JP2002184503A - 導電部材 - Google Patents

導電部材

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JP2002184503A
JP2002184503A JP2000383678A JP2000383678A JP2002184503A JP 2002184503 A JP2002184503 A JP 2002184503A JP 2000383678 A JP2000383678 A JP 2000383678A JP 2000383678 A JP2000383678 A JP 2000383678A JP 2002184503 A JP2002184503 A JP 2002184503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触部の連接部分の反対側である後方から荷
重を受けた場合の接触部の強度を高くし、また、側方か
ら荷重を受けた場合の側方部の強度を高くして、プリン
ト配線板に実装された導電部材の永久変形の防止に寄与
する。 【解決手段】 接合部10の左右方向(短手方向)の両
側端部から側方部30を立設し、この側方部30から内
側へ向かう板状部41,42,51を形成する。第1の
板状部41は、側方部30の前方側端部から、接触部2
0の折り返し部分の外側に位置するように折り曲げ、ま
た、第2の板状部42は、側方部30の後方上端部か
ら、接触部20の先端部分の上方に位置するように折り
曲げる。さらに、接触部20の下方に配置されるよう、
側方部30の中央上端部から第3の板状部51を形成す
る。そして、それぞれの板状部41,42,51は、僅
かな隙間を残して対向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板に
表面実装され、接地導体が圧接することによってプリン
ト配線板のアースパターンと接地導体との導通を図る導
電部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント配線板に導電部材を
表面実装し、その状態でプリント配線板を固定すると導
電部材がケースなどの接地導体に圧接するようにして、
導電部材を介してプリント配線板のアースパターンを接
地導体に電気的に接続する(接地する)技術が知られて
いる。特に近年、コンピュータ技術の発達に伴いマイク
ロコンピュータを組み込んだ機器が多く製品化されてお
り、このような機器内部のプリント配線板を接地するの
に欠かせない技術となっている。
【0003】このような導電部材には、接地導体との接
触部に金属バネを用いるものが多く見受けられる。図3
は、プリント配線板200に実装された従来の導電部材
100の平面図であり、図4は、図3のA−A線断面図
である。導電部材100は、図4に示すように、プリン
ト配線板200上のアースパターン201に、半田20
2によって半田付けされている。そして、接地導体30
0に圧接し、プリント配線板200のアースパターン2
01を接地する。なお、図3では、煩雑になるのを避け
るため、接地導体300は図示していない。
【0004】この導電部材100は、例えば3mmとい
うような幅αの薄板状の金属部材を折り曲げて形成され
ており、長手方向の長さが例えば6.5mmというよう
な長さβの接合部101を有し、この接合部101の一
方の面がプリント配線板200のアースパターン201
に半田付けされる接合面101aとなっている。また、
この接合部101に連接し、接合面101aに対し反対
側に折り返された接触部102を有している。この接触
部102の外側の面102aが接地導体300に圧接す
る。接触部102は、接地導体300からの荷重によっ
て、接合部101からの折り返し部分γを中心として接
合部101に近づく方向へ弾性変形し、弾性変形による
反発力により接地導体300に圧接し、プリント配線板
200と接地導体300を確実に導通させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような導電部
材は、コンピュータ技術の発達と共に益々小型化してい
く製品ケース内に使用されるようになり、上述したよう
に、その大きさが数ミリ程度となっている。したがっ
て、プリント配線板に実装された後、プリント配線板の
搬送時に他の物体にひっかかったり、プリント配線板の
筐体への取り付け作業時に筐体などにひっかかったりす
ると、永久変形してしまう可能性が高く、接触部のバネ
機能が損なわれてしまうことがある。
【0006】図3及び図4に示した導電部材100を例
に挙げれば、接触部102の折り返し方向である前後方
向に他の物体が引っかかる可能性があった。後方から
(図4中に記号Bで示した方向に)荷重が加わった場
