JP2014029809A - 接触部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 破損を抑制できる接触部材を提供する。
【解決手段】 接触部材11は、基部13と、基部13の左端部において連接される延出部15と、基部13の右端部において連接される平面部17と、を有する。延出部15は、基部13の左端部から上方向に延び出す第1部分23と、第1部分23の上端から屈曲して左方向に延び出す第2部分25と、を備える。平面部17は、基部13の右端部から上方向に延び出しており、平面部17の上端にて折れ曲がり左方向に延びる横板部43が連接されている。延出部15が左方向に変位して、第1部分23が左方向に変位すると、所定量変位したところで延出部15の上端部15aが横板部43の下面に接触する。これにより、延出部15の変位が抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動実装機によってプリント基板に表面実装され、筐体などと接触してそれらを電気的に接続する接触部材に関する。
プリント基板に表面実装される接触部材として、筐体などと接触する先端部分がプリント基板における接触部材の実装面と平行となる方向に対して弾性変位するものが提案されている(特許文献1,2参照)。このような接触部材を用いると、筐体の表面がプリント基板の実装面に対して交差する方向に広がる場合であっても、それらの導通を図ることができる。
特開2011−60694号公報 特開2011−96908号公報
上述した接触部材は、例えば特許文献2の図5に示されるように、プリント基板の縁部に配置して接触部材の先端部分をプリント基板の縁部から突出させて筐体に接触させる場合がある。このような場合、接触部材を筐体に接触させ易くなるものの、プリント基板の縁部から接触部材が突出していることから、組み付け時に筐体やその他の部品に接触部材を引っ掛けやすくなり、接触部材が破損してしまう虞がある。
本発明の目的は、破損を抑制できる接触部材を提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、取付対象物に表面実装される接触部材であって、導電性及び弾性を有する金属板から形成されており、平面部分を有する基部と、延出部と、変位抑制部と、を備え、延出部は、上記平面部分を下方向の端部とした場合の相対的な位置関係で、上記平面部分の所定方向の端部から上方向に延び出す第1部分と、第1部分の延び出した先から上記所定方向に延び出す第2部分と、を有し、変位抑制部は、上記第1部分が上記所定方向に変位した際に延出部と接触することによって第1部分の上記所定方向への変位を抑制することを特徴とする。
このように構成された接触部材は、延出部の第2部分が所定方向に延び出しているため、延出部によって接触部材を基準として所定方向に位置する筐体などと接触し、取付対象物と筐体などとの導通を図ることができる。
そして上記接触部材は、延出部に外部からの荷重が作用して、第1部分が所定方向(即ち、第2部分が延び出す方向)に変位すると、変位抑制部が延出部に接触することにより第1部分の変位を抑制するため、延出部の破損を抑制することができる。ここでいう破損とは、例えば第1部分と基部との連結部分が降伏点を超えて変位して所定の形状を維持できず、外部からの荷重が作用していない場合の第2部分の位置が不適切な位置にずれてしまったり、弾性力を失ったりすることが該当する。このような場合には筐体など適切に接触することができなくなる虞がある。
なお上述した延出部において、第1部分は基部から上方向に延び出していればその具体的な構成は特に限定されない。例えば、第1部分は基部と直交するように延び出す構成であってもよいし、屈曲や湾曲しながら基部よりも上方の所定の高さに到達する構成であってもよい。
また第2部分は少なくともその一部が上記所定方向に延び出していればよい。よって、例えば第1部分の先端から一旦所定方向とは反対方向に延び、その先が折り曲げられて所定方向に延びる構成であってもよいし、一旦所定方向に延び、そのさらに先端は折り曲げられて上記反対方向に延び出す構成であってもよい。
