JP2014033765A - 洗濯機通信システム - Google Patents

Abstract

【課題】分厚い取扱説明書を広げなくてもコースの詳細を理解し、コース設定すること。
【解決手段】洗濯機１０と携帯端末２０とより構成される洗濯機通信システムにおいて、洗濯機１０は、洗濯コースを設定する設定部１１と、洗濯コースを制御する制御部１２と、携帯端末２０と無線通信をする無線送受信部１３とを有し、携帯端末２０は、洗濯機１０のコース説明を表示する表示部２１と、洗濯機１０の制御内容を入力する入力部２２と、前記制御内容を電文に変換する演算部２３と、洗濯機１０と無線通信をする無線通信部２４とを有し、携帯端末２０の表示部２１に表示されたコース説明が選択された場合には、前記コース説明に対応する洗濯コースが洗濯機１０の設定部１１に設定されるものとし、洗濯機１０への直接入力もしくは携帯端末２０による入力により洗濯コースが設定される。
【選択図】図３

Description

本発明は、通信ネットワークを介して携帯電話等の端末から行われる設定に応じた運転制御が可能なように構成された洗濯機に関するものである。また、そのような洗濯機及びネットワーク端末を、通信ネットワークを介して連携させた洗濯機通信システムに関するものである。

洗濯機などの複数の家電機器を通信ネットワークに接続し、その操作をひとつの制御端末から実施する技術は従来から知られている。

例えば、特許文献１は家庭内にある多種の家電製品がネットワークに接続され、それら家庭内の家電製品と相互に通信可能に接続されたマルチコントローラとで構成されているものである。当該マルチコントローラ上では、多種、複数の家電製品を操作、制御するためのインタフェースを提供するものである。マルチコントローラの液晶画面上には、多種多様な操作画面が表示されるが、基本的な初期メニューから操作対象もしくは操作内容を選択することで所望の機能を実行する形式となっている。複数の家電製品は機器名称の一覧として表示され、操作対象の家電製品を選択することで、当該家電製品に対する操作、制御を可能とするものである。

特開２００２−７８０３６号公報

しかしながら、コース選択の細かい内容を確認するためには、いちいち取扱説明書を読まなければならず、利便性が悪いという課題を有していた。

前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機通信システムは、洗濯機と携帯端末とより構成される洗濯機通信システムにおいて、
前記洗濯機は、洗濯コースを設定する設定部と、洗濯コースを制御する制御部と、前記携帯端末と無線通信をする無線送受信部とを有し、
前記携帯端末は、前記洗濯機のコース説明を表示する表示部と、前記洗濯機の制御内容を入力する入力部と、前記制御内容を電文に変換する演算部と、前記洗濯機と無線通信をする無線通信部とを有し、
前記携帯端末の表示部に表示されたコース説明が選択された場合には、前記コース説明に対応する洗濯コースが前記洗濯機の設定部に設定されるものとし、
前記洗濯機への直接入力もしくは前記携帯端末による入力により洗濯コースが設定されることとなる。

それにより、
直接入力もできるし間接入力もできるが、携帯端末による間接入力を経由することでコース説明の内容を分厚い取扱説明書を広げなくても携帯端末のコース説明画面において詳細を理解することができ、コース説明を経てコースを選択できるので使用者の使いやすさが向上する。

本発明の洗濯機通信システムは、
直接入力もできるし間接入力もできるが、携帯端末による間接入力を経由することでコース説明の内容を分厚い取扱説明書を広げなくても携帯端末のコース説明画面において詳細を理解することができ、コース説明を経てコースを選択できるので使用者の使いやすさが向上する。

