JP6816463B2 - 中綴じ検査装置および方法 - Google Patents

中綴じ検査装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、針金で中綴じされた冊子における綴じ部分を検査するための技術に関する。
中綴本はその背の部位において綴じ具である針金の一部が露出している。正常であるならば、その露出した針金は中綴本の背に沿っていてほぼ同位置(同高さ)となっている。しかし、中綴じの状態の不良として、針金が中綴本の背の位置から飛び出している不良が存在する。その飛び出した針金は外見上良くないだけでなく、その針金が切断端を露出するときには人の手を傷つける等の重大な事故の原因となり得る。そこで、針金により良好に中綴じが行われているか否かを検査する技術が開発されている。
例えば、冊子の内側における針金に対して垂直から傾いた位置に設置された撮像手段により、冊子の内側における針金を撮像し、撮像画像に基づいて針金の折れ曲がり度合いを判定する技術が提案されている(特許文献1参照)。また、折丁へ針金を打込むステッチャー直後において、レーザー光を用いる光切断法により、冊子折丁紙面からの高さ情報を得ることにより検査を行う技術も提案されている(特許文献2参照)。
特開2015−190800号公報 特開2016−144903号公報
しかしながら、上記従来の技術では、光源やカメラの角度の調整などが難しく、設定作業に手間を要するという問題がある。
そこで、本発明は、光源やカメラの角度の調整作業に大きな負荷を要することなく、中綴じされた冊子の綴じ部分の状態の良否を判定することが可能な中綴じ検査装置および方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、
冊子の中綴じ部を照明する照明手段と、前記冊子を挟んで前記照明手段と対向する位置において、前記中綴じ部を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた撮像画像内に、1つの中綴じ部に対して、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定するエッジ探索領域設定手段と、
前記エッジ探索領域のそれぞれにおいて、所定の一方向についてのエッジ検出処理を行い、前記一方向について検出されたエッジを、前記一方向についての基準位置として特定する基準位置特定手段と、
前記エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置に基づいて、中綴じ部の良否判定を行う良否判定手段と、
を有することを特徴とする検査装置を提供する。
本発明によれば、冊子の中綴じ部を撮像して得られた撮像画像内に、1つの中綴じ部に対して、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定し、エッジ探索領域のそれぞれにおいて、所定の一方向についてのエッジ検出処理を行い、一方向について検出されたエッジを、一方向についての基準位置として特定し、エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置に基づいて、中綴じ部の良否判定を行うようにしたので、光源やカメラの角度の調整作業に大きな負荷を有することなく、針金等の綴じ具の端部を特定でき、中綴じされた冊子の中綴じ部の状態の良否を判定することが可能となる。
また、本発明は、
前記良否判定手段は、前記基準位置から前記一方向について所定幅をもち、前記一方向と直交する方向について所定幅をもっており、前記基準位置を含まず、2つの基準位置の間に位置する領域を第1検査領域として設定する第1検査領域設定手段と、
前記第1検査領域において、対象物を検出し、当該対象物に対して直線から外れた度合である曲線度を算出し、当該対象物の曲線度に基づいて良否の判定を行う第1良否判定手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、特定された基準位置から一方向(x)について所定幅をもち、一方向と直交する方向(y)について所定幅をもっており、基準位置を含まず、2つの基準位置の間に位置する領域を第1検査領域として設定し、第1検査領域において、対象物を検出し、当該対象物に対して直線から外れた度合である曲線度を算出し、当該対象物の曲線度に基づいて良否の判定を行うようにしたので、綴じ具の曲がりの程度に従って、中綴じ部の良否を判定することが可能となる。
また、本発明は、
前記良否判定手段は、前記基準位置から前記一方向について前記基準位置を含む所定幅をもち、前記一方向と直交する方向について所定幅をもつ2つの領域を第2検査領域として設定する第2検査領域設定手段と、
