JP2014032403A - 光ファイバコネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】光ファイバが折れにくく、且つ光ファイバコネクタ全体の長さが短い光ファイバコネクタを提供する。
【解決手段】光ファイバコネクタ２００は、第一ハウジング１０と、第二ハウジング２０と、第一ハウジング１０に収容された挿入部材と、を備え、光ファイバを固定する。第一ハウジング１０は、本体と、本体の一端から延在して形成された固定部と、を備え、光ファイバコネクタ２００は固定部を覆って光ファイバを固定するロック部材５０をさらに備え、第二ハウジング２０はロック部材５０を覆い、且つ本体に固定される。
【選択図】図３

Description

本発明は、光ファイバコネクタに関するものである。

従来のＬＣ型の光ファイバコネクタは、第一ハウジングと、第二ハウジングと、ケースと、を備え、第二ハウジングは第一ハウジングを被覆し、第二ハウジングから離間する一端には固定部が設けられ、ケースは、第二ハウジングの固定部を被覆して、光ファイバコネクタに収容された光ファイバを固定する。現在光ファイバコネクタの小型化を実現するために、光ファイバコネクタ全体の長さをさらに短くすることが求められている。しかし、ケースを短くすると、その保護機能も弱くなるので、光ファイバが折れ易い。

以上の問題点に鑑みて、本発明は前記課題を解決し、光ファイバが折れにくく、且つ光ファイバコネクタ全体の長さが短い光ファイバコネクタを提供する。

前記課題を解決するために、光ファイバコネクタは、第一ハウジングと、第二ハウジングと、第一ハウジングに収容される挿入部材と、を備え、光ファイバを固定する。前記第一ハウジングは、本体と、本体の一端から延在して形成された固定部と、を備え、光ファイバコネクタは固定部を覆って光ファイバを固定するロック部材をさらに備え、第二ハウジングはロック部材を覆い、且つ本体に固定される。

本発明に係る光ファイバコネクタは、固定部が第一ハウジングに設置され、且つ第二ハウジングの内部に設置される。これにより、固定部から光ケーブル芯の端面までの距離は短くなり、光ファイバが容易に折れないことを保障する前提下で、光ファイバコネクタの全体の長さを短くすることができる。

本発明に係る光ファイバコネクタの斜視図である。 図１に示した光ファイバコネクタの分解斜視図である。 図１に示した光ファイバコネクタのＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図である。

以下、図面に基づいて、本発明に係る光ファイバコネクタについて詳細に説明する。

図１及び図２を参照すると、本発明に係る光ファイバコネクタ２００は、ＬＣ型の光ファイバコネクタであり、第一ハウジング１０と、第二ハウジング２０と、挿入部材３０と、支持部材４０と、ロック部材５０と、ケース６０と、を備える。第二ハウジング２０は、第一ハウジング１０の一端に固定される。挿入部材３０と、支持部材４０と、ロック部材５０と、ケース６０とは、第一ハウジング１０と第二ハウジング２０とが共に形成した収容空間（図示せず）にそれぞれ収容される。

図３を併せて参照すると、第一ハウジング１０は、前後両端が開口した中空の直方体であり、プラスチック材料によって形成される。第一ハウジング１０は、本体１２と、本体１２の一端から延在して形成された固定部１４と、を備える。本体１２の断面は、正方形である。本体１２は、本体１２における固定部１４から離間している一端に、軸方向（つまり、本体１２の長手方向）に沿って、挿入部材３０を収容するための収容孔１２２が設けられている。また、本体１２は、互いに接続された４つの側壁（図示せず）を備え、該４つの側壁が共に収容孔１２２を形成する。収容孔１２２の内壁において、上下相対する２つの内壁は円弧状であり、左右相対する２つの内壁は平面である。本体１２の１つの側壁における収容孔１２２の開口に近接する一端には、弾性を有し、且つハウジング１０から離間するように湾曲した操作部１２４が形成されている。また、本体１２における操作部１２４が位置する側壁と、該操作部１２４が位置する側壁と接続された側壁には突起１２６がそれぞれ設けられており、２つの突起１２６は、本体１２の固定部１４と近接する一端に位置する。

