JP2014034600A - 被覆材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明被覆材は、水性媒体中に2種以上の異色の着色粒状物を含む被覆材であって、前記着色粒状物は、着色材が粒状化されたものであり、当該着色材は、水性樹脂、並びに有彩色粉粒体及び/または黒色粉粒体を含み、前記水性媒体が、水性樹脂を含み、前記着色粒状物及び/または前記水性媒体が、20℃における水への溶解度が5g/100g以下の疎水性溶剤を含むものである。
【選択図】なし
Description
1.2種以上の異色の着色粒状物が水性媒体中に分散した被覆材であって、
前記着色粒状物は、着色材が粒状化されたものであり、当該着色材は、水性樹脂、並びに有彩色粉粒体及び/または黒色粉粒体を含み、
前記水性媒体が、水性樹脂を含み、
前記着色材及び/または前記水性媒体が、20℃における水への溶解度が5g/100g以下の疎水性溶剤を含むものであることを特徴とする被覆材。
前記着色粒状物は、着色材が粒状化されたものであり、当該着色材は、(a)水性樹脂(以下「(a)成分)」ともいう)、並びに(b)有彩色粉粒体及び/または黒色粉粒体(以下「(b)成分)」ともいう)を含み、
前記水性媒体が、水性樹脂を含み、
前記着色材及び/または前記水性媒体が、20℃における水への溶解度が5g/100g以下の疎水性溶剤を含む。
本発明における着色材は、(a)水性樹脂、並びに(b)有彩色粉粒体及び/または黒色粉粒体を含む。
着色材中の(a)成分の比率は、固形分換算で、好ましくは5重量%以上50重量%以下、より好ましくは10重量%以上40重量%以下である。
一方、黒色粉粒体は、黒色を呈する粉粒体であり、例えば、鉄黒、鉄‐マンガン複合酸化物、鉄‐銅‐マンガン複合酸化物、鉄‐クロム‐コバルト複合酸化物、銅‐クロム複合酸化物、銅‐マンガン‐クロム複合酸化物等の無機質のもの、その他カーボンブラック等が挙げられる。
(b)成分としては、無機質のものが好適であり、特に無機酸化物が好適である。
着色材中の(b)成分の比率は、好ましくは30重量%以下、より好ましくは0.001重量%以上5重量%以下、さらに好ましくは0.005重量%以上3重量%以下、もっとも好ましくは0.01重量%以上2重量%以下である。このような比率であれば、本発明における意匠的効果が得られやすくなる。
上記平均粒子径を有する(b)成分は、(b)成分の全量中、20重量%以上(より好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上)含まれることが望ましい。(b)成分が、上記平均粒子径を有する(b)成分のみからなる態様も好適である。なお(b)成分の平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置によって測定される。
この疎水性溶剤は、形成被膜の初期乾燥性向上、耐水性向上等に有利に作用し、特に造膜初期段階におけるこれら物性の向上に有効である。疎水性溶剤は、20℃における水への溶解度が5g/100g以下であり、好ましくは1g/100g以下、さらに好ましくは0.1g/100g以下、最も好ましくは0.08g/100g以下である。
疎水性溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、2−エチル−1−ヘキサノール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート等が挙げられる。
着色材中の疎水性溶剤の比率は、好ましくは0.5重量%以上15重量%未満、より好ましくは1重量%以上10重量%以下である。
疎水性溶剤は、着色材、または被覆材中の水性媒体のいずれかまたは両方に含まれることが必須であるが、着色材と前記水性媒体の両方に含まれる態様が好適である。この場合、着色材の疎水性溶剤と、被覆材中の水性媒体の疎水性溶剤は、異なるものであってもよいし、同一のものであってもよい。
さらに、この(c)成分は、被膜の透明感、深み感等を高め、意匠的効果にも寄与するものである。このような意匠的効果は、着色粒状物の表面ないし内部に散在する(c)成分が、透過、反射、屈折等の作用を生じることによって奏されるものと考えられる。なお(c)成分に、黒色粉粒体は含まれない。
(c)成分の屈折率は、通常1.4以上2.0以下、好ましくは1.45以上1.7以下である。なお、屈折率はアッベ屈折計を用いて測定できる。
着色材中の(c)成分の比率は、好ましくは0.5重量%以上50重量%以下、より好ましくは1重量%以上25重量%以下、さらに好ましくは2重量%以上10重量%以下である。このような比率であれば、形成被膜の乾燥性や耐水性などの被膜物性向上効果、意匠的効果等の点で好適である。
透明着色材中の水溶性高分子化合物の比率は、固形分換算で、好ましくは0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜5重量部である。
