JP2014029988A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気センサ10において、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制する。
【解決手段】ピン層15は、配線層14に対して基板11と反対側から配線層14を覆う断面湾曲状に形成されている。フリー層17a、17bは、ピン層15に対して基板11と反対側に配置されている。フリー層17a、17bの面方向のサイズは、ピン層15の面方向のサイズよりも小さいサイズに設定されている。ピン層15からの漏れ磁界が基板11側(ピン層15に対してフリー層17a、17bの反対側)に閉ループを形成することができる。したがって、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部磁場の印加方向を測定するための磁気センサに関するものである。
従来、TMR素子、GMR素子といった多層膜磁気デバイス1は、外部磁界Hに磁化方向Haが追随して変化するフリー層1aと、磁化方向Hbが固定されたピン層1bと、フリー層1aとピン層1bの間に挿入された中間層1cによって構成されるものがある(図27参照)。なお、TMR素子の場合には、中間層1cはトンネル膜であり、GMR素子の場合には、中間層1cは非磁性膜である。
ここで、多層膜磁気デバイス1に外部磁界Hを印加されると、フリー層1aとピン層1bのスピン状態によってフリー層1aとピン層1bとの間の抵抗値が変化する。すなわち、フリー層1aの磁化方向Haとピン層1bの磁化方向Hbとの間の角度によってフリー層1aとピン層1bとの間の抵抗値が変化する。このため、フリー層1aとピン層1bとの間の中間層1cを流れる電流値を計測することにより、外部磁界Hの印加方向(印加角度)を計測することができる。
図27において、フリー層1aの磁化方向Haとピン層1bの磁化方向Hbとが互いに逆方向に向いているときに、印加角度を零度として、磁化方向Ha、Hbが互いに同一方向に向いているときに、印加角度を+180deg、−180degとする。印加角度が零degのときに、抵抗値が最大になり、印加角度を+180deg、−180degであるときに、抵抗値が最小になる。
多層膜磁気デバイス1のピン層1bは外部磁界Hに対して磁化方向が固定されている必要があるため保磁力が大きな材料を選択する必要がある。しかし、例えば、NdFeBやSmCoなどの永久磁石材料をそのままピン層1bに応用すると、磁石端面から磁化分極に起因した漏れ磁界が発生する。漏れ磁界がフリー層1aに影響するとフリー層1aの磁化方向が理想の方向(すなわち、外部磁界Hの方向)からずれるため、検出角度誤差になってしまう(図28参照)。
これを回避するために、一般に(磁気ヘッド、磁気センサなどでは)ピン層1bには、反強磁性層と積層フェリ層とから構成される構造が用いられる。積層フェリ層2は、非磁性膜3cを2つの磁性膜3a、3bで挟んだ構造をしている。このため、積層フェリ層2では、磁気的な交換相互作用が働き、磁性膜3a、3bの磁化方向が180deg反転した状態で安定する。反強磁性体3dは、膜界面の磁化を1方向に固定する効果がある。このように、反強磁性体3dおよび積層フェリ層2の2つの効果を利用することで保磁力が高められ、外部磁界Hに対してピン層1bが安定する。また、積層フェリ層2の2つの磁性膜3a、3bの磁化を同程度にすれば、積層フェリ層2の端面から漏れる磁場がキャンセルされることが知られている。(図29参照)そのためには、2つの磁性膜3a、3bの膜厚を管理して、双方の膜厚を同程度に揃えることが不可欠である。
特開2009−180604号公報
しかし、積層フェリ層2の磁性膜3a、3bの膜厚は、それぞれ、数nmオーダーと非常に薄い。また、非磁性膜3cの膜厚はさらに薄くサブnmオーダーであることが知られている。そのため、上記のように、磁性膜3a、3bの膜厚を管理して磁性体3b、3cの磁化を揃えること、および制御性良く非磁性膜3cの膜厚を形成することは工程管理上、非常に難しいという課題があった。
本発明は上記点に鑑みて、磁化固定層の形状を工夫して、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層に影響することを抑制するようにした磁気センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、基板(11)の一面側に搭載されて、基板の面方向に対して平行に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、磁化固定層に対して基板と反対側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、磁化固定層と強磁性層との間に挟まれて磁化固定層の磁化方向と強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、磁化固定層と強磁性層との間の抵抗値に基づいて外部磁場の印加角度を測定する磁気センサであって、磁化固定層は、基板の面方向に対して平行に面方向が形成される平面部(15a)の面方向一方側および他方側がそれぞれ曲げられる断面湾曲状に形成される湾曲部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、磁化固定層は、平面部の面方向一方側および他方側がそれぞれ曲がる断面湾曲状に形成される湾曲部を有する。このため、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層を外して閉ループを形成することができる。