JP2014035675A - 紙幣処理装置、及び紙幣処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数金種の紙幣を効率的に出金処理する紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】第1金種の第1紙幣を集積する第1集積部と、前記第1金種とは異なる第2金種の第2紙幣を集積する第2集積部と、前記第1集積部から分離した前記第1紙幣が搬送されて出金される第1出金口と、前記第2集積部から分離した前記第2紙幣が搬送されて出金される第2出金口と、前記第1紙幣及び前記第2紙幣の分離及び搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1紙幣及び前記第2紙幣の出金処理の際に、先に分離される前記第1集積部の前記第1紙幣の分離が完了した後であって、前記第1紙幣の前記第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。
【選択図】図4
【解決手段】第1金種の第1紙幣を集積する第1集積部と、前記第1金種とは異なる第2金種の第2紙幣を集積する第2集積部と、前記第1集積部から分離した前記第1紙幣が搬送されて出金される第1出金口と、前記第2集積部から分離した前記第2紙幣が搬送されて出金される第2出金口と、前記第1紙幣及び前記第2紙幣の分離及び搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1紙幣及び前記第2紙幣の出金処理の際に、先に分離される前記第1集積部の前記第1紙幣の分離が完了した後であって、前記第1紙幣の前記第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、紙幣処理装置、及び紙幣処理方法に関する。
金融機関の営業店カウンタ等に、窓口用現金処理機に代表される現金処理装置が設置されている。現金処理装置は、紙幣や硬貨の入金取引や出金取引等に利用される。職員は、例えば、現金処理装置の操作部、又は現金処理装置に接続された受付端末から操作を行うことにより、入金取引や出金取引を行うことができる。
下記の特許文献1には、紙幣入金口に投入された紙幣を一時保留部に一時保留した後にスタッカに収納する入金処理と、スタッカに収納された紙幣を分離して紙幣出金口に搬送する出金処理とを行う現金処理装置が開示されている。
ところで、上記の出金処理において、複数金種の紙幣を出金する場合がある。かかる場合に、特許文献1の現金処置装置のように貨幣出金口が一つのみの場合には、下記の問題が発生する恐れがある。
通常、現金処理装置においては、出金処理の際に異なる金種の紙幣が混ざると顧客や職員が誤認等する恐れがあるため、貨幣出金口に異なる金種の紙幣は一緒に集積するが集積順序が交互にならないようにしている。このため、貨幣出金口が一つのみの場合には、最初の金種の紙幣の全てが貨幣出金口に集積された後に、2番目の金種の紙幣を繰り出すことになる。この結果、先に分離された最初の金種の紙幣の搬送と、後に分離される2番目の金種の紙幣の搬送との間で、搬送処理が停止することがあり、現金処理装置の処理速度が低下する恐れがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数金種の紙幣を効率的に出金処理することが可能な、新規かつ改良された紙幣処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1金種の第1紙幣を集積する第1集積部と、前記第1金種とは異なる第2金種の第2紙幣を集積する第2集積部と、前記第1集積部から分離した前記第1紙幣が搬送されて出金される第1出金口と、前記第2集積部から分離した前記第2紙幣が搬送されて出金される第2出金口と、前記第1紙幣及び前記第2紙幣の分離及び搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1紙幣及び前記第2紙幣の出金処理の際に、先に分離される前記第1集積部の前記第1紙幣の分離が完了した後であって、前記第1紙幣の前記第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置が提供される。
かかる紙幣処理装置によれば、第1金種の第1紙幣及び第2金種の第2紙幣の出金処理の際に、第1紙幣が第1出金口に出金され、第2紙幣が第2出金口に出金される。このため、複数金種の紙幣を出金する際に、異なる金種の紙幣が出金口で混ざることを防止できる。また、制御部は、第1紙幣及び第2紙幣の出金処理の際に、先に分離される第1集積部の第1紙幣の分離が完了した後であって、第1紙幣の第1出金口への出金が完了する前に、第2集積部の第2紙幣の分離を開始させる。これにより、先に分離される第1紙幣の分離が完了した後に、引き続き第2紙幣を分離することができるので、最初の金種の紙幣の搬送と2番目の金種の紙幣の搬送との間で、搬送処理が停止することを抑制できる。従って、複数金種の紙幣を効率的に出金処理することが可能となる。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記第1紙幣の前記第1出金口への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離が完了した後であって、前記第2紙幣の前記第2出金口への出金が完了する前に、前記リジェクト紙幣の代わりの前記第1紙幣の追加分離を開始させることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記第2紙幣の分離中であって、先に分離された前記第1紙幣の前記第1出金口への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離が完了した後であって、前記第2紙幣の前記第2出金口への出金が完了する前に、前記第1紙幣の追加分離を開始させることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記第1紙幣の所定枚数の分離中であって、前記第1紙幣の前記第1出金口への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、前記所定枚数の分離に引き続き、前記リジェクト紙幣の代わりの前記第1紙幣の追加分離を行うこととしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記リジェクト紙幣の代わりの前記第1紙幣の追加分離が完了した後であって、追加分離された前記第1紙幣の前記第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、第3金種の第3紙幣を集積する第3集積部と、前記第3紙幣よりも先に分離され前記第1出金口に出金された前記第1紙幣、又は前記第2出金口に出金された前記第2紙幣が抜き取られたことを検知する検知部と、を更に備え、前記制御部は、前記第1紙幣、前記第2紙幣、及び前記第3紙幣の出金処理の際に、前記検知部による前記第1紙幣又は前記第2紙幣の抜き取りの検知後に、抜き取られた紙幣が出金された出金口に搬送される前記第3紙幣の分離を開始させることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、前記検知部による前記第1紙幣又は前記第2紙幣の抜き取りの検知後であって、抜き取られていない紙幣の出金が完了する前に、前記第3紙幣の分離を開始させることとしても良い。
