JP2014028931A - 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物 - Google Patents

鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2014028931A
JP2014028931A JP2013127386A JP2013127386A JP2014028931A JP 2014028931 A JP2014028931 A JP 2014028931A JP 2013127386 A JP2013127386 A JP 2013127386A JP 2013127386 A JP2013127386 A JP 2013127386A JP 2014028931 A JP2014028931 A JP 2014028931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
material composition
grout material
reinforcing steel
viewpoint
steel bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013127386A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Utsui
智 宇津井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP2013127386A priority Critical patent/JP2014028931A/ja
Publication of JP2014028931A publication Critical patent/JP2014028931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

【課題】 鉄筋継ぎ手のさらなる小型化等、高強度化が求められる用途に対応することができ、硬化前のハンドリング性に優れ、機械的強度に優れた硬化物を与える鉄筋継手用グラウト材組成物を提供する。
【解決手段】 ポリエポキシド(A)、N原子に直結する活性水素を2〜50個有するポリアミン(B)、無機充填剤(C)およびリン酸エステル分散剤(D)を含有してなる鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物;並びに、該グラウト材組成物を2本の鉄筋の端部固定用カプラーに注入し、硬化させて鉄筋を連結してなる連結鉄筋。
【選択図】なし

Description

本発明は鉄筋継手用グラウト材組成物に関する。さらに詳しくは、硬化前の作業性および硬化後の硬化物の機械的強度に優れた鉄筋継手用グラウト材組成物に関する。
コンクリート構造物の梁や柱に配筋される鉄筋は、結合して一本の長大な棒鋼にして施工することが一般に行われている。すなわち、2本の鉄筋の端部の突き合わせ(継手)部分を孔を有するカプラーで固定し、該孔にグラウト材を充填し硬化させて鉄筋を連結している。該グラウト材には無機および有機グラウト材があり、有機グラウト材としてはエポキシ樹脂系有機質グラウト材等が挙げられ、これまで低温域における硬化性や耐熱性の向上など、様々な検討がなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2001−220430号公報 特開2005−162551号公報
しかしながら、これらエポキシ樹脂系有機質グラウト材は、引張強さや弾性係数などの機械的強度が未だ満足できるものではなく、継ぎ手のさらなる小型化等、高強度化が求められる用途には対応できていないのが現状である。
本発明の目的は、硬化前のハンドリング性に優れ、機械的強度に優れた硬化物を与える鉄筋継手用グラウト材組成物を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、ポリエポキシド(A)、N原子に直結する活性水素を2〜50個有するポリアミン(B)、無機充填剤(C)およびリン酸エステル分散剤(D)を含有してなる鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物である。
本発明の鉄筋継手用グラウト材組成物は下記の効果を奏する。
(1)低粘度でハンドリング性に優れる。
(2)該組成物を硬化させた硬化物は機械的強度に優れる。
[ポリエポキシド(A)]
本発明におけるポリエポキシド(A)は、分子中に2個以上のエポキシ基を有するもので、硬化物の機械的強度およびグラウト材組成物のハンドリング性の観点から、エポキシ基の個数は好ましくは2〜10個、さらに好ましくは2〜6個である。
(A)の数平均分子量[以下Mnと略記。測定は後述の条件におけるゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)法による。]は、硬化物の機械的強度およびグラウト材組成物のハンドリング性の観点から好ましくは100〜10,000、さらに好ましくは160〜3,000である。
(A)のエポキシ当量(エポキシ基1個当たりの分子量)は、硬化物の機械的強度およびグラウト材組成物のハンドリング性の観点から好ましくは50以上かつ1,000以下、さらに好ましくは80以上かつ500以下である。
(A)としては、下記(A1)〜(A4)、およびこれらの2種またはそれ以上の混合物が挙げられる。
(A1)ポリグリシジルエーテル
(A11)2価フェノール[炭素数(以下Cと略記)6〜30]のポリジグリシジルエーテル