したがって、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層に与える影響を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、基板(11)の一面側に搭載されて、基板の面方向に対して平行に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、磁化固定層に対して基板と反対側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、磁化固定層と強磁性層との間に挟まれて磁化固定層の磁化方向と強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、磁化固定層と強磁性層との間の抵抗値に基づいて外部磁場の印加角度を測定する磁気センサであって、互いに対向する第1、第2の辺(101、102)を有する長方形の第1の辺の両側端部の間の寸法をLaとし、長方形の第2の辺の両側端部の間の寸法をLbとしたとき、La>Lbを満たすように長方形を変形した形状に磁化固定層の断面形状がなっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、長方形の第2の辺の両側端部の間の寸法をLbとしたとき、La>Lbを満たすように長方形を変形した形状に磁化固定層の断面形状がなっている。このため、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層を外して閉ループを形成することができる。したがって、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層に与える影響を抑制することができる。
請求項18に記載の発明では、円柱状に形成される基材(11A)と、基材の外周側に断面リング状に形成されて、基材の軸線を中心とする円周方向に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、磁化固定層に対してその外周側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、磁化固定層と強磁性層との間に挟まれて磁化固定層の磁化方向と強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、磁化固定層と強磁性層との間の抵抗値に基づいて外部磁場の印加角度を測定することを特徴とする。
請求項18に記載の発明によれば、磁化固定層が断面リング状に形成されている。このため、磁化固定層内において磁界が閉ループを形成することができる。したがって、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層に与える影響を抑制することができる。
請求項19に記載の発明では、円筒状に形成される基材(11B)と、基材の外周側に断面リング状に形成されて、基材の軸線を中心とする円周方向に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、磁化固定層に対してその外周側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、磁化固定層と強磁性層との間に挟まれて磁化固定層の磁化方向と強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、磁化固定層と強磁性層との間の抵抗値に基づいて外部磁場の印加角度を測定することを特徴とする。
請求項19に記載の発明によれば、磁化固定層が断面リング状に形成されている。このため、磁化固定層内において磁界が閉ループを形成することができる。したがって、磁化固定層からの漏れ磁界が強磁性層に与える影響を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 第1実施形態における磁気センサの平面図である。 第1実施形態における磁気センサの詳細の断面構成を示す図である。 第1実施形態における磁気センサの等価回路を示す図である。 第1実施形態における磁気センサの製造工程を示す図である。 第1実施形態における磁気センサの製造工程を示す図である。 本発明の第2実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 第2実施形態における磁気センサの平面図である。 第2実施形態における磁気センサの断面形状を説明するための図である。 本発明の第3実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の第4実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の第5実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の第6実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 第6実施形態における磁気センサの作用を説明するための図である。 本発明の第7実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の第8実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の第9実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 (a)本発明の第10実施形態における磁気センサの断面図、(b)第10実施形態における磁気センサの平面図である。 (a)本発明の第11実施形態における磁気センサの断面図、(b)第11実施形態における磁気センサの平面図である。 本発明の第12実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の第13実施形態における磁気センサの断面構成を示す図である。 本発明の他の実施形態における基板および突起部を示す図である。 本発明の他の実施形態における基板および突起部を示す図である。 本発明の他の実施形態における基板を示す図である。 本発明の他の実施形態における基板を示す図である。 本発明の他の実施形態における基板および絶縁層を示す図である。 従来の多層膜磁気デバイスの作動を示す図である。 従来の多層膜磁気デバイスの問題点を説明するための図である。 従来の多層膜磁気デバイスの問題点を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1(a)は本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図1(b)は図1(a)中のA部分の拡大図である。図2は本実施形態の磁気センサ10の平面図を示す。図3は本実施形態の磁気センサ10の詳細な断面図を示す。
