JP2014035212A - 裁断対象検査装置、裁断対象検査方法、裁断対象検査装置用のプログラム、および、裁断対象検査システム - Google Patents

裁断対象検査装置、裁断対象検査方法、裁断対象検査装置用のプログラム、および、裁断対象検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】裁断対象の切り残しを検査できる裁断対象検査装置等を提供する。
【解決手段】裁断対象を検査する裁断対象検査装置において、裁断後に撮像された裁断対象の画像データを取得し(S12、S13)、取得した画像データと比較するための基準データを取得し(S14)、取得した画像データと基準データとを比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する(S15)。
【選択図】図5

Description

本発明は、裁断対象を検査する裁断対象検査装置、裁断対象検査方法、裁断対象検査装置用のプログラム、および、裁断対象検査システムに関する。
従来、本や冊子等の印刷物が製本機で丁合いされた後、不要な部分を切り捨てる裁断が行われる。この断裁される後に、所定の位置で裁断されているか否かの検査が行われている。例えば、特許文献1には、面付け印刷物を所定の位置で断裁された小口印刷物の検査用マークをCCDカメラで拡大撮影し演算処理部に検査用マークの画像信号データを取り込み、検査用マークの縦方向、横方向の幅を測長し、判定基準値と比較して断裁位置の良否を判定する印刷物の断裁位置検査方法が開示されている。
特開平10−21399号公報
しかしながら、裁断対象を裁断するにつれて、断裁ステージが摩滅していき、切り残しが生じることがある。従来の検査方法では、裁断後は、検査用マークが無くなり、切り残しが発生している否かを判定することが難しかった。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、裁断対象の切り残しを検査できる裁断対象検査装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、裁断対象を検査する裁断対象検査装置において、裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段と、前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の裁断対象検査装置において、前記画像データ取得手段が、前記裁断対象が設置された設置面から前記裁断対象にレーザ光が投影された前記裁断対象の画像データを取得し、前記切残判定手段が、前記投影されたレーザ光の形状に基づき、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の裁断対象検査装置において、前記裁断対象が設置された設置面の色の情報を取得する設置面情報取得手段を更に備え、前記切残判定手段が、前記設置面の色の情報に基づき、前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の裁断対象検査装置において、前記基準データ取得手段が、前記裁断対象を裁断する断裁刃の位置情報を取得することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の裁断対象検査装置において、前記基準データ取得手段が、裁断が良品の場合に、裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、裁断対象検査装置が、多段積みされた裁断対象を検査する裁断対象検査方法において、裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得ステップと、前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得ステップと、前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、多段積みされた裁断対象を検査する裁断対象検査装置用のプログラムにおいて、コンピュータを、裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段、前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段、および、前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段として機能させることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、多段積みされた裁断対象を検査する裁断対象検査装置と、前記多段積みされた裁断対象の画像を撮像する撮像装置と、を備え、前記裁断対象検査装置が、裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段と、前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、裁断後に撮像された裁断対象の画像データを取得し、基準データを取得し、取得した画像データと基準データとを比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定することにより、裁断対象の切り残しを検査できる。