ビスフェノール(ビスフェノール−F、−A、−B、−ADおよび−S等)ジグリシジルエーテル、ハロゲン化ビスフェノールA(テトラクロロビスフェノールA等)ジグリシジルエーテル、単環2価フェノール(カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン等)ジグリシジルエーテル、縮合多環2価フェノール[1,5−ジヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシビフェニル、オクタクロロ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、テトラメチルビフェニル、9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン等]ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA2モルとエピクロロヒドリン3モルの反応から得られるジグリシジルエーテル等;
(A12)多価(3価〜6価またはそれ以上)フェノールのポリグリシジルエーテル
多価フェノール(C6以上かつMn5,000以下)のポリグリシジルエーテル、例えば3価フェノール[ピロガロール、ジヒドロキシナフチルクレゾール、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン、ジナフチルトリオール、p−グリシジルフェニルジメチルトリールビスフェノールA、トリスメチル−t−ブチル−ブチルヒドロキシメタン等]トリグリシジルエーテル、4価フェノール[テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、4,4’−オキシビス(1,4−フェニルエチル)テトラクレゾール、ビス(ジヒドロキシナフタレン)等]テトラグリシジルエーテル、フェノールまたはクレゾールノボラック樹脂(Mn400〜5,000)のポリグリシジルエーテル、リモネンフェノールノボラック樹脂(Mn400〜5,000)のポリグリシジルエーテル、フェノールとグリオキザール、グルタルアルデヒド、またはホルムアルデヒドとの縮合反応によって得られるポリフェノール(Mn400〜5,000)のポリグリシジルエーテル、およびレゾルシンとアセトンとの縮合反応によって得られるポリフェノール(Mn400〜5,000)のポリグリシジルエーテル;
(A13)脂肪族ジオール(C2以上かつMn5,000以下)のジグリシジルエーテル
脂肪族ジオール〔2価アルコール[例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール(以下それぞれEG、PG、TMG、NPG、1,6−HDと略記)、ポリアルキレングリコール[例えばポリエチレングリコール(以下PEGと略記。分子量106以上かつMn4,000以下。)、ポリプロピレングリコール(以下PPGと略記。分子量134以上かつMn5,000以下。)、ポリテトラメチレングリコール(以下PTMGと略記。分子量162以上かつMn5,000以下。)]等〕のジグリシジルエーテル;
(A14)脂肪族ポリ(3価〜6価またはそれ以上)オール(C6以上かつMn10,000以下)のポリグリシジルエーテル
脂肪族ポリオール〔多価(3〜6価)アルコール[トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール(以下それぞれTMP、GR、PE、SOと略記)等]、多価アルコールの分子内もしくは分子間脱水物[ポリ(n=2〜5)GR]、およびこれら多価アルコールのアルキレンオキシド[以下AOと略記。C2〜6、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド(以下それぞれEO、POと略記)]付加物等〕のポリグリシジルエーテル等;
(A15)脂環含有ポリ(2価〜4価またはそれ以上)オールのポリグリシジルエーテル
C3以上かつMn5,000以下のもの、例えば1,2−シクロプロパンジオール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、水添ビスフェノールA、1,2,3−シクロプロパントリオール、1,3,5−シクロヘキサントリオール、スクロースおよびこれらのAO(1〜20モル)付加物等のポリグリシジルエーテル;
(A16)芳香環含有多価(2価〜4価またはそれ以上)アルコールのポリグリシジルエーテル
C8以上かつMn5,000以下のもの、ビスフェノールAのAO(1〜20モル)付加物、m−およびp−キシリレングリコール、ベンゼンジエタノール、1,2−ジフェニルエタン−1,2−ジオール、1,1,2,2,−テトラフェニルエタン−1,2−ジオールおよびこれらのAO(1〜20モル)付加物等のポリグリシジルエーテル;
(A2)ポリグリシジルエステル
(A21)芳香族多価(2価〜6価またはそれ以上)カルボン酸のグリシジルエステル
芳香族多価カルボン酸(C6〜C20またはそれ以上)のポリグリシジルエステル、例えば芳香族ジカルボン酸(オルト−、イソ−およびテレフタル酸等)ジグリシジルエステル、芳香族トリカルボン酸(トリメリット酸等)トリグリシジルエステル;
(A22)脂肪族もしくは脂環含有多価カルボン酸(C6〜C20またはそれ以上)のポリグリシジルエステル
例えば脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸等)ジグリシジルエステル、脂肪族トリカルボン酸(トリカルバリル酸等)トリグリシジルエステル、グリシジル(メタ)アクリレートの(共)重合体(重合度は2〜10)、脂環含有多価カルボン酸(ダイマー酸等)のポリグリシジルエステル、前記(A21)の核水添加物;
(A3)ポリグリシジルアミン(C6〜C20またはそれ以上で、かつ窒素原子に直結する活性水素を2個〜10個またはそれ以上有するもの)のグリシジルアミン
(A31)芳香族アミンのポリグリシジルアミン
例えばN,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジルトルイジン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジアミノジフェニルスルホン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジエチルジフェニルメタン、N,N,o−トリグリシジルアミノフェノール;
