JP2014031767A - 洗濯機用のポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポンプ機能、水の濾過機能、および抗菌効果が期待できる抗菌機能等を具備しながら、コンパクトな構成にて取扱い性も良好な洗濯機用のポンプ装置を提供する。
【解決手段】外部の貯水源の水中に投入して洗濯機に水を供給する洗濯機用のポンプ装置を、貯水源の水を吸入し吐出可能とするポンプ本体と、水の濾過機能を有する濾過装置とを備えた構成とする。前記濾過装置は、前記ポンプ本体下部の吸水側に一端が着脱可能に接続され、他端に流入口を有する中空容器状の濾過ケースと、この濾過ケースの内方に着脱可能に収容され、周壁に複数の通水孔を有する有底筒状のコア部材と、このコア部材の外周側面に装着され水に含まれる不純物を濾過する濾材と、前記コア部材の内側部に収容され水に対する徐溶性を有する抗菌剤と、を具備した構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】外部の貯水源の水中に投入して洗濯機に水を供給する洗濯機用のポンプ装置を、貯水源の水を吸入し吐出可能とするポンプ本体と、水の濾過機能を有する濾過装置とを備えた構成とする。前記濾過装置は、前記ポンプ本体下部の吸水側に一端が着脱可能に接続され、他端に流入口を有する中空容器状の濾過ケースと、この濾過ケースの内方に着脱可能に収容され、周壁に複数の通水孔を有する有底筒状のコア部材と、このコア部材の外周側面に装着され水に含まれる不純物を濾過する濾材と、前記コア部材の内側部に収容され水に対する徐溶性を有する抗菌剤と、を具備した構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、濾過機能や抗菌機能を備えた洗濯機用のポンプ装置に関する。
従来、洗濯機用の洗濯水としては一般的に外部の水源として水道水を利用しているが、水道インフラの整備が十分でない地域では、たとえば水道水圧が低くて水量を確保するのに長時間を要するため、予め水源からの水を貯水タンクに貯留し、この貯水源たる貯水タンク内に機外に備えた、つまり洗濯機に対し外付けした給水用のポンプ装置を投入して、水を洗濯機に汲み込み洗濯するようにしている。この場合、貯水タンクや配水管などの給水設備の老朽化などにより鉄錆(赤錆)が発生して水に混入し、水が赤色に濁る場合(赤水)がある。この水で洗濯すると、洗濯物に鉄錆成分が残留付着し、洗濯物が変色(黄ばみ)するなどの憂いを有する。
あるいは、節水のために貯水源として浴槽に残した風呂水などを利用して、上記同様に給水用のポンプ装置を投入して洗濯機に給水し洗濯水として活用する場合も多いが、雑菌類が繁殖するおそれがある。たとえば、衣類に付着した雑菌類は、洗濯しても完全に除去できない場合が多く、その雑菌が繁殖すると臭気を発生するおそれがある。
そこで、不純物を濾過する濾材とか抗菌作用を有する抗菌剤を備えたポンプ装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
ところが、この種ポンプ装置では多機能化を図るほど大型化し、たとえばポンプ装置が有する流水経路に沿って、上記抗菌剤や濾材を段階的に配置する構成としており、そのため配置方向に縦長となり取扱い性などの使い勝手も低下する。
ところが、この種ポンプ装置では多機能化を図るほど大型化し、たとえばポンプ装置が有する流水経路に沿って、上記抗菌剤や濾材を段階的に配置する構成としており、そのため配置方向に縦長となり取扱い性などの使い勝手も低下する。
そこで、貯水源から給水可能とするポンプ機能、水中の不純物を濾過する濾過機能、および洗濯物に抗菌効果を付与する抗菌機能等を具備しながら、コンパクトな構成にて取扱い性も良好な洗濯機用のポンプ装置を提供することにある。
本実施形態の洗濯機用のポンプ装置によれば、外部の貯水源の水中に投入して洗濯機に水を供給するポンプ装置にあって、該ポンプ装置は貯水源の水を吸入し吐出可能とするポンプ本体と、水の濾過機能を有する濾過装置とを備えた構成とする。前記濾過装置は、前記ポンプ本体下部の吸水側に一端が着脱可能に接続され、他端に流入口を有する中空容器状の濾過ケースと、この濾過ケースの内方に着脱可能に収容され、周壁に複数の通水孔を有する有底筒状のコア部材と、このコア部材の外周側面に装着され水に含まれる不純物を濾過する濾材と、前記コア部材の内側部に収容され水に対する徐溶性を有する抗菌剤と、を具備した構成とする。
以下、洗濯機用のポンプ装置の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