磁気センサ10は、図1(a)、図2および図3に示すように、基板11、絶縁層12、突起部13、配線層14、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17a、17bから構成されている。磁気センサ10には、図3に示すように、保護膜18、配線層19a、19bが設けられている。
基板11は、例えばシリコンウエハ等からなる薄板部材である。絶縁層12は、SiO2、SiN等の電気絶縁材料からなるもので、基板11の一面11a側に配置されている。
突起部13は、絶縁層12に対して基板11と反対側に配置されて、その板厚方向に突出する断面凸状に形成されている。具体的には、突起部13は、突起層13a、13bから構成されている。突起層13aは、絶縁層12に対してその板厚方向に突出する断面凸状に形成されている。突起層13bは、絶縁層12に対して基板11と反対側から突起層13aを覆う断面湾曲状に形成されている。すなわち、突起部13の断面のうち基板11と反対側の輪郭が湾曲状に形成されていることになる。
本実施形態の突起層13a、13bは、SiO2、SiN等の電気絶縁材料、或いはCuなどの導電性金属材料からなる。
配線層14は、絶縁層12に対して基板11と反対側に配置されて、湾曲部14a、および突起部14b、14cを備える形状になっている。
湾曲部14aは、突起部13に対して基板11と反対側から突起部13を覆う断面湾曲状に形成されている。突起部14bは、湾曲部14aから絶縁層12に沿って面方向一方側に突出するように形成されている。突起部14cは、湾曲部14aから絶縁層12に沿って面方向一方側と反対側(すなわち、面方向他方側)に突出するように形成されている。本実施形態の配線層14は、Cu、Alなどの導電性金属材料からなる。
ピン層15は、その磁化方向が固定されている磁化固定層である。ピン層15の磁化方向は、基板11の面方向に平行な方向に設定されている。基板11の面方向とは、基板11が広がる方向のことである。ピン層15は、絶縁層12に対して基板11と反対側に配置されて、湾曲部15A、および突起部15b、15cを備える形状になっている。
湾曲部15Aは、配線層14に対して基板11と反対側から配線層14を覆う断面湾曲状に形成されている。湾曲部15Aは、基板11の面方向に対して平行に面方向が形成される平面部15aの面方向一方側および他方側がそれぞれ基板11側(すなわち、フリー層17a、17bと反対側)に曲がっている。突起部15bは、湾曲部15Aから配線層14の突起部13bに沿って面方向一方側に突出するように形成されている。突起部15cは、湾曲部15Aから配線層14の突起部13cに沿って面方向一方側と反対側(すなわち、面方向他方側)に突出するように形成されている。
本実施形態のピン層15は、図1(b)に示すように、反強磁性層15d、および積層フェリ層15eから構成されている。反強磁性層15dは、反強磁性材料からなるもので、配線層14側に配置されている。積層フェリ層15eは、反強磁性層15d側に配置される磁性層15gと、磁性層15eに対して反強磁性層15dと反対側に配置される磁性層15fと、磁性層15f、15gの間に配置される非磁性層15hとから構成されている。
トンネル層16は、ピン層15に対して基板11と反対側からピン層15を覆うように形成されている非磁性中間層である。
フリー層17a、17bは、それぞれ、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層である。フリー層17aの面方向のサイズは、ピン層15の面方向のサイズよりも小さいサイズに設定されている。同様に、フリー層17bの面方向のサイズは、ピン層15の面方向のサイズよりも小さいサイズに設定されている。
本実施形態のフリー層17a、17bは、トンネル層16のうちピン層15の平面部15aに対応する部位に搭載されている。
図3の保護膜18は、絶縁層12、突起部13、配線層14、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17a、17bを基板11と反対側から覆うように形成されている。配線層19a、19bは、保護膜18を基板11と反対側から覆うように形成されている。配線層19aは、面方向一方側に配置されて、フリー層17aに接続されている。配線層19bは、面方向他方側に配置されて、フリー層17bに接続されている。本実施形態の配線層19a、19bは、Cu、Alなどの導電性金属材料からなる。
次に、本実施形態の磁気センサ10の電気回路構成について説明する。図4は、本実施形態の磁気センサ10の等価回路を示す。
フリー層17aは、電源Vccに接続されている。フリー層17bはグランドに接続されている。このため、フリー層17a、ピン層15、およびトンネル層16によってTMR素子(Tunneling Magneto Resistance)20を構成し、フリー層17b、ピン層15、およびトンネル層16によってTMR素子21を構成する。このことにより、TMR素子20、21が電源Vccとグランドとの間に直列接続されていることになる。
次に、本実施形態の磁気センサ10の製造行程について図5、図6を参照して説明する。図5(a)〜(e)、図6(a)〜(d)は、磁気センサ10の製造行程を示す図である。
まず、第1の工程において、基板11の一面11a側に、絶縁層12を成膜する(図5(a)参照)。絶縁層12の製法は、熱酸化、CVD、或いはスッパタリングなどが用いられる。
次の第2の工程において、絶縁層12の上に突起層13Aを成膜する(図5(b)参照)。突起層13Aの製法は、熱酸化、CVD、或いはスッパタリングなどが用いられる。
次の第3の工程において、突起層13Aに対して、フォトリソグラフィおよびエッチング(例えば、ミリング、RIE)などを実施して、突起層13Aのうち余分な領域を除去して突起層13aを成形する(図5(c)参照)。
次の第4の工程において、突起層13Bを絶縁層12および突起層13aを覆うように形成する(図5(d)参照)。
次の第5の工程において、突起層13Bに対して、フォトリソグラフィおよびエッチング(例えば、ミリング、RIE)などを実施して、突起層13Bのうち余分な領域を除去して突起層13bを成形する(図5(e)参照)。