(A32)脂肪族アミンのポリグリシジルアミン
例えばN,N,N’,N’−テトラグリシジルキシリレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラグリシジルヘキサメチレンジアミン;
(A33)脂環含有もしくは複素環含有アミン(C6〜C20またはそれ以上で、かつ窒素原子に直結する活性水素を2個〜10個またはそれ以上有するもの)のポリグリシジルアミン
脂環含有アミンのポリグリシジルアミン(例えばN,N,N’,N’−テトラグリシジルキシリレンジアミンの水添化物)、複素環含有アミンのポリグリシジルアミン(例えばトリスグリシジルメラミン);
(A4)その他のポリエポキシド
(A41)脂肪族ポリ(2価〜6価またはそれ以上)エポキシド
C6以上かつMn2,500以下のもの、例えばエポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化大豆油;
(A42)脂環式ポリ(2価〜4価またはそれ以上)エポキシド
C6以上かつMn2,500以下のもの、例えばビニルシクロヘキセンジオキシド、リモネンジオキシド、ジシクロペンタジエンジオキシド、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、エチレングリコールビスエポキシジシクロペンチルエーテル、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシ−6’−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)ブチルアミン。
これらの(A)のうち、硬化物の機械的強度の観点から好ましいのは(A1)、(A2)、さらに好ましいのは(A11)、(A12)、とくに好ましいのはビスフェノールFおよびビスフェノールAのジグリシジルエーテル、フェノールまたはクレゾールノボラック樹脂のポリグリシジルエーテルである。
[ポリアミン(B)]
本発明におけるポリアミン(B)は、N原子に直結する活性水素を2〜50個、好ましくは2〜10個、さらに好ましくは3〜8個有する。該個数が2個未満では硬化物の機械的強度が劣るものとなり、50個を超えるとグラウト材組成物のハンドリング性が悪くなる。
(B)のMnは、硬化物の機械的強度およびグラウト材組成物のハンドリング性の観点から好ましくは30〜25,000、さらに好ましくは45〜1,600である。
(B)の活性水素当量(活性水素1個当たりの分子量)は、硬化物の機械的強度および工業上の観点から好ましくは15〜500、さらに好ましくは20〜200である。
(B)としては、下記(B1)〜(B8)、およびこれらの2種またはそれ以上の混合物が挙げられる。
(B1)脂肪族ポリ(2〜7価)アミン
C2以上かつMn500以下のもの、例えばC2〜10のアルキレンジアミン(エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等)、ポリアルキレン(C2〜10)ポリ(3価〜6価またはそれ以上)アミン[ジエチレントリアミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン等]、並びに、それらのアルキル(C1〜4)またはヒドロキシアルキル(C2〜4)置換体、例えばジアルキル(C1〜3)アミノプロピルアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、アミノエチルエタノールアミン、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサメチレンジアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、N,N’−ジ−n−ブチル−1,6−ヘキサンジアミン;
(B2)脂環含有ポリ(2〜3価)アミン
C4〜15のもの、例えば1,3−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、メンセンジアミン、4,4´−メチレンジシクロヘキサンジアミン(水添メチレンジアニリン);
(B3)複素環含有ポリ(2〜3価)アミン
C4〜15のもの、例えばピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジアミノエチルピペラジン、1,4−ビス(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジン;
(B4)芳香環含有ポリアミン
C8〜15のもの、例えばキシリレンジアミン、テトラクロル−p−キシリレンジアミン;
(B5)ポリアミドポリアミン
分子量200以上かつMn1,000以下のもの、例えばジカルボン酸(ダイマー酸等)と過剰の[カルボキシル基1当量当り2当量以上の前記(B1)等]との縮合により得られるポリアミドポリアミン;
(B6)ポリエーテルポリアミン
分子量100以上かつMn1,000以下のもの、例えばポリエーテルポリオール[前記ポリアルキレングリコール等]のシアノエチル化物の水添化物;
(B7)エポキシ付加ポリアミン
分子量100以上かつMn1,000以下のもの、例えばエポキシ化合物1モルと前記(B1)1〜30モルの反応物〔エポキシ化合物[前記ポリエポキシド(A)およびモノエポキシド(ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル等)等]1モルと前記脂肪族ポリアミン(B1)1〜30モルの反応物(分子量100以上かつMn1,000以下)等〕;
(B8)シアノエチル化ポリアミン
分子量100以上かつMn500以下のもの、例えばアクリロニトリルと前記(B1)の反応物(ビスシアノエチルジエチレントリアミン等);
(B9)その他のポリアミン
(B91)ヒドラジン化合物(分子量32以上かつMn500以下のもの、例えばヒドラジン、モノアルキルヒドラジン)
