JP2014034235A - カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】取付け取外しが容易で、且つ取付け取外しを繰り返しても取付け部材への保持力が低下し難いカバーを得る。
【解決手段】カバー20は本体部22とスライド部24を備えている。スライド部24の嵌合部54の根本部54Aに形成した仮止め用凹部60が、カバー本体22の爪部64に係合することで、スライド部24がカバー本体22に仮止めされるようになっている。また、嵌合部54の根本部54Aに形成した本止め用凹部62が、カバー本体22の爪部60に係合して、スライド部24がカバー本体22に本止めされると、嵌合部54の先端部54Bがブラケット18の被嵌合部30に嵌合しカバー10が車載カメラ14を覆う位置に保持されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の車室内に搭載される車載カメラ等の車室内装備品を覆うカバーに関するものである。
従来、自動車の車室内装備品を覆うカバーとしては、例えば、特許文献1がある。この従来技術では、ドアトリムのアームレスト部における棚部の所定部位に取付け孔を設けている。また、取付け孔にカバーに設けた引っ掛け片を引っ掛けた後に、カバーに設けた係合爪をその一端側から他端側に順次当接させながら弾性変形させて係合させている。さらに、係合爪の他端側背面部に係合爪の弾性変形を制限する突っ張りリブ部が形成されており、カバーのドアトリムへの取付けに際し、係合爪の一端側は弾性変形し易く、他端側を突っ張りリブ部によって取付け剛性を高くしている。
特開2002−172982号
しかしながら、特許文献1のカバーでは、取付け取外しを繰り返すと、係合爪の変形によって、カバーのドアトリムへの保持力が低下する。一方、取付け取外しを繰り返してもカバーのドアトリムへの保持力が低下するのを抑制するために、係合爪を変形し難くすると取付け取外し時の負荷が大きくなり、取付け取外しが困難になる。
本発明は上記事実を考慮し、取付け取外しが容易で、且つ取付け取外しを繰り返しても取付け部材への保持力が低下し難いカバーを得ることを課題とする。
請求項1に記載の本発明のカバーは、車両に取付けられた取付け部品の被係止部に係止される係止部を備え、前記取付け部品を覆うカバー本体と、前記カバー本体に移動可能に取付けられ、仮止め位置から本止め位置に移動することで先端部が前記取付け部品の被嵌合部に嵌合する嵌合部を備え、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合することで前記カバー本体が前記取付け部品を覆う位置に保持される移動部材と、前記カバー本体に形成された係合部と、前記嵌合部の根本部に形成され、前記係合部に係合することで、前記移動部材を前記カバー本体の前記仮止め位置に保持する仮止め用保持部と、前記嵌合部の根本部に形成され、前記係合部に係合することで、前記移動部材を前記カバー本体の前記本止め位置に保持する本止め用保持部と、を有する。
請求項1に記載の本発明では、車両に取付けられる取付け部品を覆うカバー本体に形成された係止部が、取付け部品の被係止部に係止される。また、カバー本体に仮止め位置から本止め位置に移動可能に取付けられた移動部材に、取付け部品の被嵌合部に嵌合する嵌合部が備えられている。そして、移動部材の嵌合部の根本部に形成された仮止め用保持部を、カバー本体の係合部に係合することで、移動部材をカバー本体の仮止め位置に保持することができる。また、移動部材を仮止め位置から本止め位置に移動すると、移動部材の嵌合部の根本部に形成された本止め用保持部がカバー本体の係合部に係合することで、移動部材をカバー本体の本止め位置に保持することができると共に、移動部材の嵌合部の先端部が取付け部品の被嵌合部に嵌合することで、カバー本体が取付け部品を覆う位置に保持される。一方、カバーを取外す場合には、移動部材をカバー本体の本止め位置から仮止め位置に移動する。このため、カバーの取付け取外しを繰り返しても、取付け部品の被嵌合部と嵌合する移動部材の嵌合部の先端部は変形し難い。この結果、カバーの取付け部材への取付け取外しが容易で、且つ取付け取外しを繰り返しても取付け部材への保持力が低下し難い。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載のカバーにおいて、前記係合部の周囲には、前記移動部材の移動方向に沿ったスリットが形成されている。
請求項2記載の本発明では、係合部の周囲に移動部材の移動方向に沿ったスリットが形成されている。このため、係合部が弾性変形し易くなり、移動部材を移動する際の負荷が小さくなる。この結果、取付け取外し時に作業性がさらに向上する。
請求項3記載の本発明は請求項1または請求項2に記載のカバーにおいて、前記嵌合部には、前記移動部材の前記移動方向と直交する方向への移動を抑制する移動抑制部が設けられている。
