JP2014033047A - 固体撮像装置、及び撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置、及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単位セル内の複数の画素でフローティングディフュージョンやトランジスタを共用する場合に、撮像画像に横縞現象が発生しない固体撮像装置を提供する。
【解決手段】所定数の画素を1組とする単位セルが撮像面に2次元状に配置され、各単位セルは、信号電荷を電位に変換するフローティングディフュージョンと、増幅トランジスタと、選択トランジスタと、リセットトランジスタとを共有する構造を有し、単位セル内の各画素は、さらに信号電荷を蓄積するフォトダイオードと、信号電荷をフローティングディフュージョンに転送する転送トランジスタとをそれぞれ有する固体撮像装置において、各単位セル内の所定の画素の転送トランジスタを制御する制御信号が供給される制御線の配線層から分岐される配線層であって、その配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンの配線層の一部の面と対向するダミー配線層を付加する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置、及び撮像装置に関するものである。
撮像装置が備える固体撮像装置には、CMOS型の固体撮像装置(特許文献1から3を参照)がある。CMOS型の固体撮像装置では、2次元に配列された各画素には、光を信号電荷に変換して蓄積するフォトダイオードがそれぞれ設けられている。また、各画素には、フォトダイオード以外にも、信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン、信号電荷をフォトダイオードからフローティングディフュージョンに転送する転送トランジスタ、フローティングディフュージョンの電位がゲートに伝えられる増幅トランジスタ、行を選択する選択トランジスタ、フローティングディフュージョンの電荷を初期状態にリセットするリセットトランジスタの4つのトランジスタを有する。さらに、各画素にはフローティングディフュージョンと増幅トランジスタのゲート電極とを電気的に接続する配線、垂直信号線、グランド配線等が存在する。
このような固体撮像装置の感度特性を高めるには、フォトダイオードの面積を広くするほど多くの光が取り込まれて性能を高めることができる。また、一般に、フォトダイオードの面積を広くするほど画質が向上する。そのため、画素のレイアウトを決定する上では、フォトダイオードの面積を広く確保することが重要である。一方で、高画素化に伴って微細画素化を進めるとフォトダイオードの面積の確保が困難になる。そこで、1画素に割り当てられる面積に対するフォトダイオードの面積の比率を高めることにより、フォトダイオードの面積を広く確保する方法がある。フォトダイオードの面積の比率を高めるために、複数の画素を組にして、組にした複数の画素で一部のトランジスタなどを共有する方法が提案されている。例えば、出力信号を転送する方向に並べて設けられている2つの画素を組にして、組にした2つの画素で一部のトランジスタを共有する(例えば、特許文献4参照)。
特開平11−177076号公報 特開2002−43557号公報 特開2008−172005号公報 特開2004−172950号公報
しかしながら、固体撮像装置から得られる画像の品質を左右する特性のうち特定の特性の性能を高めるための対策が、他の特性の性能を低下させることがある。
例えば、画素毎の特性のばらつきを少なくすることも画像の品質を高めるために要求される特性であるが、感度特性を高めるための対策が、画素毎の特性のばらつきを少なくする性能を低下させることがある。
ここで、より具体的な現象を例示する。組にした複数の画素で一部の構成(トランジスタなど)を共有させて感度特性を高めるように構成にしたことにより、一部の構成を共有しているにもかかわらず、組にした複数の画素同士の出力特性に差が生じることがある。上記のように構成したことにより画素同士の出力特性に差が生じていると、出力された画像において、その差が縞状のノイズとなって表れることが問題となる。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、感度特性を高めつつ画素毎の出力特性のばらつきを低減できる固体撮像装置及び撮像装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、所定数の画素を1組とする単位セルが撮像面に2次元状に配置され、前記各単位セルは、信号電荷を電位に変換するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンの電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタの電圧信号を出力する選択トランジスタと、前記フローティングディフュージョンを初期状態の電位にリセットするリセットトランジスタとを共有する構造を有し、前記単位セル内の各画素は、さらに前記信号電荷を蓄積するフォトダイオードと、前記信号電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送トランジスタとを、それぞれ有する固体撮像素子において、前記各単位セル内の所定の画素の転送トランジスタを制御する制御信号が供給される制御線の配線層から分岐される配線層であって、その配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンの配線層の一部の面と対向するように形成されるダミー配線層を付加したことを特徴とする固体撮像装置である。
また、本発明の一実施形態は、上記の固体撮像素子を備えたことを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、単位セル内の複数の画素でフローティングディフュージョンやトランジスタを共用する場合に、撮像画像に横縞現象が発生することを回避できる。
本発明の第1実施形態に係わる固体撮像素子1の回路構成を示すブロック図である。 図1に示す固体撮像素子の単位セル4の部分の回路を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わる固体撮像素子1の画素平面図である。 図3に示す固体撮像素子1の単位セル4の部分を拡大して示した画素平面図である。 横縞現象を解消した場合のポテンシャル図である。 第1実施形態の固体撮像素子1における駆動パルス及びフローティングディフュージョンの電位の変化を示すタイミングチャートである。 固体撮像素子1の第1の変形例を示す図である。 固体撮像素子1の第2の変形例を示す図である。 固体撮像素子1の第3の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わる固体撮像素子1Aの画素平面図である。 図10に示す固体撮像素子1Aの単位セル4Aの部分を拡大して示した画素平面図である。 図11中のB−B’線に沿った概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図である。 従来の固体撮像素子1Bの画素平面図である。 図14に示す固体撮像素子の単位セル4Bの部分を拡大して示した画素平面図である。 横縞現象の発生について説明するためのポテンシャル図である。 従来の固体撮像素子1Bにおける駆動パルス及びフローティングディフュージョンの電位の変化を示すタイミングチャートである。
以下、本発明による固体撮像素子について、図面を参照して説明する。
