JP2014035598A - 入力装置、これを有する携帯端末及び入力方法 - Google Patents

入力装置、これを有する携帯端末及び入力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末等での使用に好適であって、着脱が容易であり、取り外した場合の処置にも困惑しない操作棒を用いて入力する。
【解決手段】入力装置400は支持部401とセンサ402と制御部403とを有する。制御部403はセンサ402により検出された操作棒410の傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する命令生成部404を有する。支持部401に操作棒410が挿し込まれ、支持部401は操作棒410を傾倒可能に支持する。センサ402は支持部401により支持された操作棒410の傾倒方向と傾倒量を検出する。制御部403の命令生成部404はセンサ402により検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、入力装置、これを有する携帯端末及び入力方法に関する。
スマートフォンに代表されるように、タッチパネル操作を前提とし、ハードウェアキーの少ない携帯端末が普及しつつある。この種の端末は、インターネットとの親和性が高く、電話・メールの他にPDA(Personal Digital Assistant)機能が付いた多機能携帯端末であり、パソコンの特徴が取り入れられている。そして、通常、ゲーム等のアプリケーションもサポートされている。
しかし、ゲームを行う場合、タッチパネルによる操作では、ゲーム専用機での操作感は体感できず快適とは言えない。例えば、指示入力の方法として、タッチパネルをなぞって指示したり、端末の傾き(動き、向き、姿勢)等で指示を入力すること等が考えられるが、正確・快適な操作には難がある。そうかといって、端末サイズに対して大画面の表示部を有するため、矢印キー等の方向入力手段を組み込むことができず、筐体表面から突出した機構も携帯性を損なうので推奨されない。
このような問題の解決を図った従来技術として、使用状態では筐体の天面から突出し、収納に際しては筐体の天面からの突出を少なくできるジョイスティックシャフトと、筐体の内部に配置されジョイスティックシャフトからの操作命令を受けて操作信号を出力する操作信号出力部品とを有するゲーム機用ジョイスティック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この装置では、ジョイスティックシャフトを収納するときは、ジョイスティックシャフトを分割、または折畳むとしている。このような収納方法は、ゲーム機等のように、筐体の深さがあるなら収納作業が容易であるが、筐体が薄いスマートフォン等の携帯端末においては困難である。また、携帯端末は、掌に載せてゲームを行うことが多いので、携帯端末の傾き姿勢を考慮した入力に変換することが必要になるが、水平な面上に置かれた状態で使用されるゲーム機では、このような配慮が施されていないという問題点もある。
また、表示手段において限られたスペースで一度に比較的多量の情報を操作者が見て認識できるように覗き見式の表示とし、かつ装置本体に対して着脱可能に装着されるジョイスティックを設けて、操作者は取り外したジョイスティックを操作し覗き見しながら情報の入力ができるようにした携帯端末も公知である(例えば、特許文献2参照)。
この携帯端末におけるジョイスティックは、ジョイスティックシャフトの他に、装置本体へ信号を送信する送信部をも含み、この一体的なジョイスティックをマグネットあるいは機械的構造によって着脱可能としたものである。このため、携帯端末の使用環境によっては、取り外したジョイスティックの置き所等に困惑することである。また、ここでのジョイスティックはキーボードに代わる入力手段であり、ゲーム用を意図したものでもない。
特開2010−284312号公報 特開2002−099373号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、携帯端末等での使用に好適であって、着脱が容易であり、取り外した場合の処置にも困惑しない操作棒を用いて入力できる入力装置、これを有する携帯端末及び入力方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る入力装置は、
操作棒が挿抜可能に挿し込まれ、挿し込まれた操作棒を傾倒可能に支持する支持部と、
