に通信可能に接続されるPOS管理装置(図示せず)等からPOSレジスタ装置1に送信される。商品情報テーブル203は、商品情報格納部と呼ぶこともできる。
取引情報記憶部204は、決済処理が完了していない取引に関する取引情報を格納する記憶領域である。取引情報記憶部204は、その取引において、キャッシャ装置20又はチェッカ装置10で精算対象に登録された各商品の情報を取引情報として格納する。具体的には、取引情報とは、図4に示すように、キャッシャ装置20又はチェッカ装置10で精算対象に登録された商品に対応する部門コード、売価情報、及び販売数量を含む情報をいう。図4は、取引情報記憶部204が格納する情報の例を示す図である。取引情報記憶部204に格納された取引情報は、その取引の決済処理が完了した場合に、ジャーナル格納部(図示せず)にジャーナルデータとして格納される。ここで、ジャーナルデータとは、決済処理が完了した各取引に関する取引情報をいう。
特定部門記憶部205は、複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な部門コード(特定部門コード)を格納する。ここで、特定金券とは、上述したように、例えばビール券やお米券等の、対象商品が限られていて、釣り銭が出ない金券を意味する。図5は、特定部門記憶部205が記憶する特定部門コードの例を示す図である。
算出部206は、表示処理部207から送信される指示に応じて動作する。この指示を受け取ると、算出部206は、取引情報記憶部204に格納されている取引情報の中から、特定部門コードに対応する商品の売価情報を読み出し、特定部門コード毎にその合計値を算出する。そして、算出部206は、算出した特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示処理部207へ送信する。
表示処理部207は、まず、タッチパネル22bを介してレジ担当者から部門別合計を表示する旨の指示を受け取り、算出部206への動作指示を送信する。そして、表示処理部207は、部門別合計画面の画面レイアウト情報と算出部206から受信した特定部門コード毎の売価情報の合計値とに基づいて部門別合計画面の描画データを生成し、この描画データを表示処理装置5に送る。結果、表示処理装置5の制御により、部門別合計画面が表示部22aに表示される。ここで、画面レイアウト情報とは、部門別合計画面における、画面部品の位置や大きさ等を示す情報である。
図6は、部門別合計画面の例を示す図である。図6の例では、部門別合計画面60は、部門コード、部門名称、その部門に属する商品の数量、及び部門コード毎の合計金額を表示する部門別合計表示部61と、戻るボタン62等を有する。部門別合計表示部61には、上述したように、特定部門記憶部205に格納される特定部門コード毎に売価情報の合計値が表示される。また、図6に示すように、レジ担当者の入力を受け付ける部門コード入力部63を更に有し、特定部門記憶部205に格納された部門コードに加えて、任意の部門コードに対する売価情報の合計値を表示できるようにしてもよい。
〈チェッカ装置〉
チェッカ装置10は、図3に示されるように、商品情報抽出部101及び通信処理部102等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU2によりメモリ3に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体や他の装置からインストールされ、メモリ3に格納されてもよい。
図3の例では、チェッカ装置10は商品情報テーブル203及び取引情報記憶部204を有していないため、上述のように、通信処理部102は商品情報抽出部101が取得した、精算対象の商品の商品コード及び当該商品の数量を含む情報をキャッシャ装置20へ送信する。
商品情報抽出部101は、商品情報テーブル203及び取引情報記憶部204とのやり取りにおいて通信処理部102、202を介すること以外は、上述した商品情報抽出部201と同様に動作する。
〔動作例〕
以下、第1実施形態における処理の流れについて図7を用いて説明する。図7は、第1実施形態におけるPOSレジスタ装置1の動作例を示すフローチャートである。第1実施形態における各処理は、POSレジスタ装置1を構成するキャッシャ装置20により実行される。
レジ担当者は、買物客が精算時に使用可能な特定金券の種別や枚数を把握するために、POSレジスタ装置1に部門別合計の表示を指示する。この指示は、例えば、POSレジスタ装置1のタッチパネル22b又はキーボード21をレジ担当者が操作することにより行われる。