前記第2検査領域において、対象物に該当する画素が連続する該当領域を検出し、前記第2検査領域における該当領域の数に基づいて良否の判定を行う第2良否判定手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、特定された基準位置から一方向(x)について基準位置を含む所定幅をもち、前記一方向と直交する方向(y)について所定幅をもつ2つの領域を第2検査領域として設定し、第2検査領域において、対象物に該当する画素が連続する該当領域を検出し、第2検査領域における該当領域の数に基づいて良否の判定を行うようにしたので、綴じ具が折れているか、または刺さっていない状態を想定して、中綴じ部の良否を判定することが可能となる。
また、本発明は、前記検査装置を有することを特徴とする中綴製本機とする。本発明によれば、中綴じ部の良否を判定することが可能な中綴製本機が得られる。
また、本発明では
中綴製本機による製本時の冊子の外側の綴じ具の形状を検査して不良か否かを判定する検査装置であって、
前記綴じ具の撮像画像から、前記綴じ具の両端部をそれぞれ基準位置として特定する位置特定手段と、
特定された2つの基準位置に基づいて、前記綴じ具の判定を行う判定手段と
を有することを特徴とする検査装置を提供する。
また、本発明は
前記判定手段は、2つの前記基準位置の間の領域において、前記綴じ具に該当する画素の曲線度から判定を行うことを特徴とする。
また、本発明は
前記判定手段は、前記基準位置を含む前記冊子の外側の領域において、前記綴じ具に該当する画素の連続する領域の数から判定を行うことを特徴とする。
また、本発明は
前記判定手段は、2つの前記基準位置の間の領域における前記綴じ具に該当する画素の曲線度と、前記基準位置を含む前記冊子の外側の領域における前記綴じ具に該当する画素の連続する領域の数から判定を行うことを特徴とする。
また、本発明では、
撮像手段により得られた撮像画像内に、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定するエッジ探索領域設定手段、
前記エッジ探索領域のそれぞれにおいて、一方向についてのエッジ検出処理を行い、前記一方向について検出されたエッジを、前記一方向についての基準位置として特定する基準位置特定手段、
前記エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置を用いて、中綴じ部の良否判定を行う良否判定手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、コンピュータに組み込むことにより、検査装置の一部として、光源やカメラの角度の調整作業に大きな負荷を有することなく、針金等の綴じ具の端部を特定でき、中綴じされた冊子の中綴じ部の状態の良否を判定することが可能となる。
また、本発明では、
コンピュータが、中綴じ部を撮像する撮像手段により得られた撮像画像内に、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定するステップと、
コンピュータが、前記エッジ探索領域のそれぞれにおいて、一方向についてのエッジ検出処理を行い、前記一方向について検出されたエッジを、前記一方向についての基準位置として特定するステップと、
コンピュータが、前記エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置を用いて、中綴じ部の良否判定を行うステップと、
を有することを特徴とする検査方法を提供する。
本発明によれば、コンピュータにより、光源やカメラの角度の調整作業に大きな負荷を有することなく、針金等の綴じ具の端部を特定でき、中綴じされた冊子の中綴じ部の状態の良否を判定することが可能となる。
本発明によれば、光源やカメラの角度の調整作業に大きな負荷を要することなく、中綴じされた冊子の綴じ部分の状態の良否を判定することが可能となる。
冊子の中綴じを行う中綴じ処理部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置の構成を示す図である。 検査装置を構成する画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 検査装置を構成する画像処理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置の処理動作を示すフローチャートである。 中綴じ部の撮像画像の一例を示す図である。 エッジ探索領域が設定された状態の撮像画像を示す図である。 基準位置が特定された状態の撮像画像を示す図である。 第1検査領域が設定された状態の撮像画像を示す図である。 第1検査領域における良否判定を説明するための図である。 第2検査領域が設定された状態の撮像画像を示す図である。 第2検査領域における良否判定を説明するための図である。 第1検査領域を用いた異なる種類の良否判定を示す図である。 第3検査領域を用いた異なる種類の良否判定を示す図である。
<1.装置構成>