次の第6の工程において、突起層13bおよび絶縁層12を覆うように配線層14を形成する(図6(a)参照)。これに加えて、配線層14に対して基板11と反対側に、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17Aをそれぞれ成膜する。
次の第7の工程において、フォトリソグラフィおよびエッチング(例えば、ミリング、RIE)などを実施して、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17Aをそれぞれパターンニングする(図6(b)参照)。
次の第8の工程において、このパターンニングされたフリー層17Aに対して、フォトリソグラフィおよびエッチング(例えば、ミリング、RIE)などを実施して、フリー層17Aのうち余分な領域を除去してフリー層17a、17bをそれぞれ成形する(図6(c)参照)。
次の第9の工程において、配線層14、トンネル層16、およびフリー層17a、17bのそれぞれを覆うように保護膜18をスパッタリング等によって成膜する(図6(d))。これに加えて、ドライエッチング、ウエットエッチング等によって、保護膜18に対してコンタクトホール18a、18bを形成する。コンタクトホール18a、18bは、フリー層17a、17bに向けて形成されている。さらに、コンタクトホール18a、18内に導電性材料を充填して配線層19a、19bをそれぞれ形成する。以上により、TMR素子20、21を形成することができる。その後、TMR素子22、21の共通のピン層15を着磁して磁化方向を設定する。
以上説明した本実施形態によれば、ピン層15は、配線層14に対して基板11と反対側から配線層14を覆う断面湾曲状に形成されている湾曲部15Aを備える。フリー層17a、17bは、ピン層15に対して基板11と反対側に配置されている。フリー層17a、17bの面方向のサイズは、ピン層15の面方向のサイズよりも小さいサイズに設定されている。このため、ピン層15からの漏れ磁界(図1中の太線の矢印参照)が基板11側(すなわち、ピン層15に対してフリー層17a、17bと反対側)に閉ループを形成することができる。したがって、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。よって、フリー層17a、17bの磁化方向が外部磁界に追従して変化する。
ここで、フリー層17aの磁化方向とピン層15の磁化方向との間の角度によってフリー層17aとピン層15との間の抵抗値が変化する。フリー層17bの磁化方向とピン層15の磁化方向との間の角度によってフリー層17bとピン層15との間の抵抗値が変化する。このため、電源Vccとグランドとの間にてTMR素子20、21に流れる電流を計測することにより、磁気センサ10に対して印加される外部磁化の方向を測定することができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ピン層15の断面形状を、湾曲部15Aから面方向一方側および他方側に突出する突起部15b、15cを備える形状にした例について説明したが、これに代えて、図7、図8に示すように、本実施形態では、突起部15b、15cを用いずに、ピン層15の断面形状を、配線層14に対して基板11と反対側から配線層14を覆う湾曲状にする。すなわち、ピン層15は湾曲部15Aだけからなる。これにより、上記第1実施形態と同様に、ピン層15からの漏れ磁界(図7中の太線の矢印参照)が基板11側に閉ループを形成することができる。図7は、本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図7において、図1(a)と同一符号は同一のものを示している。図8は、本実施形態の磁気センサ10の平面図を示す。
このように構成される本実施形態では、ピン層15の断面形状を次のように定義してもよい。
すなわち、図9(a)に示すように、互いに対向する第1辺101と第2辺102を有する長方形100の第1辺101の両側端部の間の寸法をLaとし、長方形100の第2辺102の両側端部の間の寸法をLbとしたとき、La>Lbを満たすように長方形100を変形した形状(図9(b)参照)をピン層15の断面形状とする。図9(b)は、長方形100の両側端部側を曲げたコ字状にしたものを示している。
(第3実施形態)
上記第1、2の実施形態では、磁気センサ10においてTMR素子20、21を構成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、第1、第2のGMR素子(Giant Magneto Resistance;GMR)を構成する例について説明する。
図10は、本実施形態の磁気センサ10の断面図を示す。図10にいて、図7と同一符号ものは、同一のものを示す。
図10では、図7において、トンネル層16に代わる非磁性層16aが用いられている。このため、フリー層17a、非磁性層16a、およびピン層15によって第1のGMR素子を構成し、かつフリー層17b、非磁性層16a、およびピン層15によって第2のGMR素子を構成することになる。
(第4実施形態)
上述の第1〜3の実施形態では、反強磁性層15dおよび積層フェリ層15eから構成されるピン層15を用いた例について説明したが、これに代えて、図11(a)、(b)に示すように、高保磁力材料からなるピン層15Xを用いる例について説明する。
図11(a)は、本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図11(b)は図11(a)中のB部分の拡大図である。図11(a)において、図7と同一符号は同一のものを示す。本実施形態のピン層15Xを構成する高保磁力材料は、フリー層17a、17bよりも高い保磁力を有する材料であって、例えば永久磁石が用いられる。
本実施形態では、上述の如く、高保磁力材料からなる単一層によりピン層15Xを構成することができる。このため、磁気センサの作製が容易になり、成膜コストの低下、およびスループットの向上を実現することができる。
ここで、センサ感度を上げるために熱処理を実施する場合において、上記第1実施形態のようにピン層15として、積層フェリ層15eおよび反強磁性層15dを用いる場合には、ピン層15内において相互拡散が生じる可能性がある。
これに対して、本実施形態では、上述の如く、高保磁力材料からなる単一層によりピン層15Xを構成することができる。このため、熱処理を実施してもピン層15内において相互拡散が生じる可能性がなく、高い温度で熱処理を実施することができる。