本発明の実施形態に係る裁断システムの概要構成例を示す模式図である。 図1の制御装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 無線綴じ製本工程を示す模式図である。 図1の裁断装置に裁断対象を供給する動作例を示すフローチャートである。 図1の制御装置における裁断対象の検査の動作例を示すフローチャートである。 裁断前後の多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。 多段積みされた裁断対象の輪郭画像の一例を示す模式図である。 ずれが発生した多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。 図5の画像の位置情報の算出のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。 多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。 切り残しが発生した多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。 切り残しが発生した多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。 多段積みされた裁断対象の輪郭画像の一例を示す模式図である。 多段積みされた裁断対象の輪郭画像の一例を示す模式図である。 多段積みされた裁断対象の輪郭画像の一例を示す模式図である。 多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る裁断システムの第1変形例の概要構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る裁断システムの第2変形例の概要構成例を示す模式図である。 多段積みされた裁断対象にレーザ光が投影された様子の一例を示す模式図である。 切り残しが発生した多段積みされた裁断対象にレーザ光が投影された様子の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、裁断システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.裁断システムおよび制御装置10の構成および機能概要]
(1.1 裁断システム1の構成および機能)
まず、本発明の一実施形態に係る裁断システムの構成および概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る裁断システム1の概要構成例を示す模式図である。
図1に示すように、裁断システム1は、裁断システム1を制御する制御装置10(裁断対象検査装置の一例)と、多段積みされた裁断対象Bkを搬送する搬送装置20と、多段積みされた裁断対象Bkを裁断する裁断装置30と、多段積みされた裁断対象Bkまたは裁断された裁断対象cBkを撮像する撮像装置50と、を備えている。
制御装置10と、搬送装置20と、裁断装置30と、撮像装置50とは、データを送受信するためのケーブルにより接続されていて、搬送装置20や裁断装置30等は、制御装置10により制御される。なお、制御装置10と、撮像装置50とは、裁断対象検査システムの一例を構成する。
制御装置10は、コントローラ(例えば、プログラマブルロジックコントローラ)として、搬送装置20による裁断対象Bkの搬送や、裁断装置30による裁断対象Bkの裁断を制御する。また、制御装置10は、撮像装置50による裁断対象の撮像等を制御する。また、制御装置10は、撮像装置50からの画像データを画像処理する。
搬送装置20は、裁断対象Bkを搬送する搬送部21と、制御装置10からの指令に従い搬送装置20を制御する制御部22とを有する。そして搬送装置20は、製本機で丁合いされ、糊付けされ、表紙が付けられた印刷物等の裁断対象Bkを多段積みされた状態で、搬送部21のコンベア等により裁断装置30まで搬送する。
裁断装置30は、裁断対象Bkを裁断する断裁刃部31と、多段積みされた裁断対象Bkを上方から押さえつける押さえ板部32と、制御装置10からの指令に従い裁断装置30を制御する制御部33と、を有する。断裁刃部31は、本の天・地・小口の三方向を裁断する断裁刃を有する。押さえ板部32は、エンコーダ付きの駆動部(図示せず)により、多段積みされた裁断対象Bkを押さえつける。駆動部のエンコーダにより、裁断対象Bkを押さえるために、押さえ板部32がどれだけ下降したかの位置が検出される。制御部33は、エンコーダの情報を読み取り、データを制御装置10に送信する。なお、駆動部は、断裁刃部31を下降させ裁断対象Bkを裁断する。
画像データ取得手段の一例の撮像装置50(51、52、53)は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を有するデジタルカメラである。
撮像装置51は、裁断対象Bkが多段積みされる方向が、撮像装置50により撮像される画像の向きのy軸(鉛直)となるように設置される。撮像装置51は、裁断装置30に設置された多段積みされた裁断対象Bkの画像を撮像する。撮像装置51により撮像された画像データは、多段積みされた裁断対象Bkが裁断可能か否かの判定に使用される。
撮像装置52、53は、裁断装置30内において、裁断後の多段積みされた裁断対象cBkの断裁面が映る位置に設置される。例えば、断裁面は、地側、小口側、天側の3面あるため、撮像装置52は、多段積みされた裁断対象cBkの小口側の地側における上部、撮像装置53は、多段積みされた裁断対象cBkの小口側の天側における上部にそれぞれ設置される。