そのうち図2は、たとえば洗濯運転から脱水運転までを自動的に行なう自動型の洗濯機1に適用したポンプ装置2の使用状態を示す外観斜視図で、洗濯機1の外郭を形成する本体3内には、図示しないが周知のように水受け槽と、水受け槽の内方に脱水槽を兼用した洗濯槽を回転可能に設けた構成としている。この本体3の上面を形成するトップカバー4には、開閉可能な洗濯蓋5が設けられ、その前方には各種の運転内容を設定する操作パネル6を備えている。
そのうち図2は、たとえば洗濯運転から脱水運転までを自動的に行なう自動型の洗濯機1に適用したポンプ装置2の使用状態を示す外観斜視図で、洗濯機1の外郭を形成する本体3内には、図示しないが周知のように水受け槽と、水受け槽の内方に脱水槽を兼用した洗濯槽を回転可能に設けた構成としている。この本体3の上面を形成するトップカバー4には、開閉可能な洗濯蓋5が設けられ、その前方には各種の運転内容を設定する操作パネル6を備えている。
上記トップカバー4の後方部には、水道水給水口7およびポンプ水給水口8が設けられている。その水道水給水口7は、外部水源からの水道水を洗濯機1(洗濯槽)に供給するための円筒状をなし、図示しない水道水用の給水ホースを嵌合接続可能としている。この水道水給水口7の内部には図示しない給水電磁弁が設けられ、洗濯機1の運転に応じて弁開閉が自動的に行なわれ給水制御を可能としている。
一方、ポンプ水給水口8は、ポンプ装置2に接続された給水ホース9の他端が着脱可能に接続されている。この給水ホース9は、詳細は後述するが樹脂製で伸縮可能な蛇腹状とすべく螺旋形状に形成され、弾力性および可撓性に富むホース構成としていて、ポンプ水給水口8を介して洗濯機1(洗濯槽)内の給水経路に連通した状態にある。また、上記給水ホース9のポンプ水給水口8への接続と同時に洗濯機1の制御回路と電気的に接続され(詳細は後述する)、洗濯機1の運転制御に基づき上記ポンプ装置2の動作を制御可能としている。
なお、図2中の符号10は、作用説明用に貯水源としての浴槽を二点鎖線で模式的に示したもので、また符号11は、洗濯機1本体3の上部に設けた有底筒状をなすポンプ収容部で、縦型状態のポンプ装置2を収容保持可能とするもので、作用説明も含め詳細は後で述べる。
次に、図1および図3を参照して、前記ポンプ装置2の具体構成につき説明する。なお、図1はポンプ装置2の全体構成を示し、図3はポンプ装置2を構成するところの後述する濾過装置13の分解した構成を示している。
まず、図1に示すポンプ装置2は、上部に位置するポンプ本体12と、該ポンプ本体12の下部側に接続された濾過装置13とから構成されている。そのうち、ポンプ本体12は一般的な水中ポンプの構成にあって、ポンプケース14内にポンプ用モータ15およびポンプ用羽根車16を具備し、羽根車16を有するポンプケース14内は、その下面側に形成した吸水口17を有する渦巻き室(図示せず)を形成しており、その吐出側に上方に筒状に延びる吐出口18を形成している。なお、吸水口17は下方に円筒状に突出し、その外周側面にねじ部17aを形成している。また、ポンプケース14の下部外周側面にもねじ部14aを形成している。
一方、上記吐出口18には、前記給水ホース9が嵌合接続され、その他端は図2にて開示したように洗濯機1のポンプ水給水口8に着脱可能に連通接続されている。この給水ホース9内には、前記ポンプ用モータ15から導出された電線ケーブル20が螺旋状に沿って一体的に形成され、その他端は洗濯機1側に電気的に接続されている。その詳細は後述するが、給水ホース9をポンプ水給水口8に嵌合接続するとき、併せて電気的にも接続容易な構成としている。
このようなポンプ本体12に対して、その吸水口17を有する下面側に前記濾過装置13が着脱可能に装着されている。この濾過装置13は、外郭を形成する濾過ケース21と、該濾過ケース21の内方に配置されたコア部材22と、該コア部材22の外周側面に装着された濾材23とから構成され、さらに本実施形態ではコア部材22の内側部に抗菌剤24を収容した構成としている。
具体的には、図3の分解斜視図とともに説明すると、濾過ケース21は上面を開口した有底円筒状をなし、たとえば透明な樹脂材料(アクリルニトリルブタジエンスチレン樹脂、アクリルニトリルスチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂など)で形成され、内部を透視可能としている。その底部21aには、複数の流入口25を有するとともに、開口する上端部の内周面には、ねじ部21bが形成され、前記ポンプケース14の下部のねじ部14aとねじ結合し、着脱容易な結合構成としている。したがって、ポンプケース14の上壁面はポンプ本体12の下面側で構成されることで、内方に空間を形成することになる。
