JP2014034415A - 飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外容器の嵌合受け部から内容器の嵌合部が脱落することを防止すると共に、内容器の容積効率を改善し、更には止水性を向上させることができる飲料用容器を提供すること。
【解決手段】内容器3と外容器2との間に第一の断熱材4を有する容器本体5と、容器本体5の上部開口部6に着脱自在に取り付けられる栓体7を備えた飲料用容器1において、外容器2は、上部が開口した有底筒状であり、外容器2の胴部内径Bは開口部31の内径Cよりも大きく構成され、内容器3は、上部が開口した有底筒状であり、外容器2の開口部31より挿入されることで外容器2と一体化され、外容器2に挿入され、第一の断熱材4により被覆される内容器3の胴部外側の少なくとも一部が内容器3の開口部方向から内容器3の底方向において拡がるように構成することで、外容器2から内容器3が脱落防止効果を高めることができると共に、容積効率の向上を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内容器と外容器とを備えた飲料用容器の構造に関する。
従来、内容器と外容器とを備えたスポーツジャグ等の飲料用容器は、内容器が射出成形を用いて成形され、外容器がダイレクトブロー成形により成形され、内容器に設けられる嵌合部に形成される嵌合突起と、外容器の上部開口部に設けられる嵌合受け部とが、強制嵌合される構造により、内容器が外容器から脱落することを防止しており、内容器と外容器の間に挿入される断熱材の面接触を利用するなどして、より確実に内容器の脱落を防止する工夫がなされていた(例えば特許文献1)。
また、こうした飲料用容器は、止水部材たるパッキンが、内容器の開口部状態に対応し、且つ栓体内部の内周面に当接する位置に嵌合装着され、使用者が当該栓体を締めていくに従い、前記止水部材が内容器の開口部上端に当接して押し潰されることで、内容液の液漏れを防止する止水構造が知られていた。
特許第4277318号公報
しかしながら、特許文献1のような例では、外容器の製法にダイレクトブロー成形を用いていることから、外容器の寸法精度が安定し難いため、寸法差により強制嵌合が不十分となり、嵌合状態を保持できずに内容器が外容器から脱落してしまう虞がある。
また、断熱材の面接触により内容器の脱落防止を図っていたものの、挿入される内容器外面は、射出成形用金型から離型するために勾配が取られており、上部から底面に向かうにつれ径小となるため、断熱材と面接触していても依然として上方向へ抜けてしまう可能性があり、その効果は必ずしも顕著ではない。しかも、内容器内面は、内容器外面と同様に射出成形用金型から離型するために勾配が取られており、上部から底面に向かうにつれ径小となるため、容積効率が悪くなるという問題がある。
さらに、樹脂成形を用いている上記飲料用容器では、成形工程において成形品が一部欠ける等して内容器の開口部上端である口元の平坦が損なわれ、内容器の開口部上端の寸法や形状が安定し難いという問題があり、この場合にはパッキンの当たりが局所的に弱くなるため、止水性が不十分となり易い。また、口元の高さが低い場合には、パッキンの当たりが全体的に弱くなるので液漏れし易く、逆に高すぎる場合にも、トルクが重くなるので、使用者が容易に開閉操作を行えずに、十分な止水効果が得られる所定位置まで栓体を締め付けられずに液漏れしてしまう虞がある。しかも、パッキンが栓体内部の内周面に当接する位置に嵌合装着されていることから、洗浄する際にはパッキンが取り外し難く、不衛生となり易い。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、外容器の嵌合受け部から内容器の嵌合部が脱落することを防止すると共に、内容器の容積効率を改善し、更には止水性を向上させることができる飲料用容器を提供することである。
請求項1の発明の飲料用容器は、内容器と外容器との間に断熱材を有する容器本体と、容器本体上部開口部に着脱自在に取り付けられる中栓を備えた飲料用容器において、前記外容器は、上部が開口した有底筒状であり、外容器胴内径は開口内径よりも大きく構成され、前記内容器は、上部が開口した有底筒状であり、前記外容器開口部より挿入されることで外容器と一体化され、前記外容器に挿入され、前記断熱材により被覆される内容器胴部外側の少なくとも一部が内容器開口部方向から内容器底方向において拡がるように構成されたことを特徴とする。
請求項2の発明の飲料用容器は、請求項1において、前記内容器の胴部内径が、内容器開口部内径よりも大きく構成されたことを特徴とする。