POSレジスタ装置1は、その指示に応じて、特定部門記憶部205に格納されている特定部門コードを読み出し、取引情報記憶部204に格納される取引情報において対象とする部門コードを特定する(S70)。POSレジスタ装置1は、その特定部門コードに基づいて、取引情報記憶部204に格納される取引情報の中から、特定部門コードに対応する商品の売価情報を取得する(S71)。そして、POSレジスタ装置1は、取得された特定部門コードに対応する商品の売価情報を、特定部門コード毎に合算する(S72)。例えば、図4に示すような取引情報が取引情報記憶部204に記憶され、図5に示すような特定部門コードが特定部門記憶部205に記憶されていた場合、POSレジスタ装置1は、部門コード523の「お酒」の合計値として「1,980円」、部門コード117の「米」の合計値として「3,980円」、部門コード624の「本・雑誌」の合計値として「498円」をそれぞれ算出する。POSレジスタ装置1は、このように算出した特定部門コード毎の売価情報の合計値と部門別合計画面の画面レイアウト情報に基づいて、例えば図6に示すような部門別合計画面を表示する(S73)。
また、図6に示すような部門コード入力部53といった入力部に部門コードが入力された場合は、入力された部門コードを特定部門コードとして加え、S71〜S73の工程を繰り返すことで、特定部門記憶部205に設定された特定部門コード以外についても売価情報の合計値を表示することができる。
〔第1実施形態における作用及び効果〕
第1実施形態では、複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードが管理され、精算対象に登録された各商品について、その特定部門コード毎の売価情報の合計値が算出され、表示部へ出力される。これにより、表示部22a等に特定金券の使用可能枚数を把握する際に用いる部門毎の合計金額が表示される。
このように、第1実施形態によれば、POSレジスタ装置1が、部門毎の合計金額を算出して表示するため、レジ担当者に、特定金券種毎に、その特定金券種で支払いを行い得る金額を容易に把握させることができ、ひいては、特定金券種毎の使用可否及び使用可能枚数を容易に把握させることができる。例えば、レジ担当者は、表示された部門毎の合計金額を、買物客から提示された特定金券の金額で除算すること等により、特定金券の使用可能枚数を容易に把握できる。また、図6に示す部門コード入力部63といった入力部を備えていれば、所望する部門コードに係る売価情報の合計値についても、レジ担当者に容易に把握させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、POSレジスタ装置1が部門毎の合計金額を表示することにより、レジ担当者に特定金券の使用可能枚数を容易に把握させることを可能とした。ここで、特定金券の使用可能枚数は、レジ担当者自身がこの部門毎の合計値を特定金券の額面で除算すること等によりに算出される。
そこで、第2実施形態におけるPOSレジスタ装置1は、特定金券の使用可能枚数を更に表示すること可能とする。第2実施形態で表示させる特定金券の使用可能枚数は、決済に使用する金券として既に登録されている特定金券を除いて、その特定金券について更に使用できる枚数(残り何枚使用出来るか)を示す形態を例示する。以下、第2実施形態におけるPOSレジスタ装置1について、第1実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔処理構成〕
図8は、第2実施形態におけるPOSレジスタ装置1の処理構成例を示す図である。キャッシャ装置20は、第1実施形態の構成に加えて、預り情報記憶部208を更に有する。また、本実施形態において、特定部門記憶部205は、特定部門コードと特定金券との対応関係を更に格納する。具体的には、特定部門記憶部205は、特定部門コードと、金券の種別及び金額を特定可能な金券コードとの対応関係を格納する。図9は、第2実施形態における特定部門記憶部205が格納する情報の例を示す図である。
図11は、預り情報記憶部208が格納する情報の例を示す図である。図11に示すように、預り情報記憶部208は、決済に使用する金券として登録操作された精算時に使用する買物客から受け取った、金券の種類とその金額とを特定可能な金券コード、及び当該金券の枚数を含む金券預り情報を格納する。預り情報記憶部208は、図10に示すような、精算時に買物客から預かる金券を登録する画面である金券画面100を操作することにより生成される情報を格納する。例えば、図10に示すように、500円のビール券を1枚登録する操作が行われた場合、POSレジスタ装置1は、その画面操作において押下した画面領域と紐付く金券コード及びその枚数を示す数値とを取得し、預り情報記憶部208は、そのように取得された金券コードとその枚数を格納する。