また、上記の紙幣処理装置において、前記制御部は、先に分離される前記第1集積部の前記第1紙幣の分離が完了した直後に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させることとしても良い。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1集積部に集積された第1金種の第1紙幣を分離して第1出金口に搬送し、第2集積部に集積された第2金種の第2紙幣を分離して第2出金口に搬送して、前記第1紙幣及び前記第2紙幣を出金処理する紙幣処理方法であって、前記第1集積部の前記第1紙幣を分離するステップと、分離した前記第1紙幣を前記第1出金口に搬送するステップと、前記第1紙幣の分離が完了した後であって、前記第1紙幣の第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させるステップと、を有する紙幣処理方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、複数金種の紙幣を効率的に出金処理することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.紙幣処理装置の内部構成例)
図1を参照しながら、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の内部構成例について説明する。
(1−1.紙幣処理装置の内部構成例)
図1を参照しながら、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の内部構成例について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10の内部構成例を示す図である。紙幣処理装置10は、金融機関の営業店等に設置されている。紙幣処置装置10は、装置の操作者である金融機関の受付窓口員等の職員による操作に基づいて、紙幣の取引を行う職員操作型端末である。
紙幣処理装置10は、図1に示すように、入金口12と、第1出金口14と、第2出金口15と、紙幣認識部20と、一時保留部22と、搬送部24と、紙幣カセット30A〜30Dと、リジェクト庫付き紙幣カセット35と、表示部40とを有する。
入金口12は、職員が紙幣を投入する投入口である。入金口12には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)を設けるようにしてもよい。また、入金口12は、束で投入された紙幣を一枚ずつ分離して繰り出す分離機能を有する。
第1出金口14及び第2出金口15は、職員が受け取る紙幣が排出(出金)される排出口である。第1出金口14及び第2出金口15には、開口部を開閉するシャッタ(不図示)を設けるようにしてもよい。また、第1出金口14及び第2出金口15は、排出する紙幣を集積する集積機能を有する。第1出金口14及び第2出金口15は、一例として、紙幣を100枚(最大集積枚数)集積できる容量を有する。なお、図1に示す例では、出金口が2つ設けられているが、これに限定されず、例えば出金口が3つ以上であってもよい。
紙幣認識部20は、1枚ずつ通過していく紙幣の鑑別を行う。紙幣の進行方向は双方向に対応しており、紙幣認識部20は、入金口12側の方向から搬送される紙幣、およびその逆方向から搬送される紙幣の鑑別を行うことができる。具体的には、紙幣認識部20は、搬送路を通って搬送された紙幣の金種、真偽(真券/偽券)、正損(正券/損券)および走行状態(正常/異常)などを鑑別し、通過する紙幣に対して、正常判定またはリジェクト判定を行う。
ここで、本明細書において真券とは紙幣と鑑別されたものをいい、偽券とは紙幣と鑑別されなかったものをいう。また、正券とは真券と鑑別された紙幣のうち入金/出金に適すると鑑別されたものをいい、損券とは真券と鑑別された紙幣のうち入金/出金に適さないと鑑別されたものをいう。また、リジェクト判定は、偽券、損券(汚損、損壊、外形異常等)、走行異常(スキュー紙幣、重走等)といった要因に基づいて行われる。また、リジェクト紙幣には、出金紙幣として取り扱えない紙幣(例えば二千円札や五千円札)を含んでもよいし、外国紙幣を含んでもよい。
一時保留部22は、紙幣の分離と集積の両方の機能を有する。例えば、一時保留部22は、入金取引時に入金口12から分離されて紙幣認識部20により正常と鑑別された紙幣を一時的に集積する。一時保留部22に集積された紙幣は、入金した紙幣の口座計上などが確定したなど、取引が成立した場合に繰り出され、紙幣認識部20を経て紙幣カセット30A〜30Dなどに搬送される。なお、一時保留部22は、紙幣を順次重ねて集積する集積式であってもよいし、紙幣を順次巻いて収納するドラム式であってもよい。
搬送部24は、搬送路、紙幣を搬送する搬送ローラ、および搬送ローラを駆動する駆動機構を含み、紙幣を一枚ずつ搬送する。駆動機構は、例えばDCサーボモータまたはパルスモータなどが回転することにより、搬送ローラを駆動する。搬送部24は、後述する制御部により制御され、紙幣を目的の搬送先(例えば、第1出金口14又は第2出金口15)に搬送する。
紙幣カセット30A〜30Dは、紙幣を金種毎に収納可能な紙幣収納部であって、紙幣の集積および分離の両方の機能を有する。また、紙幣カセット30A〜30Dは、同一金種のための複数の紙幣カセットを含んでもよい。例えば、紙幣カセット30Aおよび30Cが一万円札用の紙幣カセットであり、紙幣カセット30Bおよび30Dが千円札用の紙幣カセットであってもよい。また、紙幣カセット30A〜30Dは、紙幣処理装置10に対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することで紙幣カセット30A〜30Dに紙幣を装填することも可能である。
リジェクト庫付き紙幣カセット35(以下、紙幣カセット35とも称す)は、紙幣処理装置10に対して着脱可能な構造になっており、個別に交換することで、紙幣の回収および補充が可能である。また、紙幣カセット35は、上側に紙幣収納庫36、下側(底部)にリジェクト庫37を備える。
紙幣収納庫36は、紙幣を集積する集積機能および1枚ずつ繰り出す分離機能を有する。また、紙幣収納庫36は、カセット計数回収時に各紙幣カセット30A〜30Dから分離された紙幣を集積し、紙幣を回収することができる。また、紙幣収納庫36は、カセット計数補充に、紙幣収納庫36内に集積している紙幣を繰り出し、紙幣カセット30A〜30Dに紙幣を補充することができる。
リジェクト庫37は、紙幣を集積する集積機能のみ有する。リジェクト庫37は、紙幣認識部20によって異常と鑑別(リジェクト判定)された紙幣(リジェクト紙幣)を集積するための紙幣収納部である。
表示部40は、メニュー画面や処理結果画面を表示する。表示部40は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。
