JP2014030844A - 扁平チューブ用フィンおよび扁平チューブ用フィンの製造金型と金属帯状体の送り装置 - Google Patents

扁平チューブ用フィンおよび扁平チューブ用フィンの製造金型と金属帯状体の送り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に移送されうる扁平チューブ用フィンと、これを製造する製造金型および扁平チューブ用フィンの金属帯状体を確実に移送させるための送り装置を提供する。
【解決手段】金属製薄板の幅方向の一方側から他方側に向けて形成された、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部34と、金属製薄板の一部を切り起こされて形成された切り起こし部37と、切り起こし部37の形成痕である透孔39とを有する扁平チューブ用フィンであって、切り起こし部37は複数箇所に形成され、扁平チューブ用フィンの製造完了前の移送方向において、複数の切り起こし部37のうちのいずれか1つ以上には、移送方向の下流側部分における起立高さが移送方向の上流側部分における起立高さよりも低位な起立壁37Bに形成され、起立壁37Bが移送用係止部であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、扁平チューブ用フィンおよび扁平チューブ用フィンの製造金型と扁平チューブを用いた熱交換器用のフィン(扁平チューブ用フィン)を所定長さに切断する前の段階の金属帯状体の送り装置に関する。
従来のクーラー等の熱交換器は、熱交換チューブを挿入する貫通孔が複数個穿設された熱交換器用フィンが複数枚積層されて構成されているものが一般的である。
かかる熱交換器用フィンは、図11に示す熱交換器用フィンの製造装置によって製造される。
熱交換器用フィンの製造装置には、アルミニウム等の金属製の薄板10がコイル状に巻かれたアンコイラー12が設けられている。アンコイラー12からピンチロール14を経て引き出された薄板10は、オイル付与装置16に挿入され、加工用オイルをその表面に付着され、プレス装置18内に設けられた金型装置20に供給される。
金型装置20は、内部に上下動可能な上型ダイセット22と、静止状態にある下型ダイセット24とが設けられている。この金型装置20によって、周囲に所定高さの切り起こし部が形成されている複数個の切り欠き部や透孔等(いずれも図示せず)が所定の方向に所定の間隔で形成される。
以下、金属製の薄板に切り欠き部や透孔等が加工されたものを、金属帯状体11と称する。金属帯状体11は、所定方向に所定距離移送された後、カッター26によって所定長さに切断される。所定長さに切断された製品(熱交換器用フィン)は、スタッカ28に収容される。スタッカ28は、鉛直方向に立設された複数のピン27を有しており、熱交換器用フィンに形成されている透孔の内部にピン27を挿入させて製造された熱交換器用フィンを積層している。
従来の熱交換器用フィンの製造装置において、プレス装置18には、所定の方向に所定の間隔で切り欠き部や透孔等が形成された金属帯状体11を、カッター26の方向に間欠的に移送する送り装置が設けられている。
従来の送り装置の動作による金属帯状体11の移送について説明する。
送り装置は、駆動手段によって移送方向に沿って往復動する往復動体を有しており、この往復動体の上面には送りピンが突出して設けられている。送りピンの上端部は、金属帯状体11に形成された切り欠き部内に進入可能な大きさに形成されており、往復動体が移送方向に移動することによって、切り欠き部内に進入した送りピンが金属帯状体11を牽引して金属帯状体11を移送方向に移送させる。
送りピンが金属帯状体11を移送方向に移送する際には、送りピンの移送方向下流側の壁面が切り欠き部の内壁面に当接して金属帯状体11を移送方向に牽引することができる。
特開平6−211394号公報
近年の熱交換器には多穴の扁平チューブを用いたものが開発されてきている。この扁平チューブを用いた熱交換器用フィン(以下、扁平チューブ用フィンと称する場合がある)が複数形成された金属帯状体11とこれを個片化して得た扁平チューブ用フィン30の平面図を図12(A),(B)に示す。
扁平チューブ用フィン30は、扁平チューブが挿入される切り欠き部34が複数箇所に形成されており、切り欠き部34と切り欠き部34との間は、ルーバー35が形成された板状部36が形成されている。
切り欠き部34は、扁平チューブ用フィン30の幅方向の一方側からのみ形成されている。したがって、切り欠き部34と切り欠き部34との間の複数の板状部36は、長手方向に沿って伸びる連結部38によって連結されている。
また、扁平チューブ用フィン30には、積層した際に上下方向に隣接する互いの扁平チューブ用フィン30の間隔を確保するために、切り起こされて形成された切り起こし部37が設けられている。切り起こし部37は、連結部38において、図示しないパンチとダイによって扁平チューブ用フィン30の下方から切り起こされて形成されている。切り起こし部37が形成されることにより、連結部38には切り起こされた切り起こし部37の形成痕として切り起こし部付きの透孔39が形成される。以下、切り起こし部付きの透孔39のことを単に透孔39と称して説明を行う。
