JP2014031226A - 積層成形システムおよび積層成形方法 - Google Patents

積層成形システムおよび積層成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムに関して、比較的低いコストにより連続フィルムの正確な張力制御または移送制御を可能とする。
【解決手段】巻き出しロール12,13から連続フィルムF1,F2を積層成形装置4に送り、前記連続フィルムF1,F2を停止した状態で該積層成形装置14にて積層成形品Mの積層成形を行い、その後に前記連続フィルムF1,F2を巻き取りロール15,16に巻き取る積層成形システム11において、巻き出しロール12,13と巻き取りロール15,16にはロールの直径を検出するセンサ24,27,33,36と、センサ24,27,33,36による検出値を用いてトルクを制御可能なトルクモータ23,26,32,35とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムに関するものである。
巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムの連続フィルムの送りに関しては、特許文献1および特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1は、キャリアフィルムの巻取ロールの駆動用にトルクが回転数の増加に対して減少する垂下特性を有するモータを採用し、キャリアフィルムの移動速度が変化してもキャリアフィルムに弛みが生じないようにしたものである。
また特許文献2は、巻き出しロール及び巻き取りロールの回転速度と、該回転速度に基づいて算出される前記巻き出しロール及び巻き取りロールの直径と、前記巻き出しロール及び巻き取りロールの直径に基づいて算出される前記巻き出しロール及び巻き取りロールの全重量との各変数に基づいてトルク値を演算してフィルムの張力制御を行っている。
特開2002−103439号公報(請求項1、図1) 特開2008−56486号公報(請求項1、0011、0035、図1)
しかしながら特許文献1では、巻き出しロールおよび巻き取りロールの直径を測定することなく、フィルムの送り速度からモータの制御を行っているので、連続フィルムの巻き取り開始から巻き取り完了までの間、フィルムの張力を常に一定に保つことが難しかった。
一方特許文献2は、巻き出しロールおよび巻き取りロールの回転速度からロールの重力を換算してロールの直径を算出している。しかしながら特許文献2は、ロールの直径を直接計る方式よりも困難な計算を行う必要があった。また特許文献2は巻き出しロールと巻き取りロールの制御にサーボモータを使用していることから、他のモータを使用した積層成形装置よりも高価なものとなるという問題があった。また特に特許文献2は、把持移送装置を使用しないため、把持移送装置と巻き出しロール等の関係については何ら検討されていない。
そこで本発明は、本発明は、巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムに関して、比較的低いコストにより連続フィルムの正確な張力制御または移送制御を可能とした積層成形システムおよび積層成形方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の積層成形システムは、巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムにおいて、前記巻き出しロールと巻き取りロールにはロールの直径を検出するセンサと、
前記センサによる検出値を用いてトルクを制御可能なトルクモータとが備えられたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の積層成形システムは、請求項1において、前記積層成形装置の後工程には、連続フィルムを把持して所定距離直線的に移動させる把持移送装置が備えられたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の積層成形方法は、巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形方法において、前記巻き出しロールと巻き取りロールにはロールの直径をセンサにより検出し、前記センサによる検出値を用いてトルクモータのトルクを制御して、連続フィルムの張力または移送速度を略一定にすることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の積層成形方法は、請求項3において、前記積層成形装置の後工程には、連続フィルムを把持して所定距離直線的に移動させる把持移送装置が備えられ、連続フィルムを送るときには、把持移送装置の力と巻き出しロールの力の関係が常に略一定になるように巻き出しロールのトルクモータを制御することを特徴とする。