(第5実施形態)
上記第4実施形態では、ピン層15Xを断面湾曲状に形成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、図12に示すように、ピン層15Xとしては、上記第1実施形態と同様、湾曲部15A、および突起部15b、15cを備える形状にしてもよい。図12は、本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図12において、図7と同一符号は同一のものを示している。
(第6実施形態)
上記第1〜4実施形態では、基板11とピン層15(15X)との間に突起部15と配線層14とを配置した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、突起部13により配線層を構成する例について説明する。図13は、本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図13において、図7と同一符号は同一のものを示している。
本実施形態では、図13、図14に示すように、導電性材料からなる突起部13を用いる。このため、突起部13が配線層の機能を果たすことができる。したがって、突起部13に対して図14中の紙面垂直方向に電流を流すことにより発生する磁界により、ピン層15に対して磁化方向を設定することができる。
(第7実施形態)
本実施形態では、図15に示すように、基板11に高透磁率材料からなる高透磁率部材を埋め込むように構成する例について説明する。図15は本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図15において、図14と同一符号は同一のものを示している。
本実施形態の基板11のうち、配線層14、ピン層15、トンネル層16に対応する箇所に凹部11cが形成されている。凹部11cは、配線層14側に開口するように形成されている。凹部11c内には、高透磁率材料からなる高透磁率部材11dを配置されている。高透磁率部材11dは、ピン層15から漏れる磁界が通る磁界経路を構成する。このため、したがって、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響をより一層抑制することができる。
(第8実施形態)
上記第1〜7の実施形態では、ピン層15(15X)としては、その平面部15aの面方向一方側および他方側とがそれぞれ基板11側に曲がる形状のものを用いた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ピン層15(15X)としては、その平面部15aの面方向一方側および他方側とがフリー層17a、17b側に曲がる断面湾曲状のものを用いる例について説明する。
図16は本実施形態の磁気センサ10の概略的な断面図を示す。図16において、図14と同一符号は同一のものを示している。
本実施形態の基板11の一面11aには、凹部11eが形成されている。凹部11eの内面は、その断面の輪郭が湾曲状に形成されている。配線層14は、基板11の凹部11eの内面に沿って薄膜状に形成されている。ピン層15は、配線層14に沿って薄膜状に形成されている。このことにより、ピン層15は、その平面部15aの面方向一方側および他方側がそれぞれ基板11と反対側に曲がる断面湾曲状に形成されている。トンネル層16は、ピン層15に沿って薄膜状に形成されている。トンネル層16に対してピン層15と反対側には、フリー層17a、17bが配置されている。
このように構成される本実施形態では、フリー層17a、17bは、凹部11e内に配置されている。ピン層15の面方向一方側と他方側とは、それぞれ基板11の板厚方向一方側に向けられている。板厚方向一方側とは、基板11の板厚方向のうち基板11からフリー層17a、17b側に向けられる向きのことである。このため、ピン層15から漏れる磁界がフリー層17a、17bに対して板厚方向一方側(図中上側)に経路を構成することができる。したがって、上記第1実施形態と同様、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。
(第9実施形態)
上記第8の実施形態では、ピン層15としては、断面湾曲状に形成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、図17に示すように、ピン層15を形成する例について説明する。
図17は本実施形態の磁気センサ10の断面図である。図17において、図16と同一符号は同一のものを示している。
本実施形態の配線層14は、基板11の凹部11eの内面に沿って断面湾曲状に形成されている湾曲部14aと、湾曲部14aから基板11に沿って面方向一方側に突出する突起部14bと、湾曲部14aから基板11に沿って面方向他方側に突出する突起部14cとからなる。
ピン層15は、湾曲部15A、および突起部15b、15cを備える。湾曲部15Aは、配線層14に対して基板11と反対側から配線層14を覆う断面湾曲状に形成されている。湾曲部15Aは、基板11の面方向に対して平行に面方向が形成される平面部15aの面方向一方側および他方側がそれぞれ基板11の一面11a側に曲がっている。突起部15bは、湾曲部15Aから配線層14の突起部14bに沿って面方向一方側に突出するように形成されている。突起部15cは、湾曲部15Aから配線層14の突起部14cに沿って面方向他方側に突出するように形成されている。トンネル層16は、ピン層15に沿って湾曲状に形成されている。フリー層17a、17bは、上記第1実施形態と同様に、凹部11e内において、トンネル層16に対してピン層15と反対側に配置されている。
以上説明した本実施形態によれば、ピン層15は、配線層14に対して基板11と反対側から配線層14を覆う断面湾曲状に形成される湾曲部15Aを備える。よって、上記第1実施形態と同様に、ピン層15から漏れる磁界がフリー層17a、17bに対して板厚方向一方側(図中上側)に経路を構成することができる。したがって、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。
(第10実施形態)