[横縞現象についての補足説明]
本実施形態の説明に先立って、図14から図17を参照し、固体撮像装置の感度特性を高めるための対策が、画素毎の出力特性のばらつきを生じることになる原因について説明する。
図14と図15は、従来の固体撮像素子(固体撮像装置)の撮像面を平面視した平面図である。
この図14と図15に示される従来の固体撮像素子の撮像面には、2次元に配列された複数の画素が設けられている。設けられている複数の画素があり、複数の画素を組にして、組にした複数の画素で一部のトランジスタなどを共有させて感度特性を高めている。
この図14は、垂直走査方向(Y方向)に並べて設けられている2つの画素でトランジスタを共有する固体撮像素子1Bの例を示し、固体撮像素子1Bにおける撮像面の一部、縦4画素×横4画素のみ抽出した画素の配列を示す。この固体撮像素子1Bでは、垂直走査方向(Y方向)に並べて設けられている2画素からなる単位セル4Bが、2次元状に配列されて画素領域が構成されている。また、この図15は、図14に示す固体撮像素子1において、1つの単位セル4Bの部分を拡大して示す。なお、以下の説明において、「垂直走査方向(Y方向)を図の「上下」方向に対応させて、例えば、「垂直走査方向(Y方向)に並べて設けられている2つの画素」のことを、単に「上下の2画素」という。
この画素構造では、上下の2画素において、2つのフォトダイオードPD1及びPD2で、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMP、及び選択トランジスタSELが共有されている。すなわち、各々の画素に対して、フォトダイオードPD1及び第1転送トランジスタTX1と、フォトダイオードPD2及び第2転送トランジスタTX2とがそれぞれ設けられているが、リセットトランジスタRST、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMPは、上下2画素で共有することから、1つずつ設けられている。また、フローティングディフュージョンFDも上下2画素で共有されている。本構造は、2画素で5個(1画素で2.5個)のトランジスタを有することから「2.5Tr構造」と呼ばれる方法である。この2.5Tr構造では、画素間で共有するトランジスタなどを設けていない構成の「4Tr構造(1画素にリセットトランジスタRST、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMP、転送トランジスタTXの4つのトランジスタを有する構造)」に比べてフォトダイオードPDの面積を広く確保することが可能になる。
固体撮像素子1Bでは、フローティングディフュージョンFD等を、図14に示す上下方向に並べて設けられている2画素で共有していることから、垂直走査方向(Y方向)の上側画素(「画素91」とも呼ぶ)と下側画素(「画素92」とも呼ぶ)のレイアウトパターンは、光学的及び電気的の両方の側面において対称にすることが望ましい。非対称なレイアウトの場合、画素91の郡と画素92の郡の出力に差が生じてしまい、撮像された画像では横縞現象が発生してしまう。
光学的に対称なレイアウトを構成することは、比較的容易である。フォトダイオードPDの物理的な形状を同一にすることは勿論のこと、遮光用のフローティングの配線を設けることや、既存の配線を延長したりする等の方法により光学的に対称にすることが可能である。
一方、電気的に完全に対称なレイアウトにすることは、光学的な側面に比べると困難である。例えば、図15に示す固体撮像素子1Bの例では、上側画素の第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間に寄生容量が存在し、フローティングディフュージョンの容量全体に対してその寄生容量の占める比率(容量比率)を第1の容量比率とする。また、下側画素の第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間に寄生容量が存在し、フローティングディフュージョンの容量全体に対してその寄生容量の占める比率(容量比率)を第2の容量比率とする。この図15に示される場合では、第1の容量比率は、第2の容量比率に対して小さい。
これは、図15上で、水平走査方向(X方向)に存在する第2転送トランジスタTX2の制御信号線TX2’となる第2層目のメタル層(2M)22とフローティングディフュージョンFDの配線層となる第1層目のメタル層(1M)33とがクロスしているのに対し、第1転送トランジスタTX1の制御信号線TX1’となるメタル層(2M)21は、フローティングディフュージョンFDの配線層となるメタル層(1M)33とクロスしていない。このような電気的な非対称性が存在すると、検出できる光量が少ない撮影時において、偶数行、奇数行で出力信号が異なる現象が発生してしまい(以下、横縞現象と呼ぶ)、撮像画像の画質が低下する。
要するに、横縞現象は、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDとの間の寄生容量が、フローティングディフュージョンの容量全体に対して占める比率(第1の容量比率)と、第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の寄生容量が、フローティングディフュージョンの容量全体に対して占める比率(第2の容量比率)とが異なっていることにより発生する。
なお、本実施形態において、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間に存在する寄生容量が、フローティングディフュージョンの容量全体に対して占める比率(第1の容量比率)を「容量比率C1」と呼び、下側画素の第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間に存在する寄生容量が、フローティングディフュージョンの容量全体に対して占める比率(第2の容量比率)を「容量比率C2」と呼ぶ。
図16は、横縞現象の発生について説明するためのポテンシャル図である。この図は、上下に配置された2つの画素91及び画素92において、フォトダイオードPDが遮光され入射光がない状態にある場合の転送トランジスタTXのオン・オフ状態に応じた、フォトダイオードPD、転送トランジスタTX、及びフローティングディフュージョンFDの電位の変化を模式的に示した図である。
この図において、図16(A)は、転送トランジスタTXがオフであって、フローティングディフュージョンFDの電位が初期化された状態(以下、「フローティングディフュージョンFDのリセット状態」という。)における電位、換言すれば、転送トランジスタTXがオン(フォトダイオードPDの信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する状態)になる前のフローティングディフュージョンFDがリセットされた状態における電位を示す。また、図16(B)は、転送トランジスタTXがオンになった状態の電位を示し、図16(C)は、転送トランジスタTXがオンからオフに移行した後の状態の電位を示している。なお、以下の説明において、第1転送トランジスタTX1とフローティングディフュージョンFDとの間の容量比率C1が、第2転送トランジスタTX2とフローティングディフュージョンFDとの間の容量比率C2よりも小さい(C1<C2)ものとして説明する。
図16(A)に示す転送トランジスタTXがオンになる前のフローティングディフュージョンFDのリセット状態において、画素91及び画素92のそれぞれにおいて、転送トランジスタTXの電位(ゲート電極の下部の領域の電位)がV0、フローティングディフュージョンFDの電位がV1の状態にあるとする。また、フォトダイオードPDの電位がVdにあるとする。