(1.2 制御装置10の構成および機能)
次に、制御装置10の構成および機能について、図2を用いて説明する。
図2は、制御装置10の概要構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、裁断対象検査装置として機能する制御装置10は、例えば、パーソナルコンピュータやプログラマブルロジックコントローラ等であり、通信部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、入出力インターフェース部15と、システム制御部16とを備えている。そして、システム制御部16と入出力インターフェース部15とは、システムバス17を介して接続されている。
通信部11は、制御部22と、制御部33と、撮像装置50等とのデータや信号の送受信を行う。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム、制御用のプログラムや画像処理用のプログラム等を記憶する。また、記憶部12は、撮像した画像データから算出した、裁断対象Bkに関する位置情報等、裁断の切り残しが無い状態の位置情報等の基準データを記憶する。
表示部13は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。表示部13には、裁断システム1の制御するための入力情報や画像処理の結果等が表示される。
操作部14は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。ユーザは、操作部14を使用して、裁断システム1の制御するための入力情報を入力する。
入出力インターフェース部15は、通信部11および記憶部12とシステム制御部16とのインターフェースである。
システム制御部16は、例えば、CPU16aと、ROM16bと、RAM16cとを有する。システム制御部16は、CPU16aが、ROM16bや、RAM16cや、記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。例えば、システム制御部16は、画像処理のプログラムを実行し、画像処理の結果に基づき、裁断対象の検査の判定を行う。なお、これらのプログラムを記憶した記録媒体等をシステム制御部16が読み出し実行してもよい。
[2.裁断システムの動作]
次に、本発明の1実施形態に係る裁断システムの動作について図3から図16を用いて説明する。
(2.1 製本工程)
まず、裁断対象が本等の印刷物である場合における製本工程について図3を用いて説明する。なお、製本工程の一例として無線綴じについて説明する。
図3は、無線綴じ製本工程を示す模式図である。
図3に示すように、無線綴じ製本工程は、印刷された折丁をページ順に集積する”(1)丁合い工程”と、丁合いした折丁の背に切れ込みを入れる”(2)ミーリング工程”と、切れ込みを入れた背部に接着剤を塗布する”(3)塗布工程”と、塗布した接着剤に表紙を貼り付ける”(4)表紙付け工程”と、折部や余白を切断して本を所定のサイズにする”(5)断裁工程”と、を有する。なお、(5)の断裁工程は、(4)の表紙付け工程により表紙付けされた印刷物が、多段積みされた状態で行われる。(5)の断裁工程について、次の”裁断対象の供給”および”裁断対象の検査”で詳細に説明する。なお、裁断対象の一例である印刷物は、無線綴じ製本に限らず、平綴じ製本や中綴じ製本でもよい。
(2.2 裁断対象の供給)
次に、多段積みされた裁断対象を裁断装置30に供給する動作について図4を用いて説明する。
図4は、裁断装置30に裁断対象Bkを供給する動作例を示すフローチャートである。
図4に示すように、裁断システム1は、多段積みされた裁断対象を受け入れる(ステップS1)。具体的には、図1に示すように、表紙付けされた印刷物(裁断対象Bk)が多段積みされた状態で、搬送装置20に供給される。なお、図1に示すように、印刷物の向きは、揃えて多段積みする。
次に、裁断システム1は、裁断対象を整える(ステップS2)。具体的には、本束等の多段積みされた裁断対象Bkは、搬送装置20の側壁やガイドを利用し、整列される。
次に、裁断システム1は、裁断装置30に裁断対象Bkを供給する(ステップS3)。具体的には、整列された裁断対象Bkは、裁断装置30の断裁ステージ上に搬送される。
(2.3 裁断対象の検査)
次に、裁断対象の検査について図5から図8を用いて説明する。
図5は、制御装置10における裁断対象Bkの検査の動作例を示すフローチャートである。図6は、裁断前後の多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。図7は、多段積みされた裁断対象の輪郭画像の一例を示す模式図である。図8は、ずれが発生した多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。
図5に示すように、制御装置10は、搬送装置20から供給された多段積みされた裁断対象Bkの固定を確認する(ステップS5)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、裁断装置30の断裁ステージ上に搬送された裁断対象Bkの束を、押さえ板部32により上面から押さえるように指令の信号を裁断装置30の制御部33に送信する。そして、裁断装置30の制御部33は、駆動部により押さえ板部32を下降させ、駆動部のエンコーダや位置センサで機械位置情報を検出し、所定の位置で停止させる。裁断装置30の制御部33は、裁断対象Bkの押さえが終了した信号を制御装置10に送信する。制御装置10のシステム制御部16は、裁断対象Bkの押さえが終了した信号を制御装置10から受信して、多段積みされた裁断対象Bkの押さえを確認する。