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、中綴製本機の中綴じ処理部を示す図である。図1において、1はステッチャー、2は綴じ具打ち部、3はギャザリングチェーンである。図1に示す中綴じ処理部は、従来から中綴製本機において用いられているものと同様の構成となっている。ステッチャー1は、綴じ具打ち部2を備えており、ギャザリングチェーン3の搬送方向、および上下方向に移動可能になっている。折丁を集積した折丁集積体(丁合した刷本)Oがギャザリングチェーン3により搬送され、所定の位置に到達すると、ステッチャー1は、搬送方向に移動して、折丁集積体Oの上で停止し、その位置で下方向に移動して、綴じ具打ち部2により綴じ具である針金Hを折丁集積体Oの背部分の2箇所に打ち込む処理を行う。これにより、折丁集積体Oは、中綴じされた冊子となる。
図2は、本発明の一実施形態に係る検査装置の構成を示す図である。図2において、4は照明手段、5はカメラ(撮像手段)、6は撮像タイミング検出器、7は画像処理装置、8は制御装置、9は操作・表示部、10は警報装置、11は自動排出装置である。図2においては、折丁集積体Oが示されており、ギャザリングチェーン3は省略されているが、実際には、図1に示したようにギャザリングチェーン3に跨った状態で、折丁集積体Oは、所定の検査位置に搬送される。所定の検査位置を挟むようにして、照明手段4、カメラ5は互いに対向して設置されている。より詳細には、照明手段4は、ギャザリングチェーン3により、折丁集積体が所定の検査位置に到達した際、折丁集積体Oの全体を照明可能な位置に設置される。カメラ5は、折丁集積体Oの背部に位置する中綴じ部全てを含む範囲を撮像可能な位置に設置される。中綴じ部とは、折丁集積体Oの背部において、綴じ具が打ち込まれる部分である。照明手段4としては、カメラ5に光が届くような光源であれば、公知の様々なものを用いることができるが、面光源を用いることが好ましい。本実施形態では、照明手段4としてLED照明を用いている。カメラ5としては、中綴じ部を撮像して二次元の撮像画像を得ることが可能なカメラであれば、CCD、CMOS等の撮像素子を用いた公知の様々なものを用いることができる。
撮像タイミング検出器6は、撮像タイミングを検出するためのものであり、例えば、ギャザリングチェーン3の走行に同期して回転する回転軸の回転を検出するロータリーエンコーダ等を用いることができる。画像処理装置7は、カメラ5により撮像された折丁集積体Oの背部を含む撮像画像に対して画像処理を行い、中綴じ部の良否判定を行う。制御装置8は、照明手段4、カメラ5、撮像タイミング検出器6、画像処理装置7を制御することにより検査装置全体の制御を行う。また、制御装置8は、操作・表示部9、警報装置10、自動排出装置11等の制御も行う。操作・表示部9は、制御装置8に対して操作を行うとともに、制御装置8からの表示出力を行うものであり、例えば、タッチパネルモニタ等により実現される。警報装置10は、検査の結果、不良と判定された場合に、警報を出力するためのものであり、例えば、パトランプやブザー等により実現される。自動排出装置11は、検査の結果、不良と判定された場合に、ラインから排出するためのものである。中綴製本機は、図1に示した中綴じ処理部、図2に示した検査装置を含む構成となっている。
図3は、検査装置の主部となる画像処理装置7のハードウェア構成図である。画像処理装置7は、撮像画像に対して画像処理を行うことができるものであれば、どのようなものであってもよいが、本実施形態では、パーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータで実現している。図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)21と、コンピュータのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)22と、CPU21が実行するプログラムやデータを記憶するためのハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置23と、外部と通信を行うための通信部24と、データ記憶媒体等の外部装置とデータ通信するためのデータ入出力I/F(インタフェース)25を備えており、これらの構成要素は互いにバスを介して接続されている。RAM22、記憶装置23は、処理過程において、カメラ5から通信部24を介して受信した撮像画像を記憶する。
制御装置8は、検査装置および中綴製本機の一部の制御を行うことができるものであれば、どのようなものであってもよいが、本実施形態では、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)により実現している。制御装置8としては、図3に示した画像処理装置7と同様のハードウェア構成とし、パーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータに専用のプログラムを組み込むことにより実現することもできる。また、画像処理装置7と制御装置8を1つのコンピュータで実現することも可能である。