複数の扁平チューブ用フィン30を上下方向に積み重ねた際には、上方に位置する扁平チューブ用フィン30の下面に、下方に位置する扁平チューブ用フィン30の切り起こし部37の上部が当接する。すなわち、上下方向に積み重ねられた際の扁平チューブ用フィン30の上下方向の間隔は、切り起こし部37の高さによって決められる。
ところで、このような扁平チューブ用フィンに成形する前の段階の金属帯状体(切り欠き部34は形成されているが、所定長さには切断されていない状態:以下、製品幅の金属帯状体と称することがある)を、従来の熱交換器用フィン製造装置の送り装置によって移送させようとすると、以下のような問題が生じていた。
すなわち、上記の扁平チューブ用フィンにおいては、切り欠き部34により扁平チューブ用フィンの片側が開放されているので、送りピンを切り欠き部34内に進入させて移送させようとすると、移送の際に製品幅の金属帯状体の移送に偏りが生じ、移送精度が非常に悪い。これに加えて、移送時に送りピンによって切り欠き部34の幅が広がってしまう(切り欠き部34が変形してしまう)という不具合の発生も懸念される。
また、扁平チューブの幅が狭い製品の場合には、切り欠き部34の幅も極めて狭くなっているので、このような狭い切り欠き部34に送りピンを進入させること自体が困難である。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、確実に移送されうる扁平チューブ用フィン、および確実に移送されうる扁平チューブ用フィンを製造する製造金型と、扁平チューブ用フィンの金属帯状体を確実に移送させるための送り装置を提供することにある。
本願発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、以下の構成に想到した。
すなわち、金属製薄板の幅方向の一方側から他方側に向けて形成された、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部と、前記金属製薄板の一部を切り起こされて形成された切り起こし部と、当該切り起こし部の形成痕である透孔とを有する扁平チューブ用フィンであって、前記切り起こし部は複数箇所に形成され、扁平チューブ用フィンの製造完了前の移送方向において、複数の切り起こし部のうちのいずれか1つ以上には、前記移送方向の下流側部分における起立高さが前記移送方向の上流側部分における起立高さよりも低位な起立壁に形成されていて、当該起立壁が移送用係止部であることを特徴とする扁平チューブ用フィンである。
本発明にかかる扁平チューブ用フィンの構成によれば、きわめて薄型の扁平チューブを用いる切り欠き部が幅狭な扁平チューブ用フィンであっても、切り起こし部の一部において他の切り起こし部よりも低位となるように起立させた起立壁に、透孔を挿通させた移送手段の送りピンを係止させることにより、扁平チューブ用フィンの前駆体の移送を確実かつ容易に行うことが可能になる。
また、前記起立壁は、前記移送方向に垂直方向に起立する形状または前記起立壁の上端部位置が前記起立壁の下端部位置よりも前記移送方向の下流側に位置する形状に形成されていることが好ましい。これらの構成によれば、起立壁と移送手段の送りピンとの係合状態がさらに強固になるので、扁平チューブ用フィンの前駆体である金属帯状体の移送をより効率的に行うことができる。
また、幅方向の一方側から他方側に向けて形成された、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部と、切り起こされて形成された切り起こし部と、当該切り起こし部の形成痕である透孔とを有する扁平チューブ用フィンを製造する製造金型であって、開閉自在に設けられた第1型および第2型と、前記第1型または前記第2型のいずれか一方に設けられ、先端部に加工対象である金属製の薄板に前記透孔を穿設するためのバーリング部およびパンチと、前記パンチの先端部が進入するダイと、を具備し、前記パンチを前記ダイに進入させた際において前記パンチと前記ダイとの間に形成される隙間寸法は、前記金属製の薄板の板厚寸法より大きいことを特徴とする扁平チューブ用フィンの製造金型の発明もある。この発明によれば、移送において好都合な構成を有する扁平チューブ用フィンの製造が可能になる。
また、前記移送方向における前記パンチの先端部中心線位置が、前記移送方向における前記ダイの中心線位置よりも前記移送方向の下流側に位置するように配設されていることが好ましい。この構成によれば、移送性に優れた起立壁を形成することができ、効率的な移送が可能な扁平チューブ用フィンを安価に製造することができる。