また請求項2に記載の発明は、取付対象物に表面実装される接触部材であって、導電性及び弾性を有する金属板から形成されており、基部と、平面部と、延出部と、を有する。基部は、第1の平面を有する。平面部は、基部を下方向の端部とした場合の相対的な位置関係で、基部の一端から上方向に延び出し、上記第1の平面と交差する方向に沿って拡がる第2の平面を有する。延出部は、基部における上記一端とは反対の他端にて連接され、上方向に延び出す第1部分と、当該第1部分における上記連接される端部と反対の端部において屈曲部を介して連接され、当該屈曲部にて屈曲して、平面部から離れる方向に延び出す第2部分と、を有し、平面部に対して接近する方向および離れる方向に弾性変位可能に構成されている。そして平面部は、延出部に外部からの荷重が作用して上記第1部分が平面部から離れる方向に変位した際に、延出部と接触することによって上記第1部分が予め設定した以上に平面部から離れる方向へ変位することを抑制する変位抑制部を有していることを特徴とする。
このように構成された接触部材は、延出部の第2部分が平面部から離れる方向に延び出しているため、当該接触部材を基準として延出部が平面部から離れる方向、換言すると一端から他端に向かう方向に位置する筐体などと接触し、取付対象物と筐体などとの導通を図ることができる。
そして上記接触部材は、延出部に外部からの荷重が作用して、第1部分が平面部から離れる方向に変位すると、変位抑制部が延出部に接触することにより第1部分の変位を抑制するため、請求項1の接触部材と同様に延出部の破損を抑制することができる。
また、プリント基板等に対して半田付けを行う面を、第1の平面および第2の平面から選択することができるため、延出部の変位方向が適切な方向となるようにプリント基板に対してより適切な面を選択して実装することができる。
なお上述した延出部において、第1部分は上方向に延び出していればその具体的な形状や延び出す方向は特に限定されない。また、第2部分は少なくともその一部分が平面部から離れる方向に延び出していればよく、例えば延び出した先端は折り返されて平面部側に延び出していてもよい。
延出部および変位抑制部の具体的な構成は特に限定されるものではないが、例えば請求項3に記載されるように構成されていてもよい。
請求項3に記載の接触部材は、請求項2に記載の接触部材において、延出部が、上記第1部分が平面部に近づく方向かつ上方向に延び出すと共に、上記第2部分が平面部から離れる方向かつ下方向に延び出し、第1部分が平面部から離れる方向に変位するに連れて上端が上昇するように構成されている。また、上記変位抑制部は、平面部の上端から上記他端側に延び出し、第1の平面と略平行である第3の平面を有する板状の部材であって、延出部が変位していない場合においては延出部より上方の位置であり、かつ、上記上端が上昇したときに延出部の上端と接触する位置に配置されていることを特徴とする。
このように構成された接触部材は、延出部の上方に位置する板状の部材である変位抑制部によって延出部の変位を抑制できるため、第1部分の予め設定した以上の変位を抑制し、その結果、接触部材の破損を抑制することができる。
また、変位抑制部が第3の平面を有することで、第3の平面を半田付け面として利用できることでプリント基板等への接合の自由度が向上するうえ、第1の平面と第3の平面とが平行であることから一方を半田付けする際に他方を自動実装時の吸着面として利用することができる。
また、変位抑制部は請求項4に記載されるように構成されていてもよい。
請求項4に記載の接触部材は、請求項2に記載の接触部材において、変位抑制部が、平面部の上端から上記他端側に延び出す第1板状部と、当該第1板状部の延び出した先端から下方向に延び出す第2板状部と、を有している。そして第2板状部は、延出部が変位していない場合においては延出部における所定の部分を基準として平面部と反対側の位置であり、かつ、上記所定の部分が平面部と離れる方向に変位した際に上記所定の部分と接触する位置に配置されていることを特徴とする。
このように構成された接触部材は、延出部における所定の部分を基準として平面部と反対側の位置に配置される変位抑制部によって延出部の変位を抑制できるため、第1部分の予め設定した以上の変位を抑制し、接触部材の破損を抑制することができる。
また、変位抑制部は請求項5に記載されるように構成されていてもよい。
請求項5に記載の接触部材は、請求項2に記載の接触部材において、変位抑制部が、平面部から延び出し、延出部における少なくとも平面部の反対側の一部を囲む腕状の部材であって、上記第1部分が平面部から離れる方向に変位した際に延出部と接触することを特徴とする。
このように構成された接触部材は、腕状の部材によって延出部の変位を抑制できるため、第1部分の予め設定した以上の変位を抑制し、接触部材の破損を抑制することができる。なお、腕状の部材は延出部における平面部の反対側の一部を囲っていればよく、延出部を完全に囲う必要はない。よって、囲いの一部に隙間が空いていたり、延出部を部分的に囲うような構成であってもよい。