そして、図16(B)に示す転送トランジスタTXがオンの状態になると、容量比率C1と容量比率C2との差異により、画素91においては、第1転送トランジスタTX1の電位(ゲート電極の下部の領域の電位)と、フローティングディフュージョンFDの電位とがそれぞれ電位V2’の状態になる。一方、画素92においては、第2転送トランジスタTX2の電位(ゲート電極の下部の領域の電位)と、フローティングディフュージョンFDの電位とがそれぞれV2(V2>V2’)になる。この場合に、画素91においては、フローティングディフュージョンFDの電位V2’が低いため(V2’<V2)、第1転送トランジスタTX1のゲート電極の下にフローティングディフュージョンFDから電荷が流れ込み、電荷(符号Aで示す電荷)が蓄積される状態になる。
その後、図16(C)に示す転送トランジスタTXがオンからオフに移行した状態になると、画素91においては,転送トランジスタTXのゲート電極下の電荷AがフォトダイオードPD1側に戻り、フォトダイオードPD1の電荷Bとして蓄積されてしまう。このため、画素91においては、フローティングディフュージョンFDの電位がV1’(V1’>V1)の状態になる。一方、画素92においては、フローティングディフュージョンFDの電位がV1となり、図16(A)に示すリセットされた時と同じ電位に戻る。
このように、画素91と画素92ではフローティングディフュージョンFDの全体容量に対する容量比率C1及びC2に差があるために、電荷転送時のフローティングディフュージョンFDの電位に差が生じる。このため、画素91の場合のように、転送トランジスタTX1のオン時のフローティングディフュージョンFDの電位が低いと第1転送トランジスタTX1のオン時にフローティングディフュージョンFDの電荷の一部が第1転送トランジスタTX1側に流れ込み、第1転送トランジスタTX1をオフする時にそれがフォトダイオードPDに移るという現象が発生する。そして、画素91と画素92の信号の読み出し回路5(図1を参照)では、転送トランジスタTXのオン前、オン後のフローティングディフュージョンFDの電位差をCDS回路(相関二重サンプリング回路)で読み出しているために、画素91と画素92とで電荷の戻り量に差があれば、出力信号の差として現れてしまい、その結果として横縞現象が発生する。
例えば、図17は、図14に示す従来の固体撮像素子1Bおける駆動パルス及びフローティングディフュージョンの電位の変化を示すタイミングチャートであり、図16に示したフローティングディフュージョンFDの電位の変化をタイミングチャートで示したものである。この図17では、図16の場合と同様に撮像面が遮光されており入射光がない場合の例を示し、横軸方向に時間tの経過を示し、縦軸方向に、リセットトランジスタRSTのゲート電極に入力されるリセット信号φRSTと、選択トランジスタSELのゲート電極に入力されるセレクト信号φSELと、第1転送トランジスタTX1のゲート電極に入力される転送信号φTX1と、第2転送トランジスタTX2のゲート電極に入力される転送信号φTX2と、フローティングディフュージョンFDの電位と、を並べて示したものである。
このタイミングチャートでは、時刻t2から時刻t5の間は、画素91(より具体的には、フォトダイオードPD1の信号電荷)の出力サイクルを示し、時刻t8から時刻t11までの間は、画素92(より具体的には、フォトダイオードPD2の信号電荷)の出力サイクルを示している。
このタイミングチャートにおいて、時刻t1以前から時刻t1までの間にリセット信号φRSTが“H(ハイレベル)”となりリセットトランジスタRSTがオンになり、時刻t1にリセット信号φRSTが“L(ロウレベル)”となりリセットトランジスタRSTがオフになることにより、フローティングディフュージョンFDの電位が初期状態の電位V1にリセットされる。
続いて、時刻t2において、選択トランジスタSELのゲート電極に入力されるセレクト信号φSELが“H”となり選択トランジスタSELがオンし、増幅トランジスタAMPの出力電圧が垂直信号線VLに出力される状態になる。その後、時刻t3に至り、時刻t3〜t4の間において、第1転送トランジスタTX1のゲート電極に印加される転送信号φTX1が“H”となり、第1転送トランジスタTX1がオンになることによりフローティングディフュージョンFDの電位がV2’(V2’<V2)まで上昇する。そして、時刻t4において、転送信号φTX1が“L”になることにより、フローティングディフュージョンFDの電位はV1’(V1’>V1)となる。この時刻t4から時刻t5の間において、フローティングディフュージョンFDの電位の読み取りが行われ、時刻t5に至り、画素91の出力サイクルが終了する。
続いて、時刻t6に至ると、この時刻t6から時刻t7までの間にリセット信号φRSTが“H”になり、リセットトランジスタRSTがオンになる。そして、時刻t7に至り、リセット信号φRSTが“L”になることによりリセットトランジスタRSTがオフにとなり、フローティングディフュージョンFDのレベルが電位V1に初期化(リセット)される。
続いて、時刻t7の後の時刻t8において、選択トランジスタSELのゲート電極に入力されるセレクト信号φSELが“H”になり選択トランジスタSELがオンし、増幅トランジスタAMPの出力電圧が垂直信号線VLに出力される状態になる。その後の時刻t9に至り、時刻t9〜t10の間において、第2転送トランジスタTX2のゲート電極に印加される転送信号φTX2が“H”となり、フローティングディフュージョンFDの電位がV2(V2>V2’)まで上昇する。そして、時刻t10において、転送信号φTX2が“L”になることにより、フローティングディフュージョンFDの電位はV1(V1<V1’)となる。そして、この時刻t10から時刻t11の間において、フローティングディフュージョンFDの電位の読み取りが行われ、時刻t11に至り、画素92の出力サイクルが終了する。
このように、従来の固体撮像素子1Bの場合は、時刻t3〜t4における転送信号φTX1が”H”になる時のフローティングディフュージョンFDの電位V2’が、時刻t9〜t10における転送信号φTX2が”H”になる時のフローティングディフュージョンFDの電位V2よりも低くなる。このため、画素91において、時刻t4〜t5の間において、フローティングディフュージョンFDが電位V1’となる、一方、画素92では、時刻t10〜t11の間において、フローティングディフュージョンFDの電位はリセット完了後の電位V1のままであり、画素91の場合のフローティングディフュージョンFDの電位V1’と、画素92の場合のフローティングディフュージョンFDの電位V1との差により、横縞現象が発生することになる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係わる固体撮像素子1の回路構成を示すブロック図である。この固体撮像素子1は、CMOS型の固体撮像素子として構成されている。この図1に示す固体撮像素子1は、2画素(フォトダイオードPD1を含む画素91とフォトダイオードPD2を含む画素92)からなる単位セル4が2次元状に配置されて画素領域が構成されている。この図では、説明の簡便のために2×4画素のみが配列された例を示しているが、実際には、例えば、全画素数が500〜1000万画素等の多数の画素で構成される。
この固体撮像素子1は、一般的なCMOS型固体撮像素子と同様に、垂直走査回路2と、水平走査回路3と、周知のCDS回路等を含む読み出し回路5と、出力アンプ6とを周辺回路として有しており、この周辺回路は、画素領域の周辺に配置されている。