また、金属製薄板の幅方向の一方側から他方側に向けて、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部と、前記金属製薄板の一部を切り起こされて形成された切り起こし部と、当該切り起こし部の形成痕である透孔とを有する扁平チューブ用フィンを形成する際に、前記金属製薄板に前記切り欠き部および前記切り起こし部とを形成した後に所定長さに切断する前の段階の金属帯状体を所定方向に移送する送り装置であって、前記金属帯状体を上面に載置可能であって、前記金属帯状体の移送方向に延びるスリットが形成された移送ガイドと、該移送ガイドの下方に設けられ、駆動手段によって前記金属帯状体の移送方向に移動可能な移動体と、前記移送ガイドのスリットから前記金属帯状体の透孔に進入可能に設けられ、前記金属帯状体の透孔に進入した際には、前記移動体の移動に伴って前記金属帯状体を移送方向に牽引する送りピンと、を具備し、前記金属帯状体は、前記切り起こし部のうち、前記移送方向における下流側に形成された起立壁が前記送りピンと係止することにより前記移送方向に牽引されることを特徴とする金属帯状体の送り装置としての発明もある。この発明によれば、切り欠き部の幅寸法が極めて狭い扁平チューブ用フィンであっても確実に移送させることができる。
また、前記送りピンの上端面は、前記移送方向の下流側から上流側に向けて、下方に向けて傾斜する傾斜面に形成されていることが好ましい。この構成によれば、送りピンを移送方向の下流側から上流側に移動させるための時間を短縮させることができ、単位時間あたりにおける金属帯状体の移送量を増加させることができる。
本発明によれば、扁平チューブ用フィンの前駆体である金属帯状体を移送させる際に、従来使用されていなかった透孔部分に送りピンを挿通させることにより金属帯状体を移送させる構成を採用したことで、切り欠き部の幅寸法にかかわらず確実に移送されうる扁平チューブ用フィン(金属帯状体)を提供することができる。またこのような扁平チューブ用フィンを製造する製造金型と、扁平チューブ用フィンの前駆体である金属帯状体を確実に移送させるための送り装置を提供することができる。
本実施形態にかかる金属帯状体と扁平チューブ用フィンの平面図である。 本実施形態にかかる扁平チューブ用フィンの製造装置の全体構成図である。 本実施形態にかかる扁平チューブ用フィンの製造金型の要部断面図である。 図3に示した製造金型に形成された透孔部分の拡大図である。 送り装置に金属帯状体を載置した状態を示す要部平面図である。 図5中のZ−Z線上における送り装置の移動ユニットの動作を説明する要部断面図である。 保持装置とスタック装置の動作を示す平面図および側面図である。 保持装置とスタック装置の動作を示す平面図および側面図である。 保持装置とスタック装置の動作を示す平面図および側面図である。 スタック装置の上昇量の変化状態を示す説明図である。 従来技術における熱交換器用フィンの製造装置の全体構成を説明する説明図である。 従来技術における金属帯状体と扁平チューブ用フィンを示す平面図である。
まず、扁平チューブ用フィンを製造する製造工程において、金属製薄板に切り欠き部を形成して得た金属帯状体と、これを個片化した後の扁平チューブ用フィンを図1(A),(B)に示す。図1に示されている金属帯状体49は、図2に示す扁平チューブ用フィンの製造装置200および図3に示す扁平チューブ用フィンの製造金型46を用いて製造される。
具体的には、アンコイラー40から金属製薄板41が巻き出され、ループコントローラ42およびNCフィーダ44を介してプレス装置48に供給され、扁平チューブ用フィンの製造金型46によりプレス加工されることにより、図1(A)に示すような金属帯状体49が形成される。NCフィーダ44は、薄板41の上面と下面とに接触する2つのローラから構成されており、2つのローラが回転駆動することにより、金属製薄板41を互いに挟み込んで金属製薄板41を間欠送りする。このように供給される金属製薄板41は、ループコントローラ42によって間欠送りのばたつきが抑えられている。
本実施形態にかかる扁平チューブ用フィンの製造金型46(以下、単に製造金型46ということがある)は、金属製薄板の幅方向の一方側から他方側に向けて形成され、熱交換用の扁平チューブが挿入される切り欠き部34と、金属製薄板の一部が切り起こされて形成された切り起こし部37と、切り起こし部37を切り起こした形成痕である透孔39とを形成するものである。
このような製造金型46は、少なくとも一方が他方に対して接離動することにより開閉自在に設けられた第1型である上型46Aおよび第2型である下型46Bと、上型46Aおよび下型46Bの少なくとも一方に設けられ、先端部に加工対象である金属製薄板に透孔39を穿設するためのバーリング部が形成されている。
また、製造金型46には図3中の矢印A方向である金属帯状体49の移送方向の下流側に向いた側面が、パーティング面46Cに対して(金属帯状体49の移送方向に対して)所要角度をなした平坦面47Aに形成されたパンチ47と、パンチ47の先端部が進入するダイ47Bが、上型46Aまたは下型46Bに適宜配設されている。
本実施形態における製造金型46においては、パンチ47の先端がダイ47Bに進入した際に形成される隙間47Cが金属帯状体49(金属製の薄板41)の板厚寸法よりも幅広寸法となるように形成されている。
図3(A)に示すように、製造金型46の下型46Bに設けられたパンチ47を金属帯状体49の移送方向の下流側に向いた側面を製造金型46のパーティング面46Cに対して垂直に起立する平坦面47Aに形成すれば、金属帯状体49の移送方向の下流側における切り起こし部37(起立壁37B)は、製造金型46のパーティング面46Cに対して(金属帯状体49の移送方向に対して)垂直に起立することになる(図4(A)参照)。