また、紙幣処理装置10は、職員が操作可能な操作部(不図示)を有する。紙幣処理装置10は、職員が操作部を操作することにより、入金や出金の取引に対応する入金処理や出金処理等を行う。なお、紙幣処理装置10は、操作部の代わりに、紙幣処理装置10に接続された受付端末における職員の操作に基づいて、処理を行なっても良い。
(1−2.紙幣処理装置の基本処理)
紙幣処置装置10は、基本処理として、例えば入金処理、出金処理、補充処理、回収処理を行う。以下では、図1を参照しながら処理毎に説明する。
紙幣処置装置10は、基本処理として、例えば入金処理、出金処理、補充処理、回収処理を行う。以下では、図1を参照しながら処理毎に説明する。
(入金処理)
入金処理は、入金口12の紙幣を紙幣処理装置10の内部に集積する処理である。紙幣処理装置10は、入金処理として、例えば、入金紙幣を一時保留部22へ退避させた後に一時保留部22から紙幣カセット30A〜30Dに集積する通常入金処理と、入金紙幣を一時保留部22へ退避させないで直接紙幣カセット30A〜30Dに集積するダイレクト入金処理とを行う。なお、紙幣処理装置10は、設定により通常入金処理又はダイレクト入金処理を選択することができる。
入金処理は、入金口12の紙幣を紙幣処理装置10の内部に集積する処理である。紙幣処理装置10は、入金処理として、例えば、入金紙幣を一時保留部22へ退避させた後に一時保留部22から紙幣カセット30A〜30Dに集積する通常入金処理と、入金紙幣を一時保留部22へ退避させないで直接紙幣カセット30A〜30Dに集積するダイレクト入金処理とを行う。なお、紙幣処理装置10は、設定により通常入金処理又はダイレクト入金処理を選択することができる。
まず、通常入金処理について説明する。通常入金処理においては、まず、入金口12に投入された紙幣が一枚ずつ分離して繰り出され、繰り出された紙幣は、搬送部24により紙幣認識部20に搬送される。次に、紙幣認識部20が紙幣の鑑別を行い、鑑別結果が正常であった紙幣は、一時保留部22へ搬送されて集積される。その後、入金金額が確定すると、集積処理に移行する。
一方で、紙幣認識部20による鑑別結果が異常であった紙幣(リジェクト紙幣)は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。第1出金口14又は第2出金口15に集積された紙幣は、職員により入金口12に再投入されることで、紙幣認識部20による再鑑別が可能である。
集積処理においては、まず、一時保留部22から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣が紙幣認識部20に搬送される。次に、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、汚損券、折れ紙幣、スキュー紙幣などの走行異常紙幣のように、紙幣認識部20による鑑別結果が異常であった紙幣は、紙幣カセット35のリジェクト庫37に集積される。
一方で、入金金額の確定前に入金紙幣の返却(キャンセル)が指示されると、返却処理に移行する。返却処理においては、まず、一時保留部22から紙幣が1枚ずつ分離され、分離された紙幣が紙幣認識部20に搬送される。そして、紙幣認識部20による鑑別結果が正常/異常いずれであっても、全ての紙幣を第1出金口14、又は第2出金口15へ集積する。
次に、ダイレクト入金処理について説明する。入金口12に投入された紙幣は、通常入金処理と同様に、紙幣認識部20により鑑別される。そして、鑑別結果が正常であった紙幣は、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣(リジェクト紙幣)は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。第1出金口14又は第2出金口15に集積された紙幣は、職員により入金口12に再投入されることで、紙幣認識部20による再鑑別が可能である。
(出金処理)
出金処理は、紙幣カセット30A〜30Dの紙幣を第1出金口14又は第2出金口15に集積する処理である。
出金処理は、紙幣カセット30A〜30Dの紙幣を第1出金口14又は第2出金口15に集積する処理である。
出金処理においては、まず、指定された金額に応じて紙幣カセット30A〜30Dから紙幣が1枚ずつ分離して繰り出され、繰り出された紙幣は、搬送部24により紙幣認識部20に搬送される。次に、紙幣認識部20が紙幣の鑑別を行い、鑑別結果が正常であった紙幣は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。具体的には、例えば出金する正常紙幣の金種や枚数に応じて、第1出金口14又は第2出金口15に選択的に集積(集金)される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣、すなわち、顧客に支払いできない紙幣は、紙幣カセット35のリジェクト庫37に集積される。
(補充処理)
補充処理は、紙幣処理装置10に紙幣を補充する処理である。紙幣処理装置10においては、具体的な補充方法として、入金口補充、カセット交換補充、およびカセット計数補充が可能である。以下、各補充方法について説明する。
補充処理は、紙幣処理装置10に紙幣を補充する処理である。紙幣処理装置10においては、具体的な補充方法として、入金口補充、カセット交換補充、およびカセット計数補充が可能である。以下、各補充方法について説明する。
入金口補充は、上述した入金処理における動作と同様である。例えば、入金口12から繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、一時保留部22に退避された後、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。
カセット交換補充は、紙幣カセット30A〜30Dが着脱可能であることを利用するものであり、予め紙幣を装填した紙幣カセットを、既に装着された紙幣カセット30A〜30Dのいずれかと交換することで、紙幣を補充する。なお、カセット交換補充では、補充した紙幣の金種と枚数をオペレータがマニュアルで登録する必要がある。
カセット計数補充においては、まず、紙幣カセット35の紙幣収納庫36に予め紙幣を装填し、紙幣処理装置10にセットする。次に、紙幣収納庫36から繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、金種に対応する紙幣カセット30A〜30Dに集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、リジェクト庫37に集積される。なお、カセット計数補充では、紙幣認識部20により計数処理が実行されるので、補充した紙幣の金種および枚数をオペレータがマニュアルで登録する必要はない。
(回収処理)
回収処理は、紙幣処理装置10内の紙幣を回収する処理である。紙幣処理装置10においては、具体的な回収方法として、出金口回収、カセット交換回収、およびカセット計数回収が可能である。以下、各回収方法について説明する。