なお、本実施形態では、単位セル4が垂直走査方向に配列された2つの画素で構成される場合の例を示して説明を行うが、これに限定されることなく、3画素で1セル構成の場合や、4画素で1セル構成の場合においても、本実施形態と同様の構成とすることができる。さらに、共有する画素は複数の列にまたがってもかまわない。
図1に示す固体撮像素子1において、同じ行に設けられている各単位セル4内のリセットトランジスタRSTのゲートは、行毎に制御信号線RST’に共通に接続され、行毎に垂直走査回路2からリセット信号φRSTを受ける。また、同じ行に設けられている各単位セル4内の選択トランジスタSELのゲートは、行毎に制御信号を供給する制御信号線SEL’に共通に接続され、行毎に垂直走査回路2から選択信号φSELを受ける。また、同じ行に設けられている各単位セル4内の第1転送トランジスタTX1のゲートは、行毎に制御信号線TX1’に共通に接続され、行毎に垂直走査回路2から転送信号φTX1を受ける。また、同じ行に設けられている各単位セル4内の第2転送トランジスタTX2のゲートは、行毎に制御信号線TX2’に共通に接続され、行毎に垂直走査回路2から転送信号φTX2を受ける。なお、各単位セル4は、垂直走査方向に配列された2つの画素(フォトダイオードPD1とPD2)を含むため、図1の最上段に示す単位セル4がn行目の画素とn+1行目の画素である場合は、単位セル4の下側の単位セル4’は、n+2行目の画素とn+3行目の画素となる。このため、例えば、単位セル4に与えるリセット信号をφRST(n)とすると、単位セル4’に与えるリセット信号はφRST(n+2)となる。他の信号φSEL、φTX1、及びφTX2についても同様である。
また、図2は、図1に示す単位セル4の部分を示した図である。図2に示すように、単位セル4は、垂直走査方向の上下の2画素で、リセットトランジスタRST、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMPを共有している。すなわち、各々の画素は、フォトダイオードPD、転送トランジスタTXを1つずつ有しているが、リセットトランジスタRST、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMPは上下2画素で1つ設けられている。また、フローティングディフュージョンFDも上下2画素で共有されている。
そして、2つの画素からなる単位セル4において、フォトダイオードPD1及びPD2は、入射光に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部としてのフォトダイオードである。第1転送トランジスタTX1は、フォトダイオードPD1からフローティングディフュージョンFDに信号電荷を転送する。第2転送トランジスタTX2は、フォトダイオードPD2からフローティングディフュージョンFDに信号電荷を転送する。フローティングディフュージョンFDは、フォトダイオードPD1及びPD2から信号電荷が供給され、この信号電荷を電圧に変換する。増幅トランジスタAMPはソースフォロワトランジスタであり、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を出力する。リセットトランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDの電位を初期状態の電位にリセットする。選択トランジスタSELは、読み出し行を選択するためのトランジスタであり、増幅トランジスタAMPの出力電圧を垂直信号線VLに出力する。
各画素のフォトダイオードPD1及びPD2は、入射光の光量(被写体光)に応じて信号電荷を生成する。第1転送トランジスタTX1は、転送信号φTX1のハイレベル期間にオンし、フォトダイオードPD1の電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。第2転送トランジスタTX2は、転送信号φTX2のハイレベル期間にオンし、フォトダイオードPD2の電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。リセットトランジスタRSTは、リセット信号φRSTのハイレベル期間にオンし、フローティングディフュージョンFDを初期状態の電位にリセットする。
増幅トランジスタAMPは、そのドレインが電源電位VDDに接続され、そのゲートがフローティングディフュージョンFDに接続され、そのソースが選択トランジスタSELのドレインに接続されている。選択トランジスタSELのソースは、垂直信号線VLに接続されている。定電流源TDは、選択トランジスタSELがオンされたときに、当該垂直信号線VLに電流を流す。増幅トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDの電圧値に応じて、選択トランジスタSELを介して垂直信号線VLに電圧を出力する。選択トランジスタSELは、制御信号φSELのハイレベル期間にオンし、増幅トランジスタAMPのソースを垂直信号線VLに接続する。
また、図3は、第1実施形態の固体撮像素子1の受光面を平面視した4×4画素分の画素平面図である。この図3に示す固体撮像素子1は、図14に示した従来の固体撮像素子1Bと比較して、メタル層21から分岐するダミー配線層21Aを新たに追加している。また、他の構成は、図14に示す固体撮像素子1Bと同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
この図においては、説明を簡便にするために4×4画素のみを模式的に示している。また、この図3では、配線層として、第2層目のメタル層2Mと第2層目よりも下層の第1層目のメタル層1Mまでを示し、それ以外の積層構造である他のメタル層や、電源電位VDDを与える電源層等は省略して示している。また、この図において、水平走査方向をX方向とし、垂直走査方向をY方向とし、紙面に垂直な方向をZ方向としている。
この図3に示すように、固体撮像素子1は、フォトダイオードPD1を含む画素91と、フォトダイオードPD2を含む画素92とを基本単位となる単位セル4として、この単位セル4の複数が2次元状に配置された画素領域が構成されている。
また、図4は、図3に示す固体撮像素子1において、1つの単位セル4の部分を拡大して示した図である。図4(A)は、単位セル4の平面図を示し、図4(B)は、図4(A)中のC−C’線に沿った概略断面図(ただし、Y方向の部分を示す断面図)である。
図4(A)に示すように、固体撮像素子1では、信号線の配線層が2層構造のメタル層で形成され、第2層目のメタル層2Mは、主に水平走査方向(X方向)に延伸して形成されるメタル層である。この第2層目のメタル層2Mとして、第1転送トランジスタTX1へ制御信号を供給する制御信号線TX1’となるメタル層21や、第2転送トランジスタTX2へ制御信号を供給する制御信号線TX2’となるメタル層22がある。また、第2層目のメタル層2Mとして、選択トランジスタSELへ制御信号を供給する制御信号線SEL’となるメタル層11や、リセットトランジスタRSTへ制御信号を供給する制御信号線RST’となるメタル層12がある。
一方、第2層目より下層の第1層目のメタル層1Mは、主に垂直走査方向(Y方向)に延伸して形成されるメタル層であり、例えば、第1層目のメタル層1Mとして、垂直信号線(VL)31や、グランド配線(GND)32や、フローティングディフュージョンFDの配線層となるメタル層33などがある。