図4は、画像処理装置7の構成を示す機能ブロック図である。図4において、31はエッジ探索領域設定手段、32は基準位置特定手段、33は良否判定手段、34は第1検査領域設定手段、35は第1良否判定手段、36は第2検査領域設定手段、37は第2良否判定手段である。また、エッジ探索領域設定手段31、基準位置特定手段32、良否判定手段33、第1検査領域設定手段34、第1良否判定手段35、第2検査領域設定手段36、第2良否判定手段37は、図3に示したRAM22にプログラムを読み込んで、CPU21が実行することにより実現されるものである。
エッジ探索領域設定手段31は、撮像手段であるカメラ5により得られた撮像画像内に、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定する。基準位置特定手段32は、エッジ探索領域設定手段31により設定された各エッジ探索領域において、一方向についてのエッジ検出処理を行い、一方向について検出されたエッジを、一方向についての基準位置として特定する。良否判定手段33は、各エッジ探索領域について特定された2つの基準位置を用いて、中綴じ部の良否判定を行う。この良否判定手段33は、第1検査領域設定手段34、第1良否判定手段35、第2検査領域設定手段36、第2良否判定手段37を有している。
第1検査領域設定手段34は、基準位置から一方向について所定幅をもち、一方向と直交する方向について所定幅をもち、基準位置を含まず、2つの基準位置の間に位置する領域を第1検査領域として設定する。第1良否判定手段35は、第1検査領域において、対象物を検出し、当該対象物に対して直線から外れた度合である曲線度を算出し、当該曲線度に基づいて良否の判定を行う。第2検査領域設定手段36は、基準位置から一方向について基準位置を含む所定幅をもち、一方向と直交する方向について所定幅をもつ2つの領域を第2検査領域として設定する。第2良否判定手段37は、第2検査領域において、対象物に該当する画素が連続する該当領域を検出し、前記第2検査領域における該当領域の数に基づいて良否の判定を行う。
図4に示した各構成手段は、現実には図3に示したように、コンピュータおよびその周辺機器等のハードウェアに専用のプログラムを搭載することにより実現される。すなわち、コンピュータが、専用のプログラムに従って各手段の内容を実行することになる。なお、本明細書において、コンピュータとは、CPU等の演算処理部を有し、データ処理が可能な装置を意味し、制御装置8を実現するPLCなども含む概念である。
図3に示した記憶装置23には、CPU21を動作させ、コンピュータを、画像処理装置7として機能させるための専用のプログラムが実装されている。この専用のプログラムを実行することにより、CPU21は、エッジ探索領域設定手段31、基準位置特定手段32、良否判定手段33、第1検査領域設定手段34、第1良否判定手段35、第2検査領域設定手段36、第2良否判定手段37としての機能を実現することになる。
<2.中綴じ処理および撮像>
次に、本実施形態に係る検査方法について、検査装置の処理動作とともに説明する。中綴製本機による中綴じが開始されると、図1に示すように、折丁が集積された折丁集積体Oが、ギャザリングチェーン3により背部分を上方に向けた状態で、ステッチャー綴じ具打ち込み部に搬送される。折丁集積体が、所定の位置に到達すると、ステッチャー1は、下方に移動して、綴じ具打ち部2を用いて、折丁集積体Oの背部の所定の2箇所に針金を打ち込む。針金が打ち込まれた折丁集積体Oは、ギャザリングチェーン3により搬送され、図2に示すように検査装置における照明手段4とカメラ5の間に到達する。そして、撮像タイミング検出器6からの出力信号に従い、制御装置8は、カメラ5に対して撮像指示を行う。カメラ5は、折丁集積体Oの背部の撮像を行って撮像画像を取得し、画像処理装置7に送信する。この際、撮像位置をわずかにずらして、各針金を含む部分である中綴じ部を撮像する。冊子の背には2箇所の中綴じ部が存在し、それぞれ針金が刺さっているため、1つの冊子について2つの撮像画像が得られることになる。このように、ステッチャー1による中綴じ処理後に、撮像する処理を各折丁集積体Oに対して行い、各折丁集積体Oについて得られた一対2枚の撮像画像は、順次画像処理装置7に送信される。
<3.処理動作・検査処理>
次に、本実施形態に係る検査方法について、検査装置の処理動作とともに説明する。図5は、本実施形態に係る検査装置の処理動作を示すフローチャートである。上述のように、カメラ5で撮像された一対の撮像画像は、順次、画像処理装置7に送信される。1つの冊子に対して2枚の撮像画像が得られるため、2枚ずつ順次送信されることになる。画像処理装置7では、通信部24を介してカメラ5から受信した各一対の撮像画像に対して、図5のフローチャートに従った処理を実行する。まず、画像処理装置7は、撮像により得られた1対の撮像画像のうち一方を取得する(ステップS1)。