本発明の実施の形態１における洗濯機システムの概略構成図 洗濯運転中の工程の概念図 本発明の実施の形態１における洗濯機通信システムの構成図 本発明の実施の形態１における洗濯機の表示部を示す図 本発明の実施の形態１における携帯端末の通信指示画面を示す図 本発明の実施の形態１における携帯端末のメニュー画面を示す図 本発明の実施の形態１における携帯端末の画面を示す図 携帯端末でのコース説明の選択画面を示す図 携帯端末でのコース説明画面を示す図 本発明の実施の形態２における洗濯機通信システムの構成図 本発明の実施の形態３における洗濯機通信システムの構成図 本発明の実施の形態３における洗濯機の表示部を示す図 本発明の実施の形態４における洗濯機通信システムの構成図 本発明の実施の形態５における洗濯機通信システムの構成図 本発明の実施の形態５における携帯端末でのコース設定画面を示す図

本発明の洗濯機通信システムは、
洗濯機と携帯端末とより構成される洗濯機通信システムにおいて、
前記洗濯機は、運転コースを設定する設定部と、運転コースを制御する制御部と、前記携帯端末と無線通信をする無線送受信部とを有し、
前記携帯端末は、前記洗濯機の運転コース説明を表示する表示部と、前記洗濯機の制御内容を入力する入力部と、前記洗濯機と無線通信をする無線通信部とを有し、
前記携帯端末の表示部に表示された運転コース説明が前記入力部により選択されて、前記洗濯機および前記携帯端末が通信した場合には、前記運転コース説明に対応する運転コースが前記洗濯機に設定されるものである。

これにより、直接入力もできるし間接入力もできるが、携帯端末による間接入力を経由することでコース説明の内容を分厚い取扱説明書を広げなくても携帯端末のコース説明画面において詳細を理解することができ、コース説明を経てコースを選択できるので使用者の使いやすさが向上する。

また、本発明の洗濯機通信システムは、
前記携帯端末と無線通信をするサーバをさらに備える洗濯機通信システムであって、
前記サーバは、前記携帯端末と無線通信をするサーバ通信部と、制御内容を電文に変換する電文作成部と、洗濯コースを記憶する記憶部とを有し、
前記入力部により運転コースが設定された場合、前記電文作成部にて前記運転コースを制御する電文を作成するものである。

これにより、運転コースや運転コースの説明文など、メモリ容量を必要とする情報をサーバにて記憶することにより、携帯端末の負荷を減らすことができる。また、携帯端末の表示部に表示させる内容をサーバにて管理することにより、携帯端末の負荷を減らすこと
ができる。これによって使用勝手のよい洗濯機通信システムを提供することができる。

また、本発明の洗濯機通信システムは、
前記洗濯機は表示部を備え、前記表示部に表示する内容は、前記洗濯機への直接入力の場合と前記携帯端末による入力の場合とで異なる内容としたものである。

これにより、洗濯機では必要最低限の情報を提供でき、携帯端末にて詳細な情報を提供することができ、洗濯機の記憶部の容量を大きくすることなく、使い勝手のよい洗濯機通信システムを提供することができる。

また、本発明の洗濯機通信システムは、前記洗濯機は記憶手段を備え、前記洗濯機への直接入力もしくは前記携帯端末への入力により運転コースが変更された場合には、最新の運転コースを記憶するものである。

これにより、洗濯を行う際に洗濯機のコース設定を毎回行う必要がなく、使い勝手のよい洗濯機通信システムを提供できる。

さらに、本発明の携帯端末は、洗濯機の運転コース説明を表示する表示部と、前記洗濯機の制御内容を入力する入力部と、前記制御内容を電文に変換する演算部と、洗濯機と無線通信をする無線通信部とを備え、
前記表示部に表示された運転コース説明が選択された場合には、前記運転コース説明に対応する運転コースが表示されるものとし、前記運転コースが選択された場合には、前記演算部により運転コースが電文に変換され、前記無線通信部により前記洗濯機に送信されるものである。