合、接触部102が接合部101から離れる方向へ移動
し、これによって接触部102が永久変形してしまう
と、接触部102のバネ機能が損なわれてしまう。
【0007】逆に前方から(図4中に記号Fで示した方
向に)接触部102に荷重が加わった場合は、接触部1
02が接地導体300に接触した場合と同様に接合部1
01側へ変形するため、さほど問題はない。しかし、接
触部102に作用する荷重がある程度大きくなると、こ
の場合も、接触部102が永久変形してバネ機能が損な
われてしまう。
【0008】また、接触部102の折り返し方向に垂直
な方向である側方(図3中に記号Wで示した方向)から
他の物体が引っかかる可能性もあった。この場合も、接
触部102の幅が細いため、永久変形する可能性が高
く、結果としてバネ機能が損なわれてしまう。
【0009】なお、側方からの荷重に対しては、本出願
人が開示した特開2000−182687号公報に記載
の導電部材と同様に、側方部(公報では板状部)を形成
することが考えられる。例えば図5に示すように、接合
部111の接触部112形成側と反対側の端部を、接合
部111に対して略垂直に折り曲げ、さらに、この折り
曲げられた部分を略垂直に折り曲げて接合部111と共
にコの字形の断面を形成するようにし、その先端部分の
両側から略垂直に折り曲げた長方形形状の側方部114
を形成するという具合である。そして、接触部112に
連接された腕部113が側方部114の間に配置される
ようにする。このようにすれば、接触部112や腕部1
13に側方からの荷重が作用しても、接触部112や腕
部113の移動を規制することができる。また、腕部1
13に作用するべき側方からの荷重を側方部114が代
わりに受けることにより、腕部113を保護することが
できる。
【0010】ただし、この場合も、前後方向(図5中に
記号F,Bで示した方向)から腕部113への荷重が作
用した場合、接触部112の永久変形を引き起こす。本
発明は、接触部の連接部分の反対側である後方から荷重
を受けた場合の接触部の強度を高くすることを第1の目
的とし、また、側方から荷重を受けた場合の側方部の強
度を高くすることを第2の目的として、プリント配線板
に実装された導電部材の永久変形の防止に寄与する。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した
第1の目的を達成するためになされた請求項1に記載の
導電部材は、薄板状の金属部材を折り曲げて形成され
る。この導電部材は、接合部、接触部、側方部、及び規
制部を備えている。
【0012】接合部は、プリント配線板のアースパター
ンに半田付けされる接合面を有している。そして、接触
部は、接合部の前後方向の端部から接合面の反対側に折
り返されており、当該折り返し部分を中心に接合部に近
づく方向へ弾性変形可能である。ここで前後方向は、予
め定められる方向であり、例えば接合部が長方形形状で
あれば、その長手方向とすることが考えられる。
【0013】側方部は、前後方向に垂直な左右方向の端
部から立設されている。規制部は、さらに、側方部から
内側へ折り曲げられ、上述した接触部が接合部から離れ
る方向へ移動することを規制する。ここで実施例図面を
用いて、本発明の技術思想を具体化して説明する。
【0014】図2は、本発明を具体化した導電部材1の
断面図である。ここでは、一方の面を接合面10aとす
る接合部10の前後方向(記号F,Bで示す方向)の一
端部から接触部20が折り返されている。接触部20
は、上方から接地導体300(一点鎖線で示した)が圧
接すると、折り返し部分γを中心として弾性変形し、接
合部10側へ移動する。2点鎖線で示す如くである。
【0015】そして、接合部10の左右方向の端部から
は、側方部30が立設されている。この側方部30の端
部からは内側方向へ折り曲げられた2つの板状部41,
42が形成されており、これら板状部41,42が、
「規制部」として機能し、接触部20が接合部10から
離れる方向へ移動することを規制する。すなわち、一方
の板状部41は、側方部30の前方側端部から形成され
ており、接触部20の接合部10からの折り返し部分γ
周辺に係合して、接触部20の移動を規制する。他方の
板状部42は、側方部30の後方上端部から形成されて
おり、接触部20の先端部分に係合して、接触部20の
移動を規制する。
【0016】これによって、接触部の連接部分の反対側
である後方からの荷重、図2で言えば記号Bで示した方
向に荷重が作用しても、接触部が接合部から離れる方向
に移動することを防止でき、この方向への荷重に対する
接触部の強度を高くすることができる。すなわち、第1
の目的が達成される。
【0017】なお、請求項2に示すように、規制部の少
なくとも一つは、当該係合面が前後方向に対し略垂直に
なるよう接触部の折り返し部分の外側に配置され、当該