次に、制御装置10は、裁断対象Bkを撮像する(ステップS6)。具体的には、システム制御部16は、撮像装置51に撮像の指令を送信する。そして、撮像装置51は、多段積みされた裁断対象Bkの側面を含む画像を撮像する。撮像装置51は、例えば、図6に示すように、裁断前の多段積みされた裁断対象Bkの画像を撮像する。なお、図6の裁断前の多段積みされた裁断対象Bkの画像の場合、y軸方向が、鉛直方向(多段積みされた方向)に対応する。
なお、所定方向から照明により、多段積みされた裁断対象Bkを照らしてから、撮像装置51は、撮像してもよい。また、板状の照明体を背景として、多段積みされた裁断対象Bkを撮像してもよい。また、撮像装置51のカメラは、複数でもよく、異なる方向から、多段積みされた裁断対象Bkを撮像してもよい。
次に、制御装置10は、画像の位置情報等を算出する(ステップS7)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、撮像装置51により撮影された画像の画像データを取得して、当該画像データに基づき、画像の特定部分の位置情報を算出する。例えば、システム制御部16は、撮像装置51により撮像された図6に示すような画像データから多段積みされた裁断対象Bkの輪郭部分を抽出し、輪郭部分から、各輪郭部分に適合する直線の方程式を最小自乗等により求める。特に、位置情報として、y軸方向の直線の方程式を算出する。また、システム制御部16は、画像データの特徴量として、明るさのヒストグラムのような濃淡情報やパターン等を算出してもよい。なお、画像の位置情報等の算出については、画像の位置情報等の算出のサブルーチンで詳述する。
次に、制御装置10は、予定裁断量を算出する(ステップS8)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、予め登録された基準位置情報と、算出されて位置情報とを比較して、予定裁断量を算出する。基準位置情報と算出されて位置情報との差が少ないと、予定裁断量は少なくなる。ここで、基準位置情報は、各裁断対象Bkが、ずれが無いように多段積みされた場合(多段積みされた裁断対象Bkが良品の場合)において、撮像された画像データから得られた位置情報である。
なお、画像上の位置座標の差と、実際に裁断対象が裁断される量とを換算して、予定裁断量を算出する。例えば、システム制御部16は、y方向の直線のx座標値と、基準位置情報のy方向の直線のx座標値の差を算出し、この差から、撮像装置51が設置された関係および裁断対象の地側面の角度関係に基づき、予定裁断量を算出する。
次に、制御装置10は、位置情報および予定裁断量を記憶する(ステップS9)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、記憶部12に、算出した位置情報および予定裁断量を記憶する。なお、例えば、裁断が初回の場合や、基準位置を出すために裁断装置30の断裁ステージ上で、多段積みされた裁断対象Bkが整えられた場合において、多段積みされた裁断対象Bkを、裁断装置30の断裁ステージ上に設定した場合は、制御装置10のシステム制御部16は、算出した位置情報を、基準位置情報として記憶する。
次に、制御装置10は、裁断可能か否かを判定する(ステップS10)。図6に示すように、本等の裁断対象Bk1、Bk2、Bk3の位置ずれが無い場合、画像データが取得され、制御装置10のシステム制御部16は、図7に示すように、裁断対象Bk1、Bk2、Bk3の輪郭の画像を求めた後、y方向の直線x=xa、x=xb、x=xcを求める。このように、3本のy方向の直線(画像の位置情報の一例)の場合、システム制御部16は、良と判定し、裁断可能と判定する。または、システム制御部16は、輪郭におけるy方向の線分s0等の各線分の長さを求め、各線分の長さが、所定値以上あれば、システム制御部16は、良と判定し、裁断可能と判定してもよい。
さらに、基準位置情報の直線のx座標値と、図7の画像データから算出されたy方向の直線のx座標値と、の差を算出し、所定値以上ならば、システム制御部16は、多段積みされた裁断対象が不良と判定し、裁断が不可能と判定する。この場合は、断裁ステージから、多段積みされた裁断対象がずれている状態である。
図8に示すように、裁断対象Bk2が天側にずれている場合や、裁断対象Bk2が小口側にずれている場合や、裁断対象Bk2が天側と小口側に回転してずれている場合は、y方向の直線の数が増加したり、y方向の線分の長さが短くなったりする。これらの場合、システム制御部16は、多段積みされた裁断対象が不良と判定し、裁断が不可能と判定する。
次に、裁断可能の場合(ステップS10;YES)、制御装置10は裁断指令を送信する(ステップS11)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、裁断装置30の制御部33に裁断指令を送信する。そして、裁断装置30の制御部33は、断裁刃部31の裁断刃を下降させ、裁断対象Bk1、Bk2、Bk3をまとめて裁断する。図6に示すように、地側、小口側、および、天側の三方が裁断された、多段積みされた裁断対象cBkが得られる。また、切断した断裁片(不要部)は自由落下もしくはエアー等で回収溝へ排出される。