また、図3(B)に示すようなパンチ47形状を採用すれば、金属帯状体49の移送方向の下流側における切り起こし部37(起立壁37B)は、起立壁37Bの上端部位置が起立壁37Bの下端部位置よりも移送方向の下流側に位置する曲面形状に形成される(図4(B)参照)。
いずれの製造金型46においても、移送方向におけるパンチ47の先端部中心線CL1の位置が、移送方向におけるダイ47Bの中心線CL2の位置よりも移送方向の下流側に位置するように配設されている。このようなパンチ47とダイ47Bとの位置関係を採用することにより、図3および図4に示すような形状の起立壁37Bの製造を容易に行うことができる。
図4は、図3に示した製造金型に形成された透孔部分の拡大図である。より詳細には、図4(A)は図3(A)に示す製造金型46により形成された、透孔部分の平面図および正面図であり、図4(B)は図3(B)に示す製造金型46により形成された、透孔部分の平面図および正面図である。
本実施形態にかかる切り起こし部37は、金属帯状体49を個片化した後の扁平チューブ用フィン30を板厚方向に積層させる際の積層間隔を規定するタブ37Aと、金属帯状体49を後述する送り装置50により移送させる際に、送りピン55を係合させるための起立壁37Bとにより構成されている。本実施形態における起立壁37Bの高さ寸法H1は、タブ37Aの起立高さ寸法H2よりも低位となるように形成した。起立壁37Bは、タブ37Aの起立高さ寸法H2以下であり、送りピン55を透孔39に差し込むことが可能であれば、起立壁37Bの起立高さ寸法H1および起立形状は適宜調整することができる。
金属帯状体49を所定長さに切断することにより得られる扁平チューブ用フィン30については、従来技術の説明において基本構成が開示されているので、扁平チューブ用フィン30と金属帯状体49の構成のうち共通する部分については、同じ符号を用いることによりここでの詳細な説明は省略する。図1に示す金属帯状体49は、金属帯状体49の移送方向に直交する幅方向に4つの製品(扁平チューブ用フィン30)が並んで形成されている。
金属帯状体49は、材料である金属製薄板に対して幅方向に扁平チューブが挿入される切り欠き部34が 金属帯状体49の移送方向に沿って所定間隔をあけて複数箇所に形成されている。切り欠き部34と切り欠き部34との間は、ルーバー35が形成された板状部36が形成されている。また、ルーバー35の幅方向の両端部側には、板状部36の一部が切り起こされてなる切り起こし部37と、切り起こし部37の形成痕である透孔39が形成されている。
切り欠き部34は、金属帯状体49の幅方向の一方側からのみ一方側から他方側に向けて形成されている。したがって、切り欠き部34と切り欠き部34との間の複数の板状部36は、長手方向に沿ってのびる連結部38によって連結されているような構成となっている。
上記の1つのルーバー35に対する2つの切り起こし部37,37のうちの一つはこの連結部38の位置に形成されている。
図1の金属帯状体49は、2つの製品(扁平チューブ用フィン30)が、互いの切り欠き部34の開口側が隣接するように対峙して配置されている組が、2組形成されている。すなわち、2つの製品の切り欠き部34の開口側が対峙して配置された組が、互いの連結部38同士が隣接するように配置されている。
このように、4つの製品を移送方向の中心線を対象軸とする配列に配置にすることによって、製造金型46の左右の荷重バランスが良くなる。
図5は、送り装置に金属帯状体を載置した状態を示す要部平面図である。図6は、図5中のZ−Z線上における送り装置50の移動ユニット54の動作を説明する要部断面図である。
本実施形態にかかる送り装置50は、金属帯状体49を移送方向に誘導する移送ガイド52と、移送ガイド52の下方に配設され、水平方向に往復動可能に設けられた移動ユニット54と移動ユニット54に取り付けられたピン保持部56により保持された送りピン55と、を有している。ピン保持部56はコイルばねなどに代表される付勢手段56Aにより送りピン55を付勢させた状態で保持している。
移送ガイド52の上面には金属帯状体49の幅寸法と同一幅寸法の凹状をなす誘導溝52Aが形成されている。誘導溝52Aに金属帯状体49を収容させた状態にすれば、金属帯状体49は幅方向における両側端縁が拘束させた状態となる。これにより金属帯状体49を移送方向に沿って移送させることができる。また、移送ガイド52には、金属帯状体49に形成された透孔39の位置に合わせて、移送ガイド52の板厚方向に貫通し、且つ金属帯状体49の移送方向に沿って延設されたスリット52Bが形成されている。図6に示すように、このスリット52B内には移動ユニット54に設けられた送りピン55が移送ガイド52の下方側から挿通されている。
送りピン55は、移動ユニット54の上面に取り付けられたピン保持部56に内蔵された付勢手段56Aの付勢力により誘導溝52Aに収容された金属帯状体49の透孔39を貫通する高さ位置まで突出した状態になっている。送りピン55に付勢手段56Aの付勢力に抗する力を作用させることにより、送りピン55は金属帯状体49の載置面よりも下方側の高さ位置に短縮させることができる。