前記支持部により支持された操作棒の傾倒方向と傾倒量を検出するセンサと、
前記センサにより検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する命令生成部を含む制御部と、
を備える。
また、本発明の第2の観点に係る携帯端末は、
上述の入力装置を有する。
また、本発明の第3の観点に係る入力方法は、
操作棒が挿抜可能に挿し込まれ、挿し込まれた操作棒を傾倒可能に支持する支持ステップと、
支持ステップで支持された操作棒の傾倒方向と傾倒量を検出する検出ステップと、
検出ステップで検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する制御ステップと、
を含む。
本発明によれば、携帯端末等での使用に好適であって、着脱が容易であり、取り外した場合の処置にも困惑しない操作棒を用いて入力できる。
更に、使用者による操作棒の交換が容易になり、用途に適した操作棒の選択ができるという利点も得られる。
本発明の実施の形態1に係る入力装置の断面図であり、操作棒を引き抜いた状態を示す。 本発明の実施の形態1に係る入力装置の断面図であり、操作棒を挿し込んだ状態を示す。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末を天面側から見た外観図である。 センサ素子の配置を説明するための図である。 センサ及び制御部のブロック図である。 センサ素子の出力に基づいて傾倒方向と傾倒量を求めるためのテーブルの一例を示す図である。 傾倒方向と傾倒量の組み合わせに対応する命令の例を示す図である。 実施の形態2に係る入力装置におけるセンサ及び制御部のブロック図である。 入力装置の変形例を示す断面図である。 入力装置の他の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る入力装置の断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る入力装置300の構成例を図1および図2に、この入力装置300が搭載される携帯端末101を天面側から見た外観を図3に示す。
携帯端末101の使用者は、本体の機能に加えて、本入力装置300により、ゲーム機等におけるジョイスティックの操作感をもって、表示画面に対し任意の方向の指示を行うことができる。
本実施の形態1に係る携帯端末101は、例えば、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Data Assistance)等から構成され、例えば、薄型の箱状の外形形状を有する。
図3に示すように、携帯端末101はほぼ直方体形状の筐体10を備える。筐体10の天面の大部分は、表示部102で占められている。表示部102の表面にはタッチパネル103が配置されている。使用者はタッチパネル103を指でタッチすることにより入力操作を行うことができる。表示部102の下方には、予め特定機能が割り振られた複数のキー104が配置されている。キー104の間に開口部11が設けられている。この開口部11に、操作棒としてのアナログスティック1が挿入される。
図1および図2は、図3に示す携帯端末101のI−I線矢視断面図であり、本入力装置300の構成を示している。
この入力装置300は、弾性部材としてのゴムシート2、受け部としてのスティック受け部3、センサとしての複数のセンサ素子4、基板5、永久磁石6、筐体10、開口部11および制御部(図示省略)を有する。
アナログスティック(操作棒)1は、磁性を帯びていない金属・樹脂等の棒の片端に樹脂製の球体1aを取り付けたものであり、使用者は必要なときにこのアナログスティック1を開口部11から内部のスティック受け部3に挿し込むことで入力装置300を使用することができる。その際、使用者は指を球体部1aに当ててアナログスティック1を傾けることで任意の方向を指示することができる。図1はアナログスティック1をスティック受け部3に挿し込んでいない状態、図2はアナログスティック1をスティック受け部3に挿し込んで傾けた状態を示している。
開口部11の口径は、アナログスティック1を抵抗無く挿し入れることができ、アナログスティック1を傾けたときに、アナログスティック1とスティック受け部3が一体として傾く程度のサイズに構成される。開口部11は、アナログスティック1の傾倒量の最大量を規定する。なお、アナログスティック1を使用しない時は携帯端末101とは別に保持されるストラップで携帯端末101と繋げておいてもよい。