また、図4(A)において、符号41〜46は、N型のシリコン基板上に形成されたP型ウエルに形成されたN型不純物拡散領域である。拡散領域44,45,46は、第1層目(メタル層1M)のメタル層33によって互いに接続され、全体として1つのフローティングディフュージョンFDを構成している。拡散領域43は、図示しない配線により電源電位VDDが印加される電源拡散部である。また、符号51〜55は、ポリシリコン層で形成された各トランジスタTX1,SEL,AMP,RST,TX2のそれぞれのゲート(電極)である。
そして、図4(A)に示すように、水平走査方向(X方向)に延びる第2層目のメタル層(2M)21において、A点から垂直走査方向(Y方向)にダミー配線層21Aが分岐され、また、B点から垂直走査方向(Y方向)にメタル層71が分岐される。このうち、B点から垂直走査方向(Y方向)に分岐されるメタル層71は、第1転送トランジスタTX1のゲート電極(ポリシリコン層)51に接続されている。
A点から分岐されるダミー配線層21Aは、垂直走査方向(Y方向;フローティングディフュージョンの配線層に向かう方向)に延びる第2層目(2M)のメタル層61と、ビアを形成する高さ方向(Z方向)に延びるメタル層62と、メタル層62から垂直走査方向(Y方向)に延びる第1層目(1M)のメタル層63とで形成されている。
このダミー配線層は、図4(B)に示すように、第2層目のメタル層21のA点から分岐されるとともにフローティングディフュージョンの配線層(メタル層33)の方向に向かって延びるメタル層61と、このメタル層61の先端部61Aから第1層目のメタル層の方向に向かって延びるメタル層(ビア)62と、このメタル層62に一端が接続されるとともに第1層目のメタル層内をフローティングディフュージョンの配線層(メタル層33)の方向に向かって延びるメタル層63と、で形成されている。そして、このダミー配線層21Aは、メタル層63の先端部の面63Aと、フローティングディフュージョンFDのメタル層33の先端部の面33Aとが対向するように形成されている。
これにより、先端部の面63Aと先端部の面33Aとの間において寄生容量C11が形成される。このため、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1を増加させることができる。このように、本実施形態の固体撮像素子1では、ダミー配線層21Aを設けることにより、第1転送トランジスタの配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1と、第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C2とを、同一又は略同一にすることができる。
このため、第1及び第2のフォトダイオードPD1及びPD2が遮光され入射光がない状態にあり、かつフローティングディフュージョンFDの電位がリセットトランジスタRSTにより初期状態の電位にリセットされた状態において、第1転送トランジスタTX1を、フォトダイオードPD1の信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送するオン状態にした際のフローティングディフュージョンFDの電位と、第2転送トランジスタTX2を、フォトダイオードPD2の信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送するオン状態にした際のフローティングディフュージョンの電位とを、同一又は略同一になるようにすることができる。
例えば、図5(A)に示すように、フォトダイオードPDが遮光され入射光がない状態にある場合おいて、それぞれの画素91及び画素92の第1転送トランジスタTX1及びTX2をオン状態にした場合に、画素91及び画素92において、フローティングディフュージョンFDの電位を同じ電位V2とすることができる。このため、画素91及び画素92の読み取り信号に差異が生じることがなく、横縞現象が発生するような状態を回避できる。
一方、従来の固体撮像素子1B(図14を参照)では、図5(B)に示すように、画素91の第1転送トランジスタTX1をオンにした場合に、フローティングディフュージョンFDの電位は、電位V2よりも低い電位V2’となり、第1転送トランジスタTX1のゲート電極の下に電荷(符号Aで示す電荷)が蓄積される状態になり、横縞現象が発生することになる。
また、図6は、固体撮像素子1における駆動パルス及びフローティングディフュージョンの電位の変化を示すタイミングチャートであり、固体撮像素子1の撮像面に入射光がない状態における、フローティングディフュージョンFDの電位の変化を示す図である。この図6において、図6(A)は、本実施形態の固体撮像素子1の場合のタイミングチャートを示し、図6(B)は、従来の固体撮像素子1B(図14を参照)の場合のタイミングチャートを示している。なお、図6(B)は、図17と同じ図である。
この図6に示すタイミングチャートは、前述した図17と同様に、横方向に時間tの経過を示し、縦方向に、リセットトランジスタRSTのゲート電極に入力されるリセット信号φRSTと、選択トランジスタのゲート電極に入力されるセレクト信号φSELと、第1転送トランジスタTX1のゲート電極に入力される転送信号φTX1と、第2転送トランジスタTX2のゲート電極に入力される転送信号φTX2と、フローティングディフュージョンFDの電位と、を並べて示したものである。
この図6(A)に示す本実施形態の固体撮像素子1の場合は、時刻t3〜t4の間において、画素91の第1転送トランジスタTX1のゲート電極に印加される転送信号φTX1が“H”となる時に、フローティングディフュージョンFDの電位は、電位V2まで上昇する。この電位V2は、時刻t9〜t10の間において、画素92の第2転送トランジスタTX2のゲート電極に印加される転送信号φTX2が“H”となる時のフローティングディフュージョンFDの電位V2と同じである。
このように、本実施形態の固体撮像素子1では、時刻t3〜t4における画素91に対するフローティングディフュージョンFDの電位V2と、時刻t9〜t10における画素92に対するフローティングディフュージョンFDの電位V2と、が等しくなる。このため、本実施形態の固体撮像素子1では、横縞現象が発生することを回避できる。
一方、図6(B)に示す従来の固体撮像素子の場合は、時刻t3〜t4における画素91に対するフローティングディフュージョンFDの電位V2’が、時刻t9〜t10における画素92に対するフローティングディフュージョンFDの電位V2よりも低くなる(V2’<V2)。このため、時刻t4〜t5の間において、画素91に対するフローティングディフュージョンFDの電位はV1’となり、時刻t10〜t11の間において、画素92に対するフローティングディフュージョンFDの電位はV1となる(V1<V1’)。このように、画素91の場合のフローティングディフュージョンFDの電位V1’と、画素92の場合のフローティングディフュージョンFDの電位V1との差により、横縞現象が発生することになる。
(第1実施形態の第1の変形例)
上述した第1実施形態では、図4(B)に示すように、ダミー配線層21Aとして、第1転送トランジスタTX1のメタル層21からメタル層61を分岐し、さらにメタル層62と、メタル層63とによりメタル層をフローティングディフュージョンFDのメタル層33の方向に延ばし、メタル層63の先端部の面63AをフローティングディフュージョンFDのメタル層33の端部33Aの面と対向させるようにして寄生容量C11を形成し、容量比率C1を増加させている。これにより、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1と、第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C2とが、同一又は略同一になるようにしている。