また、上記ねじ部21bの下方部位に複数個、たとえば2個の空気抜き穴26を相対峙する位置に形成している。この空気抜き穴26は、濾過ケース21をポンプケース14と結合し組み込んだ状態において、濾過ケース21内に形成される空間領域の上部に位置して設けている。なお、底部21aの外周囲には下方に間欠的に突設した脚部27を設け、つまり各脚部27間の隙間から流入口25に至る水の流入通路を確保している。
そして、上記濾過ケース21の内周壁面(少なくとも内底面および内側面)と十分な空隙を確保した内方に位置して円筒状のコア部材22が配設されている。このコア部材22は、有底円筒状のコア本体28と、その上面開口を塞ぐように結合された蓋体29とから構成されている。そのうちコア本体28は、周側壁の上半部に内外に通じる複数の通水孔30を有するのに対し、同下半部領域(周側壁および底壁)は無孔状態の構成とし、所謂水溜め部として機能する無孔円筒状の収容部31を形成しており、前記抗菌剤24(詳細は後述する)を収容可能としている。また、コア本体28の開口端たる最上部の内側面にはねじ部28aを形成している。
一方、上記蓋体29は円盤状をなし中央部に筒状の開口部32を上方に突設し、その内側面にねじ部32aを形成し、さらに円盤状の外周側面にねじ部29aを形成している。よって、ねじ部29aはコア本体28のねじ部28aとねじ結合され、コア部材22を構成するとともに、開口部32のねじ部32aはポンプケース14の吸水口17外周側面のねじ部17aとねじ結合されることで、コア部材22が濾過ケース21内方の中空位置に配置固定される。
上記コア部材22の外周側面には、濾材23が装着されており、該濾材23は水に含まれる鉄錆などの不純物を捕獲除去できる濾過機能を有する。その素材としては、古着や不要となった衣類生地など柔軟な布生地であれば利用可能で、たとえば本実施形態では白色系の不織布をシート状に切り出したものを、図3に示すように円筒状に形成し、その両端部を縫い合わせて、前記コア部材22の直径寸法とほぼ等しく、且つコア部材22の高さ寸法とほぼ等しい円筒形状の濾材23を形成している。よって、濾材23は自身の柔軟性や弾力性を利用してコア部材22の外周側面に嵌め込むことで、外周側面の全面を覆うように装着され、容易に脱落することなく着脱可能に保持される。
これに対し、コア部材22の内側部である収容部31には、洗濯物に抗菌効果を付与するに有効な抗菌剤24が収容されている。この抗菌剤24は、本実施形態では交換などで着脱作業を容易にするため、容器状の収納ケース33内に収納され、所謂カセット化され取扱いを容易としている。
ここで、上記抗菌剤24について、その組成や機能などの特徴について説明すると、抗菌剤24は図1に示すように適宜の多面体形状に形成された粒状をなし、水に浸すと抗菌成分を溶出するもので、所謂水に対する徐溶性を有するもので、抗菌性を有する金属元素と、リン酸系ガラスとからなるものである。たとえば、本実施形態では所望の抗菌成分を溶出するに好適とする銀酸化物が約3重量パーセント、酸化亜鉛が約27重量パーセント、酸化コバルトが約1重量パーセント、およびリン酸カルシウムが約69重量パーセントから構成されている。
上記各成分の機能としては、銀酸化物は抗菌性を有する銀イオンを抗菌成分として水中に溶出し、後の作用説明で述べるように洗濯中の洗濯物に抗菌効果を付与する。この銀酸化物の含有量が0.1重量パーセント以下であると実質的な抗菌作用が得られなくなり、5重量パーセント以上であると光によって褐色に変色し易くなり、製造コストも高くなるなど不利である。よって、銀酸化物の含有量は、0.1〜5重量パーセントが好ましい。
酸化亜鉛は、主として銀酸化物の褐色化を防止する機能を担うものである。なお、この酸化亜鉛から溶出される亜鉛イオンにも、銀イオンほどではないが抗菌作用が認められることから、抗菌成分としての機能も担う。ただし、酸化亜鉛も若干ではあるが変色することがあるため、その含有量は50重量パーセント以下とすることが好ましい。
酸化コバルトは、抗菌剤24自体を青色に着色するための金属酸化物として添加されるもので、極めて少ない含有量でも抗菌剤24を鮮やかな青色に着色することができる。この着色により、詳細は後述するが抗菌剤24の有無や残量を目視により確認するのに有効である。
そして、上記リン酸系ガラスは、溶解性ガラスとしてリン酸成分(P205)を主成分としているが、このリン酸成分(P205)は、ガラスの透明性を維持したり、銀イオンを水中に徐溶させる効果を有する。ただし、濃度が10重量パーセントを下回ると機械的強度を維持できなくなるおそれがあり、一方、80重量パーセントを超えても機械的強度の低下を招くおそれがある。そのため、リン酸成分(P205)の含有量は、抗菌剤24全体の10〜80重量パーセントが好ましく、最適には30〜70重量パーセントとするのがよい。