着色材は、上記各成分を常法により均一に混合することで製造できる。
<式>隠蔽率(%)=(黒地上の塗膜の視感反射率)/(白地上の塗膜の視感反射率)×100
本発明被覆材中の水性媒体は、着色粒状物の媒体となるものである。この水性媒体としては、上記着色材で述べたものと同様のものが使用できる。水性媒体中に水溶性溶剤を含む場合、水溶性溶剤の比率は、水と水溶性溶剤の総量中に好ましくは20重量%以下、より好ましくは10重量%以下とすればよい。
被覆材中の水性媒体は、疎水性溶剤を含むことが好ましい。この疎水性溶剤は、形成被膜の乾燥性向上、耐水性向上等に有利に作用し、特に造膜初期段階におけるこれら物性の向上に有効である。疎水性溶剤は、20℃における水への溶解度が5g/100g以下、好ましくは1g/100g以下、さらに好ましくは0.1g/100g以下、最も好ましくは0.08g/100g以下である。
疎水性溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、2−エチル−1−ヘキサノール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート等が挙げられる。
水性媒体中における水性樹脂の比率は、固形分換算で、好ましくは5重量%以上50重量%以下、好ましくは10重量%以上40重量%以下である。
水性媒体中における疎水性溶剤の比率は、好ましくは0.5重量%以上30重量%以下、より好ましくは1重量%以上25重量%以下である。
ゲル化剤としては、上記水溶性高分子化合物をゲル化できる物質が使用できる。具体的に、ゲル化剤としては、例えば、マグネシウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄、ジルコニウム、クロム、錫、銀、銅等の金属の硫酸塩、酢酸塩、有機酸塩、珪酸塩、硼酸塩、硝酸塩、塩化物、水酸化物等が挙げられる。この他、塩酸、硫酸、硝酸、硼酸等の無機物またはそれらの塩、クエン酸、乳酸、タンニン酸等の有機酸またはそれらの塩、等が挙げられる。ゲル化剤としては、これらの1種または2種以上が使用できる。
水性媒体中のゲル化剤の比率は、好ましくは0.01重量%以上1.5重量%以下、より好ましくは0.03重量%以上1.0重量%以下、さらに好ましくは0.05重量%以上0.5重量%以下である。
被覆材中の水性媒体は、以上に述べたような成分を常法により均一に混合することで製造できる。
本発明被覆材は、着色粒状物を含むものである。このような着色粒状物は、上記着色材を上記水性媒体中で粒状に分散させることによって、製造できる。着色粒状物の粒子径は、好ましくは0.1mm以上15mm以下、より好ましくは0.5m以上12mm以下、さらに好ましくは1mm以上10mm以下である。着色粒状物の粒子径や形状は、攪拌羽根の種類、攪拌羽根の回転速度、着色材の粘性や添加方法、水性媒体の粘性や組成等を適宜選択・調整することによって設定できる。
本発明被覆材では、少なくとも1種以上の透明着色粒状物を含むものが好適である。このような透明着色粒状物は、隠蔽率が80%以下の前記透明着色材を上記水性媒体中で粒状に分散させることによって、製造できる。
色調が異なる2種以上の着色粒状物を含む被覆材を得るためには、例えば、単色の着色粒状物が分散した分散液をそれぞれ製造した後、これらを混合する方法、あるいは、
色調が異なる2種以上の着色材を、同時または順に水性媒体に添加し分散させる方法、等の方法を採用すればよい。
被覆材中の着色粒状物の比率は、好ましくは30重量%以上90重量%以下、より好ましくは40重量%以上80重量%以下である。
本発明被覆材は、建築物、土木構造物等の表面被覆に適用することができる。具体的には、例えば、コンクリート、モルタル、サイディングボード、押出成形板、石膏ボード、パーライト板、合板、煉瓦、プラスチック板、金属板、ガラス、磁器タイル等の各種基材の表面被覆材として使用できる。これら基材の表面は、何らかの表面処理(例えば、シーラー、サーフェーサー、フィラー、パテ等)が施されたものでもよく、既に被膜が形成されたものや、壁紙が貼り付けられたもの等であってもよい。例えば、基材表面の被膜は、本発明被覆材の塗装前に、着色下塗材を塗装することで形成できる。このような着色下塗材は、基材全面に均一に塗装すればよい。
また基材表面は、平坦であっても、凹凸を有するものであってもよい。
着色下塗材の塗装時には、スプレー、ローラー、刷毛等の各種塗装器具が使用できる。塗付け量は、好ましくは0.05kg/m2以上0.8kg/m2以下、より好ましくは0.1kg/m2以上0.5kg/m2以下である。
本発明被覆材の被膜は、多少の凹凸を有するものとなるが、その凸部の乾燥膜厚は、好ましくは100μm以上、より好ましくは300μm以上、さらに好ましくは500μm以上である。凸部の乾燥膜厚の上限は、好ましくは2000μm以下、より好ましくは1800μm以下、さらに好ましくは1500μm以下である。本発明被覆材が透明着色粒状物を含む場合は、このように比較的厚膜であっても、透明感、深み感等において優れた意匠的効果を得ることができる。