ゴムシート2は、ゴム材質の弾性シートから構成されている。ゴムシート2には、スティック受け部3を通す穴が形成されている。ゴムシート2は筐体10内に設けられており、ゴムシート2に形成された穴は開口部11に対向している。ゴムシート2は、開口部11の周辺に設けられた部材、例えば、部品の設置領域を区画するために設けられた仕切壁等に接着されている。
スティック受け部3は、有底円筒状に形成されている。スティック受け部3は、その上端部(開口部11側の端部)がゴムシート2の穴に通されゴムシート2に接着されて、支持されている。スティック受け部3は、ゴムシート2の復元力により、アナログスティック1がスティック受け部3に挿し込まれて傾けられない限り、筐体10の背面に対して直立する状態を維持する。
スティック受け部3は、アナログスティック1が開口部11から挿入された際に、棒部分の少なくとも一部が収まる長さの部品であり、摩擦係数の小さい樹脂等の素材でできている。スティック受け部3の底部(開口部11側とは反対側の端部)は、筐体10の底面側の内壁部に施され開口部11に対向する窪み12に常に曲面で接している。窪み12は、スティック受け部3がこの窪み12から簡単に外れないよう十分な深さに形成されている。窪み12は、アナログスティック1がスティック受け部3に挿し込まれて傾けられるときに傾きの支点となる。
支持部は、筐体10、スティック受け部3、ゴムシート2及び窪み12によって構成される。
スティック受け部3の上部にはリング型の永久磁石6が接着されている。永久磁石6は、その周辺に磁場を形成する。アナログスティック1がスティック受け部3に挿し込まれて傾けられると、永久磁石6が移動するので磁場が変化する。
センサ素子4は、物理現象である磁気の変化を検出する磁気検出半導体センサ素子、例えば、ホール素子から構成され、図4に示すように、基板5上にスティック受け部3を中心とした同心円状に等間隔に4つ実装されている。
センサ素子4には検出範囲や検出する値が距離に比例する線形範囲があるので、スティック受け部3を中心に、X軸方向とそれに直交するY軸方向の位置に4つ配置することにより、検出距離範囲を短くすることができるが、基本的には直交するXY2軸各1つずつで足りる。また、センサ素子4をスティック受け部3に対して対称的に配置することにより、4方向同じ精度で距離を検出することができる。
以上の構成において、筐体10の天面および背面と、ゴムシート2と、基板5とは平行な位置関係にある。
図5に示すように、センサ素子4は、それぞれ、携帯端末101の制御部200に接続されている。
制御部200は、携帯端末101の各部を制御する機能部であり、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等から構成され、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、携帯端末101が備える各種の機能を実現する。制御部200が実行する機能の1つにスティック制御機能がある。このスティック制御機能は、4つのセンサ素子4により検出された磁気の変化を基に、窪み12を原点とした永久磁石6の傾倒方向および傾斜量を算出し、算出した傾倒方向と傾倒量とに基づいて、ユーザの入力指示を判別し、入力された指示に沿った処理を実行する。
具体的には、制御部200のスティック制御機能は、図5に示すように、演算部7と命令生成部8と処理制御部9とから構成される。
演算部7は4つのセンサ素子4が検出した磁気強度の変化を基に、永久磁石6の傾倒方向および傾倒量(傾倒角度)、即ち、アナログスティック1の傾倒方向と傾倒量を算出する。この演算は、公知の演算方法を適用できる。
例えば、演算部7は、4つの磁気センサ4の検出した磁気強度の基準強度に対する大小と、傾倒方向と傾倒量について、図6に例示するようなテーブルを記憶している。このテーブルは、4つの磁気センサ素子4(X+,Y+、X−、Y−)の出力と基準レベルとの大小関係とに基づいて、アナログスティック1の傾倒方向と傾倒量とを対応付けるテーブルである。例えば、4つの磁気センサ素子4(X+,Y+、X−、Y−)が全て、基準レベルの出力信号を出力している(基準レベルの磁気強度を測定している)場合には、アナログスティック1が傾倒していないと判別し、センサ素子4X+が基準レベルよりも0〜1段階強い磁気を検出し、センサ素子4X−が基準レベルよりも0〜1段階弱い磁気を検出し、センサ素子4Y+と4Y−が共に基準レベルの信号を出力している(基準レベルの磁気強度を測定している)場合には、アナログスティック1がX方向に傾倒しており、その傾倒量(角度)は小さいと判別することが登録されている。演算部7は、センサ素子4から出力された信号のレベルの組み合わせが、図6に示すテーブルの何れに該当するかを判別することにより、アナログスティック1の傾倒方向と傾倒量を判別し、判別した傾倒方向と傾倒量を命令生成部8に出力する。