請求項3の発明の飲料用容器は、請求項1又は2において、前記外容器開口部外側に嵌合受け部を設け、前記内容器は、前記内容器上部開口部と前記外容器上部開口部の間に嵌合部を設け、前記嵌合部が前記嵌合受け部に対応する嵌合突起を有し、前記外容器嵌合受け部と前記内容器嵌合突起が強制嵌合されることを特徴とする。
請求項4の発明の飲料用容器は、請求項1〜3において、前記内容器開口部に内向き全周均一段差を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外容器に挿入され、前記断熱材により被覆される内容器胴部外側の少なくとも一部が内容器開口部方向から内容器底方向へ拡がるように構成されているため、断熱材によるアンカー効果を得ることができるので、外容器から内容器が脱落防止効果を高めることができると共に、容積効率の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、内容器胴部外面を外容器胴部内面と所定の断熱材間隔を有して追従させることで内容器開口部方向から内容器底方向において拡がるように構成でき、これにより内容器の胴部内径が、内容器開口部内径よりも大きく構成できるため、容積効率の更なる向上を図ることができる。
請求項3の発明によれば、外容器開口部外側に嵌合受け部と、内容器嵌合部に設けられた嵌合突起を強制嵌合させることで、外容器から内容器が脱落防止効果を更に高めることができる。
請求項4の発明によれば、内容器開口部に内向き全周均一段差を設けることで、寸法が安定しない開口部上端ではなく、内向き全周均一段差を用いて止水することで止水性を向上させると共に、中栓開閉操作トルクを安定させることができる。また、段差が満水容量の基準となる為、目視で容易に満水容量を確認でき、入れすぎによる液漏れを防止できる。さらに、パッキンが栓体内部下部に装着されるために、洗浄する際にパッキンが取り外しやすい。
本発明の実施例1を示す飲料用容器の斜視図である。 本発明の実施例1を示す飲料用容器の断面図である。 本発明の実施例1を示す飲料用容器の部分拡大断面図である。 本発明の実施例1を示す栓体を外した状態の断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、実施例1を図1〜4に基づいて説明する。図1は、本発明に係る飲料用容器1を示している。飲料用容器1は、略円筒状の外容器2とその内側に同心円で配置される内容器3との間に第一の断熱材4を備えた容器本体5と、該容器本体5の上部開口部6に螺子結合により着脱自在に装着される中栓たる栓体7と、該栓体7の一側である前部に円筒状に立設され液流路を形成する口部8の上方を開閉自在に覆う蓋体9と、前記栓体7の外周面に両端部を回動自在に連結したハンドル10とにより構成されている。
前記栓体7は、容器本体5の外周と略同径の略円盤状であって、栓体下部11の内周面には雌螺子12が形成されている。栓体7の下部開口部に内蓋15を取り付けて封止することで栓体内部14の水密状態を確保し、さらに、栓体内部14に発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン等の第二の断熱材13を収納することで、栓体内部14の結露を防止している。そして、内蓋15が取り付けられることで形成される栓体底部16は、前記内容器3の開口部17の内径Aよりも小さい円筒状を成しており、栓体下部たる内蓋15の外周面には取付溝18が周設されている。この取付溝18には、シリコンゴム等の弾性部材により成る止水部材19が着脱自在に取り付けられ、該止水部材19には周側面に同素材より成る帯状突起部20が設けられている。また、栓体7の内周面と、止水部材19が周設される内蓋15との間には隙間が形成されるので、洗浄する際には、止水部材19が着脱容易となり、衛生的に使用することができる。
前記蓋体9は、栓体上部21の略中央に配した回動軸部である第一のヒンジ部22を介して開閉自在に設けられており、環状弾性部材23により開方向に常に付勢されている。該蓋体9が閉状態では、蓋体9の裏側に装着される閉塞部材24によって、口部8の上部開口部25が覆われるように止水され、栓体7の前部外周面に設けられるシーソー式のロックボタン26と、第二のヒンジ部27を介して回動可能な係止環28とで構成されるロック手段29により、蓋体9の全閉状態が保持される。尚、蓋体9は、前部から後部にかけて漸次低くなるように傾斜し、該蓋体9の傾斜に対応して口部8の上部開口部25も前部から後部にかけて漸次低くなるように傾斜しており、使用者が容器本体5内の内容液を飲み易いように設けている。