本実施形態では、折丁集積体Oを挟んで照明手段4と対向する側にてカメラ5が撮像を行うため、折丁集積体Oの背部における中綴じ部を透過した光を取得して撮像画像が得られる。そのため、撮像画像においては、折丁集積体Oと綴じ具である針金Hの部分が暗く撮像されて輝度値は小さくなり、折丁集積体Oと針金H以外の部分は明るく撮像されて輝度値が大きくなる。撮像手段として用いられるカメラ5の特性により異なるが、本実施形態では、1画素8ビットのカメラで撮影しているため、撮像画像の各画素の値は256階調の輝度値として得られる。
続いて、画像処理装置7は、撮像画像の二値化を行う(ステップS2)。撮像画像においては、折丁集積体Oと針金Hにより遮られる部分と、遮られない部分により輝度値が大きく異なるため、適当なしきい値を設定しておくことにより、二値化が可能となる。このため、画像処理装置7は、設定されたしきい値に従って撮像画像を二値化する。図6は、二値化された撮像画像の一例を示す図である。図6において網掛けされた部分は、折丁と綴じ具のシルエットを示している。撮像画像のサイズは、任意に設定可能であるが、本実施形態では、横512画素×(図面左右方向)縦480画素(図面上下方向)としている。カメラの設置位置や設定により異なるが、1画素は被写体である冊子上の0.1mmに相当するように設定されている。二値画像の場合、網掛けされた折丁集積体Oと針金Hのように対象物となる部分と、その他の部分は異なった画素値となる。以下では、説明の便宜上、折丁集積体Oと針金Hのように対象物となる部分を黒画素、その他の部分を白画素として説明する。
次に、画像処理装置7では、エッジ探索領域設定手段31が、エッジ探索領域を設定する(ステップS3)。エッジ探索領域は、冊子の背部に沿う方向における針金Hの両端を検出するための領域であり、両端それぞれを検出するために1枚の撮像画像に対して2箇所設定される。本実施形態では、図7に示すように2箇所の矩形領域が設定されている。エッジ探索領域は、エッジ(画素値の変わり目)の存在確率の高い位置に、必要と考えられる大きさで設定されることになるが、本実施形態では、2つのエッジ探索領域とも横200×縦250画素としている。2つのエッジ探索領域の大きさは、互いに異なっていても良いが、本実施形態では同じ大きさとしてある。
エッジ探索領域が設定されたら、画像処理装置7では、基準位置特定手段32が、各エッジ探索領域に対して、エッジ検出処理を行い、基準位置を特定する(ステップS4)。エッジ検出処理としては、公知のエッジ検出手法を用いることができる。例えば、所定数の画素に跨るプレビット、ラプラシアン等の公知のフィルタを用いて行うことができる。本実施形態では、3画素×3画素のプレビットフィルタを用いてエッジ検出を行っている。本実施形態においては、折丁集積体Oの背部に沿う方向における針金Hの両端を検出できればよいため、二次元の撮像画像のx軸(図面左右方向)、y軸(図面上下方向)の二方向のうち、x軸の一方向のエッジのみを検出する設定にしておく。このエッジ検出処理により、冊子の背部に沿う方向における針金Hの両端の計2箇所のx座標が、エッジとして検出されることになる。検出されたエッジは、x軸の基準位置R、Lとして特定される。図8は、基準位置R、Lが特定された撮像画像を示す図である。
次に、画像処理装置7では、第1検査領域設定手段34が、第1検査領域を設定する(ステップS5)。図9は、第1検査領域を示す図である。図9に示すように、第1検査領域は、基準位置R、Lの間に設定される矩形状の領域である。第1検査領域の右辺のx座標は(基準位置R−α)、第1検査領域の左辺のx座標は(基準位置L+α)として設定される。また、αとしては、0.5mmに相当するように5画素程度が設定される。第1検査領域においては、後述するように針金Hの曲線度を用いて良否判定を行うが、その際、正常な位置における背部に刺さる2箇所を除外しておいた方がよいためである。背部に刺さる部分が除外されることにより、中綴じが正常に行われた場合の曲線度は低く、直線に近い形状である。
また、第1検査領域の上辺のy座標、第1検査領域の下辺のy座標は中綴じ部が含まれるよう、十分広くなる範囲に設定する。本実施形態では、撮像画像の中央座標YcにUだけ加算または減算し、それぞれ第1検査領域の上辺のy座標は(Yc+U)、第1検査領域の下辺のy座標は(Yc−U)として設定される。本実施形態では、U=80に設定しており、第1検査領域のy軸方向の画素数は160画素となる。結局、第1検査領域は、横(R−L−2α)×縦(2U)画素の領域として設定されることになる。
次に、画像処理装置7では、第1良否判定手段35が、第1検査領域の良否判定を行う(ステップS6)。第1検査領域には、綴じ具である針金Hの大部分が写っていると想定される。そのため、ステップS6においては、折丁集積体Oの背部に沿う方向の針金Hが直線に近いか否かを判定する。ある部分が直線に近いか否かを判定する手法についても公知の様々な手法を用いることができるが、本実施形態では、最小二乗法を用いる。ステップS5においては、まず、第1検査領域における各x座標について、y座標最大の位置から最初に黒画素が出現する座標を検出する。この結果、(R−L−2α)個の画素の配列が得られる。この画素を結んで得られる曲線に対して最小二乗法を実行し、1本の近似直線を算出する。そして、曲線と近似直線の間にできる領域の面積を近似直線の長さで除することにより曲線度を算出する。