算出部206は、預り情報記憶部208により格納される金券預り情報に含まれる各金券コードについて、その金券コードに対応する金券の金額をそれぞれ取得する。算出部206は、例えば、金券コードと、金券の種類や金額等とを対応付けて格納する金券テーブル(不図示)から、金券預り情報に含まれる金券コードと同一の金券コードを持つ金券を特定し、その金券の金額を取得することができる。算出部206は、取得された金券の金額と、金券預り情報に含まれる枚数とに基づき、その金券の合計金額を算出する。ここで、預り情報記憶部208は、図11に示すように、算出された金券の合計金額を併せて格納していてもよい。
図12は、第2実施形態における各画面の画面遷移の例を示す図である。第2実施形態では上述の金券画面100において、部門別合計画面を表示するボタン(部門別合計表示ボタン100a)が押下されると、表示処理部207は、部門別合計画面60を表示部に表示させる。さらに、第2実施形態で設けられる、特定金券の使用可能枚数を表示するボタン(使用可能枚数表示ボタン64)が押下されると、特定部門記憶部205に格納される部門コードに対応する特定金券について、表示処理部207は、例えばリスト120のような形式でその使用可能枚数を表示部に表示させる。
〔動作例〕
以下、第2実施形態における処理の流れについて図13を用いて説明する。図13は、第2実施形態におけるPOSレジスタ装置1の動作例を示すフローチャートである。図13では、第1実施形態における動作例と同じ工程については、図7と同じ符号が付されている。第2実施形態では、工程(S130)から工程(S136)が第1実施形態と異なるため、これら工程についてのみ以下に説明する。
POSレジスタ装置は、例えば、図12に示される使用可能枚数表示ボタン64が押下されるなどにより発生する、特定金券毎の使用可能枚数を表示する旨の指示を受信したか否かを判定する(S130)。その指示を受信していない場合は(S130;NO)、POSレジスタ装置1は後述の処理を実行しない。一方、その指示を受信した場合は(S130;YES)、POSレジスタ装置1は、後述する処理を実行する。
POSレジスタ装置1は、特定金券毎の使用可能枚数を表示する旨の指示を受け取ると、特定部門記憶部205から特定部門コードに紐付く各特定金券の金券コード及び金額を取得する(S131)。そして、POSレジスタ装置1は、預り情報記憶部208の中から、S131で取得した各特定金券の金券コードに対応する金券預り情報を取得する(S132)。そして、POSレジスタ装置1は、特定部門記憶部205上に格納される金券コードと特定部門コードとの対応関係から、どの特定金券がどの特定部門コードと紐付くかを判別する。そして、POSレジスタ装置1は、特定部門記憶部205に格納される、判別された特定部門コードと特定金券との対応関係に基づいて、S132で取得された各金券預り情報からそれぞれ算出される特定金券の合計金額を特定部門コード毎に合算し、特定部門コード毎の特定金券の合計金額(特定部門別金券合計)を算出する(S133)。特定金券の合計金額は、上述したように、金券預り情報に含まれる金券コードを用いて金券テーブル(不図示)から取得されるその特定金券の金額と、金券預り情報に含まれる枚数とから算出され得る。そして、POSレジスタ装置1は、特定部門コード毎に、S72で算出された売価情報の合計値から、S133で算出された特定部門別金券合計の値を減算する(S134)。そして、POSレジスタ装置1は、S134の減算結果を、特定部門コードと紐付く各特定金券コードを用いて取得される金額で除算することにより、各特定金券の残りの使用可能枚数を算出する(S135)。例えば、図12に示すような場合では、POSレジスタ装置1は、部門コード「523」に関して、売価情報の合計値「1,980円」から特定部門別金券合計の値「500円」を減算した「1,480円」を算出する。そして、POSレジスタ装置1は、部門コード「523」と紐付く金券のうち、「ビール券(500円)」であれば「1,480÷500」で、使用可能枚数を2枚と算出する。同様に、POSレジスタ装置1は、「ビール券(1000円)」であればあと1枚、「ビール券(2000円)」であれば0枚として使用可能枚数を算出する。また、部門コード「117」に関しては金券預かり情報がないため、売価情報の合計値「3,980円」を各金券の金額で割ることで使用可能枚数を算出する。POSレジスタ装置1は、S135で算出した結果を例えば図12に示すリスト120のような形式で表示する(S136)。
〔第2実施形態の変形例〕