回収処理は、紙幣処理装置10内の紙幣を回収する処理である。紙幣処理装置10においては、具体的な回収方法として、出金口回収、カセット交換回収、およびカセット計数回収が可能である。以下、各回収方法について説明する。
出金口回収は、上述した出金処理における動作と同様である。例えば、回収対象の紙幣カセット30A〜30Dから繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、第1出金口14又は第2出金口15に集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、リジェクト庫37に集積される。そして、回収対象の紙幣カセット30A〜30Dに集積された全紙幣に対して行い、職員は、第1出金口14又は第2出金口15から、正常判定された紙幣を回収することができる。また、職員は、リジェクト庫37から異常判定された紙幣を回収することができる。
カセット交換回収は、紙幣カセット30A〜30Dのうちの所定の紙幣カセットを紙幣処理装置10から取り外すことで、紙幣の回収を行う。なお、カセット交換回収では、オペレータが、取り外した紙幣カセット30A〜30Dから紙幣を抜き取り、回収した紙幣の金種と枚数をマニュアルで数える必要がある。
カセット計数回収においては、紙幣カセット30A〜30Dのうち回収対象の紙幣カセットから繰り出され、紙幣認識部20による鑑別結果が正常であった紙幣は、紙幣カセット35の紙幣収納庫36に集積される。一方で、鑑別結果が異常であった紙幣は、リジェクト庫37に集積される。その後、職員が紙幣カセット35のみを紙幣処理装置10から取り外すことで、正常判定された紙幣および異常判定された紙幣を回収することができる。また、カセット計数回収では、紙幣認識部20により計数処理が実行されるので、回収した紙幣の金種および枚数をオペレータがマニュアルで数える必要はない。
(1−3.複数金種の紙幣を出金する際の問題点)
次に、複数金種の紙幣を出金する際の問題点について、図2に示す比較例に係る紙幣処理装置900を例に挙げて説明する。
次に、複数金種の紙幣を出金する際の問題点について、図2に示す比較例に係る紙幣処理装置900を例に挙げて説明する。
図2は、比較例に係る紙幣処理装置900の内部構成例を示す図である。紙幣処理装置900は、図2に示すように一つの出金口914のみを有し、二つの出金口(第1出金口14、及び第2出金口15)を有する紙幣処理装置10と異なる。紙幣処理装置900においては、複数金種の紙幣を一つの出金口914に出金することになる。かかる場合には、以下のような問題が発生する。
通常、紙幣処理装置においては、出金処理の際に異なる金種(ここでは、2種類の金種を例に挙げて説明する)の紙幣が混ざると顧客や職員が誤認等する恐れがあるため、出金口に異なる金種の紙幣が一緒に集積しないようにしている。このため、紙幣処理装置900のように出金口が一つのみの場合には、最初の金種の紙幣の全てが出金口914に集積された後に、2番目の金種の紙幣を紙幣カセット30A〜30Dから分離して繰り出すことになる。この結果、先に分離された最初の金種の紙幣の搬送と、後に分離される2番目の金種の紙幣の搬送との間で、搬送処理が停止することがあり、紙幣処理装置900の処理速度が低下する恐れがある。
特に、紙幣処理装置900において、最初の金種の紙幣を出金する際にリジェクト紙幣が発生すると、リジェクト紙幣の代わりの紙幣を追加分離させる必要がある。そして、代わりの紙幣が出金口914に集積されたことを検出するまで、2番目の金種の紙幣の繰り出しが停止してしまう。このため、複数金種の紙幣を出金する際に、紙幣処理装置900の処理速度が低下してしまう。
これに対して、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10では、詳細は後述するが、図3に示すように、第1出金口14と第2出金口15に、それぞれ異なる金種の紙幣を集積させる。例えば、最初の金種の紙幣が第1出金口14に集積され、2番目の金種の紙幣が第2出金口15に集積される。また、紙幣処理装置10は、最初の金種の紙幣の紙幣カセット30A〜30Dからの分離が完了した後で、最初の金種の紙幣の出金が完了する前に、2番目の金種の紙幣を紙幣カセット30A〜30Dから分離させる。これにより、2番目の金種の紙幣を繰り出すタイミングを早くできるので、複数金種の紙幣を出金する際の紙幣処理装置10の処理速度の低下を抑制できる。なお、図3は、第1の実施形態において、複数金種の紙幣の出金先の一例を説明するための図である。
特に、第1の実施形態に係る紙幣処理装置10では、最初の金種の紙幣を出金する際にリジェクト紙幣が発生しても、最初の金種の紙幣の分離が完了すれば、2番目の金種の紙幣の分離を開始する。また、リジェクト紙幣の代わりの紙幣を、2番目の金種の紙幣の分離完了後に分離を行う(すなわち、連続して異なる紙幣の分離を行う)ことにより、異なる金種の紙幣が混ざって搬送されることを防止できると共に、処理速度の低下も抑制できる。
(1−4.紙幣処理装置の機能構成例)
図4を参照しながら、紙幣処理装置10の機能構成例について説明する。図4は、紙幣処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、紙幣処理装置10は、制御部70と、記憶部80と、検知部82とを備える。
図4を参照しながら、紙幣処理装置10の機能構成例について説明する。図4は、紙幣処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図4に示すように、紙幣処理装置10は、制御部70と、記憶部80と、検知部82とを備える。
制御部70は、紙幣処理装置10の動作全般を制御する。具体的には、制御部70は、上述した入金処理、出金処理、補充処理、回収処理等の基本処理を制御する。第1の実施形態に係る制御部70は、出金制御部72と、搬送制御部74と、分離制御部76とを有する。
出金制御部72は、搬送制御部74と分離制御部76に指示を与えて、紙幣カセット30A〜30Dに集積された紙幣の分離、及び当該紙幣の搬送を制御する。
搬送制御部74は、出金処理の際に、紙幣カセット30A〜30Dと、第1出金口14及び第2出金口15との間の紙幣の搬送を制御する。
分離制御部76は、紙幣カセット30A〜30Dに集積された紙幣の分離を制御する。なお、図4では、分離制御部76は、紙幣カセット毎の分離制御部76A〜76Dを有する。例えば、分離制御部76Aは、紙幣カセット30Aに集積された紙幣の分離を制御し、分離制御部76Bは、紙幣カセット30Bに集積された紙幣の分離を制御する。
ところで、第1の実施形態において、出金制御部72は、2種類の金種の紙幣(一例として、紙幣カセット30A、30Bに集積された紙幣)を出金処理する際に、以下のように制御する。ここでは、紙幣カセット30Aに集積された紙幣P1が第1紙幣に該当し、紙幣カセット30Bに集積された紙幣P2が第2紙幣に該当するものとする。このため、紙幣カセット30Aが第1集積部に該当し、紙幣カセット30Bが第2集積部に該当する。また、第1出金口14に出金される紙幣P1が、第2出金口15に出金される紙幣P2よりも先に分離されるものとする。