上記第1〜9の実施形態では、磁気センサ10のピン層15の断面形状を基板11の厚み方向(面方向に対する直交方向)に湾曲した形状にした例について説明したが、これに代えて、ピン層15の断面形状を基板11の面方向に湾曲した形状にした例について説明する。
図18(a)は、本実施形態の磁気センサ10の断面図を示す。図18(b)は、本実施形態の磁気センサ10の平面図を示す。図18(a)、(b)にいて、図1と同一符号ものは、同一のものを示す。
磁気センサ10は、図18(a)、(b)に示すように、基板11、絶縁層12、配線層14、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17a、17bから構成されている。
本実施形態の配線層14は、絶縁層12に対して基板11の反対側に積層されている。ピン層15は、配線層14上に積層されている。トンネル層16は、ピン層15上に積層されている。フリー層17a、17bは、トンネル層16上に配列されている。
このように構成される本実施形態では、配線層14、ピン層15、トンネル層16は、それぞれ面直方向から視て、基板11の面方向に湾曲する湾曲状に形成されている。面直方向とは、基板11の面方向に直交する方向のことである。
つまり、配線層14、ピン層15、トンネル層16において、それぞれ、基板11の面方向の断面形状が湾曲状に形成される湾曲部を有することになる。
本実施形態のトンネル層16は、基板11の面方向に対して平行に面方向が形成される平面部160の面方向一方側161および他方側162が面方向に曲げられるコ字状に形成されている。このため、同様に、配線層14、ピン層15がコ字状に形成されている。したがって、ピン層15からの漏れ磁界(図18中の太線の矢印参照)がフリー層17a、17bを避けて閉ループを形成することができる。したがって、上記第1実施形態と同様に、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。よって、フリー層17a、17bの磁化方向が外部磁界に追従して変化する。
(第11実施形態)
上記第10実施形態では、磁気センサ10のピン層15の面方向の断面形状をコ字状にした例について説明したが、これに代えて、ピン層15の面方向の断面形状をC字状にした例について説明する。
図19(a)は、本実施形態の磁気センサ10の断面図を示す。図19(b)は、本実施形態の磁気センサ10の平面図を示す。図19(a)、(b)にいて、図1と同一符号ものは、同一のものを示す。
磁気センサ10は、図19(a)、(b)に示すように、基板11、絶縁層12、配線層14、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17a、17bから構成されている。
本実施形態では、配線層14、ピン層15、トンネル層16は、それぞれ面直方向から視て、基板11の面方向に湾曲するC字状に形成されている。つまり、配線層14、ピン層15、トンネル層16において、それぞれ、基板11の面方向の断面形状がC字状に形成されている。したがって、ピン層15からの漏れ磁界(図18中の太線の矢印参照)がフリー層17a、17bを避けて閉ループを形成することができる。したがって、上記第10実施形態と同様に、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。
(第12実施形態)
上記第1〜9の実施形態では、薄板状の基板11を用いて磁気センサ10を構成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、円柱状に形成される基材を用いて磁気センサ10を構成した例について説明する。
図20(a)は、本実施形態の磁気センサ10の断面図である。図20(b)は、本実施形態の磁気センサ10の斜視図である。
磁気センサ10は、図20(a)および図20(b)に示すように、基材11A、配線層14、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17a、17bから構成されている。
基材11Aは、電気絶縁材料から円柱状に形成されている部材である。配線層14は、Cu、Alなどの導電性金属材料からなるもので、基材11Aの外周側に断面リング状に形成されている。
ピン層15は、配線層14の外周側に断面リング状に形成されて、基材11Aの軸線を中心とする円周方向に磁化方向が固定されている磁化固定層である。トンネル層16は、ピン層15の外周側に断面リング状に形成されている。フリー層17a、17bは、トンネル層16に対してその外周側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層である。すなわち、トンネル層16は、ピン層15およびフリー層17a、17bとの間に挟まれて、ピン層15の磁化方向とフリー層17a、17bの磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層を構成することになる。
このように構成される本実施形態では、フリー層17a、ピン層15、およびトンネル層16によってTMR素子20を構成し、フリー層17b、ピン層15、およびトンネル層16によってTMR素子21を構成する。
以上説明した本実施形態によれば、ピン層15は、配線層14の外周側に断面リング状に形成されている。このため、ピン層15内にて磁界(すなわち、漏れ磁界)が基材11Aの軸線を中心とする円周方向に閉ループを構成する。フリー層17a、17bは、ピン層15の外周側に配置されている。したがって、上記第1実施形態と同様に、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。
(第13実施形態)
上記第12実施形態では、円柱状に形成される基材を用いて磁気センサ10を構成した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、円筒状に形成される基材を用いて磁気センサ10を構成した例について説明する。
図21(a)は、本実施形態の磁気センサ10の断面図である。図21(b)は、本実施形態の磁気センサ10の斜視図である。
本実施形態の基材11Bは、円筒状に形成されている。具体的には、基材11Bとしては、フレキシブルプリント基板が用いられている。