このような、抗菌剤24は前記コア部材22の収容部31に直接収容することも可能であるが、収納ケース33に収納して該収納ケース33をコア部材22内から着脱可能としている。この収納ケース33は、全体構成として中空円筒状をなし、樹脂成形により一体に成形されている。たとえば、収納ケース33は、図3に示すように円筒状で有底容器状の容器部33aと、該容器部33aの上面開口を開閉可能とする平板状の蓋部33bとから構成され、蓋部33bの周端部の一部が、容器部33aの上端部と連結した状態で一体に成形され、その連結部は可撓性を有するヒンジ部として機能させることで、蓋部33bを矢印方向に回動可能とし、もって容器部33aに対し開閉可能としている。
この収納ケース33には、内外の通水性をよくするため容器部33aおよび蓋部33bに適宜の形状の多数の透孔34,35を形成している。これにより、内部に収容した抗菌剤24の抗菌成分が容器外に流出可能とすることはもとより、内部の抗菌剤24の残量などの収納状態を外部から容易に目視できるようにしている。なお、蓋部33bの外周端部の3箇所には弾性変形可能な係合爪部36を突設し、これに対応する容器部33aには該係合爪部36を弾性的に引っ掛ける被係合部37を形成し、もって蓋部33bを閉鎖状態に係合保持し、また離脱可能とする係合手段を構成している。
また、抗菌剤24を収納した上記収納ケース33は、図1に示すようにコア部材22の無孔状の収容部31内に収まる形状にあって、着脱可能に収容される。これにより、濾過ケース21内に濾材23や抗菌剤24を具備してなる濾過装置13が構成される。
次いで、図4に基づきポンプ装置2を洗濯機1側に接続する関連構成につき説明する。前記したように、ポンプ装置2に一端が連結された前記給水ホース9の他端には、洗濯機1のポンプ水給水口8に連通接続するための接続部材38と、洗濯機1側と電気的に接続されるコネクタ39とを一体的に設けている。
まず、接続部材38の構成につき述べると、これは給水ホース9と連通した給水筒部38aと、抜け止めレバー38bとを樹脂にて一体成形されている。給水筒部38aは、ポンプ水給水口8に挿入することで、パッキン40を介して水密に嵌合接続され、機内側の給水通路41と連通し、図示しない洗濯槽に至るポンプ用の給水経路が形成される。
そして、抜け止めレバー38bは上記給水ホース9の接続状態を保持するために、弾性変形によりシーソー運動可能に突設され、その下端部の爪部がトップカバー4の係合孔4aに弾性的に係合することで、上方への抜け止めとして機能し、また抜け止めレバー38bの上端部を押圧操作することで上記係合状態から容易に離脱可能としている。
一方、コネクタ39はポンプ装置2を洗濯機1側と電気的に接続できるように、給水ホース9内に螺旋状に沿って設けられた電線ケーブル20と接続した端子部39aを有する。このコネクタ39に対し、着脱可能とするソケット42が洗濯機1側たるトップカバー4側に設けられ、洗濯機1側からの電源を供給可能とするための端子部42aを有している。したがって、コネクタ39をソケット42に挿入することで、端子部39a、42a間が接続され導通状態となる。この結果、ポンプ装置2への電源供給可能となり、該ポンプ装置2は洗濯機1の制御回路に接続され、つまり洗濯機1の運転動作に応じて自動的に通断電制御される。
なお、ポンプ用の給水経路を形成する給水筒部38aのポンプ水給水口8への接続作業に併せて、コネクタ39とソケット42との電気的接続を容易に可能としている。
また、ここで前記電線ケーブル20の具体構成につき図4を参照して説明すると、これは導電性を有する導線20aと、これを被覆した樹脂製の絶縁被覆材20bとから構成される。この電線ケーブル20は、導電性以外に蛇腹状の給水ホース9の弾力性の強度アップも兼ねている。すなわち、導線20aは硬質の金属線を用いて、電線ケーブル20を給水ホース9の螺旋状凹部に沿うように溶着して一体的に設けることで、伸縮性と適度の弾性的強度が得られるようにしている。
また、ここで前記電線ケーブル20の具体構成につき図4を参照して説明すると、これは導電性を有する導線20aと、これを被覆した樹脂製の絶縁被覆材20bとから構成される。この電線ケーブル20は、導電性以外に蛇腹状の給水ホース9の弾力性の強度アップも兼ねている。すなわち、導線20aは硬質の金属線を用いて、電線ケーブル20を給水ホース9の螺旋状凹部に沿うように溶着して一体的に設けることで、伸縮性と適度の弾性的強度が得られるようにしている。