これにより、携帯端末だけでコースの設定をすることができるため、使用勝手のよいものとすることができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１における洗濯機通信システムの全体構成を示す図である。洗濯機通信システム１００は、洗濯機１０と携帯端末２０とサーバ３０とを備える。洗濯機通信システム１００は、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ＩＤｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）又はＮＦＣ（Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）によってリーダ／ライタと通信可能な機器である。洗濯機１０は、近距離無線通信を利用して携帯端末２０と通信する。洗濯機１０の洗濯運転とは、衣類を洗濯水に浸し洗濯槽を回転することで汚れを落とす洗い運転、洗剤水で浸った衣類を水ですすぐすすぎ運転、水を含んだ衣類を脱水する脱水運転、温風をあてて衣類を乾燥させる乾燥運転の少なくとも１つを含んだ形で構成されている。そして、この各運転は、更に各種工程を行うことである。例えば、洗い運転であれば、布量判定工程、洗剤量表示工程、給水工程、押し洗い工程、もみ洗い工程…といった具合である。

図２は、ある洗濯運転における実施する工程を示す図である。この洗濯運転は、各運転（洗い、すすぎ、脱水、乾燥）を実施する運転である。

携帯端末２０は、例えば携帯電話機などの通信装置から構成され、近距離無線通信を利用して洗濯機１０と通信するとともに、ネットワーク４０を介してサーバ３０と通信可能に接続されている。携帯端末２０は、洗濯機１０のＲＦＩＤ又はＮＦＣと通信可能なリー
ダ／ライタを備える機器であればどのような機器であってもよいが、可搬性のある機器がより好ましい。

サーバ３０は、公知のサーバコンピュータ等から構成され、ネットワーク４０を介して携帯端末２０と通信可能に接続されている。

図３は、本発明の実施形態１における洗濯機通信システムの構成図である。以下、図３を用いて、洗濯機１０および携帯端末２０の構成を説明する。

（洗濯機構成）
洗濯機１０は、洗濯コースを設定する設定部１１と、洗濯コースを制御する制御部１２と、携帯端末２０と無線通信をする無線送受信部１３と、設定された洗濯コース等を表示する表示部１４とを備える。

洗濯機１０の設定部１１は、例えば操作ボタンなどで構成され、使用者による入力操作を受け、洗濯コースが設定される。

洗濯機１０の制御部１２は、設定部１１にて設定された洗濯コースに従い、洗い・すすぎ・脱水・乾燥の各機能を制御する。

洗濯機１０の無線送受信部１３は、ループアンテナ１３ａを介して近接無線通信により双方向で種々の情報を携帯端末２０のループアンテナ２４ａと情報を送信及び受信する。

ループアンテナ１３ａは、近接無線通信を行うためのアンテナである。本実施の形態では、近接無線通信として、例えば１３．５６ＭＨｚ帯を用いる高周波数帯域のＲＦＩＤ又はＮＦＣを想定しているが、この周波数帯に限定されることはない。近接無線通信の周波数帯は、９０ＭＨｚ〜１ＧＨｚのＵＨＦ帯であってもよく、２ＧＨｚ帯を越える周波数帯であってもよい。

近接無線通信は、通信距離が短く、通信を行う２つの無線通信機器のループアンテナ同士を接近させる必要がある。無線通信機器のループアンテナが実装されている面には、ループアンテナの位置を表すマークが付されており、使用者は２つの無線通信機器のマーク同士を接近させて、２つの無線通信機器間で通信を行わせる。携帯電話機に内蔵されるＲＦＩＤはループアンテナへの給電の出力を上げることができないため、例えば数ｍｍ単位でのループアンテナ同士の位置合わせが必要であり、互いのループアンテナを正確に接近させる必要がある。

携帯端末２０の無線通信部２４によりループアンテナ２４ａに電流を流すと、ループアンテナ２４ａを通る磁束が発生する。ループアンテナ２４ａと、洗濯機１０のループアンテナ１３ａが十分に接近している場合、ループアンテナ２４ａを通る磁束が洗濯機１０のループアンテナ２７を通過する。これにより、ループアンテナ２４ａとループアンテナ１３ａが磁気的に結合する。携帯端末２０の無線通信部２４がループアンテナ２４ａの電流を変化させれば、ループアンテナ２３ａを通る磁束が変化し、ループアンテナ１３ａを通る磁束もそれに応じて変化する。洗濯機１０の無線送受信部１３によりその変化を検知することで、携帯端末２０から洗濯機１０への情報の送信が行われる。