折り返し部分の外側周辺に係合して移動を規制するよう
にするとよい。例えば図2に示した例では、一方の板状
部41を、前後方向に対し略垂直に、また、折り返し部
分γの外側に配置し、折り返し部分γの外側周辺に係合
して移動を規制するようにした。このようにすれば、前
方からの荷重に対しても、その荷重を規制部が受けるこ
とによって接触部が保護される点で有利である。
【0018】また、このように規制部によって接触部の
移動を規制する場合、請求項3に示すように、接触部と
規制部との係合部分を増やすことによって、接触部の係
合しない部分が変形する可能性を小さくすることが考え
られる。接触部の移動が規制されても、接触部の規制部
と係合しない部分に応力が発生し、その部分が永久変形
する可能性があるためである。係合部分を増やすために
は規制部の数を増やしてもよいが、例えば請求項4に示
すように、接触部に平坦面を形成し、当該平坦面が規制
部に係合するようにして、係合部分を増やすことが考え
られる。
【0019】なお、規制部は、接合部から離れる方向へ
の接触部の変形を防止できればよく、側方部のどの部分
から形成してもよい。例えば、図2中の側方部30の前
方上端部(記号δで示した部分)から「規制部」として
の板状部を形成することも考えられる。この場合、接触
部20がその板状部に内側から係合するように、折り曲
げ部分γに近い接触部20の前方上方部分(記号εで示
した部分)を水平に形成すればよい。また例えば、側方
部の端部を折り曲げて形成しなくても、側方部にコの字
形の切り欠きを設け、この切り欠き内部を内側へ折り曲
げて規制部としてもよい。
【0020】また、側方部は、接合部の少なくとも片側
端部に形成することが考えられる。ただし、左右方向か
らの荷重に対する強度を高くできるという点では、接合
部の両側端部から側方部を形成することが好ましい。側
方部によって接触部が保護されるからである。
【0021】ところで、このような側方部の強度を高く
するという第2の目的を達成するためには、請求項7に
記載の構成を採用することが考えられる。すなわち、請
求項1に記載の導電部材と同様の接合部、接触部、側方
部を備え、側方部が接合部の左右方向の両側端部から立
設されていることを前提として、側方部から内側へ折り
曲げられた舌部を設ける。そして、側方部に荷重が作用
すると、この舌部を介して他方の側方部に荷重が分散さ
れるようにする。
【0022】ここでも実施例図面を用いて、技術思想を
具体的に説明する。図1(a)は、上述した導電部材1
の平面図である。ここには、上述した板状部41,42
のそれぞれが、2つの側方部30から、僅かな隙間を残
して対向するように配置されている様子が示されてい
る。また、側方部30の中央上端部から、接触部20の
下方に、こちらも僅かな隙間を残して対向するように板
状部51が形成されている。これら板状部41,42,
51が「舌部」に相当する。
【0023】すなわち、このように舌部を対向させて側
方部から形成することによって、一方の側方部に荷重が
加わると、舌部同士が係合し、他方の側方部に荷重が分
散される。これによって、側方からの荷重に対する側方
部の強度をより高くすることができる。これによって、
第2の目的が達成される。
【0024】なお、舌部は、接合部の両側に立設された
側方部の少なくとも一方から形成すればよい。側方部の
一方から舌部を形成する場合は、一方の側方部から形成
された舌部先端部が、他方の側方部に係合するようにす
ればよい。また、上述した規制部と同様に、側方部のど
の部分から形成してもよい。
【0025】ところで、請求項5に示すように、側方部
が接合部の両側端部から形成されることを前提として、
規制部及び舌部を備える構成とすれば、第1及び第2の
両方の目的が達成されることになる。そしてこのとき
は、請求項6に示すように、舌部の一部が、規制部とし
ても機能するようにすることが考えられる。例えば、上
述した導電部材1では、「舌部」としての板状部41,
42が「規制部」としても機能するという具合である。
舌部及び規制部を共通化すれば、導電部材の構成が比較
的簡単になり製造が容易になる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。図1(a)は、実施例の
導電部材1の平面図であり、図1(b)は、前方(図1
(a)中の記号Fで示す方向)から見た正面図であり、
図1(c)は、後方(図1(a)中の記号Bで示す方
向)から見た背面図である。また、図2は、図1(a)
のA−A線断面図である。
【0027】本実施例の導電部材1は、例えば0.12
mmといった薄板状の金属部材を折り曲げて形成されて
おり、接合部10と、接触部20と、側方部30と、板
状部41,42,51とを備えている。金属部材には、
例えばバネ用りん青銅を用いることが考えられる。ま