例えば、ステップS2の二値化処理後、図10(a)に示すような撮像画像が得られた場合を考えてみる。この場合、M字状の曲がった針金が黒画素として撮影され、針金の上端の画素の集合により曲線Mが得られる。そして、この曲線Mに対して最小二乗法を実行し、1本の近似直線Lが得られることになる。図10(b)は、第1検査領域における曲線Mと近似直線Lとの関係を示す図である。図10(b)において、縦線の網掛けを施した部分は、曲線Mと近似直線Lの間にできる領域の合計面積Aである。図10の例では、3箇所の領域の合計面積となる。ステップS5においては、このようにして得られた合計面積ARを算出する。そして、合計面積ARを第1検査領域内の近似直線Lの長さLIで除することにより曲線度LD=AR/LIが得られる。曲線度の求め方はこれに限らず、直線から外れた度合いを示す指標として、合計面積ARを採用してもよいし、真直度のように近似直線Lの垂線が曲線Mと交差するまでの距離で最大値を曲線度として採用してもよい。
この曲線度LDを、事前に設定されたしきい値と比較する。このしきい値については、どの程度まで許容するかを考慮して適宜設定しておくことができる。比較の結果、曲線度LDがしきい値より小さい場合には、曲線度が低く直線に近い形状であるとするため、“良”と判定し、曲線度LDがしきい値以上の場合には、曲線度が高く直線から離れた形状であることを意味するため、“否(不良)”と判定する。
ステップS6における判定の結果、“良”判定であった場合には、画像処理装置7では、第2検査領域設定手段36が、第2検査領域を設定する(ステップS7)。図11は、第2検査領域を示す図である。図11に示すように、第2検査領域は、基準位置R、Lをそれぞれ含むようにして設定される2つの矩形状の領域である。第2検査領域は、基準位置R、基準位置Lそれぞれについて設定されるため、2つ設定されることになる。基準位置Rに対応する第2検査領域の右辺のx座標は(基準位置R+β)、左辺のx座標は(基準位置R−β)として設定され、基準位置Lに対応する第2検査領域の右辺のx座標は(基準位置L+β)、左辺のx座標は(基準位置L−β)として設定される。βとしては、10〜50画素程度が好ましいが、本実施形態では、3.0mmに相当するように30画素が設定される。
第2検査領域においては、後述するように針金Hの折れ、または折丁集積体Oとの分離により、良否判定を行うが、その際、正常な位置における背部に刺さる2箇所を含む範囲を検査するのが良いためである。
また、第2検査領域の上辺のy座標、第2検査領域の下辺のy座標は針金Hが含まれるよう、十分広くなる範囲に設定する。本実施形態では、第1検査領域と同様、撮像画像の中央座標YcにUだけ加算または減算し、それぞれ第2検査領域の上辺のy座標は(Yc+U)、第2検査領域の下辺のy座標は(Yc−U)として設定される。本実施形態では、U=80に設定しており、第1検査領域のy軸方向の画素数は160画素となる。結局、2つの第2検査領域は、ともに横(2β)×縦(2U)画素の領域として設定されることになる。
次に、画像処理装置7では、第2良否判定手段37が、第2検査領域の良否判定を行う(ステップS8)。第2検査領域には、針金Hが折丁集積体Oの背部に刺さっている部分が写っていると想定される。そのため、二値画像である撮像画像においては、針金H部分と折丁集積体Oの対象物部分が同じ値の画素(本実施形態では黒画素)となる。ステップS8においては、第2良否判定手段37は、基準位置R、Lに対応する第2検査領域それぞれについて、黒画素が連続する領域を対象物の該当領域として特定する。例えば、x座標が同一でy座標が1つ違いの2つの画素、y座標が同一でx座標が1つ違いの2つの画素は連続すると判定し、同一領域を示すものとして特定する。このような処理を行って行き、黒画素が連続する該当領域が何個できたかを特定する。黒画素が連続する領域が1つの第2検査領域内に1つだけ存在する場合は、“良”と判定し、黒画素が連続する該当領域が1つの第2検査領域内に2つ以上存在する場合は、“否(不良)”と判定する。針金Hが正常に刺さっている場合、折丁集積体Oと針金Hはともに黒画素として表現されるため、連続し、第2検査領域における該当領域は1つだけとなる。図12の右側の第2検査領域に示すように、針金Hが折れ(ここでは、折れて2つ以上に分離していることを意味する)ている場合は、第2検査領域における該当領域は2つ以上となる。このため、ステップS7においては、黒画素が連続する領域が1つの第2検査領域内に1つだけ存在する場合に“良”と判定する。