また、送りピン55の金属帯状体49の移送方向の下流側端縁55Aは起立壁37Bの立設形状に倣った形状に形成されている。本実施形態にかかる送りピン55は、金属帯状体49の移送方向の下流側端縁55Aが移送方向に対して垂直に立設している。このような送りピン55の構成により、金属帯状体49の透孔39に送りピン55を挿通させた際に、移送方向に対して垂直に立設している起立壁37Bと送りピン55とを確実に密着させた状態で互いを係止させることができ、金属帯状体49を確実に牽引移送することが可能になり、生産効率の向上に貢献する。
移動ユニット54の動作について詳細に説明する。
移動ユニット54は、移送ガイド52の下方位置に金属帯状体49の移送方向(スリット52Bの延設方向)に往復動可能に配設されている。移動ユニット54に設けられた送りピン55の平面位置が移送ガイド52の上面に載置された、移送開始位置における金属帯状体49の透孔39の平面位置となるように移動ユニット54が移動すると、付勢手段56Aの付勢力より送りピン55を伸長させ透孔39内に進入させる。送りピン55が透孔39を挿通した後、移動ユニット54は図示しない移動手段により金属帯状体49の移送方向(図6内の矢印1の方向)に水平移動する。このとき透孔39に挿通している送りピン55が起立部37Bに係止することで金属帯状体49を移送方向に牽引させることになる。
金属帯状体49が移送完了位置に移送されると、図示しない移動手段が図6内の矢印2の先に示すように、移送開始位置に移動ユニット54を戻す方向に移動ユニット54を移動させる。このとき、送りピン55がタブ37Aに接触すると、送りピン55の付勢力に抗する下向きの力が作用して、送りピン55が短縮しながら移動ユニット54と共に移送開始位置に戻ることになる。このようにして移動ユニット54が移送開始位置に戻ると、再び付勢手段56Aの付勢力により送りピン55が伸長し、透孔39に送りピン55が挿通されることになる。
本実施形態における送りピン55は、図6に示すように上端面が金属帯状体49の移送方向の下流側から上流側に向けて、下方に向けて傾斜する(金属帯状体49の移送方向下流側から上流側に向って徐々に低位となる)傾斜面55Bに形成されている。このような送りピン55の構成移動ユニット54の移動動作を組み合わせることにより、透孔39への送りピン55の挿通部分を透孔39から引き抜きながら移動ユニット54を移送開始位置まで戻す(図6内の矢印3の先に示す状態にする)ことができ、タクトタイムを短縮させることが可能になる。
送り装置50は以上の動作(図6中の矢印1,2,3,1,・・・)を繰り返し実行することにより、金属帯状体49を移送開始位置から移送完了位置まで間欠的に送り出す動作をする。
送り装置50の下流側(金属帯状体49の移送方向における下流側)には、列間スリット装置58が設けられている(図2参照)。列間スリット装置58は、金属帯状体49の上面側に配置された上刃58Aと、金属帯状体49の下面側に配置された下刃58Bとを有する。列間スリット装置58は、プレス装置48の上下動動作を利用して動作するように設けるとよい。
上刃58Aおよび下刃58Bは、金属帯状体49の搬送方向に長尺に形成されており、間欠送りされる金属帯状体49を、噛み合わせた上刃58Aと下刃58Bとで切断し、移送方向に長い帯状の製品(以下、製品幅の金属帯状体と称する場合がある)を製造する。
列間スリット装置58によって製品幅に切断された、複数本の製品幅の金属帯状体49は、それぞれが別体に設けられたカットオフ装置60内に送り込まれる。
なお、カットオフ装置60に送り込まれる前に、複数本の製品幅の金属帯状体49は、隣り合う製品幅の金属帯状体49同士の間を所定間隔あけるように配置される。また、カットオフ装置60に送り込まれる前には、複数本の製品幅の金属帯状体49は、カットオフ装置60による1回の送り長さよりも長い長さを一時的に溜めるため、下方に撓ませるようにしてバッファ部分Bを形成している。
カットオフ装置60内には、搬送方向に各製品幅の金属帯状体49を間欠的に搬送する送り装置62が設けられている。送り装置62の構造としては、プレス装置48の下流側に設けられている送り装置50の構造よりも、1回の送り長さが長くすることができるような構成となっている。本実施形態においては、送り装置62の構成および動作制御を、前述の送り装置50構成および動作制御と同様にしているため、ここでの詳細な説明は省略している。
カットオフ装置60の送り装置62の下流側(製品幅の金属帯状体49の移送方向における下流側)には、切断装置66が設けられている。
切断装置66は、各々の製品幅の金属帯状体49を所定長さに切断することにより、扁平チューブ用フィン30を形成する。切断装置66は、各製品幅の金属帯状体49の上面側に配置された上刃68と、各製品幅の金属帯状体49の下面側に配置された下刃69とを有する。
上刃68と下刃69とが型閉じすることによって、各製品幅の金属帯状体49が移送方向に沿って所定長さに切断され、扁平チューブ用フィン30が製造される。