図12では、各特定金券の使用可能枚数がリストで表示される例を示したが、例えば、図14のように、選択された特定金券についての使用可能枚数のみを表示するようにしてもよい。図14の例では、対象とする特定金券を指定するためのボタン(金券指定ボタン65)がさらに設けられており、そのボタンが押下されると、POSレジスタ装置1は対象とする特定金券を特定する処理を実行する。特定金券を特定する処理は、金券画面100のようにタッチパネル22bをタッチして特定するものでもよいし、金券に付された金券識別ラベルをハンディスキャナ23等で読み取って特定するものでもよい。ここで、金券識別ラベルとは、各金券の種別や金額をそれぞれ特定可能な、文字、数字、記号等から形成される金券コードがエンコードされたコードシンボルであり、一次元バーコードや二次元バーコード等で実現される。本実施形態は、金券識別ラベルから金券コードを抽出することができるのであれば、金券識別ラベルの実現形態を制限しない。ハンディスキャナ23等は、検出された金券識別ラベルを復号することにより、金券コードを抽出する。そしてPOSレジスタ装置1は、抽出された金券コードに対応する特定金券の使用可能枚数を、例えば図14に示すようなメッセージウィンドウに表示する。
〔動作例〕
以下、第2実施形態の変形例における処理の流れについて図15を用いて説明する。図15は、第2実施形態の変形例におけるPOSレジスタ装置1の動作例を示すフローチャートである。図15では、第1実施形態における動作例と同じ工程については、図7と同じ符号が付されている。第2実施形態の変形例では、工程(S150)から工程(S156)が第1実施形態と異なるため、これら工程についてのみ以下に説明する。
POSレジスタ装置は、例えば、図14に示される金券指定ボタン65が押下されるなどにより発生する、指定された特定金券の使用可能枚数を表示する旨の指示を受信したか否かを判定する(S150)。その指示を受信していない場合は(S150;NO)、POSレジスタ装置1は後述の処理を実行しない。一方、その指示を受信した場合は(S150;YES)、POSレジスタ装置1は、後述する処理を実行する。
POSレジスタ装置1は、指定された特定金券の使用可能枚数を表示する旨の指示を受け取ると、対象とする特定金券の種別等を特定可能な金券コードを取得する(S151)。金券コードは、上述したように、タッチパネルの操作により取得してもよいし、金券識別ラベルから読み取って取得してもよい。そして、POSレジスタ装置1は、特定部門記憶部205から、取得した金券コードに紐付く特定部門コード、及び当該特定部門コードに紐付く各特定金券コードを取得する(S152)。そして、POSレジスタ装置1は、預り情報記憶部208の中から、S152で取得した各特定金券コードと同一の金券コードを有する金券預り情報を取得する。そして、POSレジスタ装置1は、取得された各金券預り情報からそれぞれ算出される特定金券の合計金額を合算し、特定部門別金券合計を算出する(S153)。特定金券の合計金額は、上述したように、金券預り情報に含まれる金券コードから特定される金券の金額と、金券預り情報に含まれる枚数とから算出することができる。POSレジスタ装置1は、S72で算出した特定部門コード毎の売価情報の合計値から、S153で算出した特定部門別金券合計の値を減算する(S154)。そして、POSレジスタ装置1は、S151で取得された金券コードに対応する金券の金額を取得し、S154の結果をその金額で除算することにより、S151で取得された金券コードに対応する特定金券の使用可能枚数を算出する(S155)。そして、POSレジスタ装置1は例えば、図14のように、当該特定金券があと何枚使用可能か通知するメッセージを出すなどして、その結果を通知する(S156)。
〔第2実施形態の作用及び効果〕
第2実施形態では、特定部門コードと紐付く特定金券の使用可能枚数が、POSレジスタ装置1により更に表示される。このように、第2実施形態によれば、特定金券の使用可能枚数そのものをレジ担当者に提示することができるため、第1実施形態に比べ、さらに容易に特定金券の使用可能枚数を把握させることができる。
[第3実施形態]
特定金券の取り扱いについては、一般的に各店舗に委ねられていることが多く、対象商品の合計金額以上の特定金券を預かった場合等に、釣り銭が生じたり、特定金券が対象外の商品の精算に充てられたりするケースを許容している店舗も存在する。
そこで、第3実施形態におけるPOSレジスタ装置1は、特定金券から釣り銭が生じたり、特定金券が対象外の商品の精算に充てられたりするケースにおいて、レジ担当者に注意喚起することを可能とする。以下、第3実施形態におけるPOSレジスタ装置1について、第1実施形態及び第2実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、第1実施形態及び第2実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔処理構成〕