(B92)ジヒドラジッド化合物[分子量74以上かつMn1,000以下のもの、例えば酸(コハク酸、アジピン酸、イソフタル酸、テレフタル酸等)ジヒドラジッド]
(B93)グアニジン化合物(分子量59以上かつMn500以下のもの、例えばブチルグアニジン,1−シアノグアニジン)
(B94)シアナミド化合物(分子量42以上かつMn500以下のもの、例えばジシアンジアミド)。
上記(B)のうち、硬化物の機械的強度の観点から好ましいのは(B1)〜(B5)、さらに好ましいのは(B1)、(B4)、(B5)、とくに好ましいのは(B1)および(B4)である。
[無機充填剤(C)]
本発明における無機充填剤(C)としては、例えば下記の(C1)〜(C7)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
(C1)ケイ酸塩(例えばタルク、クレー、マイカ、ガラス);
(C2)酸化物[例えば酸化チタン、アルミナ、シリカ];
(C3)炭酸塩(例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト);
(C4)水酸化物(例えば水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム);
(C5)(亜)硫酸塩(例えば硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム);
(C6)ホウ酸塩(例えばホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム);
(C7)窒化物(例えば窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素)。
これらの(C)のうち、硬化物の機械的強度および工業上の観点から、好ましいのは(C1)、(C2)、(C3)、(C4)、さらに好ましいのは(C1)、(C2)、(C3)、とくに好ましいのはシリカ、炭酸カルシウムである。
(C)の形状は、グラウト材組成物のハンドリング性の観点から球状であることが好ましい。また、(C)の体積平均粒子径はグラウト材組成物の粘度、流動性およびカプラーへの注入時のフィラー詰まり防止等の作業性の観点から好ましくは0.1〜800μm、さらに好ましくは0.5〜250μmである。
[リン酸エステル分散剤(D)]
本発明におけるリン酸エステル分散剤(D)は、リン酸エステル結合を有するポリエステルコポリマーであることが好ましい。
(D)の分子量は、前記無機充填剤(C)の分散性およびグラウト材組成物のハンドリング性の観点から好ましくは分子量100以上かつMn2,000以下、さらに好ましくは分子量200以上かつMn1,000以下である。
(D)は、(A)、(B)および(C)のいずれとも親和性を有することから、後述のグラウト材組成物中の(C)の分散性に優れる。
(D)の市販品としては、例えば「BYK−W985」、「BYK−W990」、「BYK−W995」、「BYK−W996」および「BYK−W9010」[いずれもビックケミー・ジャパン(株)製]が挙げられる。これらは1種単独使用でも、2種以上併用のいずれでもよい。
[鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物]
本発明の鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物は、前記(A)、(B)、(C)および(D)を含有してなる。
該組成物中の(A)〜(D)の各含有量は、(A)〜(D)の合計重量に基づいて、(A)は、組成物のハンドリング性および硬化物の機械的強度の観点から好ましくは5〜60%、さらに好ましくは8〜55%、とくに好ましくは10〜50%;(B)は、同様の観点から好ましくは5〜60%、さらに好ましくは8〜55%、とくに好ましくは10〜50%;(C)は、硬化物の機械的強度および組成物のハンドリング性の観点から好ましくは35〜80%、さらに好ましくは40〜75%、とくに好ましくは45〜70%;(D)は、組成物のハンドリング性および硬化物の機械的強度の観点から好ましくは0.04〜4%、さらに好ましくは0.07〜3.8%、とくに好ましくは0.1〜3.5%である。
(A)と(B)の反応当量比[エポキシ基数と活性水素数の比]は、硬化物の機械的強度の観点から好ましくは0.4〜2.5、さらに好ましくは0.5〜2.0、とくに好ましくは0.8〜1.5である。
無機充填剤(C)とリン酸エステル分散剤(D)の重量比は、硬化物の機械的強度および組成物のハンドリング性の観点から好ましくは90/10〜99.9/0.1、さらに好ましくは97/3〜99.8/0.2、とくに好ましくは98.5/1.5〜99.5/0.5である。
本発明のグラウト材組成物には、さらに水酸基含有化合物のEOおよび/またはAO(C3〜6)付加物(E)を含有させることができる。(E)を含有させることで、グラウト材組成物のチクソトロピー性を高めることができ、前記の鉄筋継手用カプラーに注入後のグラウト材組成物のたれ防止を図ることができる。
該水酸基含有化合物としては、2価〜8価またはそれ以上の多価アルコール(C2〜30)、2価〜8価またはそれ以上の多価フェノール(C6〜40)、およびこれらの混合物が挙げられる。
該多価アルコールとしては、2価アルコール[例えばEG、PG、1,3−および1,4−ブタンジオール、1,6−HD、3−メチルペンタンジオール、ジEG、NPG、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、2,2−ビス(4,4’−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン]、3価アルコール[例えばGR、TMP]、4〜8価アルコール[例えばPE、ジGR、a−メチルグ
ルコシド、SO、キシリット、マンニット、ジPE、グルコース、フルクトース、ショ糖]等が挙げられる。
該多価フェノールとしては、2価のもの[例えばヒドロキノン、カテコール、ビスフェ