請求項3記載の本発明では、移動抑制部によって、移動部材の移動方向と直交する方向への嵌合部の移動が抑制される。この結果、カバーの取付け部品への取付け剛性を向上できる。
請求項4記載の本発明は請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のカバーにおいて、前記カバー本体には一対の前記係合部が形成されており、前記移動部材には一対の前記嵌合部が形成されている。
請求項4記載の本発明では、移動部材に形成された一対の嵌合部にそれぞれ形成された仮止め用保持部と本止め用保持部とが、カバー本体の一対の係合部にそれぞれ係合する。このため、仮止め位置と本止め位置とにおいて移動部材のカバー本体への保持力が向上する。
請求項5記載の本発明は請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のカバーにおいて、前記カバー本体の外周面には前記移動部材で閉塞される開口部が形成されている。
請求項5記載の本発明では、カバー本体の外周面に形成された開口部が移動部材で閉塞される。このため、本止め位置でのカバーの外観品質が向上する。
請求項6記載の本発明は請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のカバーにおいて、前記取付け部品は、カメラ本体と前記カメラ本体を車両に固定するブラケットを有する車載カメラである。
請求項6記載の本発明では、カメラ本体とカメラ本体を車両に固定するブラケットを有する車載カメラへのカバーの取付け取外しが容易で、且つ取付け取外しを繰り返しても取付け部材への保持力が低下し難い。
請求項1に記載の本発明のカバーは、上記構成としたので、取付け取外しが容易で、且つ取付け取外しを繰り返しても取付け部材への保持力が低下し難くできる。
請求項2に記載の本発明のカバーは、上記構成としたので、取付け取外し時の作業性をさらに向上できる。
請求項3に記載の本発明のカバーは、上記構成としたので、カバーの取付け部品への取付け剛性を向上できる。
請求項4に記載の本発明のカバーは、上記構成としたので、仮止め位置と本止め位置とにおいて移動部材のカバー本体への保持力を向上できる。
請求項5に記載の本発明のカバーは、上記構成としたので、本止め位置でのカバーの外観品質を向上できる。
請求項6に記載の本発明のカバーは、上記構成としたので、車載カメラへのカバーの取付け取外しが容易で、且つ取付け取外しを繰り返しても取付け部材への保持力が低下し難い。
本発明の一実施形態に係るカバーの本止め位置を示す斜め前方上側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの本止め位置を示す斜め後方上側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの仮止め位置を示す斜め前方上側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの仮止め位置を示す斜め後方上側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの嵌合部を示す斜め前方上側から見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーのカバー本体の一部と移動部材とを示す斜め前方上側から見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの仮止め位置におけるカバー本体の一部と移動部材とを示す斜め前方上側から見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの本止め位置におけるカバー本体の一部と移動部材とを示す斜め前方上側から見た拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーの取付け手順を示す斜め前方上側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーを示す斜め前方上側から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカバーが適用された車載カメラを示す斜め前方上側から見た斜視図である。
次に、本発明のカバーの一実施形態を図1〜図11に従って説明する。
なお、図中、同一又は対応する機能を有する部材(構成要素)には同じ符号を付して適宜説明を省略する。また、図中矢印FRは本実施形態のカバーが適用された車両の前方方向を、矢印UPは車両の上方方向を、矢印INは車両の車幅内側方向を示している。