算出手段は、演算部7によって構成される。
命令生成部8は、例えば、図7に示すような傾倒方向と傾倒量との組と入力する命令との対応関係を記憶しており、算出された永久磁石6の傾倒方向および傾倒量を任意の制御命令に変換する。即ち、命令生成部8は、センサ素子4により検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御命令(制御信号)を生成する。
処理制御部9は生成された制御命令に応じた処理を行う。
なお、最終的に生成する制御命令の内容・種類は任意であり、例えば、カーソルやアバタの移動方向と量を指示してもよく、方向とは無関係な処理を実行させる等してもよい。
次に、以上のように構成された本入力装置300の操作と動作について説明する。
通常の使用態様では、携帯端末101は、図1に示すように、アナログスティック1をスティック受け部3から引き抜いた状態で使用される。このとき、携帯端末101の使用者は、例えば、タッチパネル103およびキー104を使用して操作を行うことができる。このとき、スティック受け部3は傾くことがないため方向入力の無い状態を維持する。
次に、表示部102内でのカーソル移動等、方向入力による操作が必要となる場面において、使用者はアナログスティック1のスティック側を開口部11に通してスティック受け部3に挿し込む。
アナログスティック1に力を加えていない場合、スティック受け部3の底部は窪み12で支持され、スティック受け部3の上部はゴムシート2の弾性力により、開口部11の中央部付近に位置する。このため、アナログスティック1およびスティック受け部3は筐体10の背面に対し直立して安定する。この場合には、方向入力は無い状態にある。
一方、図2に示すように、アナログスティック1を挿し込んだ後、使用者がアナログスティック1の球体部1aに指を当ててアナログスティック1を傾けると、スティック受け部3は、窪み12で固定されている底部を支点として、アナログスティック1の傾きに応じて傾く。この動きに伴って、スィック受け部3に固定されている永久磁石6も一緒に傾く。この時、4つのセンサ素子4は、それぞれ、磁気の変化を検出する。
制御部200の演算部7は、各センサ素子4の出力と基準レベルとの差分を求め、命令生成部8に供給する。演算部7は、さらに、例えば、供給された4つのセンサ素子4の出力と基準レベルとの差の組み合わせを図6のテーブルに適用して、アナログスティック1の傾倒方向と傾倒量とを求め、命令生成部8に供給する。
命令生成部8は、例えば、傾倒方向と傾倒量とを、図7のテーブルに適用し、対応する命令を取得する。
処理制御部9は、命令生成部8から生成された命令を受信し、命令に対応する処理を実行し、カーソルの移動等、表示部102の表示に反映する。
使用者がアナログスティック1の球体部1aから指を離すと、ゴムシート2の復元力により、アナログスティック1の上端部は原点の位置に戻り、方向入力の無い状態になる。また、操作が終了し、使用者がアナログスティック1を抜いた場合もスティック受け部3は原点の位置に戻り方向入力の無い状態になる。
このようにして、本実施の形態の入力装置300によれば、使用者は、携帯端末101に、アナログスティック1を挿入し、球体部1aを操作することで、あたかも、ジョイスティックを操作しているのと同様の感覚で、向きと移動量を指定することで、方向の指示、量の指示等を含む任意の命令を入力することができる。
従って、例えば、携帯端末101でゲームなどを実行する場合には、球体部1aを操作することで、ジョイスティックを操作するのと同様の感覚で、方向・量を含む任意の指示・命令を入力し、ゲームの進行を制御することができる。
また、入力装置300は、アナログスティック1の着脱が容易にできる構成となっている。上記したようにアナログスティック1は、磁性を帯びていない金属・樹脂等から成るものなので、取り外したアナログスティック1の置き所等に困惑することもない。
(実施の形態2)