しかしながら、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率を増加させるに方法には、上述した図4(B)に示す方法に限定されず、他の種々の方法を用いることができる。
図7は、第1実施形態の固体撮像素子における第1の変形例を示す図である。この図7において、図7(A)は、ダミー配線層のない従来の固体撮像素子1Bの場合の概略断面図を模式的に示しており、図7(B)は、ダミー配線層21Bを設けた場合の概略断面図を模式的に示している。
この図7(B)に示すように、ダミー配線層21Bとして、第1転送トランジスタTX1のメタル層21からメタル層64を分岐して、メタル層64をフローティングディフュージョンFDの配線層(メタル層33)の方向に延ばし、このメタル層64の先端部分64Aの面が、フローティングディフュージョンFDのメタル層33の先端部33Bの面と対向するようにして寄生容量C11を形成する。
このように、メタル層21から分岐されるダミー配線層21Bを設け、第1転送トランジスタTX1のメタル層21とフローティングディフュージョンFDのメタル層33との間に寄生容量C11を形成することにより、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1を増加させることができる。これにより、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1と、第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C2とを、同一又は同一又は略同一にすることができる。
(第1実施形態の第2の変形例)
上述した第1実施形態及び第1の変形例では、第1転送トランジスタTX1のメタル層21からダミー配線層を延ばして、このダミー配線層をフローティングディフュージョンFDのメタル層33に接近させる例を示したが、逆に、フローティングディフュージョンFDのメタル層33からダミー配線層を延ばして、このダミー配線層を第1転送トランジスタTX1のメタル層21に接近させることもできる。
図8は、第1実施形態の第2の変形例を示す図であり、フローティングディフュージョンFDのメタル層からダミー配線層を延ばす例である。この図8において、図8(A)は、ダミー配線層のない従来の固体撮像素子1Bの場合の概略断面図を模式的に示し、図8(B)は、ダミー配線層としてメタル層35を設けた場合の概略断面図を模式的に示している。
この図8(B)に示すように、フローティングディフュージョンFDのメタル層33から、第1転送トランジスタTX1のメタル層21の方向に向けてメタル層35を延ばし、このメタル層35の先端部分の面35Aを、第1転送トランジスタTX1のメタル層21の一部の面に対向するようにし寄生容量C11を形成する。これにより、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1を増加させることができる。
(第1実施形態の第3の変形例)
次に、第1実施形態の第3の変形例として、第1転送トランジスタTX1のメタル層と、フローティングディフュージョンFDのメタル層の両方からダミー配線層を延ばす例について説明する。
図9は、第1実施形態の固体撮像素子における第3の変形例を示す図である。この図9において、図9(A)は、ダミー配線層のない従来の固体撮像素子1Bの場合の概略断面図を模式的に示し、図9(B)は、ダミー配線層がある場合の概略断面図を模式的に示している。
この図9(B)に示す例では、第1転送トランジスタTX1のメタル層21側にダミー配線層21Cを形成するとともに、フローティングディフュージョンFDのメタル層33側にもダミー配線層(メタル層36)を形成する。
具体的には、フローティングディフュージョンFDの第1層目のメタル層33の端部33Aから、第2層目のメタル層21の方向に向かう高さ方向にメタル層36をダミー配線層として延ばす。また、第1転送トランジスタTX1の第2層目のメタル層21から、フローティングディフュージョンFDのメタル層33の方向に向けてメタル層61を延ばし、さらに、メタル層61の先端部61Aから、第1層目のメタル層33の方向に向かう高さ方向にメタル層62を延ばす。
そして、メタル層62の先端部分62Aが、フローティングディフュージョンFD側のメタル層36の先端部36Aに対向するようにして、寄生容量C11を形成する。これにより、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1を増加させることができる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態では、第1転送トランジスタTX1のメタル層21と、フローティングディフュージョンFDのメタル層33との間に、ダミー配線層を用いた寄生容量を形成することにより、容量比率C1を増加させる例について説明したが、これに限定されず、第1転送トランジスタTX1のゲート電極となるポリシリコン層と、増幅トランジスタAMPのゲート電極となるポリシリコン層との間に寄生容量を形成することにより容量比率C1を増加させるようにしてもよい。
これは、第1転送トランジスタTX1のメタル層21は、第1転送トランジスタTX1のゲート電極に接続されており、また、フローティングディフュージョンFDのメタル層33は、増幅トランジスタAMPのゲート電極に接続されている。そのため、第1転送トランジスタTX1のゲート電極と増幅トランジスタのゲート電極との間に寄生容量を形成することは、転送トランジスタTX1のメタル層21と、フローティングディフュージョンFDのメタル層33との間に寄生容量を形成することと等価になる。
図10は、本発明の第2実施形態に係わる固体撮像素子1Aの画素平面図である。また、図11は、図10に示す固体撮像素子1Aの単位セル4Aの部分を拡大して示した図である。この図11に示すように、第2実施形態の固体撮像素子1Aでは、フォトダイオードPD1の左辺及び下辺側(図面上での左辺及び下辺)に沿ってダミー配線層51Aをポリシリコン層で形成した点が、ダミー配線層をメタル層で形成した第1実施形態の固体撮像素子1と構成上で異なる。
この第2実施形態の固体撮像素子1Aでは、第1転送トランジスタTX1のポリシリコンから成るゲート電極51から、ダミー配線層となるポリシリコン層51AをY方向及びX方向に順に延ばし、このポリシリコン層51Aの一部の面が、増幅トランジスタAMPのゲート電極53の一部の面と対向するように設けられている。
図12は、図11中のB−B’線に沿った概略断面図である。この図12に示すように、ダミー配線層は、第1転送トランジスタTX1のゲート電極51から延ばされて形成されるポリシリコン層51Aの一部の面51Bが、増幅トランジスタAMPのゲート電極(ポリシリコン層53)の一部の面53Aと対向するように形成されている。
このような構成により、第1転送トランジスタTX1のゲート電極51Aと、増幅トランジスタAMPのゲート電極53との間に寄生容量C11が形成され、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1を増やすことができる。このため、第1転送トランジスタTX1の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C1と、第2転送トランジスタTX2の配線層とフローティングディフュージョンFDの配線層との間の容量比率C2とを、同一又は略同一にすることができる。これにより、第2実施形態の固体撮像素子1Aにおいても、第1実施形態の固体撮像素子1と同様な効果を得ることができる。
[第3実施形態]