実施例1の接触部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)が左上方から見た斜視図、(g)が左下方から見た斜視図、(h)が右上方から見た斜視図、(i)が右下方から見た斜視図である。 (a)〜(c)が、実施例1の接触部材を基板に実装した状態を示す正面図である。 実施例2の接触部材を示す図であり、(a)は左上方向から見た斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は基板に実装した状態を示す図であって(b)のA−A断面図である。 (a)〜(c)が実施例3の接触部材を示す図であり、(a)は左上方向から見た斜視図、(b)は正面図、(c)は基板に実装した状態を示す正面図である。(d)は本発明の構成を有さない参考例の正面図である。 変形例の接触部材を示す図であり、(a)は左上方向から見た斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は基板に実装した状態を示す正面図である。 変形例の接触部材を示す図であり、(a)は左上方向から見た斜視図、(b)は基板に実装した状態を示す正面図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[実施例1]
(1)接触部材の構成
本実施例の接触部材11は、導電性及び弾性を有する1枚の金属板から形成されるものであって、図1(a)〜(i)に示すように、基部13と、基部13の所定方向の端部において連接される延出部15と、基部13の所定方向と反対方向の端部において連接される平面部17と、を有する。
なお、所定方向とは図1(a)においては左方向であって、以降、この方向を左方向とし、その反対方向を右方向として説明する。また、図1(a)における上下方向を上下方向とし、図1(b)における上下方向を前後方向として説明する。これらの方向はあくまでも発明の理解を容易にするために便宜的に用いる、各部の相対的な位置関係を示すための定義にすぎず、接触部材11の取り付け方向などを規定するものではない。また、基部13における上述した所定方向の端部(左端)が本発明における他端に対応し、所定方向と反対方向の端部(右端)が本発明における一端に対応する。
基部13は、本発明における取付対象物の一例であるプリント基板(以降、単に基板1という)に接触部材11を固定するための半田付けが可能な平面である接合面21を下方向の端面に有する。この接合面21が本発明における平面部分および第1の平面の一例である。
延出部15は、基部13の左端から上方向に延び出す第1部分23と、第1部分23の上端から屈曲部29を介して屈曲して延び出す第2部分25と、を備える。
第1部分23の上側は、図1(a)に示すように、第1屈曲点27を介して右側に屈曲し、平面部17側に近づくように傾斜して延び出している。延び出した先には比較的曲率半径の大きい屈曲部29が設けられており、またその先には屈曲部29にて左方向に屈曲して、平面部17から離れるように延び出す第2部分25が連接されている。第2部分25は第2屈曲点31にて左下方向に延び出すように折り曲げられている。
第2部分25の最も左方向に延び出した先の接触部33は、筐体や他の基板等(以降、単に筐体3という)と接触する部分であり、その先端35は約180°折り返されている。接触部33は基部13および後述する横板部43の左端よりも左側に突出している。
また、第1屈曲点27と屈曲部29の間の領域37より先方(基部13から延び出した先)は前後方向の幅が細くなっており、外部から延出部15に荷重が作用したときに領域37の先方側がより大きく変形するように構成されている。
平面部17は、基部13の右端から上方向に延び出す板状の形状である。平面部17の上端からは左方向に延びる板状の部材である横板部43が連接されており、横板部43にはその前後方向の両端から下方向に延び出す一対の側板部45が連接されている。
平面部17の右側面は半田付けが可能な平面である接合面47となっている。また横板部43の上面も半田付けが可能な平面である接合面49となっている。この接合面47は接合面21と交差(本実施例では直交)する方向に沿って拡がる平面であり、接合面49は基部13の接合面21と略平行である平面である。この接合面47が本発明における第2の平面の一例であり、接合面49が本発明における第3の平面の一例である。
横板部43は、延出部15の上方において延出部15と小さい隙間を介して近接した位置となる。側板部45は延出部15を両側面から小さな間隔を空けて挟み込むように形成されている。上記横板部43が、本発明における変位抑制部の一例である。
(2)接触部材の作用および効果