また、洗濯機１０の無線送受信部１３によりループアンテナ１３ａの給電点の負荷インピーダンスを変化させることにより、ループアンテナ１３ａを通る磁束が変化する。この磁束の変化はループアンテナ２４ａに流れる電流の変化となるため、この電流の変化を携帯端末２０の無線通信部２４が検知することで、洗濯機１０から携帯端末２０への情報の
送信が行われる。

上記のように洗濯機１０と携帯端末２０の送受信は、ループアンテナ１３ａとループアンテナ２４ａとの磁気的な結合によって実現されており、かつ磁気的な結合のための磁束の発生は携帯端末２０のループアンテナ２４ａへの給電によって実現されていて、その給電の出力を上げることができないため、ループアンテナ１３ａとループアンテナ２４ａを接近させることが必要となる。

なお、本実施の形態では、無線送受信部１３は、ループアンテナ１３ａを介して近距離無線通信を利用して洗濯機１０と通信しているが、本発明は特にこれに限定されず、近距離無線通信以外の電波又は光などを用いた他の無線通信を利用してもよい。

第２通信手段１０２は、ネットワーク４０を利用してサーバ３０と通信する。
なお、ネットワーク４０は、例えば移動体通信網である。

図４は、本発明の実施の形態１における洗濯機の表示部を示す図である。洗濯機１０の表示部１４は、使用者が設定した運転コースの洗い時間、すすぎかいす、脱水時間、乾燥時間、予約時間を表示する。その他、選択されている運転コースが、洗濯のみか、洗濯〜乾燥か、乾燥のみか、その他特殊コースかがわかるように表示がなされている。

なお、表示部１４は上記構成に限られず、７セグＬＥＤで構成されていてもよい。

（携帯端末構成）
携帯端末２０は、運転コースの説明を表示する表示部２１と、洗濯機１０の制御内容を入力する入力部２２と、制御内容を電文に変換する演算部２３と、洗濯機１０と無線通信をする無線通信部２４とを有している。

携帯端末２０の表示部２１は、洗濯機１０にて設定可能な運転コース、運転コースの説明を表示する。

携帯端末２０の入力部２２は、例えばタッチパネル又は操作キーなどで構成され、使用者による入力操作を受け付け、運転コースが設定される画面での入力操作に利用される。

携帯端末２０の演算部２３は、制御内容を電文に変換する。

（運転コースの設定）
携帯端末２０の無線通信部２４は、近距離無線通信を利用して洗濯機１０と通信する。

図５は、本実施の形態における通信指示画面の一例を示す図である。

図５に示す通信指示画面Ｇ１では、例えば「対応家電にタッチしてください」というメッセージが表示される。通信指示画面Ｇ１は、携帯端末２０を洗濯機１０に近接させるように使用者を誘導する画面である。携帯端末２０の表示部２１に通信指示画面Ｇ１が表示されると、使用者は、携帯端末２０と洗濯機１０とが近接無線通信により通信可能な距離になるように近接させる。

図６は、本実施の形態における携帯端末２０のメニュー画面の一例を示す図である。

図６に示すメニュー画面Ｇ２には、洗濯機１０の製品名及び製品番号を表す製品名の表示６０１が表示されている。さらに、コース設定・予約ボタン６０２、運転状況確認ボタ
ン６０３、使い方ガイドボタン６０４、詳細設定ボタン６０５が表示されている。

コース設定・予約ボタン６０２は、洗濯機１０の洗濯運転や乾燥運転のコース設定や予約の設定を行うものである。また、コース設定・予約ボタン６０２は、運転コースの説明を表示する。運転状況確認ボタン６０３は、洗濯機１０の運転状態を確認するためのものである。洗濯機１０の運転中に、使用者が運転状況確認ボタン６０３を選択し、洗濯機１０と携帯端末２０とを通信させると、洗濯機１０が現在どの工程を行っているのかを詳細に知ることができる。使い方ガイドボタン６０４は、洗濯機１０と携帯端末２０との通信方法や、運転コースの説明、お手入れなどの情報を表示する。詳細設定ボタン６０５は、洗濯機の洗剤や柔軟剤の設定など、詳細な各種設定を行うためのボタンである。コース設定・予約ボタン６０２、運転状況確認ボタン６０３、使い方ガイドボタン６０４及び詳細設定ボタン６０５は、入力部２２を介して選択可能である。なお、メニュー画面Ｇ２に表示される項目は、図６に示す項目に限定されず、種々の項目を表示することが可能である。