裁断不可能の場合(ステップS10;NO)、制御装置10のシステム制御部16は、断裁前に裁断装置30を停止させる指令の信号を裁断装置30の制御部33に送信する。裁断装置30は裁断の動作を停止する。
次に、制御装置10は、ステップS6のような処理により、裁断後の裁断対象cBkを撮像する(ステップS12)。このように、制御装置10は、裁断後に撮像された裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段の一例として機能する。
次に、制御装置10は、ステップS8のように、裁断後の裁断対象cBkに関して、画像の位置情報を算出する(ステップS13)。なお、裁断後の裁断対象cBkに関して、画像の位置情報等の算出については、画像の位置情報等の算出のサブルーチンで詳述する。
次に、制御装置10は、基準データを取得する(ステップS14)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、裁断の切り残しが無い状態の裁断対象cBkに関する位置情報や、特徴量等を、基準データとして、記憶部12から取得する。なお、基準データは、予め、切り残しが無いと確認された裁断対象cBkの位置情報等や、または、初回の裁断、裁断回数が少ない時の裁断における裁断対象cBkの位置情報等を用いる。
このように、制御装置10は、取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段の一例として機能する。また、制御装置10は、裁断が良品の場合に、裁断後に撮像された裁断対象の画像データを取得する基準データ取得手段の一例として機能する。
次に、制御装置10は、切り残しの有無を判定する(ステップS15)。制御装置10のシステム制御部16は、算出した位置情報等と基準データとを比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する。なお、切り残しの有無を判定について、画像の位置情報等の算出のサブルーチンで詳述する。
このように、制御装置10は、取得した画像データと基準データとを比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段の一例として機能する。
切り残しがある場合(ステップS15;YES)、制御装置10のシステム制御部16は、裁断装置30を停止させる指令の信号を裁断装置30の制御部33に送信する。裁断装置30は裁断の動作を停止する。
切り残しが無い場合(ステップS15;NO)、制御装置10は、裁断量を算出する(ステップS16)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、記憶部12から、裁断前に算出されて位置情報を取得し、この裁断前に算出されて位置情報と、ステップS13で算出した位置情報とを比較して、ステップS8の予定裁断量の算出と同様に、実際に裁断された裁断量を算出する。
次に、制御装置10は、位置情報および裁断量を記憶する(ステップS15)。制御装置10のシステム制御部16は、ステップS9と同様の処理を行い、位置情報および裁断量を記憶する。記憶された位置情報および裁断量は、品質管理等に利用される。
(2.4 画像の位置情報の算出のサブルーチン)
次に、画像の位置情報の算出のサブルーチンについて、図を用いて説明する。
図9は、画像の位置情報の算出のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。図10は、多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。図11および図12は、切り残しが発生した多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。図13から図15は、多段積みされた裁断対象の輪郭画像の一例を示す模式図である。図16は、多段積みされた裁断対象の一例を示す模式図である。
(2.4.1 裁断前)
制御装置10は、画像データを取り込む(ステップS20)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、ステップS7において撮像装置51から撮像された画像の画像データを取得する。図6に示すように、裁断前の多段積みされた裁断対象Bkに対する2次元の画像が撮像され、画像のx軸およびy軸が設定されている。
次に、制御装置10は、前処理を行う(ステップS21)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、画像から雑音等をフィルタリング処理で取り除く。
次に、制御装置10は、画像のエッジを抽出する(ステップS22)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、画像データに対して微分処理等を行い、図7に示すように、エッジ部分を抽出する。
次に、制御装置10は、画像の位置情報を算出する(ステップS22)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、y方向のエッジのx座標を求める。例えば、y方向のエッジに対して、y方向の直線の方程式を最小自乗法等により当てはめて、直線の方程式を画像の位置情報とする。例えば、図7に示すように、システム制御部16は、位置情報の一例として、y方向の直線x=xa、x=xb、x=xcを求める。または、システム制御部16は、位置情報の一例として、輪郭におけるy方向の線分s0等の各線分の長さを求める。