第3実施形態におけるPOSレジスタ装置1の処理構成例は、第2の実施形態と同様である。第3実施形態において、算出部206は、特定部門コード毎の金券預り情報の合計値が、特定部門コード毎の売価情報の合計値を超えるか否かを更に判定する。
〔動作例〕
以下、第3実施形態における処理の流れについて図16を用いて説明する。図16は、第3実施形態におけるPOSレジスタ装置1の動作例を示すフローチャートである。
POSレジスタ装置1は、例えば図10のような金券画面において、特定金券の登録操作を監視している(S160)。ここで、特定金券の登録操作は、図10に示すように、画面をタッチして登録するようなものでもよいし、特定金券に付された金券識別ラベルを読み取って登録するようなものでもよい。特定金券の登録操作がされない場合は(S160;NO)、POSレジスタ装置1は、引き続き監視を継続する。一方、特定金券の登録操作がされた場合は(S160;YES)、POSレジスタ装置1は、登録対象の特定金券の金券コードに紐付く特定部門コード、及び当該特定部門コードに紐付く各特定金券の金券コードを取得する(S161)。そして、POSレジスタ装置1は、取得された特定部門コードに対応する商品の売価情報を取引情報記憶部204から取得し(S162)、その売価情報の合計値を算出する(S163)。さらに、POSレジスタ装置1は、S161で取得された各金券コードに対応する金券預り情報を預り情報記憶部208から取得する。そして、POSレジスタ装置1は、取得された各金券預り情報からそれぞれ算出される特定金券の合計金額を合算し、特定部門別金券合計を算出する(S164)。特定金券の合計金額は、上述したように、金券預り情報に含まれる金券コードを用いて取得される金券の金額と、金券預り情報に含まれる枚数とから算出される。POSレジスタ装置1は、S164で算出した特定部門別金券合計の値に登録対象の特定金券の金額を加算した値が、当該特定部門コードの売価情報の合計値を超えているか否かを判定する(S165)。特定部門別金券合計の値に登録対象の特定金券の金額を加算した値が、当該特定部門コード毎の売価情報の合計値を超えている場合は(S165;YES)、登録対象の特定金券の使用可能枚数を超過している場合である。このため、POSレジスタ装置1は、レジ担当者に注意喚起するために警告を表示する(S166)。例えば、POSレジスタ装置1は、「金券の使用可能枚数を超過しますがよろしいですか?」といった、警告メッセージを表示する。一方、特定部門別金券合計の値に登録対象の特定金券の金額を加算した値が、当該特定部門コード毎の売価情報の合計値を超えていない場合は(S165;NO)、POSレジスタ装置1は警告を表示しない。
〔第3実施形態における作用及び効果〕
第3実施形態では、POSレジスタ装置1により、使用可能枚数を超える特定金券が取引において使用される旨の警告が通知される。このように、第3実施形態によれば、特定金券の使用可能枚数を超過していても問題がないかどうか、レジ担当者に注意を促すことができ、特定金券を含む取引の決済処理における誤りの発生を低減することができる。
[変形例]
上述の各実施形態では、POSレジスタ装置1がチェッカ装置10及びキャッシャ装置20を有する例が示されたが、POSレジスタ装置1はキャッシャ装置20のみで構成されてもよい。
更に、上述の第2実施形態では、決済に使用する金券として既に登録されている特定金券を除いた残りの使用可能枚数を算出したが、既に登録されている特定金券を考慮せず、その特定金券についての全使用可能枚数を算出及び表示するようにしてもよい。この場合には、POSレジスタ装置1は、S72で算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を、その特定部門コードに紐付く各特定金券の金額で除算すればよい。具体的には、POSレジスタ装置1は、特定部門記憶部205に格納される金券コードと特定部門コードとの対応関係から、どの特定金券がどの特定部門コードと紐付くかを判別する。また、POSレジスタ装置1は、特定部門記憶部205の金券コードを用いて、特定部門毎に紐付く各特定金券の金額を金券テーブル(不図示)から取得する。そして、POSレジスタ装置1は、判別結果に基づき、S72で算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を、その特定部門コードに紐付く各特定金券の金額でそれぞれ除算する。これにより、特定部門毎の売価情報の合計値に対する、各特定金券の全使用可能枚数が算出される。POSレジスタ装置1は、このように算出された各特定金券の全使用可能枚数を、表示部等に表示させればよい。
更に、上述の各実施形態におけるPOSレジスタ装置1は、サーバ装置と店舗端末とを含むPOSシステムとして実現されてもよい。