図11に示すように、自動車のウインドシールドガラス10の車室内側面10Aには、車室内部から車両前方を撮影する取付け部品としての車載カメラ14が取付けられている。この車載カメラ14はカメラ本体16と、カメラ本体16をウインドシールドガラス10に固定するためのブラケット18を有している。また、本実施形態のカバー20は、車載カメラ14を車室の内側から覆うカバー本体22と、このカバー本体22に移動可能に取付けられた移動部材としてのスライド部24とを備えている。なお、図11を除く、図1〜図10では、車載カメラ14のブラケット18のみを示しており、カメラ本体16は省略している。
(取付け部品)
図10に示すように、車載カメラ14のブラケット18は、取付け部19がウインドシールドガラスに固定されている。また、取付け部19の後端部の車幅方向両端部19Aからは下方に向って縦壁部25がそれぞれ形成されている。これらの縦壁部25の後端部はそれぞれ被係止部26となっている。これらの被係止部26には、車両前方下側から車両後方側に向って伸びる切欠27が形成されており、切欠27の開口部下端には、上方に向って凸部26Aが形成されている。さらに、縦壁部25の前端部にはそれぞれ下方側から上方側に向って切り込み28が形成されている。
一方、ブラケット18の前端部の車幅方向両端部19Bからは下方に向って縦壁部29が形成されている。縦壁部29の前端側は、それぞれ被嵌合部30となっている。これらの被嵌合部30には車両前方側から車両後方側に向って伸びる切欠31が形成されている。
ブラケット18は車両後方側部18Aの幅W1に比べて車両前方側部18Bの幅W2が狭くなっている(W1>W2)。また、車両前方側部18Bの左右の被嵌合部30の間となる部位には、車両前方側からカメラ本体16(図11参照)を装着するための切欠34が形成されている。一方、車両後方側部18Aにおける切欠34の車両後方側の部位には車両後方側から切欠36が形成されており、この切欠36の右側には車両前方側からGPSアンテナ等を装着するための切欠38が形成されている。
(カバー)
図10に示すように、カバー20のカバー本体22は、上方が開口された箱形状となっており、底壁部22Aの周縁部には後壁部22B、前壁部22C、左側壁部22D及び右側壁部22Eが形成されている。また、ブラケット18の形状に対応してカバー本体22も車両後方側部22Fの幅に比べて車両前方側部22Gの幅が狭くなっている。
カバー本体22の左側壁部22D及び右側壁部22Eにおける後端内側部には、ブラケット18の被係止部26に係止される係止部44がそれぞれ形成されている。これらの係止部44は、左側壁部22D及び右側壁部22Eからカバー本体22の内側へ向って立設された横壁部で構成されており、これらの係止部44は車両前方から車両後方へ向って伸びている。また、係止部44の後端部44Aは、後端から前側下方に向って肉厚が徐々に厚くなっており、ブラケット18の被係止部26の切欠27に挿入され、凸部26Aに係止可能となっている。なお、係止部44の上面における左側壁部22D及び右側壁部22Eとの連結部には、前後方向に伸びる溝45が形成されている。
係止部44の前端部44Bは、前後一対の縦壁部46によってカバー本体22の底壁部22Aと連結されており、これらの縦壁部46は左側壁部22Dにも連結されている。従って、これらの縦壁部46によって係止部44の剛性を確保している。また、カバー本体22の底壁部22Aには、縦壁部46の前方となる部位にブラケット支持部48が形成されている。このブラケット支持部48には上方から下方に向かって切り込み48Aが形成されており、この切り込み48Aにブラケット18の縦壁部25が挿入されることで、カバー20とブラケット18との車幅方向に沿った相対移動を抑制できるようになっている。さらに、カバー本体22の底壁部22Aには、ブラケット支持部48の前方となる部位にブラケット支持部49が形成されている。ブラケット支持部49に車幅方向に延びる縦壁部49Aが形成されており、この縦壁部49Aがブラケット18の縦壁部25の切り込み28に挿入されることで、カバー20とブラケット18との車体前後方向に沿った相対移動を抑制できるようになっている。
図6に示すように、カバー本体22の前壁部22C、左側壁部22Dの前端部及び右側壁部22Eの前端部には、スライド部24を取付けるための開口部50が形成されている。この開口部50は、カバー本体22の外周面に沿って形成されており、車幅方向に沿った前側開口部50Aと、前側開口部50Aの両端から後方へ伸びる左側開口部50Bと右側開口部50Cとで構成されている。
一方、スライド部24は、カバー本体22の前壁部22Cと、カバー本体22の両側面となる左側壁部22D及び右側壁部22Eの各前端部に沿った屈曲形状となっている。また、スライド部24が本止め位置となった場合に、スライド部24における開口部50を閉塞する部位は閉塞部52となっている。そして、閉塞部52の前壁部52Aが前側開口部50Aを、閉塞部52の左側壁部52Bが左側開口部50Bを、閉塞部52の右側壁部52Cが右側開口部50Cを閉塞するようになっている。