カットオフ装置60の下流側に配設された保持装置70とスタック装置80の構成および動作を図7〜図9に示した。図7〜図9においては、(A)および(B)の左側に平面図を示し、(A)および(B)の右側に平面図内の矢印X方向(カットオフ装置60側)からの側面図を示している。
カットオフ装置60の下流側には、金型46と列間スリット装置58を通過した製品幅の金属帯状体49を保持すると共に製品幅の金属帯状体49の移送方向をガイドし、扁平チューブ用フィン30に形成された後も保持状態を維持する保持装置70と、扁平チューブ用フィン30を板厚方向に積層するスタック装置80が設けられている。
図7に示すように保持装置70は、製品幅の金属帯状体49の移送方向に沿って伸びる断面コの字型をなす一対の保持体71,71と、製品幅の金属帯状体49の幅方向の両端縁の側方位置から製品幅の金属帯状体49を保持可能な位置との間で一対の保持体71,71を接離動させる接離動手段である流体シリンダ72を有している。
スタック装置80は、複数本のスタックピン81が立設されたベース部82とベース部82を保持体71の下方側位置から保持体71に保持されている製品幅の金属帯状体49および扁平チューブ用フィン30の位置との間で昇降移動する昇降手段を有している。本実施形態においてはサーボモータ84とサーボモータ84の出力軸に連結されたボールネジ85とにより昇降手段を構成している。
流体シリンダ72とサーボモータ84とは、いずれも送り装置62による製品幅の金属帯状体49の送り出し動作に同期して伸縮動作を行う。
具体的には、カットオフ装置60の切断装置66における上刃68および下刃69の位置を製品幅の金属帯状体49が通過する(送り出される)前に、図7(A)に示すように流体シリンダ72が伸長し、一対の保持体71の各々のコの字状部分の開口部によって製品幅の金属帯状体49の幅方向両側端縁および底面を保持可能な位置にセットする。一対の保持体71が製品幅の金属帯状体49の両側端縁と底面を保持するようにセットされると、図7(B)に示すように、送り装置62により製品幅の金属帯状体49が送り出される。製品幅の金属帯状体49は、互いの開口部を対向させた状態で配置された一対の保持体71により形成されたガイド空間74に沿って移送方向がガイドされることになる。
図7(B)に示すように送り装置62により製品幅の金属帯状体49が一対の保持体71のガイド空間74に所定長さで移送されると、送り装置62が一旦停止する。この後、図8(A)に示すようにサーボモータ84が駆動してボールネジ85を回転させ、スタックピン81が立設されているベース部82を一対の保持体71に下方側から接近させることにより、スタックピン81を製品幅の金属帯状体49の切り欠き部34に挿通させる。製品幅の金属帯状体49の移送量(送り出し量)は予め決められているので、ベース部82はスタックピン81の位置を製品幅の金属帯状体49の切り欠き部34の位置に位置合わせしておくことができる。
スタックピン81が製品幅の金属帯状体49の切り欠き部34に挿通すると、カットオフ装置60の切断装置66が製品幅の金属帯状体49を所定位置で切断処理し、製品幅の金属帯状体49が扁平チューブ用フィン30に個片化される(図8(B))。このように製品幅の金属帯状体49を切断処理する際は、スタックピン81が切り欠き部34に挿通し、製品幅の金属帯状体49が位置決めされた状態で保持されているので、正確な切断処理を行うことができる。すなわち、寸法精度の高い扁平チューブ用フィン30を得ることができる。
切断装置66により個片化された扁平チューブ用フィン30は、個片化される前と同様にスタックピン81が切り欠き部34に挿通した状態でガイド空間74に保持されている。切断装置66により製品幅の金属帯状体49が扁平チューブ用フィン30に個片化されると、図9(A)に示すように流体シリンダ72が短縮して一対の保持体71をそれぞれ扁平チューブ用フィン30の幅方向両側端縁の側方位置に離反する。一対の保持体71が扁平チューブ用フィン30から離反すると、扁平チューブ用フィン30は切り欠き部34に挿通しているスタックピン81に沿ってベース部82上に積層される。
このとき、ベース部82の上面と保持体71の扁平チューブ用フィン30の保持面との距離はごくわずかであるため、扁平チューブ用フィン30をベース部82の上に整然と積層させることができる。
また、上下に隣接する扁平チューブ用フィン30同士は、下側の扁平チューブ用フィン30に形成されたタブ37Aの起立高さにより積層間隔を一定間隔に維持させることができる。起立壁37Bの立設高さはタブ37Aの立設高さ以下であるので、扁平チューブ用フィン30の上下方向の積層間隔に対して何ら影響を与えるものではない。
扁平チューブ用フィン30をベース部82の上面に板厚方向に積層させた後、図9(B)に示すようにサーボモータ84が駆動してボールネジ85を回転させることにより、ベース部82を一対の保持体71の下方側位置に下降させる。そして、これと同時又はベース部82が下降した後に流体シリンダ72が伸長して一対の保持体71同士を互いに接近させて、送り装置62から送り出され、カットオフ装置60の移送方向下流側から突出した(はみ出した)製品幅の金属帯状体49の移送方向をガイドするガイド空間74を形成する。ガイド空間74が再び形成された後、送り装置62が動作を再開し、ガイド空間74内に製品幅の金属帯状体49を送り出す。以上の動作を繰り返し行うことにより、製品幅の金属帯状体49を個片化した扁平チューブ用フィン30を所定間隔に整然と積層させることができる。