本発明の積層成形システムおよび積層成形方法は、巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムにおいて、前記巻き出しロールと巻き取りロールにはロールの直径を検出するセンサと、
前記センサによる検出値を用いてトルクを制御可能なトルクモータとが備えらているので、巻き出しロールおよび巻き取りロールの連続フィルムの巻き量が変化しても、比較的低コストで安定して連続フィルムの張力または移送速度を保つことができる。
本実施形態の積層成形システムにおいて、把持移送装置により連続フィルムが引張られて移送されている状態を示す説明図である。 本実施形態の積層成形システムにおいて、積層成形装置により成形が行われている状態を示す説明図である。 本実施形態の積層成形システムにおいて、把持移送装置を用いずに巻き出しロールと巻き取りロールの間でフィルムの張力制御が行われている状態を示す説明図である。
本実施形態の積層成形システム11について、図1ないし図3を参照して説明する。本実施形態の積層成形システム11は、巻き出しロール12、13から連続フィルムF1,F2を積層成形装置14に送り、前記連続フィルムF1,F2を停止した状態で該積層成形装置14にて積層成形品Mの積層成形を行い、その後に前記連続フィルムF1,F2を巻き取りロール15,16に巻き取るものである。バッチ式の積層成形装置14は、上盤17に対して下盤18が相対向して設けられている。下盤18は上昇および下降可能であり、上盤17と下盤18が閉鎖された際に図示しない真空ポンプにより真空吸引される真空チャンバCが形成されるようになっている。そして上盤17の下面に設けられ加熱可能な熱板19または下盤18の上面に設けられ加熱可能な熱板20の一方には加圧エアにより膨出する膜体であるダイアフラム21が取付けられている。またダイアフラム21が設けられていない熱板19には弾性板であるゴム膜22が貼付けられている。
本実施形態では、積層成形装置14の一側(前工程側であって図1において右側)には積層材と被積層材からなる積層成形品Mを連続フィルムであるキャリアフィルムF1,F2とともに移送するための移送装置の一部が設けられている。移送装置としては、連続フィルムである上下のキャリアフィルムF1,F2の間に積層成形品Mを挟んでフィルムと共に移送させる装置が用いられる。上側の巻き出しロール12は、ロールの軸芯12aが搬送方向と直交する方向に設けられ、軸芯12aには、軸芯12aの回転を制御するためのトルクモータ23が図示しない減速機を介して取付けられている。また巻き出しロール12の上方(近傍)には、巻き出しロール12とは一定距離を隔てて非接触式の距離測定用のセンサ24が取付けられている。そして巻き出しロール12のフィルムが巻かれた外周の直径がセンサ24により直接測定可能となっている。本実施形態ではセンサ24は超音波センサが用いられるが他のセンサであってもよく、接触式のセンサであってもよい。またセンサ24、トルクモータ23については、図示しない制御装置に接続されている。そして巻き出しロール12から供給されるキャリアフィルムF1は、ローラ25により方向を変更されて積層成形装置14内に搬入される。特に上キャリアフィルムF1については垂れ下がり防止の観点から張力制御が重要となる。
また下側の巻き出しロール13についても、上側の巻き出しロール12と配置位置の細部は異なるが、基本的な構造はほぼ同じである。ロールの軸芯13aが搬送方向と直交する方向に設けられ、軸芯13aには、軸芯13aの回転を制御するためのトルクモータ27が図示しない減速機を介して取付けられている。また巻き出しロール13の下方(近傍)には、巻き出しロール13とは一定距離を隔てて非接触式の距離測定用のセンサ27が取付けられている。そして巻き出しロール13のフィルムが巻かれた外周の直径がセンサ27により測定可能となっている。そして巻き出しロール13から供給されるキャリアフィルムF2は、ローラ28により方向を変更されて積層成形装置14内に搬入される。なお下側のキャリアフィルムF2が水平方向搬送される部分のうちの最初の部分は、上側のキャリアフィルムF1が重ねらておらず、積層成形品Mを載置するステージS1となっている。