図17は、変形例におけるPOSシステム700の構成例を概念的に示す図である。
POSシステム700は、サーバ装置705及び店舗側構成710から構成され、サーバ装置705と店舗側構成710とは、通信網701により通信可能に接続される。通信網701は、インターネット等のような公衆網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、無線通信ネットワーク等である。この通信網701の実現形態は制限されない。
店舗側構成710には、通信中継装置711、店舗端末715、スタンド716、ハンディスキャナ717、キャッシュドロア718、レシートプリンタ719等が含まれる。スタンド716は、店舗端末715と、他の機器(ハンディスキャナ717、キャッシュドロア718、レシートプリンタ719)とを通信可能に接続するための機器である。店舗端末715とスタンド716とは、例えば、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の短距離無線通信や無線LAN等により接続される。スタンド716と他の機器とは各種通信線又は無線により接続される。通信中継装置711は、店舗端末715を通信網701に接続し、店舗端末715とサーバ装置705との間の通信を可能とする。なお、これら各ノード間の通信形態は制限されない。通信中継装置711は省かれ、店舗端末715は、通信中継装置711を介することなく、無線基地局等を介して3G回線等を用いて通信網701に接続されてもよい。
店舗端末715は、PC(Personal Computer)、ノートPC、タブレット型端末、スマートフォン等のような汎用コンピュータであり、サーバ装置705との間でデータのやり取りをすることにより、上述のPOSレジスタ装置1のユーザインタフェースを実現する。サーバ装置705は、一般的なサーバコンピュータであり、WEBサーバ、アプリケーションサーバ等として実現される。
上述の実施形態におけるPOSレジスタ装置1がこのようなPOSシステム700として実現される形態では、上述の各処理部は、実現可能な限り、サーバ装置705及び店舗端末715のどちらで実現されてもよい。例えば、サーバ装置705と店舗端末715との間のインタフェースとしてWEBシステムが利用される場合、上述の全処理部がサーバ装置705で実現され、店舗端末715は、単なる表示部として動作してもよい。逆に、店舗端末715において全処理部が実現されてもよい。また、一部の処理部がサーバ装置705で実現され、残りの処理部が店舗端末715で実現されるような形態でもよい。例えば、商品情報テーブル203、及び特定部門記憶部205がサーバ装置705で実現され、その他の処理部が店舗端末715で実現されてもよい。
このように、本発明における情報処理装置は、複数の装置(複数のコンピュータ、複数のCPUを持つ筐体)で実現されることを排除するものではなく、上述の実施形態におけるチェッカ装置10及びキャッシャ装置20の組み合わせで実現されてもよいし、本変形例におけるサーバ装置705及び店舗端末715の組み合わせで実現されてもよい。もちろん、本発明における情報処理装置は、上述の実施形態におけるキャッシャ装置20のみで実現されてもよいし、変形例におけるサーバ装置705のみ又は店舗端末715のみで実現されてもよい。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
1 POSレジスタ装置
2 CPU
3 メモリ
4 通信装置
5 表示処理装置
10 チェッカ装置
11、21 キーボード
12、22 タッチパネルユニット
12a、22a 表示部
12b、22b タッチパネル
13 スキャナ装置
14 読取窓
15、25 買物客用ディスプレイ
20 キャッシャ装置
23 ハンディスキャナ
101、201 商品情報抽出部
102、202 通信処理部
203 商品情報テーブル
204 取引情報記憶部
205 特定部門記憶部
206 算出部
207 表示処理部
208 預り情報記憶部
700 POSシステム
705 サーバ装置
715 店舗端末
716 スタンド
717 ハンディスキャナ
718 キャッシュドロア
719 レシートプリンタ

Claims (9)

  1. 精算対象に登録されている各商品について、商品が属する分類を特定可能な部門コードと売価情報とを含む取引情報をそれぞれ格納する取引情報記憶部と、
    複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードを格納する特定部門記憶部と、