本実施形態の磁気センサ10は、図21(b)に示すように、基材11Bとしてのフレキシブルプリント基板に対して、配線層14、ピン層15、トンネル層16、およびフリー層17a、17bが積層されたものを丸めて円筒状に変形されたものである。このため、ピン層15内にて磁界が基材11Aの軸線を中心とする円周方向に閉ループを構成する。フリー層17a、17bは、ピン層15の外周側に配置されている。したがって、上記第12実施形態と同様に、ピン層15からの漏れ磁界がフリー層17a、17bに与える影響を抑制することができる。
(他の実施形態)
上記第1〜第5の実施形態では、突起部13の断面のうち基板11と反対側の輪郭が湾曲状に形成されている例について説明したが、これに代えて、次の(a)、(b)、(c)、(d)のようにしてもよい。
(a) 図22(a)、(b)に示すように、突起部13の断面において基板11と反対側の輪郭が円弧状に形成されている。図22(a)は、基板11と突起部13とを示す断面図である。図22(b)は、基板11と突起部13とを示す斜視図である。
(b) 図22(c)、(d)に示すように、突起部13の断面が矩形状に形成されている。図22(c)は、基板11と突起部13とを示す断面図である。図22(d)は、基板11と突起部13とを示す斜視図である。
(c) 図23(a)、(b)に示すように、突起部13の断面が台形状に形成されている。図23(a)は、基板11と突起部13とを示す断面図である。図23(b)は、基板11と突起部13とを示す斜視図である。
(d) 図23(c)に示すように、突起部13が蒲鉾状に形成されている。図23(c)は、基板11と突起部13とを示す断面図である。
上記第1〜第5の実施形態では、基板11上に突起部13を設けた例について説明したが、これに代えて、次の(e)、(f)、(g)、(h)のように基板11の一面11a側を突起状に形成して、基板11により突起部を形成するようにしてもよい。
(e)図24(a)に示すように、基板11によって断面半円状の突起部を形成する。
(f)図24(b)に示すように、基板11によって断面矩形状の突起部を形成する。
(g)図24(c)に示すように、基板11によって断面台形状の突起部を形成する。
(h)図24(d)に示すように、基板11によって断面蒲鉾状の突起部を形成する。
上記第8実施形態では、基板11において内面の輪郭が断面湾曲状に形成されている凹部11eを形成した例について説明したが、これに代えて、次の(i)、(j)、(k)、(l)のように凹部11eを形成してもよい。
(i)図25(a)に示すように、基板11において断面半円状の凹部11eを形成する。
(j)図25(b)に示すように、基板11において断面矩形状の凹部11eを形成する。
(k)図25(c)に示すように、基板11において断面台形状の凹部11eを形成する。
(l)図25(d)に示すように、基板11において断面蒲鉾の凹部11eを形成する。
上記第8実施形態では、基板11において凹部11eを形成した例について説明したが、これに代えて、図26に示すように、絶縁層12において凹部12aを形成してもよい。この場合、絶縁層12の凹部12aの内面に沿って配線層14を形成する。そして、配線層14に沿ってピン層15を形成する。すなわち、配線層14を介して絶縁層12の凹部12aの内面に沿ってピン層15を形成することができる。このことにより、上記第8実施形態と同様に、ピン層15(15X)の形状を断面湾曲状に形成することができる(図16参照)。
上記第1〜7の実施形態では、フリー層17a、17bの面方向のサイズを、それぞれ、ピン層15の面方向のサイズよりも小さいサイズに設定した例について説明したが、これに代えて、フリー層17a、17bの面方向のサイズを、ピン層15の面方向のサイズと同一サイズに設定してもよい。
上記第8実施形態では、磁気センサ10において、2つのTMR素子21を構成した例について説明したが、これに代えて、磁気センサ10において、2つのGMR素子21を構成してもよい。
上記第1〜11の実施形態では、磁気センサ10において、2つのTMR素子(或いは、2つのGMR素子)を構成した例について説明したが、これに代えて、磁気センサ10において、1つのTMR素子(或いは、1つのGMR素子)を構成してもよい。或いは、3つ以上のTMR素子(或いは、3つ以上のGMR素子)を構成してもよい。
10 磁気センサ
11 基板
12 絶縁層
13a 突起部
13b 突起部
14 配線層
15 ピン層
15A 湾曲部
15b 突起部
15c 突起部
15d 反強磁性層
15e 積層フェリ層
16 トンネル層
17a フリー層
17b フリー層
18 保護膜
19a 配線層
19b 配線層
20 TMR素子
21 TMR素子

Claims (22)

  1. 基板(11)の一面側に搭載されて、前記基板の面方向に対して平行に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、
    前記磁化固定層に対して前記基板と反対側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれて前記磁化固定層の磁化方向と前記強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間の抵抗値に基づいて前記外部磁場の印加角度を測定する磁気センサであって、
    前記磁化固定層は、前記基板の面方向に対して平行に面方向が形成される平面部(15a)の面方向一方側および他方側がそれぞれ曲げられる断面湾曲状に形成される湾曲部を有することを特徴とする磁気センサ。
  2. 基板(11)の一面側に搭載されて、前記基板の面方向に対して平行に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、
    前記磁化固定層に対して前記基板と反対側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれて前記磁化固定層の磁化方向と前記強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間の抵抗値に基づいて前記外部磁場の印加角度を測定する磁気センサであって、
    互いに対向する第1、第2の辺(101、102)を有する長方形の前記第1の辺の両側端部の間の寸法をLaとし、前記長方形の前記第2の辺の両側端部の間の寸法をLbとしたとき、La>Lbを満たすように前記長方形を変形した形状に前記磁化固定層の断面形状がなっていることを特徴とする磁気センサ。