携帯端末101においてゲーム等を行う場合、使用者は、通常、片方の掌に携帯端末101を置き、他方の手の指で操作する。この場合、携帯端末101は水平な台上に置かれた場合と異なって水平な姿勢を保つことが困難となる。そこで、携帯端末101の姿勢を検出し、演算部7で算出した永久磁石6の傾倒方向および傾倒量を、姿勢を考慮した傾倒方向と傾倒量に変換するようにしてもよい。以下、このような実施の形態を説明する。本実施の形態2における、携帯端末101及び入力装置300の基本構成は、図1〜図3を参照して説明した実施の形態1の携帯端末101及び入力装置300の構成と同一である。
図8は、実施の形態2のセンサ及び制御部201のブロック図である。センサは、図5に示したセンサ素子4に、加速度センサ13が付加された構成を有する。また、制御部201は、図5に示した制御部200に、傾き情報変換部14が付加された構成を有する。
加速度センサ13は、筐体10、すなわち携帯端末101の加速度を測定する。
傾き情報変換部14は測定された加速度から携帯端末101の傾き姿勢情報を生成する。
命令生成部8は、演算部7で算出されたアナログスティック1の傾倒方向および移動量に、傾き情報変換部14で生成された傾き姿勢情報を考慮して、制御対象の制御命令を生成する。
例えば、携帯端末101が水平な姿勢にあれば、移動量を4方向均等に扱うが、携帯端末101が地面に垂直であれば、上方向の移動量は所定の倍数だけ乗算する。処理制御部9は生成された制御命令に応じて表示部102上の制御対象を移動させる。
このようにして、本実施の形態2の入力装置300は、加速度センサ13を備え、命令生成部8が演算部7で算出されたアナログスティック1の傾倒方向および傾倒量と加速度センサ13により測定された加速度とに基づいて、制御対象の制御命令を生成する。従って、入力装置300は、携帯端末等の傾き姿勢を考慮した入力に変換することが可能となる。
(変形例)
上記実施の形態1、2の構成にあっては、スティック受け部3の上端部にリング状の永久磁石6を配置したが、永久磁石6の形状、位置などは任意である。例えば、図9に示すように、スティック受け部3の中央部に立方体状の永久磁石61を配置するなどしてもよい。
さらに、アナログスティック1を支持する構成も、アナログスティック1を挿抜可能に支持し、且つ、挿入されたアナログスティック1を一定範囲内で倒すことができるならば任意である。例えば、図10に示すように、ゴムシート2に形成された穴からアナログスティック1を挿入し、このアナログスティック1を筐体の対抗面の窪み12で支持するようにしてもよい。
上記実施の形態1、2の構成にあっては、ゴムシート2は開口部11の周辺に設けられた部材に接着されていることとしたが、例えば、開口部11の周辺にゴムシート2を接着するための部材がない場合には、ゴムシート2を筐体10の側面等に接着してもよい。
また、弾性部材を弾性シートとしてのゴムシート2によって構成したが、弾性部材はシート状のものに限られず、弾性部材を、例えば、ブロック状のゴム材やスポンジ材等で構成してもよい。また、ゴムシート2の代りに、これと同様な機能の弾性シートを使用することもできる。
上記実施の形態1、2の構成にあっては、開口部11を、筐体10の天面に設けたが、開口部11を、筐体10の背面や側面等に設けてもよい。この場合には、窪み12を筐体10の天面側の内壁部や側面側の内壁部等に施すことになる。
また、窪み12を筐体10の内壁部に施したが、窪み12を筐体10内に収容されている部材に施してもよい。
以上に説明した実施の形態1、2において、アナログスティック1の動きを検出することが可能であれば、センサ素子4は、磁気検出半導体センサ素子の代りに、光センサ、静電容量センサ、金属センサ等であってもよい。その場合には、永久磁石6に代わって、対応する部品が用いられる。
また、アナログスティック1の握り部分は球体1aである必要はなく、任意の形状であってよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について図11を参照して説明する。
上記実施の形態1、2では、具体的な入力装置300について説明したが、本実施の形態3では、最小構成から成る入力装置400について説明する。
入力装置400は、支持部401と、センサ402と、制御部403と、を有する。
支持部401は、例えば、開口部を備えた筐体や操作棒410と一体的に傾倒できる受け部、受け部を支持する弾性部材などによって構成される。支持部401は、操作棒410を傾倒可能に支持する構成となっている。なお、支持部401は、上記実施の形態1における筐体10、スティック受け部3、ゴムシート2及び窪み12に相当するが、必ずしもこれらの構成に限られない。