スライド部24における、閉塞部52の左側壁部52Bと右側壁部52Cとの後端からは、左側壁部52Bまたは右側壁部52Cと直交する横壁となった左右一対の嵌合部54が後方に向って形成されている。これらの嵌合部54は、左側開口部50Bと右側開口部50Cとからカバー本体22の内部に挿入され、カバー本体22の両側面に沿って前後方向へスライド移動するようになっている。また、閉塞部52の左側壁部52Bと右側壁部52Cとの後端と嵌合部54との境には、段部55が形成されており、閉塞部52の左側壁部52Bと右側壁部52Cに対して嵌合部54がスライド部24の内周側にオフセットしている。従って、カバー本体22に対してスライド部24を本止め位置へ移動した場合には、段部55が左側開口部50Bと右側開口部50Cの先端部に当接することで、カバー本体22に対してスライド部24が前後方向と上下方向へ移動するのを抑制できるようになっている。
嵌合部54の幅方向外側端には、閉塞部52の左側壁部52Bまたは右側壁部52Cから連続して後方へ伸びる移動抑制部としての縦壁部56が設けられている。なお、嵌合部54は縦壁部56の上下方向中間部に連結されており、縦壁部56の後端部56Aは嵌合部54より後方へ延設されている。嵌合部54の根本部54Aの下面には、仮止め用保持部としての仮止め用凹部60と、本止め用保持部としての本止め用凹部62と、が形成されている。また、仮止め用凹部60は嵌合部54の根本部54Aの後端側に形成されており、本止め用凹部62は嵌合部54の根本部54Aの前端側に形成されている。一方、嵌合部54の先端部(後端部)54Bは、上方へ円弧状に突出している。
カバー本体22の左側壁部22Dの内側面における左側開口部50Bの後方となる部位には係合部としての爪部64が上方に向って突出形成されている。この爪部64は、カバー本体22の左側壁部22Dと底壁部22Aとに連結された座部66の上壁部66Aの中央部に形成されている。また、座部66の上壁部66Aにおける爪部64の周囲となる幅方向両側近傍にはスライド部24の移動方向となる前後方向に沿った一対のスリット70が形成されている。従って、爪部64は一対のスリット70によって上下方向へ弾性変形し易くなっている。
カバー本体22の座部66の上部66Bと左側壁部22Dとの間にはガイド溝72が係止されている。このガイド溝72には、スライド部24の縦壁部56の下部が前後方向へスライド移動可能に挿入されるようになっている。
カバー本体22の座部66の後方となる部位にはガイド部76が形成されている。このガイド部76は、左側壁部22Dの内側面に突出形成されており、前後方向に所定の間隔で形成された一対の縦壁部76Aと、一対の縦壁部76Aの上端からカバー本体22の内側方向に延びる横壁部76Bと、を備えている。また、縦壁部76Aは複数の補強リブ76Cによって左側壁部22Dに連結されており、横壁部76Bには複数の補強リブ76Dによって左側壁部22Dに連結されている。ガイド部76の縦壁部76Aには、スライド部24の縦壁部56が当接するようになっており、横壁部76Bの下面にはスライド部24の縦壁部56の上端縁部が当接するようになっている。
同様に、カバー本体22の右側壁部22Eにも爪部64を有する座部66と、ガイド部76とが形成されている。従って、カバー本体22の座部66とガイド部76とによって、スライド部24の移動方向と直交する方向となる車幅方向と車体上下方向へのカバー本体22とスライド部24との相対移動を抑制することができるようになっている。
図7に示すように、カバー20のカバー本体22にスライド部24を取付ける場合には、カバー20のカバー本体22に形成された開口部50の左側開口部50Bと右側開口部50Cとにスライド部24の左右の縦壁部56を挿入する。次に、スライド部24を後方(図7の矢印A方向)へ押圧して、スライド部24の左右の縦壁部56をカバー本体22の内部に押し込む。スライド部24がカバー本体22に対して矢印A方向へ移動すると、スライド部24の縦壁部56の後端部56Aがガイド溝72を通過し、ガイド部76に達するようになっている。また、嵌合部54の根本部54Aに形成した仮止め用凹部60が、カバー本体22の爪部64に係合して、スライド部24がカバー本体22に仮止めされるようになっている。
図8に示すように、カバー20を車載カメラ14(図11参照)に取付ける場合には、仮止め位置にあるスライド部24をさらに後方(図8の矢印A方向)へ押圧して、スライド部24をカバー本体22に対して矢印A方向へ移動する。これにより、スライド部24の嵌合部54が後方へスライド移動して、嵌合部54の根本部54Aに形成した本止め用凹部62が、カバー本体22の爪部64に係合して、スライド部24がカバー本体22に本止めされるようになっている。同時に、図5に示すように、スライド部24の嵌合部54が後方(図5の矢印A方向)へ移動し、図1及び図2に示すように、嵌合部54の先端部54Bがブラケット18の被嵌合部30の切欠31に嵌合するようになっている。