  3. 前記磁化固定層の面方向のサイズと同一サイズ、或いは前記磁化固定層の面方向のサイズよりも小さいサイズに前記強磁性層における当該面方向のサイズが設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサ。
  4. 前記磁化固定層は、
    第1、第2の磁性体層(15f、15g)と前記第1、第2の磁性体層の間に挟まれる非磁性体層(15h)とを備える積層フェリ構造(15e)と、
    前記基板と前記積層フェリ構造との間に配置される反強磁性体層(15d)とを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  5. 前記磁化固定層(15X)は、前記強磁性層よりも高い保磁力を有する材料からなるものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  6. 前記基板には、その板厚方向に凹む凹部(11e)が形成されており、
    前記凹部の内面に沿って前記磁化固定層が形成されることにより、前記湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  7. 前記基板の一面側には、その板厚方向に凹む凹部(12a)を有する絶縁層(12)が形成されており、
    前記凹部の内面に沿って前記磁化固定層が形成されることにより、前記湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  8. 前記基板の一面側には、その板厚方向に突出する断面凸状に形成される突起部(13)が形成されており、
    前記突起部に沿って前記磁化固定層が形成されることにより、前記湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  9. 前記突起部は、前記基板側からその板厚方向に突出する断面凸状に形成される第1突起層(13a)と、前記凸部に対して前記基板と反対側から覆うように形成される第2突起層(13b)とから構成されることを特徴とする請求項8に記載の磁気センサ。
  10. 前記第1突起層は、電気絶縁材料からなるものであることを特徴とする請求項9に記載の磁気センサ。
  11. 前記第2突起層は、電気絶縁材料からなるものであることを特徴とする請求項9または10に記載の磁気センサ。
  12. 前記第1突起層は、導電性材料からなるものであることを特徴とする請求項9に記載の磁気センサ。
  13. 前記第2突起層は、導電性材料からなるものであることを特徴とする請求項9または10に記載の磁気センサ。
  14. 前記第1突起層(13a)は、前記基板の一面に沿って成形される第1の膜(13A)のうち前記第1突起層以外の余分な箇所をエッチングにより除去されて形成されたものであることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  15. 前記第2突起層(13b)は、前記基板および前記第1の膜をそれぞれ覆うように成形される第2の膜(13B)のうち前記第2突起層以外の余分な箇所をエッチングにより除去されて形成されたものであることを特徴とする請求項9ないし14のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  16. 前記基板と前記磁化固定層との間には、前記基板よりも高い透磁率の材料からなり、かつ前記磁化固定層から漏れる磁界が通る磁界経路を構成する高透磁率部材(11d)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  17. 前記磁化固定層は、前記基板の面方向に対して平行に面方向が形成される平面部(15a)の面方向一方側および他方側が前記基板の面方向にそれぞれ曲げられる断面湾曲状に形成される湾曲部を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  18. 円柱状に形成される基材(11A)と、
    前記基材の外周側に断面リング状に形成されて、前記基材の軸線を中心とする円周方向に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、
    前記磁化固定層に対してその外周側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれて前記磁化固定層の磁化方向と前記強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間の抵抗値に基づいて前記外部磁場の印加角度を測定することを特徴とする磁気センサ。
  19. 円筒状に形成される基材(11B)と、
    前記基材の外周側に断面リング状に形成されて、前記基材の軸線を中心とする円周方向に磁化方向が固定されている磁化固定層(15)と、
    前記磁化固定層に対してその外周側に配置されて、外部磁場によって磁化方向が追従して変化する強磁性層(17a、17b)と、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれて前記磁化固定層の磁化方向と前記強磁性層の磁化方向との間の角度によって抵抗値が変化する非磁性中間層(16)とを備え、
    前記磁化固定層と前記強磁性層との間の抵抗値に基づいて前記外部磁場の印加角度を測定することを特徴とする磁気センサ。
  20. 前記基材は、フレキシブルプリント基板が円筒状に変形されたものであることを特徴とする請求項19に記載の磁気センサ。
  21. 前記磁化固定層、前記強磁性層、および前記非磁性中間層は、TMR素子を構成することを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1つに記載の磁気センサ。
  22. 前記磁化固定層、前記強磁性層、および前記非磁性中間層は、GMR素子を構成することを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1つに記載の磁気センサ。
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