接触部材11の接合面21を図示しない半田にて半田付けすることによって接触部材11を基板1に取り付けた状態を図2(a)に示す。接触部材11は、基板1における図示しないプリント配線と導通する所定の領域に、自動実装機によって表面実装され、半田付けにより固定される。その状態で延出部15の接触部33と筐体3とを接触させることで、基板1と筐体3とが電気的に接続される。
延出部15は左右方向に弾性変位可能となっており、例えば図2(a)に示すように筐体3と接触するなどして延出部15に外部から平面部17方向への荷重が作用すると、延出部15全体が右方向へ変位し、接触部33の先端側は右下方向へ変位する。このとき、延出部15の弾性力によって筐体3を左方向に押圧することとなるため、筐体3と接触部33との接触は良好に維持される。延出部15から筐体3を離すと延出部15の弾性力により当初の位置(実線の位置)に戻る。
また、延出部15が左方向に変位して平面部17から離れるように左方向に変位した際には、延出部15に横板部43が接触する。
より詳細に説明すると、第1屈曲点27より先側は右側に傾斜して延び出しているため、延出部15が左方向に変位するとその傾斜部分が立ち上がるように変形し、先端部分の位置が上昇する。この変形時に最も上端に位置することとなる上端部15aは、第1部分23が平面部17から離れる方向に変位するに連れてその位置が上昇する。
そして横板部43は、延出部15が変位していない場合においては延出部15より上方の位置であり、かつ、前記上端部15aが上昇したときに上端部15aと接触する位置に配置されている。その結果、図2(b)において実線で示す延出部15のように、所定量変位したところで延出部15の上端部15aが横板部43の下面に接触する。これにより、第1部分23が予め設定した以上に左方向へ変位することが抑制される。
その結果、図2(b)において破線で示すように、例えば何らかの物(筐体3など)に引っ掛けられて第2部分25が左方向や下方向に引っ張られ、延出部15が大きく変形してしまうことを抑制できる。よって、延出部15が降伏点を超えて弾性を失って変形し、接触部33が筐体3の目的の位置に接触しなかったり、弾性を失うことで接触不良となったりするという不具合を抑制できる。
また、図2(c)に示すように、延出部15の第1部分23から上端部15aまでの移動が抑制されるため、第2部分25の移動範囲を制限することができ、延出部15が筐体3と接触したときに第2部分25が飛び出すことを抑制して接触部材11を小さく収めることができるようになる。
また、接触部材11は、基部13の接合面21のみでなく、平面部17の接合面47や横板部43の接合面49を用いて半田付けにより基板1に実装することができる。よって、筐体3に対してより適切な接合面を選択して実装することができる。例えば図2(a)のように接触部材11が実装されている場合には、第2部分25の傾斜面25aが左下に延びているため、筐体3が相対的に上方向または左方向から接触部材11に接近すると延出部15は問題なく破線の位置に変位する。
しかしながら、筐体3が下方向から接近すると第2部分25が筐体3に引っ掛かり上方向に変位して変形してしまう虞がある。その場合には、接触部材11の上下を逆にして接合面49を半田付け面として基板1に実装しておくことで、傾斜面25aが左上に延びることとなるため、筐体3が下方向から接近して第2部分25に当たると第2部分25はスムーズに右方向に変位するため、変形により不具合を生じてしまうことを抑制できる。
また、第2部分25が上方向に変位した際には、上端部15aが横板部43と接触するため、あるいは第2部分25が直接横板部43と接触するため、第2部分25が上方向に変位して変形してしまうことを抑制できる。また側板部45は、延出部15に衝突しようとする筐体3以外の他の物体に対する障壁として機能し、また仮に延出部15が他の物体と衝突しても、側板部45が延出部15に接触することによって延出部15の前後方向への変形を抑制できる。
このように、延出部15は、平面部17,横板部43,側板部45によって上下、左右、および前後方向の変位範囲を制限されている。それにより他の物体が延出部15に接触して変形してしまうといった不具合が抑制される。
また、接合面21に半田付けを行い基板1に実装する場合には接合面49を自動実装機の吸着ノズルの吸着面として利用でき、接合面49に半田付けを行う場合には、接合面21を吸着面として利用できる。また接合面47に半田付けを行う場合には、延出部15の第1部分23の第1屈曲点27より下側が接合面47と略平行であるため、その部分を吸着面として利用できる。