次に、前記容器本体5の外容器2は、上部が開口した有底筒状で成り、胴部30の内径Bが開口部31の内径Cよりも大きく形成される(B>C)。また、上部開口部31の外側たる外周面には内容器3と連結するための嵌合受け部32が周設されており、該嵌合受け部32は上部開口部31の外周面全周に亘り形成された凹状の溝により構成されている。そして、ハンドル10の回動軸よりもやや前部外周面には左右一対の手掛け用前部溝33が設けられ、後部外周面には上下二本の円弧状で形成される手掛け用後部溝34が設けられている。手掛け用前部溝33と手掛け用後部溝34とは使用時に使用者が容器本体5を保持し易いように設けられたものであり、前記手掛け用前部溝33には使用者の親指が嵌り込み、前記手掛け用後部溝34には上側に人差し指、下側に中指或は薬指がそれぞれ嵌り込むことにより、使用者は手元から容器本体5が滑り落ちることなく安定して保持することができる。
こうした外容器2に連結することで一体化される内容器3は、上部が開口した有底筒状で成り、上部開口部17の外周面に雄螺子35が形成され、該雄螺子35により栓体7と螺子結合させることができる。さらに、内容器3には、雄螺子35の下部より連続して鍔状に張り出した嵌合部36が設けられ、該嵌合部36の先端には内側に向かう嵌合突起37が形成されており、前記嵌合突起37が外容器2における上部開口部31の外周面に設けられる凹状の嵌合受け部32に強制嵌合することにより、外容器2と内容器3とが連結されて一体にすることができる。その際には、外容器2の内周面38と内容器3の外周面39との間隙に、予め発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン等の第一の断熱材4を設けることで、断熱材4により被覆されて断熱性を有すると共に第一の断熱材4と内容器3の外周面39との面接触を利用した抜け止め防止効果を得ることができる。
ここで、本実施例における内容器3の成形には、射出成形したプリフォーム(予備成形品)を加熱後、一対の金型で挟み込み空気を吹き込んで金型形状に成形して冷却固化するインジェクションブロー成形が用いられている。これにより、外容器2の胴部30に凹凸等が設けられる構成であっても、ブロー成形の工程で外容器2の内周面38と内容器3の外周面39との間隙を、第一の断熱材4が設けられる所定間隔を保持し、且つ外容器2の内周面38の形状に内容器3の外周面39を追従させて成形することができるので、外容器2の形状に合せた上で容積効率の向上を図ると共に延伸性が高く製品強度に優れた成形品を得ることができる。
本実施例では、前記インジェクションブロー成形を用いて、内容器3の胴部40における高さ方向で所望する位置から内容器3の底部41にかけて拡径させており、内容器3の胴部40が拡径する胴部拡径部44から底部41までの胴部下部42の内径Dを、胴部拡径部44の上部から内容器3の開口部17にかけて連続する胴部上部43の内径Eよりも大きくして(D>E)、内容器3の胴部形状を、外容器2の後部外周面に形成される凹状の手掛け用後部溝34の形状に合せて、第一の断熱材4の間隔を保持したまま追従させているので、断熱性を損なうことなく容積効率を向上させることができる。しかも、容器本体5は、胴部拡径部44が形成される胴部下部42の外径と、胴部拡径部44が形成されない胴部上部43の外径とで寸法差が生じるため、外容器2の内周面と内容器3の外周面との間隙に第一の断熱材4を隙間なく設けた場合に、第一の断熱材4に内容器3の胴部拡径部44が係止される所謂アンカー効果によって、内容器3の抜け止め防止を確実にすることができる。こうした本実施例では、容積効率を向上させるために胴部拡径部44が内容器3の全周に亘り均一に形成されているが、内容器3の胴部40を周方向で一部拡径する構成や、外容器2の形状に合わせて凹凸状としてもよく、この場合にもアンカー効果による内容器3の抜け止めを確実にすることができる。
さらに、内容器3の開口部17には内周面に段部45が設けられており、該段部45は全周に亘り均一に内側へ突出させた段差であって、開口部17の上端部近傍に形成される。前記段部45は、開口部17の上端部46から下方へ延びる内側周壁に傾斜部が連続することで縮径した構成であり、段部45が形成されることにより開口部17における内径Aよりも、段部45によって縮径される開口部17の上端部近傍、すなわち胴部上部43の内径Eのほうが小さくなる(A>E)。これにより、内容器3の開口部17と、段部45によって縮径される胴部上部43とで寸法差が生じるので、止水部材19を装着した栓体7底部における外径Hに対して、内容器3における開口部17の内径Aは僅かに大きくなり、内容器3における胴部上部43の内径Eは止水部材19の周側面に設けられる帯状突起部20が接触する程度に僅かに小さくなる(A>H>E)。