図６は、本発明の実施の形態１における携帯端末の画面を示す図である。図７は、本実施の形態におけるコース説明の選択画面の一例を示す図である。図６の使い方ガイドボタン６０４が選択されると、図６の画面Ｇ３が表示される。

画面Ｇ３は、洗濯機通信システム１００の全般に関する使い方がわからない使用者に対して使い方を指南する画面である。画面Ｇ３のコース説明ボタン７０２は、洗濯機１０にて設定可能な運転コースの説明を表示するものである。

図７のコース説明ボタン７０２が選択されると、図８の画面Ｇ４が表示される。図８に示すメニュー画面Ｇ４では、洗濯機１０の運転コースである、洗濯のみボタン８０１、洗濯〜乾燥ボタン８０２、乾燥のみボタン８０３、「ナノイー」（登録商標）を使うボタン８０４が表示される。それぞれのボタンを選択することで各コースの詳細の説明が表示される。

図９は、本実施の形態におけるコース説明画面を示す図である。ここでは、図８の洗濯のみボタン８０１が選択されると、図９のメニュー画面Ｇ５が表示される例を用いて説明する。

図９に示すメニュー画面Ｇ５には、洗濯機１０の洗濯のみのコースに関するコースの説明９０１と、洗濯コースを設定するための設定ボタン９０２が表示される。

使用者は携帯端末２０の表示部２１に表示されるコース説明を見ながら、自分が行いたい洗濯コースを選択し、設定ボタン９０２を選択することができる。設定ボタン９０２が選択されると、図５に示す通信指示画面Ｇ１が表示部２１に表示される。洗濯機１０と携帯端末２０とが通信を行うことにより、携帯端末２０にて選択された運転コースが洗濯機１０へと送信される。制御部１２は、携帯端末２０から送信された設定に準じて運転コースを設定し、表示部１４は、携帯端末２０にて設定された運転コースを表示する。

このようにして、携帯端末２０の表示部２１に表示されたコース説明に対応する洗濯コースが洗濯機１０に設定される。携帯端末２０による間接入力を経由することでコース説明の内容を分厚い取扱説明書を広げなくても携帯端末２０の運転コース説明画面において詳細を理解することができ、コース説明を経てコースを選択できるので使用者の使いやすさが向上する。なお、洗濯機１０の運転コースの設定は、設定部１１による直接入力によっても可能であり、携帯端末２０を用いた間接入力も可能である。

（実施の形態２）
図１０は、本発明の第２の実施の形態の洗濯機通信システムの構成図である。

本実施の形態の洗濯機通信システム１００は、携帯端末２０と無線通信をするサーバ３０をさらに備える。その他の構成は、実施の形態１を援用する。

サーバ３０は、携帯端末２０と無線通信をするサーバ通信部３１と、制御内容を電文に変換する電文作成部３２と、洗濯コースや、携帯端末２０の表示部２１に表示させる情報を記憶する記憶部３３と、表示部２１に表示する画面を作成する画面作成部３４とを有している。

サーバ通信部３１は、ネットワーク４０を利用して携帯端末２０と通信する。電文作成部３２は、サーバ通信部３１を介して受信した情報及び記憶部３３で記憶された情報を基に、携帯端末２０にサーバ通信部３１を介して送信すべき情報を生成する。すなわち、本実施の形態の洗濯機通信システム１００は、洗濯機１０を制御する電文をサーバ３０にて作成し、携帯端末２０を介して洗濯機１０に送信する。画面作成部３４は、表示部２１に表示するメニュー画面や運転コース説明の画面を作成する。