また、半田付けを行うことができる各接合面は、いずれも延出部15の第2部分25からは距離を有しているため、半田付け時の半田上がりなどによる性能の低下や延出部15の可動範囲の縮小を抑制できる。
また、延出部15が筐体3などにより右方向へ過剰に圧縮された場合でも、複数の屈曲点27,31や屈曲部29を有する構成により荷重を吸収し、また筐体3などが横板部43と接触することによって延出部15の圧縮が制限されるため、過剰に圧縮されて弾性を失い、導通機能が低下することを抑制できる。
[実施例2]
図3(a)〜(d)に示す接触部材11aは実施例1の接触部材11の一部の形状を変更したものであるため、変更した部分を中心に説明し、その他の部分は同一の符号を用いて説明を割愛する。
接触部材11aにおいて、第1部分51は、基部13の左端から第1屈曲点53によって右方向に折り返され、さらに第2屈曲点55によって上方向に折り曲げられている。第2部分25とは第1部分51の上端の屈曲部57にて連接している。即ち、第1部分51は、上方向かつ平面部17側に接近する方向に延び出している。
このように構成された接触部材11aも実施例1の接触部材11と同様に、図3(d)に示すように、上端部15aが横板部43に接触することにより第1部分51の左方向への移動が抑制され、変形による接触不良の発生などの不具合を抑制できる。
また接触部材11aでは、基部13にも側板部59が設けられている。側板部が設けられる位置は特に限定されない。例えば、平面部17に設けられていてもよい。もちろん側板部がいずれにも設けられていない構成としてもよい。
[実施例3]
本実施例の接触部材61は、導電性及び弾性を有する1枚の金属板から形成されるものであって、図4(a)〜(c)に示すように、基部63と、延出部65と、平面部67と、横板部69と、を有する。
基部63,平面部67,横板部69は実施例1の基部13,平面部17,横板部43と同様の構成である。また実施例1の側板部45に対応する構成は有していない。
延出部65は、基部63の左端から右上方向に傾斜して延び出す第1部分71と、第1部分71の上端から屈曲部73にて折り曲げられ左方向に延び出し、屈曲点75で折り曲げられて左下に延び出す第2部分77と、を備える。
本実施例の接触部材61も実施例1の接触部材11と同様に、基板1に自動実装機によって表面実装される。その状態で基板1または筐体3を移動させて、第2部分77の先端の接触部と筐体3とを接触させることで、基板1と筐体3とが電気的に接続される。
そして、図4(c)に示すように、第1部分71が基部63との連結部分71aを中心に平面部67から離れるように左方向に変位すると、上端部65aが上昇して横板部69の下面に接触する。よって第1部分71はそれ以上左方向へ変位してしまうことが抑制されるため、延出部65の変形による接触不良の発生などの不具合を抑制できる。
なお図4(d)に示す参考例のように、上端部65aが横板部69に接触しない場合には、第1部分71の変位を抑制することができないので、接触部材61が破損してしまうことを抑制できない。
[変形例]
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、延出部(15,65)の上端部(15a,65a)が本発明の変位抑制部の一例である横板部(43,69)と接触することで、第1部分(23,51,71)の左方向への変位を抑制する構成を例示したが、延出部が横板部以外の部分に接触して変位を抑制するように構成されていてもよい。
例えば、実施例3の接触部材61の一部の構成を変更した図5(a)〜(d)に示す接触部材61aのように構成してもよい。接触部材61aは、平面部67の上端から左方向に横板部79が延び出しており、その延び出した先端から下方向に延びる縦板部81が形成されている。
縦板部81は、延出部65が変位していない場合においては延出部65の上部分65bを基準として平面部67と反対側(即ち上部分65bの左側)に位置しており、第1部分71が左方向に変位した際に上部分65bが当該縦板部81と接触することで第1部分71の変位が抑制される。この横板部79が本発明における第1板状部の一例であり、縦板部81が本発明における第2板状部の一例である。
また、実施例2の接触部材11aの一部の構成を変更した図6(a),(b)に示す接触部材11bのように、平面部17から延び出し、延出部15の変位の方向、即ち左右方向に間隔を空けて延出部15の一部の周囲を囲むように配置された腕状の一対の係止片83を備える構成であってもよい。係止片83は、延出部15の第1部分51における平面部17の反対側部分の一部を囲っているため、延出部15が左方向に変位したときに第1部分51と接触して第1部分51の変位を抑制する。また係止片83は、延出部15が前後方向に変位することも抑制し、さらに外部から延出部15に何らかの物が衝突する際の障壁として機能する。