ノール−A、−Fおよび−S、ナフタレンジオール、アントラセンジオール]、3価〜8
価またはそれ以上のもの〔例えばヒドロキシキノール、ピロガロール、トリスヒドロキシフェニルイソプロピルベンゼン[商品名「トリスフェノールPA」、三井石油化学(株)製]、フェノールノボラック、クレゾールノボラック〕等が挙げられる。
これらの水酸基含有化合物のうち、グラウト材組成物のチクソトロピー性の観点から好ましいのは多価アルコール、さらに好ましいのは2〜4価でC2〜10の多価アルコール、とくに好ましいのは2〜3価でC3〜6の多価アルコールである。
前記AOとしては、PO、1,2−、2,3−および1,3−ブチレンオキシド、1,2−ヘキシレンオキシド等が挙げられ、グラウト材組成物のチクソトロピー性の観点から好ましいのはPOである。
(E)のうち、チクソトロピー性の観点から好ましいのは前記水酸基含有化合物へのEOおよびAO(C3〜6)をともに付加させたものである。EOおよびAO(C3〜6)をともに付加させる場合の付加形式はランダム付加でもブロック付加でもよいが、チクソトロピー性の観点からランダム付加が好ましい。
ポリオールに対するEOおよびAO(C3〜6)の合計の平均付加モル数は、グラウト材組成物のチクソトロピー性およびハンドリング性の観点から、好ましくは3〜150、さらに好ましくは15〜130である。
EOとAO(C3〜6)の付加モル数比は、組成物のチクソトロピー性および硬化物の耐水性の観点から好ましくは0.2〜10、さらに好ましくは0.3〜8、とくに好ましくは0.5〜7である。
(E)のMnは、グラウト材組成物のチクソトロピー性およびハンドリング性の観点から好ましくは200〜10,000、さらに好ましくは1,000〜8,000である。
水酸基含有化合物のEOおよび/またはAO(C3〜6)付加物である(E)の製造は、公知の方法で行うことができ、触媒(アルカリ触媒、アミン触媒、酸触媒)の存在下、常圧または加圧下で1段階または多段階で行われる。
本発明におけるMnのGPC測定条件は下記のとおりである。
装置 : 東ソー(株)製 HLC−802A
カラム : TSK gel GMH6 2本
測定温度 : 40℃
試料溶液 : 0.5重量%のTHF溶液
溶液注入量 : 200μl
検出装置 : 屈折率検出器
標準 : ポリスチレン
(E)の使用量は、前記(A)〜(D)の合計重量に基づいて、グラウト材組成物のチクソトロピー性および硬化物の機械的強度の観点から好ましくは0.1〜5%、さらに好ましくは0.2〜3%、とくに好ましくは0.5〜2%である。
本発明の鉄筋継手用グラウト材組成物には、さらに必要に応じて(1)硬化促進剤(3級アミノ化合物、アルカリ化合物、ルイス塩基化合物等)、(2)接着性付与剤(シランカップリング剤、チタンカップリング剤等)、(3)酸化防止剤(ヒンダードアミン類、ハイドロキノン類、ヒンダードフェノール類、硫黄含有化合物等)、(4)紫外線吸収剤(ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、サリチル酸エステル類、金属錯塩類等)、(5)安定剤[金属石けん類、重金属(例えば亜鉛、錫、鉛、カドミウム等)の無機または有機塩類、有機錫化合物等]、(6)可塑剤(フタル酸エステル、リン酸エステル、脂肪酸エステル、エポキシ化大豆油、ひまし油、流動パラフィンアルキル多環芳香族炭化水素等)、(7)ワックス類(パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、重合ワックス、蜜ロウ、鯨ロウ低分子量ポリオレフィン等)、(8)非反応性希釈剤(ベンジルアルコール、タール、ピチューメン等)、(9)反応性希釈剤(低分子脂肪族グリシジルエーテル、芳香族モノグリシジルエーテル等)、(10)有機充填剤[アラミド繊維粉、ナイロン繊維粉、アクリル繊維粉、アクリル樹脂粉、フェノール樹脂粉等]、(11)脱臭剤[活性炭、ゼオライト、シリカゾル、シリカゲル等]、(12)顔料または染料[カーボンブラック、赤色酸化鉄、鉛丹、パラレッド、紺青等]、(13)チクソ化剤[ベントナイト、水添ヒマシ油ワックス、ステアリン酸カルシウム等]、(14)溶剤(酢酸エチル、トルエン、アルコール、エーテル、ケトン等)、(15)発泡剤、(16)消泡剤、(17)脱水剤、(18)帯電防止剤、(19)抗菌剤、(20)防かび剤、(21)粘度調整剤、(22)香料、(23)難燃剤等の添加剤(F)を含有させることができる。
本発明のグラウト材組成物は、以下の(1)または(2)の方法で製造される。
(1)(A)〜(D)、必要により(E)、(F)を使用する直前に一括混合して組成物とする。
(2)2液[(A)を含有してなるA液、(B)を含有してなるB液]の形態で別々に製造しておき、使用時に混合して組成物とする。(C)および(D)は、あらかじめA液および/またはB液に混合しても、使用時に混合してもよいが、工業上の観点から、あらかじめA液および/またはB液に混合することが好ましい。必要により含有させる(E)、(F)も同様の観点から、あらかじめA液および/またはB液に混合することが好ましい。
これらの組成物の形態のうち、工業上の観点から好ましいのは(2)の形態である。
これら(1)、(2)のいずれの場合も、(A)と(B)を混合後は反応が進行するため、速やかに使用するのが望ましい。(A)、(B)混合後の可使時間(ポットライフ)は、(A)、(B)各温度15〜35℃の場合好ましくは20〜180分、さらに好ましくは30〜90分である。
なお、ここにおいて、可使時間(ポットライフ)とは、25℃に温度調整した各成分[(A)+(B)の合計量120g]を混合し、混合開始から均一混合後の25℃の恒温槽中での粘度が100(Pa・s)に到達するまでの時間を意味するものとする。
本発明における(A)〜(D)、および必要により含有させる(E)、(F)の混合方法としては、例えば万能混合機等の混合機を使用する方法および後述のミキサーを使用する方法が挙げられる。