また、内容器3における胴部上部43の内径Eは、止水部材19が有する帯状突起部20の全幅の範囲内であるのが望ましく、この範囲内であれば胴部上部の内周面と接触した際にも帯状突起部20が弾性変形することができるのだが、確実に止水効果を得るためには全幅の略半分程度であることが好ましい。こうして、内容器3における開口部17の内周面に段部45を設けたことにより、段部45には端面が形成されないので、成形品が一部欠けて止水部材19の当たりが局所的に弱くなることもなく、止水部材19が径方向で接触して確実に止水することができると共に、開口部17の高さが上下したとしても段部45によって縮径される胴部上部43の内径Eの範囲にあれば、止水部材19を段部45の内側周壁に接触させることができるので、使用者が容易に開閉操作することができる。
そして、前記栓体7を内容器3に装着するには、止水部材19を装着した栓体底部16を栓体底部16の外径Hよりも内径が僅かに大きい内容器3の開口部17より挿入して、栓体7の下部内周面に形成される雌螺子12と、内容器3の上部外周面に形成される雄螺子35とを所定位置まで螺子結合させていく。栓体7の螺子を締め付けていくと、止水部材19の周側面に形成される帯状突起部20は、栓体底部16の外径Hよりも僅かに小さい内容器3の胴部上部43で内容器3の内周面47と接触し、上方に向かい弾性変形する。これにより、内容器3の胴部上部43に合せて栓体底部16が隙間なく収まるので、栓体7と内容器3との間を確実に止水し外部への液漏れを防止することができ、胴部上部43の径方向で止水部材19を当接させる構成であるから、栓体7開閉操作におけるトルクが安定するので栓体7の着脱を容易にすることができる。しかも、通常は、開口部8に段部45を設けて内径を縮径する構成により容積効率を低下させてしまうが、本実施例では内容器3の胴部下部42を拡径させることができるため容積効率の低下を最低限に抑えることができ、段部45を満水容量の基準とすることもできるので、目視により内容液の入れすぎを防止することができる。
以上のように、本実施例では、内容器3と外容器2との間に第一の断熱材4を有する容器本体5と、容器本体5の上部開口部6に着脱自在に取り付けられる中栓たる栓体7を備えた飲料用容器1において、外容器2は、上部が開口した有底筒状であり、外容器2の胴部内径Bは開口部31の内径Cよりも大きく構成され、内容器3は、上部が開口した有底筒状であり、外容器2の開口部31より挿入されることで外容器2と一体化され、外容器2に挿入され、第一の断熱材4により被覆される内容器3の胴部外側の少なくとも一部が内容器3の開口部方向から内容器3の底方向において拡がるように構成したことで、胴部上部43側に設けられる第一の断熱材4に内容器3の胴部拡径部44が係止される所謂アンカー効果を得ることができるので、外容器2から内容器3が脱落防止効果を高めることができると共に、容積効率の向上を図ることができる。
また、内容器3における胴部下部42の内径Dが、内容器3の胴部上部43の内径Eよりも大きく構成されたことで、内容器3胴部外面を外容器2胴部内面と所定の断熱材間隔を有して追従させることで内容器3開口部方向から内容器底方向において拡がるように構成でき、これにより内容器3における胴部下部42の内径Dが、内容器3の開口部17の内径Aや胴部上部43の内径Eよりも大きく構成できるため、容積効率の更なる向上を図ることができる。
さらに、外容器2における開口部31の外側に嵌合受け部32を設け、内容器3は、内容器3の開口部17と外容器2の開口部31の間に嵌合部36を設け、嵌合部36が嵌合受け部32に対応する嵌合突起37を有し、外容器2の嵌合受け部32と内容器3の嵌合突起37が強制嵌合されることで、外容器2から内容器3が脱落防止効果を更に高めることができる。
しかも、内容器3の開口部17に内向き全周均一段差となる段部45を設けたことで、寸法が安定しない開口部6ではなく、内向き全周均一段差を用いて止水することで止水性を向上させると共に、中栓開閉操作トルクを安定させることができる。また、段差が満水容量の基準となる為、目視で容易に満水容量を確認でき、入れすぎによる液漏れを防止できる。さらに、止水部材19が栓体底部における内蓋15の外周面に装着されるために、洗浄する際に止水部材19が取り外しやすい。
1 飲料用容器
2 外容器
3 内容器
4 第一の断熱材
5 容器本体
7 中栓(栓体)
9 蓋体
17 内容器の開口部
19 止水部材
20 帯状突起部
31 外容器の開口部
32 嵌合受け部
36 嵌合部
37 嵌合突起
39 内容器の外周面
40 内容器の胴部
41 内容器の底部