容器内にアクリル樹脂エマルション1(固形分40重量%、水60重量%)を100重量部仕込み、溶剤1(プロピレングリコールモノブチルエーテル、20℃における水への溶解度6.0g/100g)を6重量部、ゲル形成物質1(ガラクトマンナン3重量%水溶液)を80重量部、消泡剤1(鉱物油系)を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率(着色材中の重量%)、及び着色材の隠蔽率は表1の通りである。着色材の隠蔽率は、着色材を、隠蔽率試験紙にフィルムアプリケータ(隙間300μm)で塗付し、標準状態で48時間乾燥させて得た試験片について、視感反射率を測定して算出した。
各粉粒体は以下の通りである。
・黄色粉粒体1:黄色酸化鉄(平均粒子径0.5μm)
・赤色粉粒体1:赤色酸化鉄(平均粒子径0.6μm)
・黒色粉粒体1:鉄‐マンガン複合酸化物(平均粒子径0.6μm)
・黒色粉粒体2:カーボンブラック(平均粒子径0.1μm)
・無彩色粉粒体1:酸化チタン(屈折率2.71、平均粒子径0.3μm)
・無彩色粉粒体2:二酸化珪素(屈折率1.55、平均粒子径4μm)
・無彩色粉粒体3:硫酸バリウム(屈折率1.64、平均粒子径28μm)
・無彩色粉粒体4:二酸化珪素(屈折率1.55、平均粒子径120μm)
○製造例C(着色材C1〜C4の製造)
○製造例D(着色材D1〜D4の製造)
容器内にアクリル樹脂エマルション1を100重量部仕込み、溶剤2(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、20℃における水への溶解度0.04g/100g)を6重量部、ゲル形成物質1を80重量部、消泡剤1を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率、及び着色材の隠蔽率は表2の通りである。
○製造例F(着色材F1〜F4の製造)
容器内にアクリル樹脂エマルション1を100重量部仕込み、溶剤3(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、水への溶解度0.09g/100g)を6重量部、ゲル形成物質1を80重量部、消泡剤1を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率、及び着色材の隠蔽率は表2の通りである。
○製造例H(着色材H1〜H4の製造)
○製造例I(着色材I1〜I4の製造)
容器内にアクリル樹脂エマルション1を100重量部仕込み、溶剤3(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、20℃における水への溶解度0.09g/100g)を6重量部、ゲル形成物質1を80重量部、消泡剤1を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率、及び着色材の隠蔽率は表3の通りである。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を100重量部仕込み、溶剤2(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、20℃における水への溶解度0.04g/100g)を13重量部、ゲル形成物質1を80重量部、消泡剤1を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率、及び着色材の隠蔽率は表3の通りである。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を100重量部仕込み、溶剤2(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、20℃における水への溶解度0.04g/100g)を3重量部、ゲル形成物質1を80重量部、消泡剤1を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率、及び着色材の隠蔽率は表3の通りである。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を100重量部仕込み、溶剤3(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、20℃における水への溶解度0.09g/100g)を6重量部、ゲル形成物質1を80重量部、消泡剤1を2重量部混合し、さらに各種粉粒体を混合して、各着色材を製造した。粉粒体の種類と比率、及び着色材の隠蔽率は表4の通りである。
粉粒体の種類と比率を表5の通りとした以外は、製造例Lと同様の方法で各着色材を製造した。
粉粒体の種類と比率を表6の通りとした以外は、製造例Lと同様の方法で各着色材を製造した。
粉粒体の種類と比率を表7の通りとした以外は、製造例Lと同様の方法で各着色材を製造した。