また、グラウト材組成物の25℃における粘度(Pa・s)は、カプラー等への注入後のたれ防止およびハンドリング性の観点から、好ましくは20〜90、さらに好ましくは30〜85、とくに好ましくは40〜80である。
上記粘度の測定条件は、例えば下記のとおりである。
装置 :BH型粘度計[型番「TVB−22H」、東機産業(株)製]
回転数 :20rpm
スピンドルNo:7号
本発明のグラウト材組成物のカプラー等への注入方法としては、種々の注入方法、例えば下記のものを採用することができる。
(1)グラウト材組成物をコーキングガンに充填し、組成物が硬化する前にカプラー中央付近の孔から注入する方法。
(2)特開平9−13675等に示される注入装置等を用いて、2液(A液およびB液)を別々の供給管に充填し、先端のミキサーで2液を混合しながら注入する方法。
グラウト材組成物を硬化させる温度条件は、グラウト材組成物の硬化性および機械的強度の観点から、好ましくは10〜50℃、さらに好ましくは15〜35℃である。
以下実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例中の部は重量部、モル%以外の%は重量%を表す。
[ポリオールのEOおよび/またはAO(C3〜6)付加物(E)の製造]
製造例1
オートクレーブにPG147部、触媒として水酸化カリウム0.76部を仕込み、EO682部とPO171部を混合したものを吹き込み、110℃で反応させた。130℃で熟成後、酸化マグネシウム系吸着剤[商品名「キョーワード600」、協和化学工業(株)製]による吸着処理で触媒を除去してPGのEOおよびPO付加物(E−1)(Mn700、EOおよびPOの合計の平均付加モル数10、EO/PO付加モル比=5)988部を得た。
製造例2
製造例1において、PG147部を30部、水酸化カリウム0.76部を0.15部、EO682部を693部、PO171部を277部に変更した以外は製造例1と同様にして、PGのEOおよびPO付加物(E−2)(Mn3,000、EOおよびPOの平均付加モル数52、EO/PO付加モル比=3.3)992部を得た。
製造例3
製造例1において、PG147部を100部、水酸化カリウム0.76部を0.5部、EO682部を800部、PO171部を0部に変更した以外は製造例1と同様にして、PGのEO付加物(E−3)(Mn1,000、EOの平均付加モル数16)995部を得た。
[ポリアミドポリアミンの製造]
製造例4
SUS製反応容器にペンタエチレンヘキサミン324部とダイマー酸676部を仕込み、160℃、1.3kPaの減圧下で2時間反応させ、ポリアミン(B−5)(活性水素当量58、N原子に直結する活性水素数44個)958部を得た。
製造例5
製造例4において、ペンタエチレンヘキサミン324部を313部、ダイマー酸676部を687部に変更した以外は製造例4と同様にして、ポリアミン(比B−2)(活性水素当量60、N原子に直結する活性水素数62個)958部を得た。
実施例1〜17および比較例1〜4
万能混合機[商品名「万能混合機 5DMV−01−r」、ダルトン(株)製]を用いて表1に従って配合、混合(温度25℃、撹拌時間5分間)し、グラウト材組成物を得た。該組成物について下記の試験方法で性能評価を行った。結果を表1に示す。
<試験方法>
[粘度]
25℃に温度調整したグラウト材組成物の粘度をBH型粘度計[型番「TVB−22H」、東機産業(株)製、回転数20rpm、7号スピンドル]により、JIS K7117に準じて測定した。
[SVI値](チクソトロピー性)
25℃に温度調整したグラウト材組成物の粘度をBH型粘度計(7号スピンドル、回転数2rpmおよび回転数20rpm)により、JIS K7117に準じて測定し、下記式(1)にて組成物のチクソトロピー性を評価した。式(1)で表されるSVI値が大きいほどチクソトロピー性が大、すなわち該組成物がたれ防止性に優れることを示す。

[SVI値]=η1/η2 (1)

η1:回転数2rpmにおける粘度
η2:回転数20rpmにおける粘度
[引張強さ](単位:N/mm2
混練したグラウト材組成物を4kPaで10分間、減圧脱泡を行い、その後厚さ約2mmの板状に成形し、25℃で5日間養生する。養生後厚さ約2mmのダンベル1B型試験片を切り出し、1mm/minの試験速度でJIS K7161、7162に準じて測定した。
[圧縮降伏強さ、圧縮弾性係数](単位:いずれもN/mm2
混練したグラウト材組成物を4kPaで10分間、減圧脱泡を行い、その後、厚さ約10mmの板状に成形し、25℃で5日間養生する。養生後約10×10×30mmの直方体の試験片を切り出し、2mm/minの試験速度でJIS K7181に準じて測定した。
表中の各略号は以下の通りである。
A−1:ビスフェノールA型ジグリシジルエーテル
[商品名「JER828」、三菱化学(株)製、エポキシ当量190]
A−2:ビスフェノールF型ジグリシジルエーテル
[商品名「JER807」、三菱化学(株)製、エポキシ当量175]
A−3:フタル酸ジグリシジルエステル
[商品名「デナコール EX−721」、ナガセケムテックス(株)製、
エポキシ当量154]
A−4:ビニルシクロヘキサンジエポキシド
[商品名「ERL−4206」、ダウケミカル(株)製、エポキシ当量75]
A−5:ソルビトールポリグリシジルエーテル
[商品名:「デナコール EX−614B」、ナガセケムテックス(株)製、
エポキシ当量173]
B−1:ペンタエチレンヘキサミン
[商品名「PEHA」、東ソー(株)製、活性水素当量30、N原子に
直結する活性水素数8個]
B−2:キシリレンジアミン
[商品名「アンカミン2422」、エアープロダクツジャパン(株)製、
活性水素当量34、N原子に直結する活性水素数4個]
B−3:ポリアミドポリアミン
[商品名「ポリマイド L−55−3」、三洋化成工業(株)製、
活性水素当量148、N原子に直結する活性水素数15個]
B−4:N,N’−ジ−n−ブチル−1,6−ヘキサンジアミン
[和光純薬工業(株)製、活性水素当量114、N原子に直結する活性 水素数2個]
比B−1:ジブチルアミン