なお、複数本のエッジがある場合、xの値を逐次ずらして、直線の方程式とエッジとの誤差の値の極値から、当てはまる直線を算出してもよい。また、あるx座標値を中心として所定範囲内にあるエッジを構成する画素をカウントし、所定数(例えば、本の厚みに対応した画素数)以上ある場合のx座標値を、画像の位置情報としてもよい。
(2.4.2 裁断後)
制御装置10は、画像データを取り込む(ステップS20)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、ステップS13において撮像装置52、53から撮像された画像の画像データを取得する。例えば、図10に示すように、撮像装置52から、裁断後の多段積みされた裁断対象cBkを撮像した2次元の画像に対して、画像のx軸およびy軸が設定されている。
また、図11に示すように、裁断後の多段積みされた裁断対象cBkに切り残しRがある場合、システム制御部16は、例えば、図12に示すような画像の画像データを取得する。なお、図12は、切り残しが、裁断後の多段積みされた裁断対象cBkの地側に発生した状態を示している。
次に、制御装置10は、前処理を行う(ステップS21)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、画像から雑音等をフィルタリング処理で取り除く。なお、制御装置10は、裁断対象が設置された設置面の色の情報を取得し、設置面の色等の表面に関する情報から、フィルタリングの性能を変えてもよい。設置面の色と、裁断対象cBkの断面の色とが異なる場合、雑音の影響を受けにくくなるので、フィルタを強く掛けず、画像の歪み等を少なくできる。
次に、制御装置10は、画像のエッジを抽出する(ステップS22)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、図13に示すように、画像データに対して微分処理等を行い、エッジ部分を抽出する。または、切り残しがある場合、システム制御部16は、図14に示すようなエッジ部分を抽出する。
次に、制御装置10は、画像の位置情報を算出する(ステップS22)。具体的には、制御装置10のシステム制御部16は、例えば、y方向、x方向、または斜め方向のエッジに対して、直線の方程式を最小自乗法等により当てはめて、直線の方程式を画像の位置情報とする。さらに、システム制御部16は、位置情報として、エッジの線分の長さを算出する。例えば、図13に示すように、システム制御部16は、線分s1、s2の長さ、線分s1、s2を通る直線の方程式を求める。
図13に示すように、切り残しが無い場合、システム制御部16は、算出した位置情報を、基準データとして、記憶部12に記憶する。例えば、システム制御部16は、線分s1、s2の長さ、線分s1、s2を通る直線の方程式を、基準データとして記憶する。
また、切り残しがある場合、図14に示すように、システム制御部16は、線分s3、s4の長さや、線分s3、s4を通る直線の方程式を求める。
そして、ステップS15の切り残しの有無の判定において、システム制御部16は、例えば、線分s4の長さが、基準データの線分s2より変化したか、および、線分s3の長さが、基準データの線分s1より変化したか、を比較する。例えば、x方向の線分が、線分s1から線分s3へと長くなった場合、システム制御部16は、裁断対象の切り残しRがあると判定する。また、x方向の線分が長くなった場合、システム制御部16は、地側に切り残しRが発生したと判定する。
なお、図13に示すように、切り残しが無い場合、y方向の線分が2本であるが、図15に示すように、地側に切り残しがある場合、y方向の線分が、線分s4、s5、s6と本数が増加する。このように所定の方向の線分が増加した場合、システム制御部16は、切り残しがあると判定してもよい。
また、図16のように、裁断後の多段積みされた裁断対象cBkの全体が、撮像装置52、53の視野に含まれる場合、例えば、x方向の線分s7、y方向の線分s8の長さや位置のような位置情報を基準データとして、システム制御部16は、記憶部12に記憶する。そして、システム制御部16は、線分s7、s8の長さや位置が変化した場合に、切り残しがあると判定してもよい。
また、設置面の色と、裁断対象cBkの断面の色との違いにより、判定の閾値等を変えてもよい。例えば、裁断対象cBkの断面の色と断面の色とが大きく異なる場合、切り残しRの画像を捉えやすくなるので、判定の閾値を低くしても、間違える確率が低くなり、誤判定を防止できる。
このように、制御装置10は、設置面の色の情報に基づき、取得した画像データと基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段の一例として機能する。
また、制御装置10が、基準データとして、裁断対象を裁断する断裁刃の位置情報を取得してもよい。断裁刃部31における断裁刃の各間隔(断裁刃の間隔情報)や、撮像装置52、53が撮像する範囲(撮像装置の設置情報)は予め分かるので、制御装置10が、設置面と裁断対象との境界の線分s1、s2の長さや位置を、予め算出する。制御装置10が、断裁刃の間隔情報に基づく基準データと、取得した画像データとを比較して、切り残しがあると判定してもよい。
このように、制御装置10は、裁断対象を裁断する断裁刃の位置情報を取得する基準データ取得手段の一例として機能する。