固定部１４には、軸方向に沿って収容孔１２２と連通する取り付け孔１４２が設けられている。固定部１４の外表面にはネジ部１４４が設けられている。本実施形態において、固定部１４の直径は収容孔１２２の内径より小さく、第一ハウジング１０の内壁には、本体１２と接続する箇所に階段部１６（図３を参照）が形成されている。階段部１６には、光軸と直交する方向に沿って、第一ハウジング１０の内部に向けて突起１６２が突設されており、突起１６２の収容孔１２２に対向している一側には、ガイド面１６２２が設けられている。このガイド面１６２２は、面取り加工によって形成された円錐面である。ガイド面１６２２の直径は、本体１２に近接する一側から固定部１４に向けて徐々に小さくなっており、挿入部材３０が正確に取り付け孔１４２に差し込まれるようにガイドする。

第二ハウジング２０は中空の直方体であり、プラスチック材料によって形成される。第二ハウジング２０は、基体２２と、該基体２２の一端から延在して設けられた弾性部２４と、を備える。基体２２は、中空の直方体であり、本体１２をカバーする。基体２２は、互いに接続された４つの側壁（図示せず）を備え、この中の１つの側壁における弾性部２４と近接する一端には、基体２２の長手方向に、基体２２から離れる方向に沿って延在し、且つ弾性を有する弾性肩２２２が形成されている。基体２２の弾性肩２２２の両側に位置する２つの側壁には、前記２つの突起１２６と係止するための係止溝２２４が設けられており、２つの係止溝２２４は、基体２２の弾性部２４から離間している一端にそれぞれ設置されている。弾性部２４は中空の円筒状である。本実施形態において、弾性部２４は螺旋状であるため、弾性部２４は弾性変形量を増加させることができる。また、弾性部２４は網状とすることができる。或いは弾性部２４の側壁に複数の通孔を設けることもできる。

本実施形態において、第一ハウジング１０の操作部１２４は弾性を有し、本体１２の側壁から離れるように湾曲している。また、操作部１２４の両側には係止突起１２４２がそれぞれ設けられている。光ファイバコネクタ２００をアダプタ（図示せず）に組み立てる際、操作部１２４の係止突起１２４２はアダプタに係止される。これにより、光ファイバコネクタ２００とアダプタとは固定される。第二ハウジング２０の弾性肩２２２は、基体２２から離れる方向に沿って延在しており、操作部１２４を押圧することで、光ファイバコネクタ２００とアダプタとのロックを解除することができる。

挿入部材３０は、固定棒３２と、固定棒３２の一端に固定された光ケーブル芯３４と、固定棒３２を被覆する弾性部材３６と、を備える。

固定棒３２は円筒状であり、その一端の外周面上には軸突起３２２が形成され、別の一端の外周面上には円環状の係止部３２４が設けられている。軸突起３２２の形状及び大きさは、第一ハウジング１０の収容孔１２２と組み合う。また、収容孔１２２の４つの内壁と組み合うよう、軸突起３２２の４つの側面（図示せず）における、上下に相対する２つの内壁は円弧状であり、左右に相対する２つの内壁は平面である。これにより、固定棒３２を収容孔１２２の内部に固定することができ、且つ固定棒３２が収容孔１２２の内部で回転することを防止することができる。また、収容孔１２２は他の形状であっても良い。例えば、この時、１つの内壁は平面であり、軸突起３２２の側面を収容孔１２２の形状と組み合うように設置して、固定棒３２が収容孔１２２の内部で回転することを防止する。

係止部３２４の軸突起３２２から離間している一側には、突起１６２のガイド面１６２２と組み合わさり、且つ固定棒３２を取り付け孔１４２にガイドするための導向面３２４２が設けられている。本実施形態において、導向面３２４２は面取りされた円錐面であり、その直径は、軸突起３２２に近接する一端から別の一端に向けて徐々に小さくなる。光ケーブル芯３４は、固定棒３２の軸突起３２２に近接している一端に固定される。本実施形態において、弾性部材３６はスプリングであり、固定棒３２の一部を被覆する。

支持部材４０はマグネシウム合金材料によって形成され、筒体４２と、筒体４２の一端に形成された突起部４４と、を備える。筒体４２の外径は第一ハウジング１０の固定部１４の取り付け孔１４２の直径と等しい。また、筒体４２は、取り付け孔１４２に収容されて固定部１４を支持する。本実施形態において、筒体４２は固定部１４の強度を高め、突起部４４は、筒体４２の取り付け孔１４２の内部における位置を限定する。突起部４４或いは支持部材４０は省略することができる。支持部材４０は、アルミニウム合金、ステンレス鋼、他の金属材料によって形成することもできる。

ロック部材５０はプラスチック材料によって形成され、且つ筒状を呈する。ロック部材５０は、第一ハウジング１０の固定部１４のネジ部１４４を覆う。本実施形態において、ネジ部１４４は、ロック部材５０を固定部１４に強固にロックするために用いられるが、ネジ部１４４は省略しても良い。