[和光純薬工業(株)製、活性水素当量129、N原子に直結する活性
水素数1個]
C−1:炭酸カルシウム
[商品名「ソフトン1500」、白石カルシウム(株)製、体積平均粒
子径1.5μm]
C−2:シリカ
[商品名:HS−106、マイクロン(株)製、体積平均粒子径20μm]
D−1:リン酸エステル分散剤
[商品名「BYK−W9010」、ビックケミー・ジャパン(株)製]
D−2:リン酸エステル分散剤
[商品名「BYK−W990」、ビックケミー・ジャパン(株)製]
D−3:リン酸エステル分散剤
[商品名「BYK−W985」、ビックケミー・ジャパン(株)製]
Figure 2014028931
表1の結果から、本発明の鉄筋継手用グラウト材組成物は、比較のものに比べ低粘度であることから、(A)と(B)を混合後、硬化する前のハンドリング性に優れ、かつ硬化物の引張強さや圧縮弾性係数等の機械的強度に優れることがわかる。
本発明の鉄筋継手用グラウト材組成物は、粘度が低く使用時のハンドリング性に優れ、かつ硬化後は引張強さや弾性係数などの機械的物性が高く強靭であることから、コンクリート構造物に使用する鉄筋継ぎ手用のグラウト材等の建材分野に幅広く好適に用いることができ極めて有用である。

Claims (6)

  1. ポリエポキシド(A)、N原子に直結する活性水素を2〜50個有するポリアミン(B)、無機充填剤(C)およびリン酸エステル分散剤(D)を含有してなる鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物。
  2. (A)〜(D)の合計重量に基づく含有量が、(A)が5〜60%、(B)が5〜60%、(C)が35〜80%、(D)が0.04〜4%である請求項1記載のグラウト材組成物。
  3. (C)と(D)の重量比が、90/10〜99.9/0.1である請求項1または2記載のグラウト材組成物。
  4. さらに、ポリオールのエチレンオキサイドおよび/または炭素数3〜6のアルキレンオキサイドの付加物(E)を含有してなる請求項1〜3のいずれか記載のグラウト材組成物。
  5. (E)の使用量が、(A)〜(D)の合計重量に基づいて、0.1〜5%である請求項4記載のグラウト材組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか記載のグラウト材組成物を、2本の鉄筋の端部固定用カプラーに注入し、硬化させて鉄筋を連結してなる連結鉄筋。
JP2013127386A 2012-06-26 2013-06-18 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物 Pending JP2014028931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127386A JP2014028931A (ja) 2012-06-26 2013-06-18 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012143402 2012-06-26
JP2012143402 2012-06-26
JP2013127386A JP2014028931A (ja) 2012-06-26 2013-06-18 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014028931A true JP2014028931A (ja) 2014-02-13

Family

ID=50201704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013127386A Pending JP2014028931A (ja) 2012-06-26 2013-06-18 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014028931A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052686A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 三洋化成工業株式会社 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物
KR20170078797A (ko) * 2014-11-04 2017-07-07 에보니크 데구사 게엠베하 승온 적용을 위한 증진된 겔화-시간을 갖는 아미도폴리아민
JP2017171744A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Jfe条鋼株式会社 鉄筋継ぎ手用接着剤組成物、連結鉄筋、構造物および連結鉄筋の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0797559A (ja) * 1993-09-28 1995-04-11 Nogawa Chem Kk 接着剤組成物
JP2001220430A (ja) * 1999-12-01 2001-08-14 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継手用グラウト材
JP2002241755A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継手用グラウト材組成物
JP2004075817A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Denki Kagaku Kogyo Kk 回路基板用樹脂組成物とそれを用いた金属ベース回路基板
JP2005200948A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Sanyo Chem Ind Ltd グラウト材硬化物