た、プリント配線板のアースパターンへの半田付けを考
慮し、表面はスズなどでメッキするとよい。
【0028】接合部10は、長方形形状で中央部にバー
リング加工が施されており、一方の面がプリント配線板
のアースパターンに半田付けされる接合面10aとなっ
ている。バーリング加工を施したことにより、導電部材
1自体が軽量化できることはもちろん、接合面10aの
余分な半田が接合面10aと反対側の面に移動するため
強固な半田付けが可能になる。
【0029】接触部20は、この接合部10の前後方向
(長手方向)の一端部から、接合面10aの反対側へ折
り返されて形成されている。詳しくは、接合部10の端
部を水平面から約80°の角度で持ち上げ、さらに、そ
の先端側を折り曲げて、接合面10aに略垂直な部分を
形成する。そしてさらに、その略垂直な部分から山形形
状の部分を形成し、先端部分は反対側に折り曲げて接合
部10と平行にした。
【0030】側方部30は、接合部10の左右方向(短
手方向)の両側端部から立設されている。そして、この
側方部30から内側へ、3つの板状部41,42,51
が折り曲げられて形成されている。接触部20の接合部
10との連接部分に最も近い第1の板状部41は、側方
部30の前方側端部から、上述した接触部20の略垂直
部分の外側に平行に位置するように折り曲げられてい
る。また、接触部20の先端部分に最も近い第2の板状
部42は、側方部30の後方上端部から、接触部20の
先端部分の上側に平行に位置するように折り曲げられて
いる。また、側方部30の中央部分は相対的に低く形成
され、接触部20の下方に配置されるよう、中央上端部
から第3の板状部51が形成されている。それぞれの板
状部41,42,51は、僅かな隙間を残して対向する
ように配置されている。
【0031】このように形成された導電部材1は、接合
部10の接合面10aをアースパターンに半田付けされ
て、プリント配線板に実装される。そして、その状態で
プリント配線板が本体ケースなどの所定位置に固定され
ると、図2に2点鎖線で示したように、接触部20の山
形形状部分の外側を接地導体300(一点鎖線で示し
た)に圧接させて、プリント配線板のアースパターンを
接地導体300に接地する。
【0032】このような導電部材1は、プリント配線板
に実装された後、プリント配線板の搬送時に、あるい
は、プリント配線板の取り付け時に、他の物体にひっか
かって永久変形してしまう可能性がある。すなわち、本
来なら作用するはずのない前後方向あるいは側方からの
荷重が導電部材1に作用することがある。
【0033】これに対し、本実施例の導電部材1では、
後方(図1(a),図2中に記号Bで示した方向)から
接触部20に荷重が作用した場合、第1の板状部41が
折り返し部分γの周辺である接触部20の略垂直部分に
係合し,接触部20が接合部10から離れる方向へ移動
することを規制する。また、第2の板状部42が接触部
20の先端部分に係合し、接触部20が接合部10から
離れる方向へ移動することを規制する。これによって、
後方から作用する荷重に対する接触部20の強度を高く
でき、導電部材1の永久変形防止に寄与する。
【0034】また、本実施例では、第1の板状部41
は、接触部20の折り返し部分γの外側に、接合部10
に略垂直に配置されている。したがって、前方(図1
(a),図2中に記号Fで示した方向)からの荷重を板
状部41で受け、接触部20を保護することができる。
つまり、前方から作用する荷重に対しても強度が高くな
っている。
【0035】さらにまた、本実施例では、接触部20の
略垂直部分と第1の板状部41とが平行に配置されてい
る。また、接触部20の先端部分と第2の板状部42と
が平行に配置されている。すなわち、本実施例では、接
触部20と板状部41,42とが面で係合するようにし
て、接触部20の係合部分を増やした。結果的に、接触
部20の係合しない部分を小さくでき、この係合しない
部分が永久変形してしまう可能性を小さくできる。
【0036】また、第1〜3の3つの板状部41,4
2,51は、僅かな隙間を残して対向するように配置さ
れている。したがって、一方の側方部30に荷重が作用
した場合、板状部41,42,51同士がそれぞれ係合
し、他方の側方部30に荷重を分散させる。したがっ
て、荷重に対する側方部30の強度が高くなっている。
【0037】なお、本実施例における第1、2の板状部
41,42が「規制部」に相当し、第1〜3の板状部4
1,42,51が「舌部」に相当する。このように第1
及び2の板状部41,42は、規制部としても舌部とし
ても機能するようにしたため、導電部材1の構成が簡単
になり製造が容易である。
【0038】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば、「規制
部」としての板状部41,42、「舌部」としての板状