これらプレス装置48、送り装置50、列間スリット装置58、カットオフ装置60、保持装置70、スタック装置80の一連の動作はそれぞれ制御部100により同期動作が制御されている。このような制御部100としては制御用プログラムが記憶手段に記憶され、制御プログラムに基づいて動作を行う中央演算手段(CPU)を有するコンピュータ等を用いることができる。
この制御部100は、図10に示すように、ベース部82に積層された扁平チューブ用フィン30の積層数が増加するに伴って(図中上側から下側に進むにつれて)ベース部82(スタック装置)の上昇ストローク(S1,Sm,Sn)が徐々に少なくなるようにサーボモータ84の駆動を制御している。なお、製品幅の金属帯状体49に対する保持体71が接離動する範囲は常に一定である。
そして、ベース部82に積層された扁平チューブ用フィン30の数が所定数量に到達すると、ベース部82に積層された扁平チューブ用フィン30はベース部82から図示しない受け渡し装置に受け渡される。受け渡し装置に受け渡された後においても、扁平チューブ用フィン30はタブ37Aにより一定の積層間隔を維持することができ、扁平チューブ用フィン30の取り出し処理等の扁平チューブ用フィン30のハンドリングが容易である。
ベース部82から扁平チューブ用フィン30が受け渡し装置に受け渡されると、ベース部82の上昇ストロークが初期値S1になるようにサーボモータ84の駆動量がリセットされる。
本実施形態にかかる保持装置70の構成によれば、カットオフ処理を施す前の製品幅の金属帯状体49はガイド空間74の内底面の上をスライド移動しながら移送されることになるので、エア吸着方式に比較して移送時の摩擦力が大幅に減少する。これにより従来技術のように製品幅の金属帯状体49が移送途中でエア吸着による摩擦力と移送方向に加わる押し出し力とにより座屈してしまうことがなく、製品の歩留まりを向上させることができる。
また、ガイド空間74による扁平チューブ用フィン30の保持位置からスタックピン81が立設されたベース部82の上面位置までの距離(高低差)が極めて少ないため、短手方向における重量バランスが異なる扁平チューブ用フィン30をベース部82に整然と積層させることができる。これによりベース部82から図示しない受け渡し装置に扁平チューブ用フィン30を受け渡しする際に、扁平チューブ用フィン30の積層状態の補正処理が不要になるので、タクトタイムが短縮し、扁平チューブ用フィン30の製造コストを低減させることができる。
以上本発明につき好適な実施形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。たとえば、金属帯状体49(扁平チューブ用フィン30)としては、図1に示した構成のものに限定するものではなく、ルーバー35や切り起こし部37の位置、形状、個数などは他の構成を採用することができる。
切り起こし部37の一部である起立壁37Bの構成については、複数の切り起こし部37のうち、一つの切り起こし部37において移送方向の下流側のみに起立壁37Bを立設し、上流側にはタブ37Aを形成した形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。たとえば、複数の切り起こし部37,37,・・・のうちのある切り起こし部37においてはタブ37Aを設けずに、移送方向の上流側と下流側の両方に起立壁37Bを形成する構成としてもよい。この場合、起立壁37Bのみからなる切り起こし部37は他の切り起こし部37のタブ37Aの起立高さ以下となる。
多数の切り起こし部37のうちの一部に起立壁37Bのみからなる切り起こし部37を配設しても、扁平チューブ用フィン30の積層時において悪影響を及ぼすことはない。
そして、本実施形態における起立壁37Bは、金属帯状体49の移送方向に対して垂直に立設されている形態と、起立壁37Bが移送方向の下流側に湾曲した状態で立設する形態について説明しているが、起立壁37Bは送りピン55が係合して金属帯状体49を移送させることができればよい。よって、起立壁37Bは、移送方向に対して垂直ではなく、起立壁37Bの切り起こし位置よりも起立壁37Bの上端側位置が移送方向の下流側に位置するような形態で(金属帯状体49の移送方向に対して所定の角度をなした平坦面形状で)立設されていてもよい。このような形態の起立壁37Bを採用することにより、送りピン55による金属帯状体49の牽引力をアップさせることができ、確実に金属帯状体49を移送することができる。
また、送り装置50の移動ユニット54の移動手段と送りピン55の伸縮手段56の動作パターンは、上述の動作パターンに限定されるものではない。金属帯状体49を移送先位置まで移送させた後、移動手段を移送開始位置に戻す動作と伸縮手段を短縮させる動作を同時に実行させているが、伸縮手段56を短縮させ、透孔39から送りピン55を引き抜いた後に、移動手段を駆動させ、移動ユニット54を移送開始位置に戻す動作を採用してもよい。