容器内にアクリル樹脂エマルション1(固形分40重量%、水60重量%)を75重量部仕込み、溶剤1(プロピレングリコールモノブチルエーテル、20℃における水への溶解度6.0g/100g)を4重量部、水を10重量部、ゲル化剤1(ホウ酸アンモニウム5重量%水溶液)を10重量部、消泡剤1を1重量部均一に混合して、水性媒体1を製造した。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を75重量部仕込み、溶剤2(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、20℃における水への溶解度0.04g/100g)を4重量部、水を10重量部、ゲル化剤1を10重量部、消泡剤1を1重量部均一に混合して、水性媒体2を製造した。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を75重量部仕込み、溶剤2を12重量部、水を2重量部、ゲル化剤1を10重量部、消泡剤1を1重量部均一に混合して、水性媒体3を製造した。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を75重量部仕込み、溶剤2を2重量部、水を12重量部、ゲル化剤1を10重量部、消泡剤1を1重量部均一に混合して、水性媒体4を製造した。
容器内にアクリル樹脂エマルション1を75重量部仕込み、溶剤3(2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、20℃における水への溶解度0.09g/100g)を4重量部、水を10重量部、ゲル化剤1を10重量部、消泡剤1を1重量部均一に混合して、水性媒体5を製造した。
上記水性媒体1に対し、上記着色材A1を1:2で加えて攪拌・分散することにより、粒子径約3〜8mmの着色粒状物の分散液A1を製造した。
水性媒体と着色材の組合せを表11に示す通りにした以外は、上記分散液A1と同様の方法で各分散液を製造した。これにより、着色材A2〜O4にそれぞれ対応する分散液(分散液A2〜O4)を得た。
分散液A1、A2、A3、及びA4を等量で混合し、被覆材AAを得た。
表8に示す組合せにて各分散液を等量で混合し、被覆材BA〜OAを得た。
○試験例1−4
次に、被覆材AA〜OAについて、以下の試験を実施した。試験結果を表9に示した。
上記意匠性評価の後、被覆材を容器に密封し50℃環境下で7日間保存し、再度、同様の方法で試験板を作製した。以上の方法により、保存前後での意匠性の変化を観察した。評価は、意匠性に変化が認められなかったものを「A」、著しい変化が認められたものを「C」とする3段階(A>B>C)で行った。
試験例1−1と同様の方法で被覆材を塗装した後、試験板を5℃環境下で24時間乾燥した。次に、試験板を水に90分間浸漬した後、被膜の外観を観察した。評価は、被膜に異常が認められなかったものを「A」、著しい異常が認められたものを「C」とする3段階(A>B>C)で行った。
試験例1−1と同様の方法で被覆材を塗装した後、試験板を5℃環境下で6時間乾燥した。次に、試験板を水に90分間浸漬した後、被膜の外観を観察した。評価は、被膜に異常が認められなかったものを「A」、著しい異常が認められたものを「C」とする3段階(A>B>C)で行った。なお、上記耐水性1の評価において、B評価の被覆材AAについては、評価を行っていない。
試験例1−1と同様の方法で被覆材を塗装した後、試験板を標準状態で14日間養生した。次に、この試験板の被膜面に対し、赤外線ランプ(出力250W)を25cmの距離から照射し、試験板表面の温度を測定した。評価は、温度が60℃未満であったものを「A」、60℃以上65℃未満であったものを「B」、65℃以上であったものを「C」とした。なお、上記耐水性1の評価において、B評価の被覆材AAについては、評価を行っていない。
被覆材AA〜OAにつき、試験例1−1と同様の方法で試験板を作製し、意匠性を評価した。その結果、意匠性はいずれも良好であったが、特に被覆材AA〜MAが優れていた。
Claims (1)
- 2種以上の異色の着色粒状物が水性媒体中に分散した被覆材であって、
前記着色粒状物は、着色材が粒状化されたものであり、当該着色材は、水性樹脂(a)、並びに有彩色粉粒体及び/または黒色粉粒体(b)を含み、
前記水性媒体が、水性樹脂を含み、
前記着色材及び/または前記水性媒体が、20℃における水への溶解度が5g/100g以下の疎水性溶剤を含むものであることを特徴とする被覆材。
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JP2007262350A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-11 | Kansai Paint Co Ltd | 水性多彩模様塗料及び塗装方法 |
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