JP2005220256A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Kyocera Chemical Corp 2液性注形用エポキシ樹脂組成物および電気・電子部品装置
JP2006016932A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継手へのグラウト材の注入方法、グラウト材及び連結鉄筋

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0797559A (ja) * 1993-09-28 1995-04-11 Nogawa Chem Kk 接着剤組成物
JP2001220430A (ja) * 1999-12-01 2001-08-14 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継手用グラウト材
JP2002241755A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継手用グラウト材組成物
JP2004075817A (ja) * 2002-08-15 2004-03-11 Denki Kagaku Kogyo Kk 回路基板用樹脂組成物とそれを用いた金属ベース回路基板
JP2005200948A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Sanyo Chem Ind Ltd グラウト材硬化物
JP2005220256A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Kyocera Chemical Corp 2液性注形用エポキシ樹脂組成物および電気・電子部品装置
JP2006016932A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Sanyo Chem Ind Ltd 鉄筋継手へのグラウト材の注入方法、グラウト材及び連結鉄筋

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170078797A (ko) * 2014-11-04 2017-07-07 에보니크 데구사 게엠베하 승온 적용을 위한 증진된 겔화-시간을 갖는 아미도폴리아민
JP2020019975A (ja) * 2014-11-04 2020-02-06 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 高温適用のための増大したゲル化時間を有するアミドポリアミン
KR102532938B1 (ko) 2014-11-04 2023-05-16 에보니크 오퍼레이션즈 게엠베하 승온 적용을 위한 증진된 겔화-시간을 갖는 아미도폴리아민
JP2017052686A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 三洋化成工業株式会社 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物
JP2017171744A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Jfe条鋼株式会社 鉄筋継ぎ手用接着剤組成物、連結鉄筋、構造物および連結鉄筋の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6082806B2 (ja) オーバーコーティング性の改善された海洋機器保全および修復コーティング用エポキシ樹脂組成物
US10563085B2 (en) Chemical vapor resistant epoxy composition
KR20100075842A (ko) 일액형 시아네이트-에폭시 복합수지 조성물, 그 경화물 및 그 제조방법, 및 그것을 이용한 봉지용 재료 및 접착제
JP6030750B2 (ja) オーバーコーティング性の改善された海洋機器保全および修復コーティング用エポキシ樹脂組成物
JP6077496B2 (ja) 一成分エポキシ樹脂組成物中の硬化剤としてのアミンおよびポリマーフェノールならびにそれらの使用
KR20150131015A (ko) 코어 쉘 고무 및 폴리올을 함유하는 강인화된 에폭시 열경화성 물질
JP2014028931A (ja) 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物
JP6738223B2 (ja) 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物
JP5964276B2 (ja) 鉄筋継ぎ手用グラウト材組成物
RU2647581C2 (ru) Аддуктные композиции
JP6301761B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
CN107001593B (zh) 热固化性树脂组合物
JP3866676B2 (ja) グラウト材組成物
WO2014099666A2 (en) Epoxy composition
JP4004234B2 (ja) 鉄筋継手用グラウト材組成物
JP6753947B2 (ja) 熱硬化性二成分系エポキシ樹脂
WO2020153280A1 (ja) 組成物、硬化物、硬化物の製造方法、コーティング膜の製造方法および組成物の製造方法
JP2022034534A (ja) エポキシ樹脂組成物
WO2018047799A1 (ja) エポキシ化合物、エポキシ化合物の製造方法、エポキシ化合物含有組成物、塗料及び硬化物
JP2024018983A (ja) 二液硬化型エポキシ樹脂組成物
JP2005200948A (ja) グラウト材硬化物
JPS5948012B2 (ja) 硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170801