ケース６０はプラスチック材料によって形成され、且つ筒状を呈する。ケース６０は、ロック部材５０の固定部１４から離間している一端を覆う。

光ファイバコネクタ２００を組み立てる際、先ず、挿入部材３０を収容孔１２２を介して第一ハウジング１０の内部に収容する。この時、固定棒３２の係止部３２４は第一ハウジング１０の内部の突起１６２と係合し、弾性部材３６の一端は固定棒３２の軸突起３２２と弾性的に接続され、別の一端は階段部１６に弾性的に接続される。これにより、挿入部材３０は第一ハウジング１０の内部に固定される。次いで、支持部材４０の筒体４２を固定部１４の取り付け孔１４２を介して固定部１４に差し込む。次いで、ロック部材５０を固定部１４のネジ部１４４に被覆させて、ケース６０をロック部材５０の固定部１４から離間している一端に被覆させる。第二ハウジング２０は、第一ハウジング１０の収容孔１２２から離間している一端を被覆する。この時、第一ハウジング１０の突起１２６は、第二ハウジング２０の２つの係止溝２２４とそれぞれ係合する。

本発明の光ファイバコネクタ２００は、固定部１４が第一ハウジング１０に設置され、且つ第二ハウジング２０の内部に設置される。これにより、固定部１４から光ケーブル芯３４の端面までの距離は短くなり、光ファイバが容易に折れないことを保障する前提下で、光ファイバコネクタ２００の全体の長さを短くすることができる。

以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本発明の特許請求の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。

２００ 光ファイバコネクタ
１０ 第一ハウジング
１２ 本体
１２２ 収容孔
１２４ 操作部
１２４２ 係止突起
１２６、１６２ 突起
１４ 固定部
１４２ 取り付け孔
１４４ ネジ部
１６ 階段部
１６２２ ガイド面
２０ 第二ハウジング
２２ 基体
２２２ 弾性肩
２２４ 係止溝
２４ 弾性部
３０ 挿入部材
３２ 固定棒
３２２ 軸突起
３２４ 係止部
３２４２ 導向面
３４ 光ケーブル芯
３６ 弾性部材
４０ 支持部材
４２ 筒体
４４ 突起部
５０ ロック部材
６０ ケース

Claims (7)

1. 第一ハウジングと、第二ハウジングと、前記第一ハウジングに収容される挿入部材と、を備え、光ファイバを固定する光ファイバコネクタにおいて、
   前記第一ハウジングは、本体と、前記本体の一端から延在して形成された固定部と、を備え、前記光ファイバコネクタは前記固定部を覆って前記光ファイバを固定するロック部材をさらに備え、前記第二ハウジングは前記ロック部材を覆い、且つ前記本体に固定されることを特徴とする光ファイバコネクタ。
2. 前記本体には軸方向に沿って収容孔が設けられ、前記固定部には軸方向に沿って、前記収容孔と連通する取り付け孔が設けられ、前記固定部の外表面にはネジ部が設けられ、前記ロック部材は、前記ネジ部を覆うことを特徴とする請求項１に記載の光ファイバコネクタ。
3. 前記光ファイバコネクタは支持部材をさらに備え、前記支持部材は筒体を備え、前記筒体は、前記取り付け孔に収容されることを特徴とする請求項２に記載の光ファイバコネクタ。
4. 前記挿入部材は、固定棒と、前記固定棒の一端に固定された光ケーブル芯と、前記固定棒を覆う弾性部材と、を備えることを特徴とする請求項２に記載の光ファイバコネクタ。
5. 前記第一ハウジングの内壁には、前記固定部と前記本体とが接続する箇所に階段部が設けられ、前記階段部には、光軸と直交する方向に沿って、前記第一ハウジングの内部に向けて突起が形成されており、前記固定棒の前記光ケーブル芯に近接する一端には、軸突起が形成され、別の一端には前記突起と係合するための係止部が設けられ、前記弾性部材は、前記軸突起と弾性的に接続され、別の一端は前記階段部に弾性的に接続されることを特徴とする請求項４に記載の光ファイバコネクタ。
6. 前記突起の前記収容孔に対向している一側には、前記固定棒を差し込むためのガイド面が設けられていることを特徴とする請求項５に記載の光ファイバコネクタ。
7. 前記第二ハウジングは、基体と、前記基体の一端から延在する弾性部と、が形成されていることを特徴とする請求項１から６のいずれか一項に記載の光ファイバコネクタ。

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