44 胴部拡径部
45 段部(段差)
本発明は、内容器と外容器とを備えた飲料用容器の構造に関する。
従来、内容器と外容器とを備えたスポーツジャグ等の飲料用容器は、内容器が射出成形を用いて成形され、外容器がダイレクトブロー成形により成形され、内容器に設けられる嵌合部に形成される嵌合突起と、外容器の上部開口部に設けられる嵌合受け部とが、強制嵌合される構造により、内容器が外容器から脱落することを防止しており、内容器と外容器の間に挿入される断熱材の面接触を利用するなどして、より確実に内容器の脱落を防止する工夫がなされていた(例えば特許文献1)。
また、こうした飲料用容器は、止水部材たるパッキンが、内容器の開口部上端に対応し、且つ栓体内部の内周面に当接する位置に嵌合装着され、使用者が当該栓体を締めていくに従い、前記止水部材が内容器の開口部上端に当接して押し潰されることで、内容液の液漏れを防止する止水構造が知られていた。
特許第4277318号公報
しかしながら、特許文献1のような例では、外容器の製法にダイレクトブロー成形を用いていることから、外容器の寸法精度が安定し難いため、寸法差により強制嵌合が不十分となり、嵌合状態を保持できずに内容器が外容器から脱落してしまう虞がある。
また、断熱材の面接触により内容器の脱落防止を図っていたものの、挿入される内容器外面は、射出成形用金型から離型するために勾配が取られており、上部から底面に向かうにつれ径小となるため、断熱材と面接触していても依然として上方向へ抜けてしまう可能性があり、その効果は必ずしも顕著ではない。しかも、内容器内面は、内容器外面と同様に射出成形用金型から離型するために勾配が取られており、上部から底面に向かうにつれ径小となるため、容積効率が悪くなるという問題がある。
さらに、樹脂成形を用いている上記飲料用容器では、成形工程において成形品が一部欠ける等して内容器の開口部上端である口元の平坦が損なわれ、内容器の開口部上端の寸法や形状が安定し難いという問題があり、この場合にはパッキンの当たりが局所的に弱くなるため、止水性が不十分となり易い。また、口元の高さが低い場合には、パッキンの当たりが全体的に弱くなるので液漏れし易く、逆に高すぎる場合にも、トルクが重くなるので、使用者が容易に開閉操作を行えずに、十分な止水効果が得られる所定位置まで栓体を締め付けられずに液漏れしてしまう虞がある。しかも、パッキンが栓体内部の内周面に当接する位置に嵌合装着されていることから、洗浄する際にはパッキンが取り外し難く、不衛生となり易い。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、外容器の嵌合受け部から内容器の嵌合部が脱落することを防止すると共に、内容器の容積効率を改善し、更には止水性を向上させることができる飲料用容器を提供することである。
請求項1の発明の飲料用容器は、内容器と外容器との間に断熱材を有する容器本体と、容器本体上部開口部に着脱自在に取り付けられる中栓を備えた飲料用容器において、前記外容器は、上部が開口した有底筒状であり、外容器胴内径は開口内径よりも大きく構成され、前記内容器は、上部が開口した有底筒状であり前記外容器の開口部外側には嵌合受け部が設けられ、前記内容器には内容器上部開口部と外容器上部開口部の間に嵌合部が設けられ、前記嵌合部には前記嵌合受け部に対応する嵌合突起が設けられ、前記外容器開口部より前記内容器が挿入されることで前記嵌合受け部と前記嵌合突起が強制嵌合されて前記外容器と前記内容器が一体化され、前記断熱材により被覆される前記内容器の胴部内径が、内容器開口部の内径よりも大きく構成され、前記内容器開口部に内向き全周均一段差が設けられ、前記中栓の栓体底部に止水部材が設けられ、前記内容器開口部に前記中栓の栓体底部が挿入されると、前記止水部材が前記内容器開口部の内周面に当接することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外容器に挿入され、前記断熱材により被覆される内容器胴部外側の少なくとも一部が内容器開口部方向から内容器底方向へ拡がるように構成されているため、断熱材によるアンカー効果を得ることができるので、外容器から内容器が脱落防止効果を高めることができると共に、容積効率の向上を図ることができる。
また、請求項の発明によれば、内容器胴部外面を外容器胴部内面と所定の断熱材間隔を有して追従させることで内容器開口部方向から内容器底方向において拡がるように構成でき、これにより内容器の胴部内径が、内容器開口部内径よりも大きく構成できるため、容積効率の更なる向上を図ることができる。