次に、上記構成のポンプ装置2を利用した洗濯機1の作用について述べる。ポンプ装置2に接続された給水ホース9の他端は、図2,4に示すように先端部の給水筒部38aが洗濯機1側のポンプ水給水口8に接続され、またコネクタ39がソケット42に差し込まれ、ポンプ装置2は電線ケーブル20を介して洗濯機1の制御回路に接続され稼動可能な状態にある。
一方、ポンプ装置2は、図2中に二点鎖線で示す浴槽10内の水中に没した状態にあって、濾過装置13の底部21a側の脚部27が浴槽10の内底面に載置された縦型状態、所謂縦置き状態に設置される。ところで、ポンプ装置2を水中に投入する場合、通常濾過装置13側の流入口25側を先端に投入される。その際、水は多数の流入口25から濾過ケース21内に流入し始め、該濾過ケース21内の空気は下方から押し上げられて上部の空気抜き穴26から濾過ケース21外に放出され(図1中に破線矢印で示す)、水中から大気中に放出される。これにより、濾過装置13は大きな抵抗を受けることなく速やかに水中に没することができ、且つ浴槽1内の所望位置に縦置き状態に容易に設置できる。
上記準備した状態で、操作パネル6を操作し所望の洗濯運転コース等を設定して運転をスタートすると、まず洗濯行程が開始される。この洗濯行程開始時の給水行程では、ポンプ装置2が制御され稼動する。すなわち、図4で開示したようにコネクタ39がソケット42に差し込まれていることで、電線ケーブル20を介してポンプ本体12(ポンプ用モータ15)は洗濯機1の制御回路に接続された状態にある。よって、運転スタートによる給水行程ではポンプ本体12を稼動制御するなど、必要に応じたポンプ作用が実行される。
この結果、浴槽10内の水がポンプ本体12により吸い込まれ、給水ホース9から洗濯機1のポンプ水給水口8等のポンプ用の給水経路を介して図示しない洗濯槽に供給される。この給水行程では、たとえば図示しない水位センサにより所定水位に達したことを検知することで、該検知信号を入力した制御回路はポンプ本体12の駆動を停止する。これ以降は、詳細は省略するが一般周知の洗濯行程、すすぎ行程、および脱水行程などが進行する運転コースを自動的に行なわれ、予め設定されたプログラムに基づき必要な給水動作に応じてポンプ本体12(ポンプ用モータ15)が駆動される。
このように、浴槽10内に設置されたポンプ装置2による給水(吸水)動作について、以下に詳細に説明する。ポンプ装置2は、浴槽10内の底部に図1,2に示すように縦置き状態に設置されており、ポンプモータ15が駆動し羽根車16が回転することで吸水口17からポンプケース14内に水を吸い込み、そして吐出口18から吐出するポンプ機能を発揮する。
この場合、水はまず濾過装置13の底部21aに形成された流入口25から濾過ケース21内に流入する。流入口25は浴槽10底面に吸着することなく、間欠的に突設された脚部27間の隙間から円滑に流入するとともに、既に濾過ケース21内の空気は図1に破線矢印で示すように空気抜き穴26から放出されているので該濾過ケース21内の水の流れは速やかに移動する。このことは、ポンプ本体12によるポンプ機能が空気を吸込むことなく水の吸い込み作用を有効に発揮する。ただし、浴槽10内の水位が空気抜き穴26までに達すると、外気を吸入することとなり正常なポンプ機能が維持できなくなるので、この空気抜き穴26に達するまでの水位が残水として残る。
以下、正常なポンプ機能に基づきポンプ装置2の主に濾過装置13側における水の流れにつき説明すると、図1中に実線矢印で示すように濾過装置13下部の流入口25から濾過ケース21内に流入した水は、濾材23を通り抜けコア部材22の複数の通水孔30を通り抜け、ポンプ本体12側の吸水口17に吸い込まれるようにしてポンプケース14内に流入する。このポンプ本体12側に流入する水は、全てが濾材23を通過して濾過される。つまり、水中に混入した微細な不純物などを有効に除去でき、また貯水タンクなど他の貯水源から吸水する場合には鉄錆(赤錆)などの微細な不純物に対しても有効に除去できるもので、所謂濾過装置2として本来の濾過機能を発揮して不純物を濾過した清浄な水をポンプ本体12側、延いては洗濯機1側に供給することを可能としている。
なお、濾材23はコア部材22の外周側面全体を覆っているが、該コア部材22の下半部領域は通水孔30を設けていない無孔状の有底筒状(収容部31に相当)をなしているため、これに対応する濾材23の下半部における水の通過は上半部(通水孔30に対応)に比べて良好とはいえないが、濾材23を浸透してコア部材22の内部に流れ込む。したがって、濾材23の上半部が捕獲した不純物で目詰まり状態が進行し通水性が低下した場合、下半部における水の流通や濾過作用が一層有効化し、濾過装置13として本来の濾過機能を長く維持できる。