出金制御部72は、紙幣P1及び紙幣P2の出金処理の際に、先に分離される紙幣カセット30Aの紙幣P1の分離が完了した後であって、紙幣P1の第1出金口14への出金が完了する前に、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離を開始させる。これにより、先に分離される紙幣P1の分離が完了した後に、引き続き紙幣P2を分離することができるので、紙幣P1の搬送と紙幣P2の搬送との間で搬送処理が停止することを抑制できる。
また、出金制御部72は、紙幣P1の第1出金口14への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離が完了した後であって、紙幣P2の第2出金口15への出金が完了する前に、リジェクト紙幣の代わりの紙幣P1の追加分離を開始させうる。これにより、先に分離された紙幣P1の搬送中にリジェクトが発生しても、紙幣P2の分離の後に引き続き追加分離されるので、紙幣P2の搬送と追加分離された紙幣P2の搬送との間で搬送処理が停止することを抑制できる。
また、出金制御部72は、紙幣P2の分離中であって、先に分離された紙幣P1の第1出金口14への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離が完了した後であって、紙幣P2の第2出金口15への出金が完了する前に、紙幣P1の追加分離を開始させうる。一方で、出金制御部72は、紙幣P1の所定枚数の分離中であって、紙幣P1の第1出金口14への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、所定枚数の分離に引き続き、リジェクト紙幣の代わりの紙幣P1の追加分離を行いうる。これにより、リジェクト紙幣の発生タイミングに応じて、追加分離された紙幣P1の搬送と紙幣P2の搬送とを連続して行うことができるタイミングで、紙幣P1を追加分離できる。
出金制御部72は、リジェクト紙幣の代わりの紙幣P1の追加分離が完了した後であって、追加分離された紙幣P1の第1出金口14への出金が完了する前に、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離を開始させうる。これにより、後から分離された紙幣P2の搬送中にリジェクトが発生しても、紙幣P1の追加分離が完了した後に、引き続き紙幣P2を分離することができるので、追加分離された紙幣P1の搬送と紙幣P2の搬送との間で搬送処理が停止することを抑制できる。
出金制御部72は、先に分離される紙幣カセット30Aの紙幣P1の分離が完了した直後に、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離を開始しても良い。これにより、紙幣P2の搬送を紙幣P1の搬送直後に開始できるので、紙幣処理装置10の処理速度の低下を防止できる。
記憶部80は、紙幣処理装置10が動作するためのプログラム等を記憶する。また、記憶部80は、紙幣認識部20の鑑別結果を記憶しうる。
検知部82は、例えば光学センサ等を有し、様々な状態を検知する。例えば、検知部82は、第1出金口14や第2出金口15の紙幣の集積状態(集積枚数や、紙幣が抜き取られたか否か)を検知する。また、検知部82は、紙幣の搬送状態を検知しうる。
なお、上述した制御部70、および記憶部80の機能は、CPU(Central Processing
Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random
Access Memory)等から成るハードウェア構成により実現してもよい。CPUは、演算機能および制御機能を有し、各種プログラムに従って紙幣処理装置10の動作全般を制御する。ROMは、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAMは、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random
Access Memory)等から成るハードウェア構成により実現してもよい。CPUは、演算機能および制御機能を有し、各種プログラムに従って紙幣処理装置10の動作全般を制御する。ROMは、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAMは、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
(1−5.出金処理例)
図5〜図7を参照しながら、第1の実施形態に係る出金処理例について説明する。図5は、第1の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。図6は、出金処理の際の搬送路上の紙幣の搬送状況を説明するための図である。図7は、出金処理の際の第1出金口14及び第2出金口15における紙幣の集積状況の遷移を説明するための図である。
図5〜図7を参照しながら、第1の実施形態に係る出金処理例について説明する。図5は、第1の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。図6は、出金処理の際の搬送路上の紙幣の搬送状況を説明するための図である。図7は、出金処理の際の第1出金口14及び第2出金口15における紙幣の集積状況の遷移を説明するための図である。
図5のフローチャートは、例えば制御部70のCPUが、ROMに記憶されているプログラムを実行することにより、実現される。なお、実行されるプログラムは、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等の記録媒体に記憶されても良く、インターネットを介してサーバ等からダウンロードされても良い。
第1の実施形態では、紙幣カセット30Aに金種D1の紙幣P1が装填され、紙幣カセット30Bに金種D2の紙幣P2が装填されており、N1枚の紙幣P1とN2枚の紙幣P2とを出金するものとする。また、紙幣P1は第1出金口14に搬送され、紙幣P2は第2出金口15に搬送されるものとする。
図5のフローチャートでは、まず、制御部70の出金制御部72は、紙幣カセット30Aの紙幣P1の再分離用の枚数カウンタNR1と、紙幣カセット30Bの紙幣P2の再分離用の枚数カウンタNR2とを初期化する(ステップS102)。例えば、出金制御部72は、NR1とNR2を0にする。
次に、出金制御部72は、搬送制御部74に紙幣P1、P2の第1出金口14及び第2出金口15への搬送開始を指示する(ステップS104)。また、出金制御部72は、紙幣カセット30Aの紙幣P1の分離を制御する分離制御部76Aに、繰り出し枚数N1の分離要求を行う(ステップS106)。これにより、搬送制御部74は、紙幣カセット30Aから分離されて繰り出された紙幣P1を、搬送部24の搬送ローラによって搬送路上を搬送させる。
搬送制御部74は、搬送される紙幣P1の紙幣認識部20による鑑別結果に基づき、紙幣P1の搬送先を決定する。すなわち、搬送制御部74は、鑑別結果が正常な紙幣P1を第1出金口14へ搬送させ、鑑別結果が異常な紙幣(リジェクト紙幣)をリジェクト庫37へ搬送させる。また、鑑別結果がリジェクト紙幣である場合には、搬送制御部74は、リジェクト(RJ)の発生を出金制御部72に通知する(ステップS108)。すると、出金制御部72は、リジェクト紙幣が紙幣カセット30Aから分離された紙幣であることを識別し、分離制御部76Aに紙幣P1の1枚の分離追加要求を行う(ステップS110)。