また、請求項の発明によれば、外容器開口部外側に嵌合受け部と、内容器嵌合部に設けられた嵌合突起を強制嵌合させることで、外容器から内容器が脱落防止効果を更に高めることができる。
請求項の発明によれば、内容器開口部に内向き全周均一段差を設けることで、寸法が安定しない開口部上端ではなく、内向き全周均一段差を用いて止水することで止水性を向上させると共に、中栓開閉操作トルクを安定させることができる。また、段差が満水容量の基準となる為、目視で容易に満水容量を確認でき、入れすぎによる液漏れを防止できる。さらに、パッキンが栓体内部下部に装着されるために、洗浄する際にパッキンが取り外しやすい。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、実施例1を図1〜4に基づいて説明する。図1は、本発明に係る飲料用容器1を示している。飲料用容器1は、略円筒状の外容器2とその内側に同心円で配置される内容器3との間に第一の断熱材4を備えた容器本体5と、該容器本体5の上部開口部6に螺子結合により着脱自在に装着される中栓たる栓体7と、該栓体7の一側である前部に円筒状に立設され液流路を形成する口部8の上方を開閉自在に覆う蓋体9と、前記栓体7の外周面に両端部を回動自在に連結したハンドル10とにより構成されている。
前記栓体7は、容器本体5の外周と略同径の略円盤状であって、栓体下部11の内周面には雌螺子12が形成されている。栓体7の下部開口部に内蓋15を取り付けて封止することで栓体内部14の水密状態を確保し、さらに、栓体内部14に発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン等の第二の断熱材13を収納することで、栓体内部14の結露を防止している。そして、内蓋15が取り付けられることで形成される栓体底部16は、前記内容器3の開口部17の内径Aよりも小さい円筒状を成しており、栓体下部たる内蓋15の外周面には取付溝18が周設されている。この取付溝18には、シリコンゴム等の弾性部材により成る止水部材19が着脱自在に取り付けられ、該止水部材19には周側面に同素材より成る帯状突起部20が設けられている。また、栓体7の内周面と、止水部材19が周設される内蓋15との間には隙間が形成されるので、洗浄する際には、止水部材19が着脱容易となり、衛生的に使用することができる。
前記蓋体9は、栓体上部21の略中央に配した回動軸部である第一のヒンジ部22を介して開閉自在に設けられており、環状弾性部材23により開方向に常に付勢されている。該蓋体9が閉状態では、蓋体9の裏側に装着される閉塞部材24によって、口部8の上部開口部25が覆われるように止水され、栓体7の前部外周面に設けられるシーソー式のロックボタン26と、第二のヒンジ部27を介して回動可能な係止環28とで構成されるロック手段29により、蓋体9の全閉状態が保持される。尚、蓋体9は、前部から後部にかけて漸次低くなるように傾斜し、該蓋体9の傾斜に対応して口部8の上部開口部25も前部から後部にかけて漸次低くなるように傾斜しており、使用者が容器本体5内の内容液を飲み易いように設けている。
次に、前記容器本体5の外容器2は、上部が開口した有底筒状で成り、胴部30の内径Bが開口部31の内径Cよりも大きく形成される(B>C)。また、上部開口部31の外側たる外周面には内容器3と連結するための嵌合受け部32が周設されており、該嵌合受け部32は上部開口部31の外周面全周に亘り形成された凹状の溝により構成されている。そして、ハンドル10の回動軸よりもやや前部外周面には左右一対の手掛け用前部溝33が設けられ、後部外周面には上下二本の円弧状で形成される手掛け用後部溝34が設けられている。手掛け用前部溝33と手掛け用後部溝34とは使用時に使用者が容器本体5を保持し易いように設けられたものであり、前記手掛け用前部溝33には使用者の親指が嵌り込み、前記手掛け用後部溝34には上側に人差し指、下側に中指或は薬指がそれぞれ嵌り込むことにより、使用者は手元から容器本体5が滑り落ちることなく安定して保持することができる。
こうした外容器2に連結することで一体化される内容器3は、上部が開口した有底筒状で成り、上部開口部17の外周面に雄螺子35が形成され、該雄螺子35により栓体7と螺子結合させることができる。さらに、内容器3には、雄螺子35の下部より連続して鍔状に張り出した嵌合部36が設けられ、該嵌合部36の先端には内側に向かう嵌合突起37が形成されており、前記嵌合突起37が外容器2における上部開口部31の外周面に設けられる凹状の嵌合受け部32に強制嵌合することにより、外容器2と内容器3とが連結されて一体にすることができる。その際には、外容器2の内周面38と内容器3の外周面39との間隙に、予め発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン等の第一の断熱材4を設けることで、断熱性を有すると共に第一の断熱材4と内容器3の外周面39との面接触を利用した抜け止め効果を得ることができる。