センサ402は、例えば、操作棒410の操作による物理現象の変化を検出するセンサ素子などによって構成される。センサ402は、制御部403に接続されている。なお、センサ402は、上記実施の形態1における複数のセンサ素子4に相当するが、必ずしもこれらの構成に限られない。
制御部403は、CPU、メモリ等から構成され、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、各種の機能を実現する。制御部403は、センサ402により検出された操作棒410の傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する命令生成部404を有している。
操作棒410は、磁性を帯びていない金属・樹脂等の棒の片端に樹脂製の球体を取り付けたものである。
次に、本入力装置400の操作と動作について説明する。
使用者は、例えば、携帯端末に対して入力を行う場合には、操作棒410を支持部401に挿し込む。
支持部401に操作棒410が挿し込まれると、支持部401は、挿し込まれた操作棒410を傾倒可能に支持する。
操作棒410に力を加えていない場合には、入力は無い状態にある。
一方、使用者が操作棒410を傾けると、センサ402は、支持部401により支持された操作棒410の傾倒方向と傾倒量を検出する。
制御部403の命令生成部404は、センサ402により検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する。この命令生成部404が生成する制御信号により、携帯端末に対して入力が行われることとなる。
操作棒410が元の姿勢に戻ると、入力の無い状態になる。
また、操作が終了した場合には、操作棒410を支持部401から抜くことで、入力の無い状態が維持される。
このようにして、本実施の形態の入力装置400によれば、使用者は、支持部401に操作棒410を挿入し、操作することで、あたかも、ジョイスティックを操作しているのと同様の感覚で、方向の指示、量の指示等を含む任意の命令を入力することができる。
従って、例えば、入力装置400を有する携帯端末でゲームなどを実行する場合には、操作棒410を操作することで、ジョイスティックを操作するのと同様の感覚で、方向・量を含む任意の指示・命令を入力し、ゲームの進行を制御することができる。
また、入力装置400は、操作棒410の着脱が容易にできる構成となっている。上記したように操作棒410は、磁性を帯びていない金属・樹脂等から成るものなので、取り外した操作棒410の置き所等に困惑することもない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
操作棒が挿抜可能に挿し込まれ、挿し込まれた操作棒を傾倒可能に支持する支持部と、
前記支持部により支持された操作棒の傾倒方向と傾倒量を検出するセンサと、
前記センサにより検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する命令生成部を含む制御部と、
を備えることを特徴とする入力装置。
(付記2)
前記支持部は、
前記操作棒を挿し込むための開口部を備えた筐体と、
挿し込まれた前記操作棒を収容し前記開口部側とは反対側を支点として前記操作棒と一体的に傾倒できる受け部と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の入力装置。
(付記3)
前記支持部は、
無負荷の状態で、前記受け部が前記筐体に対して所定の姿勢を保つように前記開口部側の端部を支持する弾性部材と、
前記筐体内に設けられ前記開口部に対向する窪みと、
を備え、
前記受け部は、前記開口部側とは反対側の端部が前記窪みに収容され、該窪みを支点として前記操作棒と一体的に傾倒可能に構成される、
ことを特徴とする付記2に記載の入力装置。
(付記4)
前記弾性部材は、前記筐体に固定された弾性シートから構成されている、ことを特徴とする付記3に記載の入力装置。
(付記5)
前記センサは、
前記操作棒の操作による物理現象の変化を検出する複数のセンサ素子を備え、
前記制御部は、
前記センサ素子のそれぞれにより検出された前記物理現象の変化に基づいて、前記操作棒の傾倒方向と傾倒量とを求める算出手段を備える、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1つに記載の入力装置。
(付記6)
前記センサは、
加速度を測定する加速度センサを備え、
前記命令生成部は、前記算出手段により求められた前記操作棒の傾倒方向および傾倒量と前記加速度センサにより測定された加速度とに基づいて、制御信号を生成する、