一方、上記コア部材22周りの水の流れに対し、該コア部材22内の抗菌剤24は、上面を除く周囲が無孔状とする収容部31に、収納ケース33に入れられた状態で収容されているため、側方から直接水の流れを受けることは少ない。ただし、濾過装置13が浴槽10内に設置された段階で、水は濾材23およびコア部材22を通して収容部31に流入しているため、当然収納ケース33内の抗菌剤24も水に浸かった状態にある。この収容部31内の水は、ポンプ本体12の駆動に伴い該収容部31および収納ケース33の上面側を流れる水と接触状態にあることから、徐々に収納部31から上方に流出して新しい水と置換される。
ところで、徐溶性の抗菌剤24は、ポンプ本体12を駆動する給水行程において、水に浸された状態にあることから抗菌成分を溶出することが可能である。しかしながら、水との接触時間が短時間である給水行程において、所望の抗菌効果を得られるように溶解度を調整することは難しく、それが可能としても溶解性を高めた抗菌剤は、早期に消耗するため新規補給などの保守管理が煩雑となり、しかも抗菌性能も水量や給水時間などに応じて変化の度合が大きく、安定した所望の抗菌効果を得るのは容易でないなどの難点を有する。
そこで、本実施形態における抗菌剤24は、たとえば初回の洗濯作業を終えた後に抗菌剤24を水に浸漬した状態に保持し(詳細は後述する)、次回の洗濯作業における給水動作までに有効な濃度の抗菌成分を溶出できるように溶解度を調整している。つまり、通常毎日洗濯を行なうことを想定して、翌日(次回)の洗濯作業を行なうときに所望の抗菌効果が得られる徐溶性を有する組成成分としている。
そのため、本実施形態の徐溶性の抗菌剤24としては、リン酸系ガラスの主成分であるリン酸成分の配分を調整して、抗菌成分たる銀イオンの溶出度合を調整することにより、好適とする若干難溶解性の抗菌剤24を得るようにしている。したがって、実使用において1回の洗濯作業ではすすぎ行程なども含め2〜4回程度の給水行程が実行されるが、初回の洗濯作業における短時間の給水行程では、水との接触時間も少なく抗菌成分は僅か溶出するにとどめられ、洗濯物へ有効な抗菌効果を付与するには至らない。
そこで、上記した抗菌剤24が有効な濃度の抗菌成分を溶出するため、該抗菌剤24を水中に浸漬状態に保持する手段につき説明する。たとえば、初回の洗濯作業を終えた場合には、図2に示す使用形態にあるポンプ装置2を未だ水が残っている浴槽10から取り出す。このとき、ポンプ装置2は縦置き状態とする使用形態のまま持ち上げる、つまり縦型状態を維持する。すると、ポンプ装置2(ポンプ本体12および濾過装置13)内の大半の水は、図1の実線矢印で示すポンプ本体12の駆動時の水の流れとはほぼ逆方向の流れとなって、最終的には濾過ケース21の空気抜き穴26や下部の流入口25から外部に流出する。
しかしながら、コア部材22の下半部の収容部31は、水溜め部として機能する無孔状の有底筒状をなしているため、該収容部31内の所定量の水は流出することなく残存する。つまり、収納ケース33内の抗菌剤24は所定量の水に浸漬した状態のままポンプ装置2は外部に取り出される。そして、この縦型状態のままポンプ装置2を、図2に示す洗濯機1に設けたポンプ収容部11内に収容する。該ポンプ収容部11は、ポンプ装置2全体を着脱可能に収容するとともに、該ポンプ装置2を縦型状態に保持固定する。
このように、所定量の水の中に浸漬状態で長時間保管された徐溶性の抗菌剤24は、水との有効な接触時間が得られ、有効濃度の抗菌成分を溶出して飽和状態にまで達する。よって、次回洗濯作業を行なう場合には、ポンプ収容部11からポンプ装置2を取り出し、その縦型状態のまま浴槽10内に投入し、縦置き状態に設置するなど上記同様にポンプ装置2を稼動する準備を行なった後、洗濯機1による運転を実行すればよい。
この結果、洗濯水として供給する給水行程では、前記同様にポンプ作用を受けて図1中の実線矢印で示す方向に水は流れ、濾材23により不純物が除去された水が給水ホース9等を経て洗濯機1に供給される。しかも、上記した初回の洗濯作業と異なり、収容部31内には既に必要な抗菌成分が溶出した一定の混合水が貯留されているので、この抗菌成分を含む洗濯水が洗濯槽内に供給され洗濯物に含浸するように付着することで、洗い上がりの洗濯物に対し所望の抗菌効果を付与することができる。
これにより、抗菌剤24は早期溶解を必要としないので、長期間使用可能とすることができて濾過装置13の分解を伴う抗菌剤24の補給作業も軽減できる。ただし、この濾過装置13の分解組立は簡単に行なうことができるもので、たとえばポンプ本体12側と分離するには濾過ケース21およびコア部材22とも、いずれもねじ結合を用いているので、その結合から手作業にて容易に離脱でき且つ組立も容易にできる。