ここで、本実施例における内容器3の成形には、射出成形したプリフォーム(予備成形品)を加熱後、一対の金型で挟み込み空気を吹き込んで金型形状に成形して冷却固化するインジェクションブロー成形が用いられている。これにより、外容器2の胴部30に凹凸等が設けられる構成であっても、ブロー成形の工程で外容器2の内周面38と内容器3の外周面39との間隙を、第一の断熱材4が設けられる所定間隔保持し、且つ外容器2の内周面38の形状に内容器3の外周面39を追従させて成形することができるので、外容器2の形状に合せた上で容積効率の向上を図ると共に延伸性が高く製品強度に優れた成形品を得ることができる。
本実施例では、前記インジェクションブロー成形を用いて、内容器3の胴部40における高さ方向で所望する位置から内容器3の底部41にかけて拡径させており、内容器3の胴部40が拡径する胴部拡径部44から底部41までの胴部下部42の内径Dを、胴部拡径部44の上部から内容器3の開口部17にかけて連続する胴部上部43の内径Eよりも大きくして(D>E)、内容器3の胴部形状を、外容器2の後部外周面に形成される凹状の手掛け用後部溝34の形状に合せて、第一の断熱材4の間隔を保持したまま追従させているので、断熱性を損なうことなく容積効率を向上させることができる。しかも、容器本体5は、胴部拡径部44が形成される胴部下部42の外径と、胴部拡径部44が形成されない胴部上部43の外径とで寸法差が生じるため、外容器2の内周面と内容器3の外周面との間隙に第一の断熱材4を隙間なく設けた場合に、第一の断熱材4に内容器3の胴部拡径部44が係止される所謂アンカー効果によって、内容器3の抜け止めを確実にすることができる。こうした本実施例では、容積効率を向上させるために胴部拡径部44が内容器3の全周に亘り均一に形成されているが、内容器3の胴部40を周方向で一部拡径する構成や、外容器2の形状に合わせて凹凸状としてもよく、この場合にもアンカー効果による内容器3の抜け止めを確実にすることができる。
さらに、内容器3の開口部17には内周面に段部45が設けられており、該段部45は全周に亘り均一に内側へ突出させた段差であって、開口部17の上端部近傍に形成される。前記段部45は、開口部17の上端部46から下方へ延びる内側周壁に傾斜部が連続することで縮径した構成であり、段部45が形成されることにより開口部17における内径Aよりも、段部45によって縮径される開口部17の上端部近傍、すなわち胴部上部43の内径Eのほうが小さくなる(A>E)。これにより、内容器3の開口部17と、段部45によって縮径される胴部上部43とで寸法差が生じるので、止水部材19を装着した栓体底部16における外径Hに対して、内容器3における開口部17の内径Aは僅かに大きくなり、内容器3における胴部上部43の内径Eは止水部材19の周側面に設けられる帯状突起部20が接触する程度に僅かに小さくなる(A>H>E)。また、内容器3における胴部上部43の内径Eは、止水部材19が有する帯状突起部20の全幅の範囲内であるのが望ましく、この範囲内であれば胴部上部の内周面と接触した際にも帯状突起部20が弾性変形することができるのだが、確実に止水効果を得るためには全幅の略半分程度であることが好ましい。こうして、内容器3における開口部17の内周面に段部45を設けたことにより、段部45には端面が形成されないので、成形品が一部欠けて止水部材19の当たりが局所的に弱くなることもなく、止水部材19が径方向で接触して確実に止水することができると共に、開口部17の高さが上下したとしても段部45によって縮径される胴部上部43の内径Eの範囲にあれば、止水部材19を段部45の内側周壁に接触させることができるので、使用者が容易に開閉操作することができる。
そして、前記栓体7を内容器3に装着するには、止水部材19を装着した栓体底部16を栓体底部16の外径Hよりも内径が僅かに大きい内容器3の開口部17より挿入して、栓体7の下部内周面に形成される雌螺子12と、内容器3の上部外周面に形成される雄螺子35とを所定位置まで螺子結合させていく。栓体7の螺子を締め付けていくと、止水部材19の周側面に形成される帯状突起部20は、栓体底部16の外径Hよりも僅かに小さい内容器3の胴部上部43で内容器3の内周面47と接触し、上方に向かい弾性変形する。これにより、内容器3の胴部上部43に合せて栓体底部16が隙間なく収まるので、栓体7と内容器3との間を確実に止水し外部への液漏れを防止することができ、胴部上部43の径方向で止水部材19を当接させる構成であるから、栓体7開閉操作におけるトルクが安定するので栓体7の着脱を容易にすることができる。しかも、通常は、開口部8に段部45を設けて内径を縮径する構成により容積効率を低下させてしまうが、本実施例では内容器3の胴部下部42を拡径させることができるため容積効率の低下を最低限に抑えることができ、段部45を満水容量の基準とすることもできるので、目視により内容液の入れすぎを防止することができる。