さらには、カットオフ装置60、保持装置70、スタック装置80の実施形態についても、以上で説明した実施形態の構成とは異なる公知の構成を採用することも可能である。
10薄板,11金属帯状体,12アンコイラー,14ピンチロール,16オイル付与装置,18プレス装置,20金型装置,22上型ダイセット,24下型ダイセット,26カッター,27ピン,28スタッカ,30扁平チューブ用フィン,34切り欠き部,35ルーバー,36板状部,37 切り起こし部,37Aタブ,37B起立壁, 38連結部,39透孔,40アンコイラー,41金属製薄板,42ループコントローラ,44NCフィーダ,46製造金型,46A上型,46B下型,46Cパーティング面,47パンチ,47A平坦面,47Bダイ,47Bプレス装置,47C隙間,49金属帯状体,50送り装置,52移送ガイド,52A誘導溝,52Bスリット,54移動ユニット,55送りピン,55A下流側端縁,55B傾斜面,56送りピン保持手段,56A付勢手段,58列間スリット装置,58A上刃,58B下刃,60カットオフ装置,62送り装置,66切断装置,68上刃,69下刃,70保持装置,71保持体,72流体シリンダ,74ガイド空間,80スタック装置,81スタックピン,82ベース部,84サーボモータ,85ボールネジ,100制御部,200製造装置

Claims (7)

  1. 金属製薄板の幅方向の一方側から他方側に向けて形成された、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部と、
    前記金属製薄板の一部を切り起こされて形成された切り起こし部と、当該切り起こし部の形成痕である透孔とを有する扁平チューブ用フィンであって、
    前記切り起こし部は複数箇所に形成され、
    扁平チューブ用フィンの製造完了前の移送方向において、
    複数の切り起こし部のうちのいずれか1つ以上には、前記移送方向の下流側部分における起立高さが前記移送方向の上流側部分における起立高さよりも低位な起立壁に形成されていて、当該起立壁が移送用係止部であることを特徴とする扁平チューブ用フィン。
  2. 前記起立壁は、前記移送方向に垂直方向に起立する形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の扁平チューブ用フィン。
  3. 前記起立壁は、前記起立壁の上端部位置が前記起立壁の下端部位置よりも前記移送方向の下流側に位置する形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の扁平チューブ用フィン。
  4. 幅方向の一方側から他方側に向けて形成された、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部と、切り起こされて形成された切り起こし部と、当該切り起こし部の形成痕である透孔とを有する扁平チューブ用フィンを製造する製造金型であって、
    開閉自在に設けられた第1型および第2型と、
    前記第1型または前記第2型のいずれか一方に設けられ、先端部に加工対象である金属製の薄板に前記透孔を穿設するためのバーリング部およびパンチと、
    前記パンチの先端部が進入するダイと、を具備し、
    前記パンチを前記ダイに進入させた際において前記パンチと前記ダイとの間に形成される隙間寸法は、前記金属製の薄板の板厚寸法より大きいことを特徴とする扁平チューブ用フィンの製造金型。
  5. 前記移送方向における前記パンチの先端部中心線位置が、前記移送方向における前記ダイの中心線位置よりも前記移送方向の下流側に位置するように配設されていることを特徴とする請求項4記載の扁平チューブ用フィンの製造金型。
  6. 金属製薄板の幅方向の一方側から他方側に向けて、熱交換用の扁平チューブを挿入させる切り欠き部と、前記金属製薄板の一部を切り起こされて形成された切り起こし部と、当該切り起こし部の形成痕である透孔とを有する扁平チューブ用フィンを形成する際に、前記金属製薄板に前記切り欠き部および前記切り起こし部とを形成した後に所定長さに切断する前の段階の金属帯状体を所定方向に移送する送り装置であって、
    前記金属帯状体を上面に載置可能であって、前記金属帯状体の移送方向に延びるスリットが形成された移送ガイドと、該移送ガイドの下方に設けられ、駆動手段によって前記金属帯状体の移送方向に移動可能な移動体と、前記移送ガイドのスリットから前記金属帯状体の透孔に進入可能に設けられ、前記金属帯状体の透孔に進入した際には、前記移動体の移動に伴って前記金属帯状体を移送方向に牽引する送りピンと、を具備し、
    前記金属帯状体は、前記切り起こし部のうち、前記移送方向における下流側に形成された起立壁が前記送りピンと係止することにより前記移送方向に牽引されることを特徴とする金属帯状体の送り装置。
  7. 前記送りピンの上端面は、
    前記移送方向の下流側から上流側に向けて、下方に向けて傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項6記載の金属帯状体の送り装置。
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