図13は、本発明の第3実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図であり、上述した第1実施形態又は第2実施形態の固体撮像素子を撮像装置100に適用した例を示す図である。この図13において、撮影レンズ101により形成された被写体像は、固体撮像素子102により光電変換され、画像信号が出力される。画像信号はAD変換部103によりデジタル画像信号に変換され、RAM等の揮発性のメモリ104に格納される。メモリ104に格納された画像信号は、液晶表示部105により画像表示されるとともに、メモリ等の不揮発性の記録媒体106に記録される。制御部(CPU)107は上述の撮像動作、格納動作、表示動作、記録動作の制御を行う。
撮影情報入力部108によって検出された、被写体照度、撮影レンズの絞り値、設定感度等の撮影に関する情報をCPU107が得て、CPU107はこれらの情報に基づき、固体撮像素子102の電荷蓄積時間を決定する。レリーズボタン109は、撮影時に撮影者により操作される部材であって、操作に応じてレリーズ信号を発生する。なお上記撮像装置100には不図示の光学ファインダが備えられており、これにより撮影者は被写体を観察できる。
以上のような構成の撮像装置100において、固体撮像素子102は、上述した第1実施形態の固体撮像素子1又は第2実施形態の固体撮像素子1Aである。このため、撮像装置100においては、固体撮像素子102における横縞現象の発生を回避することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここで、本発明と上述した実施形態との対応関係について補足して説明する。すなわち、上記実施形態において、本発明における固体撮像装置は、例えば、図3に示す第1実施形態の固体撮像素子1又は図10に示す固体撮像素子1A、図13に示す固体撮像素子102が対応する。また、本発明における単位セルは、例えば、図3に示す単位セル4又は図10に示す単位セル4Aが対応し、本発明における第1画素は、例えば、図4に示す単位セル4において、フォトダイオードPD1と第1転送トランジスタTX1とを含む図上で上側の画素91が対応し、本発明における第2画素は、例えば、図4に示す単位セル4において、フォトダイオードPD2と第2転送トランジスタTX2とを含む図上で下側の画素92が対応する。
また、本発明におけるフローティングディフュージョンは、フローティングディフュージョンFDが対応し、本発明におけるリセットトランジスタは、リセットトランジスタRSTが対応し、本発明における選択トランジスタは、選択トランジスタSELが対応し、本発明における増幅トランジスタは、増幅トランジスタAMPが対応し、本発明における第1転送トランジスタは、第1転送トランジスタTX1が対応し、本発明における第2転送トランジスタは、第2転送トランジスタTX2が対応する。
そして、上記実施形態において、固体撮像素子1は、所定数の画素(例えば、画素91と画素92の2つの画素)を1組とする単位セル(例えば、単位セル4)が撮像面に2次元状に配置され、各単位セル(例えば、単位セル4)は、信号電荷を電位に変換するフローティングディフュージョンFDと、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタAMPと、増幅トランジスタの電圧信号を出力する選択トランジスタSELと、フローティングディフュージョンFDを初期状態の電位にリセットするリセットトランジスタRSTとを共有する構造を有し、単位セル(例えば、単位セル4)内の各画素は、さらに信号電荷を蓄積するフォトダイオード(例えば、フォトダイオードPD1やフォトダイオードPD2)と、信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する転送トランジスタ(例えば、第1転送トランジスタTX1や第2転送トランジスタTX2)とを、それぞれ有する固体撮像素子1において、各単位セル(例えば、単位セル4)内の所定の画素(例えば、画素91)の転送トランジスタ(例えば、第1転送トランジスタTX1)を制御する制御信号が供給される制御線の配線層(例えば、メタル層21)から分岐される配線層であって、その配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンFDの配線層(例えば、メタル層33)の一部の面と対向するように形成されるダミー配線層(例えば、ダミー配線層21A)を付加したことを特徴とする。
これにより、複数の画素でトランジスタRST,SEL,AMPとフローティングディフュージョンFDとを共有する固体撮像素子において、横縞現象が発生することを回避できる。
また、上記実施形態において、単位セル4の組は、撮像面に沿った第1の方向(垂直走査方向;Y方向)に並べて配列されている第1画素(画素91)と第2画素(画素92)とを含み、第1画素はさらに信号電荷を蓄積する第1フォトダイオードPD1と、信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する第1転送トランジスタTX1とを有し、第2画素はさらに信号電荷を蓄積する第2フォトダイオードPD2と、信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する第2転送トランジスタTX2とを有しており、第1画素の第1転送トランジスタTX1の配線層(メタル層21)から分岐される配線層であって、その配線層の一部の面がフローティングディフュージョンの配線層(メタル層33)の一部の面と対向するように形成されるダミー配線層21Aを備える。
これにより、2つの画素でトランジスタRST,SEL,AMPとフローティングディフュージョンFDとを共有する固体撮像素子1において、横縞現象が発生することを回避できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の固体撮像素子及び撮像装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、メタル層とダミー配線層の位置と幅は、各図に示される位置と幅に限られるものではなく適宜選択可能である。また、ダミー配線層21A,21B,21Cの厚さは、同じ層に形成されるメタル層の厚さと同じ厚さとして図示しているが、同じ層に形成されるメタル層の厚さと異なる厚さにしても良い。
1,1A,1B…固体撮像素子、2…垂直走査回路、3…水平走査回路、4,4A,4B…単位セル、5…読み出し回路、11,12…メタル層、21…第1転送トランジスタTX1のメタル層、21A,21B,21C…ダミー配線層、22…第2転送トランジスタTX2のメタル層、31,32,33,34,35,36…メタル層、41,42,43…拡散領域、44,45,46…フローティングディフュージョンFD、51…第1転送トランジスタTX1のゲート電極、51A…ポリシリコン層(ダミー配線層)、52…選択トランジスタSELのゲート電極、53…増幅トランジスタAMPのゲート電極、61,62,63,64,71…メタル層、91、92…画素、100…撮像装置、101…撮影レンズ、102…固体撮像素子、1M…第1層目のメタル層、2M…第2層目のメタル層、PD1,PD2…フォトダイオード、TX1…第1転送トランジスタ、TX2…第2転送トランジスタ、RST…リセットトランジスタ、AMP…増幅トランジスタ、SEL…選択トランジスタ

Claims (10)