なお、リジェクト紙幣の発生は、図6(a)に示すように、N1枚の紙幣P1のうちの初期に搬送される紙幣において発生したものとする。このため、N1枚の紙幣P1が全て紙幣カセット30Aから繰り出される前に、リジェクト紙幣が検出されている。そして、ステップS110の分離追加要求は、N1枚の紙幣P1が全て繰り出される前に行われている。このため、分離制御部76Aは、N1枚の紙幣P1の分離に続いて、追加要求の1枚の紙幣P1の分離を連続して行う。
分離制御部76Aは、指定された枚数分(すなわち、追加要求分を含むN1+1枚)の紙幣P1の紙幣カセット30Aからの分離が完了すると、分離完了を出金制御部72に通知する(ステップS112)。次に、出金制御部72は、紙幣カセット30Aから繰り出された正常な紙幣が全て第1出金口14に搬送されるのを待たずに、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離を制御する分離制御部76Bに分離枚数N2枚の分離要求を行う(ステップS114)。これにより、図6(b)に示すように、紙幣P2の分離が、紙幣P1の分離に引き続き行われることになる。すなわち、紙幣P1の搬送路上での搬送中に、紙幣P2の分離が開始される。
搬送制御部74は、分離された紙幣P2を、搬送部24の搬送ローラによって搬送路上を搬送させる。そして、搬送制御部74は、搬送される紙幣P2の紙幣認識部20による鑑別結果に基づき、紙幣P2の搬送先を決定する。すなわち、搬送制御部74は、鑑別結果が正常な紙幣P2を第2出金口15へ搬送させ、鑑別結果が異常な紙幣(リジェクト紙幣)をリジェクト庫37へ搬送させる。
ここで、紙幣P2の分離中に、紙幣P1(例えば、追加要求した紙幣P1)のリジェクトの発生が検知されたものとする。すると、搬送制御部74は、リジェクトの発生を出金制御部72に通知する(ステップS116)。すると、出金制御部72は、リジェクト紙幣が紙幣カセット30Bから分離中の紙幣では無く、紙幣カセット30Aから分離された紙幣であることを識別し、紙幣カセット30Aの再分離用の枚数カウンタNR1を+1する(ステップS118)。
その後、搬送制御部74は、紙幣カセット30Aから繰り出された正常な紙幣P1(すなわち、図7(a)に示すように(N1−1)枚の紙幣P1)が全て第1出金口14に搬送され、出金が完了したことを出金制御部72に通知する(ステップS120)。
ところで、図6(c)に示すように、紙幣カセット30BからのN2枚の紙幣P2の分離中に、紙幣P2のリジェクトの発生が検知されたものとする。すると、搬送制御部74は、紙幣カセット30Bから分離した紙幣がリジェクトされたことを出金制御部72に通知する(ステップS122)。すると、出金制御部72は、分離制御部76Bに対して紙幣P2の1枚の分離追加要求を行う(ステップS124)。
分離制御部76Bは、指定された枚数分(すなわち、追加要求分を含むN2+1枚)の紙幣P2の紙幣カセット30Bからの分離が完了すると、分離完了を出金制御部72に通知する(ステップS126)。次に、出金制御部72は、紙幣カセット30Aの再分離用の枚数カウンタNR1が0より大きいか否かを判定する。
ここでは、ステップS118で枚数カウンタNR1が+1されているので、出金制御部72は、紙幣カセット30Bから繰り出された正常な紙幣が全て第2出金口15に搬送されるのを待たずに、分離制御部76Aに1枚分の紙幣P1の再分離要求を行う(ステップS128)。これにより、図6(d)に示すように、紙幣P1の再分離が、紙幣P2の分離に引き続いて行われることになる。すなわち、紙幣P2の搬送路上での搬送中に、紙幣P1の再分離が開始される。そして、分離制御部76Aは、指定された1枚の紙幣の分離が完了すると、分離完了を出金制御部72に通知する(ステップS130)。
その後、搬送制御部74は、紙幣カセット30Bから繰り出された正常な紙幣P2(すなわち、図7(b)に示すようにN2枚の紙幣P2)が全て第2出金口15に搬送され、出金が完了したことを出金制御部72に通知する(ステップS132)。また、搬送制御部74は、紙幣カセット30Aから再度繰り出した正常な紙幣P1(すなわち、1枚の紙幣P1)が全て第1出金口14に搬送され(この結果、第1出金口14には、図7(c)に示すようにN1枚の紙幣P1が集積される)、出金が完了したことを出金制御部72に通知する(ステップS134)。
すると、出金制御部72は、N1枚の紙幣P1とN2枚の紙幣P2が出金されたものと判定し、搬送制御部74に紙幣の搬送終了要求を行う(ステップS136)。これにより、第1の実施形態に係る一連の出金処理が完了する。
(1−6.第1の実施形態の有効性)
上述した第1の実施形態によれば、図6に示すように、紙幣カセット30Aから分離した紙幣P1が第1出金口14に搬送されて出金され、紙幣カセット30Bから分離した紙幣P2が第2出金口15に搬送されて出金される。このため、複数金種の紙幣を出金する際に、異なる金種の紙幣P1、P2が第1出金口14及び第2出金口15で混ざることを防止できる。
上述した第1の実施形態によれば、図6に示すように、紙幣カセット30Aから分離した紙幣P1が第1出金口14に搬送されて出金され、紙幣カセット30Bから分離した紙幣P2が第2出金口15に搬送されて出金される。このため、複数金種の紙幣を出金する際に、異なる金種の紙幣P1、P2が第1出金口14及び第2出金口15で混ざることを防止できる。
また、第1の実施形態によれば、図6(b)に示すように、出金制御部72は、紙幣P1及び紙幣P2の出金処理の際に、先に分離される紙幣カセット30Aの紙幣P1の分離が完了した後であって、紙幣P1の第1出金口14への出金が完了する前に、紙幣カセット30Bの紙幣P2の分離を開始させる。これにより、先に分離される紙幣P1の分離が完了した後に、引き続き紙幣P2を分離することができるので、紙幣P1の搬送と紙幣P2の搬送との間で搬送処理が停止することを抑制できる。従って、複数金種の紙幣を効率的に出金処理することが可能となる。
<2.第2の実施形態>
上述した第1の実施形態では、2種類の金種の紙幣P1、P2を第1出金口14と第2出金口15へ出金する出金処理が行われたが、第2の実施形態では、3種類の金種の紙幣P1、P2、P3を第1出金口14と第2出金口15へ出金する出金処理が行われる。
上述した第1の実施形態では、2種類の金種の紙幣P1、P2を第1出金口14と第2出金口15へ出金する出金処理が行われたが、第2の実施形態では、3種類の金種の紙幣P1、P2、P3を第1出金口14と第2出金口15へ出金する出金処理が行われる。
なお、第2の実施形態に係る紙幣処理装置10の構成は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。以下では、図8及び図9を参照しながら、第2の実施形態に係る出金処理例について説明する。