この係止片83は、平面部17の前後端部のいずれか一方にのみ形成されていてもよい。また、係止片83は、平面部17以外の場所、例えば横板部43に設けられていてもよい。
また、上記各実施例および変形例の接触部材は、1枚の金属板から形成される構成を例示したが、複数の金属板を組み合わせて構成されるものであってもよい。
1…基板、3…筐体、11,11a,11b…接触部材、13…基部、15…延出部、15a…上端部、17…平面部、21…接合面、23…第1部分、25…第2部分、25a…傾斜面、27…第1屈曲点、29…屈曲部、31…第2屈曲点、33…接触部、35…先端、43…横板部、45…側板部、47…接合面、49…接合面、51…第1部分、53…第1屈曲点、55…第2屈曲点、57…屈曲部、59…側板部、61…接触部材、63…基部、65…延出部、65a…上端部、67…平面部、69…横板部、71…第1部分、71a…連結部分、73…屈曲部、75…屈曲点、77…第2部分、79…横板部、81…縦板部、83…係止片

Claims (5)

  1. 取付対象物に表面実装される接触部材であって、
    前記接触部材は導電性及び弾性を有する金属板から形成されており、
    平面部分を有する基部と、
    前記平面部分を下方向の端部とした場合の相対的な位置関係で、前記平面部分の所定方向の端部から上方向に延び出す第1部分と、前記第1部分の延び出した先から前記所定方向に延び出す第2部分と、を有する延出部と、
    前記第1部分が前記所定方向に変位した際に前記延出部と接触することによって前記第1部分の前記所定方向への変位を抑制する変位抑制部と、を備える
    ことを特徴とする接触部材。
  2. 取付対象物に表面実装される接触部材であって、
    前記接触部材は導電性及び弾性を有する金属板から形成されており、
    第1の平面を有する基部と、
    前記基部を下方向の端部とした場合の相対的な位置関係で、前記基部の一端から上方向に延び出し、前記第1の平面と交差する方向に沿って拡がる第2の平面を有する平面部と、
    前記基部における前記一端とは反対の他端にて連接され、上方向に延び出す第1部分と、当該第1部分における前記連接される端部と反対の端部において屈曲部を介して連接され、当該屈曲部にて屈曲して、前記平面部から離れる方向に延び出す第2部分と、を有し、前記平面部に対して接近する方向および離れる方向に弾性変位可能な延出部と、を備え、
    前記平面部は、前記延出部に外部からの荷重が作用して前記第1部分が前記平面部から離れる方向に変位した際に、前記延出部と接触することによって前記第1部分が予め設定した以上に前記平面部から離れる方向へ変位することを抑制する変位抑制部を有している
    ことを特徴とする接触部材。
  3. 前記延出部は、前記第1部分が前記平面部に近づく方向かつ上方向に延び出すと共に、前記第2部分が前記平面部から離れる方向かつ下方向に延び出し、前記第1部分が前記平面部から離れる方向に変位するに連れて上端が上昇するように構成されており、
    前記変位抑制部は、前記平面部の上端から前記他端側に延び出し、前記第1の平面と略平行である第3の平面を有する板状の部材であって、前記延出部が変位していない場合においては前記延出部より上方の位置であり、かつ、前記上端が上昇したときに前記延出部の上端と接触する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の接触部材。
  4. 前記変位抑制部は、前記平面部の上端から前記他端側に延び出す第1板状部と、当該第1板状部の延び出した先端から下方向に延び出す第2板状部と、を有し、
    前記第2板状部は、前記延出部が変位していない場合においては前記延出部における所定の部分を基準として前記平面部と反対側の位置であり、かつ、前記所定の部分が前記平面部と離れる方向に変位した際に前記所定の部分と接触する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の接触部材。
  5. 前記変位抑制部は、前記平面部から延び出し、前記延出部における少なくとも前記平面部の反対側の一部を囲む腕状の部材であって、前記第1部分が前記平面部から離れる方向に変位した際に前記延出部と接触する
    ことを特徴とする請求項2に記載の接触部材。
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