積層成形装置14の他側(後工程側であって図1において左側)には、積層成形装置14にて積層成形された積層成形品Mを連続フィルムであるキャリアフィルムF1,F2とともに移送するための移送装置の一部である把持移送装置29が設けられている。把持移送装置29は、移送される連続フィルム(キャリアフィルムF1,F2)の送り方向に対して両側にそれぞれ設けられる。把持移送装置29は、図示しないアクチュエータにより開閉するチャック30a,30bが設けられ、チャック30a,30bが閉じた際にキャリアフィルムF1,F2の両側の側端部を把持可能となっている。また把持移送装置29のチャック30a,30bは図示しない別のアクチュエータにより、図1に示されるようにガイド31に沿って、積層成形品Mの搬送方向と同じ方向に所定距離Lだけ直線的に移動させることが可能となっている。そしてまた把持移送装置29は、後退移動して元の位置に復帰可能となっている。把持移送装置29のチャック30a,30bが前進移動および後退移動する際の移動ストロークLは、積層成形品Mの1回の送り量となる。
把持移送装置29の更に他側(後工程側であって図1において左側)には、積層成形品Mを連続フィルムF1,F2とともに移送するための移送装置の一部の巻き取りロール15,16が設けられている。そのうち上側の巻き取りロール15は、ロールの軸芯15aが搬送方向と直交する方向に設けられ、軸芯15aには、軸芯15aの回転を制御するためのトルクモータ32が図示しない減速機を介して取付けられている。また巻き取りロール12の上方(近傍)には、巻き取りロール15とは一定距離を隔てて非接触式の距離測定用のセンサ33が取付けられている。そして巻き出しロール15のフィルムが巻かれた外周の直径がセンサ33により測定可能となっている。本実施形態ではセンサ33は超音波センサが用いられるが他のセンサであってもよく、接触式のセンサであってもよい。そしてキャリアフィルムF1は、ローラ34により方向を変更されて巻き取りロール15へ巻き取られる。
また下側の巻き取りロール16についても、上側の巻き取りロール15と配置位置の細部は異なるが、基本的な構造はほぼ同じである。ロールの軸芯16aが搬送方向と直交する方向に設けられ、軸芯16aには、軸芯16aの回転を制御するためのトルクモータ35が図示しない減速機を介して取付けられている。また巻き取りロール16の下方(近傍)には、巻き取りロール16とは一定距離を隔てて非接触式の距離測定用のセンサ36が取付けられている。そして巻き取りロール16のフィルムが巻かれた直径がセンサ36により測定可能となっている。そして巻き出しロール13から供給されるキャリアフィルムF2は、ローラ37により方向を変更されて巻き取りロール16へ巻き取られる。なお下側のキャリアフィルムF2が水平方向搬送される部分の最後の部分は、上側のキャリアフィルムF1が上方に向けて搬送された後に開放され、積層成形品Mを次工程に向けて搬出するステージS2となっている。
次に図1ないし図3により本実施形態の積層成形システム11を用いた積層成形方法について説明する。まず最初にポリエチレンテレフタレート等からなるキャリアフィルムF1,F2を巻き出しロール12,13にそれぞれセットする。新しいキャリアフィルムF1,F2が巻き出しロール12,13にセットされると、新しいキャリアフィルムF1,F2の先端はそれぞれ巻き取りロール15,16に巻き取られるようにセットされる。そしてこの際の巻き出しロール12,13の直径は、センサ24,27によりそれぞれ検出される。また巻き取りロール15,16の直径も、センサ33,36によりそれぞれ検出される。