使用者は、携帯端末２０の入力部２２を介して、アプリケーションを立ち上げる。この時、携帯端末２０の表示部２１に表示される図６〜９の情報は、サーバ３０の記憶部３３に記憶されている。例えば、図８に示す洗濯のみボタン８０１が選択されると、画面作成部３４は、記憶部３３に記憶されている洗濯のみに関する情報を基に表示部２１に表示させる画面を作成する。

サーバ通信部３１を介して携帯端末２０に画面情報が送信されると、表示部２１はサーバ３０からの情報を基に図９の画面Ｇ５を表示する。

以上のように、運転コースや運転コースの説明文など、メモリ容量を必要とする情報をサーバにて記憶することにより、携帯端末２０の負荷を減らすことができる。また、携帯端末２０の表示部２１に表示させる内容をサーバ３０にて管理することにより、携帯端末２０の負荷を減らすことができる。これによって使用勝手のよい洗濯機通信システムを提供することができる。

（実施の形態３）
図１１は、本発明の実施の形態３における洗濯機通信システムの構成図である。図１２は、本発明の実施の形態３における洗濯機の表示部を示す図である。以下、実施の形態１および２とは異なる点を説明する。その他の構成は実施の形態１および２を援用する。

表示部１４は、例えば液晶パネルにより構成され、洗濯コース、洗濯時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間及び予約時刻などをデジタル表示する。また、設定部１１はタッチパネル１１ａおよび操作ボタン１１ｂで構成されている。さらに、タッチパネル１１ａおよび表示部１４は画面を共通としており、設定部の一部と表示部とが同じ画面内に構成されている。

洗濯機１０は、さらに、運転コース情報を記憶する記憶部１５を有する。洗濯機１０の表示部１４は、運転コース等の設定が可能な画面が表示可能に構成される。しかし、洗濯機の記憶部１５の容量を大きくすることはコスト増大の原因となるため、記憶部１５は比較的容量の小さな不揮発性メモリを有する。このため、運転コースは膨大な情報量となるため、運転コースの一部を説明するのみか、簡潔な運転コースの説明のみしか、表示部１４には表示できない。

そこで、携帯端末２０に表示される内容は、サーバ３０の記憶部３３が記憶する。携帯端末２０の表示部２１は、サーバ３０からの運転コースに関する情報を表示する。このような構成により、洗濯機１０の表示部１４よりも詳細な運転コース説明を表示することができる。

以上のように、洗濯機１０の表示部１４には簡潔な運転コースの説明を表示し、携帯端末２０の表示部２１にはより詳細な運転コースの説明を表示する。このように洗濯機１０への直接入力の場合の説明表示と、携帯端末２０による入力の場合の説明表示とを異なる内容とすることにより、洗濯機１０では必要最低限の情報を提供でき、携帯端末２０にて詳細な情報を提供することができ、使い勝手のよい洗濯機通信システムを提供することができる。

なお、運転コースの説明はサーバ３０の記憶部３３に記憶されることとしたが、携帯端末２０が記憶部を有して記憶することとしてもよい。

（実施の形態４）
図１３は、本発明の実施の形態４の洗濯機通信システムの構成図である。洗濯機１０は運転コースを記憶する記憶部１５を備えている。以下、実施の形態１〜３と異なる点を説明する。その他の構成は実施の形態１〜３を援用する。

記憶部１５は、前回運転したコースの設定を記憶することができる。さらに、使用者が好んで使用するお気に入りコースの設定を記憶する。

記憶部１５は、携帯端末２０による運転コースの設定がなされた場合には、お気に入りの運転コースとして該運転コースを記憶する。

さらに、記憶部１５は、設定部１１により直接入力されて運転コースの設定がなされ、運転を開始するスタートボタンが洗濯された場合には、前回の運転コースとして該運転コースを記憶する。

以上のように、洗濯機１０への直接入力もしくは携帯端末２０への入力により洗濯コースが変更された場合には、最新の洗濯コースを記憶する。

以上により、洗濯を行う際に洗濯機１０のコース設定を毎回行う必要がない。よって使い勝手のよい洗濯機通信システムを提供することができる。

（実施の形態５）
図１４は、本発明の第５の実施の形態の洗濯機通信システムの構成図である。以下、実施の形態１〜４と異なる点を説明する。その他の構成は実施の形態１〜４を援用する。