以上のように、本実施例では、内容器3と外容器2との間に第一の断熱材4を有する容器本体5と、容器本体5の上部開口部6に着脱自在に取り付けられる中栓たる栓体7を備えた飲料用容器1において、外容器2は、上部が開口した有底筒状であり、外容器2の開口部31の外側には嵌合受け部32が設けられ、内容器3には内容器3の上部開口部17と外容器2の上部開口部31の間に嵌合部36が設けられ、嵌合部36には嵌合受け部32に対応する嵌合突起37が設けられ、外容器2の開口部31より内容器3が挿入されることで外容器2の嵌合受け部32と内容器3の嵌合突起37が強制嵌合されて外容器2と内容器3が一体化され、第一の断熱材4により被覆される内容器3における胴部下部42の内径Dが、内容器3の胴部上部43の内径Eよりも大きく構成され、内容器3の上部開口部6に内向き全周均一段差となる段差部45が設けられ、栓体7の栓体底部16に止水部材19が設けられ、内容器3の上部開口部6に栓体7の栓体底部16が挿入されると、止水部材19が内容器3の上部開口部6の内周面に当接することで、胴部上部43側に設けられる第一の断熱材4に内容器3の胴部拡径部44が係止される所謂アンカー効果を得ることができるので、外容器2から内容器3が脱落防止効果を高めることができると共に、容積効率の向上を図ることができる。
また、内容器3胴部外面を外容器2胴部内面と所定の断熱材間隔を有して追従させることで内容器3開口部方向から内容器底方向において拡がるように構成でき、これにより内容器3における胴部下部42の内径Dが、内容器3の開口部17の内径Aや胴部上部43の内径Eよりも大きく構成できるため、容積効率の更なる向上を図ることができる。
さらに、外容器2から内容器3が脱落防止効果を更に高めることができる。
しかも、寸法が安定しない開口部6ではなく、内向き全周均一段差を用いて止水することで止水性を向上させると共に、中栓開閉操作トルクを安定させることができる。また、段差が満水容量の基準となる為、目視で容易に満水容量を確認でき、入れすぎによる液漏れを防止できる。さらに、止水部材19が栓体底部における内蓋15の外周面に装着されるために、洗浄する際に止水部材19が取り外しやすい。
本発明の実施例1を示す飲料用容器の斜視図である。 本発明の実施例1を示す飲料用容器の断面図である。 本発明の実施例1を示す飲料用容器の部分拡大断面図である。 本発明の実施例1を示す栓体を外した状態の断面図である。
1 飲料用容器
2 外容器
3 内容器
4 第一の断熱材
5 容器本体
7 中栓(栓体)
9 蓋体
17 内容器の開口部
19 止水部材
20 帯状突起部
31 外容器の開口部
32 嵌合受け部
36 嵌合部
37 嵌合突起
39 内容器の外周面
40 内容器の胴部
41 内容器の底部
44 胴部拡径部
45 段部(段差)

Claims (4)

  1. 内容器と外容器との間に断熱材を有する容器本体と、容器本体上部開口部に着脱自在に取り付けられる中栓を備えた飲料用容器において、前記外容器は、上部が開口した有底筒状であり、外容器胴内径は開口内径よりも大きく構成され、前記内容器は、上部が開口した有底筒状であり、前記外容器開口部より挿入されることで外容器と一体化され、前記外容器に挿入され、前記断熱材により被覆される内容器胴部外側の少なくとも一部が内容器開口部方向から内容器底方向において拡がるように構成されたことを特徴とする飲料用容器。
  2. 前記内容器の胴部内径が、内容器開口部内径よりも大きく構成されたことを特徴とする請求項1の飲料用容器。
  3. 前記外容器開口部外側に嵌合受け部を設け、前記内容器は、前記内容器上部開口部と前記外容器上部開口部の間に嵌合部を設け、前記嵌合部が前記嵌合受け部に対応する嵌合突起を有し、前記外容器嵌合受け部と前記内容器嵌合突起が強制嵌合されることを特徴とする請求項1又は2記載の飲料用容器。
  4. 前記内容器開口部に内向き全周均一段差を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器。
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