そして図1に示されるように、まず絶縁層である積層材と被積層材である基板層が重ねられた積層成形品Mが下側のキャリアフィルムF2の搬入用のステージS1に載置される。次にチャック30a,30bによりキャリアフィルムF1,F2の両側の側端部を把持し、把持移送装置29の水平移動用のアクチュエータをガイド31に沿って駆動させ、他側へ向けてキャリアフィルムF1,F2を引張り、積層成形品Mを積層成形装置14内に搬入する。この際に常時一定である把持移送装置29による引張る力と、直径によって変化する巻き出しロール12,13のブレーキ力が一定の関係(実質的にはごく僅かな差は生じるのでそれらの差を含んだ略一定)になるように、巻き出しロール12のトルクモータ23と、巻き出しロール13のトルクモータ26のトルクを制御する。即ち巻き出しロール12,13の直径が大きさをセンサ24,27により測定し、センサ24,27の値を図示しない制御装置に送る。そして制御装置からトルクモータ23,26へ、把持移送装置29の力と巻き出しロール12,13のブレーキ力の関係が常に略一定になるように指令電圧を送り、前記指令電圧に対応する電力(電圧値)でトルクモータ23,26を制御する。従って当初は大きかった巻き出しロール12、13の直径が徐々に小さくなるにつれてトルクモータ23,26のトルクを上昇させていくように指令電圧を送る。そして巻き出しロール12,13と把持移送装置29の間のキャリアフィルムF1,F2の張力および移動速度は一定(略一定)に保たれる。よって積層成形品Mを含めてキャリアフィルムF1,F2にシワや垂れ下がりが生じたりすることはない。なお本発明の積層成形システム11では、使用されるキャリアフィルムF1,F2の材質、厚みによっても相違しこれに限定されるものではないが、一例として1kgf〜10kgfの張力(張力測定器による張力)がフィルムにかかるように制御がなされ、更に好適には2kgf〜6kgfの張力がかかるように制御がなされる。
また把持移送装置29に対する巻き取りロール15,16の関係は、把持移送装置29がキャリアフィルムF1,F2を送る所定の速度に対して、巻き取りロール15,16の直径は変化しても巻き取り速度が低下しないように制御される。即ち巻き取りロール15,16の直径が大きさをセンサ33,36により測定し、センサ33,36の値を図示しない制御装置に送る。そして制御装置からトルクモータ32,35へ、把持移送装置29の移送速度と巻き取りロール15,16の巻き取り速度の関係が常に一定になるように指令電圧を送り、前記指令電圧に対応する電力(電圧値)でトルクモータ32,35を制御する。従って当初は小さかった巻き取りロール15,16の直径が徐々に大きくなるにつれてトルクモータ23,26の回転速度を低下させていくように指令電圧を送る。そして把持移送装置29と巻き取りロール15,16間のキャリアフィルムF1,F2の張力および移動速度は一定(略一定)に保たれる。よって積層成形品Mを含めてキャリアフィルムF1,F2にシワや垂れ下がりが生じたりすることはない。
そして把持移送装置29のチャック30a,30bが所定距離Lだけ移動して移動完了位置に停止されると同時にキャリアフィルムF1,F2も停止され、積層成形品Mは積層成形装置14の加圧定位置に搬入される。そして積層成形装置14では、積層成形品Mが搬入されると、図2に示されるように、上盤13と下盤14が閉鎖されて真空チャンバが形成され、真空チャンバは真空ポンプにより真空吸引される。この際、ダイアフラム21の裏面側も真空吸引されている。そして次に真空チャンバ内が所定の真空度になるか、および/または所定時間が経過するとダイアフラム21の裏面側に加圧空気を導入し、積層成形品Mを所定時間加圧して積層成形を行う。そして加圧が完了すると真空チャンバ内を常圧に戻し、下盤14を下降して真空チャンバを開放する。
図2に示されるように、把持移送装置29は、積層成形装置14により成形が行われている間に、元のフィルムを引張って移動させる際の開始位置に戻り、再びキャリアフィルムF1,F2の両側の端部を把持する。従って積層成形装置14の真空チャンバが開放された際には、再び巻き出しロール12,13と把持移送装置29の間でキャリアフィルムF1,F2の張力が一定に保たれた状態となる。
また上記の例において、把持移送装置29のアクチュエータと巻き取りロール15,16のトルクモータ32,35によりキャリアフィルムF1,F2の引張りを行い、それらの引張り力に対抗してトルクモータ23,26を制御するようにしてもよい。
次に図3に示されるように、把持移送装置29を使用しないで、巻き出しロール12,13と巻き取りロール15,16の間でキャリアフィルムF1,F2等の移送や張力制御が行われる場合について説明する。積層成形システム11の把持移送装置29は、全自動運転の際に使用されるが、手動運転や半自動運転の場合は、把持移送装置29を用いずに成形を行うことができる。その場合は、センサ24,27により測定された巻き出しロール15,16の直径と、センサ33,36により測定された巻き取りロール15,16の直径から、それぞれのトルクモータ23,26,32,35へ指令電圧を送り、最適な電圧値でトルクモータ23,26,32,35を駆動させ、フィルムF1,F2の張力を略一定にする。