このような分解組立を必要とする場合は、透明な濾過ケース21の外方から濾材23の汚れ具合(目詰まり状態)を確認し、たとえば濾材23の交換を必要とする場合には、濾過ケース21のみをポンプ本体12側から離脱した分解状態にて簡単に行なうことも可能であるとともに、特に濾材23を白色系の布材料とすることで一層汚れ具合が明確に確認でき、分解することなく濾材23の交換時期などを容易に判別できて便利である。
一方、抗菌剤24の消耗により新たに補給する場合には、濾過装置13全体の分解組立が必要となるが、コア部材22自体もねじ結合を用いた組立構成なので簡単な手作業にて分解できる。しかも、抗菌剤24は本実施形態で示すように収納ケース33内に収納されたカセット形態としているので、補給時の取扱い性にも優れ、さらにはコア部材22も透明樹脂製であれば該コア部材22の外部から収納ケース33を通して視認することが可能となり、抗菌剤24の補給の要否、したがって分解の要否も予め確認できて便利である。
以上説明したように、濾過装置13を有するポンプ装置2を洗濯機1に適用した実施形態によれば、次のような効果が期待できる。
ポンプ装置2が有するポンプ本体12により、浴槽10や他の貯水タンクなどの貯水源から、洗濯水として洗濯機1に容易に供給できる。この場合、ポンプ本体12下部の吸い込み側に設けた濾過装置13の濾材23により濾過され、水中の不純物を除去された浄水を洗濯水として供給でき、特に貯水タンクなどを貯水源とする場合に生じ易い鉄錆(赤錆)などの微細な不純物に対しても、濾材23を不織布で構成することで確実に除去し浄水化でき、洗濯物を汚したり変色するのを防止できる。
ポンプ装置2が有するポンプ本体12により、浴槽10や他の貯水タンクなどの貯水源から、洗濯水として洗濯機1に容易に供給できる。この場合、ポンプ本体12下部の吸い込み側に設けた濾過装置13の濾材23により濾過され、水中の不純物を除去された浄水を洗濯水として供給でき、特に貯水タンクなどを貯水源とする場合に生じ易い鉄錆(赤錆)などの微細な不純物に対しても、濾材23を不織布で構成することで確実に除去し浄水化でき、洗濯物を汚したり変色するのを防止できる。
さらには、濾過装置13は抗菌機能を付加して洗濯物に衛生的な抗菌効果を付与できるようにした。この実施形態では、濾過装置13のコア部材22の内側部に水溜め部として貯水可能な収容部31を設け、この収容部31に水に対する徐溶性の抗菌剤24を収容した。具体的には、濾過装置13を有するポンプ装置2を浴槽10の貯水源から外部に取り出したとき、上記収容部31に貯水した状態でポンプ装置2を洗濯機1に設けたポンプ収容部11に保持できるようにした。
したがって、この貯水中に浸漬された抗菌剤24は、水と十分な接触時間を得て有効濃度の抗菌成分を溶出でき、次回ポンプ装置2を利用して洗濯作業する際には、予め抗菌成分を溶出した水を洗濯槽に供給でき、洗濯物に有効な抗菌効果を付与できる。また、抗菌剤24は、通水性の良好な容器状をなす収納部33に収納してカセット化しているので、抗菌剤24の補給などのため新しく交換する際、その取扱いが容易で着脱作業するに便利であるなど使い勝手がよい。
上記のように、ポンプ機能、濾過機能、および抗菌機能などの多機能を有するポンプ装置2は、この種機能を具備しない既存の各種洗濯機に対しても、所謂外付けにより採用することができる利便性を有する。また、ポンプ装置2の全体構成として、ポンプ本体12下部の吸水側に着脱可能に濾過装置13を設け、この濾過装置13においては周壁に複数の通水孔30を有するコア部材22の外周側面に濾過機能を発揮する濾材23を装着する一方、同コア部材22の内側部に抗菌機能を発揮する抗菌剤24を収容する構成とした。
つまり、コア部材22の内外にそれぞれ抗菌剤24と濾材23を配置する構成としたので、濾過装置13は上下の縦方向の寸法を小さくすることができる。よって、上部にポンプ本体12、その吸水側たる下部側に濾過装置13を組み込んだ縦方向の全体寸法が大きくなるのを抑え、多機能を有するもののポンプ装置2全体をコンパクトな構成にて提供できる。
また、具体的には濾材23は、抗菌剤24の外周側を覆う構成であるので、貯水源からの水にあっても濾過した水により抗菌剤24から抗菌成分を溶出することができ、洗濯物に対し安全で衛生的で有効な抗菌効果を付与できる。
そして、抗菌剤24から実用に有効な濃度の抗菌成分を溶出する手段として、抗菌剤24を収容するコア部材22の下方領域たる下半部に設けた収容部31を、通水孔30を有しない無孔状をなし上面を開口した貯水可能な水溜め部として機能する容器状に形成した。これにより、ポンプ装置2を浴槽10などの貯水源から取り出したとき、収容部31に貯水した状態で取り出すことができ、且つ貯水した状態のまま洗濯機1に設けたポンプ収容部11に保持できる構成とした。