一方、カバー20を車載カメラ14(図11参照)から取り外する場合には、本止め位置にあるスライド部24を前方(図8の矢印Aと反対方向)へ引き出し、仮止め位置に戻す。スライド部24がカバー本体22に対して矢印Aと反対方向へ移動すると、スライド部24の嵌合部54が前方へスライド移動して、嵌合部54の先端部54Bがブラケット18の被嵌合部30から外れるようになっている。同時に、嵌合部54の根本部54Aに形成した本止め用凹部62が、カバー本体22の爪部64から離れ、仮止め用凹部60がカバー本体22の爪部64に係合するようになっている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、自動車のウインドシールドガラス10の車室内側面10Aに固定された車載カメラ14にカバー20を取付ける際に、先ず、図7に示すように、カバー20のカバー本体22に形成された開口部50の左側開口部50Bと右側開口部50Cとにスライド部24の左右の縦壁部56を挿入する。そして、スライド部24をカバー本体22の内部に押し込むと、スライド部24の縦壁部56の後端部56Aがガイド溝72を通過し、ガイド部76に達する。また、嵌合部54の根本部54Aに形成した仮止め用凹部60が、カバー本体22の爪部64に係合して、スライド部24がカバー本体22に仮止めされる。
次に、図9に示すように、カバー20を車載カメラ14のブラケット18に斜め前方下側から斜め後方上側方向(図9の矢印B方向)へ向って取付ける。この際、ブラケット18の左右の被係止部26の切欠27にカバー本体22の左右の係止部44をそれぞれ挿入し、係止部44の後端部44Aを被係止部26の凸部26Aに係止させる。
次に、図3及び図4に示すように、カバー本体22の左右の係止部44を回転中心にして、カバー20の前方側を上方へ押し上げた状態で、図1及び図2に示すように、スライド部24をカバー本体22の内部にさらに押し込む。スライド部24が後方へ移動すると、嵌合部54の根本部54Aに形成した本止め用凹部62が、カバー本体22の爪部64に係合して、スライド部24がカバー本体22に本止めされる。これと同時に、嵌合部54の先端部54Bがブラケット18の被嵌合部30の切欠32に挿入され、スライド部24の嵌合部54の先端部54Bがブラケット18の被嵌合部30に嵌合することでカバー20が車載カメラ14を覆う位置に保持される。
このように、本実施形態のカバー20は、カバー20の車載カメラ14への取付け取外しが容易である。さらに、本実施形態のカバー20は、車載カメラ14への取付け取外しを繰り返しても、ブラケット18の被係止部26と係合するカバー本体22の係止部44及び、ブラケット18の被嵌合部30と嵌合するスライド部24の嵌合部54の先端部54Bが変形し難く、カバー20の車載カメラ14への保持力が低下し難い。
また、本実施形態のカバー20では、カバー本体22に形成した座部66の上壁部66Aにおける爪部64の周囲となる幅方向両側近傍に、スライド部24の移動方向となる前後方向に沿った一対のスリット70が形成されている。このため、爪部64は一対のスリット70によって上下方向へ弾性変形し易くなっており、スライド部24を前後方向へ移動する際の負荷が小さくなる。この結果、カバー20の取付け取外しの作業性がさらに向上する。また、一対のスリット70の幅や長さを変えることでスライド部24の操作力を容易に調整できる。
また、本実施形態のカバー20では、スライド部24の嵌合部54に移動抑制部としての縦壁部56が設けられており、縦壁部56が、カバー本体22の座部66と、ガイド部76に当接する。このため、嵌合部54の移動方向と直交する方向となる車幅方向と車体上下方向への移動を抑制することができる。この結果、カバー20の車載カメラ14への取付け剛性を向上できる。
また、本実施形態のカバー20では、スライド部24に形成した一対の嵌合部54の仮止め用凹部60と本止め用凹部62とが、カバー本体22の一対の爪部64にそれぞれ係合する。このため、仮止め位置と本止め位置とにおいてスライド部24のカバー本体22への保持力が向上する。