ことを特徴とする付記5に記載の入力装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか1つに記載の入力装置を有する携帯端末。
(付記8)
操作棒が挿抜可能に挿し込まれ、挿し込まれた操作棒を傾倒可能に支持する支持ステップと、
支持ステップで支持された操作棒の傾倒方向と傾倒量を検出する検出ステップと、
検出ステップで検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する制御ステップと、
を含むことを特徴とする入力方法。
本発明は、携帯電話・スマートフォンに限らず、PHS(Personal Handyphone System)、PDA等、更には、ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPCにも適用できる。
1 アナログスティック(操作棒)
2 ゴムシート
3 スティック受け部
4 センサ素子
5 基板
6 永久磁石
7 演算部
8 命令生成部
9 処理制御部
10 筐体
11 開口部
12 窪み
13 加速度センサ
14 傾き情報変換部
101 携帯端末
200、201 制御部
300 入力装置
400 入力装置
401 支持部
402 センサ
403 制御部
404 命令生成部
410 操作棒

Claims (8)

  1. 操作棒が挿抜可能に挿し込まれ、挿し込まれた操作棒を傾倒可能に支持する支持部と、
    前記支持部により支持された操作棒の傾倒方向と傾倒量を検出するセンサと、
    前記センサにより検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する命令生成部を含む制御部と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記支持部は、
    前記操作棒を挿し込むための開口部を備えた筐体と、
    挿し込まれた前記操作棒を収容し前記開口部側とは反対側を支点として前記操作棒と一体的に傾倒できる受け部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記支持部は、
    無負荷の状態で、前記受け部が前記筐体に対して所定の姿勢を保つように前記開口部側の端部を支持する弾性部材と、
    前記筐体内に設けられ前記開口部に対向する窪みと、
    を備え、
    前記受け部は、前記開口部側とは反対側の端部が前記窪みに収容され、該窪みを支点として前記操作棒と一体的に傾倒可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記弾性部材は、前記筐体に固定された弾性シートから構成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  5. 前記センサは、
    前記操作棒の操作による物理現象の変化を検出する複数のセンサ素子を備え、
    前記制御部は、
    前記センサ素子のそれぞれにより検出された前記物理現象の変化に基づいて、前記操作棒の傾倒方向と傾倒量とを求める算出手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 前記センサは、
    加速度を測定する加速度センサを備え、
    前記命令生成部は、前記算出手段により求められた前記操作棒の傾倒方向および傾倒量と前記加速度センサにより測定された加速度とに基づいて、制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の入力装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の入力装置を有する携帯端末。
  8. 操作棒が挿抜可能に挿し込まれ、挿し込まれた操作棒を傾倒可能に支持する支持ステップと、
    支持ステップで支持された操作棒の傾倒方向と傾倒量を検出する検出ステップと、
    検出ステップで検出された傾倒方向と傾倒量に応じて制御信号を生成する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする入力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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