また、裁断後、撮像装置51等により、裁断後の多段積みされた裁断対象の断面を撮像し、揃え不良起因による切り残し(袋残り)が発生したか否かを判定してもよい。例えば、揃え不良起因による切り残しが発生した場合、裁断後の多段積みされた裁断対象断面に、明暗や色等の違いが生じる。そこで、制御装置10は、画像処理等により、各断面において、設置面と平行の直線を抽出し、直線間のピッチが、本の厚さのピッチと異なるか判定する。異なっている場合、制御装置10は、切り残しが発生していると判定する。または、良品の場合の断面と、画像処理等で比較して、所定以上の違いがあれば、制御装置10は、切り残しが発生していると判定する。
以上、本実施形態によれば、裁断後に撮像された裁断対象の画像データを取得し、基準データを取得し、取得した画像データと基準データとを比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定することにより、裁断対象の切り残しを検査できる。
また、本実施形態によれば、断裁後に裁断動作を停止させ、警告を出すことにより、不良品の大量発生を未然に防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、自動的に多段積みされた裁断対象の良否判定ができ、省力化でき、人の目視に比べ、客観的に判定でき、生産性の向上が図られる。
また、制御装置10が、裁断対象が設置された設置面から裁断対象にレーザ光が投影された裁断対象の画像データを取得し、投影されたレーザ光の形状を比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する場合、レーザ光は、画像として抽出しやすく、設置面の色等の影響を受けにくいので、判定精度が向上する。
また、制御装置10が、裁断対象が設置された設置面の色の情報を取得し、設置面の色の情報に基づき、取得した画像データと基準データとを比較して、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する場合、設置面の色の情報に応じて画像処理の仕方を変えたり、判定の閾値を変えたりすることにより、誤判定を防止できる。
また、制御装置10が、基準データとして、裁断対象を裁断する断裁刃の位置情報を取得する場合、良品状態の裁断対象の画像データを記憶して置かなくてもよい。また、撮像状態の影響を受けにくくなる。
また、制御装置10が、基準データとして、裁断が良品の場合に、裁断後に撮像された裁断対象の画像データを取得する場合、裁断が良品の場合の画像データの位置情報や特徴量と比較することにより、簡易に、切り残しの判定ができる。
また、制御装置10のシステム制御部16が、多段積みされた裁断対象が押さえ板部32により固定されたか否かを検出し、固定されたと検出された後に、裁断対象の画像データを取得する場合、裁断対象の姿勢が安定した状態で検査するので、安定した検査結果を得ることができる。
[3.裁断システムの変形例]
次に、裁断システムの変形例について図17から図20を用いて説明する。
図17は、本発明の実施形態に係る裁断システムの第1変形例の概要構成例を示す模式図である。図18は、本発明の実施形態に係る裁断システムの第2変形例の概要構成例を示す模式図である。図19は、多段積みされた裁断対象にレーザ光が投影された様子の一例を示す模式図である。図20は、切り残しが発生した、多段積みされた裁断対象にレーザ光が投影された様子の一例を示す。なお、前記実施形態と同一または対応する部分には、同一の符号を用いて異なる構成および作用のみを説明する。
図17に示すように、第1変形例の裁断システム2は、更に、反射部の一例であるミラーM1、M2を備える。
ミラーM1、M2は、光を反射する面を有する。ミラーM1、M2は、裁断対象の像を反射する。ミラーM1は、多段積みされた裁断対象cBkの小口側の地側における上部に設置される。ミラーM2は、多段積みされた裁断対象cBkの小口側の天側における上部にそれぞれ設置される。撮像装置52は、ミラーM1により反射して映し出された画像を撮像し、撮像装置53は、ミラーM2により反射して映し出された画像を撮像する。
図1に示すような位置に撮像装置52、53が設置できない場合でも、ミラーM1、M2により、撮像装置52、53の設置の自由度が増加する。
次に、図18に示すように、第2変形例の裁断システム3は、多段積みされた裁断対象Bkにレーザ光を投射するレーザ投射装置40を更に備える。
レーザ投射装置40は、裁断対象Bkにレーザ光の投射するレーザ投射部41、42と、制御装置10からの指令に従いレーザ投射装置40を制御する制御部43と、を有する。レーザ投射部41は、スリットから線状(所定形状の一例)のレーザ光L1を、多段積みされた裁断対象cBkが設置された設置面(断裁ステージ)から多段積みされた裁断対象cBkの側面(本束の地の面)に投射する。レーザ投射部42も、スリットから線状のレーザ光L2を、多段積みされた裁断対象cBkが設置された設置面から多段積みされた裁断対象cBkの側面に投射する。
なお、レーザ投射部は、レーザ光を裁断対象cBkの小口側の側面、天側の側面にも投影するように設置される。
次に、制御装置10は、ステップS12において、レーザ光が投影された裁断対象cBkの画像データを取得する。このように、制御装置10は、裁断対象が設置された設置面から裁断対象にレーザ光が投影された裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段の一例として機能する。
図19に示すように、切り残しが無い場合、レーザ光L2が、設置面に投射された線分s9は、1本のx方向の線分である。一方、図20に示すように、切り残しRがある場合、設置面に投射された線分s10は、切り残しRに対して階段状になる。なお、切り残しRは、例えば、本である裁断対象Bkの表紙部分(ある程度厚みを有する)であることが多い。