また、本実施形態のカバー20では、カバー本体20に形成された開口部50がスライド部24の閉塞部52で閉塞される。このため、本止め位置でのカバー20の外観品質が向上する。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、係合部としての爪部64が、仮止め用凹部60または本止め用本止め用凹部62に係合する構成としたが、係合部は爪部64に限定されない。例えば、係合部を凹部として、この凹部が、仮止め用保持部または本止め用保持部としての凸部に係合する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、カバー本体22の座部66の上面66Aにおける爪部64の周囲に一対のスリット70を形成したが、これに代えて、スリット70を1本としても良いし、スリット70を形成しない構成としてもよい。
また、上記実施形態では、嵌合部54にスライド部24の移動方向と直交する方向への移動を抑制する移動抑制部として縦壁部56を設けたが、縦壁部56に代えてリブ等の他の移動抑制部を形成してもよい。また、嵌合部54に移動抑制部を設けない構成としてもよい。
また、上記実施形態では、スライド部24が一対の嵌合部54を備えており、カバー本体22が一対の爪部64を備えているが、これに代えて、スライド部24が3つ以上の嵌合部54を備え、カバー本体22が3つ以上の爪部64を備えている構成でもよい。また、スライド部24の嵌合部54とカバー本体22の爪部64がそれぞれ1つでもよい。
また、上記実施形態では、カバー本体22の外周面に、スライド部24の閉塞部52で閉塞される開口部50を形成したが、これに代えて、開口部50が左側開口部50Bと右側開口部50Cのみからなり、閉塞部52の前壁部52Aがカバー本体22の前壁部22Cに重なる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、本発明のカバー20を、カメラ本体16と、カメラ本体16をウインドシールドガラス10に固定するブラケット18と、を有する車載カメラ14に適用したが、本発明のカバーは、車載カメラ以外の自動車の車室内に搭載されるレインセンサー等の他の車室内装備品にも適用可能である。
14 車載カメラ(取付け部品)
16 車載カメラのカメラ本体
18 車載カメラのブラケット
20 カバー
22 カバー本体
24 スライド部(移動部材)
26 ブラケットの被係止部
30 ブラケットの被嵌合部
44 カバー本体の係止部
50 カバー本体の開口部
52 スライド部の閉塞部
54 スライド部の嵌合部
56 スライド部の縦壁部(移動抑制部)
60 仮止め用凹部(仮止め用保持部)
62 本止め用凹部(本止め用保持部)
64 爪部(係合部)
70 スリット

Claims (6)

  1. 車両に取付けられた取付け部品の被係止部に係止される係止部を備え、前記取付け部品を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体に移動可能に取付けられ、仮止め位置から本止め位置に移動することで先端部が前記取付け部品の被嵌合部に嵌合する嵌合部を備え、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合することで前記カバー本体が前記取付け部品を覆う位置に保持される移動部材と、
    前記カバー本体に形成された係合部と、
    前記嵌合部の根本部に形成され、前記係合部に係合することで、前記移動部材を前記カバー本体の前記仮止め位置に保持する仮止め用保持部と、
    前記嵌合部の根本部に形成され、前記係合部に係合することで、前記移動部材を前記カバー本体の前記本止め位置に保持する本止め用保持部と、
    を有するカバー。
  2. 前記係合部の周囲には、前記移動部材の移動方向に沿ったスリットが形成されている請求項1に記載のカバー。
  3. 前記嵌合部には、前記移動部材の前記移動方向と直交する方向への移動を抑制する移動抑制部が設けられている請求項1または請求項2に記載のカバー。
  4. 前記カバー本体には一対の前記係合部が形成されており、前記移動部材には一対の前記嵌合部が形成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のカバー。
  5. 前記カバー本体の外周面には前記移動部材で閉塞される開口部が形成されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のカバー。
  6. 前記取付け部品は、カメラ本体と前記カメラ本体を車両に固定するブラケットを有する車載カメラである請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のカバー。
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JP2019098769A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 トヨタ車体株式会社 車載機器用カバー

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