図8は、第2の実施形態に係る出金処理例を示すフローチャートである。図9は、出金処理の際の第1出金口14及び第2出金口15における紙幣の集積状況の遷移を説明するための図である。
第2の実施形態では、紙幣カセット30Aに金種D1の紙幣P1が装填され、紙幣カセット30Bに金種D2の紙幣P2が装填され、紙幣カセット30Cに金種D3の紙幣P3が装填されており、N1枚の紙幣P1とN2枚の紙幣P2とN3枚の紙幣P3とを出金するものとする。また、紙幣P1は第1出金口14に搬送され、紙幣P2は第2出金口15に搬送され、紙幣P3は第1出金口14又は第2出金口15に搬送されるものとする。
図7のフローチャートでは、まず、制御部70の出金制御部72は、紙幣カセット30Aの紙幣P1の再分離用の枚数カウンタNR1と、紙幣カセット30Bの紙幣P2の再分離用の枚数カウンタNR2と、紙幣カセット30Cの紙幣P2の再分離用の枚数カウンタNR3とを初期化する(ステップS150)。
その後のステップS104〜S132の各処理は、図5のステップS104〜S132と同様であるので、詳細な説明な省略する。
ステップS132が処理されると、紙幣カセット30Bから繰り出された正常な紙幣P2(すなわち、図9(b)に示すようにN2枚の紙幣P2)全てが、第2出金口15に集積された状態となる。一方で、第1出金口14には、(N1−1)枚の紙幣P1が集積されている。第1出金口14にN1枚の紙幣P1が集積されていない(すなわち、出金が完全に完了していない)ので、職員は、第2出金口15に集積された紙幣P2を抜き取ることになる(図9(c)参照)。
出金制御部72は、第2出金口15からの紙幣P2が抜き取られたことを検知する(ステップS152)。次に、出金制御部72は、紙幣カセット30Cの紙幣P3の分離を制御する分離制御部76Cに分離枚数N3の分離要求を行う(ステップS154)。これにより、搬送制御部74は、紙幣カセット30Cから分離されて繰り出された紙幣P3を、搬送部24の搬送ローラによって搬送路上に搬送させる。
搬送制御部74は、搬送される紙幣P3の紙幣認識部20による鑑別結果に基づき、紙幣P3の搬送先を決定する。第1出金口14と第2出金口15のうちの第2出金口15からの紙幣P2が抜き取られているので、搬送制御部74は、鑑別結果が正常な紙幣P3を第2出金口15へ搬送させる。
その後、ステップS128で再分離要求された1枚の紙幣P1が第1出金口14に集積される(すなわち、図9(d)に示すようにN1枚の紙幣P1が集積される)と、搬送制御部74は、紙幣P1の出金が完了したことを出金制御部72に通知する(ステップS156)。
その後、分離制御部76Cは、指定された枚数分(すなわち、N3枚)の紙幣P3の紙幣カセット30Cからの分離が完了すると、分離完了を出金制御部72に通知する(ステップS158)。そして、分離された正常なN3枚の紙幣P3が、図9(e)に示すように第2出金口15へ集積されと、搬送制御部74は、紙幣P3の出金が完了したことを出金制御部72に通知する(ステップS160)。
すると、出金制御部72は、N1枚の紙幣P1とN2枚の紙幣P2とN3枚の紙幣P3が出金されたものと判定し、搬送制御部74に紙幣の搬送終了要求を行う(ステップS162)。これにより、第2の実施形態に係る一連の出金処理が完了する。
上述した第2の実施形態によれば、検知部82は、紙幣P3よりも先に分離され第1出金口14に出金された紙幣P1、又は第2出金口15に出金された紙幣P2が抜き取られたことを検知する。そして、出金制御部72は、3つの紙幣P1、P2、P3の出金処理の際に、検知部82による紙幣P1又は紙幣P2の抜き取りの検知(具体的には、紙幣P2の抜き取りの検知)後に、抜き取られた紙幣P2が出金された第2出金口15に搬送される紙幣P3の分離を開始させる。これにより、図9に示すように、後から分離される紙幣P3が、紙幣P1又はP2が抜き取られた第1出金口14又は第2出金口15に搬送されるので、先に分離された紙幣P1又はP2と出金口で混ざることを防止できる。この結果、出金口が二つであっても、3種類の金種の紙幣を効率的に出金できる。
また、第2の実施形態によれば、出金制御部72は、検知部82による紙幣P2の抜き取りの検知後であって、抜き取られていない紙幣P1の第1出金口14への出金が完了する前に、第2出金口15に搬送される紙幣P3の分離を開始させる(図8のステップS152〜S156)。これにより、紙幣P1の搬送と紙幣P3の搬送との間の搬送処理の停止時間を短くできるので、3種類の金種の紙幣P1〜P3を2つの出金口14、15に効率的に出金処理することが可能となる。
上述した第2の実施形態では、紙幣カセット30Aが、第1金種の紙幣P1(第1紙幣)を集積する第1集積部に該当し、紙幣カセット30Bが、第2金種の紙幣P2(第2紙幣)を集積する第2集積部に該当し、紙幣カセット30Cが、第3金種の紙幣P3(第3紙幣)を集積する第3集積部に該当する。
なお、第2の実施形態では、先に分離された2つの紙幣P1、P2のうち先に出金が完了した紙幣P2の抜き取り検知後に、紙幣P3の分離を開始することとしたが、これに限定されない。例えば、2つの紙幣P1、P2のうち一方の紙幣P2の出金が完了した場合に、第2出金口15で紙幣P2に重なって集積されるように紙幣P3を分離して搬送することとしても良い。かかる場合には、第2出金口15に2種類の金種の紙幣P2、P3が集積されるが、紙幣P3が紙幣P2の間に混ざるのではないので、紙幣P2、P3を誤認することを抑制できる。
また、第2の実施形態の処理は、3種類の金種の紙幣を2つの出金口に出金する場合について説明したが、これに限定されず、4つの紙幣カセット30A〜30Dに集積された4種類の紙幣を2つの出金口に出金する場合についても適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上述した紙幣処理装置10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、紙幣処理装置10の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、紙幣処理装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した紙幣処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。
また、上述した実施形態では、紙幣処理装置10を職員操作型端末に適用して説明したが、これに限定されない。例えば、顧客操作型端末であって、紙幣を還流させる(リサイクルさせる)タイプのATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置の現金処理部に適用してもよい。自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
10 紙幣処理装置
14 第1出金口
15 第2出金口
20 紙幣認識部
22 一時保留部
24 搬送部
30A〜30D 紙幣カセット
70 制御部
72 出金制御部
74 搬送制御部
76 分離制御部
82 検知部
14 第1出金口
15 第2出金口
20 紙幣認識部
22 一時保留部
24 搬送部
30A〜30D 紙幣カセット