    前記取引情報に含まれる部門コードの中で、前記特定部門コードに該当する部門コード毎に売価情報の合計値を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示部に表示させる表示処理部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 決済で使用予定の金券の種別と金額とを特定可能な金券コード、及び当該金券の枚数を含む金券預り情報を格納する預り情報記憶部を更に有し、
    前記特定部門記憶部は、前記特定部門コードと前記金券コードとの対応関係を含む情報を更に格納し、
    前記算出部は、前記特定部門コード毎の売価情報の合計値、前記対応関係、及び前記金券預り情報に含まれる金券コードから特定される金券の金額と前記金券預り情報に含まれる枚数とから算出される合計金額に基づき、取得された金券コードに対応する金券の使用可能枚数を更に算出し、
    前記表示処理部は前記表示部に前記使用可能枚数を更に表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出部は、金券コードを含む金券識別ラベルから前記金券コードを取得する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記算出部は、前記金券預り情報として登録対象の金券の金額、前記金券預り情報に含まれる金券コードから特定される金券の金額と前記金券預り情報に含まれる枚数とから算出される合計金額、及び前記対応関係に基づき、精算時に使用する金券の合計金額を前記特定部門コード毎に算出し、
    前記表示処理部は、前記特定部門コード毎に算出された金券の合計金額が、対応する特定部門コードの売価情報の合計値を超える場合、前記表示部に警告を表示する、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が、
    精算対象に登録されている各商品について、商品が属する分類を特定可能な部門コードと売価情報とを含む取引情報と、
    複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードと、を格納し、
    前記取引情報に含まれる部門コードの中で、前記特定部門コードに該当する部門コード毎に売価情報の合計値を算出し、
    算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示部に表示させる、
    ことを含む部門別合計表示方法。
  6. 前記情報処理装置は、決済で使用予定の金券の種別と金額とを特定可能な金券コード、及び当該金券の枚数を含む金券預り情報と、
    前記特定部門コードと、前記金券コードとの対応関係を含む情報と、を更に格納し、
    前記情報処理装置が、
    前記特定部門コード毎の売価情報の合計値、前記対応関係、及び前記金券預かり情報に含まれる金券コードから特定される金券の金額と前記金券預り情報に含まれる枚数とから算出される合計金額に基づき、取得された金券コードに対応する金券の使用可能枚数を更に算出し、
    前記表示部に前記使用可能枚数を更に表示させる、
    ことを含む請求項5に記載の部門別合計表示方法。
  7. 前記情報処理装置が、金券コードを含む金券識別ラベルから前記金券コードを取得する、
    ことを含む請求項6に記載の部門別合計表示方法。
  8. 前記情報処理装置が、
    前記金券預り情報として登録対象の金券の金額、前記金券預り情報に含まれる金券コードから特定される金券の金額と前記金券預り情報に含まれる枚数とから算出される合計金額、及び前記対応関係に基づき、精算時に使用する金券の合計金額を前記特定部門コード毎に算出し、
    前記特定部門コード毎に算出された金券の合計金額が、対応する特定部門コードの売価情報の合計値を超える場合、前記表示部に警告を表示する、
    ことを含む請求項6又は7に記載の部門別合計表示方法。
  9. 情報処理装置に、
    精算対象に登録されている各商品について、商品が属する分類を特定可能な部門コードと売価情報とを含む取引情報をそれぞれ格納する取引情報記憶部と、
    複数の部門コードの中の、特定金券による支払いが可能な商品が属する分類を特定可能な特定部門コードを格納する特定部門記憶部と、
    前記取引情報に含まれる部門コードの中で、前記特定部門コードに該当する部門コード毎に売価情報の合計値を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された特定部門コード毎の売価情報の合計値を表示部に表示させる表示処理部と、
    を実現させるプログラム。
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