携帯端末２０は、洗濯機１０のコース説明を表示する表示部２１と、洗濯機１０の制御内容を入力する入力部２２と、制御内容を電文に変換する演算部２３と、洗濯機１０と無線通信をする無線通信部２４とを備えている。

図１５は、本実施の形態におけるコース設定画面の一例を示す図である。

図１５に示すメニュー画面Ｇ６では、洗濯時間を設定する洗濯時間ボタン１５０１、すすぎ回数を設定するすすぎ回数ボタン１５０２、脱水時間を設定する脱水時間ボタン１５０３が表示される。なお、メニュー画面Ｇ６に表示される項目は、図１５に示す項目に限
定されず、種々の項目を表示することが可能である。

表示部２１に表示されたコース説明が選択された場合には、コース説明に対応する運転コースが表示される。表示された運転コースに対し、特定の運転コースが選択された場合には、演算部２３により洗濯コースが電文に変換され、無線通信部２４により洗濯機１０に送信される。

以上により、携帯端末２０だけでコースの設定をすることができる。

以上のように、本発明にかかる洗濯機通信システムは、携帯端末による間接入力を経由することでコース説明の内容を分厚い取扱説明書を広げなくても詳細に理解でき、コース説明を経てコースを選択できるので使用者の使いやすさが向上することが可能となるので、電子レンジや炊飯器などの家庭電化製品全般の用途にも適用できる。

１０ 洗濯機
１１ 設定部
１２ 制御部
１３ 無線送受信部
１４ 表示部
１５ 記憶部
２０ 携帯端末
２１ 表示部
２２ 入力部
２３ 演算部
２４ 無線通信部
３０ サーバ
３１ サーバ通信部
３２ 電文作成部
３３ 記憶部
４０ ネットワーク

Claims (5)

1. 洗濯機と携帯端末とより構成される洗濯機通信システムにおいて、
   前記洗濯機は、運転コースを設定する設定部と、運転コースを制御する制御部と、前記携帯端末と無線通信をする無線送受信部とを有し、
   前記携帯端末は、前記洗濯機の運転コース説明を表示する表示部と、前記洗濯機の制御内容を入力する入力部と、前記洗濯機と無線通信をする無線通信部とを有し、
   前記携帯端末の表示部に表示された運転コース説明が前記入力部により選択されて、前記洗濯機および前記携帯端末が通信した場合には、前記運転コース説明に対応する運転コースが前記洗濯機に設定されることを特徴とする洗濯機通信システム。
2. 前記携帯端末と無線通信をするサーバをさらに備える洗濯機通信システムであって、
   前記サーバは、前記携帯端末と無線通信をするサーバ通信部と、制御内容を電文に変換する電文作成部と、洗濯コースを記憶する記憶部とを有し、
   前記入力部により運転コースが設定された場合、前記電文作成部にて前記運転コースを制御する電文を作成することを特徴とする請求項１に記載の洗濯機通信システム。
3. 前記洗濯機は表示部を備え、前記表示部に表示する内容は、前記洗濯機への直接入力の場合と前記携帯端末による入力の場合とで異なる内容としたことを特徴とする請求項１または２に記載の洗濯機通信システム。
4. 前記洗濯機は記憶手段を備え、前記洗濯機への直接入力もしくは前記携帯端末への入力により運転コースが変更された場合には、最新の運転コースを記憶することを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の洗濯機通信システム。
5. 洗濯機の運転コース説明を表示する表示部と、前記洗濯機の制御内容を入力する入力部と、前記制御内容を電文に変換する演算部と、洗濯機と無線通信をする無線通信部とを備え、
   前記表示部に表示された運転コース説明が選択された場合には、前記運転コース説明に対応する運転コースが表示されるものとし、前記運転コースが選択された場合には、前記演算部により運転コースが電文に変換され、前記無線通信部により前記洗濯機に送信されることを特徴とする携帯端末。