70 制御部
72 出金制御部
74 搬送制御部
76 分離制御部
82 検知部
Claims (9)
- 第1金種の第1紙幣を集積する第1集積部と、
前記第1金種とは異なる第2金種の第2紙幣を集積する第2集積部と、
前記第1集積部から分離した前記第1紙幣が搬送されて出金される第1出金口と、
前記第2集積部から分離した前記第2紙幣が搬送されて出金される第2出金口と、
前記第1紙幣及び前記第2紙幣の分離及び搬送を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1紙幣及び前記第2紙幣の出金処理の際に、先に分離される前記第1集積部の前記第1紙幣の分離が完了した後であって、前記第1紙幣の前記第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
前記制御部は、
前記第1紙幣の前記第1出金口への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、
前記第2集積部の前記第2紙幣の分離が完了した後であって、前記第2紙幣の前記第2出金口への出金が完了する前に、前記リジェクト紙幣の代わりの前記第1紙幣の追加分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 請求項2に記載の紙幣処理装置において、
前記制御部は、
前記第2紙幣の分離中であって、先に分離された前記第1紙幣の前記第1出金口への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、
前記第2集積部の前記第2紙幣の分離が完了した後であって、前記第2紙幣の前記第2出金口への出金が完了する前に、前記第1紙幣の追加分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
前記制御部は、
前記第1紙幣の所定枚数の分離中であって、前記第1紙幣の前記第1出金口への搬送の際にリジェクト紙幣が発生した場合には、
前記所定枚数の分離に引き続き、前記リジェクト紙幣の代わりの前記第1紙幣の追加分離を行う、紙幣処理装置。 - 請求項4に記載の紙幣処理装置において、
前記制御部は、
前記リジェクト紙幣の代わりの前記第1紙幣の追加分離が完了した後であって、追加分離された前記第1紙幣の前記第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
第3金種の第3紙幣を集積する第3集積部と、
前記第3紙幣よりも先に分離され前記第1出金口に出金された前記第1紙幣、又は前記第2出金口に出金された前記第2紙幣が抜き取られたことを検知する検知部と、を更に備え、
前記制御部は、
前記第1紙幣、前記第2紙幣、及び前記第3紙幣の出金処理の際に、前記検知部による前記第1紙幣又は前記第2紙幣の抜き取りの検知後に、抜き取られた紙幣が出金された出金口に搬送される前記第3紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 請求項6に記載の紙幣処理装置において、
前記制御部は、
前記検知部による前記第1紙幣又は前記第2紙幣の抜き取りの検知後であって、抜き取られていない紙幣の出金が完了する前に、前記第3紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
前記制御部は、
先に分離される前記第1集積部の前記第1紙幣の分離が完了した直後に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させる、紙幣処理装置。 - 第1集積部に集積された第1金種の第1紙幣を分離して第1出金口に搬送し、第2集積部に集積された第2金種の第2紙幣を分離して第2出金口に搬送して、前記第1紙幣及び前記第2紙幣を出金処理する紙幣処理方法であって、
前記第1集積部の前記第1紙幣を分離するステップと、
分離した前記第1紙幣を前記第1出金口に搬送するステップと、
前記第1紙幣の分離が完了した後であって、前記第1紙幣の第1出金口への出金が完了する前に、前記第2集積部の前記第2紙幣の分離を開始させるステップと、
を有する紙幣処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012177064A JP2014035675A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 紙幣処理装置、及び紙幣処理方法 |
PCT/JP2013/069054 WO2014024632A1 (ja) | 2012-08-09 | 2013-07-11 | 紙幣処理装置、及び紙幣処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012177064A JP2014035675A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 紙幣処理装置、及び紙幣処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014035675A true JP2014035675A (ja) | 2014-02-24 |
Family
ID=50067868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012177064A Pending JP2014035675A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 紙幣処理装置、及び紙幣処理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014035675A (ja) |
WO (1) | WO2014024632A1 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04291695A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-15 | Fujitsu Ltd | 出金装置 |
JPH04291694A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-15 | Fujitsu Ltd | 出金装置 |
JPH0721442A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Glory Ltd | 紙幣処理機 |
-
2012
- 2012-08-09 JP JP2012177064A patent/JP2014035675A/ja active Pending
-
2013
- 2013-07-11 WO PCT/JP2013/069054 patent/WO2014024632A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014024632A1 (ja) | 2014-02-13 |
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