制御装置10は、位置情報の算出のサブルーチンにおける処理のように、画像データから、レーザ光L1、L2の部分を抽出し、レーザ光の位置情報を算出する。線分s9の位置情報は、基準データとなる。
次に、制御装置10は、ステップS15において、基準データの一例の線分s9の位置情報と、線分s10の位置情報とを比較して、切り残しの有無を判定する。そして、線分s10が曲がったとか、x方向に2本の短い線分になったというように、レーザ光の形状が変化した場合、制御装置10は、切り残しRがあると判定する。
このように、制御装置10は、投影されたレーザ光の形状に基づき、裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段の一例として機能する。
なお、撮像装置52は、線分s9から線分s10への変化を捉えやすい位置、例えば、多段積みされた裁断対象cBkが設置された設置面と、裁断対象cBkの側面との境界付近を、斜め方向から撮像できる位置に設置される。
また、レーザ投射装置40が、多段積みされた裁断対象Bkの側面にレーザ光を投影して、制御装置10は、ステップS6において、撮像装置51からレーザ光が投影された画像の画像データを取得してもよい。制御装置10は、ステップS7において、レーザ光の線分を抽出し、ステップS10において、レーザ光の線分の位置情報から、裁断可能か否かの判定をしてもよい。
1:裁断システム
10:制御装置(裁断対象検査装置)
30:裁断装置
40:レーザ投射装置
50:撮像装置
cBk:裁断対象
L1、L2:レーザ光

Claims (8)

  1. 裁断対象を検査する裁断対象検査装置において、
    裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段と、
    前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段と、
    を備えることを特徴とする裁断対象検査装置。
  2. 請求項1に記載の裁断対象検査装置において、
    前記画像データ取得手段が、前記裁断対象が設置された設置面から前記裁断対象にレーザ光が投影された前記裁断対象の画像データを取得し、
    前記切残判定手段が、前記投影されたレーザ光の形状に基づき、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定することを特徴とする裁断対象検査装置。
  3. 請求項1に記載の裁断対象検査装置において、
    前記裁断対象が設置された設置面の色の情報を取得する設置面情報取得手段を更に備え、
    前記切残判定手段が、前記設置面の色の情報に基づき、前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定することを特徴とする裁断対象検査装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の裁断対象検査装置において、
    前記基準データ取得手段が、前記裁断対象を裁断する断裁刃の位置情報を取得することを特徴とする裁断対象検査装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の裁断対象検査装置において、
    前記基準データ取得手段が、裁断が良品の場合に、裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得することを特徴とする裁断対象検査装置。
  6. 裁断対象検査装置が、多段積みされた裁断対象を検査する裁断対象検査方法において、
    裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得ステップと、
    前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得ステップと、
    前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定ステップと、
    を有することを特徴とする裁断対象検査方法。
  7. 多段積みされた裁断対象を検査する裁断対象検査装置用のプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段、
    前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段、および、
    前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段として機能させることを特徴とする裁断対象検査装置用のプログラム。
  8. 多段積みされた裁断対象を検査する裁断対象検査装置と、
    前記多段積みされた裁断対象の画像を撮像する撮像装置と、を備え、
    前記裁断対象検査装置が、
    裁断後に撮像された前記裁断対象の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データと比較するための基準データを取得する基準データ取得手段と、
    前記取得した画像データと前記基準データとを比較して、前記裁断対象の切り残しがあるか否かを判定する切残判定手段と、
    を有することを特徴とする裁断対象検査システム。
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