ステップS8における判定の結果、“良”判定であった場合には、第1検査領域、第2検査領域の双方において“良”判定であり、針金Hは、曲がっておらず、折れてもいないことを意味するので、1対の撮像画像のうち2枚とも終了したか否かを判定する(ステップS9)。終了していない場合には、ステップS1に戻って、1対の撮像画像のうち、もう1枚の撮像画像に対して、処理を行う。ステップS9において、1対の撮像画像のうち2枚とも終了したと判定された場合には、2枚の撮像画像による判定がどちらも良好であったことを意味するので、良品であると判定する(ステップS10)。良品であると判定された場合には、特に、指示を出さず、その1対の撮像画像に対応する冊子(折丁集積体)は、そのまま搬送される。
一方、ステップS6、ステップS8における判定の結果、“否(不良)”判定であった場合には、ステップS11に進む。この場合、第1検査領域、第2検査領域のいずれかにおいて“否(不良)”判定であったことを意味するので、不良品であると判定する(ステップS11)。1対の撮像画像のうち、どちらか1枚の撮像画像の第1検査領域、第2検査領域のいずれかにおいて“否(不良)”判定であった場合、その冊子の綴じ具に不具合が存在することになるので、不良品であると判定する。不良品であると判定された場合、画像処理装置7は制御装置8を介して、警報装置10、自動排出装置11に所定の信号を送信する。そして、警報装置10は警報を発し、自動排出装置11は、その1対の撮像画像に対応する冊子を排出する。図5のフローチャートに示した処理は、1つの冊子に対応する1組の撮像画像に対して行われる。上記実施形態では、1つの冊子に2つの中綴じ部(2つの針)が存在する場合を例にとって説明したが、1つの冊子に3つ以上の中綴じ部(3つ以上の針)が存在する場合も、同様に処理を行うことができる。この場合、3つ以上の1組の撮像画像に対して、図5のフローチャートに示した処理が実行されることになる。
<4.応用例>
応用例について説明する。上記実施形態では、第1検査領域、第2検査領域を用いて2種類の良否判定を行うようにしたが、上記以外の良否判定を組み合わせて、あるいは単独で検査を行うこともできる。図13は、第1検査領域を用いた異なる種類の良否判定を示す図である。図13の例では、ステップS5のように第1検査領域を設定した後、第1検査領域を用いて白画素の面積を算出することにより、針金Hが折丁集積体Oの背部から浮いてしまっているか否かを判定することができる。具体的には、白画素が連続する部分(白画素部分)を検出する。そして、白画素部分が2つ存在する場合は、それぞれの白画素部分の上端のy座標を調べる。そして、第1検査領域の上端のy座標(Yc+U)を含む白画素部分を除外し、もう1つの白画素部分の面積が所定のしきい値未満である場合には、良”と判定し、その白画素部分の面積が所定のしきい値以上の場合には、“否(不良)”と判定する。第1検査領域に、白画素部分が1つだけ存在する場合は、白画素部分の面積が所定のしきい値未満である場合には、良”と判定し、白画素部分の面積が所定のしきい値以上の場合には、“否(不良)”と判定する。これにより、針金Hの下方の白画素部分の面積が測定でき、針金Hが折丁集積体Oの背部から浮いてしまっているか否かを判定可能となる。
図14は、第3検査領域を用いた異なる種類の良否判定を示す図である。図14の例では、ステップS4のように基準位置を特定した後、第3検査領域を設定する。第3検査領域は、基準位置R、Lの外側にそれぞれ設定される2つの矩形状の領域である。第3検査領域は、x座標として(基準位置R+α)を超える所定の範囲と、x座標として(基準位置L−α)未満の所定の範囲に設定され、y座標として(Yc+S)を超える範囲に設定される。Sとしては、特に限定されないが、1以上の値であればよい。そして、第3検査領域に黒画素が存在しない場合は、良”と判定し、第3検査領域に黒画素が存在する場合は、本来存在しない範囲に、対象物が存在することを意味するため、“否(不良)”と判定する。例えば、図14に示すように、針金Hの一方の端が曲がってしまって折丁集積体Oから飛び出してしまっているような場合を“否(不良)”と判定することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、撮像画像を二値化した後、良否判定を行うようにしたが、二値化を行わず、多階調画像のままで処理を行うようにしても良い。多階調画像の場合であっても、折丁集積体および針金と、それ以外の部分では撮像画像における画素値が大きく異なるため、所定のしきい値以上であるか否かで判別することにより、良否判定を行うことが可能である。
また、上記実施形態では、第1検査領域、第2検査領域の双方に対して良否判定を行うようにしたが、第1検査領域のみ、または第2検査領域のみに対して良否判定を行うようにしてもよい。
1・・・ステッチャー
2・・・綴じ具打ち部
3・・・ギャザリングチェーン
4・・・照明手段
5・・・カメラ
6・・・撮像タイミング検出器
7・・・画像処理装置
8・・・制御装置
9・・・操作・表示部
10・・・警報装置
11・・・自動排出装置
21・・・CPU(Central Processing Unit)