このため、貯水中に徐溶性の抗菌剤24を長時間浸漬することができるから、本来必要とする濃度の抗菌成分を溶出した溶液が得られ、洗濯物に有効な抗菌効果を付与することができるとともに、ポンプ収容部11はポンプ装置2を保管できるので、不使用時におけるポンプ装置2および給水ホース9などが邪魔になることなく整理整頓できる。なお、本実施形態では、次回の洗濯作業時に抗菌効果を発揮できるように説明したが、初回の洗濯作業にあっても有効化できる。たとえば、予め収容部31内に水を注入して抗菌剤24を浸漬した状態のポンプ装置2をポンプ収容部11に保持しておき、このポンプ装置2を浴槽10内に縦置き状態に設置すれば、初回の洗濯作業でも有効な抗菌効果を発揮させることが可能である。
また、濾過装置13を構成する濾過ケース21の流入口25を下面側とする縦型配置にて、該濾過装置13が水中に投入される際、濾過ケース21内の空気は該濾過ケース21の上部に設けた空気抜き穴26から逃がすことができ、濾過装置13(ポンプ装置2)を速やかに水中の所望位置、たとえば浴槽10の底部上に容易に設置できる。
なお、本実施形態では不織布の濾材23を円筒状に形成してコア部材22に対して脱着可能に嵌合装着する構成としたが、これに限らず、たとえばシート状の布材料をコア部材22に巻き付けて適宜の紐部材で束縛したり、或は弾性バンドを巻回して保持するようにしてもよい。また、分解可能とする濾過装置13は、上部のポンプ本体12側との結合や、濾材23や抗菌剤24を保持するコア部材22の構成においてもねじ部による結合手段を採用しているので、特別な工具を要することなく分解組立作業が簡単にできる。ただし、これに限らず樹脂製による弾性係合など他の結合手段も種々展開して採用可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略,置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2はポンプ装置、8はポンプ水給水口、9は給水ホース、10は浴槽(貯水源)、11はポンプ収容部、12はポンプ本体、13は濾過装置、14はポンプケース、17は吸水口、20は電線ケーブル、21は濾過ケース、22はコア部材、23は濾材、24は抗菌剤、25は流入口、26は空気抜き穴、31は収容部(水溜め部)、33は収納ケース、38は接続部材、39はコネクタ、および42はソケットを示す。
Claims (6)
- 外部の貯水源の水中に投入して、洗濯機に水を供給するポンプ装置にあって、
前記ポンプ装置は、
貯水源の水を吸入し吐出可能とするポンプ本体と、
前記ポンプ本体と着脱可能に接続され水の濾過機能を有する濾過装置とを備え、
前記濾過装置は、前記ポンプ本体下部の吸水側に一端が着脱可能に接続され、他端に流入口を有する中空容器状の濾過ケースと、
前記濾過ケースの内方に着脱可能に収容され、周壁に複数の通水孔を有する有底筒状のコア部材と、
前記コア部材の外周側面に装着され水に含まれる不純物を濾過する濾材と、
前記コア部材の内側部に収容され水に対する徐溶性を有する抗菌剤と、
を具備した構成を特徴とする洗濯機用のポンプ装置。 - 濾材は、抗菌剤の外周側を覆う配置構成としたことを特徴とする請求項1記載の洗濯用ポンプ装置。
- 抗菌剤を収容するコア部材の下部領域は、通水孔を有しない水溜め部として機能する構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機用のポンプ装置。
- 濾過ケースの流入口を下面側とする縦型配置にて水中に投入するポンプ装置にあって、前記濾過ケースの上部位置に空気抜き穴を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯機用のポンプ装置。
- 抗菌剤は、容器状の収納ケース内に収納され、該収納ケースはコア部材の内側部に着脱可能に収容したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の洗濯機用のポンプ装置。
- 洗濯機には、濾過ケースの流入口を下面側とする縦型配置とした状態のポンプ装置を、収容保持するポンプ収容部を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の洗濯機用のポンプ装置。
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