即ちキャリアフィルムF1,F2を張力がある状態で停止させる場合は、巻き出しロール12,15のブレーキと、巻き取りロール32,35の巻き取り力を平衡させるようにする。この際のキャリアフィルムF1,F2の張力は、これに限定されるものではないが一例として2kgf〜8kgfが望ましい。また両者の張力の僅かに差があっても平衡が保たれる。またキャリアフィルムF1,F2を張力を保ったまま送出する場合は、巻き取りロール15,16の直径と、トルクモータ32,35のトルクの積が、巻き出しロール12,13の直径と、トルクモータ23,26のトルクの積を一定量上回るようにする。なお積層成形装置11において、把持移送装置29を設けない場合や、使用しない場合も想定される。
本発明については、一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。本発明の積層成形システム11は、バッチ式の積層成形装置12により加圧を行うものが望ましいが、図1等の実施形態に限定されるものではない。積層成形装置としては、上盤の加圧面と下盤の加圧面にそれぞれゴム等の可撓性膜や緩衝材が張られ、前記上盤と下盤の間で積層材と被積層材を積層成形するものでもよい。または図1等の実施形態または前記の例において、ゴム膜の表面に薄いステンレス板等の金属板を設けたものでもよい。これらの場合にも積層成形装置は、真空チャンバを備えることが望ましいが、真空チャンバ外で加圧を行うものでもよい。更には積層成形装置は1台に限定されず、図1等の積層成形装置の後工程に更に積層成形品M3を平坦にする平坦化プレスを設けたものでもよい。その場合、積層成形装置と平坦化プレスの間、または平坦化プレスの後工程に把持移送装置29が設けられる。
また本発明は、上下の連続したキャリアフィルムF1,F2は片方のみを使用するものでもよい。更にはキャリアフィルムF1,F2の使用の有無に関わらず、積層成形品M自体が巻き出しロールから送られる連続フィルムからなるものでもよい。その場合、積層成形品Mの巻き出しロールと把持移送装置の間、または積層成形品Mの巻き出しロールと巻き取りロールの間においてフィルムの張力調整が行われる。
11 積層成形システム
12,13 巻き出しロール
14 積層成形装置
15,16 巻き取りロール
23,26,33,35 トルクモータ
24,27,33,36 センサ
29 把持移送装置
30a,30b チャック
F1,F2 キャリアフィルム(連続フィルム)
M 積層成形品

Claims (4)

  1. 巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形システムにおいて、前記巻き出しロールと巻き取りロールにはロールの直径を検出するセンサと、
    前記センサによる検出値を用いてトルクを制御可能なトルクモータとが備えられたことを特徴とする積層成形システム。
  2. 前記積層成形装置の後工程には、連続フィルムを把持して所定距離直線的に移動させる把持移送装置が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の積層成形システム。
  3. 巻き出しロールから連続フィルムを積層成形装置に送り、前記連続フィルムを停止した状態で該積層成形装置にて積層成形品の積層成形を行い、その後に前記連続フィルムを巻き取りロールに巻き取る積層成形方法において、前記巻き出しロールと巻き取りロールにはロールの直径をセンサにより検出し、前記センサによる検出値を用いてトルクモータのトルクを制御して、連続フィルムの張力または移送速度を略一定にすることを特徴とする積層成形方法。
  4. 前記積層成形装置の後工程には、連続フィルムを把持して所定距離直線的に移動させる把持移送装置が備えられ、
    連続フィルムを送るときには、把持移送装置の力と巻き出しロールの力の関係が常に略一定になるように巻き出しロールのトルクモータを制御することを特徴とする請求項3に記載の積層成形方法。
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