22・・・RAM(Random Access Memory)
23・・・記憶装置
24・・・通信部
25・・・データ入出力I/F
31・・・エッジ探索領域設定手段
32・・・基準位置特定手段
33・・・良否判定手段
34・・・第1検査領域設定手段
35・・・第1良否判定手段
36・・・第2検査領域設定手段
37・・・第2良否判定手段

Claims (8)

  1. 冊子の中綴じ部を照明する照明手段と、
    前記冊子を挟んで前記照明手段と対向する位置において、前記中綴じ部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた撮像画像内に、1つの中綴じ部に対して、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定するエッジ探索領域設定手段と、
    前記エッジ探索領域のそれぞれにおいて、所定の一方向についてのエッジ検出処理を行い、前記一方向について検出されたエッジを、前記一方向についての基準位置として特定する基準位置特定手段と、
    前記エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置に基づいて、中綴じ部の良否判定を行う良否判定手段と、
    を有することを特徴とする検査装置。
  2. 前記良否判定手段は、前記基準位置から前記一方向について所定幅をもち、前記一方向と直交する方向について所定幅をもっており、2つの基準位置の間に位置する領域を第1検査領域として設定する第1検査領域設定手段と、
    前記第1検査領域において、対象物を検出し、当該対象物に対して直線から外れた度合いである曲線度を算出し、当該対象物の曲線度に基づいて良否の判定を行う第1良否判定手段と、
    を有することを特徴とする請求ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記良否判定手段は、前記基準位置から前記一方向について前記基準位置を含む所定幅をもち、前記一方向と直交する方向について所定幅をもつ2つの領域を第2検査領域として設定する第2検査領域設定手段と、
    前記第2検査領域において、対象物に該当する画素が連続する該当領域を検出し、前記第2検査領域における該当領域の数に基づいて良否の判定を行う第2良否判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検査装置を有することを特徴とする中綴製本機。
  5. 中綴製本機による製本時の冊子の外側の綴じ具の形状を検査して不良か否かを判定する検査装置であって、
    前記綴じ具の撮像画像から、前記綴じ具の両端部をそれぞれ基準位置として特定する位置特定手段と、
    特定された2つの基準位置に基づいて、前記綴じ具の判定を行う判定手段とを有し、
    前記判定手段は、
    前記基準位置を含む前記冊子の外側の領域において、前記綴じ具に該当する画素の連続する領域の数から判定を行う検査装置。
  6. 中綴製本機による製本時の冊子の外側の綴じ具の形状を検査して不良か否かを判定する検査装置であって、
    前記綴じ具の撮像画像から、前記綴じ具の両端部をそれぞれ基準位置として特定する位置特定手段と、
    特定された2つの基準位置に基づいて、前記綴じ具の判定を行う判定手段を有し、
    前記判定手段は、2つの前記基準位置の間の領域における前記綴じ具に該当する画素の曲線度と、前記基準位置を含む前記冊子の外側の領域における前記綴じ具に該当する画素の連続する領域の数から判定を行う検査装置。
  7. 撮像手段により得られた撮像画像内に、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定するエッジ探索領域設定手段、
    前記エッジ探索領域のそれぞれにおいて、一方向についてのエッジ検出処理を行い、前記一方向について検出されたエッジを、前記一方向についての基準位置として特定する基準位置特定手段、
    前記エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置を用いて、中綴じ部の良否判定を行う良否判定手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータが、中綴じ部を撮像する撮像手段により得られた撮像画像内に、エッジを検出するための2つのエッジ探索領域を設定するステップと、
    コンピュータが、前記エッジ探索領域のそれぞれにおいて、一方向についてのエッジ検出処理を行い、前記一方向について検出されたエッジを、前記一方向についての基準位置として特定するステップと、
    コンピュータが、前記エッジ探索領域それぞれについて特定された2つの基準位置を用いて、中綴じ部の良否判定を行うステップと、
    を有することを特徴とする検査方法。
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