部41,42,51は、側方部30のどの部分から形成
してもよい。また、一方の側方部30のみから形成して
もよい。
【0039】例えば、「規制部」としての板状部は、側
方部30の前方上端部(記号δで示した部分)から形成
することも考えられる。この場合、接触部20がその板
状部に内側から係合するように、折り曲げ部分γに近い
接触部20の前方上方部分(記号εで示した部分)を水
平に形成すればよい。
【0040】また例えば、側方部30の端部を折り曲げ
て形成しなくても、側方部30にコの字形の切り欠きを
設け、この切り欠き内部を内側へ折り曲げて規制部や舌
部としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の導電部材を示し、(a)は平面図であ
り、(b)は正面図であり、(c)は背面図である。
【図2】図1(a)のA−A線断面図である。
【図3】従来の導電部材を示す平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】従来の導電部材の別形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…導電部材 10…接合部 10a…接合面 20…接触部 30…側方部 41,42,51…板状部 100…導電部材 101…接合部 101a…接合面 102…接触部 102a…接触面 200…プリント配線板 201…アースパターン 202…半田 300…接地導体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄板状の金属部材を折り曲げて形成される
    導電部材であって、 プリント配線板の導体パターンに半田付けされる接合面
    を有した接合部と、 前記接合部の予め定められた前後方向の端部から前記接
    合面の反対側に折り返され、当該折り返し部分を中心に
    前記接合部に近づく方向へ弾性変形可能な接触部と、 前記接合部の前記前後方向に垂直な左右方向の端部から
    立設された側方部と、 前記側方部から内側へ折り曲げられ、前記接触部が前記
    接合部から離れる方向へ移動することを規制する規制部
    とを備えていることを特徴とする導電部材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の導電部材において、 前記規制部の少なくとも一つは、当該係合面が前記前後
    方向に対し略垂直になるよう前記接触部の折り返し部分
    の外側に配置され、当該折り返し部分の外側周辺に係合
    して前記移動を規制することを特徴とする導電部材。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の導電部材におい
    て、 前記接触部と前記規制部との係合部分を増やすことによ
    って、前記接触部の係合しない部分が変形する可能性を
    小さくしたことを特徴とする導電部材。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の導電部材において、 前記接触部に平坦面を形成し、当該平坦面が前記規制部
    に係合するようにして、前記係合部分を増やしたことを
    特徴とする導電部材。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の導電部材
    において、 前記側方部が前記左右方向の両側端部から立設されてい
    ることを前提として、 さらに、前記側方部から内側へ折り曲げられた舌部を備
    え、 前記側方部に荷重が作用すると、前記舌部を介して他方
    の側方部に荷重が分散されるようにしたことを特徴とす
    る導電部材。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の導電部材において、 前記舌部の一部は、前記規制部としても機能することを
    特徴とする導電部材。
  7. 【請求項7】薄板状の金属部材を折り曲げて形成される
    導電部材であって、 プリント配線板のアースパターンに半田付けされる接合
    面を有した接合部と、 前記接合部の予め定められた前後方向の端部から前記接
    合面の反対側に折り返され、当該折り返し部分を中心に
    前記接合部に近づく方向へ弾性変形可能な接触部と、 前記接合部の前記前後方向に垂直な左右方向の両側端部
    から立設された側方部と、 前記側方部の端部から内側へ折り曲げられた舌部とを備
    え、 前記側方部に荷重が作用すると、前記舌部を介して他方
    の側方部に荷重が分散されるようにしたことを特徴とす
    る導電部材。
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