  1. 所定数の画素を1組とする単位セルが撮像面に2次元状に配置され、前記各単位セルは、信号電荷を電位に変換するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンの電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタの電圧信号を出力する選択トランジスタと、前記フローティングディフュージョンを初期状態の電位にリセットするリセットトランジスタとを共有する構造を有し、
    前記単位セル内の各画素は、さらに前記信号電荷を蓄積するフォトダイオードと、前記信号電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する転送トランジスタとをそれぞれ有する固体撮像装置において、
    前記各単位セル内の所定の画素の転送トランジスタを制御する制御信号が供給される制御線の配線層から分岐される配線層であって、その配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンの配線層の一部の面と対向するように形成されるダミー配線層を付加した
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記単位セルの組は、
    前記撮像面に沿った第1の方向に並べて配列されている第1画素と第2画素とを含み、
    前記第1画素はさらに前記信号電荷を蓄積する第1フォトダイオードと、前記信号電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する第1転送トランジスタとを有し、
    前記第2画素はさらに前記信号電荷を蓄積する第2フォトダイオードと、前記信号電荷を前記フローティングディフュージョンに転送する第2転送トランジスタとを有しており、
    前記第1画素の前記第1転送トランジスタの配線層から分岐される配線層であって、その配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンの配線層の一部の面と対向するように形成されるダミー配線層
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記ダミー配線層は、
    前記第1転送トランジスタの配線層と前記フローティングディフュージョンの配線層との間の寄生容量が、フローティングディフュージョンの容量全体に対して占める比率と、
    前記第2転送トランジスタの配線層と前記フローティングディフュージョンの配線層との間の寄生容量が、フローティングディフュージョンの容量全体に対して占める比率とが、
    同一又は略同一になるように形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記ダミー配線層は、
    前記第1及び第2フォトダイオードが遮光され入射光がない状態にあり、かつ前記フローティングディフュージョンの電位が前記リセットトランジスタにより初期状態の電位にリセットされた状態において、
    前記第1転送トランジスタを、前記信号電荷を前記フローティングディフュージョンに転送するオン状態にした際の前記フローティングディフュージョンの電位と、
    前記第2転送トランジスタを、前記信号電荷を前記フローティングディフュージョンに転送するオン状態にした際の前記フローティングディフュージョンの電位とが、
    同一又は略同一になるように形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記フローティングディフュージョン及び前記第1転送トランジスタの配線層にはメタル層が含まれており、
    前記ダミー配線層は、前記第1転送トランジスタのメタル層から分岐され、該ダミー配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンの前記メタル層の一部の面に対向するように形成されている
    ことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記メタル層は第1層目と第2層目とを含めて形成されており、
    前記第1転送トランジスタ及び第2転送トランジスタのゲート電極は前記第2層目に設けられている異なるメタル層にそれぞれ接続され、
    前記フローティングディフュージョンは前記第2層目より下層に設けられた前記第1層目のメタル層に接続され、
    前記フローティングディフュージョンの前記第1層目のメタル層は、
    前記メタル層を前記撮像面に対して射影した状態で、前記第1転送トランジスタの前記第2層目のメタル層と交差せず、前記第2転送トランジスタの前記第2層目のメタル層と交差するように形成されており、
    前記ダミー配線層は、
    前記第1転送トランジスタの前記第2層目のメタル層から分岐されるとともに、前記フローティングディフュージョンの配線層の方向に向けて延ばされ、その一部の面が前記フローティングディフュージョンの前記第1層目のメタル層の一部の面に対向するように形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記ダミー配線層は、
    前記第1転送トランジスタの前記第2層目のメタル層から分岐されるとともに、前記第2層目のメタル層内を前記フローティングディフュージョンの配線層の方向に向かう平面方向と、前記第2層目から前記第1層目のメタル層の方向に向かう高さ方向と、前記第1層目のメタル層内を前記平面方向とに向けて順に延ばされ、その先端部の面が前記フローティングディフュージョンの前記第1層目のメタル層の一部の面に対向するように形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記フローティングディフュージョン及び前記第1転送トランジスタの配線層にはメタル層とポリシリコン層とが含まれており、
    前記ダミー配線層は、
    前記第1転送トランジスタの前記ポリシリコン層から延ばされ、該ダミー配線層の一部の面が前記フローティングディフュージョンの前記ポリシリコン層の一部の面に対向するように形成されている
    ことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記メタル層は第1層目と第2層目とを含めて形成されており、
    前記第1転送トランジスタ及び第2転送トランジスタのゲート電極はポリシリコン層で構成されるとともに前記第2層目に設けられている異なるメタル層にそれぞれ接続され、
    前記フローティングディフュージョンは前記第2層目より下層に設けられた前記第1層目のメタル層に接続され、
    前記増幅トランジスタのゲート電極はポリシリコン層で構成されるとともに前記フローティングディフュージョンの前記第1層目のメタル層に接続され、
    前記フローティングディフュージョンの前記第1層目のメタル層は、
    前記メタル層を前記撮像面に対して射影した状態で、前記第1転送トランジスタの前記第2層目のメタル層と交差せず、前記第2転送トランジスタの前記第2層目のメタル層と交差するように形成されており、
    前記ダミー配線層は、
    前記第1転送トランジスタのゲート電極であるポリシリコン層から前記増幅トランジスタのゲート電極であるポリシリコン層の方向に向けて平面方向に延ばされ、その一部の面が前記増幅トランジスタのゲート電極であるポリシリコン層の一部の面に対向するように形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の固体撮像装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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